NE工法 - 日本ペイント

厚膜柔軟形ポリウレア樹脂系はく落防止システム
適用温度−30℃から+50℃、
「塗るだけ」でコンクリート片のはく落を防止。
エヌ イー
R
○
NE工法
NEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)はく落防止 適合
概 要
繊維シート不要の「塗るだけ」でコンクリート片のはく落を防止。
はく落防止性能適用温度範囲:−30℃から+50℃ を実現。
タフガードNE工法
「タフガードNE工法」はNEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)はく
落防止規格に適合する、厚膜のポリウレア樹脂塗料を「塗るだけ」ではく落防
止効果を発揮します。
従来の工法(繊維シート工法※)は繊維シートを組合わせてはく落防止性能維
持をしていましたが、
「タフガードNE工法」は繊維シートが不要ではく落防止
性能を”−30℃から+50℃”の温度範囲で実現する画期的な工法です。
塗膜の破断は認められない
※繊維シート工法 ビニロン3軸シートやガラスクロスなどを対象構造物の形状にあわせて貼付けます。
工程が多く、複雑な形状や狭小部への貼付けが困難なため、施工性の向上が望まれて
きました。
特 長
繊維シート工法
①すぐれた塗膜性能
NEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)はく落防止規格の耐久性能に
合格し、−30℃から+50℃の温度範囲ではく落防止性能を維持します。寒冷
地区でのはく落防止工法としてもすぐれています。
塗膜の破断は認められる
(連続シートで落下を防止)
②すぐれた施工性
※「NEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)はく
落防止の押し抜き試験の例」いずれも30mm変異状況
中塗りである「タフガードNE」はコテによる施工でダスト飛散もなく、ガラス
クロスなどの繊維シートの貼り付けが不要ですので、狭隘部の作業性にもす
ぐれます。また、部分補修も可能で、保守管理にもメリットがあります。
③作業工程短縮
ガラスクロスなどの繊維シート貼り付けの補強層工程が不要なため、作業工程数の削減を図ることができま
す。
【NEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)】
◆はく落防止
●はく落防止性能の照査項目
項 目
はく落防止の押抜き試験
基 準 値
−30℃
4.3kN
1.5kN以上
成 績 ※1
23℃
2.3kN
50℃
1.9kN
※1 本成績は弊社社内試験結果によります。
★基準値を満たす温度の範囲は、−10℃から+50℃の範囲とする。ただし、寒冷な地方に用いるはく落防止は、−30℃から+50℃の範囲とする。
●はく落防止の押抜き試験結果例(23℃)
6
5
押抜き強度(kN)
性 能
4
3
2
1
0
0
10
20
30
40
50
押抜き変位(mm)
■「NEXCO構造物施工管理要領(平成25年7月)
はく落防止の押し抜き試験の例」 社内試験
●プライマーひび割れ含浸性能の照査項目
項 目
基 準 値
成 績 ※2
ひび割れ含浸試験
2.0N/mm2以上
2.42N/mm2
●耐久性能の照査項目
項 目
基 準 値
成 績 ※2
付着強度
はく落防止の押抜き試験基準値1.5kN
−30℃
3.8kN
≦
23℃
2.0kN
はく落防止の ひび割れ抵抗性
はく落防止の押抜き試験結果の最低値×最小保持率(%)
50℃
1.7kN
耐久性能試験
-3
g/m2・日
負荷前
0.46×10
塩化物イオン透過性 負荷前、負荷後において5.0×10-3g/m2・日以下
-3
0.52×10 g/m2・日
負荷後
※2 本成績は一般財団法人 日本塗料検査協会における試験結果によります。
CO.,LTD.
R
○
NE工法
標準塗装仕様
工 程
表面処理
使用量
目標膜厚
施工方法
(㎏/m ) (μm)
製品名
2
塗付間隔
(23℃)
シンナー名
(希釈率)
上塗り
〈タフガードUD上塗〉
サンダーケレン・シンナー拭き・ブラシやエアブロー、
その他規定された工法により、段差修正やレイタンス・塩
分・油脂分などの異物や脆弱層を除去し、施工に適した状態にする。また、欠損部、鉄筋露出部や漏水があ
る場合は別途鉄筋防錆、埋め戻し等の断面修復や止水、導水処理を事前に実施する。
プライマー タフガードE−VM用プライマー
0.15 ※1
−
ハケ
16時間以上
ローラー
7日以内
不陸調整
タフガードEWフィラー
1.00∼2.00 ※1
−
ヘラ
コテ
16時間以上
14日以内
中塗り
タフガードNE
1.33 ※2
900
ヘラ
コテ
16時間以上
3日以内
上塗り
タフガードUD上塗
0.12
30
ハケ
ローラー
−
中塗り
〈タフガードNE〉
不陸調整〈タフガードEWフィラー〉
タフガード
エポキシシンナー
(0∼3%)
プライマー〈タフガードE-VM用プライマー〉
−
タフガード
NEシンナー
(0∼5%)※3
タフガード
ウレタンシンナー
(10∼20%)
ガラスクロス
補強層が不要!
躯体コンクリート
※1 コンクリートの状況により、
プライマーおよびフィラーの使用量が大幅に変動します。
※2 中塗りの使用量にはロス率を含みません。より均一に施工するために、状況によっては2回に分けて塗布することをお勧めいたします。
※3 原則、無希釈で塗装してください。やむを得ず希釈する場合はタフガードNEシンナーを使用し、5%を上限としてください。
製品体系
用 途
一 般 名 称
製 品 名
容 量
可使時間
(23℃)
プライマー
エポキシ樹脂ひび割れ含浸プライマー
タフガードE−VM用プライマー
クリヤー
6㎏セット
(塗料液4㎏ 硬化剤2㎏)
1時間
不陸調整
水性エポキシ樹脂ポリマーセメントモルタル
タフガードEWフィラー
濃灰黄色
18㎏セット
(基材14㎏ 硬化剤4㎏)
1時間20分
中塗り
ポリウレア樹脂塗料中塗り
タフガードNE
クリーム
6㎏セット
(塗料液5㎏ 硬化剤1㎏)
10分
上塗り
柔軟形ポリウレタン樹脂塗料上塗り
タフガードUD上塗
白および淡彩色
16.5㎏セット
(塗料液15㎏ 硬化剤1.5㎏)
中濃彩色
13.5㎏セット
(塗料液12㎏ 硬化剤1.5㎏)
6時間
※使用上・施工上の注意事項につきましては、各製品の製品使用説明書をご参照ください。
安全衛生上の注意事項
横倒禁止
NE塗料液
・本来の用途以外に使用しないでください。
・使用前に取扱説明書を理解して、取り扱ってください。
・必要なとき以外は、環境への放出を避けてください。
・取り扱い後は、手洗いおよびうがいを十分に行ってください。
・適切な保護手袋/防毒マスクまたは防塵マスク/保護眼鏡/保護面/保護
衣を着用してください。
・必要に応じて個人用保護具を使用してください。
・飲み込んだ場合:気分が悪いときは、医師に連絡してください。口をすす
いでください。
・眼に入った場合:水で数分間注意深く洗ってください。次に、コンタクト
レンズを着用していて容易に外せる場合は外してください。その後も洗浄
を続けてください。
・眼の刺激が続く場合は、医師の診断/手当てを受けてください。
・取り扱った後、手を洗ってください。
・皮膚刺激または発疹が生じた場合は、医師の診断/手当てを受けてください。
・粉じん、蒸気、ガスなどを吸い込んで気分が悪くなったときには、安静にし、
必要に応じてできるだけ医師の診察を受けてください。
・暴露したとき、気分が悪いなどの症状がある場合は、医師に連絡してくだ
さい。
・容器からこぼれたときには、布で拭き取って水を張った容器に保管してく
ださい。
・施錠して子供の手の届かないところに保管してください。
・直射日光や水濡れは厳禁です。
・塗料などの缶の積み重ねは3段までとしてください。
・日光から遮断し、換気の良い場所で保管してください。輸送中も50℃以
上の温度に暴露しないでください。
・内容物/容器を廃棄するときには、国/地方自治体の規則に従って産業廃
棄物として廃棄してください。
*上記の表示は一例です。色相などにより、容器の表示と異なる場合があります。
■詳細な内容、
表示例以外の商品については、
安全データシート(SDS)をご参照ください。
■本商品は日本国内での使用に限定し、輸出される場合は事前にご相談ください。
危 険
危険有害性情報
軽度の皮膚刺激/強い眼刺激/発がんのおそれの疑い
生殖能力または胎児への悪影響のおそれ/水生生物に有害(急性)
長期的影響により水生生物に有害
※その他製品の、安全衛生上の注意事項につきましては、各製品の安全データシート(SDS)をご参照ください。
●本カタログの内容については、予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご了承ください。
●本カタログ中の商品名・会社名は、
日本ペイント株式会社・その他の会社の、
日本およびその他の国の登録商標または商標です。
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カタログ№
NP-S101
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KE141010T
2014年10月現在