TechMatrix HEWプロジェクト C++test関連設定のまとめ資料記載内容 • HEW環境での事前準備～ツールアドミニストレーションの登録～ • HEW環境での操作～HEWプロジェクトのビルド～ • C++testでの操作～HEWプロジェクトのインポート～ • C++testでの単体テスト事前準備～インストゥルメントを行わない設定～ Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. TechMatrix HEW環境での事前準備～ツールアドミニストレーションの登録～ HEWにツールアドミニストレーションを登録 C++testからHEWを呼び出して単体テストを行うため、 HEWにツールアドミニストレーションを登録する必要があります。 ※これはツールアドミニストレーションをHEWに登録する作業であり、一度設定を行うと登録情報は保持されます。 High-performance Embedded Workshopを起動し、 [アドミニストレーション]ボタンを押下します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. HEWにツールアドミニストレーションを登録 [ツールアドミニストレーション]ダイアログが表示されます。 [登録]ボタンを押下して、次のファイルを選択します。 [C:¥Program Files¥Renesas¥Hew¥System ¥SEC¥HewTargetServer¥EcxHewTargetServer.hrf] [登録済みコンポーネント]に [Extension Components] > [HewTargetServer] が登録されていることを確認します。以上でHEWへのツールアドミニストレーションの登録は完了です。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. TechMatrix HEW環境での操作～HEWプロジェクトのビルド～ ①HEWのワークスペースを開く ②HEWのプロジェクトをビルドする ③[I/Oシミュレーション]を開く ④HEW環境を閉じる ①HEWのプロジェクトのワークスペースを開く High-performance Embedded Workshop上で HEWのプロジェクトが含まれるワークスペースを開きます。 HEWのワークスペースは .hws 拡張子のファイルを指定することで開けます。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ①HEWのプロジェクトのワークスペースを開くワークスペースが開きます。 C++testで解析したいプロジェクトが含まれていることを確認します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWのプロジェクトをビルドする C++testにプロジェクトをインポートするには事前にHEW環境でビルドをしておく必要があります。 HEWのプロジェクトを選択している状態でメニューから [ビルド] > [ビルド] を選択します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWのプロジェクトをビルドするプロジェクトのビルドが正常に完了します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ③[I/Oシミュレーション]ウィンドウを開く HEWのシミュレーターで単体テストを行うための設定として[I/Oシミュレーション] ウィンドウを開きます。メニューから[表示] > [CPU] > [I/O シミュレーション]を選択します。 C++testへのプロジェクトをインポートするための事前準備は以上で完了です。ワークスペースを保存して HEW環境を閉じます。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ④HEW環境を閉じるウィンドウ右上の[×]を押下してHEW環境を閉じます。 [High-performance Embedded Workshop]ダイアログが表示されてセッションの保存について質問されます。 [はい]ボタンを押下してセッションを保存してください。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. TechMatrix C++testでの操作～HEWプロジェクトのインポート～ ①コンパイラへのパスを通し C++testを起動する ②プロジェクトをインポートする ③C++test上のプロジェクトのビルド設定を確認する ①SH用環境変数を設定してC++testを起動するコンパイラやライブラリへのパスを環境変数に設定し、 C++testを起動します。 HEWのインストールディレクトリにあるバッチを基にします。 <C:¥Program Files¥Renesas¥Hew¥Tools¥Reness¥Sh¥9_3_0¥shv9300env.bat> SHツールチェイン用環境変数の設定後にC++testが起動するようにします。 REM ***** SH ﾂｰﾙﾁｪｲﾝ用環境変数 ***** set PATH=C:¥Program Files¥Renesas¥Hew¥Tools¥Renesas¥SH¥9_3_0¥bin;%PATH% set shc_lib=C:¥Program Files¥Renesas¥Hew¥Tools¥Renesas¥SH¥9_3_0¥bin set shc_inc=C:¥Program Files¥Renesas¥Hew¥Tools¥Renesas¥SH¥9_3_0¥include set shc_tmp=%TEMP% "C:¥Program Files¥Parasoft¥C++test¥9.2¥cpptest.exe Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ①SH用環境変数を設定してC++testを起動する C++test が起動します。画面は Eclipse にプラグインされた C++testの画面です。一番上のメニューバーに [Parasoft]メニュー、上から二番目のツールバーには青い右向きの三角形のボタンが配置されています。 C++testではテストの際にこれらを使用します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWプロジェクトをC++testにインポートする HEWのプロジェクトを C++testにインポートします。メニューから [ファイル] ＞ [新規] ＞ [プロジェクト] を選択します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWプロジェクトをC++testにインポートする “新規プロジェクト”ウィザードが表示されます。 [C++test] ＞ [High-performance Embedded Workshop プロジェクトのインポート] を選択します。 [次へ]ボタンを押下します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWプロジェクトをC++testにインポートする [.hwp/.hwsファイルまたはルートディレクトリを選択]の欄の右にある[参照]ボタンから「C:¥hands_on_Env¥HEW_Project¥ HEW-SH_UnitTestPractice_HEW¥UnitTestPractice_HEW.hws」を指定します。（ HEWのプロジェクトの参照は[ファイルの種類]を「*.hwp」、 HEWのワークスペースの参照は[ファイルの種類] を「*.hws」にして参照します。） Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWプロジェクトをC++testにインポートする参照対象を指定すると[インポート対象プロジェクト]の欄に参照されたHEWのプロジェクトの一覧が表示されます。インポートしたいプロジェクトすべてにチェックを付けてインポート対象とします。チェックを付けたら[終了]ボタンを押下してウィザードを閉じます。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ②HEWプロジェクトをC++testにインポートする選択したHEWプロジェクトが C++testにインポートされ、 [ナビゲーター]ビューに表示されます。以上でHEWプロジェクトのインポートは完了です。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ③C++test上のプロジェクトのビルド設定を確認する C++testのプロジェクトを右クリックし、[プロパティ]を選択してプロパティ画面を開きます。プロパティ画面で[Parasoft]>[C++test]>[ビルド設定]を選択するとプロジェクトのビルド設定の画面を開けます。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. ③C++test上のプロジェクトのビルド設定を確認するインポートされた時点でHEWプロジェクト用のビルド設定となっていることを確認します。 [オプションのソース]：[HEWプロジェクトのオプションを使用]となっていることを確認。 [プロジェクトファイル]：HEWプロジェクトのhwpファイルからビルド設定を読み込む。 [コンフィギュレーション] ：HEWプロジェクトでビルドしたコンフィギュレーションであることを確認。 [コンパイラ設定] ：SHツールチェインのコンパイラやリンカーが設定されていることを確認。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. TechMatrix C++testでの単体テスト事前準備～インストゥルメントを行わない設定～インストゥルメントを行わない設定 C++testでHEWプロジェクトを単体テストする際には低水準関数などが含まれるソースファイルにはインストゥルメントを行わない設定をする必要があります。インストゥルメントとはC++testのランタイムライブラリのコードをビルドの際にソースコードに埋め込むことです。埋め込むC++testのランタイムライブラリのコードはカバレッジ計測用のコードや問題発生時のトレース用のコードなどです。低水準関数とは処理系に依存する関数で基礎的な入出力関数などが含まれます。 C++testのランタイムライブラリのコードにはカバレッジ計測などに低水準の入出力関数などが使われているため、インストゥルメントすると処理が再帰的にループしてしまいます。そのため、低水準関数にはインストゥルメントをしない設定を行います。 HEWプロジェクトの作成時に低水準関数を含むソースファイルが自動的に生成されるため、設定が必要となります。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. インストゥルメントを行わない設定 C++testでは低水準関数などが含まれるソースファイルはインストゥルメントを行わない設定をする必要があります。 HEWプロジェクトの作成時に自動的に作成される低水準関数を含むソースファイルを選択して右クリック、 [Parasoft] ＞ [C++test] ＞ [実行設定] を選択します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved. インストゥルメントを行わない設定 “実行設定”ダイアログの [このソースファイルをインストゥルメントする] のチェックを外します。 [OK]ボタンを押下して設定を保存します。 Copyright(c)2011 TechMatrix Corporation All rights reserved.