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3T MRI を用いた拡散強調像
いた拡散強調像および
拡散強調像および生検
および生検による
生検による前立腺炎
による前立腺炎と
前立腺炎と前立腺癌の
前立腺癌の鑑別
Differentiation of Prostatitis and Prostate Cancer by Using Diffusion-weighted MR Imaging and
MR-guided Biopsy at 3T
Nagel KNA, et al. Radiology 267: 164-172, 2013
泌尿器科医はしばしば PSA 高値で前立腺癌が強く疑われる患者の治療においてジレンマに陥る。良性の前
立腺肥大症でも PSA 値は高値となる可能性があり、臨床症状と必ずしも関連しない。よって、前立腺癌と良性の
前立腺肥大症は鑑別困難である。前立腺炎は通常はびまん性疾患であるが、良性前立腺肥大症と腫瘍は通常
は局所性疾患である。前立腺炎でも PSA 値は高値となる。結果として前立腺炎の患者は経直腸的前立腺生検
が施行されるだろう。その上、前立腺癌は生検で前立腺炎と診断された患者の中にも混在している可能性があ
る。前立腺癌と前立腺炎を非侵襲的診断法にて鑑別する必要がある。
MRI は前立腺癌の診断に有用な手法である。T2 強調像には限界があるが、拡散強調像は診断能を向上させ
ている。また、MR ガイド下生検は病変部位を正確に診断する上で有用である。我々の研究の目的は MRI の
ADC 値を用いて前立腺炎と前立腺癌を鑑別し、MR ガイド下生検の有用性を探ることにある。
(対象と方法)MR ガイド下生検は 3T MRI にて前立腺癌が疑われた 130 人の患者で施行された。この後向きの
研究では、88 人の患者が基準に合致した。生検手技の間に軸位断の拡散強調像が施行され、ADC map が作
成された。続いてその画像をもとに針生検が行われた。生検部位の ADC は生検組織の病理組織学的所見と対
比された。線形混合モデル減衰解析(linear mixed-model regression analysis)が ADC と病理組織学的所見との
対比に用いられた。
(結果)研究には 116 個の生検組織が含まれていた。正常前立腺組織、前立腺炎、低悪性度前立腺癌、および
高悪性度前立腺癌の ADC 中央値は、それぞれ 1.22×10-3(±0.21)、1.08×10-3(±0.18)、0.88×10-3(±0.15)、
0.88×10-3(±0.13)であった。前立腺炎の生検組織の ADC 中央値は低悪性度および高悪性度前立腺癌と比
較して有意に高かった(P<0.001)が、組織型の間にはかなりの重なりがみられた。
(結論)拡散強調像は前立腺癌と前立腺炎を鑑別する非侵襲的手法であるが、実際の臨床では ADC 値に重な
りが多いため限界がある。
(日高のコメント)前立腺癌の画像診断は非常に難しく、CT を例にとると前立腺局所に限局した癌の診断はほぼ
絶望的であろうと考えています。MRI 診断では拡散強調像の高信号を頼りにしていますが、本論文の結論のご
とくやはり限界があるように思われます。現時点では前立腺癌診療のガイドラインに従って、PSA 4.0 以上では経
直腸的生検を行うのが無難ではないでしょうか。
(放射線科
日高 啓)
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