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byoushin 201309-3

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緑内障禁忌の内服薬
富山労災病院
眼科部長 小林英則
緑内障について
緑内障の種類
開放隅角緑内障
閉塞隅角緑内障
緑内障の頻度
40歳以上の
 原発開放隅角緑内障(広義) 3.9%
 原発閉塞隅角緑内障
0.6%
2001年 多治見スタディ

緑内障患者の約8割が開放隅角緑内障
約1割が閉塞隅角緑内障
緑内障禁忌薬
抗コリン作用のある薬
 副交感神経末梢のムスカリン作用を遮断す
ることで散瞳を引き起こす

交感神経 → 瞳孔散大
 副交感神経 → 瞳孔縮小

散瞳が起こると

瞳孔ブロック → 急性閉塞隅角緑内障
(緑内障発作)
緑内障発作

吐き気や頭痛、眼の痛み、目のかすみの症
状

風邪のとき頭痛を訴えることはあるが....
1.目の痛み
2.目のかすみ(視力低下)
3.充血
があれば眼科紹介してください
代表的な緑内障禁忌薬
ブスコパン・チアトン
鎮痙薬
 ポララミン・セレスタミン
抗ヒスタミン薬
 PL顆粒
感冒薬
(抗ヒスタミン薬を含むため)
 セルシン・デパス
抗不安薬
 リスモダン・ニトロールR
循環器薬
 バップフォー・ベシケア
排尿障害治療薬

その他
「緑内障」禁忌の表記について

「急性狭隅角緑内障」
セルシン・デパス

「閉塞隅角緑内障」
ベシケア・ニトロールR

「緑内障」
PL顆粒・ブスコパン・ポララミン
「緑内障」禁忌の表記について

「急性狭隅角緑内障」
セルシン・デパス

「閉塞隅角緑内障」
ベシケア・ニトロールR

「緑内障」
PL顆粒・ブスコパン・ポララミン
抗Ach作用の強さ
PL配合顆粒
1回1g1日4回
1g中
 アセトアミノフェン150mg・・・解熱鎮痛薬
 サリチルアミド270mg・・・ ・・NSAIDs
 無水カフェイン60mg・・・・・・鎮痛作用、
覚醒作用
 プロメタジンメチレンジサリチル酸塩13.5mg
・・・・第一世代抗ヒスタミン薬
PL配合顆粒の薬価

1包(1g) ・・・6.4円

1日4回5日分3割負担で
38.4円!
当院でのPL顆粒投与後の緑内障発作
80歳台女性 慢性呼吸器疾患で入院中
 緑内障既往なし
 感冒様症状ありPL投与
 4日後に病棟から眼痛ありとcall
 片眼の緑内障発作発症を認める
 レーザー虹彩切開術施行し軽快

当院でのPL顆粒投与後の緑内障発作


80歳台女性 慢性呼吸器疾患で入院中
緑内障既往なし
感冒様症状ありPL投与
 4日後に病棟から眼痛ありとcall
 片眼の緑内障発作発症を認める
 レーザー虹彩切開術施行し軽快

危険なのは浅前房

散瞳作用で緑内障をきたしやすいのは

浅前房 (小柄な遠視の高齢女性に多い)

緑内障をきたしておらず自覚なし

眼科で散瞳するときは必ず浅前房でないこと
を確認してから
浅前房への対応は困難か...
PL投与前に浅前房を発見することは困難
 しかし緑内障発作の発生頻度が極めて低い
 添付文書にも「浅前房注意」の記載なし


浅前房の方にPLやブスコパンが使用される
のはある程度しかたない...と考えます
浅前房を否定できるとき

「白内障手術を両眼している」
瞳孔ブロックが起きません
「虹彩にレーザーで穴を開けている」
虹彩切開術を受けているとやはり
瞳孔ブロックが起きません
 「強度近視だ」
隅角が広いことが多い

浅前房のハイリスクは..
中高年の女性
 小柄な方
 遠視眼
眼球が小さい方に生じやすい

現実的には...
緑内障の患者さんには
 PL可か眼科主治医に確認する
 第一世代抗ヒスタミン薬を避ける


もしくは「眼科主治医にPL可か聞いといて」
といって次回に備える
緑内障発作

吐き気や嘔吐、頭痛、眼の痛み、目のかすみの症
状

風邪のとき吐き気頭痛を訴えることはあるが....
1.目の痛み
2.目のかすみ(視力低下)
3.充血
があればいつでも当眼科紹介してください
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