マネジメントコースパンフレット [ 686.24KB ]

マネジメントコース
企業を取り巻く環境は大きく変化をしてきています。国外では、米国においては個人消費に支えられ堅調に推移していますが、欧州・
A MBAマネジメント基礎講座
中国では、景気後退懸念が広がっています。国内では、安倍政権の経済政策の施策が順次実行され、株価、経済成長率、企業業績、
雇用等、多くの経済指標は、著しい改善を見せているものの少子高齢化、財政赤字等多くの課題を抱え、長期的な視点では先行きは
不透明な状況です。
このような時代だからこそ、最も重要な経営資源である人材について、
「人材力」を高めていくことが求められて
います。マネジメントコースでは、次代を担うビジネスパーソンに向けて幅広い知識を身につけるメニューを厳選してお届けします。
池田 辰雄
MBAのエッセンスを学ぶこと。具体的には各講座は、
それぞれの領域のオリエンテーションと位置づけ、理論フレームやその領域の歴史、代表的
な理論や説等を解説した上で、
それらの理論を実務家講師が経験を交えながら解説することを目的としています。
テーマ・講師
第1回
Ikeda Tatsuo
業務経歴・資格
1969年 京都大学工学部冶金学科卒
2002年 関西学院大学大学院商学研究科
マネジメントコース修了
(MBA8期生)
主な業務経験
1969年(株)神戸製鋼所に入社し圧延、製鋼などの鉄鋼生産の技術開発を担当。1978
年より3年間西ドイツに駐在し鉄鋼技術および戦略調査を担当。1981年より神戸製鉄所
にて線材棒鋼生産の技術開発、
品質保証、技術企画などを経験。1989年より4年間アメ
リカの合弁会社USS/KOBE STEEL社に出向し、計画および品質保証担当部長とし
て技術移転に従事。2000年より神戸製鋼所執行役員神戸製鉄所長。2002年より常務
執行役員として全社の鋼材生産全般を総括。2004年より日本高周波鋼業株式会社社
長。2010年6月より相談役。2012年4月より兵庫工業会会長。
谷村 真理
Tanimura Ma
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i
業務経歴・資格
1994年京都大学法学部卒業。大手生命保険会社勤務を経て、
現在は経営コンサルタントとして活躍している。2008年関西学院大
学大学院経営戦略研究科ファイナンスコース修了。
同大学客員研
究員兼非常勤講師。
中小企業基盤整備機構チーフアドバイザー、
中小企業診断士。
主な業務経験
大手生命保険会社にて、顧客対応、企画調査、総務(秘書)、経理等の業務を幅広く経
験後、経営コンサルタントとして独立開業。金融機関におけるゼネラリストとしての経験を
活かし、
ベンチャー企業・中小企業を対象とした経営コンサルティングに従事している。専
門は経営戦略策定、
経営計画作成、
顧客満足経営・従業員満足経営の実践支援など。
また大学等で実務経験に基づく講義を積極的に行うなど、若手人材の育成にも尽力し
ている。
船越 伴子
Funakoshi Tomoko
業務経歴・資格
6/9(火)
Kawashima Takashi
「マーケティング論」
株式会社JMRサイエンス
シニアコンサルタント
(MBA)
川島 隆志
内 容
講座ではまず、企業活動におけるマーケティングの位置づけ、
その考え方を押さ
えます。
その上で、BtoCマーケティング、BtoBマーケティングの両方について、
様々な事例を紹介しながら基礎的な理論・考え方を学びます。
業務経歴・資格
1996年関西学院大学商学研究科 博士課程前期修了。㈱日本
マーケティング研究所代表取締役社長、㈱JMRサイエンス代表
取締役を経験。2012年より現職。関西学院大学大学院、大阪市
立大学大学院等での非常勤講師の経験も豊富。
主な業務経験
サービスマーケティング、
ブランディング、
デザイン戦略、店頭マーケティング、BtoBマーケ
ティング、新規事業開発などを幅広く経験。主要論文・著書:
「生産財企業に学ぶ関係性
マーケティング」
(1996年)
、
「新商品開発プロセスの革新」
(1999年)
、
「パワーブランド構
築とCRM戦略」
(2005年)
、
「新しい消費者を理解する法則」
(2008年)
、
「破壊的マーケ
ティング・イノベーション」
(2009年)、
「創マーケティング」
(2011)
、
「顧客価値創造型営業
への進化」
(2010)共著 JTB能力開発
登坂 一博
Noborisaka Kazuhiro
業務経歴・資格
第2回
6/16(火)
第3回
6/23(火)
1982年 富士ゼロックス入社
1999年 関西学院大学大学院商学研究科マネジメントコース修了(MBA)
2000年 経営コンサルティング会社入社
2002年 日本ヒューレットパッカード入社
「人材マネジメント論」
株式会社ヒューマンラボ 取締役(MBA)
船越 伴子
「競争優位な組織経営」
公益社団法人兵庫工業会会長・
(兼 神戸製鋼所 顧問)
池田 辰雄
「人」はもっとも需要な経営資源の1つです。
この「人」にスポットをあて、HRM
(ヒューマン・リソース・マネジメント)
の考え方を学ぶとともに、何が人のやる気を引き
出すのか、代表的なモチベーション理論を共有しながら、実務への応用を考えます。
また、現在の人材マネジメントに欠かせない
「キャリア形成」
についての理解を深め、
組織と個人のHappy-Happyな関係をつくるためにも、
「自律協働型人材」育成の
重要性について学びます。
欧米、中国、更に最近ではロシアを含めて、政治・金融・財政が連動した混迷が続いています。
一方で我が国ではエネルギー政策の大幅見直しが喫緊の課題です。
こうした環境の
下、競争優位な企業の意味するところは目まぐるしく変化しています。最も大事な潮流変
化は世界市場の中心が嘗ての先進国から、既に資源産出国や若者人口比率の高い
新興国に移り、価値観の大幅な変化も起きています。
これまで日本企業が得意として来
た
「ものづくり」や「軽薄短小技術」
だけでは世界市場で通用しないと危惧されています。
日本企業がグローバル市場で今後も競争優位であり続ける為に、変えるべき事、変えて
はならない事は何か? 経営幹部の視点や行動指針について考えます。
主な業務経験
富士ゼロックスでテリトリー営業から大手企業担当のアカウントマネジャーを経験。その後、経営コンサ
ルタントに転じ、営業改革のコンサルティング案件を多数担当。その後、
日本ヒューレットパッカードにビ
ジネスコンサルタントとして参画し、
IT武装化による営業モデル改革、
グローバルプログラムの日本への
導入等に従事。現在は、BIC代表として営業力強化の為の営業戦略の立案から実行・定着支援等
の実践コンサルティング及び企業の売上げの1∼3%を占めているプリンティングコスト削減コンサルティ
ングを専門とする。一貫して営業&IT関連の職務に従事し実務と理論の融合を実践し続けている。
松田 太一
Matsuda Taichi
業務経歴・資格
2003年 関西学院大学商学研究科 博士課程前期修了
(MBA)。
商社にて人事業務を経験後、教育研修団体を経て株式会社
ヒューマンラボを共同設立。関西学院大学経営戦略研究科主催
の「ハッピーキャリアプログラム−女性の仕事復帰・起業講座」の企
画運営と講師担当。2級キャリアコンサルティング技能士(国家資
格)。
日本アクションラーニング協会公認 認定シニアALコーチ。
関西学院大学大学院商学研究科修了
(経営学修士)
東京大学大学院工学系研究科修了
(工学修士)
一級土木施工管理技士
建設業経理事務士2級
ファシリティマネージャー
主な業務経験
大手建設会社にて国内外の建設プロジェクト等の財務、
会計、
法務等を担当後、
MBA取
得を経て、
建設業、
不動産業及び建設技術コンサルティング業を営む複数の企業の取締
役や代表取締役社長等として勤務。専門は事業資産投資管理、
建設・不動産関連企業
の経営管理、
地方公共団体の公会計、
インフラアセットマネジメントに関する諸計画等。
商社では、人事関係事務全般を経験する。その後、教育研修団体にて派遣社員の教
育プログラム企画や講座運営に従事する傍ら、研修講師として企業や大学で人材育
成のための研修を担当する。現在は人材開発、組織開発のための企業研修やコンサ
ルティングなど、人材に関わるトータルサポートに携わり、関西学院大学「ハッピーキャリ
アプログラム」では、
女性の仕事復帰・起業の支援や女性リーダー育成に尽力している。
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川島 隆志
※講師のスケジュールにより、日程が入れ替わる場合がございます
【目標】
こんな方におすすめ:将来のために、他部門の仕事を知りたいという方や、今担っている仕事よりもう一段高い視点で経営を見ようとするビジネスパーソンにお勧めです。
【講師紹介】
全6回 時 間…19:00∼21:00
受講料…24,000円
(同窓生割引18,000円
※他の優待との併用は出来ません。)
定 員…25名
会 場…東京丸の内キャンパス
第4回
6/30(火)
第5回
7/7(火)
「ITマネジメント論」
株式会社ビジネスイノベーションコンサルティング
代表取締役(MBA)
登坂 一博
「財務・会計論」
ポラリス経営研究所所長(MBA)
谷村 真理
現代の企業経営においてIT(情報システム)
は重要な経営資源のひとつとなって
います。本講座ではI
Tの技術的側面より経営戦略の側面にスポットをあてて、
ビジ
ネス戦略と整合の取れたIT戦略を策定し、
そのIT戦略を実現するためのIT投資評
価、
I
T組織のあるべき姿、EA(エンタプライズ・アーキテクチャ)のフレームワーク、
ITガバナンスの確立等、事例も交えて経営に必要な要素を学んで頂きます。
財務・会計論では、経営学を実践に活かす上で欠かせない、決算書の読み方に
フォーカスします。決算書(貸借対照表、損益計算書、
キャッシュ・フロー計算書)
の
仕組みと、
それぞれがどのような意味を持ち、相互にどのように関連しているかにつ
いて、簡単な事例を交えながら学んでいただきます。簿記を知らない方や会計が苦
手な方にも楽しく受講していただけるように工夫しています。
ご持参いただきたい物
主な業務経験
第6回
7/14(火)
「経営学総論」
国際航業株式会社取締役(MBA)
松田 太一
電卓
皆さんがここで学ぼうと思った動機は恐らく
「知識を得るため」
ではなく、
ご自身が抱
える
「課題を解決するため」
でしょう。
そうした認識に立ち最終回では
「得た知識を活
用する」
ためのまとめを行います。
これまで学んだ財務・会計、
ファイナンス、
マーケ
ティング、人材マネジメントといった各領域の要点を事例や活用場面を織り交ぜな
がら振り返りますので、次の高みへ進むきっかけとしてください。
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マネジメントコース
C フィナンシャル・リテラシー・トレーニング
B 学び直しのマーケティング論
担当:株式会社JMRサイエンス シニアコンサルタント
川島 隆志
全6回 時 間…19:00∼21:00
受講料…24,000円
(同窓生割引18,000円
※他の優待との併用は出来ません。)
定 員…15名
会 場…東京丸の内キャンパス
担当:国際航業株式会社取締役
こんな方におすすめ
企業の事業展開について全くの初心者ではなく、企業において3年から5年以上の経
験がある方。必ずしも、事業戦略やマーケティング戦略部門の方でなくても、営業や研
究開発のような部門の方にも参加していただきたい。
実践に活用できるマーケティングの理論・戦略を学ぶコースです。
【略歴】
1996年関西学院大学商学研究科 博士課程前期修了。㈱日本マーケティング研究所代表取締役社長、㈱JMRサイエンス代
表取締役を経験。2012年より現職。関西学院大学大学院、大阪市立大学大学院等での非常勤講師の経験も豊富。
【主な業務経験】
サービスマーケティング、
ブランディング、
デザイン戦略、店頭マーケティング、BtoBマーケティング、新規事業開発などを幅広く経
験。主要論文・著書:
「生産財企業に学ぶ関係性マーケティング」
(1996年)、
「新商品開発プロセスの革新」
(1999年)、
「パワー
ブランド構築とCRM戦略」
( 2005年)、
「 新しい消費者を理解する法則」
( 2008年)、
「 破壊的マーケティング・イノベーション」
(2009年)、
「創マーケティング」
(2011年)、
「顧客価値創造型営業への進化」
(2010年)共著 JTB能力開発
【講座内容】
われわれの企業活動のすべてのコストを負担してくれているのは
「お客様」
です。
だからお客様を中心に考える必要がありま
松田 太一
全6回 時 間…19:00∼21:00
受講料…24,000円
(同窓生割引18,000円
※他の優待との併用は出来ません。)
定 員…15名
会 場…東京丸の内キャンパス
こんな方におすすめ
「最近、耳慣れない財務分析用語が話題に上るようになった」、
「財務分析指標を用いて
説明を求められることになった」、
「なぜか財務や会計と聞いただけで苦手意識を感じる」、
「本を読んだり簿記を勉強してみたが今一つよく理解できない」、
・
・
・などとお感じの方。
【目標】
本講座では
「経営主体の現状やしくみを財務分析で理解する力」
を養うトレーニングを行います。
この講座の特徴は、
ケース
メソッドから財務分析手法を理解していく 逆引き と、面積図等を用いた 図解 とにあります。一見難解に見えるROEやIRRと
いった分析指標も、実践から逆引きで考えると自然に理解できます。事前の知識や経験がほぼゼロという方に安心して受講し
てもらえるよう設計していますが、ユニークな事例を用いますのでご経験のある方にも十分楽しんでもらえる内容です。
Keywords; 財務諸表分析、
ケースメソッド、ROE、ROA、IRR、NPV、逆引き、図解
【講座概要】
第1週∼第2週では基本となる財務諸表の見方を習得し、第3週以降は習得した見方をもとに、
「 資金繰改善、企業価値向
上、投資判断」
といった具体的な活用場面を想定したトレーニングを行います。
このコースでは教室で一方的に講師の話を聴
き続けるようなことはありません。講師はトレーナーとして、受講者自らが気づきを得るための支援をします。
また理解促進を目
的とするホームワークを出しますが、
たとえ全くできてなくても遠慮せず出席して下さい。
す。
しかもお客様は、
日々進化していきます。
そのお客様との良好な関係を形成するためには、
マーケティング志向の企業活動
が必須で、それも進化していかなければなりません。
この講座では、
まず、企業活動におけるマーケティングの位置づけ、その
テーマ
基礎的な考え方を押さえます。
その上で、BtoCマーケティング、BtoBマーケティングの両方について、様々な最新事例を紹介し
ながら基礎的な理論・考え方を学んでいただきます。
【この講座のねらい】
企業の中で働いていると、
日々数々の課題が多数、
しかも時間とともにスピーディーに変化しながら、
どんどん創出してきます。
第1回
8/27(木)
財務3表の見方1
「BS、PLとROE」
その難題の数とスピードに翻弄され、進むべき方向・戦略を見失ってしまう可能性があります。
高度な課題をどのように整理して、
どのように対処すればよいのか、
その手助けになる枠組みを学んでいただきます。
第1回
7/17(金)
第2回
7/24(金)
テーマ
内 容
マーケティングって何?
マーケティングとはどのような学問で、実際にはどんな場面で使うのか?基本的な発想や
フレームワークを学んでいきます。
市場戦略とマーケティングミックス
マーケティングの基本的なフレームワークを利用し、
「市場分析」
「STP戦略」
「4P分析」
など
について、
理解し、
実践できることをめざします。
そのために、
ショートケースでディスカッションし
ていただきます。
第2回
9/3(木)
第3回
9/10(木)
財務3表の見方2
「CF」
分析の活用1
「資金繰の改善」
企業にとって顧客は大切な存在です。
ここでは、顧客
(消費者)
の理解の仕方(方法論)を
第3回
顧客から学ぶ(B to Cマーケティング) 身につけていただくのと同時に現代の生活者についての理解を深めていただき、顧客へ
7/31(金)
のアプローチ方法について考えます。
第4回
8/7(金)
第5回
8/21(金)
第6回
8/28(金)
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マーケティングリサーチ
BtoBマーケティング
マーケティング戦略の
ケース・ディスカッション
第4回
9/17(木)
分析の活用2
「企業価値向上」
マーケティングのスタートは、顧客・ユーザーの理解からです。その基礎的なリサーチ・スキ
ル
(質的・量的、両方の調査)
について学んでいただきます。
顧客・ユーザーが企業すなわち組織のときのマーケティング・フレームワークを学びます。
そのキーである「営業戦略」について考えます。
マーケティングのケースを読んでいただき、
その戦略を立案、
ディスカッションしていただきます。
第5回
9/24(木)
第6回
10/1(木)
分析の活用3
「投資判断」
(NPVとIRR)
プレゼンテーション
内 容
財務3表の見方で最初にひっかかるのが貸借対照表
(以下BS)
です。
そこで第1回ではまず簡便にBS、PLを理解するためのレッスンを行います。
ケース:BSの変化に特徴のある企業
【ホームワーク:次週の事例企業のBS,PL面積図作成】
次の難関はキャッシュフロー計算書(以下CF)です。
第2回では前回のBS&PLに加えてCFの見方を習得します。
ケース:CFに特徴のある企業
【ホームワーク:ケース資料を読み改善策を考える】
ここからは活用の場面を想定したトレーニングです。
第3回は
「資金繰改善」
での活用です。渾然とした情報の中から必要な情報を拾ったり推定した
りしながら課題を把握し、解決策を考え、
それを専門家と呼ばれる人の策と比較します。
ケース:個人の財務相談事例
【ホームワーク:
「分析&企業価値向上策」
を書く】
第4回では企業経営の中心課題、
「企業価値向上」
です。
ロジックツリーのフレームに沿って企業価値向上策を考え、
それらを実際に経営者に対して提示さ
れた改善策とを見比べます。
ケース:株主による企業価値向上策の提案事例
【ホームワーク:最終レポートの対象・仮説を書く】
次は
「投資判断」の場面です。
第5回では事業投資事例を用いて、
キャッシュフロー予測から投資判断の思考プロセスをなぞり、
NPVやIRRの意味と使い方を理解します。
ケース:企業による投資事例
【ホームワーク:最終レポート作成】
受講者によるプレゼンテーションを行います。
自社の課題や日頃の疑問など、身近なテーマを対象に取り組んで下さい。6週間を通じて自分が
どれくらい理解力が向上したかを検証・体感して下さい。
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