製品カタログ - EMC.com

EMC Data Domain
バックアップ、アーカイブ データに最適な
な
重複排除データ保護ストレージ
EMC Data Domain® 重複排除データ保護は、企業内のデータを保存・保護するのに必要なストレージ
■特長
● データ処理速度が速い
EMC Data Domain Stream-Informed Segment
Layout(SISL ™)および EMC Data Domain Boost
テクノロジーにより、最大 31TB/ 時のバックアッ
プ速度を達成しています。Data Domain の重複
排 除 は CPU セントリックに行うため、性 能を
求めるために多くのハードディスクを並べる必要
はありません。
の容量を劇的に削減します。データの書き込み時に重複部分を排除することで、そのまま保存するの
に比べて平均 10 ∼ 3 0 分 の 1 ものデータ削減を実現します。バックアップされたデータは既設のネット
ワークをそのまま利用して効率的に別サイトに複製され、災害復旧やアーカイブ用途にも利用できます。
Data Domain 重複排除のしくみ
劇的なデータ容量削減の効果
30
● エンド ツー エンドのデータ整合性
データをレゴのブロックの様に分割し、
その構成要素と設計図だけを保持
EMC Data Domain Retention Lock を使用すると、
Data Domain によって、アーカイブ デー タの
ガバナンス ポリシーとコンプライアンス規制に
同時に対応できます。
● ストレージ サイロの排除
平均10∼30分の1の
データ削減効果
これが「Data Domain」の価値
0
Data Domain では現行のネットワーク リソースが
● コンプライアンス規制への準拠
20
10
● 使用帯域幅を削減
より効率的に利用されるため、使 用するネット
ワーク帯域幅が最大 99% 削減されます。
保存データ量
情報の「最後の砦としてのストレージ」として、
読み出し時にエラーとなる状況を回避するため
のアーキテクチャとなっています。Data Domain
のデータ非脆弱性アーキテクチャにより、保存
されたデータのデータ整合性を確保する業界最
高の保護機能を提供します。
1
5
10
15
20
バックアップの世代数
Data Domain
一般的なバックアップ
COS:Capacity Optimization Storage(容量最適化ストレージ)
データ重複排除のデータ削減効果
Data Domain は、バックアップ データを大幅に削減する、業界で最も効率の高いデータ重複排除を提
供します。
Data Domain は、ユニークなデータ シーケンスを一度だけ保存し、その後の同一データは
ポインタ情報のみの小さなデータにすることで、物理ストレージ容量を抑えることができます。
Data Domain は、最大 100PB までの論理容量を
1 台で保存することが可能です。システム単位で
のバックアップや、別々に保存されていたバック
アップとアーカイブ データ等のサイロ化を解消し
シンプルな管理を実現します。
テープからディスクへの移行を促進
一次ストレージ
BEFORE
一次ストレージ
AFTER
● 確実な災害復旧機能
Data Domain は、ネットワーク効率の高い暗号
化されたレプリケーションを可能にします。問題
の多い物理テープ インフラストラクチャを置き換
えることによって、確実な災害復旧機能を提供し、
迅速な災害復旧に対応するとともに、高速で簡
単な DR テストを実現します。
DB
DB
WAN
遠隔地輸送
バックアップ サーバー
テープライブラリ
Data Domain
バックアップ サーバー
Data Domain
レプリケーション
● 業務効率を向上
バックアップとアーカイブに使用する物理テープ
を排除し、何千本ものテープ カートリッジの管理、
取り扱い、保管など、運用管理の複雑さを解消
しコストを削減します。
テープ バックアップの課題
Data Domainを導入
• 運用管理の手間が掛かる
• テープの寿命や劣化が心配
• 問題なくリストアできるかわからない
• 遠隔地輸送時の紛失・盗難が不安
• どこに保管したか、探すのに時間が掛かり、
• テープを置き換えるだけ
• 既存のバックアップ ソフトやサーバーはそのまま利用
• テープの運用管理は必要なし
• 重複排除により、ディスク バックアップに替えても
結局リストア時間に影響が出る
コストの心配なし
• 圧縮データをレプリケーションするので、WAN 経由
でもデータ転送が可能
製 品カタログ
Data Domain のアドバンテージ
データの整合性と一貫性を確保
生成
確認
チェックサム データ
ファイル システムの
メタデータの整合性
を検証
クサ
ェッ
チ
ファイル システム
ムの 再 確 認と
比較
重複排除
ローカル圧縮
RAID
ユーザー データの
整合性を検証
ストライプの
整合性を検証
Data Domainは、データ非脆弱性アーキテクチャ(Data Invulnerability Aechitecture)技術により、
従来のディスク ストレージまたはテープ システムでは実現できなかった高レベルなデータ保護、データ
検証、自己修復機能を備え、データ整合性の問題に対して業界最高の保護レベルを提供します。
●
エンド ツー エンド データ検証
●
ー 書き込み後に読み取りを行い、内容比較
ー データ全体のチェックサム
ー 書き込みデータ確認
エンド ツー エンドのデータ検証
データの整合性の確認ロジック
自動修復ファイル システム
●
ー データ整合性再検証
ー クリーニング
ー 期限切れのデータ
ー デフラグ
●
●
RAID6
NVRAM/PRAM
スナップショット
CPUセントリック / インライン重複排除で、
Data Domain
2003年以降の向上率
スループット : 約 200倍
容 量
: 約1,650倍
︶
MB/秒
スループット
︵
6,000
高速かつ低コストの重複排除バックアップを実現
SISL アーキテクチャにより、重複排除処理を CPU とメモリ上で行います。一般的な重複排除ストレー
SATA
ファイバ チャネル
ジは、処理速度を上げるためにハードディスクを大量に必要とし、多大なコストが掛かります。Data
ほとんどの
重複排除
ベンダー
Domain の重複排除はディスクのスループットに依存しませんので、高価なディスクを必要としません。
また、Data Domainの 性能は CPU速度に比例しますが、CPU の開発は日進月歩で向上しているため、
50
50
100
150
200
ディスク スピンドル本数
CPUセントリック重複排除により、大量のディスクは不要
今後も処理速度の向上が期待できます。
一般的な重複排除ストレージは、重複排除前に一時データ保管のためのディスクが必要となり、コスト
負担が大きくなります。それに対し、Data Domain の重複排除はインライン処理されます。データは
保存される前に重複排除されていますので、余計なディスクが必要ありません。
バックアップ/アーカイブに最適な保護ストレージ
●
アーカイブ エコシステム
Symantec Enterprise Vault
CommVault Simpana
Opentext Archive Server, Content Server
等、25 種類のアーカイブ アプリケーション
をサポート
Data Domainの主な強みの1つは、データベース、メール サーバー、仮想マシンなどを含む様々なデータ
ソースや、幅広いバックアップおよびアーカイブの用途を単一のストレージに統合できる点です。
バックアップとアーカイブのどちらに使用される場合でも、Data Domainシステムが提供する主な差
別化要因の1つがデータをインラインで暗号化できることです。つまり、ディスクに書き込まれるとき
に、データの重複排除および暗号化がリアルタイムで実施されます。
そして、Data Domainシステムに送信されたデータはすべて、災害復旧や長期保存のためにセカンダ
リ サイトと効率的にレプリケートすることができます。 このセカンダリ サイトは、お客様自身のDRサ
イトで「オンプレミス」型で提 供す
ることも、サービ ス プ ロ バイダの
/
設備を利用して「クラウド」型で提
供することもできます。また、Data
Domainは、業界をリードするほとん
IBM i
VMware
NAS
ROBO
どのバックアップ/アーカイブ アプリ
ケーションをサポートしているため、
仮想マシン
WAN
既存の環境を変えずに導入できる点
も大きなメリットとなります。
重複排除バックアップ ストレージのパフォーマンスを向上するソフトウェア オプション
Data Domain Boost (DD Boost)データ ドメイン ブースト※ソフトウェア オプション
DD Boost なし
LAN
またはFC
アプリケーション
Data Domain Boostは、Data Domainシステムの重複排除プロセスの一部をバックアップ サーバーまたは
LAN
LAN
またはFC
バックアップ サーバー
アプリケーション クライアントに分散します。バックアップは最大50%高速化され、リソース使用率が効率化
重複排除
DD Boostソフトウェアを使用した場合
LAN、FC
またはWAN
アプリケーション
DD Boost
LAN、FC
またはWAN
バックアップ サーバー
DD Boost を介して重複排除プロセスを分散
• バックアップ時間の大幅な短縮
• バックアップ ソフトウェアとのシームレスな統合
• バックアップ ソフトウェアのコンソールでレプリケーションを管理
• 高度なロード バランシングとリンク フェイル オーバー
されます。たとえば、サーバーに与える影響が20∼40%、ネットワークに与える影響が80∼99%小さくなり
ます。 DD Boostは多数のバックアップ ソフトウェア市場、さらに業界をリードするデータベース ユーティリ
ティでサポートされています。
DD Boost エコシステム
VMware VDP Advanced、Symantec Net Backup、Backup Exec、DELL NetVault、HP DataProtector、等 多数
サポート
Data Domain Retention Lock(DD Retention Lock)
※ソフトウェア オプション
プライマリ データ階層
Governance Compliance(SEC対応)
Data Domain でアクティブ アーカイブを実現するソフトウェアです。再書き込みおよび消去が不可能
ファイル
Data Domain
なファイルを作成することで規制要件に準拠できるようになります。保存期間のパラメータはファイル
ごとに設定できます。ほとんどのアーカイブ製品やデータ管理製品でシームレスに動作し、エンド ツー
データ
ベース
エンドのソリューションを提供できます。
メール
DD Retention Lock
Data Domain Replicator (DD Replicator)
各拠点
ネットワーク帯域の
1-5%
遠隔地
災害対策サイト
Data Domain
DB
拠点同士をお互いに重複排除することで、最小限のブロック データしか転送しません。一度転送された
アーカイブ
データ
ブロック データは、再び転送される事がありません。ネットワーク帯域を最小限にすることで、遠隔地の
WAN
バックアップ
データ
※ソフトウェア オプション
Data Domain
データ保護、災害対策が容易となります。
1-5%
1-5%
Data Domain
Data Domain
Data Domain 仮想テープ ライブラリ(DD VTL)
距離に依存しない DR を実現
※ソフトウェア オプション
バックアップ/
メディア サーバー
従 来 の 仮 想テープ ライブラリとは 異 なり、平均 10 ∼30 分 の1の 大 幅 なデー タ削 減を提 供し、
Data
バックアップ/
メディア サーバー
テープ
ライブラリ
クライアントPC
ファイバ
チャネル
Domain システムをSAN 環境に容易に統合できます。
Data Domain システムでテープをエミュレートできるようにすることで、物理テープを運用する複雑さ
を排除します。
SAN
サーバー
Data Domain
Data Domain
プライマリ ストレージ
レプリケートされた仮想ヴォールト
DD VTL
Data Domain Encryption(DD Encryption)
※ソフトウェア オプション
Data Domain で使用されるインライン重複排除のプロセスとシームレスに統合し、入ってくるすべて
のデータをディスクに書き込まれる前に暗号化します。暗号化を元に戻さない限り、既存システムや
他のすべての環境でアクセスできなくなります。システムの盗難や、輸送中の物理ディスクの紛失で
プライマリ データ層
EMC Data Domain
ディレク
トリA
アーカイブ
データ
もデータを保護します。DD Encryption は、暗号化の処理のために追加のハードウェアを必要とせず、
パフォーマンスへの影響を最小限に抑えます。
ホーム
ディレクトリ
LAN
Data Domain Extended Retention (DD Extended Retention)
バックアップ
データ
※ソフトウェア オプション
DD Extended Retentionは、バックアップを長期保存するための最大100PBの論理容量を提供します。
自宅
このソフトウェア オプションは、DD4200, DD4500, DD7200, DD990システムで提供されます。
DD Encryption
さらに、DD Extended RetentionをData Domain VTL(仮想テープ ライブラリ)ソフトウェアと組み
合わせて使用することで、VTL 環境でもバックアップを長期保存できるようになります。
Data Domain Management Center (DD Management Center)
※ソフトウェア オプション
3台以上のData Domainを統合管理するのに最適なオプション ソフトウェアです。
仮想アプライアンスで提供され、ダッシュボード ベースのリソース管理、モニタ、レプリケーション管理を
容易に行うことが可能となります。
IBM i 環境とオープン システムを同時に運用
レプリケーション
IBM i(System i )のサーバー環境に対応したVTL オプション(SAN 接続)で、Data Domainへのデー
WAN
タ バックアップが可能となります。IBM の BRMS(Backup, Recovery and Media Services)システ
ムにてテープを利用している環境において、効率の高い重複排除を備えた信頼性の高いテープレ
SAN
ス ソリューションが実現します。
IBM Power Systems
Data Domain
クラウド環境に対応するマルチテナント機能
Data Domain OS のセキュア マルチ テナンシーを利用することで、大規模なエンタープライズや
サービスプロバイダ向けにProtection-as-a-service の機能を有効にします。
䝔䝘䞁䝖㻭
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セキュア マルチ テナンシーを利用するとテナントごとに可視性を制限し、それぞれのテナント内の
䝔䝘䞁䝖㻮
データのみ参照可能です。また、トレンド及びその他のレポーティング機能を提供し、チャージバック
に利用することが可能です。
㻰㼍㼠㼍㻌㻰㼛㼙㼍㼕㼚㻌
䝅䝇䝔䝮
セキュア マルチ テナンシーはOS 標準機能で提供し、追加ライセンスは不要です。
䝔䝘䞁䝖㻮
Data Domain Boost for Enterprise Applications ※ソフトウェア オプション
アプリケーション管理者が標準ツールを利用して最適なバックアップを実現
DD
Boost
ORACLE DATABASE
DD
Boost
SAP
DD
Boost
SAP HANA
Data Domain Boost for Enterprise Applicationsは、アプリケーションの標準ツール バックアップ、
リストアを制御するユニークな機能です。データ転送に DD Boostを利用することで、バックアップ
L AN の負荷を下げ、統合バックアップを加速させます。これにより、アプリケーションチームにとって
セルフサービス(ITaaS)モデルで、エンタープライズ アプリケーションのバックアップ、リストア及び
DRを管理することが可能となります。
DD
Boost
・アプリケーション管理者がバックアップを管理
DD
Boost
・より速く、より効率的なバックアップ
Microsoft SQL Server
・柔軟なデータ保護
IBM DB2
50%
分散重複排除により
スループットを
バックアップ サーバーが不要
バックアップ
帯域を
向上
最大
DD
Boost
99%
削減
Data Domain ラインナップ
Data Domain
•
•
•
•
DD Boost
DD Encryption
DD Extended Retention
DD Management Center
• DD Replicator
• DD Retention Lock
• DD Virtual Tape Library
• DD Management Center
• DD Boost for Enterprise
Applications
大規模環境
中小規模環境
小規模環境 /
リモートオフィス
DD160
DD2200
DD2500
DD4200
DD4500
DD7200
DD990
1.1 TB/時
4.7 TB/時
13.4 TB/時
22.0 TB/時
22.0 TB/時
26.0 TB/時
31.0 TB/時
667 GB/時
3.5 TB/時
5.3 TB/時
10.2 TB/時
10.2 TB/時
11.9 TB/時
15.0 TB/時
論理容量
40∼195 TB
172∼860 TB
1.3∼6.6 PB
1.8∼9.4 PB
5.6∼28.4 PB 1
2.8∼14.2 PB
11.4∼57.0 PB 1
4.2∼21.4 PB
17.1∼85.6 PB 1
5.7∼28.5 PB
最大100 PB 1
有効容量
最大3.98 TB
最大17.2 TB
最大133 TB
最大189 TB
最大569 TB 1
最大285 TB
最大1.1 TB 1
最大428 TB
最大1.7 PB 1
最大570 TB
最大2.0 PB 1
最大転送速度
(DD Boost 使用時)
速度(その他)
1
DD Extended Retentionソフトウェア オプションを使用
2014 年 6月版
EMC ジャパン株式会社
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● お問い合わせは
新宿マインズタワー
〒 151-0053
http://japan.emc.com
お問い合わせは
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SG1044-3 6/14