護岸工事における安全対策について

護岸工事における安全対策について
発注者 新庄河川事務所
施工者 白岩土木建築株式会社
工事名 最上川中流稲沢地区護岸工事
発表者 ○現場代理人 土田 善弘
監理技術者 安井 浩一
1.はじめに
本工事は、新庄河川事務所鳥越出張所管内において、最上川中流稲沢地区における災害復旧を
行うものです。
本文では、当現場で実施した安全対策について記述します。
2.安全衛生管理活動
『 工期内無事故で完成』を当作業所の安全目標とし作業員の全員参加による、安全衛生管理活動を
推進しています。
工事従事者全員が少しでも働き易くなるよう営繕施設関係の充実化を図るため現場事務所、休憩所
の快適になる様努めている。冷蔵庫、レンジ、ウォーターサーバー(給湯給水)を設置した。
衛生面でも足洗い場を設置し、イメージアップに努めた。
3.地域に安全注意喚起の為の「のぼり」を設置
工事箇所が県道大石田畑線の道路面より直下で施工
のため通行車両や通行人に作業範囲が分かりにくく
危険周知のため人目で分かり易い標語の「のぼり」
を掲げた。
4.イメージ看板の設置
施工箇所が地域のコミニュケーション広場に
隣接しているため地域の方々に
完成のイメージを一人でも多く
周知できるようイラスト看板を
設置した。
5.環境対策
河川工事のため重機等の潤滑剤の流出が
考えられるため、水質汚染防止の為
バイオグリースを使用した。
6.救命胴着
水面下に矢板を施工するため、河川への
転落を考え常時救命胴着を着用の徹底
さらに河川内からの退避をするため
救命浮き輪を装備し安全を徹底した。
河川内の作業は判断の遅れが大事故につながる
為、常に流れや水位の監視を行い異変があった
場合すみやかに対応できるようにした。
7.外部講師による安全講話
専門の講師を招いて、安全管理全般の講義を
して頂き、基本的な日常の心構え又安全に関する
具体的災害事例により、参加者との質疑を交え
ながら、真剣に取り組みました。
「安全はタダでは買えない」・・・講師より
終わりに
水位や流量が天候のため予知できない危険に遭遇する可能性と毎日背中合わせで
作業しておりますが初心を忘れず
『大丈夫だろう』ではなく、『危ないかもしれない』と思い、
基本的には、自分の目で安全を確認し自主的、意欲的に取り組んでいきたいと思います。