米海軍基地内大学とは(別ウインドウで開きます)(PDF

米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 とは
米軍では軍人として働いている間に高等教育を受ける機会が与えられていますが、その支援のため高等教育プログラム
(海軍は「海軍大学プログラム(Navy College Program)」)を軍ごとに設けて様々なサポートが行われています。『米海軍
佐世保基地内大学』とは1つの大学ではなく、この「海軍大学プログラム」を指していて、遠隔地教育協力校(Distance
Learning Partnership Schools)としてこのプログラムに参加をしているアメリカの大学が本国から遠く離れた国や地域で
働く人たちに大学教育を受ける機会が提供されています。本国から離れていてもアメリカと同様の大学教育が受けること
ができるように多くの講座が通信制で提供されていて、一部の講座は米軍基地にある講座室に通う通学制で実施され
る講座もありますがその数は多くありません。通学制の講座は昼間働いている人たちに合わせて時間割が組まれ
ていて夕方以降に授業が始まり、午前中から夕方までの時間に実施される講座はありません。
遠隔地教育協力校の内の「セントラル・テキサス・カレッジ(Central Texas College)」と「メリーランド大学(University of
Maryland University College)」の2校が日本人の受け入れており、基地内に大学として独立したキャンパスはなく、基地
の施設であるコミュニティ・エデュケーション・センターに海軍大学プログラムとそれぞれの大学の佐世保事務所や講座室
やテストセンターなどがあります。
【重要】遠隔地教育協力校としてのフェニックス大学院の契約は平成26年12月で終了し、平成27年1月以降
は海軍大学プログラムを通して同大学院に就学することはできません。
※取得するのはアメリカの学位で、日本の学位や免許や資格は取得できません。
※授業以外の大学の課外活動(クラブ活動やサークル活動など)は行われていません。
※日本人の就学生は米軍の関係者向けに実施されている制度(奨学金など)は利用できません。
※米海軍佐世保基地に大学の用事で出向く必要がある時は事前に「海軍大学プログラム」のディレクターを
通して同基地の警備部に立ち入り申請を提出し入場許可を取ること(基地にいる間はエスコート役の大学
関係者の同行が必要)。例外として同基地に授業で通う「通学制」の講座を受講する人はその講座の受講
期間は通学用のパスを申請します。このパスの申請は「海軍大学プログラム」のディレクターに申請許可
を貰った上で在日米軍の審査を受けるために必要なパス申請書やそのほかの書類を揃えて同基地警備部
に提出します。
※米軍発行のパスは在日米軍から通学期間だけ就学生に『貸し出し(貸与)』るもので、パスの有効期限が
切れた時や有効期間内でも通学の必要がなくなった時はそのパスの有効期限に関わらず米軍に直ちに返
却しなければなりません(返却義務を怠ることは規則違反です)。
※通学以外の目的に通学用のパスを使用することは規則違反です。
※通学用のパスの貸与を受けている人を含めて日本人就学生の同基地内での行動には制限が設けられてお
り、米軍や大学から許可を受けていない施設や建物への立ち入りは禁止です。
※パスの取扱いを含め、米軍の規則に違反した者の就学は取り消しとなります。
米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 への長 崎 県 民 の受 入 れ
米軍が実施している高等教育プログラムは『米軍軍人』とその家族を支援するためのプログラムで、これに該当しない人
はこのプログラムに参加することは認められていません。ただし、日本については、平成2年、在日米軍と日本国外務省
の合意のもとに「日本人」の就学が認められることとなり、日本人が就学するためのガイドラインが作成されました。
このガイドラインには、日本国内の米軍基地が所在している地域の地方公共団体(自治体)は日本人就学生募集の窓口
として委員会を設置し、この委員会が就学生募集と応募(書類)受付と書類審査、および就学候補者の選考(面接)を行
い、選考の結果を基地内大学へ就学候補者として推薦し、基地内大学は委員会から推薦された者に「高等教育プログラ
ム」への参加の承認を与えることとされています。
『米海軍佐世保基地内大学』は、平成3年4月、在日米軍側と長崎県・佐世保市が協定を締結し、長崎県民の就学が認
められることとなり、「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会」を設置して就学生の募集を始めました。
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米 海 軍 佐 世 保 基 地 内 大 学 の就 学 生 は?
主な就学生は米軍軍人とその家族の人たちで、それ以外に米軍基地で働いている民間人(軍属)の人たちや米軍
を退役後も日本に居住している人たちなどがいます。日本人でこれまでに就学されたのは高校や大学を卒業した
方や大学に在学中の方、海外での留学経験者、職業をお持ちの方、主婦の方など様々です。
就 学 期 間 は?
日本の大学の多くは1年を2学期に分ける2学期制で学年の修了時に成績に評価がつく「通年制」で、アメリカ
の多くの大学では1年は2学期「セメスター(Semester)」制や4学期「クォーター(Quarter)」制で、それ
ぞれの学期の修了時に成績の評価が出る「単位制」ですが、海軍教育プログラムを通して就学する大学は同じく
「単位制」でも働きながら就学しやすいように1学期の長さが短い5学期制を取り入れています。
学位を取得するまでの最短就業期間は準学士課程(短期大学相当)で2年、学士課程(4年制大学相当)は4年
ですが、どちらの大学も在学年限(在学可能な期間)に制限はなく、毎学期必ず講座を受講しなければいけない
という決まりもないので専攻課程の途中でも休学を取ることが可能で、最短就学期間にかかわらず自分のペース
で長い年数をかけて就学が可能です。
※どちらの大学も休学を大学に届け出る必要はなく、どの学期からでも復学は可能です。ただし、長期に渡って休学を取っ
た後に復学する場合は講座の登録手続きをする前に所属大学の佐世保事務所の担当者に連絡を取って今までの就
学状況の確認した上で、必要であればカウンセリングを受けてください。
注:最短の就業期間で学位を取得するには、途中で休学は取らずに毎学期2つ以上の講座を受講する必要
があります。
授 業 は?
アメリカの大学ですのですべての授業は英語で行われています。
米軍では世界中に勤務地が点在し数年おきに勤務地が変わるため、勤務体系が流動的でも短期間で集中して学習
ができるようにそれぞれの講座は1学期で単位が取れるようにカリキュラムが組まれています。
ほとんどの講座は在宅学習ができる通信制で履修することができ、同基地のコミュニティ・エデュケーション・
センターの講座室で一部の講座が通学制で実施されますが、佐世保は通学制の講座の数は多くありません。
通学制の授業は米軍で働いている人たちの勤務が終わる夕方以降の時間に始まり、1学期分の講座の時間割は週
に2~3回のペースで1回2時間半~3時間の授業で実施されていて、その時間割(授業実施曜日と時間)は各
学期開始前の講座登録受付開始と同時に発表されます。
※通学制の授業は米軍の人たちの勤務スケジュールに合わせて組まれているため、早い授業は夕方(17時
前後)から始まるものがあります。
通信制はパソコンとインターネットを利用しての在宅学習で、1学期の講座の時間割の中で自分の生活に合わせ
て学習スケジュールを組み立てることが可能です。
ほとんどの講座を通信制で学ぶことができるため昼間は日本の学校に通う学生や社会人として働いている人、佐
世保まで通学が困難な人でも自宅で学習することができます。
※自宅で学習する通信制でも期末などの定期試験は米海軍佐世保基地のテストセンターで試験監督官が立
ち会う形式で実施される場合があります。試験の日程(平日昼間)が決まったら大学の担当者に連絡を取
り試験当日に基地に入場するためのパス申請の手続きと当日のエスコート役の手配をしてください。
※通学制の講座はクラス実施に必要な最小実施人数が決められていて、受講申し込みが最小実施人数に満た
ない場合は講座の実施がキャンセルになる場合があります。
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講 座 について
大学の担当者と相談しながら専攻学科や受講する講座を選んでいきます。学位を取得するまでには就学生全員が
受講しなければならない『必須講座』や専攻の専門分野以外の様々な分野の講座から一定数の単位の取得が必要
な『選択講座』などがあります(日本の大学の一般教養課程に該当)。
それぞれの学期に開講される講座のスケジュールは学期開始の1~2か月前に大学から発表されますが、受講の
申し込みは学期開始前の指定された登録受付期間内にその学期に受講する講座の分だけを手続きします(講座の
登録は1学期ずつ、1年分や半年分をまとめて手続きをすることはできません)。
※セントラル・テキサス・カレッジは佐世保事務所で講座の登録手続をしますが、メリーランド大学は大学のホームページか
ら自分の学生アカウントにログインして登録手続きができます。
※通学制の講座は1クラスの中の日本人学生の割合が25%を超えてはいけないという決まりがあります(在宅学習の通信
制の講座と通学制でもメリーランド大学の入学準備コース‐ブリッジ・プログラムの講座はこの決まりの適用外です)。
※それぞれの大学の応募条件の英語の資格を満たしていればお互いの大学(メリーランド大学のブリッジ・プログラムの講
座も含む)で講座が受講でき、取得した単位は自分が所属している大学の単位として組み込むことができます(最初に
大学に登録手続きをしてから講座の登録手続をします‐セントラル・テキサス・カレッジには登録料(Admission Fee)はあり
ませんが、メリーランド大学では入学金と同額の登録料が必要)。
※受講できる講座についてはそれぞれの大学のホームページで確認してください。
注:セントラル・テキサス・カレッジの就学生は『ENGL 1301 Composition I』の講座を受講し“C”以上の評価を
取得していれば英語の資格に関係なくメリーランド大学に成績表を提出して講座の受講申し込むことができますが、
メリーランド大学の就学生がセントラル・テキサス・カレッジの講座を申し込むのであれば同カレッジの応募の基準
を満たす英語の資格である TOEFL iBT または TOEFL PBT のスコアが必要です(スコアは取得後2年以内である
こと)。
単 位 (CREDIT)について
それぞれが受講する講座は1学期で修了し成績に評価がつく単位制で、1講座の単位数は3ないし4単位です。
※例外として1単位の講座やメリーランド大学の入学準備コースの講座には単位が付かないものがあります。
どちらの大学も日本国内外のほかの大学や高等教育機関で取得した単位も “C”以上の評価がついているものは
学位取得のための単位として組み込むことが可能な場合があります。
※ほかの大学や高等教育機関で取得した単位をそれぞれの大学の単位として組み込むことができる数については上限が
決められています。セントラル・テキサス・カレッジは学位取得に必要な単位数の内の25%以上は同カレッジで取得しな
ければならず、メリーランド大学の準学士課程は最大45単位、学士課程は最大90単位、修了証プログラムは最大9単
位までしか組み込めません。
※アメリカと教育制度が違う国や地域で取得した単位はそのままではアメリカの大学の単位として扱えないため、それぞれ
の大学が指定するアメリカの成績評価機関でアメリカの成績評価の基準に合わせて評価替えをした成績表を大学に提
出する必要があります。(成績評価機関での評価替えは有料で結果が出るまでに1~2カ月程度かかります)。
※アメリカと教育制度が違う国や地域で取得した単位には“C”以上の評価がついていても、アメリカの大学のカリキュラム
にない講座などの単位には組み込めないものも多くあります。
セントラル・テキサス・カレッジやメリーランド大学で取得した単位をほかの大学(日本国内外の)に組み込み
たい場合は自分で受け入れ先の大学に問い合わせて必要な情報を確認してください。
※ほかの大学に単位を移す時に必要な成績表(Transcript)はメリーランド大学なら自分で大学のホームページから申請
の手続きができますが、セントラル・テキサス・カレッジは大学の佐世保事務所に出向いて手続きをする以外に同大学の
ホームページからダウンロードした申請書に必要事項を記入しアメリカの同大学の本校の担当部署あてに郵送で申請し
ます。
㊟成績評価機関で評価替えが終わった成績表やそのほかの証明書を大学に提出する場合は開封せず未開封
のままで提出してください(開封済みの書類は無効になります)。
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セントラル・テキサス・カレッジ(CENTRAL TEXAS COLLEGE) ‐ 準 学 士 課 程
 テキサス州キレーン(Killeen)にメインキャンパスがある公立のコミュニティー・カレッジ
 取得できる学位は準学士号(ASSOCIATE` DEGREES)で、文系準学士(ASSOCIATE OF ARTS)、一般教養準学
士(ASSOCIATE OF ARTS IN GENERAL STUDIES)、理系準学士(ASSOCIATE OF SCIENCE)、応用科学準学士
(ASSOCIATE OF APPLIED SCIENCE)があります。
※応用科学準学士とは職業訓練のためのコースで、佐世保校では履修できない学科があります。
※専攻学科はコースの途中でも変更できますが、取得済みの単位の一部が移行できない場合があります。
 準学士号の取得には最低64単位(Credit)が必要(専攻学科ごとに必要とされる単位数は違います)。
 最短2年間で準学士号を取得できるようにカリキュラムが組まれています。
 通学制の「ON SITE STUDENT CENTERED LEARING CLASS(5学期制。それぞれの学期の始まりは8月、10月、
1月、3月、6月)」とインターネット利用で在宅学習の通信制の「BLACKBORAD LEARNING SYSTEM(学期
の開始は毎月1回)」の2種類があり、どちらも1学期(TERM)の長さは8週間です。
 学位の取得には、日本の大学の一般教養に当たる『Core Curriculum』で大学が指定する必須講座や専攻の専
門以外の様々な分野の中から受講講座を選び一定数の単位の取得する必要があります(合計42単位)。
 準学士号を取得後は英語の資格に関係なく、メリーランド大学の学士課程への就学が申し込めます。
 セントラル・テキサス・カレッジ・太平洋極東地区のホームページアドレス: http://www.pfec.ctcd.edu/
メリーランド大 学 (UNIVERSITY OF MARYLAND UNIVERSITY COLLEGE) - 準学士と学士課程を併設
 メリーランド州に複数ある州立大学のひとつで、同州のアデルファイ(ADELPHI)にメインキャンパスがあり、
アジア地区(本部・横田)とヨーロッパ地区(本部・ドイツ)には米軍関係者向けの拠点があります。
※佐世保はアジア地区(UNIVERSITY OF MARYLAND UNIVERSITY COLLEGE, ASIA)の所属です。
※メリーランド州の本校以外の2つの地区の就学対象は米軍関係者で、一般の就学生の受け入れはしていません。
 取得できる学位は準学士号(ASSOCIATE` DEGREES)と学士号(BACHELOR’S DEGREES)の2つで、準学士号
は文系準学士(ASSOCIATE OF ARTS)のみ、学士号には文系学士(BACHELOR OF ARTS)と理系学士(BACHELOR
OF SCIENCE)があり、学位修得以外には修了証プログラム(CERTIFICATE PROGRAM)があります。
※専攻はコースの途中でも変更ができますが、取得済みの単位の一部が移行できない場合があります。
 学位の取得には準学士号は60単位(Credit)学士号には120単位(Credit)が必要で、修了証プログラム
は18単位(Credit)です(修了証プログラムの受講講座は全て指定されています)。
 準学士号は最短で2年間、学士号は最短で4年間で取得できるようにカリキュラムが組まれています。
 年間5学期制(5 TERM)。1学期の長さは授業の形態により違い、インターネット利用の在宅学習の通信制
「DISTANCE EDUCATION COURSE」と基地のコミュニティー・エデュケーション・センターに通う通学制の
「ON-SITE COURSE」は1学期8週間。CD-ROM利用で在宅学習をする通信制の「COMPUTER AIDED TELECOURSE」
は1学期10週間。
※通学制の講座には教室の講師いる授業(Classic Style)のほか、日本国内の別の米軍基地で行われている授業を佐世
保の教室に生中継して実施するスタイルの授業(Hybrid type)があり、どちらの場合も教室に通学するが必要あります。
※「COMPUTER ADIED TELECOURSE」は随時申し込みができ、申し込み後すぐに受講を始めることができます。
 学位課程には一般教養に該当する「General Education Requirements」があり、必須講座や専攻の専門以外の
様々な分野の講座を受講して大学が指定する一定数の単位の取得が必要です(準学士は60単位のうちの35
単位、学士では120単位のうちの41単位)。
 アジア地区にない専攻がほかの地区で実施されていればアジア地区に所属したまま通信制で履修できます。
 準学士や学士の学位をすでに取得している人を対象にした「Second Associate’s Degree – 第2準学士 /
Second Bachelor’s Degree - 第2学士」制度があり、既得の学位の単位を利用することで「General Education
Requirement」で取得が必要とされる単位数を大幅に減らして短期間で学位取得ができる制度です(在学中や
休学中で学位の取得前ならば学位取得後にこの制度が利用できます)。
 メリーランド大学 アジアのホームページアドレス:http://www.asia.umuc.edu/
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入学準備コース(ブリッジ・プログラム)‐メリーランド大学
母国語が英語以外の人を対象にしたESL(English as a Second Language)のプログラム
で、アメリカの大学教育を受ける上で必要な英語力(読解、作文、英文法やコミュニケーシ
ョン力など)を身に付けるための6学期のプログラムで、米海軍佐世保基地のコミュニティ
ー・エデュケーション・センターに通う通学制で実施されます。
応募条件は以下の3つを満たしている人
①長崎県内に住所を有する日本国籍をお持ちの方
②18歳以上で、高等学校を卒業している、または同等の学力があると認められた方
③下記の英語の資格の内、いずれかひとつを持っている方
TOEFL iBT 45点以上
TOEFL PBT 450点以上
TOEFL ITP テスト450点以上
英検2級以上
IELTS 4.0 以上
※TOEFL PBTは日本国内で受験することはできません。
※英検は公益財団法人 日本英語検定協会の「実用英語技能検定」を指します。
※2年以内に取得した英語の資格が必要です(平成26年度は英検2級に限り取得から2年以上
経過していても応募が可能でしたが、平成27年度からの取り扱いについては未定です)。
下記の講座を順番に受講し、“C”以上の評価で第5学期まで修了すると英語の資格に関係なく同大学の正規
入学コースに進めます(第6学期の『SPCH101X』はオプションの講座で、この講座の受講の有無に関係なく、
第5学期までを“C”以上の評価で修了した人には大学からこのプログラムの修了証が発行されます)。
授業は①『佐世保の教室に講師がいる(Face to Face)』、または②『日本国内の別の米軍基地の授業を佐世保
に生中継して実施する(Teleconference)』のどちらかの形式で実施されます。
※講座の受講の順番を入れ替えたりスキップして先の講座に進むことはできません。
※このプログラムの講座を継続して受講できなかった場合は、翌年以降に残りの講座を受講して
“C"以上の評価を取り修了できれば正規入学コースに進めます(最初の講座からやり直す必要
はありません)。
注意: このコースは大学により最少実施人数が定められていて、最小実施人数に満たない場合は実施されません(平成26年
度の最小実施人数は12名-米海軍の関係者の受講者も含めた人数です)。
学期
講座番号
講座名
単位数
第1学期
UMEI 030
Basic Interpersonal Communication Skills Course
0
第2学期
UMEI 020
Integrated Skills for College Literacy
0
第3学期
EDCP 102
Integrated Skills for Academic Success
3
第4学期
EDCP 103X
Fundamentals of Writing & Grammar
3
第5学期
WRTG 101S Introduction of Writing
3
第6学期
SPCH 100X
3
Foundations of Speech Communication
第1~5学期(1年)-必須
第6学期 - オプション
※受講講座の申し込みはそれぞれの学期開始前の登録受付期間中に次に受講する講座だけ手続き
をして、その分の授業料を払います(プログラムを通しての一括申し込みはできません)。
※1講座当たりの授業料は同大学の正規入学コースの3単位の講座と同額です(教科書代は別)。
※第5学期まで受講すると「9単位」、オプションの第6学期の講座を受講するとプラス「3単位」
が正規入学コースに進んだ時の学位取得の加算対象です。
※1学期は正規入学コースの通学制(On-Site Course)と同じ8週間で、授業は週2回の合計16回。
※夕方以降の時間に授業が始まり、1回の授業は途中休憩をはさんで約2時間半~3時間です。
※無断欠席は成績評価の減点対象です。欠席する時は必ず事前に担当講師に連絡をしてください。
※すでに準学士や学士の学位を取得している人はこのプログラム終了後に「Second Associate’s
Degree - 第2準学士号 / Second Bachelor’s Degree - 第2学士号」の制度が利用できます。
※このプログラムの途中で正規入学コースの応募条件を満たす英語の資格を取得した人はその時
点で正規入学コースに編入が申請できます(正規コースに編入した後はこのプログラムの残りの
講座を受ける必要はなく、受講したい講座があればその講座だけを申し込むことができます)
※ほかの大学やコースに就学している人も応募条件の英語の資格を持っていればこのプログラム
の講座を受講できます。
注意:大学側の都合で講座の開講や実施時期が延期される場合があります。
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セントラル・テキサス・カレッジからメリーランド大 学 への編 入 について
セントラル・テキサス・カレッジに就学中にメリーランド大学の応募条件を満たした英語の資格を取得した時は
直接メリーランド大学に英語の資格証を提出して同大学への編入を申請することができます。そのほか、セント
ラル・テキサス・カレッジで「ENGL 1301 – COMPOSITION I」の講座を受講し”C”以上の成績を取得すると同カレ
ッジの成績表(Transcript)をメリーランド大学に提出し編入審査を受けることができます。どちらの場合も編
入が決まればそれまでに取得した単位をメリーランド大学の単位として組み込むことが可能です。
※編入後の専攻学科によっては、それまでに取得した単位の一部が移行できない場合もあります。
※メリーランド大学で準学士課程を取得した人はそのまま同大学の学士課程に進むことができます。
アメリカやその他 の国 の大 学 への編 入 について
所属大学のアメリカ本校に籍を移すことは可能で、取得済みの単位も移すことができます。詳しくは大学の担当
者にお尋ねください。もし所属している大学以外(アメリカやほかの国)への編入を希望している場合は自分で
相手先の大学に問い合わせをして編入のために必要な条件などを確認してください。
※海軍大学プログラムを通して就学している日本人は米軍の人たちと同じ授業料が適用されていますが、アメリカ本校に
籍を移した時は日本からの一般の留学生(International Student)と同じ扱いに変わります。
㊟‐メリーランド大学の就学生が同大学の別の地区で実施されている専攻学科を通信制で履修する時はアジア校のま
までほかの地区に籍を移さないでください(アメリカ本校やヨーロッパ地区に籍を移すと日本からの一般の留学生と同
じ扱いに変わります)。
※自分が所属している大学とは違うアメリカの大学に籍を移すのであればセントラル・テキサス・カレッジの学生はテキサス州
の”Texas Common Course Numbering System (TCCNS)”に加盟の教育機関へ、メリーランド大学の学生はメリーラン
ド州の”University System of Maryland (USM)”に加盟の教育機関へは取得済みの単位を比較的簡単に移すことは
できますが、それ以外の地域の大学に移る時やそれぞれが加盟する教育機関でも編入先で専攻を替えた場合はそれま
でに取得した単位の一部が移せないことがあります。
※日本以外の国の大学に籍を移す場合、編入申請のほか学生ビザなどの申請の手続きも自分ですることになります。
休 学 後 の復 学 について
どちらの大学も休学を届け出る必要はなく、どの学期からでも復学できますが、長期間休学した後に復学するの
であればまずは所属大学の担当者に連絡をとり、過去の就学状況(履修済みの講座や単位など)を確認した上で
必要があれば担当者のカウンセリングを受けてから講座の受講手続きをしてください。
※休学中に専攻学科の廃止やカリキュラムの変更が行われている場合もあるので必ず担当者に確認をしてください。
※過去の就学状況の確認が取れない場合、それぞれの大学のアメリカ本部に問い合わせる必要がありますが、その場合
確認が取れるまでには時間かかります。確認作業をスムーズに進めるために大学に問い合わせる時は自分の名前以外
に学生番号や就学していた時期などを担当者にお知らせください。
※所属大学の担当者に連絡がとれない時は当就学実行委員会事務局までお問い合わせください。
入 学 金 について
入学金(Admission Fee)は最初に大学で入学手続きをする時に所属大学に支払います(セントラル・テキサス・
カレッジは入学手続きだけで入学金は必要ありません)。
学校名
セントラル・テキサス・カレッジ
メリーランド大学
入学金
なし
$50※
(平成26年12月現在)
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※メリーランド大学の入学準備コースでは入学金と
同額を登録手数料として最初に支払いますが、
同コース修了後に正規入学コースに進んだ時
に改めて入学金を払う必要はありません。
授 業 料 について
下記の金額は1単位当たりの授業料で1講座の授業料ではありません。1講座あたりの授業料は受講講座の単位
数(3~4単位)に所属大学の1単位当たりの授業料を掛けて算定します(授業料に教科書代は含まれません)。
授業料の支払いは学期ごとに受講を申し込んだ講座の分だけの授業料を払います(年払いではありません)。
※海軍大学プログラムを通して就学する日本人には米軍の人たちと同額の授業料の適用を受けていますが、もしアメリカ
本校に直接就学する場合は日本からの留学生(International Student)扱いとなります。
※アメリカの教育年度は8月に新年度に変わりますが、それに合わせて毎年各大学では授業料等を見直しており、就学
を開始する時には下記の金額から変更されている場合があります。
学校名
1単位当たりの授業料
セントラル・テキサス・カレッジ
$250
メリーランド大学
$226
例:セントラル・テキサス・カレッジで1学期に
3単位の講座を1講座受講した場合、
3(単位数)×$250(1単位当たりの授業料)
(平成26年12月現在)
=$750(1講座の授業料)
学位取得のためにかかる授業料は1単位当たりの授業料に取得が必要とされる単位数を掛けて算出できますが、
授業料の変更や為替相場の変動の影響で就学開始前に見積もった金額と実際にかかる金額は違います。
教 科 書 について
教科書は授業料に含まれず、講座ごとにその額は違います。教科書の購入は講座申し込みとは別に手続きが必要
(支払いも別)で、注文した教科書はどちらの大学もアメリカから発送されます。教科書が届くまでに1週間~
10日ほどかかるため、受講講座が決まったら授業開始までに教科書が間に合うよう購入手続きをしてください。
その他 の費 用 について
米海軍佐世保基地の講座室を利用する通学制の講座を受講する人は授業料とは別に「施設管理費(NON SOFA FEE
=1単位あたり5ドル)」を米海軍佐世保基地に支払う必要があります。この「施設管理費」はその学期に受講
する通学制の講座の単位数に1単位当たりの金額(5ドル)をかけて算出します。
※施設管理費は通学制の講座を受講する時だけ、各学期の最初の授業までに所属大学の担当者に払ってください。
支 払 い方 法 について
支払いは全てアメリカドル建て。授業料や教科書はクレジットカードまたは国際郵便為替(International Postal
Money Order)での支払い(現金は不可)で、通学制の講座を受講する人が払う施設管理費(NON SOFA FEE)は
現金(アメリカドル)のみでの支払いです。
大学名
利用可能なクレジットカード
国際郵便為替
セントラル・テキサス・カレッジ
AMERICAN EXPRESS / MASTER CARD / VISA
可
メリーランド大学
AMERICAN EXPRESS / MASTER CARD/ VISA / DISCOVER
可
(平成26年12月現在)
※アメリカドルでは同額でもその時の為替レートで計算されるので日本円で払う金額はその都度異なります。
※クレジットカード払いでは入学金・授業料・教科書代はそれぞれ別に支払いの手続きをします。
※国際郵便為替は国際送金取扱郵便局で『日本円』で購入できます(購入手数料が別途かかります)。
※国際郵便為替は施設使用料以外の1学期分の支払い金額をまとめ払いができ、購入した為替の証書には必要事項
を記入して自分で大学の担当部署あてに郵送します(必ず購入前に所属大学の佐世保事務所の担当者に支払い金
額の合計と購入申込書に記入する大学の担当部署の名称や証書の郵送先の住所などを確認してください)。
※もし支払いが遅れた場合、授業が受けられなくなることもあるので、特に国際郵便為替での支払いをするのであれば購
入した証書を郵便でアメリカ本校に送る必要があるため日数を要するのでご注意ください。
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応 募 条 件 (平 成 26 年 度 就 学 生 の場 合 ‐平 成 27年 度 からの条 件 は変 更 になる場 合 があります)
以下の条件(①~③)を満たしている人
① 18歳以上で日本国籍を有し、長崎県内に住所を有している人
※応募者の年齢に上限はありません。
② 学歴‐高等学校を卒業した人、または同等の学力があると認められる人
※同等の学力がある者とは高等学校卒業程度認定試験合格者や大学入学資格検定取得者などです
③ 英語の資格‐取得後2年以内で希望大学の応募条件の資格のいずれか1つに該当していること
【変更】平成26年度から英検も取得後2年以内の資格が必要ですが、例外としてメリーランド
大学入学準備コースに限り英検は取得から2年以上経過していても応募可能。
(平成27年度以降は入学準備コースも取得年の取扱いが変更される可能性があります)。
セントラル・テキサス・カレッジ
正規入学コース
メリーランド
大学
TOEFL iBT 68点以上
TOEFL PBT 520点以上
TOEFL iBT 79点以上
TOEFL PBT 550点以上
IELTS 6.5以上
IELTS 4.0以上
英検 準1級以上
入学準備コース
TOEFL iBT 45点以上
TOEFL PBT 450点以上
(ブリッジ・プログラム)
英検 2級以上
TOEFL ITP テスト 450点以上
※英語の資格は米海軍佐世保基地内大学を通して応募する際の条件で、それぞれの大学のアメリカ本校や日本
国内のほかの地域の基地内大学とは条件が違う場合があります。
※英検は公益財団法人日本英語検定協会が実施する「実用英語技能検定」をさします。
※①「アメリカの高等学校・短期大学・4年制大学を卒業した人」、②「アメリカの短期大学や4年制大学での就学
経験がある人」、③「アメリカで大学入学前の語学研修であるESL(English as a Second Language)などの英語
力強化コースを修了した人(短期語学留学は除く)」は英語の資格が免除になる場合がありますが、資格免除の
対象に該当するかを大学に確認する必要があり、その確認には1~2ヶ月程かかるので、該当者は応募開始前
にお問い合わせください(確認では学校名や所在地のほか、当時の成績表の提出が必要な場合があります)。
※英語の資格免除の対象はアメリカでの就学経験者で、英語圏でもアメリカとは教育制度が違う国や地域での就
学経験者は上記の英語の資格が必要です。
※平成26年度はTOEFL ITP テストのスコアでメリーランド大学入学準備コースへ応募できましたが、平成27年度か
らの取扱いについては未定です。
※上記の平成26年度の応募条件です。平成27年度の条件は発表があり次第お知らせいたします。
応募手続き
以下の書類を揃えて「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会事務局」へ提出してください。
※注‐提出書類に不足や不備があると応募は受理されません。提出前に再度確認をしてください。
提出書類
セントラル・テキサス・カレッジ
メリーランド大学
①入学願書(第1号様式)
○
○
②履歴書(第2号様式)
○
○
③応募承諾書(第3号様式)
▲
▲
④住民票の写し(本人のみで本籍の記載があるもの)
○
○
⑤英語の資格証明書(コピー不可)
○
○
⑥成績証明書(コピー不可‐未開封)
○
○
⑦作文「なぜ、私はアメリカの大学で学びたいか‐
Why I want to study at an American College」
(A4用紙‐日本語・英語で同内容のもの)
○
○
※「○」は応募者全員が提出、「▲」は該当者のみ提出
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次ページの提出書類に関する注意事項には
必ず目を通してください。
※①、②、③の書類は米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会備付の用紙を使用し、①と②は直筆で記入してください
(用紙は佐世保市のホームページからダウンロードできます)。
※①には3か月以内に撮影した無背景の証明写真(縦4.5センチ×横3.5センチのパスポート申請用サイズのもの-スナッ
プ写真は不可)を貼ってください。
※③の書類は有職者全員提出してください。
※④の書類は発行から3カ月以内。応募者本人のみが記載されており、現住所と本籍の記載は必要(応募資格に「日本国
籍を有する者」とありますので本籍の記載はなければいけませんが、住民票コードと続柄は必要ありません)。
※⑤の書類は原本を提出して下さい。内容確認後は事務局控え用にコピーを1部作成してお返しいたします。
※⑥の書類は入学願書の「最終卒業学校および最終学歴」欄に記入した学校の成績証明書(未開封)を提出して下さい。
※⑦の用紙には米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会備付の用紙(佐世保市ホームページからダウンロードできます)
もありますが、A4サイズの紙にページ左上には「題名」、右上には「就学希望者の氏名」が記入されていれば、ご自身で作
成した書式でも受け付けます(ただし手書き不可。タイプまたはワープロソフトで作成して印刷したものを提出してください)。
※⑤の原本以外の書類は、返却いたしませんのでご了承ください。
就 学 生 募 集 から就 学 開 始 までの予 定 (平 成 26年 度 の場 合 )
※平成26年度の就学生募集から就学開始までの流れです(平成27年度については未定です)。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
• 3月下旬 - 就学生募集案内
• 4月中旬~5月中旬 - 就学生募集受付
• 6月上旬 - 選考会開催の案内
• 6月中旬~7月上旬(予定) - 選考会(面接)
• 7月中旬~下旬 - 就学実行委員会への選考結果の報告および推薦者の決定
• 7月下旬(予定) - 基地内大学へ就学候補者を推薦(就学の許可を受ける)
• 7月下旬(予定) - 就学予定者決定および就学の案内
• 7月下旬~8月中旬 - 就学手続き
• 8月下旬 - 就学開始(秋学期から受講を開始した場合)
注:④の選考会(面接)は年に1度。この時に面接を受けていない人は米海軍佐世保基地内
大学に就学候補者として推薦されません。
※④は「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会(会長:長崎県知事)」が任命した「米海軍佐世保基地内
大学就学候補者選考委員会」委員(選考委員は6名‐長崎県内の学識経験者)による日本語での面接です
(入学試験はありません)。選考会の結果は米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会に報告し、就学候補
者として米海軍佐世保基地内大学へ推薦することに承認を受けます。
※⑥は「米海軍佐世保基地内大学就学実行委員会」の会長(=長崎県知事)署名の推薦状を「米海軍佐世保
基地内大学」に提出し、
「海軍大学プログラム」に日本人の就学候補者が参加することに許可を受けます。
※⑧はそれぞれの大学の担当者による就学前のオリエンテーション、入学手続き、受講講座の登録申し込み
や教科書購入とそれぞれの支払い手続き(秋学期から受講を開始した場合のみ)のほか、通学制の講座を
受講する人は通学用のパスの申請手続きがあります。パス申請は必要書類作成の準備期間からパスを受け
取るまでに約1か月かかるので、パスの申請が必要な人は手続きの準備を早く始める必要があります。
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参照1 ‐ 英語の資格
TOEFL iBT / TOEFL PBT
Test of English as a Foreign language, Internet-Based Testing / Test of English as a Foreign Language, Paper Based Testing の略
TOEFLはアメリカの非営利テスト開発機関”Educational Testing Service (ETS)”が開発した英語が母国語ではな
い人の英語能力を判定するための試験で、英語圏(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドな
ど)の国の大学や大学院へ留学するために必要とされる学術的(アカデミック)な英語能力(「読む」「聞く」「話す」
「書く」の4つの技能)を判定する基準として広く採用されています。
TOEFL iBT はテストセンターで1人1台のコンピューターを使い受験します。「Reading(60~100 分)」、「Listening
(60~90 分)」、「Speaking(約20 分)」、「Writing(50 分)」の4部門で構成されていて(「Reading」と「Listening」の
問題数は毎回異なります)。スコアの評価は「0~120」(各部門のスコアは「0~30」ずつ)。所要時間は4時間半
(「Listening」と「Speaking」の間に10分の休憩あり)。テストセンターは全国各地にあり、九州・沖縄地区では福岡、
熊本、宮崎、鹿児島、沖縄で受験できます。
TOEFL PBT はテストセンターで受験するマークシート方式の筆記試験で「Listening Comprehension(50 問 ‐ 約
35分)」、「Structure and Written Expression(40 問 ‐ 25 分)」、「Reading Comprehension(50 問 ‐ 55 分)」、
「Writing(1Topic ‐ 30 分)」の4部門で構成されており、スコアの評価は「310~677」(「Writing」のスコアは「1~6」
で他のスコアとは独立して表記されます)。所要時間は約3時間。TOEFL PBTテストはインターネット環境が整っ
ていない国や地域で実施しているところもありますが、日本国内で受験することはできません。
詳細は国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部のホームページ(http://www.cieej.or.jp/)、そしてTOEFL iBT の
開催状況は、プロメトリックのホームページ(http://www.prometric-jp.com/)で確認することができます。
※CBT(Computer-Based Testing)は2006年9月で終了しています。
TOEFL ITP(Institutional Testing Program)テスト®
TOEFL テスト作成元であるETS が提供する団体向けTOEFL テストプログラム(模擬試験)で、試験問題は過去
にTOEFL PBTで出題された問題が再利用されているためスコアには公式な効力はありませんが、試験内容は
TOEFL PBT に準じていて、高い相互関係があることから、国内外を問わず世界中の教育機関で受験者の学術
的な英語力をはかるために利用されています。
試験は「Level 1 – TOEFL(140 問)」と「Level 2 – Pre-TOEFL(95 問)」の2 種類があり、「Level 1 – TOEFL」は
TOEFL PBTで過去に出題された試験問題がそのまま再利用されていて、中級から上級レベルの英語能力を測る
のに適しています。「Level 1」のテストと TOEFL PBT(141問)の違いは「Writing」のセクションがないことだけで、
スコアの評価は「310~677」と同じです(「Level 2 – Pre-TOEFL」のスコアの評価は「200~500」)。
「Level 1 – TOEFL」は「Listening Comprehension(50 問 ‐ 約35 分)」「Structure and Written Expression(40 問
‐ 25 分)」「Reading Comprehension(50 問 ‐ 55 分)」の3部門で構成されていて、所要時間は約2時間。「Level
1 – TOEFL」を当事務局で実施しています。
同テストについての詳細は、国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部のホームページ「TOEFL®テスト日本事務
局内 ‐ TOEFL®テストITP」(http://www.cieej.or.jp/toefl/itp/index.html)で確認できます。
※平成26年度はメリーランド大学の入学準備コース(ブリッジ・プログラム)に限り、同テストのスコアでの応募が可能(こ
の資格も取得後2年以内 ‐ 正規入学コースへ応募することはできません)。
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英検(実用英語技能検定)
年3回実施されている公益財団法人日本英語検定協会(Society for Testing English Proficiency - STEP)が運営
する文部科学省後援の実用英語技能検定試験す。5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7つの級に分かれ
ていて、試験の所要時間は受験する級により異なり、隣接する2つの級は同日受験(ダブル受験)が可能です。5
級と4級は1次試験(筆記・リスニング)だけですが、3級以上は1次試験(筆記・リスニング)と2次試験(スピーキ
ング‐面接)に分かれていて、1次試験の合格者は後日、2次試験を受験します。
3級以上の級には1次試験免除制度があり、1次試験に合格し2次試験を欠席もしくは不合格だった人は1次試
験に合格から1年間は1次試験が免除され2次試験のみ受験できます(1次試験免除の申し込みは試験の受付
期間中に1次試験免除申請と検定料の支払いの手続きをする必要があります)。
長崎県内では1次試験のうち1級・準1級は長崎・佐世保・諫早の3か所の本会場で受験しますが、2級から5級
は本会場以外に団体単位で申し込みをしている準会場でも受験する事ができます。1次試験に合格したら、2次
試験は本会場で受験します(1級の2次試験の会場は全国11都市で、九州・沖縄地区は福岡と沖縄の2か所)。
米海軍佐世保基地内大学ではメリーランド大学への応募にのみ利用することができます。
同テストの詳細は、英検のホームページ(http://www.eiken.or.jp/)でご確認ください。
※平成26年度の応募から英検も取得後2年以内の資格が必要になりました(ただしメリーランド大学の入学準備コース
については引き続き取得後2年以上経っていても応募することができます)。
※メリーランド大学のアメリカ本校を含め、海外の大学(英語圏)では留学する際に必要とされる英語の資格として正式に
認めている大学があります(英検のホームページの「英検で海外留学」ページの『アメリカ合衆国‐英検認定校一覧」
にメリーランド大学は記載されていませんが、同大学のホームページで確認することができます)。
IELTS(アイエルツ)
International English Language Testing System の略
イギリスのUniversity of Cambridge ESOL Examinations、ブリティシュ・カウンシル、IDP Education Australia :
IELTS Australia が共同で管理・運営する16歳以上を対象とした英語能力認定テスト(日本国内では公益財団法
人日本英語検定協会が実施運営と広報活動をしています)。イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで
は広く利用されており、アメリカでも入学審査に利用する教育機関が増えています。
このテストには『アカデミック・モジュール』(Academic Module/大学・大学院の入学許可判断基準および英語圏
での看護士や医師登録申請)と『ジェネラル・トレーニング・モジュール』(General Training Module/高等学校・職
業訓練プログラムおよびカナダ・オーストラリア・ニュージーランドへの移住申請者向け)の2種類があり、どちらも
筆記試験の「Listening(30分)」、「Reading(60分)」、「Writing(60分)」と、面接試験の「Speaking(11~14 分)」
の4部門構成で合計所要時間は約2時間45分。テストの結果は1~9までの「バンドスコア」で示され、それぞれ
の部門(パート)ごとのバンドスコアが示され、総合評価としてオーバーオール・バンドスコアが与えられます。受験
対象は16歳以上。九州地区は福岡の試験会場で受験することができます。
メリーランド大学およびフェニックス大学院への応募には「アカデミック・モジュール」の成績証明書が必要です。
詳細は、ブリティシュ・カウンシル・ジャパンのホームページ(http://www.britishcouncil.org/jp/japan.html)、または、
公益財団法人日本英語検定協会のホームページ(http://www.eiken.or.jp/ielts/index.html)でご確認ください。
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参 照 2 ‐ GPA( GRADE POINT AVERAGE)
世界標準的な成績評価の方法で、成績の平均を数字で表してあり、欧米の大学や高等学校では一般的に用い
られていて、最近は日本国内の大学でも導入しているところがあります。セントラル・テキサス・カレッジやメリーラ
ンド大学にアメリカ以外の大学や高等教育機関で取得した単位を組み込む時はアメリカの成績評価に合わせて
成績をGPA方式に評価替えを済ませた成績表が必要です。この評価替えにはそれぞれの大学が指定するアメリ
カの成績審査機関に英文の成績表を送り評価替えの依頼(有料)をしますが、結果が出るまでには約1~2か月
程度かかります。
※大学ごとに指定されている成績審査機関は決まっています。評価替えを依頼する前にそれぞれの大学の担当
者にお問い合わせください。
作成:平成26年12月26日
米海軍佐世保基地内大学への就学に関する質問は『米海軍
佐世保基地内大学就学実行委員会事務局』までお問い合わ
せください。
〒857-8585
長崎県佐世保市八幡町1番10号 佐世保市基地政策局内
電話: 0956-24-1111(内線: 2567)
E-mail: [email protected] (佐世保市基地政策局メールアドレス)
【電話による問い合わせ受付時間:8:30~17:15(土日祝日を除く)】
※メールでの問い合わせでは、メールの件名に「基地内大学情報提供希望」と記入し、本文には
①「氏名(漢字・ローマ字)」、②「住所」、③「就学を希望している、または興味がある大学」、
④「取得済みの英語の資格と取得年、または今後取得を予定している英語の資格」を記入して
ください。
㊟当事務局からのお知らせメールが受信できるようにメールの設定を変更
してください。
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