JAグループの概要 - 千葉県信用農業協同組合連合会

□ JAグループの概要
■ JAグループについて
JAバンク千葉信連は地域・県・全国へつながる
JAグループの一員です
「JA」とは、「Japan Agricultural Cooperatives」の略称で「農業協同組合」の愛称です。
JAを構成するのは、地域内の組合員の方々です。JAでは、その機能を十分に発揮し、さら
に発展していくために、各事業ごとに県段階・全国段階へとつながる組織をもっております。
これがJAグループです。
JAバンク千葉信連は、JAで行う信用事業の県段階の系統組織です。全国段階の農林中央
金庫(以下、「農林中金」といいます。)と組織的・資金的に結び合う大きな系統金融機関とし
て、皆様のくらしのなかでご利用いただいております。
【 組合員の皆様 】
(正組合員) ○農業に従事し、協同して経済や生活の向上を目指す方々です。
(准組合員) ○JAの協同理念を理解し、地域経済やくらしの向上を目指す方々です。
○地域内にお住まいの方は、どなたでもご加入いただけます。
JAバンク千葉(21JA)
組合員数 264,954 人(平成 25 年度末)
、出資金 34,664 百万円(平成 26 年 3 月末)
JA千葉中央会
JA全農ちば
JAバンク
千葉信連
JA共済連千葉
JA千葉厚生連
JAの経営、監
査教育等につい
て総合的指導を
行うほか、行政
庁への建議を行
い会員の発展へ
寄与しておりま
す。
JAを通じて農
家が生産した農
畜産物を市場に
販売したり、農業
生産や生活に必
要な資材供給を
行っております。
J A と 協 同 して
組合員の経済
的・社会的地位の
向上をはかり、広
く 地 域 産 業 の振
興 や 生 活 の 向上
の た め に 活 動し
て い る 金 融 機関
です。
JAを通じて組
合員とその家族
の生命や財産を
危険から守る保
障の拡充や生活
福祉活動を行
い地域社会づく
りに貢献してお
ります。
JAを通じて組
合員とその家族
の各種の検診活
動や食生活改
善等の健康管
理活動を行って
おります。
JA全中
JA全農
農林中金
JA全共連
JA全厚連
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■ JAバンクシステムについて
組合員・利用者から一層信頼され利用される信用事業を確立するために、「再編強化法(農林
中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)
」に基づき、
JA バンク会員(JA・信連・農林中金)総意のもと「JA バンク基本方針」を策定しています。
この「JAバンク基本方針」に基づき、JA・信連・農林中金が一体的に取組む仕組みを「JA
バンクシステム」といいます。
「JA バンクシステム」は、JA バンクの信頼性を確保する「破綻未然防止システム」と、ス
ケールメリットときめ細かい顧客接点を活かした金融サービス提供の充実・強化を目指す「一
体的事業運営」の 2 つの柱で成り立っています。
JAバンクシステム
組合員・利用者
便
利
安
心
JAバンク会員の
経営健全性確保
行政
全中
全国監査機構
JA中央会
貯金保険機構
連携
協力・連携、
経営改善指導
破綻時の支援
金融サービス
提供の充実
JAバンク基本方針
JA
信連
農林中金
(JAバンク
県本部)
(JAバンク
中央本部)
破綻未然防止システム
・JA等の経営状況のモ
ニタリング
JAバンク
支援協会
系統債権管理
回収機構
破綻未然防止
の支援
不良債権の
管理回収
・JA等に対する経営改
善指導
・JAバンク支援基金等
による資本注入など
のサポート等
一体的事業運営
・実質的に一つの金融機
関として機能するよう
な運営システムの確立
・共同運営システムの
利用
・全国どこでも統一され
た良質で高度な金融
サービスの提供
農林中金への
指導権限の付与など
再編強化法…(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の
再編及び強化に関する法律)
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■ JAバンク・セーフティーネットについて
JAバンクでは、
「破綻未然防止システム」と「貯金保険制度」により「JAバンク・セーフ
ティーネット」を構築しています。これにより、組合員・利用者の皆様により一層の安心を届
けています。
JAバンク・セーフティーネット
破綻未然
防止シ ス テ ム
破綻未然防止のための
JAバンク独自の制度
+
貯金保険制度
貯金者等保護のための
公的な制度
破綻未然防止システム
JAバンクの健全性を確保し、JA等の経営破綻を未然に防止するためのJAバンク独自の
制度です。具体的には、(1)個々のJA等の経営状況についてチェック(モニタリング)を行
い、問題点を早期に発見、(2)経営破綻に至らないよう、早め早めに経営改善等を実施、(3)
全国のJAバンクが拠出した「JAバンク支援基金」及び千葉県内のJAバンクが拠出した「千
葉県JAバンク支援積立金」を活用し、個々のJAの経営健全性維持のために必要な資本注入
などの支援を行います。
貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金等の払出しができなくなった場合などに、貯金
者等を保護し、また、資金決済の確保をはかることによって、信用秩序の維持に資することを
目的とする制度です。
この制度は、銀行・信金・信組・労金などが加入する「預金保険制度」と同様の制度になっ
ています。
なお、この制度を運営する貯金保険機構(農水産業協同組合貯金保険機構)の責任準備金残
高は平成25年3月末現在で3,331億円となっています。
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■ JAバンク基本方針について
「JAバンク基本方針」には、信頼性確保のための破綻未然防止策や、良質で高度な金融サ
ービスの提供を行うための事業運営等に関し、
「JAバンクシステム」として、農協信用事業系
統が一体となって取り組むべき事項を定めています。
「JAバンクシステム」の基本的方向
「JAバンク会員(JA・信連・農林中金)」は、本方針を遵守し、以下の事項について
一体的に取り組むことにより、「JAバンクシステム」を確立します。
1.JA・信連・農林中金の総合力を結集し、全体として実質的に一つの金融機関として
機能するような運営システムを確立します。
2.全国どこでも、良質で高度な金融サービスの提供を行います。
3.JAバンク全体として、資金を安全かつ効率的に運用・活用し、経営体制・リスク管
理能力・財務体力を超えた資金運用を防止します。
4.経営破綻を未然に防止するため、問題の早期発見により経営改善を行うとともに、経
営改善が困難な場合には、速やかに組織統合を行います。
5.指定支援法人に基金を設定し財源を予め確保するとともに、経営改善や組織統合に必
要な支援を行います。
今後とも、基本方針に基づきJAバンクが一体となって取り組むことによって、これまで以
上に良質な金融サービスの開発・提供を行うとともに、経営の問題点を早期に把握し、適切な
改善を行っていくことにより、JAバンク全体として信頼性確保に取り組んでまいります。
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