CO2センサキット TG-900シリーズ(TG-920P、TG-921T3)

認証番号 21400BZZ00536000
**2014年2月26日改訂(第8版)
*2013年11月5日改訂(第7版)
機械器具(21)内臓機能検査用器具
管理医療機器 特定保守管理医療機器 二酸化炭素モジュール 36552000
CO2センサキット TG-900シリーズ(TG-920P、TG-921T3)
CO2センサキット TG-921T3
警 告
CO2センサ
(TG-121T)
RM
LA
/A
ER
OP
サージカルテープ
(#1527)
CO
2
AD
R
TE
AP
•YG-122T(酸素カニューレ取付け用)に使用できる酸素カ
ニューレはHUDSON RCI®社の品番1103です。
[指定外の酸
素カニューレを用いると確実な固定ができず、
鼻孔を経由し
て酸素が供給できないことがあります。
]
•YG-122T(酸素カニューレ取付け用)
と酸素カニューレを併
用するときは、
酸素カニューレが正しく装着されていること
を他のパラメータの数値を参考にしたり、
定期的に患者を観
察して、
確認してください。
•酸素カニューレを装着しても、
動脈血酸素分圧が上がらない
場合は、本品との併用を直ちに中止し、他のO2の供給方法を
選択してください。
•YG-122T(酸素カニューレ取付け用)に取り付けた酸素カ
ニューレは、
酸素カニューレのチューブが曲がったり、
折れた
り、
ネイザルチューブで塞がれていないか確認してください。
[酸素カニューレのチューブ先が上や下に向きすぎるとO2の
供給量が不足したり、
CO2の値が不正確になります。
]
CO2アダプタ
(JG-921T3)
オプション
YG-120T
(鼻呼吸用)
ネイザルチューブ
YG-121T
YG-122T
(鼻口呼吸用) (酸素カニューレ
取付け用)
YG-111T
▽
マーク
▽
マーク
取付けクリップ
禁忌・禁止
マウスガイド
適用対象
(患者)
•ネイザルアダプタ
(YG-120T/YG-121T/YG-122T)および
エアウェイアダプタ
(YG-111T)の新生児への使用
[妊婦、産
婦、
授乳婦および小児等への適用の項参照]
UPマーク
名 称
型 名
個数
ネイザルアダプタ
(鼻呼吸用)
YG-120T
30
V921
ネイザルアダプタ
(鼻口呼吸用) YG-121T
30
V922
YG-122T
30
V923
YG-111T
30
R804
ネイザルアダプタ
(酸素カニューレ取付け用)
使用方法
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタの再使用
[重要
な基本的注意の項参照]
酸素カニューレ
取付けフック
エアウェイアダプタ
注文番号
シンボルマーク一覧
併用医療機器
[相互作用の項参照]
本品には以下のようなシンボルマークが使用されています。
シンボルマークが示す名称および意味は下表の通りです。
•高圧酸素患者治療装置内での使用
•可燃性麻酔ガスおよび高濃度酸素雰囲気内での使用
•磁気共鳴画像診断装置
(MRI装置)
シンボルマーク
名称・意味
EMC
• IEC 60601-1-2 : 2001
• IEC 60601-1-2 Amendment1: 2004
適合品
IPX4
防沫形機器
IPX7
防浸形機器
注意、
取扱説明書を見よ
(添付文書)
形状・構造および原理等
本品は患者の呼気CO2分圧をモニタする際に使用するセンサキッ
トです。本品は患者の呼気CO2分圧を測定する(※)CO2センサ、
およ
び終末呼気CO2分圧や呼吸数などのデジタルデータに演算処理す
るCO2アダプタから構成されています。測定されたデジタルデー
タは、
患者モニタなどに送信することができます。
本品は、接続する装置の入力コネクタの形状により、
TG-920Pと
TG-921T3があります。
(※)
:本品のEMCにおける基本性能
製造日
シリアルナンバー
CEマーク
構 成
WEEE
CO2センサキット TG-920P
CO
2
AP
AD
TE
R
HOPER
/A
RM
LA
CO2センサ
(TG-121T)
CO2アダプタ
(JG-920P)
原 理
本品は赤外線吸収方式のCO2センサキットで、
CO2ガスが4.3μm
付近の赤外線を非常に良く吸収する性質を利用しています。
CO2センサの片側には、
赤外線を発生するランプがあり、
エアウェ
イアダプタ、
またはネイザルアダプタを通った光は、
4.3μmの狭バ
ンドパスフィルタなどを通り、
ランプの対面側に取り付けられた
赤外線検出器で受光されます。呼気時のCO2ガスによって吸収さ
れる赤外線量とCO2ガスを含まない吸気時の赤外線量の比から呼
気中のCO2ガス分圧を算出します
(吸気ゼロ補正方式、
または準定
量方式ともいう)
。
サージカルテープ
(#1527)
0654-000699M
1/7
使用目的、効能または効果
横から見た図
使用目的
•酸素カニューレを反対に取り付けてしまう
と、
酸素が直接鼻腔に吹き込まれ、
CO2の波
形が歪みやすくなります。
酸素カニューレは図を参照して正しく装着
してください。
本品は、
患者の呼気CO2分圧をモニタするために使用します。
品目仕様等
CO2分圧測定範囲
CO2分圧測定精度
[注]
•酸素カニューレは、
本品を患者に装着する
前にYG-122Tに取り付けてください。
0~13.3kPa
(0~100mmHg)
±0.4kPa(0≦CO2≦1.33kPa)
(±3mmHg(0≦CO2≦10mmHg)
)
±0.53kPa(1.33<CO2≦5.33kPa)
(±4mmHg(10<CO2≦40mmHg)
)
読み値の±10%
(5.33<CO2≦13.3kPa)
(40<CO2≦100mmHg)
•酸素カニューレから供給される酸素は直接
鼻腔に吹き込まれません。
患者は、
鼻腔周囲
の酸素を吸入します。
4. 患者に装着する
YG-120TとYG-121TはCO2センサとネイザルアダプタの
マークが手前にくるように、
YG-122Tは酸素カニューレを取り
付けた面が手前にくるようにし、
ネイザルチューブを鼻腔に挿
入します。
(1気圧、
大気吸入時、
結露のない場合、
センサの温度が安
定して7分以上経過した場合)
CO2分圧測定精度の安定性
電
源を入れてから6時間、上記測定精度を満
足する
検出可能呼吸回数 3~150回/分±10%
耐水性
IPX4
(CO2アダプタ)
IPX7
(CO2センサ)
インターフェースコネクタ部は除く
使用中の耐水性は保たない
耐衝撃性
M
IL-STD-810F 516.5 4.5.5:2000を満足
する*
[注]
挿入するときに、
患者の鼻腔を傷つけないように気を付け
て装着してください。
ネイザルアダプタの固定方法
1. センサを固定する
センサの両端からでているセンサケーブルを両耳にかけます。
(ケーブルを耳にかけられない場合は
「その他の固定方法」
の項
参照)
2. アジャスタを顎の下までスライドさせる
<例 YG-121T>
操作方法または使用方法等
使用方法
(ネイザルアダプタ使用時)
装着方法
1. 装置に接続する
本品のインターフェースコネクタを、
ベッドサイドモニタおよ
び他のモニタ装置の入力コネクタに接続します。
アジャスタ
2. ネイザルアダプタを接続する
CO2センサの紫色の
マークとネイザルアダプタの マーク
が向き合うようにし、
CO2センサをネイザルアダプタの切り込
みに合わせて、
カチッと音がするまではめ込みます。
[注]
•アジャスタはきつくなりすぎないように注意して固定してく
ださい。
•長時間使用する場合は、
センサケーブルにゆるみがないか、
皮膚を傷つけていないかを、
適時観察してください。
<例 YG-120T>
3. 酸素カニューレを固定する
(YG-122Tのみ)
YG-122Tの場合は、
酸素カニューレのチューブも同じように
両耳にかけてはずれないように固定します。
4. サージカルテープで固定する
付属のサージカルテープを約5cmに切り、
1cmほどネイザルア
ダプタに貼り、
残り4cmを鼻に貼りつけて固定します。
固定方法はネイザルアダプタまたは患者の状態により異なり
ます。
それぞれの固定方法は下記を参照してください。
紫色の マーク
マーク
3. 酸素カニューレを取り付ける
(YG-122Tのみ)
酸素カニューレの凸部がネイザルアダプタの酸素カニューレ
取付けフックの切り込みに合うように、酸素カニューレの
チューブをネイザルアダプタに取り付けます。
※YG-122Tと接続可能な経鼻用酸素供給カニューレは以下
の既承認品があります。
**
製造販売業者: 株式会社インターメドジャパン
販売名
: 酸素カニューラ
(のうち品番1103)
承認番号
: 22100BZX00034000
[注]
付属のサージカルテープ以外は使用しないでください。
他のテープは皮脂、
汗ではがれやすく、
しっかりと固定でき
ません。
ネイザルアダプタ
切り込み
酸素カニューレ
凸部
酸素カニューレ
2/7
◆YG-120T(鼻呼吸用)
およびYG-121T(鼻口呼吸用)
の固定方法
◆その他の固定方法
•ケーブルを耳にかけられない場合
サージカルテープで両頬に固定します。
このとき、
頬骨の部分
に貼ると、
口を動かしてもずれにくくなります。
<例 YG-120T>
YG-120Tへのテープの貼り方
[注]
サージカルテープをネイザルアダプタに貼るときに、
下にある穴をふさがないでください。
呼気が通過する
穴がふさがるため、
測定が不正確になります。
• 鼻に炎症等があり、
サージカルテープを貼れない場合
ケーブルの鼻のすぐ両脇の部分にサージカルテープを巻き
付け、
頬骨に貼ります。
サージカルテープ
<例 YG-120T>
穴
<良い例>
穴をふさがないでください
<悪い例>
◆YG-122T(酸素カニューレ取付け用)
の固定方法
•胃管チューブ使用時
胃管チューブ使用時は、
胃管チューブの上からネイザルアダ
プタを挿入する方法と、
下から挿入する方法があります。
また、
YG-120T(鼻呼吸用)
は胃管チューブを装着していな
い鼻孔の片方だけにネイザルチューブを挿入して測定する方
法もあります。
[注]
YG-121T(鼻口呼吸用)
およびYG-122T(酸素カニュー
レ取付け用)
は、
片方だけにネイザルチューブを挿入して
測定しないでください。
マウスガイドが口元からずれてしまい、
正しく測定できま
せん。
<横から見た図>
胃管チューブの上からネイザル
チューブを挿入する例
[注]
•YG-122T(酸素カニューレ取付け用)
と酸素カニューレは付
属のサージカルテープで確実に固定し、
無理に力を加えたり
引っ張ったりしないでください。
◆酸素マスクの併用
(YG-120T/YG-121Tのみ)
酸素マスクの併用時は、
酸素供給流量が5L/min以上での使用
をお勧めします。
酸素マスクと本品を併用する場合、酸素マスク内に呼気中の
CO2が置換されずに残っていると、
吸気にCO2が混入することが
あります。
その場合、
吸気ゼロ補正方式の本品の値は真値よりも
低めになることがあります。
特に、
マスクを顔面に密着させていないと、
呼気中のCO2が置換
されず、
誤差が大きくなります。
また、
酸素マスクへの酸素供給流
量が5L/minよりも小さいときも、
この現象が顕著になります。
•酸素カニューレの酸素供給量は5L/min以下で使用してくだ
さい。5L/min以上に設定すると、
酸素カニューレの出力によ
り、
呼気の流れが変化し正確にCO2を測定できません。
YG-121T/YG-122Tのマウスガイドの固定の仕方
[注]
マウスガイドと口唇の先端を1cm以内に保つようにし
てください。
マウスガイドが口唇から離れ過ぎている
とCO2が検出できません。
マウス
ガイド
片方だけネイザルチューブを
挿入する例
(YG-120T)
<マスク併用推奨例
(例 YG-121T)
>
唇
1cm以内
酸素マスクの外周と頬
が密着するように装着
してください。
3/7
使用方法
(エアウェイアダプタ YG-111T使用時)
•酸素カニューレ併用時
1. 装置に接続する
本品のインターフェースコネクタを、
ベッドサイドモニタおよ
び他のモニタ装置の入力コネクタに接続します。
2. エアウェイアダプタを接続する
エアウェイアダプタとCO2センサの紫色の マークとエアウェ
イアダプタの マークが向き合うようにし、
CO2センサをエア
ウェイアダプタの切り込みに合わせてカチッと音がするまで
はめ込みます。
上図
「呼吸流量」の波形のように、
呼気の終末は呼吸流量が少なく
なります。
酸素カニューレの酸素供給の量が多すぎる場合や、
鼻腔に直接酸
素が供給されている場合は、
酸素カニューレからの酸素の流れに
よって呼気の流れが妨げられ、
CO2分圧曲線は真値
(波線)に対し
て不正確
(実線)
になります。
紫色の マーク
マーク
3. 呼吸回路に接続する
エアウェイアダプタを人工呼吸器などの呼吸回路に接続します。
エアウェイアダプタの太い側の装着部を患者側のマスクや気管
内チューブに、
細い側の装着部を蘇生バックや人工呼吸器側に接
続します。
本品と組み合わせて使用可能な医療機器は以下の既承認品・既認
証品があります。製造販売業者はすべて日本光電工業株式会社で
す。
4. 接続を確認する
呼吸回路にリークがないことを確認します。
5. CO2センサを固定する
患者にCO2センサの重みがかからないように、
CO2センサを人
工呼吸器の支持アームなどに固定し、
支持します。
[注]
エアウェイアダプタは
「UP」
マークの矢印が上を向くように呼
吸回路に固定してください。
それ以外の向きで固定すると、
エ
アウェイアダプタ内に水滴がたまり、
正しく測定できません。
測定状態の確認
ベッドサイドモニタおよび他のモニタ装置の画面で、
CO2分圧が
正しく測定されていることを確認します。
(詳細は、
組み合わせて使用しているベッドサイドモニタおよび他
のモニタ装置本体の取扱説明書をお読みください。
)
[注]
ケーブルやセンサを噛んだりしないように注意してください。
また、
吸気にCO2が含まれている場合および酸素カニューレ併
用時の酸素の流量によって、
測定値が不正確になることがあり
ます。
•吸気にCO2が含まれている場合
真値
kPa
5.33
(40mmHg)
0
表示値
吸気にCO2混入
kPa
5.33
(40mmHg)
測定値が低く表示される
販売名
承認番号
ベッドサイドモニタ BSM-2300シリーズ
ライフスコープ I
21300BZZ00248000
ベッドサイドステーション BSS-9800
ライフスコープ S
20900BZZ00517000
ベッドサイドモニタ BSM-4100シリーズ
ライフスコープ P
21200BZZ00081000
ベッドサイドモニタ BSM-9100シリーズ
ライフスコープ J
21600BZZ00519000
ベッドサイドモニタ BSM-6000シリーズ
ライフスコープ TR
22000BZX01138000
ベッドサイドモニタ BSM-6301
ライフスコープ TR
22100BZX00262000
ベッドサイドモニタ BSM-9500シリーズ
ライフスコープ M
21000BZZ00575000
ベッドサイドモニタ BSM-5100シリーズ
ライフスコープ A
21400BZZ00335000
ベッドサイドモニタ PVM-2703
22300BZX00461000
ベッドサイドモニタ BSM-3000シリーズ
ライフスコープ VS
22300BZX00245000
ベッドサイドモニタ BSM-1700シリーズ
ライフスコープ PT
22500BZX00398000 *
デフィブリレータ TEC-8300シリーズ
カルジオライフ
22400BZX00201000
デフィブリレータ TEC-7600シリーズ
カルジオライフ
21400BZZ00146000
デフィブリレータ TEC-7700シリーズ
カルジオライフ
21700BZZ00412000
半自動除細動器 TEC-2500シリーズ
カルジオライフS
22000BZX00119000
脳波計 EEG-9100 ニューロファックス μ 21300BZZ00024000
0
本品は吸気ゼロ補正方式を採用しているため、
吸気にCO2が混入
していてもゼロと仮定します。そのため測定値は真値よりも低く
表示されることがあります。
脳波計 EEG-9200 ニューロファックス
21400BZZ00257000
デフィブリレータ TEC-5500シリーズ
カルジオライフ
21900BZX00098000
半自動除細動器 TEC-2300シリーズ
カルジオライフS
21700BZZ00413000
販売名
4/7
認証番号
呼気炭酸ガスモニタ OLG-2800
218AHBZX00008000
脳波計 EEG-1200シリーズ
ニューロファックス
218AHBZX00013000
睡眠ポリグラフィ装置 PSG-1100
223ADBZX00130000
取り外し方法
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタの透明膜の内面に
は、
呼気、
吸気の湿度によって曇らないように高性能の防曇膜で
コーティングされています。
防曇性能が劣化すると正しい測定が
できませんので、
下記の点を十分に守って使用してください。
・ネ
イザルアダプタおよびエアウェイアダプタは24時間の使用を
めどに新しいものと交換してください。
・血
液、
痰あるいは粘膜が防曇膜に付着した場合は、
新しいネイザ
ルアダプタまたはエアウェイアダプタと交換してください。
・透
明膜に傷、
ゴミ、薬液を付けないでください。特に内面の防曇
膜を指で触ったり、
汚れを拭いたり、
クリーナなどで洗わないで
ください。
•ネイザルアダプタを挿入する際は、
患者の鼻腔を傷つけないよう
に気を付けて装着してください。
•YG-120T(鼻呼吸用)
をサージカルテープで固定するときに、
下
にある穴をふさがないでください。
[呼気が通過する穴がふさが
るため測定が不正確になります。
]
•YG-121T(鼻口呼吸用)
およびYG-122T(酸素カニューレ取付
け用)のマウスガイドは、マウスガイドと口唇の先端を1cm以内
に保つようにしてください。
[マウスガイドが口唇から離れすぎ
ているとCO2が検出できません。
]
•胃管チューブが挿管されている患者にYG-121T(鼻口呼吸用)
およびYG-122T(酸素カニューレ取付け用)
を装着する場合、
鼻
孔の片方だけを使用した装着はやめてください。
マウスガイドが
口元からずれるため、
正しい測定ができません。
•ネイザルアダプタやセンサを、
患者が噛んだり、
飲み込んだりし
ないように注意してください。
•長時間装着する場合は、
センサケーブルに緩みがないか、
皮膚を
傷つけてないかを、
適時確認してください。
•装着時には指定のサージカルテープ以外は使用しないでくださ
い。
他のテープは皮脂、
汗ではがれやすく、
しっかりと固定できま
せん。
•YG-122T(酸素カニューレ取付け用)
と酸素カニューレは、
付属
のサージカルテープで患者に確実に固定し、
無理に力を加えたり
引っ張らないでください。
•サージカルテープの使用により皮膚がかぶれた場合は、
直ちに使
用を中止してください。
ネイザルアダプタとCO2センサは患者への装着方法と逆の手順で
患者からはずします。
YG-122Tは酸素カニューレが付いたまま
CO2センサを患者からはずしてください。
エアウェイアダプタはCO2センサのセンサ部分を持って外します。
装置からインターフェースコネクタを抜きます。
[注]
ネイザルアダプタまたはエアウェイアダプタとCO2センサを
外すときは、
アダプタ本体を持って外してください。
センサの
ケーブルを持って引っ張ると、
断線の原因になります。
使用上の注意
使用注意
(次の患者には慎重に適用すること)
•換気量の少ない患者
[死腔
(ネイザルアダプタは1.2mL、
エアウェ
イアダプタは4mL)を考慮した換気を行ってください。また死腔
があるために吸気にCO2が混入して測定値が不正確になったり、
無呼吸状態の検出が困難になったりすることがあります。
]
•出血傾向、
全身状態、
栄養状態の悪い患者
[マウスガイドが口元に
接触し、
褥瘡が形成されることがあるので、
適時患者の状態を確
認してください。
]
•麻酔中の患者
[揮発性麻酔薬を使用している場合は、
測定誤差を
生じます。
]
相互作用の項参照
•経鼻挿管している患者
[挿管チューブを圧迫しないよう、
またネイ
ザルチューブがはずれないように注意して装着してください。
]
重要な基本的注意
CO2センサキット
•本品を適用機種以外の装置に接続しないでください。
[患者が熱
傷をおこすことがあります。
]
•オートクレーブによる滅菌はしないでください。
[ネイザルアダ
プタやエアウェイアダプタおよびCO2センサキットを傷めるだ
けでなく安全性を保証できません。
]
•本品は吸気ゼロ補正方式を採用し、
吸気にCO2が無いと仮定して
呼気のCO2分圧の測定を行っています。従って、吸気の中にCO2
が含まれる場合の値は真値よりも低めになります。
吸気にCO2ガ
スが0.13kPa(1mmHg)含まれる場合、読み値より約10%低く
なります。
•急激な温度変化のある環境、
ひどく露滴するような環境で使用す
ると、
正しい測定値が得られないことがあります。
•ネブライザ使用時は、
水滴によりネイザルチューブが詰まったり、
防曇性能が劣化し、
正しい測定値を得られないことがあります。
•本品は呼気ガスの温度を37℃として校正しています。
このため温
度によって、
-0.4%/℃程度影響を受けます。
•本品の気圧による影響は、
ホスト装置の取扱説明書を参照してく
ださい。
•本品を装着後数分間はセンサの温度が安定しないため、
波形がド
リフトし、
正しい測定値を得られないことがあります。
•組み合わせて使用している装置側で交換時期を示すメッセージ
が表示されたときは、
本品の点検および交換などを行ってくださ
い。
[メッセージが表示されているときは、
CO2のモニタリングは
停止します。
]
•ケーブルが断線した状態で使用すると、
測定が不可能になり、
患
者の状態を把握できなくなります。
また、
装置の温度が上昇して、
熱傷を負う場合があります。
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタとCO2センサを取
り外すときは、
センサ本体を持って取り外してください。
[センサ
のケーブルを持って引っ張ると断線の原因になります。
]
•患者の周囲では、
携帯電話や小型無線機など
(施設の管理者が使
用を許可したPHS端末機を除く)
の電源を切ってください。
[携帯
電話や小型無線機などが発する電波をCO2と誤認し、
誤った測定
値を表示することがあります。
]
相互作用
(併用禁忌・禁止:併用しないこと)
医療機器の名称等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
高圧酸素患者治療装置
使用禁止
爆発または火災を
起こすことがある
可燃性麻酔ガスおよび
高濃度酸素雰囲気内で
の使用
使用禁止
爆発または火災を
起こすことがある
誘導起電力により
MRI検査を行うとき
磁気共鳴画像診断装置
局部的な発熱で患
は、
センサキットを患
(MRI装置)
者が熱傷を負うこ
者から取り外すこと
とがある
相互作用
(併用注意:併用に注意すること)
•吸気中にCO2ガスの混入する恐れのある口対口の人工呼吸、
ジャ
クソンリース呼吸回路、
メイプルソンD呼吸回路などを使用して
いる患者のCO2濃度を測定するときは、
実際の測定値よりも値が
低く表示されることがあります。
[本方式では、
吸気にCO2ガスが
含まれていないと仮定し、
一呼吸ごとに吸気時のCO2濃度をゼロ
(0)
の基準として、
呼気のCO2濃度を測定しています。
]
除細動器
•本品の電撃の保護の程度による分類は、
本品を接続するホスト装
置に依存します。
ホスト装置の取扱説明書を参照してください。
酸素マスク
•酸素マスク併用時は、酸素供給流量を5L/min以上で使用してく
ださい。
[酸素マスクと本品を併用する場合、酸素マスク内に呼気中の
CO2が置換されずに残っていると、吸気にCO2が混入し、吸気ゼ
ロ補正方式の本品の値は真値よりも低めになることがあります。
特に、
酸素マスクを顔面に密着させていないと、
呼気中のCO2が置
換されず、
誤差が大きくなります。また、
酸素マスクへの酸素供給
流量が5L/minよりも小さいときも、
この現象が顕著になります。
]
ネイザルアダプタ、
エアウェイアダプタについて
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタは当社指定のもの
を使用してください。
•ネイザルアダプタの測定対象は、
体重10kg以上の患者です。
•エアウェイアダプタの測定対象は、
体重7kg以上の患者です。
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタは未滅菌品で、
かつ
ディスポーザブル製品です。
使用は、
1人の患者に一回限りとし、
他の
患者に使用しないでください。
[交差感染を引き起こすことがありま
す。
]
*
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酸素補給用鼻カテーテル
(酸素カニューレ)
•酸素カニューレ併用時は、酸素供給量を5L/min以下で使用して
ください。
[5L/min以上に設定すると、酸素カニューレの出力に
より、
呼気の流れが変化し正確にCO2を測定できません。
]
•酸素カニューレは、本品を患者に装着する前にYG-122T(酸素
カニューレ取付け用)
に取り付けてください。
・消
毒用エタノール
(日本薬局方基準を満たすもの。濃度:15℃で
エタノール76.9~81.4vol%)
・水で薄めた中性洗剤
・塩酸アルキルジアミンエチルグリシン(0.5%)
・塩化ベンザルコニウム
(0.2%)
・塩化ベンゼトニウム
(0.2%)
・グルコン酸ヘキシジン
(0.5%)
酸素およびN2O麻酔ガスを使用する場合
•酸素およびN2O麻酔ガス使用下での精度は、
ホスト装置の取扱説
明書を参照してください。
[注]
•エタノールなどの可燃性清掃・消毒剤を使用する場合は、
密
閉された場所での使用は避け、
十分に換気をしながら使用し
てください。
麻酔器と併用し、
揮発性麻酔薬を使用する場合
•測定値が不正確になり、
下表に示す測定誤差を生じます。
濃度
測定誤差
ハロセン
4%
+0.08kPa(+0.6mmHg)
エンフルラン
5%
+0.20kPa(+1.5mmHg)
イソフルラン
5%
+0.23kPa(+1.7mmHg)
セボフルラン
6%
+0.36kPa(+2.7mmHg)
•シンナー、
ベンジン、
工業用アルコールなどは使用しないでく
ださい。
CO2センサの表面を傷めます。
滅 菌
本品は未滅菌品です。
必要に応じて滅菌を行ってください。
エチレ
ンオキサイドガスで滅菌する場合は、
下記の条件を参考にしてく
ださい。
ただし、
被滅菌物の性質等により、
滅菌条件が異なります。
詳細については滅菌装置の取扱説明書、
または滅菌委託先の指示
に従ってください。
混合比
エチレンオキサイド :30%
二酸化炭素
:70%
相対湿度
50%
圧力
-93.3kPa ~49.1kPa
温度
45℃
濃度
710mg/L
滅菌時間
4時間以上、
10時間以下
条件:1気圧において、
5%
(5.1kPa(38mmHg)
)
CO2、
N2バランスを混合させた乾燥ガス
妊婦、
産婦、
授乳婦および小児等への適用
•体重10kg以上の患者でも、換気量の少ない患者の場合は、ネイザル
アダプタの死腔(1.2mL)
を考慮した換気を行ってください。
また、死腔があるために吸気にCO2が混入して測定値が不正確に
なったり、
無呼吸状態の検出が困難になったりすることがあります。
•体重7kg以上の患者でも、換気量の少ない患者の場合は、エア
ウェイアダプタYG-111Tの死腔
(4mL)を考慮した換気を行って
ください。また、死腔があるために吸気にCO2が混入して測定値
が不正確になったり、
無呼吸状態の検出が困難になったりするこ
とがあります。
滅菌終了後、
真空ポンプを動作させて、
チャンバ内を約-101.3kPa
(-760mmHg)として、
炭酸ガスまたは無菌エアーを常圧まで導入
する工程
(エアレーション工程)を5回以上繰り返してください。
その後、
本品を取り出して、
20℃以上の場所で機種ごとに以下の日
数放置してください。
貯蔵・保管方法および使用期間等
使用環境条件
0~45℃
30~95%(ただし結露なきこと)
70~106kPa
型 名
保存環境条件
-20~65℃
10~95%(ただし結露なきこと)
70~106kPa
ネイザルアダプタ
(YG-120T/121T/122T)
6日以上
エアウェイアダプタ
(YG-111T)
1日以上
*
[注]
滅菌回数はCO2センサキットは20回まで、
ネイザルアダプタお
よびエアウェイアダプタは使用前の1回のみです。
耐用期間
本品は消耗品です。
交換・廃棄
エアウェイアダプタ)
使用期限(ネイザルアダプタ、
交 換
CO2セ ン サ キ ッ ト
(TG-920P/TG-921T3)は、
CO2セ ン サ
(TG121T)とCO2アダプタ
(JG-920P/JG-921T3)
とを別々に交換す
ることができます。
どちらか一方の故障または、
交換時期を示すメッセージが接続さ
れているモニタ装置に表示された場合には、
ネジをはずして一方
だけを交換します。
交換にあたり個別に注文する場合は、
下記の注文番号にてご注文
ください。
本品はディスポーザブル品です。
使用期限は、
製造月を含めて36カ月以内です。
保守・点検に係る事項
本品を正しく使用するために、始業・終業点検を実施してくださ
い。
点検の主な内容は以下の通りです。
項 目
8日以上
内 容
CO2センサキット、
ケーブル
各部の汚れ、
破損の有無
CO2センサ
センサ窓の汚れの有無
品 名
水滴、
血液などの付着の有無
CO2センサキット
CO2センサの測定値に著しい誤差があると思われるときは、点検
を行ってください。
(詳細は、
組み合わせて使用しているベッドサイドモニタおよび他
のモニタ装置本体の取扱説明書をお読みください。
)
CO2センサ
CO2アダプタ
サージカルテープ
清掃・消毒・滅菌
個数
注文番号
TG-920P
1
P907
TG-921T3
1
P908
TG-121T
1
P923
JG-920P
1
K984
JG-921T3
1
K985
#1527
1
Y242
LA
R
M
CO2センサインターフェース
R
E
T
P
A
D
A
2
O
C
清掃・消毒
•ネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタはディスポーザブ
ル品です。
•使用後はCO2センサを、必ず以下の液等を含ませた綿棒で清掃
し、自然乾燥させてください。センサ以外の部分は、消毒用エタ
ノール
(日本薬局方基準を満たすもの。濃度:15℃でエタノール
76.9~81.4vol%)または水で薄めた中性洗剤を使って清掃・消
毒を行ってください。
型 名
/A
温度範囲
湿度範囲
気圧範囲
日 数
CO2センサキット
(TG-920P/TG-921T3)
R
E
温度範囲
湿度範囲
気圧範囲
P
O
ガス名
•腐食性の強い液体や研磨剤入りの液体は使用しないでくだ
さい。
また、
スチールウールや先のとがったもので清掃しない
でください。
CO2センサを傷つけ、
正しい測定ができなくなり
ます。
ネジ
接続コネクタ
6/7
[注]
•交換は、
当社営業員または電気的知識のある専門家に依頼し
てください。
•交換用の新しいCO2センサを袋から取り出したら、
取扱いに
は十分注意してください。
静電気、
水分、
薬液などはCO2センサを傷める原因となります。
廃 棄
使用済みのネイザルアダプタおよびエアウェイアダプタは、
医療
廃棄物として、
専門の業者に依頼して廃棄処理をしてください。
包 装
1本単位で梱包
製造販売
東京都新宿区西落合1-31-4 〒161-8560
(03)
5996-8000
( 代表) Fax
( 03)
5996-8091
アルファリオン株式会社
製造業者 日本光電工業株式会社
製造業者
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