HV-F202SCL

3 CCD カラーカメラ
HV-F202SCL
取扱説明書
このたびは日立 CCD カメラをお買い上げいただき、
RoHS Compliant
ありがとうございます。
These products compile with the requirement of he
RoHS (Restriction of the use of Certain Hazardous
Substances
in
Electrical
and
electronic
Equipment) Directive 2002/95/EC.
ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みください。
訂正版が web 上に公開されている可能性が有ります。
導入ガイド記載の web でご確認ください。
株式会社日立国際電気
安全上のご注意
絵表示について
絵表示の例
この「安全上のご注意」では、製品を安全に正しくお使いいただ
き、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぐため
○: この記号は禁止の行為であることを告げる
に、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のよう
ものです。図の中や近傍に具体的な禁止
になっています。内容をよく理解してから本文をお読みくださ
内容(左図の場合は分解禁止)が描かれて
い。
います。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
警告
ると、人が死亡または重傷を負う可能性
が想定される内容を示しています。
●: この記号は行為を強制したり指示したり
する内容を告げるものです。図の中に具体
的な表示内容(左図の場合は電源プラグを
コンセントから抜く)が描かれています。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
注意
ると、人が損害を負う可能性が想定され
る内容および物的損害のみの発生が想定
される内容を示しています。
2014 年 春版
警告
■異常なときは使わない
■カバーを開けない
万一、煙が出ている、変な匂いや音がする
カバーの内部には電圧の高い危険部分もあ
など異常状態のまま使用すると、火災、感
ります。カバーを開けると感電の原因とな
電の原因となります。すぐに電源ユニット
ります。内部の点検、調整、修理はお買い
の電源スイッチを切り、その後必ず電源プ
上げの販売店にご依頼ください。
ラグをコンセントから抜いてください。煙
が出なくなるのを確認して販売店に修理を
■分解、改造はしない
ご依頼ください。お客様による修理は危険
分解、改造はしないでください。火災、感
ですから絶対におやめください。
電の原因となります。
■異物を入れない
■水に濡らさない
通風口や開口部などから内部に金属類や燃
雨天、降雪中に使用するときは、濡らさな
えやすいものを差し込んだり、入れたりし
いようにご注意ください。火災、感電の原
ないでください。火災、感電の原因となり
因となります。
ます。
万一、水などが内部に入った場合は使用を
万一、異物が内部に入った場合は、電源ユ
やめ、電源ユニットの電源スイッチを切り、
ニットの電源スイッチを切り、必ず電源プ
必ず電源プラグをコンセントから抜いた後、
ラグをコンセントから抜いた後、お買い上
お買い上げの販売店にご連絡ください。そ
げの販売店にご連絡ください。そのまま使
のまま使用すると火災、感電の原因となり
用すると火災、感電の原因となります。
ます。
警告
■原因不明のまま、画面が映らないときは使わない
■水の入った容器を置かない
画面が映らないなどの故障状態で使用しな
電源ユニット、AC アダプター、ビデオカメ
いでください。火災、感電の原因となります。
ラの上に、花瓶、植木鉢、化粧品、薬品、水
すぐに電源ユニットの電源スイッチを切り、
などの入った容器(水槽やコップなど)を
電源プラグを抜いて修理を販売店にご依頼
置かないでください。こぼれたりして、内
ください。
部に水などが入ったまま使用すると、火災、
感電の原因となります。
■落下するおそれのある場所に設置しない
万一、内部に水が入った場合は、ご使用を
もろい材質の天井板(および壁面)に設置
中止してください。そのままご使用になり
しないでください。
ますと、火災、感電の原因となります。
落下してけがの原因となります。
■風呂場では使用しない
■レンズを強い光に向けない
ビデオカメラのレンズを目に当てて強い光
風呂場では使用しないでください。火災、
感電の原因となります。
に向けると、目を痛めることがありますの
で強い光に向けないでください。
■不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や傾いた所など、不安定
な場所に置かないでください。落ちたり、
倒れたりして、けがの原因となります。
A
警告
■落としたり、キャビネットを破損しない
■発火や引火の危険性がある場所に設置しない
万一落としたり、キャビネットを破損した
ガスなどが充満した場所に設置すると、火
場合は、電源スイッチを切り、必ず電源プ
災の原因となります。
ラグをコンセントから抜いた後、お買い上 ■落下の恐れのある場所に設置しない
げの販売店にご依頼ください。そのまま使
ビデオカメラの重量に耐えられないような
用すると、火災、感電の原因となります。
場所に設置しないでください。落下してけ
がの原因となります。設置の際は、販売店
にご相談ください。
注意
■電源コードを熱器具に近づけない
■油煙や湯気が当たる場所に設置しない
コードの被覆が溶けて、火災、感電の原因
調理台や加湿器のそばなどに設置しないで
となります。
ください。火災、感電の原因となることが
■電源プラグを抜くときはコードを引っ張らない
コードを引っ張って電源プラグを抜くとコ
あります。
■温度の高いところには置かない
ードが傷つき、火災、感電の原因となるこ
直射日光が当たる所や熱器具のそばなど温
とがあります。電源プラグを抜くときは、
度の高い所には置かないでください。内部
必ずプラグ部分を持って抜いてください。
の温度が上がり、火災や故障の原因となる
■濡れた手で電源プラグを抜き差ししない
感電の原因となることがあります。
ことがあります。
■温度の低いところには置かない
冷凍倉庫や外気にさらされるなど、温度変
■長時間後使用にならないときは電源プラグを抜く
化の激しい所には置かないでください。結
安全のため、電源プラグをコンセントから
露などにより、火災や故障の原因となるこ
抜いてください。
とがあります。
■移動させるときは電源プラグを抜く
移動させるときは、電源コードのプラグと
定期点検とお手入れについて
外部機器の接続コードも抜いたことを確認
お手入れ前には必ず電源を切って、電源コードのプラグを抜
の上、移動してください。つながったまま
いてから行ってください。
移動させると、電源コードなどが傷つき、
火災、感電の原因となることがあります。
■ほこりの多いところには置かない
■年に一度はサービスマンに定期点検と内部の清掃を
依頼してください
ほこりの多い所や油煙や湯気が当たるよ
機器内部にほこりがたまったまま長い間掃
うな場所に置かないでください。火災、感
除をしないと、火災や故障の原因となるこ
電の原因となることがあります。
とがあります。なお、定期点検や掃除費用
■振動や衝撃の加わる所には置かない
この機器に振動や衝撃が加わると、火災や
故障の原因となることがあります。
■重いものを上に置かない
バランスが崩れて倒れたり、落下してけが
の原因となることがあります。
■腐食性ガスのあるところには置かない
この機器の周囲に腐食性ガスがあると、火
については販売店などにご相談ください。
■カバーは乾いた布で拭いてください
汚れがひどいときは、薄目の中性洗剤を浸
しよく絞った布で拭き取ってから、から拭
きしてください。このとき、液が内部に入
らないように注意してください。ベンジン、
シンナー、アルコールなどの液体クリーナ
ーやスプレー式クリーナーは使用しないで
ください。
災や故障の原因となることがあります。
B
CCD 特有の現象
● CCD の特性により次の様な現象が発生することがありますが故障ではありません。
スミア、ブルーミング現象
強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)を写したときに起こる現象で、強い光の上下に縦に薄く尾を引いたような帯が
出ることがあります。このようなときは、強い光が画面に入りにくい位置にカメラの角度を変えてください。
固定パターン
高温時に動作させたとき、一定のパターンを持つ模様(縦スジ、白点スポット、梨地状のザラザラ)が現れることがあります。
カメラ感度を高くするほど見え易くなります。
モアレ現象
細かい線の集まりや縞模様を写した時には、実際にない縞模様(干渉縞)が現れることがあります。
ゴースト現象
被写体の近くに強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)がありますと、ゴースト(正規の画像とずれて重複して現れる虚
像)が発生することがあります。レンズの絞り具合、またはレンズの種類によっては、ゴーストが顕著に現れることがあります。
このようなときは、カメラの角度を変えてください。
顕微鏡等との組み合わせ
● カメラに組み合わせる光学機器により、次のような現象が発生することがありますが故障ではありません。
ケラレ現象
顕微鏡によっては広い視野確保の為、レンズとは異なる角度で光がカメラに入射し、画面上下端に暗くなる部分が発生する場
合があります。 カメラのシェーディング補正機能で低減可能ですが、完全に補正することは出来ません。
顕微鏡にリレーレンズなどのアクセサリが用意されている場合、光学的にケラレが改善する場合があります。
ご使用になる前に
1.電源について
外部電源から供給する場合は直流 12V は 11~13V の範囲で供給してください。
2.お手入れについて
●センサーのガラス面には手を触れないでください。汚れ、傷などにより画像が劣化します。
●レンズやガラス面に付着したごみや汚れ等は、手吹きブロアーやレンズブラシで吹き払うか、綿棒でガラスに傷をつけない
様に取り除いてください。
●本カメラを使用しない場合でもレンズ又はシールを取り付けて、ガラス面にごみや傷がつかないように保護してください。
3.カメラを保護するために
●直射日光の下や、雨や雪が直接当たる場所や、引火性ガスや腐食性ガスのある場所での使用および保管はおやめくださ
い。
●本機は、0~40℃の範囲で動作しますが、特に高温(40℃以上)で長時間連続して使用したり放置したりすると寿命が短くな
ります。連続で長時間ご使用になる場合は、温度の高いところをさけて設置してください。また湿度の高い場所も故障の原
因となりますので避けてください。
●落としたり、強いショック・振動を与えたりしないでください。
●コネクタの抜き差しはコネクタ部分を持って行ってください。
4.カメラの配置
カメラを数台極めて近づけて配置させた場合、お互いに干渉してノイズが生じる場合があります。このような場合は、なるべく
離して配置するか、外部同期をかけてご使用ください。
5.カメラの固定
ズームレンズ等重いレンズを使用する場合や、激しい振動や衝撃が加わる場合には、レンズも装置へ固定してください。
6.取り扱いについて
●レンズ等の取付け作業は、ごみ付着防止のために清浄な場所で行ってください。
●レンズを取り付けるときは傾きが生じないように取扱いに注意してください。また、レンズのマウントネジ部にはごみ等の異
物の付着、傷が無いものをご使用ください。
C
目次
1. 概要 ················································································································································································································· 1
2. 標準構成 ······································································································································································································· 1
3. 特長 ················································································································································································································· 1
4. システム例 ···································································································································································································· 1
5. 各部の名称と働き ····················································································································································································· 2
6. カメラの取付け ···························································································································································································· 2
7. レンズ ············································································································································································································· 2
8. コネクタ ·········································································································································································································· 3
9. カメラ機能の説明 ······················································································································································································ 5
10. リモートコントロール ·················································································································································································10
12. コマンドリスト ···························································································································································································· 17
12. カメラリンク出力タイミングチャート ·················································································································································· 21
13. トリガ動作とタイミングチャート ·························································································································································· 25
14. 入出力信号 ······························································································································································································· 27
15. 分光感度特性 ·························································································································································································· 27
16. 仕様 ·············································································································································································································· 28
17. 外形寸法図 ······························································································································································································· 29
D
概要
日立カメラHV-F202SCLは、Cマウントプリズム、1/1.8型200万画素CCDおよびCameraLinkインタフェースを備えた、高精度
3CCDプログレッシブスキャンカラーカメラです。
標準構成
梱包を開いたときにご確認ください。
カメラ本体 ························································································ 1
導入ガイド ························································································ 1
DC IN/SYNC コネクタプラグ ···················································· 1
別売品
(1)12 ピンプラグ
HR10A-10P-12S(01)
(2)ジャンクションボックス
JU-F30/JC-100
(3)三脚アダプタ
TA-F202
(4)ミニカメラリンクケーブル
(カメラリンク規格準拠)
(5)カメラケーブル
モールドタイプ
シールドタイプ
注意
2m
C-201KSM
C-201KSS
本製品を国外に輸出される場合には、外国為
5m
C-501KSM
C-501KSS
替および外国貿易管理法の規制をご確認の
10m
C-102KSM
C-102KSS
上、必要な手続きをお取りください。
CE マーキング適応地域ではシールドタイプを使用し、
なお、ご不明な場合は、弊社担当営業にお問
ケーブル両端にクランプフィルタ(ZCAT2035-0930A:
TDK)を
合わせください。
装着してください。
※指定された AC アダプタ、ジャンクションボックス、カメラケーブル、ミニカメラリンクケーブル
およびクランプフィルタを使わない場合には動作不良を起こす場合があります。
特 長
・高解像度、高色再現
1/1.8型正方200万画素CCDの高精度貼り合せ技術の採用により、1600(H)×1200(V)の高解像度/高色再現性を実現します。
・小型軽量
デジタル出力コネクタに小型SDRコネクタを採用し、55(W)×55(H)×89(D)mm、約350gの小型軽量化を実現しています。
・豊富な画質改善機能
当社独自の6色独立可変方式マスキングにより赤、青、緑、シアン、マゼンタ、イエローの彩度/色相を独立に調整可能で
す。
LUTを用いて入出力階調の変換を任意に行うことが可能です。
・オートシェーディング補正機能
使用するレンズによって発生することがある色シェーディング(色むら)を自動的に軽減・補正する機能を搭載しています。
・多彩なCCD駆動機能
・外部トリガ信号により、画像を捉えるフレーム・オン・デマンド機能
・最大10秒の長時間蓄積モード
・最小1/100,000秒のバリアブルシャッタモード
・オート電子シャッタモード
システム例
HV-F202SCLはMini-CameraLinkケーブルを使用してフレームグラバボードと接続します。
カメラケーブル
HITACH
ミニカメラリンクケーブル
3CCD
(Medium configuration 時は×2)
HV-F202SCL
電源アダプタ
CE マーキング適応地域では指定のケーブルとクランプフィルタを
利用ください
約 100 to 150 mm
クランプフィルタ
(ZCAT 2035-0930A: TDK)
カメラケーブル (C-201KSS) /ミニカメラリンクケーブル
カメラリンク
フレームグラバボード
1
カメラ/三脚アダプタ
取付用ネジ
SEE MANUAL
APERCEVOIR
MANUEL
各部の名称と働き
DC IN/SYNC コネクタ
DC+12V 電源および外部トリガ
/VD 信号の入力、フラッシュ
/VD 信号の出力に使用します
レンズマウント
(C マウント)
DC IN/SYNC
D.OUT 1
D.OUT 2
CameraLink コネクタ
デジタル映像出力および
カメラ制御信号の入出力
に使用します。
SER.NO.
カメラ/三脚アダプタ
取付用ネジ穴
PLATE,RATED
MODEL
カメラの取付け
オプションの三脚アダプタ「TA-F202」を装着して、カメラを三脚または取り付け金具に固定してください。
U1/4-20 山
L = 4~5.5mm
5.5mm を超えるねじはカメラを破損することがあり
カメラ取り付けねじは、次のものをご使用ください
ます。また、4mm 以下のねじでは正しく固定できず
にカメラが落下することがあります。
レンズ
レンズ選定上のご注意
レンズの取り付け部分の寸法は右図の制限守ってください。
寸法が確保できない場合はレンズ及びカメラが破損しますので
絶対に取り付けないでください。
レンズ選定方法
レンズによってはカメラ本体の性能が十分得られないものがあります。特に
3CCD 方式の C マウントカメラの場合にはレンズの射出瞳距離が重要です。
射出瞳距離の短いレンズを使用すると画面上下に色むらが発生します。
また、レンズ絞りが解放付近になりますと、解像度の劣化、シェーディング
(画面上下の色むら)や、フレア(画面全体にかぶる光)の発生など急激に
画質が劣化することがあります。レンズ絞りを解放まで使うような場合は、3
板カラーカメラ用レンズをお使いになることをお奨めします。
レンズの突起面
レンズのフランジ面
4mm 以下
2
コネクタ
1.カメラリンクコネクタ
(a)出力データBit数/使用コネクタ数
項番
1
2
3
Bit 数
24bit (R: 8bit G: 8bit B: 8bit)
30bit (R: 10bit G: 10bit B: 10bit)
36bit (R: 12bit G: 12bit B: 12bit)
D.OUT1
○
○
○
D.OUT2
-
○
○
○:使用、
-:未使用
(b)DIGITAL OUTコネクタ
1
14
26
13
13
26
14
1
D.OUT1
D.OUT 1(コネクタ 1)
Pin No. Signal
1
GND
2
TXOUT 0 (-)
3
TXOUT 1 (-)
4
TXOUT 2 (-)
5
TXCLKOUT (-)
6
TXOUT 3 (-)
7
RX (+) [ SERTC (+) ]
8
TX (-) [ SERTFG (-) ]
9
TRIG/VD (-) [ CC1 (-) ]
10
N.U. [ CC2 (+) ]
11
N.U. [ CC3 (-) ]
12
N.U. [ CC4 (+) ]
13
GND
D.OUT 2(コネクタ 2:Medium configuration 時に使用)
Pin No. Signal
1
GND
2
TYOUT 0 (-)
3
TYOUT 1 (-)
4
TYOUT 2 (-)
5
TYCLKOUT (-)
6
TYOUT 3 (-)
7
N.U.
8
N.U.
9
N.U.
10
N.U.
11
N.U.
12
N.U.
13
GND
D.OUT2
Pin No.
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
Signal
GND
TXOUT 0 (+)
TXOUT 1 (+)
TXOUT 2 (+)
TXCLKOUT (+)
TXOUT 3 (+)
RX (-) [ SERTC (-) ]
TX (+) [ SERTFG (+) ]
TRIG/VD (+) [ CC1 (+) ]
N.U. [ CC2 (-) ]
N.U. [ CC3 (+) ]
N.U. [ CC4 (-) ]
GND
Pin No.
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
Signal
GND
TYOUT 0 (+)
TYOUT 1 (+)
TYOUT 2 (+)
TYCLKOUT (+)
TYOUT 3 (+)
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
GND
SDR コネクタ(3M) 又は相当品
N.U.:Not used
デジタル出力ケーブルは、特性インピーダンス100Ωのツイストペア線および外皮シールドタイプをご使用ください。また、ビ
デオ機器やフレームグラバー等のGND端子にデジタル出力ケーブルのシールド線(GND)を接続してください。
TX:カメラ→装置への送信データです。
RX:装置→カメラへの送信データです。
(注)カメラに電源を投入したまま、ケーブル(デジタル出力ケーブル)の抜き差しは行わないでください。
CE マーキング適合地域では、ケーブル両端(カメラ及び画像処理側)にクランプフィルタ(ZCAT2035-0930A:TDK)を装着
してください。
3
2.DCIN/SYNC コネクタ
PIN NO.
Signal
PIN NO.
1
GND (+12V)
7
2
+12V
8
3
GND
9
4
N.C.
10
5
FLASH / VD (C) OUT
11
6
N.C.
12
Signal
TRIG-A / VD (H) IN
TRIG-B (C) IN
TRIG-B (H) IN
FLASH / VD (H) OUT
N.C.
TRIG-A / VD (C) IN
コネクタ(カメラ側座)
:SNH-10-12(RPCB)
SAMWOO 又は相当品
プラグ(ケーブル側適合プラグ)
:HR10A-10P-12S(01) ヒロセ電機 又は相当品
CEマーキング適合地域ではケーブルの両端(カメラ及び画像処理側)にクランプフィルタ(ZCAT20350930A:TDK)を装着
してください。
TRIG-A/VD および TRIG-B は絶縁入力、FLASH/VD は絶縁出力となっており、8/12/5 ピンは 1/3 ピンの GND から絶縁さ
れ
ています。
8/12/5 ピンの絶縁処理を用いず GND に接続したい場合は、1/3 ピンと 8/12/5 ピンを接続してください。
(注)カメラに電源を投入したまま、ケーブル(カメラケーブル)の抜き差しは行わないでください。
機械が故障する恐れがあるため、N.U.のピンには信号を入力しないでください。
4
カメラ機能の説明
HV-F202SCLの機能設定はカメラリンク経由でPCから行います。本章では搭載されている機能の説明とその調整方法について
説明します。
各コマンドの送受信方法に関しては、10~16ページ「リモートコントロール」および17~20ページ「コマンドリスト」を参照ください。
(1) TRIGGER : 外部トリガに関する設定
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: トリガモードが OFF になります(ノーマルモード)
FIXED SHUTTER
: 固定シャッタモードになります
ONE TRIGGER
: ONE トリガモードになります
VD CONTROL
: VD 同期モードになります
・POLARITY : トリガ極性の選択
POSITIVE (出荷時設定) : 入力極性 HIGH をトリガ信号とします
NEGATIVE
: 入力極性 LOW をトリガ信号とします
・SOURCE : トリガソースの選択
CL-CC1 (出荷時設定) : カメラリンク信号 CC1(3ページ「コネクタ」参照)にトリガ信号を入力します
12pin
: 12pinDCIN/SYNC コネクタの 7 番ピンからトリガ信号を入力します
※詳細は25~26ページ「トリガ動作とタイミングチャート」を参照ください。
(2) SHUTTER : 電子シャッタについての設定
OFF (出荷時設定)
: シャッタ動作を OFF にします(ノーマルシャッタ)
1/30, 1/60, 1/100,
1/250, 1/1000, 1/2000,
1/10000, 1/50000 second : 設定したシャッタスピードになります(PRESET シャッタ)
VARIABLE
: 10~1/100,000 秒の範囲でシャッタスピードを設定できます(VARIABLE シャッタ)
・VARIABLE VALUE : VARIABLE シャッタのシャッタスピードを設定します
10 ~ 1/100000 second : 1536 段階でシャッタスピードを設定します
(出荷時設定:1/30)
シャッタスピードの設定値は下記の計算式から求めます。(ShutterSpeed : μsec)
a) 露光時間から設定値 XYY16 を求める式
X  int(log( ShutterSpeed ))  1
  ShutterSpeed
 10016
 1 
YY int 
X 1
9
10





b) 設定値 XYY16 から露光時間を求める式
YY16
 9)[  sec]
ShutterSpeed  10 X 1  (1 
10016
例 1. 露光時間= 1/125sec (= 8000μsec)にする設定値 XYY を求める
X  int log8000   1
 2
  8000  10016
YY int  2 1  1 
9

  10



10016 

 int 7 

9 

 C716
 XYY  2C716
例 2. 設定値 nnn = 25D16 のときの露光時間を求める
ShutterSpeed  10 2 1  (1 
5D16
 9)
10016
 4269.53 [  sec]
1

[sec]
234.22
5
(3) GAIN LEVEL : 電気感度を手動で調整します
0 (出荷時設定) ~ 12dB : AGC が OFF のときに MANUAL ゲインを設定します。
0~12dB を 342 段階で設定
(4) BRIGHTNESS : マスターブラックを調整します
0 ~ 255
: 256 段階で設定します(出荷時設定:128)
(5) GAMMA : ガンマ補正の設定です
*LUTがOFFの時のみ有効です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: ガンマ補正を行いません
ON
: 設定した値に応じたカーブでガンマ補正を行います
・LEVEL : ガンマ補正量の詳細な調整
0 ~ 255
: ガンマカーブを 256 段階(γ:1.0~0.45)で設定します(出荷時:0)
(6) KNEE : ニーの動作モードに関する設定です (LUTがOFFの時のみ有効です)
-MODE- : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: ニーは動作しません
ON
: 画像の明るい部分の階調を自然にします
-KNEE POITN- : ニーポイント調整
0 (出荷時設定) ~ 32 : 0 側に行くほどニーの開始レベルが低くなり 32 側に行くほど高くなります
-KNEE SLOPE- : ニースロープ調整
0 (出荷時設定) ~ 159 : 0 側に行くほどニーの利きが強くなり 159 側に行くほどニーの利きが弱くなります
(7) LUT : LUT(Look Up Table)の動作モードに関する設定です
-MODE- : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: LUT を使用しません
ON
: 画像が TABLE R/G/B で設定した LUT に従った出力特性になります
-TABLE R - : Red の LUT
0 ~ 255
:映像信号レベル(0~100%)を 0~255 ポイントで任意のレベルに変換します。
-TABLE G - : Green の LUT
0 ~ 255
:映像信号レベル(0~100%)を 0~255 ポイントで任意のレベルに変換します。
-TABLE B - : Blue の LUT
0 ~ 255
:映像信号レベル(0~100%)を 0~255 ポイントで任意のレベルに変換します。
(8) SHARPNESS : 輪郭補正の設定です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: 輪郭補正を行いません
ON
: 設定した値に応じて輪郭補正を行います
・LEVEL : 輪郭補正量の調整
0 ~ 255
: 0 側は輪郭がソフトになり、255 側は輪郭がシャープになります(出荷時:128)
(9) ALC : 映像レベルの自動調整(Auto Level Control)の設定です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: AGC および AES を OFF にします(MANUAL ゲイン、NORMAL シャッタ)
AGC
: AES を OFF にして 0~12dB の範囲で自動的にレベル調整を行います
AES
: AGC を OFF にしてシャッタスピードにより自動的にレベル調整を行います
AGC & AES
: AGC および AES を ON にします
・VIDEO LEVEL : AGC か AES が ON のときに自動的に調整されるビデオレベルの設定です
0 ~ 255
: 0 側は収束レベルが下がり、255 側は収束レベルが上がります(出荷時:128)
6
(10) WHITE BALANCE : ホワイトバランスの設定です
・MODE : モードの選択
ATW
: リアルタイムでホワイトバランスを自動で追尾します
MANUAL (出荷時設定) : マニュアルで R-GAIN、B-GAIN を調整します
AWC ADJUST
: ホワイトバランスの自動調整を実行します
・R-GAIN : Red ゲインの調整
0 ~ 255
: R ゲインを 256 段階で調整します (出荷時設定:128)
・B-GAIN : Blue ゲインの調整
0 ~ 255
: B ゲインを 256 段階で調整します (出荷時設定:128)
(11) MASKING : 6色独立マスキング(原色R,G,Bとその補色Ye,Cy,Mgの飽和度と色相を独立に変える)の設定です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: マスキング機能を使用しません
ON
: マスキング機能を使用します
・R-SATURATION : Red の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Red の飽和度を 256 段階で調整します
・R-HUE : Red の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど Ye よりになり 255 側に行くほど Mg よりになります
・Cy-SATURATION : Cyan の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Cyan の飽和度を 256 段階で調整します
・Cy-HUE : Cyan の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど B よりになり 255 側に行くほど G よりになります
・G-SATURATION : Green の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Green の飽和度を 256 段階で調整します
・G-HUE : Green の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど Cy よりになり 255 側に行くほど Ye よりになります
・Mg-SATURATION : Magenta の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Magenta の飽和度を 256 段階で調整します
・Mg-HUE : Magenta の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど R よりになり 255 側に行くほど B よりになります
・B-SATURATION : Blue の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Blue の飽和度を 256 段階で調整します
・B-HUE : Blue の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど Mg よりになり 255 側に行くほど Cy よりになります
・Ye-SATURATION : Yellow の飽和度調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Yellow の飽和度を 256 段階で調整します
・Ye-HUE : Yellow の色相調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : 0 側に行くほど G よりになり 255 側に行くほど R よりになります
(12) PAINT BLACK : ペイントブラック(RGBそれぞれの色レベルを独立に変える)の設定です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: ペイントブラック機能を使用しません
ON
: ペイントブラック機能を使用します
・RED : Red の色レベル調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Red の色レベルを 256 段階で調整します
・GREEN : Green の色レベル調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Green の色レベルを 256 段階で調整します
・BLUE : Blue の色レベル調整
0 (出荷時設定) ~ 255 : Blue の色レベルを 256 段階で調整します
7
(13) WHITE SHADING : シェーディング補正の設定です
・MODE : モードの選択
OFF (出荷時設定)
: シェーディング補正機能を使用しません
ON
: シェーディング補正機能を使用します
・ADJUST : 自動調整
: 実行すると画面にあわせてシェーディング補正を行い、色/輝度ムラを低減します。
(全面白の被写体を撮影し、予め、映像信号が飽和しないように、SHUTER/GAIN で調整してく
ださい)
(14) DNR : デジタルノイズリダクションの設定です
・MODE : モードの選択
OFF
:デジタルノイズリダクション機能を使用しません。
ON (出荷時設定)
:デジタルノイズリダクション機能により映像のノイズを低減します。
(15) VD/FVAL : 垂直同期信号の設定です
VD
: VD を出力します
FVAL (出荷時設定)
: FVAL を出力します
(16) HD/LVAL : 水平同期信号の設定です
HD
: HD を出力します
LVAL (出荷時設定)
: LVAL を出力します
(17) DATA BIT : 出力ビット幅の設定
24bit (出荷時設定)
: 接続方法を Base configuration に切り換えて、映像を 24bit で出力します
30bit
: 接続方法を Medium configuration に切り換えて、映像を 30bit で出力します
36bit
: 接続方法を Medium configuration に切り換えて、映像を 36bit で出力します
(18) OUTPUT : 12pinDCIN/SYNCコネクタの10番ピンから出力する信号についての設定
・SIGNAL : 出力信号の選択
OFF (出荷時設定)
: 何も出力しません
FLASH OUT
: フラッシュパルス(ストロボ)を出力します
VD
: カメラ VD を出力します
・POLARITY : 出力信号の極性の選択
POSITIVE(出荷時設定) : HIGH 極性の信号を出力します
NEGATIVE
: LOW 極性の信号を出力します
(19) WHITE SPOT : 白傷補正についての設定
・MODE : 補正機能の選択
OFF (出荷時設定)
: 白傷補正を行いません
ON
: 白傷補正を行います
・THRESHOLD R: Red 用 CCD に対しての白傷検出閾値
0 ~ 255
: Red 用 CCD に対しての白傷閾値を 0~255 の範囲で設定します(出荷時設定:96)
・THRESHOLD G: Green 用 CCD に対しての白傷検出閾値
0 ~ 255
: Green 用 CCD に対しての白傷閾値を 0~255 の範囲で設定します(出荷時設定:96)
・THRESHOLD B: Blue 用 CCD に対しての白傷検出閾値
0 ~ 255
: Blue 用 CCD に対しての白傷閾値を 0~255 の範囲で設定します(出荷時設定:96)
・DETECT : 白傷検出の実行
: 実行するとTHRESHOLDで設定したレベルより高いレベルの画素を白傷として検出します
※検出できる画素数は各色64個までです
8
(20) MEMORY CHANNEL : メモリチャンネルの設定です
・LOAD : メモリのロード
DEFAULT (出荷時設定) : 出荷時調整に戻します
MEMORY1 ~ MEMORY4 : SAVE した内容をロードします
・SAVE : メモリのセーブ
MEMORY1 ~ MEMORY4 : メモリ 1~4 に現在の設定を保存します
9
リモートコントロール
1.通信方式
・制御方式
・転送速度
・データ長
・スタートビット
・ストップビット
・パリティ
・ビット転送
:
:
:
:
:
:
:
調歩同期方式
9600bps
8ビット
1ビット
1ビット
無し
LSBファースト
2.通信制御方法
リモートコントロールソフトが通信制御の全コントロールを行い、カメラ制御マイコンに対しTEXTデータを転送する事によりデ
ータ送受信制御を行う。
3.プロトコルデータ説明
次ページ以降説明する内容は、カメラ制御マイコンとリモートコントロールソフトのデータプロトコルを表す。また、カメラ制御マ
イコンをスレーブ、リモートコントロールソフトをマスタとする。
・受信保護タイマ(タイムアウトエラー)
マスタ、スレーブの共通処理として、受信保護タイマを1秒間とする。
“TEXT”データ等の1ブロックデータ受信制御時、データ間隔が1秒以上経過した場合は、直ちにエラーとして受信データを破
棄する。また、受信データに関する応答信号は出力しない。
10
(1)マスタがデータを送信した場合(正常処理)
ENQコード(05H)
HITACH
2
送信データ(ASCIIコード)
3CCD
スレーブ
HV-F202SCL
①
②
③
④
1
ACKコード(06H)
3
ACKコード(06H)
4
マスタ(装置)
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
マスタは、“送信データ”をスレーブに対し送信する。
スレーブは、“送信データ”受信後に“ACK”コードをマスタに送信してハンドシェークを終了させる。
(2)マスタがデータを読み出す場合(正常処理)
ENQコード(05H)
HITACH
2
読出しコマンド(ASCIIコード)
3CCD
スレーブ
HV-F202SCL
①
②
③
④
⑤
⑥
4
5
1
ACKコード(06H)
3
ACKコード(06H)
読出しデータ(ASCIIコード)
ACKコード(06H)
6
マスタ(装置)
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
マスタは、“読出しコマンド”をスレーブに対し送信する。
スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ACK”コードをマスタに送信する。
スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
マスタは、“読出しデータ”受信後に“ACK”コードをスレーブに送信してハンドシェークを終了させる。
11
(3)マスタがデータを送信した場合(制御打ち切り処理)
ENQコード(05H)
2
1
NACKコード(15H)
ENQコード(05H)
HITACH
NACKコード(15H)
ENQコード(05H)
3CCD
NACKコード(15H)
スレーブ
HV-F202SCL
3
ENQコード(05H)
マスタ(装置)
NACKコード(15H)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信不可状態のため、“NAC
K”コードを送信する。
③ 一連のシーケンスを繰り返し、再転送処理を行う。再転送回数は、3回までとする。
3回連続でNACKコードを受信した場合、通信制御が行えない状態とし通信制御を終了させる。
(4)マスタがデータを送信時(データエラー発生時処理)
ENQコード(05H)
2
3
3CCD
4
送信データ(エラー発生)
送信データ(正常データ)
6
ACKコード(06H)
3秒間
経過
スレーブ
HV-F202SCL
3秒間
経過
送信データ(エラー発生)
HITACH
1
ACKコード(06H)
5
マスタ(装置)
①
②
③
④
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
マスタより“送信データ”を送信する。
スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データにエラーを検出した場合(フレーミング、オーバ
ーランエラーのエラー検出)、データ通信を行わない。
⑤ ③、④のシーケンスを繰り返した後、“送信データ(正常データ)”をマスタが転送する。
⑥ スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データが正常データを検出後、“ACK”コードを送信し、
一連のシーケンスを終了させる。
12
(5)送信フレームエラーの場合(マスタ送信時)
ENQコード(05H)
2
送信データ(ASCII コード)
3
HITACH
スレーブ
HV-F202SCL
送信データ(ASCII コード)
5
送信データ(ASCII コード)
送信データ(ASCII コード)
3秒間 3秒間
経過
経過
3CCD
3秒間
経過
4
1
ACKコード(06H)
マスタ(装置)
6
①
②
③
④
⑤
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
マスタより“送信データ”を送信する。
スレーブ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
マスタは、“送信データ”に対する応答コードが受信できないため、3秒後再度“送信データ”を送信す
る。このシーケンスを3回繰り返す。
⑥ マスタが3回再送信を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
13
(6)送信フレームエラーの場合(マスタ受信時)
ENQコード(05H)
2
読出しコマンド(ASCII コード)
HITACH
7
読出しデータ(ASCII コード)
読出しデータ(ASCII コード)
読出しデータ(ASCII コード)
8
6
3秒間 3秒間
経過
経過
スレーブ
HV-F202SCL
5
3
ACKコード(06H)
3秒間
経過
3CCD
4
1
ACKコード(06H)
マスタ(装置)
読出しデータ(ASCII コード)
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
マスタより“読出しコマンド”を送信する。
スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ACK”コードをマスタに送信する。
スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
マスタ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
スレーブは、“読出しデータ”に対する応答コードが受信できないため、3秒後再度“読出しデータ”を
送信する。このシーケンスを3回繰り返す。
⑧ スレーブが3回再転送を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
14
4.通信コマンドデータ形式
(1)送信データ、読出しコマンド(マスタ → スレーブ)
(a) コマンドデータは、ASCIIコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は18バイトとする。
(c) 通信データ形式(送信順)
STX
1バイト
TEXTデータ
14バイト
ETX
1バイト
サム値
2バイト
18バイト
・STX(スタートコード)
: TEXTの開始を表すコード。
1バイト(02H)
: 送受信されるデータ。
14バイト(ASCIIコード)
: TEXTの終了を表すコード。
1 バイト(03H)
: STX、TEXTデータ、ETXの全データ加算値と(FFH)とのXOR結果とする。
2バイト(ASCIIコード)
・TEXTデータ
・ETX(エンドコード)
・サム値
(d) TEXTデータ形式詳細(送信順)
ステータス
2バイト
ID No.
2バイト
エリアアドレス
2バイト
相対 No.
2バイト
データ
2バイト×3
14バイト
・ステータス
・ID No.
・エリアアドレス
・相対 No.
・データ(注)
: 送信するデータのステータス情報。
2バイト(ASCIIコード)
EEPROMの書き込みに使用。
(0:書き込み無し、1:書き込み有り)
: カメラ固有の ID。
HV-F202SCL は(FFH)固定
2バイト(ASCIIコード)
: 送信データ(01H)と読出しコマンド(81H)の区別。
2バイト(ASCIIコード)
: 調整する項目毎にNo.をセットする(0~255まで)。
2バイト(ASCIIコード)
: 送信するデータをセットする。
2バイト×3(ASCIIコード)
15
(2) 読出し(受信)データ(スレーブ → マスタ)
(a) コマンドデータは、ASCIIコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は10バイトとする。
(c) 通信データ形式(送信順)
TEXTデータ
ETX
1バイト
サム値
2バイト
10バイト
・STX(スタートコード)
: TEXTの開始を表すコード。
1バイト(02H)
: 送受信されるデータ。
6バイト(ASCIIコード)
: TEXTの終了を表すコード。
1バイト(03H)
: STX、TEXTデータ、ETXの全データ加算値と(FFH)とのXOR結果とする。
2バイト(ASCIIコード)
・TEXTデータ
・ETX(エンドコード)
・サム値
(d) TEXTデータ形式詳細(送信順)
データ
2バイト×3
6バイト
・データ(注)
: 受信されたデータがセットされる。
2バイト×3(ASCIIコード)
(注)データ転送順について
エリアアドレス
データ種類
0x01/0X30(送信データ)
0x81/(読出しコマンド)
(一部例外有り)
コモンデータ
データバイト数
1st データ
2nd データ
3rd データ
1 バイト
2 バイト
3 バイト
データ
上位データ
最上位データ
0
下位データ
中位データ
0
0
下位データ
5.SUM 値の求め方
例
STX
02
1
STATUS
00
2
ID NO
FF
3
AREA ADDRESS
01
4
RELATIVE NO
04
5
00
6
DATA
00
7
00
ETX
SUM
03
29
1. STATUS から DATA までを ASCII コードにより、数値に変換する(STX と ETX はそのまま)。
'0'→(30)16
'1'→(31)16
'4'→(34)16
'F'→(46)16
STX:(02)16
ETX:(03)16
2. STX から ETX までを全て足し合わせる(1つずつ足す)。
(02)16+(30)16+(30)16+(46)16+(46)16+(30)16+(31)16+(30)16+(34)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(03)16 =(2D6)16
STX
STATUS
ID
AREA
RELATIVE
DATA
ETX
3. 2 で出た答えと(FF)16 との XOR(Exclusive OR)をとり、出てきた答えの下2桁が SUM 値となる。
(2D6)16 と (FF)16 との XOR ⇒ (229)16
16
コマンドリスト
1.送信データ(設定コマンド、注意:1~7 及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります)
1
3
4
5
6
7
AREA
RELATIVE
STATUS ID NO.
DATA
ADDRESS
NO.
OFF
02
00
FF
01
04
00
00
00
FIXED
02
00
FF
01
04
01
00
00
MODE
1TRIG
02
00
FF
01
04
02
00
00
VD CONT
02
00
FF
01
04
04
00
00
TRIGGER
POSITIVE
02
00
FF
01
0F
00
00
00
POLARITY
NEGATIVE
02
00
FF
01
0F
01
00
00
CL-CC1
02
00
FF
01
05
00
00
00
SOURCE
12pin
02
00
FF
01
05
01
00
00
OFF
02
00
FF
01
08
00
00
00
1/30
02
00
FF
01
08
01
00
00
1/60
02
00
FF
01
08
02
00
00
1/100
02
00
FF
01
08
03
00
00
1/250
02
00
FF
01
08
04
00
00
PRESET
SHUTTER
1/1000
02
00
FF
01
08
05
00
00
SPEED (*1)
1/2000
02
00
FF
01
08
06
00
00
1/10000
02
00
FF
01
08
07
00
00
1/50000
02
00
FF
01
08
08
00
00
VARIABLE (*2)
02
00
FF
01
08
FF
00
00
VARIABLE VALUE MIN (1/100000(s)) 02
00
FF
01
11
00
00
00
(2Byte) (*3)
MAX (10(s))
02
00
FF
01
11
06
00
00
MIN (0)
02
00
FF
01
0C
00
00
00
GAIN( 2Byte) (*4)
MAX (341)
02
00
FF
01
0C
01
55
00
MIN (0)
02
00
FF
01
17
00
00
00
BRIGHTNESS
MAX (255)
02
00
FF
01
17
FF
00
00
OFF
02
00
FF
01
23
00
00
00
MODE
ON
02
00
FF
01
23
01
00
00
GAMMA
MIN (0)
02
00
FF
01
24
00
00
00
LEVEL
MAX (255)
02
00
FF
01
24
FF
00
00
ON
02
00
FF
01
42
00
00
00
MODE
OFF
02
00
FF
01
42
01
00
00
MIN (0)
02
00
FF
01
43
00
00
00
KNEE
KNEE POINT
MAX (32)
02
00
FF
01
43
20
00
00
MIN (0)
02
00
FF
01
44
00
00
00
KNEE SLOPE
MAX (159)
02
00
FF
01
44
9F
00
00
OFF
02
00
FF
01
25
00
00
00
MODE
ON
02
00
FF
01
25
01
00
00
MIN (0)
02
00
FF
20
n (*5)
00
00
00
TABLE R[n]
MAX (255)
02
00
FF
20
n (*5)
FF
00
00
LUT
MIN (0)
02
00
FF
21
n (*5)
00
00
00
TABLE G[n]
MAX (255)
02
00
FF
21
n (*5)
FF
00
00
MIN (0)
02
00
FF
22
n (*5)
00
00
00
TABLE B[n]
MAX (255)
02
00
FF
22
n (*5)
FF
00
00
OFF
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00
FF
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27
00
00
00
MODE
ON
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00
FF
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00
00
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FF
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00
00
LEVEL
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00
FF
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28
FF
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00
OFF
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00
FF
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00
00
AGC
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00
FF
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0B
01
00
00
MODE
AES
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00
FF
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02
00
00
ALC
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00
FF
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0B
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00
00
MIN (0)
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00
FF
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26
00
00
00
VIDEO LEVEL
MAX (255)
02
00
FF
01
26
FF
00
00
(*1) SHUTTER SPEED の設定は、ONE トリガモード時もしくは AES が ON のときには無効になります。
(*2) VARIABLE を選択したときだけ、VARIABLE VALUE を設定できます。
(*3) VARIABLE VALUE は、000016~060016 の範囲で設定できます(シャッタスピードの設定値については5~6ページを参照)。
(*4) ALC MODE が OFF/AES のときの GAIN LEVEL 設定です。
(*5) TABLE R/G/B の RELATIVE NO は 0~255(0016~FF16)のテーブルナンバです。SUM はこの値に従います。
Item
STX
2
ETX SUM
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
29
28
27
25
17
16
28
27
25
24
23
22
21
20
1F
1E
1D
F9
2B
25
1A
0F
25
F9
28
27
27
FB
27
26
26
24
25
06
26
25
(*5)
(*5)
(*5)
(*5)
(*5)
(*5)
24
23
23
F7
1B
1A
19
18
25
F9
17
1
Item
STX
2
3
4
AREA
RELATIVE
STATUS ID NO.
ADDRESS
NO.
00
FF
01
29
00
FF
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29
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FF
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29
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FF
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2A
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FF
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2A
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FF
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2B
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FF
01
2B
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FF
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31
00
FF
01
31
00
FF
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32
00
FF
01
32
00
FF
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33
00
FF
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33
00
FF
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34
00
FF
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34
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FF
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35
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FF
01
35
00
FF
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36
00
FF
01
36
00
FF
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37
00
FF
01
37
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FF
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38
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FF
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38
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FF
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39
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FF
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39
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FF
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3A
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FF
01
3A
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FF
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3B
00
FF
01
3B
00
FF
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3C
00
FF
01
3C
00
FF
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3D
00
FF
01
3D
00
FF
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3E
00
FF
01
3E
00
FF
01
3F
00
FF
01
3F
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FF
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00
FF
01
40
00
FF
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00
FF
01
41
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FF
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00
FF
01
52
00
FF
01
53
00
FF
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57
00
FF
01
57
ATW
02
MANUAL
02
AWC ADJUST (*1) 02
WHITE
MIN (0)
02
BALANCE
R-GAIN
MAX (255)
02
MIN (0)
02
B-GAIN
MAX (255)
02
OFF
02
MODE
ON
02
MIN (0)
02
R-SATURATION
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02
MIN (0)
02
R-HUE
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Cy-SATURATION
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Cy-HUE
MAX (255)
02
MIN (0)
02
G-SATURATION
MAX (255)
02
MIN (0)
02
MASKING
G-HUE
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Mg-SATURATION
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Mg-HUE
MAX (255)
02
MIN (0)
02
B-SATURATION
MAX (255)
02
MIN (0)
02
B-HUE
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Ye-SATURATION
MAX (255)
02
MIN (0)
02
Ye-HUE
MAX (255)
02
OFF
02
MODE
ON
02
MIN (0)
02
RED
MAX (255)
02
PAINT
BLACK
MIN (0)
02
GREEN
MAX (255)
02
MIN (0)
02
BLUE
MAX (255)
02
OFF
02
MODE
WHITE
ON
02
SHADING
ADJUST
02
OFF
02
DNR
MODE
ON
02
(*1) AWC ADJUST は MODE が MANUAL のときに使用できます。
MODE
5
6
7
DATA
00
02
03
00
FF
00
FF
00
01
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
FF
00
01
00
FF
00
FF
00
FF
00
01
01
00
01
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00
00
00
00
00
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00
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00
00
00
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00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
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00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
ETX
SUM
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
22
20
1F
1A
EE
19
ED
29
28
28
FC
27
FB
26
FA
25
F9
24
F8
23
F7
22
F6
21
F5
19
ED
18
EC
17
EB
16
EA
15
14
14
E8
29
FD
28
FC
26
25
24
21
20
18
1
Item
STX
VD
FVAL
HD
HD/LVAL
LVAL
24bit
DATA BIT
30bit
36bit
OFF
SIGNAL
FLASH OUT
OUTPUT
VD
POSITIVE
POLARITY
NEGATIVE
OFF
MODE
ON
WHITE SPOT
MIN (0)
THRESHOLD
MAX (255)
DETECT
MIN (DEFAULT)
LOAD
CH 1
MEMORY
MAX (CH 4)
MIN (CH 1)
SAVE
MAX (CH 4)
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
VD/FVAL
2
3
4
AREA
RELATIVE
STATUS ID NO.
ADDRESS
NO.
00
FF
01
15
00
FF
01
15
00
FF
01
16
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FF
01
16
00
FF
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14
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FF
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14
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FF
01
14
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FF
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06
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FF
01
06
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FF
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06
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FF
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FF
01
55
00
FF
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4B
00
FF
01
4B
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FF
01
4C
00
FF
01
4C
00
FF
01
4D
00
FF
01
02
00
FF
01
02
00
FF
01
02
00
FF
01
03
00
FF
01
03
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6
7
ETX SUM
DATA
00
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00
01
00
01
02
00
01
02
00
01
00
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00
FF
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00
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04
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00
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00
00
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00
00
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00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
27
26
26
25
28
27
26
27
26
25
23
22
17
16
16
EA
14
2B
2A
27
29
26
19
2.読出しコマンド(注意:1~7 及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります)
Item
STX
MODE
SOURCE
POLARITY
PRESET
SHUTTER SPEED
VARIABLE VALUE
GAIN LEVEL
BRIGHTNESS
MODE
GAMMA
LEVEL
MODE
KNEE
POINT
SLOPE
MODE
TABLE R[n]
LUT
TABLE G[n]
TABLE B[n]
MODE
SHARPNESS
LEVEL
MODE
ALC
VIDEOLEVEL
MODE
WHITE BALANCE
R-GAIN
B-GAIN
MODE
R-SATURATION
R-HUE
Cy-SATURATION
Cy-HUE
G-SATURATION
MASKING
G-HUE
Mg-SATURATION
Mg-HUE
B-SATURATION
B-HUE
Ye-SATURATION
Ye-HUE
MODE
RED
PAINT BLACK
GREEN
BLUE
WHITE SHADING
MODE
DNR
MODE
VD / FVAL
HD / LVAL
DATA BIT
SIGNAL
OUTPUT
POLARITY
MODE
WHITE SPOT
THRESHOLD R
MEMORY
LOAD CH
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
02
TRIGGER
1
2
STATUS
ID NO.
00
00
00
00
00
00
00
00
00
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00
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00
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00
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00
00
00
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
FF
3
4
AREA
RELATIVE
ADDRESS
NO.
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81
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n (*1)
A1
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A2
n (*1)
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29
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2A
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2B
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81
34
81
35
81
36
81
37
81
38
81
39
81
3A
81
3B
81
3C
81
3D
81
3E
81
3F
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81
41
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81
15
81
16
81
14
81
06
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55
B0
4B
B0
4C
81
02
5
6
7
DATA
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
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00
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00
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00
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00
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00
00
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00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
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00
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00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
00
ETX
SUM
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
03
21
20
F
1D
23
12
1D
20
1F
1F
1E
1D
1E
(*1)
(*1)
(*1)
1C
1B
13
1D
1A
12
11
21
20
1F
1E
1D
1C
1B
1A
19
11
10
0F
0E
0D
0C
21
20
1E
19
1F
1E
20
1F
1B
6
5
23
(*1) TABLE R/G/B の RELATIVE NO は 0~255(0016~FF16)のテーブルナンバです。SUM はこの値に従います。
スレーブからの読出しデータは「リモートコントロール」の「4.通信コマンドデータ形式(2)」(15ページ)に従います。
20
カメラリンク出力タイミングチャート
1.水平タイミング
1920 clk
1600 clk
VIDEO
Active Picture
LVAL
HD
100 clk
110 clk
110 clk
1clk = 13.889ns
2.垂直タイミング
1252 H
1200 H
Active Picture
VIDE
FVAL
VD
3H
37 H
12 H
1 H = 1920 clk = 26.667 us
21
3.LVDS シリアルデータ出力パルス位置
(1)Base Configuration
(a)24bit
D.OUT 1
TCLK 13.889ns (72.0000MHz)
CLKX
Previous Cycle
Next Cycle
X3
R7-1
R6-1
N.U.
B7
B6
G7
G6
R7
R6
X2
B3-1
B2-1
N.U.
FVAL
LVAL
B5
B4
B3
B2
(VD)
X1
G2-1
G1-1
B1
B0
G5
G4
G3
G2
G1
X0
R1-1
R0-1
G0
R5
R4
R3
R2
R1
R0
N.U.: Not used
※Base configuration でご使用するときは、ケーブルは必ず D.OUT1 に接続してください。
D.OUT2 に接続した場合機械が故障する恐れがあります。
22
(2)Medium Configuration
(a)30bit
D.OUT 1
TCLK 13.889ns (72.0000MHz)
CLKX
Previous Cycle
Next Cycle
X3
R7-1
R6-1
N.U.
B7
B6
N.U.
N.U.
R7
R6
X2
B3-1
B2-1
N.U.
FVAL
LVAL
B5
B4
B3
B2
(VD)
(HD)
X1
N.U.
R9-1
B1
B0
B9
B8
N.U.
N.U.
R9
X0
R1-1
R0-1
R8
R5
R4
R3
R2
R1
R0
N.U.: Not used
D.OUT 2
TCLK 13.889ns (72.0000MHz)
CLKY
Previous Cycle
Next Cycle
Y3
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
G7
G6
N.U.
N.U.
Y2
N.U.
N.U.
N.U.
FVAL
LVAL
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
(VD)
(HD)
Y1
G2-1
G1-1
G9
G8
G5
G4
G3
G2
G1
Y0
N.U.
N.U.
G0
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.: Not used
23
(b)36bit
D.OUT 1
TCLK 13.889ns (72.0000MHz)
CLKX
Previous Cycle
Next Cycle
X3
R7-1
R6-1
N.U.
B7
B6
B11
B10
R7
R6
X2
B3-1
B2-1
N.U.
FVAL
LVAL
B5
B4
B3
B2
(VD)
(HD)
X1
R10-1
R9-1
B1
B0
B9
B8
R11
R10
R9
X0
R1-1
R0-1
R8
R5
R4
R3
R2
R1
R0
N.U.: Not used
D.OUT 2
TCLK 13.889ns (72.0000MHz)
CLKY
Previous Cycle
Next Cycle
Y3
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
G7
G6
Y2
G11-1
G10-1
N.U.
FVAL
LVAL
N.U.
N.U.
G11
G10
(VD)
(HD)
N.U.
N.U.
Y1
G2-1
G1-1
G9
G8
G5
G4
G3
G2
G1
Y0
N.U.
N.U.
G0
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.
N.U.: Not used
24
トリガ動作とタイミングチャート
1.ノーマルモード
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
Data output
1252 H
VD
12 H
FVAL
37 H
3H
1200 H
2.固定シャッタモード
外部トリガ信号がPOSITIVE (High active)の場合、トリガ信号の立ち上がりで露光を開始します。設定されたシャッタスピードの
間露光し、露光が終わると内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
Trigger input
(POS)
High
Low
More than 1252 H
More than 10μs
Shutter time
(Camera setting value)
Shutter time
Strobe output
Data output
1200 H
3H
VD
37 H
FVAL
25
3.ONEトリガモード
外部トリガ信号がPOSITIVE (High active)の場合、トリガ信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間で、露光時間を決めま
す。トリガ信号の立ち下がりで、内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
More than 1252H
Trigger input
(POS)
High
Low
More than
10μs
Shutter time
(Integration time)
Shutter time
0.40±0.06μs
15.6±0.06μs
Strobe output
Data output
3H
1200 H
VD
37 H
FVAL
4.VDリセット
入力VDの立下りで内部VD信号がリセットされ同期を取ります。露光時間は設定したシャッタスピードです。
More than 10μs
VD (Trigger)
input (NEG)
High
Low
1252 H
Data output
1200 H
3H
Camera VD
FVAL
37 H
3H
VD output
0.40±0.06μs
(注) カメラ動作モードに合わない周期の外部VDを入力すると、シャッタ時間に誤差が生じます。
26
入出力信号
1.入力信号
HV-F202SCLに入力するトリガ信号のレベルは次のとおりになります。
(1)CameraLinkコネクタから入力するとき
LVDSレベル
(2)DCIN12pinコネクタから入力するとき
5Vp-p ± 0.5V
2.出力信号
HV-F202SCLから出力されるVD/ストロボ信号のレベルは次のとおりになります。
5Vp-p
分光感度特性例
HV-F202SCL 分光感度特性例
1.0
0.9
0.8
0.7
相対感度
0.6
0.5
0.4
0.3
B
G
R
0.2
0.1
0.0
400
450
500
550
600
650
700
波長 (nm)
27
仕様
HV-F202SCL の仕様を示します。
1) 光学系
2) 撮像素子
総画素数
有効画素数
実効画素数
画素ピッチ
3) 撮像面積
4) 走査方式
5) フレームレート
6) 水平駆動周波数
7) 水平走査周波数
8) 垂直走査周波数
9) 同期方式
10) レンズマウント
11) フランジバック
12) 映像出力
インタフェース
13)
14)
15)
16)
17)
18)
19)
20)
21)
22)
23)
出力画像サイズ
出力方式
感度
最低被写体照度
電子シャッタ
プリセット
オートシャッタ
バリアブル
フレームオンデマンド
モード
入力
入力レベル
出力信号
ガンマ補正
ゲイン補正
ホワイトバランス
レジストレーション
垂直輪郭補正
リモート制御
通信方式
制御項目
24) 電源電圧
25) 消費電流
26) 周囲温湿度
動作維持
保存
27) 耐振動性
28) 耐衝撃性
29) 外形寸法
30) 質量
31) 標準構成
1/1.8型 F1.8 IRカットフィルタ付きプリズム
1/1.8型インターライン転送方式CCD (3版式)
1688 (H) x 1248 (V)
1628 (H) x 1236 (V)
1600 (H) x 1200 (V)
4.4μm (H) x 4.4μm (V)
7.04mm (H) x 5.28mm (V)
プログレッシブスキャン
30フレーム/秒 (全画素読出し)
72.0000 MHz
37.5 kHz
29.95 Hz
内部同期/外部VD同期
Cマウント マウント面突起:4.0mm以下
17.526mm(空気換算)
CameraLink 1.13準拠 72.0000 MHz
Base / Medium configuration (注:デジタル出力のケーブル長は、MAX10mです)
1600 (H) x 1200 (V)
Base Configuration RGB24bit、Medium Configuration RGB30bit/RGB36bit
2000lx、F5.6 3200K
12lx (F1.8、ゲイン最大)
1/30秒、1/60秒、1/100秒、1/250秒、1/1000秒、1/2000秒、1/10000秒、1/50000秒
1/29.95 ~ 1/100000秒
10 ~ 1/100000秒
OFF(ノーマルモード)、固定シャッタモード、ONEトリガモード、VD同期モード
CameraLink (CC1)もしくはDCIN/SYNCコネクタから入力
5Vp-p ± 0.5V
ストロボ/VD : 5Vp-p
γ=1.0 / 0.45 / LUT
マニュアル/オート 0~+12 dB
マニュアル調整、ワンプッシュ調整、オート
全画面 0.05% 但しレンズ特性を除く
2H
調歩同期式
TRIGGER、SHUTTER SPEED、GAIN LEVEL、BRIGHTNESS、GAMMA、KNEE、LUT、
SHARPNESS、ALC、WHITE BALANCE、MASKING、PAINT BLACK、WHITE SHADING、
VD/FVAL、HD/LVAL、DATA BIT、OUTPUT SIGNAL、WHITE SPOT、MEMORY
DC12V±1V
約600mA(約7.2W)
0~40℃ RH90%以下 (結露なきこと)
-10~50℃ RH70%以下 (結露なきこと)
10~100Hz(24.5m/s2) 10分の掃引 3方向 各30分間
392m/ s2 (上下左右、各面1回)
55(W) x 55(H) x 89(D) mm (突起部を除く)
約350g
カメラ本体、導入ガイド、電源供給用コネクタプラグ
28
外形寸法図
29
〒101-8980 東京都千代田区外神田4-14-1 (秋葉原UDXビル11F) http://www.hitachi-kokusai.co.jp/
映像・通信事業部 営業統括本部 放送・映像システム営業本部
東京 第一営業部 (03) 6734-9540 第二営業部 (03) 6734-9542
営業所
札 幌 電話(011) 233-6111
名古屋 電話(052) 223-2770
高 松 電話(087) 867-2300
仙 台 電話(022) 723-1800
金 沢 電話(076) 265-7098
福 岡 電話(092) 412-7600
新 潟 電話(025) 244-4000
大 阪 電話(06) 6920-6320
沖 縄 電話(098) 860-8706
水 戸 電話(029) 227-4820
広 島 電話(082) 506-2151
30