参考資料 - Asahi Glass

参考資料
2015年1月
All Rights Reserved, Copyright(C)旭硝子株式会社 Asahi Glass Co., Ltd.
目次
会社情報
3
製品情報
16
ガラス
16
建築用ガラス
17
自動車用ガラス
24
電子
32
ディスプレイ用ガラス
33
ソーラー用ガラス
44
電子部材
48
化学品
61
セラミックス・ASPEX
75
その他
81
2
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概要
社
名
本社所在地
2013年12月31日現在
旭硝子株式会社 (英文社名 Asahi Glass Co., Ltd.)
〒100-8405 東京都千代田区丸の内1-5-1(新丸の内ビルディング)
TEL:03-3218-5741
設
立
昭和25年(1950年)6月1日 〔創立:明治40年(1907年)9月8日〕
代表取締役
石村 和彦
決 算 期
12月31日
資 本 金
90,873百万円 〔発行済株式総数:1,186,705,905株〕
(2013年12月31日現在)
関係会社
子会社:229社(うち海外186社) うち連結子会社:200社(うち海外164社)
関連会社:49社(うち海外34社)
連結従業員数
51,448人
3
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役員
取締役
役職及び職名
代表取締役
代表取締役
取締役
取締役
取締役(社外)
取締役(社外)
取締役(社外)
石村
西見
藤野
平井
坂根
木村
江川
氏名
和彦
有二
隆
良典
正弘
宏
雅子
監査役
役職及び職名
2015年1月1日現在
執行役員
氏名
常勤監査役
梅本 周吉
常勤監査役(社外)
監査役(社外)
監査役(社外)
玉井 泉
芳賀 研二
原 徹
役職及び職名
社長執行役員 CEO グルーフ改善活動担当
副社長執行役員 社長付
専務執行役員 ガラスカンパニー プレジデント
常務執行役員 ガラスカンパニー オートモーティブ事業本部長
ガラスカンパニー ビルディング・産業事業本部長<AGCガラス・ヨーロッパ社長>
社長付
ガラスカンパニー 技術本部長
経営全般補佐(技術・事業開拓担当) 技術本部長
電子カンパニー・先進機能ガラス事業本部担当 グループ改善活動補佐
経理・財務室長
経営全般補佐(財務担当) 社長室長、グルーフ改善活動補佐
電子カンパニー プレジデント
化学品カンパニー プレジデント
執行役員 ガラスカンパニー 戦略・企画室長
人事・総務室長
CSR室長
AGCセラミックス株式会社社長
技術本部 生産技術センター長
AGCグループ中国総代表
AGCグループ東南アジア総代表
電子カンパニー ディスプレイ事業本部長
ガラスカンパニー オートモーティブ事業本部 副本部長
先進機能ガラス事業本部長
技術本部 中央研究所長
化学品カンパニー 技術統括本部長
電子カンパニーディスプレイ事業本部 副本部長 兼 同事業本部営業統括部長
化学品カンパニー 基礎化学品事業本部長
社長室 経営企画グループリーダー
化学品カンパニー フッ素化学品事業本部長
ガラスカンパニー ビルディング・産業事業本部 副本部長
兼 同事業本部 日本・アジア事業部長
4
氏名
島村 琢哉
西見 有二
田村 良明
石河 希久
ジャン フランソワ エリス
藤野 隆
中尾 泰昌
平井 良典
竜野 哲夫
宮地 伸二
小林 善則
根本 正生
大井 匡之
川上 真一
松尾 時雄
島尾 明伸
瀧川 具也
新保 貴史
市川 公一
渡邊 一由
岡本 喜八郎
井上 滋邦
渡辺 広行
井手 孝康
鷲ノ上 正剛
古賀 和朗
森山 賢三
湊 崇靜
武田 雅宏
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歴代社長
役職名
氏名
就任~退任
備考
1
社長
岩崎 俊彌
明治40年(1907)9月~昭和5年(1930)10月
2
会長
山田 三次郎
昭和6年(1931)3月~昭和14年(1939)6月
3
社長
大野 政吉
昭和14年(1939)7月~昭和18年(1943)12月
4
社長
池田 亀三郎
昭和18年(1943)3月~昭和21年(1946)3月
※
5
社長
森本 貫一
昭和21年(1946)3月~昭和21年(1946)12月
※
6
社長
森 規矩夫
昭和21年(1946)12月~昭和25年(1950)4月
※
7
社長
桑田 時一郎
昭和25年(1950)4月~昭和25年(1950)6月
※
8
社長
渡辺 喜市
昭和25年(1950)6月~昭和27年(1952)2月
9
社長
森本 貫一
昭和27年(1952)2月~昭和42年(1967)8月
10
社長
倉田 元治
昭和42年(1967)8月~昭和48年(1973)2月
11
社長
山下 秀明
昭和48年(1973)2月~昭和56年(1981)3月
12
社長
坂部 武夫
昭和56年(1981)3月~昭和62年(1987)1月
13
社長
古本 次郎
昭和62年(1987)1月~平成4年(1992)3月
14
社長
瀬谷 博道
平成4年(1992)3月~平成10年(1998)6月
15
社長
石津 進也
平成10年(1998)6月~平成16年(2004)3月
16
社長
門松 正宏
平成16年(2004)3月~平成20年(2008)3月
17
社長
石村 和彦
平成20年(2008)3月~平成26年(2014)12月
18
社長
島村 琢哉
平成27年(2015)1月~現在に至る
社長空席
※ 昭和19年(1944)4月~昭和25年(1950)5月は(旧)三菱化成工業㈱
5
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組織図
2015年1月1日現在
取
締
役
会
ガラスカンパニー
経
営
会
議
電子カンパニー
社長室
経理・財務室
人事・総務室
広報・IR室
化学品カンパニー
法務室
CSR室
監
査
役
資材・物流センター
先進機能ガラス事業本部
情報システムセンター
モノづくり・人づくり推進室
監査室
AGCセラミックス
事業開拓室
技術本部
技術企画室
中央研究所
生産技術センター
エンジニアリングセンター
・・・関係会社
知的財産センター
6
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株式
大株主(2014年6月30日現在)
株主
持ち株数(千株)
持ち株比率(%)
1.日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
57,261
4.83
2.明治安田生命保険相互会社
48,078
4.05
3.日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
41,193
3.47
4.東京海上日動火災保険株式会社
33,080
2.79
5.バークレイズ証券株式会社
30,000
2.53
6.日本生命保険相互会社
27,471
2.31
7.公益財団法人旭硝子財団
23,230
1.96
8.三菱地所株式会社
22,703
1.91
9.株式会社三菱東京UFJ銀行
20,686
1.74
10.株式会社みずほ銀行
19,272
1.62
株主の状況
事業会社・その他法人
11.4%
個人・その他
金融・証券
25.1%
43.4%
外国法人・外国人
20.1%
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会社沿革(1)
年
沿革
年
沿革
1907
1909
旭硝子株式会社創立
尼崎工場(現関西工場)を設置し、日本で初めて板ガラスの工業生産を
開始
牧山工場(現北九州事業所)を設置
ガラス溶解窯の構造材である耐火煉瓦の生産を開始し、セラミックス事業
に参入
鶴見工場(現京浜工場)を設置
ガラスの原料であるソーダ灰の製造を開始
伊保工場(現高砂工場)を設置
日本化成工業㈱と合併し、三菱化成工業㈱と改称
企業再建整備法により、三菱化成工業㈱が3分割される。当社は旭硝子
㈱の旧名に復して設立され、再発足。株式を上場。
ブラウン管用ガラスの生産を開始
自動車ガラスの生産を開始
インドでのガラス生産を開始し、日本の民間企業としていち早くインドに
進出
千葉工場を設置
フッ素化学品の生産を開始
タイ旭硝子社(現AGCフラットガラス・タイランド社)を設立し、タイに進出
羽沢研究所(現中央研究所)を設置
タイ旭苛性曹達社(現AGCケミカルズタイランド社)を設立し、アジアでの
化学品生産を開始
愛知工場を設置
相模事業所(現相模工場)を設置
アサヒマス板硝子社を設立し、インドネシアに進出
鹿島工場を設置
タイ安全硝子社(現AGCオートモーティブ・タイランド社)を設立し、アジア
での自動車ガラス生産を開始
1981
ベルギーのグラバーベル社(現AGCガラス・ヨーロッパ社)を買収、欧州に進
出
APテクノグラス社(現AGCフラットガラス・ノースアメリカ社の自動車ガラス
部門)を設立し、米国での自動車ガラス生産を開始
合成石英ガラスの生産を開始
米国の板ガラス製造会社であるAFGインダストリーズ社(現AGCフラット
ガラス・ノースアメリカ社)に資本参加し、同国での板ガラス生産を開始
ベルギーのスプリンテックス社(現AGCオートモーティブ・ヨーロッパ社)へ
資本参加、欧州での自動車ガラス生産を開始
チェコのグラブユニオン社(現AGCフラットガラス・チェコ社)に資本参加し、
同国へ進出
中国に大連フロート硝子社(現旭硝子特種玻璃(大連)有限公司)を設立し、
同国での板ガラス生産を開始
旭硝子ファインテクノ㈱(現AGCディスプレイグラス米沢㈱)で液晶用透明
電導膜付きガラス基板の生産を開始
TFT液晶ガラス基板用無アルカリガラスの生産を開始
中国に秦皇島海燕安全玻璃有限公司(現旭硝子汽車玻璃(中国)有限公司)
を設立し、同国での自動車ガラス生産を開始
プラズマディスプレイパネル(PDP)用ガラス基板の生産を開始
ロシアのボー・グラス・ワークス社(現AGCボーグラスワークス社)に資本
参加し、ロシアに進出
英国ICI社のフッ素樹脂事業(現AGCケミカルズ・ヨーロッパ社)を買収し、
欧州でのフッ素化学品の生産を開始
台湾に旭硝子ファインテクノ台湾社(AGCディスプレイグラス台湾社)を設立
し、台湾でのTFT液晶用ガラス基板の生産を開始
カンパニー制を導入し、グローバル一体経営体制に移行
韓旭テクノグラス社にて、韓国でのPDP用ガラス基板の生産を開始
1914
1916
1917
1939
1944
1950
1954
1956
1959
1964
1965
1970
1972
1974
1985
1988
1991
1992
1995
1996
1997
1999
2000
2002
2003
8
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会社沿革(2)
年
沿革
2004
AGCオートモーティブ・ハンガリー社を設立し、ハンガリーでの自動車ガラス
生産を開始
旭硝子ファインテクノ韓国社を設立し、韓国でのTFT液晶用ガラス基板の生
産を開始
グループブランドを
に統一
旭ファイバーグラス㈱の全株式を譲渡し、ガラス繊維事業から撤退
オプトレックス㈱の当社が保有する全株式を譲渡し、液晶表示装置事業から
撤退
北九州工場から自動車ガラス事業を撤退
スマートフォン・タブレットPC等のカバーガラス向けに化学強化用特殊ガラス
の生産を開始
中国にTFT液晶用ガラス基板の生産拠点として、旭硝子顕示玻璃(昆山)
有限公司を設立
韓国電気硝子社でのブラウン管用ガラス生産を停止し、同事業から撤退
ブラジルにAGCガラス・ブラジル社を設立し、同国に進出
ドイツのインターペイン・グラス・インダストリー社と戦略的提携
AGCオートモーティブ・メキシコ社を設立
ベトナムの塩ビ事業会社フーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社を買収
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
9
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海外事業のあゆみ
2013 AGCオートモーティブ・メキシコ設立
2012 ドイツのインターペイン・グラス・インダストリー社と戦略的提携
2011 ブラジルにAGCガラス・ブラジル社を設立し、同国に進出
2004 AGCオートモーティブ・ハンガリー社を設立し、
ハンガリーでの自動車ガラス生産を開始
1999 英国ICI社のフッ素樹脂事業(現AGCケミカルズ・ヨーロッパ社)を買収し、
欧州でのフッ素化学品の生産を開始
1997 ロシアのボー・グラス・ワークス社(現AGCボーグラスワークス社)に
資本参加し、ロシアに進出
2014 ベトナムの塩ビ事業会社フーミー・
プラスチック・アンド・ケミカルズ社を買収
1985 APテクノグラス社(現AGCフラットガラス・ノースアメリカ社の
自動車ガラス部門)を設立し、米国での自動車ガラス生産を開始
2010 中国にTFT液晶用ガラス基板の
生産拠点として、旭硝子顕示玻璃
(昆山)有限公司を設立
欧米での事業開始
1981 ベルギーのグラバーベル社
(現AGCガラス・ヨーロッパ社)を買収、
欧州に進出
2003 韓旭テクノグラス社にて、韓国でのPDP用
ガラス基板の生産を開始
2000 台湾に旭硝子ファインテクノ台湾社(AGCディスプレイグラス台湾社)を
設立し、台湾での液晶用ガラス基板の生産を開始
1992 中国に大連フロート硝子社(現旭硝子特種玻璃(大連)有限公司)
を設立し、同国での板ガラス生産を開始
1972 アサヒマス板硝子社を設立し、インドネシアに進出
1964 タイ旭硝子社(現AGCフラットガラス・タイランド社)を設立し、タイに進出
アジアでの事業開始
1956 インドでのガラス生産を開始、日本の民間企業として
いち早くインドに進出
(上段)欧州、北米、南米
(下段)アジア
1907 旭硝子株式会社創立
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AGCグループのグローバルネットワーク
世界およそ30の国や地域でビジネスを展開
連結子会社 合計200社(国内36社 海外164社)
2013年12月31日現在
欧 州
92社
日本・アジア
87社
当社連結子会社のうち主要な会社
欧州
会社名
北米・南米
21社
日本・アジア
国名
北米・南米
会社名
国名
AGCガラス・ヨーロッパ
AGCオートモーティブ・ヨーロッパ
AGCフラットガラス・チェコ
ベルギー
ベルギー
チェコ
AGCグラスプロダクツ
AGC硝子建材
AGCテクノグラス
日本
日本
日本
AGCフラットガラス・クリン
ロシア
AGCディスプレイグラス米沢
日本
AGCボーグラスワークス
ロシア
伊勢化学工業
日本
AGCセラミックス
日本
旭硝子ファインテクノ韓国
韓国
AGCディスプレイグラス台湾
台湾
アサヒマスケミカル
インドネシア
AGCフラットグラス・タイランド・パブリック
タイ
11
会社名
国名
AGCフラットガラス・ノースアメリカ アメリカ
AGCガラス・ブラジル
ブラジル
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AGC旭硝子の国内工場・研究所
2015年1月1日現在
名称
関西工場
尼崎事業所
関西工場
高砂事業所
代表者
所在地
電話番号
生産品目
八馬 進
〒660-0857
兵庫県尼崎市西向島町2
06-6413-3325
電子用ガラス
竹下 信治
〒676-8655
兵庫県高砂市梅井5-6-1
0794-47-1882
電子用ガラス、
SiC製半導体製造用治具
長野 整
〒230-0045
神奈川県横浜市鶴見区末広町1-1
045-503-7100
電子用ガラス
型板ガラス、網入りガラス
千葉工場
上田 泰之
〒290-8566
千葉県市原市五井海岸10
0436-23-3121
クロール・アルカリ製品、
フッ素樹脂製品、医農薬
中間体・原体、ASPEX
愛知工場
新井 太吉
〒470-2394
愛知県知多郡武豊町字旭1
0569-73-1110
自動車用ガラス
ソーラー用ガラス
鹿島工場
大春 一也
〒314-0195
茨城県神栖市東和田25
0299-96-2215
建築用ガラス、苛性ソーダ、
フッ素樹脂製品、 重曹
相模工場
宮澤 和宏
〒243-0301
神奈川県愛甲郡愛川町角田426-1
046-286-1254
自動車用ガラス
中央研究所
渡辺 広行
〒221-8755
神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150
045-374-8888
研究開発
京浜工場
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技術戦略策定のアプローチ
テクノロジー・アウトルック
 技術戦略を策定する際に長期戦略の精度を高めていくベースとなるインプット情報です。
 人口動態、GDP、環境、規制、お客様動向などのマクロトレンド変化を調査し、それを基に現行ビジネスに対する影響、
新たなビジネスチャンスを大胆に予測し、コーポレート、各カンパニー、研究所などと共有します。
技術ロードマップ
 テクノロジーアウトルックで予測された将来必要となる事業や、商品・技術に対し、各カンパニーや研究所が、現状保有技
術とのギャップを確認し、必要となる商品・技術の開発ロードマップを事業軸と技術軸の両軸の視点で策定します。
さらに現事業の業際技術や、現事業に属さない技術の扱いを調整します。
 また、全社の技術開発戦略会議を通してAGCグループ全体として有効かつ効率的な技術戦略となっているか検討・調整
が加えられ、技術ロードマップを完成させます。
技術戦略のスパイラル
AGCグループは、技術と事業両面でよ
り洗練された技術戦略のスパイラルをグ
ローバルな視点で回し、お客様へ先を
見据えた価値を提供していきます。
技術
ロードマップ
テクノロジー
アウトルック
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1. 会社概要
事業内容
AGCグループ
ガラス
板ガラス
・フロート板ガラス
・型板ガラス ・網入り磨板ガラス
・Low-E(低放射)ガラス
・建築用加工ガラス (断熱・遮熱複層ガラス、
安全ガラス、防・耐火ガラス、防犯ガラス等)
・装飾ガラス
・ガラスシステム商品等
電子
化学品
ディスプレイ
フッ素・スペシャリティ
セラミックス・その他
・セラミックス製品
・物流・金融サービス等
・フッ素樹脂
・撥水撥油剤
・ガス
・溶剤
・医農薬中間体・原体
・ヨウ素製品等
・表示デバイス用ガラス基板
・ディスプレイ用特殊ガラス
・ディスプレイ用周辺部材
・ソーラー用ガラス
・産業用加工ガラス
電子部材
自動車用ガラス
・自動車用強化ガラス
・自動車用合わせガラス
・光学薄膜製品
・オプトエレクトロニクス用部材
・合成石英製品
・ガラスフリット・ペースト
・半導体製造装置用部材
・照明用製品等
クロールアルカリ・ウレタン
・塩化ビニル原料
・苛性ソーダ
・ウレタン原料
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AGCが扱うガラスの種類
AGCはガラスの総合メーカーとして、多種多様なガラスを製造しています。
ソーダライムガラス
建築用
TN/STN液晶用
石英ガラス
合成石英
無アルカリガラス
アルミノシリケート
ガラス
TFT液晶用
化学強化用
自動車用
PDP用
硼珪酸ガラス
耐熱食器用
ビスマス系ガラス
光学用
理化学機器用
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ガラス
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建築用ガラスの種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
フロート板ガラス
フロート板ガラス
透明な平板状板ガラスであり、建築に使われる板ガラスの中で最も一般的な板ガラス。
建築用板ガラスとしては、厚さ2mm~25mmの生産が可能で、幅約2.5m長さ約11mまでの大板ガラ
スが生産可能。(厚さ・大きさによっては制限あり)
合わせガラス
ラミセーフⓇ /セキュレⓇ
2枚のフロート板ガラスの間に中間膜を挟んだガラスで、万一割れても破片が殆ど飛散せず、貫通しに
くいため、防犯・防災に有効。
紫外線をカットする効果もある。
複層ガラス
ペアガラスⓇ
マイミュートⓇ (防音タイプ)
2枚のフロート板ガラスの間に乾燥空気や断熱性の高いガスを封入したガラスで、断熱効果、省エネ効
果、結露防止効果をもつ。
エコガラス
(Low-E複層ガラス)
サンバランスⓇ
ペヤプラスⓇ (リフォーム用)
片方のガラスの内側に特殊金属膜をコーティングした複層ガラスで、高い断熱性と遮熱性をもつ。
ミストロンエースⓇ/ホームミストロン
フロート板ガラスを加熱急冷して強度を約3.5倍にあげた安全ガラスで、割れにくく、万一割れても、
破片が細かい粒状になる。
耐熱強化ガラス
マイボーカⓇ
特殊な強化処理により、耐熱性能を持った防火ガラス。網が無いためクリアな視界を確保できる。
鏡
サンミラーⓇG
裏面塗料に鉛化合物を含まない環境にやさしい鏡。
カラーガラス
ラコベルⓇ/マテラックⓇ
裏面に特殊な塗料を塗装したガラス。主に商業施設の内装に使用される。
型板ガラス
霞Ⓡ
板ガラスの片側面に型模様をつけたもので、光を通しながら視線を遮る機能、インテリア効果を高める
機能をもつ。
網入・線入板ガラス
ヒシワイヤⓇ /クロスワイヤ
製造時に金網または金属線を封入したガラスで、防火設備に使用される。
強化ガラス
テンパライトⓇ/スクールテンパⓇ
17
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エコガラス(Low-E複層ガラス)
エコガラス
日本におけるエコガラスの省エネ効果
光や熱を選択透
過・反射する特殊
金属膜(Low-E膜)
ストック住宅の窓をすべてエコガラス化した場合
エコガラスの
住宅、6%
乾燥中空層
/ガス
複層ガラスの
住宅, 23%
室外側
1枚ガラスの
住宅, 71%
室内側
0%
20%
40%
60%
80%
100%
120%
2010年のストック住宅(約5000万戸)の窓ガラスの比率(推定)
ガラス
原子炉※約2基分の発電量に相当する
電力を省エネ
吸湿材
複層ガラスの内側に、光や熱を選択透過する特殊金属膜
(Low-E膜)をコーティングし、断熱・遮熱効果をさらに高めた
もの。
18
※原子炉一基を100万
キロワット時とした
1
2
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省エネリフォーム用商品①
ペヤプラス
まどまど
Ⓡ
Ⓡ
断熱
断熱
遮熱
結露対策
結露対策
防音
エコガラス(LowーE複層ガラス)を、通常の一枚
ガラス用のサッシに入れることができます。
既存のサッシ・ガラスはそのままに、
内側にもう一枚の窓を加えることにより、窓の機能
を高めることができます。
19
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省エネリフォーム用商品②
断熱
アトッチ
遮熱
Ⓡ
結露対策
オフィスや店舗に多く使用されている開閉できないFIX(はめ殺し)窓に対し、
室内からLow-Eガラスを貼りつけることで省エネ性能の高い複層ガラスにすることができます。
また、外付け仕様の「ワイルドアトッチ™」は、路面店舗などで営業を妨げずに省エネリフォームをすることが
できます。
20
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防犯ガラス/防火ガラス
防火ガラス
防犯ガラス (合わせガラス)
特殊フィルム
ガラス
防火ガラスには、網入りガラスと、網なし耐熱強化ガラス
「マイボーカⓇ 」があります。
2枚のガラスを特殊な中間膜で接着することにより、万一
割れても破片が飛び散らず、また貫通しにくいため、防犯
や台風などの災害対策に役立ちます。
網なし耐熱強化ガラスには、
①クリアな視界を確保する
②網入りガラスの欠点である熱割れと無縁
③網入りガラスに比べて軽いので窓の開閉が容易
といった特徴があります。
21
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意匠性を高めるガラス
ラコベル
Ⓡ
ラミスカイⓇ
(内装用ガラス)
ラコベルは、ガラスの裏面に特殊な塗料を重ねて
焼き付けた内装用のカラーガラスです。
インテリアに色のコントラストを加え、洗練された印
象をもたらします。
(ベランダ手すり用ガラス)
ラミスカイは、特殊金属膜コーティングガラスを使
用したベランダ手摺用ガラスです。
美しく、キズつきにくく、紫外線をカットし、災害時に
も安心な高い安全性能を持っています。
22
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板ガラス製造工程(フロート法)
原料投入口
Raw materials
charge
最大採板:10m×3m
清澄槽(約1,100~1,300℃)
フロートバス
Refining furnace
Float bath
溶解槽
原料 Raw materials
珪砂
ソーダ灰
芒硝
苦灰石
石灰石
長石
(約1,600℃以上)
Melting furnace
徐冷ライン
切断
Annealing
Cutting
Silica sand
Soda ash
Salt cake
Dolomite
Limestone
Feldspar
23
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自動車用ガラスの種類
一般名
製品説明
合わせガラス
2枚のガラスの間にフィルムを挟んで接着することで、割れても破片が飛び散りにくく、また貫通しにくい効果を
もつ、安全性・防犯性に優れたガラス。
強化ガラス
ガラスを加熱、急冷することで、強度を高めた安全性に優れたガラス。割れた時に破片が粒状になる。
基本ガラス
UV99%カットガラス
赤外線カットガラス
快適性
高機能
ガラス
2枚のガラスの間に特殊な膜を挟むことにより、赤外線の中でも最もジリジリ感を感じさせる波長領域の約90%
をカットしながら、電波透過性も併せ持つ遮熱ガラス。
合わせガラスの内面に特殊な膜をコーティングすることにより、主に赤外線を反射する機能をもたせた遮熱
ガラス。
プライバシーガラス
ガラスに着色成分を添加することにより、プライバシー性を確保すると同時に高い遮熱性をもたせたガラス。
遮音ガラス
合わせガラスの遮音性能を高めて、走行時の静粛性の向上に寄与するガラス。
合わせサイドガラス
サイドガラスを合わせガラスにすることで、盗難予防性及び遮音性を高めたガラス。
ドア撥水ガラス
高反応性フッ素やシリコーンのコーティングにより、高い撥水性と耐久性を併せ持った、雨天時の視認性を向上
させるドアガラス。
視界向上 融雪・融氷フロントガラス
フロントガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより融雪・融氷機能を発揮するガラス。
電熱防曇ガラス
リヤガラスに導電性インク(発熱体)をプリント焼付けし通電することにより防曇機能を発揮するガラス。
プリントタイプガラスアンテナ
導電性インクをプリント焼付けでガラスに一体成型された、意匠性・耐久性に優れた自動車用アンテナ。
情報通信 封入タイプDTVガラスアンテナ
デザイン
ガラスに紫外線を99%以上カットする機能を持たせ、日焼けなど皮膚への長期的なダメージを軽減するガラス
フロントガラスにシールタイプのアンテナを封入した、意匠性・耐久性に優れたデジタルテレビ(DTV)アンテナ。
ヘッドアップディスプレイ用ガラス
スピードメーターなどの表示をガラス上に写す機能を備えたフロントガラス。
モジュールアッシーウィンドウ
ガラス周りの樹脂部品を一体成型したガラス。
24
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赤外線カットガラス
クールベール
Ⓡ
赤外線と紫外線の両方をカットし、さらに快適な車内を実現
 太陽光線のうち、最も熱さを感じや
すい中赤外線を効率的にカットし、
直射日光によるジリジリ感を抑えま
す。
太陽光線透過率比較
紫外線
可視光線
近赤外線
中赤外線
 車内の温度上昇を抑え、快適性や
燃費を向上させます。
 お肌の老化の原因となる紫外線
も、約99%カットします。
 電波透過性能を持ちます。
中間膜にIR(赤外線)カット剤を
練りこみ、IRを効果的にカットし
ます。
25
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UVカット強化ガラス
UVベールPremium
Ⓡ
女性目線で開発した世界初*1の紫外線約99%*2カットする自動車用強化ガラス
 女性ドライバーを中心としたインタ
ビュー調査では、自動車の窓周り、
窓付近で感じる不満として「紫外線
が気になる」という声が最も多く挙
がりました。
 新たに高性能UV吸収膜を開発し、
従来のUVカットガラスの表面に形
成することで実現しました。
フロントドア用UVカット強化ガラスの構造
紫外線照射テストの結果
 日焼け防止用手袋と同等の紫外線
カット効果が期待できます。
UVチェッカーが
UVチェッカーが
UVチェッカーの
濃く変色。
薄く変色。
変色は殆どない。
※熱線吸収機能はUVベールと同様です。
ガラス無し
(UVカット率約90%)
※1 2010年12月現在、弊社調べ
※2 弊社測定値、ISO9050基準
26
(UVカット率約99%)
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IR&UVカット強化ガラス
UVベールPremium Cool on
Ⓡ
世界初注1!紫外線を約99%注2カットしながら不快なジリジリ感も抑える
自動車ドア用強化ガラス
約99%紫外線カットに加え、「車内が暑
い」「運転中に腕がジリジリする」といった
「赤外線」を原因とする不快感も解消するた
め、“UVベール Premium Cool on”を新た
に開発しました。
快適なドライブ環境を実現するとともに、
暑さを和らげ、弱めのエアコン設定を可能
にすることで環境負荷低減にも貢献します。
ガラスの構造
ガラスに
UV吸収剤
を練り込み
車
外
車内
赤外線照射テストの結果
肌表面温度41.4度、ジ
リジリする。
高性能
UV+IR
吸収剤
従来比、マイナス2度 ※ 、ジ
リジリしない。
肌表面温度39.4度。
※結果はテスト条件により異なる。
従来の自動車ドア用強化ガラス
※1 2012年12月現在、弊社調べ
※2 弊社測定値、ISO9050基準
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自動車用合わせガラスの製造工程
曲炉
内板プリント
Bending furnace
Inner sheet
printing
ガラス
Glass
予備圧着
曲型 Mold
切断
素板受け入れ Cutting
面取り
Pre-press
Beveling
Loading of
new glass
積層
Layer
外板 Outer sheet
内板 Inner sheet
フィルム挿入
周辺トリミング
Lay up outskirt trimming
本圧着(オートクレーブ)
洗浄
Pressing (Autoclave)
Washing
検査 Inspection
包装 Packing
出荷 Shipment
28
28
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自動車用強化ガラスの製造工程
素板受け入れ
切断
Loading of
new glass
Cutting
面取り
新重力法
Beveling
New Gravity Furnace
冷却装置
Cooling device
加熱炉
Heating furnace
洗浄
Washing
プリント
冷却装置
Printing
Cooling device
検査 Inspection
ガス炉法
Gas Furnace
加熱炉
包装 Packing
Heating furnace
出荷 Shipment
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建築用ガラス・自動車用ガラス 製造拠点(1)
建築用ガラス製造拠点
自動車用ガラス製造拠点
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建築用ガラス・自動車用ガラス 製造拠点(2)
2014年6月30日現在
建築用ガラス製造(フロート窯)拠点:全世界で37窯(内、持分法適用3)を保有
日本・アジア(11拠点14窯)
欧州(11拠点19窯)
都市名
国名
モル
ムスティエ
ブッソワ
サンブース
オスターヴェディンゲン
ティエル
クネオ
サグント
レテニチェ
ニジニー ノブゴロド
クリン
窯数
ベルギー
ベルギー
フランス
フランス
ドイツ
オランダ
イタリア
スペイン
チェコ
ロシア
ロシア
1
4
2
1
1
1
1
1
3
2
2
都市名
鹿島
愛知
大連
蘇州
ジャカルタ
スラバヤ
マニラ
サムトプラカン
チョンブリ
タロージャ
ルールキー
国名
北米(3拠点4窯)
窯数
日本
日本
中国
中国
インドネシア
インドネシア
フィリピン
タイ
タイ
インド
インド
1
2
1
1
2
2
1
1
1
1
1
都市名
州名
グリーンランド
リッチモンド
スプリングヒル
テネシー
ケンタッキー
カンザス
窯数
2
1
1
南米(1拠点1窯)
都市名
国・州名
グアラティンゲタ
ブラジル サンパウロ州
窯数
1
自動車用ガラス製造拠点
都市名
フルーラス
アニッシュ
ロカセカ
クデリチェ
ニジニー ノブゴロド
タタバーニャ
北米(3拠点)
日本・アジア(12拠点)
欧州(6拠点)
都市名
国名
ベルギー
フランス
イタリア
チェコ
ロシア
ハンガリー
都市名
国名
愛知
相模
全義(ジョニ)
秦皇島
佛山
蘇州*1
チカンペック
バンパコン
レワリ
チェンナイ
ルールキー
タロージャ
日本
日本
韓国
中国
中国
中国
インドネシア
タイ
インド
インド
インド
インド
31
州名
エリザベスタウン
ベルフォンテン
サンルイスポトシ*2
ケンタッキー
オハイオ
サンルイスポトシ
国名
米国
米国
メキシコ
南米(1拠点)
都市名
グアラティンゲタ
州名
サンパウロ
国名
ブラジル
※黄色で網掛けしている部分は、持分法適用会社です。
*1 2015年1Q量産開始
*2 2016年1Q量産開始
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電子
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ディスプレイ用ガラスの種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
ディスプレイ用基板材料として、フロート法で開発された、アルカリ分を含まないアルミノ珪酸塩ガラス。
透明性を有し、表面が平滑・平坦であり、さらに耐熱性に優れている。
TFT用ガラス基板
AN100
TFT用ガラス基板
AN Wizus
PDP用ガラス基板
PD200
化学強化用特殊ガラス
Dragontrail
タッチパネル用ガラス基板
0.28mmタッチパネル用
ガラス基板
スマートフォンやタブレットPCなどの高精細ディスプレイ用パネルに最適な、世界最高の超低熱収縮特
性を有するガラス基板。
TM
フロート法による歪点の高いソーダライム系ガラス。熱による寸法変化が小さく、電気抵抗も高い。ITO
等透明導電膜を成膜した基板も生産している。
Ⓡ
シリーズ
スマートフォン、タブレットPC、テレビなどの電子機器用カバーガラス向け化学強化用特殊ガラス。
スマートフォン、タブレットPCなどの電子機器用世界最薄0.28mmのタッチパネル用ガラス基板。
33
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TFT用ガラス基板:AN100
液晶テレビの断面図
加飾フィルター
TFT用ガラス基板:AN100
表面
AN100は、TFT(Thin film
transistor)にダメージを
与えるアルカリ成分(ソー
ダ灰)を使用しない、
バックライト用ガラス管
無アルカリガラスです。
加飾フィルター
偏光膜
ガラス基板
カラーフィルター
液晶
ガラス基板
偏光膜
バックライト
34
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TFT用ガラス基板:AN WizusTM
世界最高の超低熱収縮のディスプレイ用ガラス基板
加飾フィルター
高精細LTPS
AN
解
像
度
WizusTM
500ppi~
Full HD model
~500ppi
a-Si スペック
HD (High Definition) model
バックライト用ガラス管
~400ppi
AN100
G4.5 & G6
~300ppi
~G4.5
ガラス熱収縮率
(10分間、600℃で加熱)
5分の1
AN WizusTM 7ppm
AN100
0
33ppm
10
20
30
(当社比較)
35
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プラズマディスプレイ(PDP)用ガラス基板:PD200
PDP用ガラス基板:PD200
PD200は、PDPパネル製造過程で起こる
高温プロセスに耐える高歪点ガラスです。
プラズマテレビの断面図
表面
〈一般的な板ガラス〉
歪み点温度 511℃
非対称変形
収縮率バラツキ大
〈PD200〉
歪み点温度 570℃
均等収縮
収縮率バラツキ小
36
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化学強化用特殊ガラス「Dragontrail 」シリーズ
Ⓡ
スマートフォン、タブレットPC、テレビなどの電子機器用カバーガラス向け化学強化用特殊ガラス
タッチパネル搭載端末の構造
 一般的なソーダライムガラスでは得られない強度を持ちます。
 樹脂では得られない優れた耐傷性と高い質感を有します。
 フュージョン法など他の製法と比較し、生産効率が高いフロート
法で製造します。
Ⓡ
Ⓡ
Dragontrail シリーズの強度
Dragontrail シリーズの特徴
強度試験
(3点曲げ試験:
ガラス板厚1.1mm)
8倍
6倍
耐傷性試験
(アクリル樹脂との比較)
従来品のDragontrailからさらに
強度を30%高めたDragontrail X
アクリル
Dragontrail
一般的な
ソーダライムガラス
37
Dragontrail
Dragontrail X
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光学接合用樹脂付カバーガラス
ディスプレイの表示品質を高める、カバーガラスと表示デバイスを容易に直接貼り合わせる新技術を開発
貼合面に形成した新設計接合樹脂が表示デバイスとの接合時に生じる
気泡を自動的に吸収し、隙間なく接合できます。
液晶ディスプレイの構造
接合技術の改善に伴い高温高圧処理などの複雑な工程が不要となり、
従来工法に比べて生産性が大きく向上します。
光学接合用樹脂付カバーガラス
カバーガラス
AGC独自開発の
直貼加工用接合樹脂
カバーガラス
空気層
また、複雑な処理工程が不要になることで、より大きなサイズへの展開も
期待できます。
接合時の圧力により表示ムラが発生し易かったIPSモードの液晶表示デ
バイスにも適しており、今後、さまざまなタイプの液晶ディスプレイへの適用
が見込まれます。
貼合面から見た
光学接合用樹脂付カバーガラスの外観
前面
背面
フレーム
表示デバイス
前面
背面
フレーム
接合方法による
表示品質の違い
直貼加工用の接合樹脂層
表示デバイス
カバーガラス
(Dragontrail®など)
38
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0.28mmタッチパネル用ガラス基板
スマートフォンやタブレットPCの軽量化に貢献する世界最薄0.28mmのタッチパネル用ガラス基板。
タッチパネル搭載端末の構造
 ソーダライムガラスで製造されているため、紫外
線による変色が少なく、また、熱変形も少ないこ
とから、タッチセンサーとしての高耐久性を実現
します。
 化学強化や電子回路コーティング等の加工後に
も切断でき、加工性にも優れます。
 生産効率が高いフロート法で製造します。
硬貨と0.28mmタッチパネル用ガラス基板の比較
 板厚0.28mmから1.1mmまで製造可能で、幅広い
お客様のニーズにお応えすることが可能です。
Easy to Assemble and
Install!
39
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TFT用ガラス基板の製造工程
<素板生産工程>
原
料
溶
解
薄
板
成
型
徐
冷
<精密切断、研磨工程>
切
断
(
素
板
)
切
断
(
基
板
)
面
取
片
面
研
磨
洗
浄
梱
包
・
出
荷
フロート法
インライン研磨プロセス
(大量大型低コスト対応)
(高平坦精密表面形状対応)
40
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TFT用ガラス基板生産方式
フロート法
原料投入
フュージョン法
溶解槽
清澄槽
蓄熱室
フロートバス
(成型)
徐冷
検査
切断
41
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フロート法の有効幅
フロート法は有効幅が大きく、大型のTFT用ガラス基板を同時に複数枚採板可能です。
当社
フロート法
[第5世代]
[第8世代]
(採板イメージ)
他社
フュージョン法
[第5世代]
[第8世代]
(採板イメージ)
42
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TFT用ガラス基板サイズの変遷
400×300
G1
1994
470×370
G2
650×550
1996
880×680
G3
20” TV
2000
28” TV
1300×1100
G4
単位:mm
1850×1500
32” TV
2003
3130×2880
2250×1950
G5
37” TV
2500×2200
2004
45” TV
G6
57”× 8
52” TV 2005
G7.5
65” TV
2006
2009
G8
G10
108” TV
43
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ソーラー用ガラスの種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
TCOガラス基板
ANS/VU/HU
30年に渡る研究開発の成果に基づき、高透過率・低抵抗さらに最適なテクスチャ-形状による
光散乱性が実現されており、薄膜シリコン太陽電池の発電効率を向上させる。
反射防止膜付高透過
カバーガラス
ソライトⓇプラス
高透過率の型板ガラスで、太陽電池用に最適化されたガラス組成、製造技術、低反射コーティング
により、全太陽光波長領域に渡り高いエネルギー透過率を可能としている。
高歪点ガラス
PV200
AGCの持つ幅広いガラス組成開発技術、および製造技術に基づき実現した高歪点ガラス。600度
近傍の温度域でも変形を起こさず、化合物(CIS系やCdTeなど)系太陽電池において高温での薄膜
形成を可能とし、より高効率の光吸収層の形成に貢献。
太陽熱用集光ミラー
Sun MiroxⓇ
AGCのガラス組成開発、および製造技術により実現した高透過のフロートガラス上に高反射率の
ミラー加工を施したもので全太陽光波長領域に渡り高いエネルギー反射を可能としている。
44
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薄膜シリコン太陽電池用TCOガラス基板 AN/VU/HU
AN/VU/HUは、
 太陽光を多く通し、発電効率の向上に
貢献する高性能な高透過ガラスを使
用しています。
 独自の表面形状をもつTCO膜を成膜し、
入射光を散乱させて発電層内に多くの
光を閉じ込めます。
高透過フロートガラス
透明導電膜
(TCO膜)
Transparent
Conductive Oxide
AN/VU/HU
 フロート板ガラス製造中に成膜する
オンラインTCO、フロートガラス製造後
に成膜するオフラインTCOがあり、AGC
はいずれでも高い技術を有しています。
薄膜シリコン層
背面電極
ガラス
45
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結晶シリコン太陽電池用カバーガラス ソライトⓇプラス
ソライトⓇプラスは、
 太陽光を多く通し、発電効率の
向上に貢献する高性能な高透
過ガラスを使用しています。
反射光を低減し、透過率
を向上させています。
ARコーティング
(反射防止膜)
ソライトⓇプラス
高透過型板ガラス
透明樹脂
電極
シリコンウエハー
ガラス
46
 表面に凹凸のある型板ガラス
を使用することで、反射を減ら
して光のロスを減らすとともに、
眩しさによる光害を軽減します
(防眩効果)。
表面に反射防止膜を生成し
(ARコーティング)、反射低減に
より発電効率を向上します。
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太陽熱用集光ミラー Sun Mirox
TM
反射率
94.8%
高透過率
ガラス基板
Sun MiroxTMは、
高反射
ミラーコート
 太陽光の吸収が少ない高性能な
高透過ガラスを使用。
 曲げやすく集光に適した超薄板
ガラスを使用。
47
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電子部材の種類
一般名
代表的な製品名
製品説明
HDD用ガラス基板
HDD用ガラス基板
強度・耐衝撃性に優れ、高記録密度化が可能な為、ハードディスクドライブの磁気ディスク基板に
ガラスが広く使用されている。
合成石英レンズ材料
合成石英
真空紫外から近赤外域までの使用に対して最適設計した合成石英硝子。
ガラスフリット・ペースト
ガラスフリット、
ガラスペースト
絶縁、気密封着、保護、などの目的で、主にエレクトロニクスの各分野で使用されているガラス材料。
プレーナー素子
プレーナー素子
ガラス基板技術、有機薄膜技術、光学設計技術の3つを融合した世界初の独自光学素子。
CD/DVD/Blu-Rayの光ピックアップや光イメージング機器、光通信機器といったさまざまな光関連
機器に使用されている。
マイクロガラス
非球面ガラスモールドレンズ
材料開発技術、プレス成形技術、光学設計技術、光学評価技術の独自技術を駆使して、高い形状
精度を有したレンズ。デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ用レンズなどに使用されている。
光源用リフレクター
リフレクター
液晶プロジェクター、リアプロジェクターや店舗用装飾用照明器具のランプ用のリフレクター。
高出力LED照明用ガラス
セラミックス基板
GCHP™
高出力LED照明用のガラスセラミックス基板。
プラスチック光ファイバー
ケーブル
FONTEXⓇ
高帯域10Gbps以上の大容量データ通信や、既存の石英系ファイバ、POFでは到底なし得なかった
小さく折り曲げての通信が可能な世界初の光ファイバー。
48
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HDD用ガラス基板
 長年培われたガラスとケミカルの技術を結集し、最新のHDD技術に対応したガラス基板を提供します。
 AGCのフロートガラス製造技術で、高平坦な基板表面特性を達成します。
 AGCのケミカル技術を活用した独自の精密研磨、洗浄により高品位な基板表面特性を達成します。
 環境にやさしいアンチモンフリーガラスです。
ブランクス
研磨基板
素板製造
円形加工・強化研磨・
洗浄など
HDメディア
HDD(ドライブ)
当社の事業領域
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半導体プロセス部材
高温拡散プロセス
高温拡散プロセス
リソグラフィプロセス部材
高純度SiC(炭化珪素)
 極めて純度が高い、SiC材料です。
 SiCは難加工製品ですが、お客様
のご要求に適合した寸法精度を
得るため、最新鋭自動機での
加工を行っています。
 長年培ってきたファインガラス、ファインケミカル、
ファインセラミックスの各分野における経験と技術ノウハウを
結集して開発された、極めて高純度な合成石英です。
 低膨張率、遠紫外線での高い光線透過率、卓越した化学的
耐久性などの優れた特性を有しており、フォトマスク用基板、
ステッパー用レンズ材などに使用されています。
研磨
 原料砥粒からスラリーまで一貫生産できる強みを活かし、
お客様のデザインルール、CMPプロセスに対応した、
スラリー+研磨ソリューションを提供します。
Cu残り無
当社スラリー
ディッシング無
Cu
Low-K
Barrier
ディッシング
(配線の凹み)
ス
パ
ッ
タ
Cu残
従来スラリー
50
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プレーナー素子
ガラス基板技術、有機薄膜技術、光学設計技術の3つを融合した世界初の独自光学素子です。
CD/DVD/Blu-Rayの光ピックアップや光イメージング機器、光通信機器といったさまざまな光関連機器に
使用され、市場から高い評価を頂いています。
従来の光ピックアップ(左)と
当社プレーナー素子を用いた光ピックアップ(右)
光
特徴1
ガラス基板上に有機薄膜機能材料を何層にも積み重ねていく
独自の技術で、従来は個別の部品が受け持っていた様々な機能
を一つの素子にコンパクトに集積することが可能となりました。
光
特徴2
波長の異なるレーザー光を合成したり、選んだ光だけを折り曲げ
たりする技術を組み合わせ、一つの素子でCD/DVD/Blu-Rayに
対応することが可能となりました。
当社プレーナー素子イメージ
プレーナー
光学素子
レーザー光
センサーレンズ
レーザー
ダイオード
レーザー
ダイオード
受光素子
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デジタルカメラ用光学部材
CCD/CMOS
sensor
CCD用ブルーフィルター
画像素子と肉眼の波長感度
の差を補正するために使用
します。
当社のCCD用ブルーフィル
ターは肉厚0.2mmから対
応でき、デジタルカメラの薄
型化に貢献します。
デジカメ用レンズ
材料開発技術、プレス成形技術、光学設計技術、
光学評価技術の独自技術を駆使して、
高い形状精度を有したレンズを供給しています。
一眼レフカメラ用からカメラ付携帯電話用まで、幅
広いレンズを供給しています。
デジタルカメラ用非球面ガラスレンズ
カメラ付携帯電話用
非球面ガラスレンズ
CCD用ブルーフィルター
52
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高出力LED照明用ガラスセラミックス基板「GCHP™ 」
LED照明の高輝度化、高耐久性を実現する新しいガラスセラミックス基板「GCHP™」。
GCHP™の構造
 車載用照明、屋外用照明などより明るさが必要と
される高出力LEDに対応するLED照明用基板で
す。
高反射
 基板の厚みが薄厚でも、高い反射率により高輝度
を実現します。
LED
ガラスセラミックス基板「GCHP ™ 」
 高出力化に伴う強い発熱に対し、優れた放熱設計
構造により、基板の高耐久性を実現しました。ま
た、長期間の使用においても反射率の低下が起き
ません。
高放熱
ガラスセラミックス基板「GCHP™ 」
 優れた成型性により小型で複雑なキャビティー
構造が可能で幅広い用途に応えられます。
53
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プラスチック光ファイバーケーブル「FONTEXⓇ」
取扱性に優れ超高速通信可能な民生用フッ素系プラスチックファイバーです。
FONTEXⓇのダブルクラッド構造
 高帯域10Gbps以上の大容量データ通信や、
既存の石英系ファイバ、POFでは到底なし
得なかった小さく折り曲げての通信が可能な
世界初の光ファイバーです。
低屈折率材料
(2ndクラッド)
屈折率分布
 ダブルクラッド構造により光をコアに閉じ込める
ことに成功しました(左上図)。プラスチックならで
はの 「折れない」だけでなく、「結んでも折り曲げ
ても 通信可能」な断然優れた取扱性があります
(左下図)。
小さく曲げても光が漏れない
曲げ半径R5mm対応可能
 ファイバー外周に直接ケーブル被覆が密着した
タイトコード構造を採っているため(左下図)、
安価かつ、端末処理作業が容易となり、誰でも
簡単に取り扱えます。
 来るべき新時代のデジタル化社会において、
家庭内で子供からお年寄りまで安心して使える
全フッ素プラスチック光ファイバーです。
Easy to Assemble and
Install!
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自動車用非球面レンズ部材
自動車用非球面レンズ
インテグレーターレンズ
 自動車用ヘッドランプに要求される法規制にそった
配光特性を具現化します。
Back focus
リフレクター
Ref
Shade
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線量計用蛍光ガラス
線量計用蛍光ガラスとは、放射線を照射後、紫外線を当てると発光する現象を利用した放射線計測器に使
インテグレーターレンズ
われるガラスです。自然放射線レベルの低線量域から、治療放射線レベルの高線量域まで測定可能であるこ
とから、放射線業務従事者の個人被ばく線量測定、原子力施設周辺の環境放射線モニタリング、また最近では
診療放射線の線量評価など医療用途でも利用されています。
個人線量測定用
自動車用非球面レンズ
環境線量測定用
診療放射線量評価用
リフレクター
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組織培養用製品 ~ティッシュカルチャーウエア~
ECMコート製品
ガラス複合製品
 各種細胞外基質(ECM)をご用意しています
 高倍率の顕微鏡観察でクリアな画像、
優れた細胞接着能を提供します
組織培養製品
細胞低接着コート製品
その他製品
 細胞・タンパク質吸着を最小限に
抑えます。
 均一な大きさのスフェロイドを、
効率良く大量に作成可能です
リフレクター
 その他 様々な製品も取り扱っています
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超薄板ガラス”Spool Ⓡ”の実用化に向けた取り組み
超薄板ガラス
将来のロール・トゥ・ロール生産
方式の実用化に向けて、研究開
発を進めています。
フレキシブルディスプレイの実
現や、一層の軽量化への貢献が
期待されます。
50μm厚の超薄板ガラス
ロールに巻いた状態の超薄板ガラス
積層技術
超薄板ガラス
(厚さ100μm)
超薄板ガラス
物流
積
層
キャリアガラス
キャリアガラス
(厚さ0.5mm程度)
液晶パネルメーカーの製造工程
ガラスメーカー
AGCが開発に成功し
た積層技術
回路形成等
剥離
次工程
既存の製造設備で生産が可能
AGC独自の積層技術の活用により、お客様の既存の製造設備で超薄板ガラスの使用が可能になります。
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ディスプレイ用ガラス・電子部材 製造拠点(1)
④
⑪
⑥⑦⑧⑨
⑯③
②① ⑭⑬
⑱
北米
⑳
㉑
⑲
⑤
⑫
⑮
⑩
⑰
59
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ディスプレイ用ガラス・電子部材 製造拠点(2)
ディスプレイ用ガラス 製造拠点
製品
TFT用ガラス基板
PDP用ガラス基板
ディスプレイ用特殊ガラス
0.28mm
タッチパネル用ガラス基板
電子部材 製造拠点
製造拠点
製品
国名
製造拠点
国名
①
関西工場(尼崎事業所)
日本
GCHP™
⑲
AGCエレクトロニクス台湾
台湾
②
関西工場(高砂事業所)
日本
⑪
AGCエレクトロニクス
日本
③
京浜工場
日本
リソグラフィ
プロセス部材(合成石英)
④
AGCディスプレイグラス米沢
日本
②
関西工場(高砂事業所)
日本
⑤
AGCディスプレイグラス台湾
台湾
⑫
AGCエレクトロニクス・アメリカ
アメリカ
⑥
旭硝子ファインテクノ韓国
韓国
CMPスラリー
⑬
AGCセイミケミカル
日本
⑨
AGCディスプレイグラス・オチャン
韓国
フリットペースト
⑪
AGCエレクトロニクス
日本
⑳
AGC顕示玻璃(昆山)有限公司
中国
⑭
AGCテクノグラス
日本
㉑
AGC顕示玻璃(深セン)有限公司
中国
⑮
AGCマイクロガラス・タイランド
タイ
①
関西工場(尼崎事業所)
日本
⑯
日本真空光学
日本
⑦
韓旭テクノグラス
韓国
⑭
AGCテクノグラス
日本
⑧
旭PDグラス韓国
韓国
⑰
AGCテクノグラス・タイランド
タイ
①
関西工場(尼崎事業所)
日本
⑪
AGCエレクトロニクス
日本
②
関西工場(高砂事業所)
日本
③
京浜工場
日本
⑩
AGCフラットガラス・タイランド
タイ
⑱
AGCマイクログラス
日本
⑮
AGCマイクログラス・タイランド
タイ
⑩
AGCフラットガラス・タイランド
サーマルプロセス部材(SiC)
デジタルカメラ用光学部材
光学薄膜
光ピックアップ用素子
マイクロガラス
タイ
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化学品
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クロールアルカリ・ウレタン事業の主要製品
一般名
製品用途
苛性ソーダ
化学薬品、化繊、紙・パルプ等
苛性カリ
化学薬品、炭酸カリ原料
炭酸カリ
食品添加物、洗剤原料
塩酸
無機薬品、鉄鋼、化学調味料
次亜塩素酸ソーダ
パルプ・繊維の漂白、水道水の殺菌
液体塩素
パルプの漂白、水道水の殺菌
塩化ビニルモノマー
塩化ビニル樹脂原料(VCM)
塩化ビニルポリマー
塩化ビニル樹脂(PVC)
トリクロロエチレン/パークロロエチレン
工業用洗浄剤、ドライクリーニング用溶剤、フッ素系ガス原料
塩化メチル/メチレン
シリコーン樹脂/工業用洗浄剤、医農薬の抽出溶媒、塗料剥離剤
クロロホルム
フッ素系製品原料
エピクロルヒドリン
エポキシ樹脂
プロピレンオキサイド
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール及びポリオールの原料、非イオン界面活性剤の原料
プロピレングリコール
不飽和ポリエステル樹脂及び可塑剤の原料、界面活性剤、不凍液、 冷却液、食品添加物、香料、
タバコ、歯磨、化粧品、医薬品
ポリオール
硬質、軟質ウレタンフォーム、コーティング、接着剤、 シーリング剤、エラストマー
重曹
食品、医薬品、浴剤、工業用
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苛性ソーダ
 塩の電気分解によって得られる代表的なアルカリ製品です。
 AGCのイオン交換膜(フレミオン膜)を使い生産しています。
 化学繊維、紙、パルプ、化学薬品、食品工業、石鹸等幅広く使用されています。
基礎化学品の原料となる原塩
電解槽設備
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重曹
 生活用品から医薬品や先端技術の分野まで、用途は多種多彩です。
 重曹の国内最大手メーカーのAGCは、ますます広がるニーズに応えてグレードを
きめ細かく揃え、新しい製品の開発にも力を注いでいます。
活用事例
<アクレシア®>
工業洗浄
重曹ブラスト洗浄剤、化学洗浄新システム
排ガス処理
排ガス処理用高反応中和剤
医療
胃腸薬(制酸剤)、人工腎臓透析用剤
生活用品
各種クリーナー、入浴剤、脱臭剤
SO3や硫酸ミストなど、排ガス
中の酸性成分を効率よく除去
する、排ガス処理用高反応中
和剤
<エコキッズ><ピカキレイ>
食品
ベーキングパウダー原料、飲料用PH調整剤
農業・畜産業
配合飼料用原料、動物薬、農薬原料
土木・建設
水ガラス系土壌硬化剤
工業
消火剤原料、金属表面処理剤、中和剤
重曹の多機能な特長を活かし、粒状
性なども考えて、家族と地球にやさし
い「洗剤」や「ソフトクレンザー」
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フッ素化学・スペシャリティ事業の主要製品
一般名
代表的な製品名
製品用途
フッ素樹脂
FluonⓇ
電線の被覆材、フィルム、チューブ、フィラメント、ライニング・シール材等
フッ素ゴム
AFLASⓇ
電線の被覆材、シール材等
フッ素樹脂フィルム
アフレックスⓇ
FluonⓇ ETFE FILM
エフクリーンⓇ
太陽電池用保護材・エレクトロニクス関連用離型フィルム
膜構造建築物用材料・内外装用保護材
温室の被覆材
透明フッ素樹脂
サイトップ
半導体エレクトロニクス関連材料
塗料用フッ素樹脂
ルミフロンⓇ
建物外装、橋梁、プラント、航空機等
撥水撥油剤
アサヒガードⓇ
AsahiGuardⓇ E-SERIES
衣料、インテリアを含む各種繊維製品・各種紙製品等
イオン交換膜
フレミオンⓇ
電解苛性ソーダ製造用イオン交換膜
フッ素系ガス
アサヒフロン22、アサヒクリン
134a・245fa、R-404A・407C
1234yf、AMOLEATM (開発中)
冷凍冷蔵機器や各種エアコンの冷媒
フッ素系溶剤
アサヒクリンAK-225・AE3000・AC-6000
精密部品洗浄、リンス乾燥剤、水切り乾燥剤、希釈塗布溶媒、分散剤、
熱媒体
医農薬中間体・原体
医農薬中間体・原体
医薬品中間体・原体、農業用中間体・原体
ファインシリカ
ファインシリカ
液体クロマトグラフィー用充填剤、化粧品フィラー
フッ素系界面活性剤
サーフロンⓇ
床ワックスなどのレべリング性向上、樹脂分散剤、樹脂表面改質
フッ素系コーティング剤
エスエフコートⓇ
電子部品の防湿コート、オイルバリア、フラックス侵入防止、樹脂付着防止
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アフレックス®(Fluon® ETFE Film)
 耐熱性、耐候性に優れたフッ素樹脂フィルムです。
 AGCが原料から一貫生産しています。
 主な用途(下表参照)
耐熱性
200度以上
活用事例
エレクトロニクス製品の
離型フィルム
耐候性
光透過特性
○
太陽電池用
保護フィルム
○
太陽電池用
バックシート
○
キッチン周り
壁紙表面材
○
不燃性
非粘着性
絶縁性
機械特性
○
○
○
○
○
○
○
○
○
建築用
耐薬品性
○
○
○
○
○
○
○
○
Credits: Inês Campelo/Itaipava Arena Pernambuco
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ルミフロン®
 AGCのフッ素技術により、1982年に商品化された世界で初めての溶剤可溶型塗料用
フッ素樹脂です。
 フッ素樹脂の化学的安定性により、従来の塗料に比べ格段に優れた 耐候性を示します。
 発売から20年以上を経過し、20万件以上の実績が、その信頼性を裏付けています。
■総合経済性比較
■実橋による「ルミフロン®」の
耐候性試験
■「ルミフロン®」の施工例
抜群の耐候性により
ライフサイクルコストの削減を実現
「ルミフロン® 」未塗布の
橋脚(16年目)
東京
スカイツリー
「ルミフロン® 」を塗布した橋脚(21年目)
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明石海峡大橋
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AsahiGuard® E-SERIES
 AGCが独自に開発し 2006年世界で初めて発売された環境対応型(PFOAフリー*)
フッ素系撥水・撥油加工剤です。
 繊維用、紙用、不織布用の製品をラインナップしています。
 日・米・欧各国の食品接触規格に適合しています。
活用事例
未加工紙
生活、衣類
傘、衣類、スポーツウェア、作業着(ユニフォーム)等
建築、住環境
カーテン、ソファー、テーブルクロス、屋根防水シート、
エアフィルター、壁紙、カーペット等
食品包装容器
食品包装、ファーストフード包装、クッキングシート等
■撥水加工された布
自動車、産業資材
カーシート、吸音材、オイルフィルター、カーワックス、
ガラス撥水加工等
医療、衛生
手術着、白衣、マスク、シーツ等
AsahiGuard®
E-SERIES加工済
耐油紙
*:PFOAフリー
検出限界にて不検出
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低環境負荷冷媒 「AMOLEA 」 「1234yf」
TM
空調機器用新冷媒 AMOLEATM
(開発中)
 従来品*と同等の性能を持ちながらGWP(地球温暖化
係数)を6分の1に抑えた空調機器用新冷媒です。
 低GWPと省エネ性能の両立を実現します。
次世代カーエアコン用冷媒 1234yf
 AGCが他社に先駆け生産技術を確立しました。
 GWP(地球温暖化係数)が従来品**の1,300分の1
以下という極めて低い環境負荷のカーエアコン用冷媒です。
*HFC-410Aとの比較。 **カーエアコン用冷媒134aとの比較。
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燃料電池用部材
燃料電池用の電解質膜とその原料となるフッ素樹脂を開発・製造し、燃料電池の性能を決める
CCM (Catalyst Coated Membrane)・MEA (膜-電極接合体)として最適な特性を発揮できる材
料および部材を提供しています。
AGCがフォーカスする領域
水素
スタック
+ 電極触媒
(電解質膜/電極用樹脂)
主
要
メ
ー
カ
ー
【膜】
AGC
Gore、DuPont、Solvay
旭化成、JSRなど
【電極用樹脂】
AGC
DuPont、Solvay
旭化成など
空気
(CCM・MEA)
AGC
ゴア
3M
Johnson Matthey
自動車メーカー
(スタック)
(発電システム)
・自動車メーカー
(トヨタ、ホンダ、GM、
Daimler、日産、
Hyundaiなど)
・家電メーカー
(Panasonic、東芝など)
・その他(Ballardなど)
70
周辺機器
燃
料
改
質
器
・自動車メーカー
・家電メーカー
・その他
(Ballard, Plug Power,
Hydrogenics,
Intelligent Energy
など)
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化学品主要製品の工程関連図
フッ素化学品・スペシャリティー
クロールアルカリ・ウレタン
天然ガス
フロン回収・
リサイクル
フッ酸
蛍石
フッ素系溶剤
「アサヒクリンⓇ」
(AK-355,AE-3000,AC-6000)
塩素
クロロメタン
HCFC-22
テトラフルオロエチレン
フッ素系撥水撥油剤
[AsahiGuardⓇ
E-SERIES」
フッ素樹脂
「FluonⓇ PTFE」
原塩
液体塩素
次亜塩素酸ソーダ
フッ素樹脂
「FluonⓇ ETFE」
電解槽
塩化カリ
フッ素樹脂フィルム
「アフレックスⓇ」
「エフクリーンⓇ」
塩ビモノマー
苛性ソーダ
フッ素ゴム
「AFLASⓇ」
重曹
塩素系溶剤
苛性カリ
透明フッ素樹脂
塩ビポリマー
「サイトップⓇ」
フッ素系イオン交換膜
炭酸カリ
「フレミオンⓇ」
エピクロロヒドリン
含フッ素医農薬
中間体・原体
水素
塗料用フッ素樹脂
フッ素化学品事業 「ルミフロンⓇ」
プロピレンオキサイド(PO)
プロピレングリコール(PG)
エッセンシャル事業
ウレタン事業
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ポリプロピレングリコール
(PPG)
ウレタン関連製品
ヨウ素製品
ファインシリカ
スペシャリティ事業
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化学品の主要製造拠点(1)
欧州
⑤
⑪
⑧
⑥ ②④
①③
⑦
北米
⑫
⑩
⑬
⑨
72
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化学品の主要製造拠点(2)
クロールアルカリ・ウレタン 製造拠点
製品
苛性ソーダ
(150万トン)
苛性カリ
(13万トン)
炭酸カリ
(7万トン)
塩酸
次亜塩素酸
ソーダ
※カッコ内の数字は生産能力
製造拠点
国名
①
千葉工場
日本
②
鹿島工場
日本
⑤
北海道曹達
⑨
製品
製造拠点
国名
①
千葉工場
日本
②
鹿島工場
日本
日本
⑨
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
③
京葉モノマー
日本
①
千葉工場
日本
(60万トン)
⑨
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
塩化ビニルポリマー
⑨
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
(40万トン)
①
千葉工場
日本
⑬
フーミー・プラスチック
ベトナム
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
トリクロロエチレン
パークロロエチレン
①
千葉工場
日本
①
千葉工場
日本
塩化メチル
②
鹿島工場
日本
②
鹿島工場
日本
塩化メチレン
①
千葉工場
日本
⑤
北海道曹達
日本
クロロホルム
①
千葉工場
日本
⑨
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
④
鹿島ケミカル
日本
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
②
鹿島工場
日本
①
千葉工場
日本
②
鹿島工場
日本
②
鹿島工場
日本
⑤
北海道曹達
日本
②
鹿島工場
日本
⑨
アサヒマス・ケミカル
インドネシア
②
鹿島工場
日本
液体塩素
塩化ビニルモノマー
(3万トン)
エピクロルヒドリン
(6万トン)
プロピレンオキサイド
(11万トン)
プロピレングリコール
(4万トン)
ポリオール
(8万トン)
重曹
(5万トン)
⑩
AGCケミカルズ・タイランド
タイ
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化学品の主要製造拠点(3)
フッ素化学・スペシャリティ 製造拠点
製品
製造拠点
国名
①
千葉工場
日本
②
鹿島工場
日本
⑪
AGCケミカルズ・ヨーロッパ
イギリス
⑫
AGCケミカルズ・アメリカ
アメリカ
フッ素ゴム「AFLASⓇ 」
①
千葉工場
日本
フッ素樹脂フィルム「アフレックスⓇ 」「FluonⓇ ETFE FILM」
施設園芸用フッ素樹脂フィルム「エフクリーンⓇ 」
①
千葉工場
日本
透明フッ素樹脂「サイトップ」
②
鹿島工場
日本
塗料用フッ素樹脂「ルミフロンⓇ 」
①
千葉工場
日本
撥水撥油剤「アサヒガードⓇ 」 「AsahiGuardⓇ E-SERIES」
①
千葉工場
日本
イオン交換膜「フレミオンⓇ 」
①
千葉工場
日本
フッ素系ガス「アサヒフロン22、アサヒクリン134a・245fa、R-404A・407C」
①
千葉工場
日本
①
千葉工場
日本
②
鹿島工場
日本
①
千葉工場
日本
⑥
AGC若狭化学
日本
⑦
AGCセイミケミカル
日本
ファインシリカ
⑧
AGCエスアイテック
日本
フッ素系界面活性剤「サーフロンⓇ」
フッ素系コーティング剤「エスエフコートⓇ」
⑦
AGCセイミケミカル
日本
フッ素樹脂「FluonⓇ 」
フッ素系溶剤「アサヒクリンAK-225・AE-3000・AC-6000」
医農薬中間体・原体
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セラミックス
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電鋳耐火物
ガラス溶解炉に要求される機能に合せた電鋳耐火物を提供しています。
 ジルコニア系:高品質が要求される特殊ガラス溶解炉のガラス接触部に
最適な電鋳耐火物
 A Z S 系 :優れた耐食性が特長の電鋳耐火物
 ア ル ミ ナ 系:ガラス素地耐汚染性が特長の電鋳耐火物
ジルコニア系
ZB-X950シリーズ
AZS系
ジルコナイト Ⓡ (ZB)
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アルミナ系
マースナイトⓇ (MB)
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不定形耐火物①
 アサヒキャスター Ⓡ
厳選された耐火性の骨材にAGCセラミックスが
製造するアルミナセメントを配合することで
高い強度と耐火性能を実現したキャスタブルです。
Ⓡ
 ラムクリート Ⓡ
高強度で耐摩耗性に優れ、気孔率が極めて小さい
緻密質の低セメントキャスタブルです。
耐食性、熱間強度に優れています。
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不定形耐火物②
 サーモテクト Ⓡ
ファイバーや断熱れんが同等の高い断熱性を有します。独自開発の特殊原料をベースとした
環境に配慮したノンファイバー材料です。
サーモテクト
高断熱グレード
(耐熱1600℃)
サーモテクト
高断熱グレード
(耐熱1100℃)
サーモテクト
特殊断熱グレード
(耐熱1000℃)
サーモテクトを複層構造にした、業界最高レベル
の断熱性能と耐久性能を併せ持つ工業炉向け
高断熱炉壁「Thermotect WallTM」は、これまで
炉内側
(高温)
炉外側
(低温)
セラミックスファイバーが使用できなかった様々
な分野で、工業炉の省エネに貢献します。
ガラス
鉄鋼
セメント
アルミ
Thermotect WallTM
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セメントキルン用耐火物
 国内外のセメントメーカーでご使用頂いているセメントキルン用クロムフリーれんがです。
 セメントキルンで廃棄物処理をする際、れんがに対し過酷な使用条件となりますが、
環境負荷の高いクロム原料を使用せず高耐用を実現しています。
セメントロータリーキルンのライニング
セメントキルン用クロムフリーれんが
BNC Ⓡ シリーズ
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プレスミーティング2013
道路舗装向けセラミックス材料
 道路舗装に使用されるセラミックス材料です。
 意匠性を高めるカラー滑り止め材や、耐摩耗性を向上させる遮熱舗装用硬質材が
あります。
Ⓡ
カラー滑り止め材「タフバーン 」
タフバーン
復元東京駅丸の内南口前道路
Ⓡ
遮熱舗装用硬質材「タフクーレ 」
タフクーレ
(参考値)通常路面60℃時、遮熱路面50℃
マッカーサー通り(東京)
80
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その他
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バイオ医薬品の受託製造
バイオ医薬品(組換えたんぱく質)の受託製造をおこなっています。
医薬品製造業許可を取得し、GMPに従って製造管理・品質管理を実施。
要望に応じ、たんぱく質発現系開発や生産プロセス開発も受託しています。
培養
組換え微生物の培養規模は、
国内最大級です。
(最大タンクサイズ: 4,500L)
精製
分離
培養菌体と生産たんぱく質
を分離します。
目的たんぱく質を高度に精製し、
必要な分析をおこないます。
製造工程
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END
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