2015 年 2 週 （1 月 2 週 1/5∼1/11） 2014 年 12 月報 愛知県感染症情報 愛知県感染症情報センター（愛知県衛生研究所内） http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/kansen.html E-mail： [email protected] 連絡先： 052-910-5619（企画情報部） AICHI Infectious Diseases Weekly Report 今週の内容 ◇トピックス カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症(2)、急性 インフルエンザ、感染性胃腸炎、集団かぜの発生、 脳炎(1)、クロイツフェルト・ヤコブ病(1)、侵襲 感染症法の一部改正について 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 (10) 、 水 痘 ( 入 院 例 に 限 ◇定点医療機関コメント る。)(1)、梅毒(3) インフルエンザ、感染性胃腸炎、溶血性レンサ球 ◇2014 年 12 月報 菌感染症、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱等 ◇定点把握感染症報告数（保健所別、年齢別） ◇全数把握感染症発生状況 ( )内は件数。 結核(23)、デング熱(2)、レジオネラ症(4)、 ○「グラフ総覧」は http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/graph.pdf トピックス ◆インフルエンザ(図 1) 【1 月 6 日警報発令】 70 2 週の定点当たり報告数は 44.27、1 週 5,953 人→2 週 8,632 人(1.45 倍)です。2014/2015 シーズンに病原体定点 定 60 2005年 等から寄せられた検体より A 型（AH3）インフルエンザウイ 点 2009年 50 2011年 ルスが検出されています。 当 【参考ページ】 2014/15 シーズンインフルエンザウイルス分離・検出情報 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/infbunri14_15.html 「インフルエンザ警報」を発令します!（1 月 6 日発表） http://www.pref.aichi.jp/0000079188.html 豊橋市：インフルエンザの流行状況(1 月 14 日更新) http://www.city.toyohashi.lg.jp/6893.htm 名古屋市：名古屋市内でインフルエンザ患者の報告数が急増し ています！(1 月 9 日更新) http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000055797.html 岡崎市：インフルエンザ情報ポータルサイト(1 月 7 日更新) http://www.city.okazaki.aichi.jp/1100/1107/1146/p015463.html 豊田市：インフルエンザ警報を発令します！(1 月 6 日発表) http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1275411_7011.html 保健所別・定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数マップ http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/influ_map_new.html インフルエンザ情報ポータルサイト(愛知県) http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/index.html た り 報 告 数 定 点 当 た り 報 ◆感染性胃腸炎(図 2) 2 週の定点当たり報告数は 8.95、1 週 433 人→2 週 1,628 人 告 数 です。 【参考ページ】 ノロウイルス感染症と嘔吐下痢症の集団発生 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/nlv.html 2012年 2013年 2014年 2015年 40 30 20 10 0 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51週 図1 インフルエンザ 30 25 2006年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 20 15 10 5 0 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 図2 感染性胃腸炎 ◆集団かぜの発生(健康対策課発表) 発表日 管轄保健所 ネットあいち URL 一宮、瀬戸、半田、春日井、 1 月 13 日 豊川、津島、西尾、江南、 集団かぜの発生について（2014-2015 シーズン） 知多、清須、衣浦東部 http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/syuudankaze2.html 一宮、瀬戸、半田、春日井、 http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/ichiran.pdf 1 月 14 日 豊川、津島、西尾、江南、 知多、清須、衣浦東部 ◆感染症法（ 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」）の一部改正について 改正の概要は下表のとおりです。平成 27 年 1 月 21 日から変更されます。 対象感染症 改正点 中東呼吸器症候群 （病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る。） 鳥インフルエンザ（H7N9） 1 指定感染症から二類感染症へ変更 定点医療機関コメント（名古屋市除く） 尾張西部地区 ● インフルエンザ、溶連菌感染症多いです。 ● (インフルエンザはすべてＡ型) RS ウイルス感染症 【一宮市 ● 【岩倉市 あさのこどもクリニック】 インフルエンザ ● 1 歳男 15 名 インフルエンザＡ型 後藤小児科医院】 ● インフルエンザ増加しています。 インフルエンザＡ型 感染性胃腸炎が 29 名と急増しました。 【北名古屋市 野村小児科】 25 名に急増 【清須市 ● インフルエンザＡ型 【稲沢市 こどものお医者さんおがわクリニック】 インフルエンザＡ型 62 名、Ｂ型 1名 【津島市 で ● した。20∼40 代の大人での流行が目立ちます。 【犬山市 田中クリニック】 ● インフルエンザ 35 名 全てＡ型です。 感染性胃腸炎も増加 ● みやぐちこどもクリニック】 Ａ型インフルエンザ 53 名と流行しています。 5名 【稲沢市 ● 医療法人なかよしこどもクリニック】 【江南市 14 名 インフルエンザＡ型 散発 感染性胃腸炎も流行続いています。 【稲沢市 愛知県厚生農業協同組合連合会稲沢厚生病院】 ● 23 例 26 名(すべてＡ型) 全員Ａ型 【一宮市 ● RS 感染症、溶連菌 検査した分だけで 4 例 RS ウイルス感染症 インフルエンザＡ型 インフルエンザ 【弥富市 丹羽医院】 38 名 医療法人参育会加藤医院】 すべてＡ型です。 医療法人すずきこどもクリニック】 武内医院】 尾張東部地区 ● インフルエンザＡ型 12 名 ● インフルエンザＡ型 男 6 名、女 10 名 Ｂ型 1 名は中国からの帰国者でした。 感染性胃腸炎が多くなってきています。 その他溶連菌感染症流行持続 【小牧市 マイコプラズマ感染症散見されます。 【尾張旭市 ● 医療法人誠和会佐伯小児科医院】 インフルエンザＡ型 【長久手市 ● インフルエンザＡ型 ノロ 【春日井市 15 名 ● 医療法人水野内科】 56 名 インフル多数 春日井市民病院】 インフルエンザ流行中 成人 130 名 166 名 小児 36 名 すべてＡ型です。 【小牧市 こども元気クリニック】 ● インフルエンザＡ 全例Ａ 【春日井市 ● 朝宮こどもクリニック】 インフルエンザＡ型 【南知多町 インフルエンザが増加 ● 感染性胃腸炎、溶連菌感染も多く、インフル インフルエンザ 医療法人林医院】 43 名 医療法人大岩医院】 全員Ａ型です。 感冒腸かぜもやや目立ちました。 エンザと溶連菌感染の重複感染例が 3 例ありま アデノウイルス感染症 1 名(1 歳) した。 【東海市 【小牧市 小牧市民病院】 38 名 【半田市 胃腸炎も目立ちます。 ● インフルエンザＡ型が多発しています。 1名 【豊明市 ● ● 医療法人心正会鈴木小児科】 志水こどもクリニック】 ● インフルエンザＡ型 【大府市 2 もしもしこどもクリニック】 20 名 まえはらこどもクリニック】 西三河地区 ● インフルエンザＡ(＋) 16 名 ● StrepA(＋) 5 名 感染性腸炎多いです。 RSV(＋) インフルエンザウイルス感染症急増してい 3名 ます。全てＡ型です。 アデノ(＋) 2 名 【岡崎市 E.coli(Ｏ25) 14 歳女 【豊田市 ● インフルエンザ合計 57 名：全てＡ型 星ケ丘たなかこどもクリニック】 今年は例年に比べ、成人が多いようです。 ● マイコプラズマ 20 歳以上男 【豊田市 ● 【豊田市 ● 【岡崎市 わかぞの東洋クリニック】 インフルエンザＡ型 ● 26 名 46 名 インフルエンザＢ型 1名 ノロウイルス腸炎も目立ちます。 【碧南市 インフルエンザＡ型 ● 39 歳女 ● インフルエンザはすべて FluＡ(＋) 全例Ａ型 ● インフルエンザＡ 花田こどもクリニック】 【岡崎市 23 名 ● 43 例 インフルエンザＡ型 医療法人永坂内科医院】 宮谷クリニック】 90 名 【西尾市 ● 西尾市民病院】 インフルエンザ急増(全てＡ型 インフルエンザＡ型 76 名 Ｂ型 1 名 ● 田和小児科医院】 【知立市 病原大腸菌Ｏ119 【岡崎市 永井小児クリニック】 【刈谷市 61 例 【岡崎市 全てＡ型 医療法人志貴こどもクリニック】 5 歳男 インフルエンザ 粟屋医院】 ● Ａ型インフルエンザ流行(全てＡ型) 【豊田市 愛知県厚生農業協同組合連合会足助病院】 ● インフルエンザ 【岡崎市 すくすくこどもクリニック】 インフルエンザＡ型 ● アデノ(咽) 竜美ケ丘小児科】 【西尾市 45 人) 山岸クリニック】 医療法人川島小児科水野医院】 インフルＡ 22 例 インフルＢ 1例 アデノ(＋) 2 歳女 【岡崎市 にいのみ小児科】 東三河地区 ● インフルエンザ Ａ型 185 名 Ｂ型 1 名、 ● 合計 186 名(1 歳から 91 歳まで全年齢層に分布、 【豊橋市 15 歳以上が 138 名、Ｂ型 1 名は 3 歳男) 【豊橋市 ● ● 医療法人羽柴クリニック】 インフルエンザＡ型 ● おだかの医院】 ● インフルエンザＡ型 医療法人山本内科】 63 名(15 歳未満が 5 名、 20∼59 歳が 45 名で最多でした。) 【豊橋市 医療法人こどもの国大谷小児科】 インフルＡ型 54 名 インフルエンザＡ型 医療法人杉浦内科】 3 ささき小児科】 121 名 【豊川市 ● インフルエンザＡ型 56 名 Ｂ型 1 名でした。 【豊橋市 流行中 【豊川市 41 名 【豊橋市 インフルエンザＡ型 豊川市民病院】 全 数 把 握 感 染 症 発 生 状 況 （ 愛 知 県 全 体 ・ 保 健 所 受 理 週 別 ） 2015 年 1 月 14 日 現 在 一∼三類感染症 ＜関連リンク＞ ● 結核 届出基準 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/todokedekijun140919.pdf （二類感染症） 報告保健所 2015 年 2 週報告数 総数 名古屋市(16 保健所合計) 2015 年総計(1∼2 週) 喀痰塗抹検査 無症状病原体 陽性者数再掲 保有者再掲 総数 喀痰塗抹検査 無症状病原体 陽性者数再掲 保有者再掲 8 2 4 9 3 4 3 2 1 3 2 1 豊田市 豊橋市 岡崎市 一 宮 1 瀬 戸 3 半 田 1 1 4 1 春日井 1 1 豊 川 津 島 西 尾 3 江 南 1 1 新 城 知 多 1 1 清 須 1 3 2 衣浦東部 合計 23 5 4 1 2 3 1 2 8 26 7 8 四類・五類感染症（全数把握） (推定感染経路、推定感染地域は確定も含む） ● デング熱 (四類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 病型 推定感染地域 1 豊橋市 43歳 男 デング熱 フィリピン 2 知多 70歳 男 デング熱 インドネシア ● レジオネラ症 (四類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 病型 推定感染地域 1 豊田市 77歳 男 肺炎型 国内 2 豊田市 91歳 女 肺炎型 国内 3 一宮 65歳 男 肺炎型 国内 4 春日井 51歳 男 肺炎型 国内 ● カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 推定感染経路 推定感染地域 90日以内の海外渡航歴 1 名古屋市 55歳 男 院内感染 国内 無 2 衣浦東部 58歳 男 医療器具関連感染 国内 無 ● 急性脳炎 (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 病型 推定感染地域 1 名古屋市 12歳 女 インフルエンザウイルスA 国内 ● クロイツフェルト・ヤコブ病 (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 病型 1 一宮 82歳 男 古典型 ● 侵襲性肺炎球菌感染症 (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 予防接種歴 推定感染地域 1 名古屋市 87歳 女 不明 国内 2 名古屋市 89歳 女 無 国内 3 名古屋市 45歳 男 無 国内 4 名古屋市 0歳 女 有 国内 5 一宮 57歳 女 無 国内 6 瀬戸 38歳 女 不明 国内 7 瀬戸 62歳 男 無 国内 8 瀬戸 38歳 女 無 国内 9 春日井 66歳 女 無 国内 10 衣浦東部 76歳 女 無 国内 ● 水痘（入院例に限る。） (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 予防接種歴 推定感染地域 1 名古屋市 77歳 男 不明 国内 ● 梅毒 (五類感染症） 番号 報告保健所 年齢 性別 病型 推定感染経路 推定感染地域 1 名古屋市 43歳 男 早期顕症 性的接触 国内 2 名古屋市 66歳 男 無症候 性的接触 国内 3 名古屋市 31歳 男 早期顕症 性的接触 国内 5 2014年12月報 （2015年1月14日現在、診断週に基づく集計） 12月の一∼五類感染症(全数把握対象)発生状況 [ （ ）は無症状病原体保有者再掲。] 2014年12月 2013∼2014年に報告のあった 疾病名及び病型 愛知県 （ ）内は全数把握対象疾病数 (名古屋市除く) 二類 結核 (5) 三類 コレラ (5) 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 腸チフス パラチフス 四類 Ｅ型肝炎 (43) Ａ型肝炎 チクングニア熱 つつが虫病 デング熱 マラリア レジオネラ症 五類 アメーバ赤痢 (18) ウイルス性肝炎 Ｂ型 内訳 その他 カルバペネム耐性 腸内細菌科細菌感染症* 急性脳炎 クロイツフェルト・ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 無症候性キャリア 内訳 ＡＩＤＳ その他 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症** 侵襲性髄膜炎菌感染症** 侵襲性肺炎球菌感染症** 水痘（入院例に限る。）* 先天性風しん症候群 梅毒 無症候 内訳 早期顕症 晩期顕症 播種性クリプトコックス症* 破傷風 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん 総 計 名古屋市 70 (20) 0 0 6 0 0 0 0 0 1 0 0 6 0 1 1 0 56 (15) (0) (0) (1) (0) (0) 0 2 1 0 0 0 0 0 0 2 0 2 1 0 0 0 (0) (0) (1) (0) (0) 愛知県全体 2014年 累計 2013年 総計 ＜愛知県全体＞ ＜愛知県全体＞ 125 (35) 1,866 (531) 1,915 (468) 0 2 7 0 0 0 0 0 1 2 0 8 1 1 1 0 (0) (0) (2) (0) (0) 1 (0) 10 (0) 132 (30) 2 (0) 1 (0) 1 8 0 1 11 1 61 68 13 12 1 0 (0) 16 (2) 211 (58) 2 (0) 3 (0) 2 4 1 4 14 8 64 62 16 7 9 3 5 8 19 - 0 0 2 1 0 1 0 0 4 0 10 1 0 2 0 2 0 0 1 0 0 0 108 0 1 0 2 2 0 0 0 0 0 4 0 0 4 2 2 0 2 0 0 0 0 82 0 1 2 3 2 1 0 0 4 0 14 1 0 6 2 4 0 2 1 0 0 0 189 17 11 18 98 66 31 1 2 16 2 122 10 0 110 50 54 6 2 4 1 21 46 2,675 25 10 8 99 64 33 2 2 13 0 76 2 54 25 24 5 5 6 375 25 3,022 * 2014年9月19日から、「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症」及び「播種性クリプトコックス症」が五類感染 症(全数把握対象疾患)に追加されました。また、五類感染症の「水痘(入院例に限る。)」及び「薬剤耐性アシネ トバクター感染症」が全数把握対象疾患となりました。なお、五類感染症（定点）の「水痘」は、引続き小児科 定点把握対象疾患です。 ** 2013年4月1日から、五類感染症(全数把握対象疾患)に①「侵襲性インフルエンザ菌感染症」及び②「侵襲性肺炎 球菌感染症」が追加されました。なお、この２疾患（①②）を除く細菌性髄膜炎については引続き基幹定点把握 対象疾患です。同じく五類感染症の「髄膜炎菌性髄膜炎」が「侵襲性髄膜炎菌感染症」に変更されました。 6 五類感染症(月報定点把握対象)発生状況 2014年12月 疾病名 愛知県 名古屋市 男 女 男 性器ヘルペスウイルス感染症 女 男 尖圭コンジローマ 女 男 淋菌感染症 女 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 性 感 染 症 定 点 基 幹 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 定 薬剤耐性緑膿菌感染症 点 薬剤耐性アシネトバクター感染症※ 2013年 総計 愛知県全体 合計 960 1,688 728 235 685 450 226 379 153 620 707 87 1,212 31 30 7 27 7 3 15 4 59 32 16 6 16 7 2 18 2 8 愛知県 全体 63 46 13 43 14 5 33 6 67 9 0 9 59 84 0 0 0 4 9 − − − 0 0 ＜名古屋市除く＞ 性器クラミジア感染症 2014年 累計 愛知県全体 合計 900 1,591 691 169 643 474 220 347 127 577 657 80 1,089 ※2014年9月19日から全数把握に変更 感染症法に基づく獣医師からの届出状況 2014年12月 感染症の名称及び動物の種類 愛知県 名古屋市 ＜名古屋市除く＞ エキノコックス症の犬 0 0 感染症の類型及び定義（感染症法） 愛知県 全体 0 2014年 累計 愛知県 全体 1 2013年 総計 愛知県 全体 0 2014年9月19日現在 類型 定義 一類感染症 （7疾病） 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が極めて高い感染症。 患者、疑似症患者及び無症状病原体保有者について入院等の措置を講ずることが必要。 二類感染症 （5疾病） 感染力、罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性が高い感染症。患者及 び一部の疑似症患者について入院等の措置を講ずることが必要。鳥インフルエンザ(H5N1)が平 成20年5月12日の法改正により従前の四類感染症鳥インフルエンザから除かれ、二類感染症に 追加された。 三類感染症 （5疾病） 感染力及び罹患した場合の重篤性等に基づく総合的な観点からみた危険性は高くないが、特定 の職業への就業によって感染症の集団発生を起こしうる感染症。患者及び無症状病原体保有者 について就業制限等の措置を講ずることが必要。 四類感染症 （43疾病） 動物、飲食物等の物件を介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれがある感染症 (人から人への伝染はない。媒介動物の輸入規制、消毒、物件の廃棄等の物的措置が必要。) 五類感染症* （47疾病） 国が感染症の発生動向の調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民一般や医療関係 者に情報提供・公開していくことによって、発生・まん延を防止すべき感染症。 新型インフル エンザ等感染症 （2疾病） インフルエンザのうち当該感染症に対する免疫を獲得していないことから、生命及び健康に重 大な影響を与えるおそれのあるもの。新型インフルエンザ（新たに人から人に伝染する能力を 獲得したウイルスのよるもの）及び再興型インフルエンザ（かつて世界規模で流行したウイル スによるもの）が平成20年5月12日に指定された。 指定感染症** （2疾病） 既知の感染症（一∼三類及び新型インフルエンザ等感染症を除く）のうち、一∼三類感染症と 同程度の危険性を有し、それらに準じた措置を実施しなければ、国民の生命及び健康に重大な 影響を与えるおそれがあるもの。一年間に限定した指定。 人から人に伝染すると認められる疾病であって、既に知られている感染性の疾病とその病状又 は治療の結果が明らかに異なるもので、当該疾病にかかった場合の病状の程度が重篤であり、 新感染症 かつ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認め られるもの。 * 2014年9月19日に「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症」及び「播種性クリプトコックス症」が五類感染症に追加されました。 **2013年5月6日に指定感染症に定められた「鳥インフルエンザ(H7N9)」は、指定感染症としての指定期間が1年間延長されました。 2014年7月26日に「中東呼吸器症候群（病原体がベータコロナウイルス属MERSコロナウイルスであるものに限る。）」が 指定感染症に追加されました。 7 愛知県感染症情報 2015年2週（2015年1月5日～2015年1月11日） 愛知県衛生研究所 眼 科 S T D 基 幹 小児科定点 咽 頭 結 膜 熱 感 染 性 胃 腸 炎 水 痘 手 足 口 病 伝 染 性 紅 斑 突 発 性 発 し ん 百 日 咳 ヘ ル パ ン ギ ナ 流 行 性 耳 下 腺 炎 急 性 出 血 性 結 膜 炎 流 行 性 角 結 膜 炎 基幹定点 細 菌 性 髄 膜 炎 無 菌 性 髄 膜 炎 マ イ コ プ ラ ズ マ 肺 炎 ク ラ病 オミ 原 ウジ 体 が ムア ロ タ 病肺 ウ を炎 イ ル 除 ス で く 。） 感 染 性 胃 腸 炎 あ る も の に 限 る ) 。 イ ン フ ル エ ン ザ に よ る 入 院 患 者 ) 愛知県 (名古屋市含む) 総数 (名古屋市を除く) 名 古 屋 市 (16 保 健 所 ) 瀬 戸 津 島 清 須 一 宮 春 日 井 江 南 半 田 知 多 岡 崎 市 衣 浦 東 部 西 尾 豊 田 市 豊 橋 市 豊 川 新 城 Ａ 群 溶 血 性 レ ン サ 球 菌 咽 頭 炎 ー R S ウ イ ル ス 感 染 症 眼科定点 （ 小 児 科 。 愛知県 (保健所別) イ ン フ ル エ ン ザ イ エ ン ン鳥 ザイ フ 等ンル 感フエ 染ル ン 症エ ザ をン 除ザ く及 び 新 型 イ ン フ ル ( 定点数 ( インフルエンザ 定点 195 182 35 54 15 8,632 179 56 302 1,628 135 45 14 59 1 2 57 0 13 1 0 3 0 1 80 125 112 24 39 12 6,461 139 34 241 1,180 114 37 10 48 1 2 50 0 7 1 0 3 0 1 80 70 9 7 4 16 9 6 6 7 11 13 5 9 12 9 2 70 9 7 4 12 9 6 6 7 7 13 5 9 8 8 2 11 2 2 1 3 2 1 1 2 2 2 1 2 2 1 15 3 2 1 4 3 2 2 2 4 4 2 4 4 2 3 1 1 2,171 385 466 201 567 638 148 291 374 450 1,052 182 532 684 466 25 40 19 8 0 22 17 4 5 8 5 12 5 6 12 13 3 22 6 4 0 5 0 4 1 4 2 2 0 3 1 2 0 61 21 26 0 36 39 18 4 3 14 29 6 14 18 13 0 448 86 169 32 105 95 75 100 58 65 91 76 53 75 100 0 21 14 1 3 17 13 12 0 4 3 7 3 5 3 29 0 8 2 10 0 3 0 0 0 1 4 6 2 2 1 6 0 4 1 1 0 1 1 1 0 0 0 3 0 2 0 0 0 11 3 2 0 6 3 5 2 5 5 5 3 3 4 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 7 1 2 0 2 0 0 0 0 5 7 1 8 5 19 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0 0 1 2 0 2 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 6 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 6 0 0 0 0 0 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 13 8 9 12 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 愛知県感染症情報 2015年2週（2015年1月5日～2015年1月11日） 愛知県衛生研究所 ( ) 139 48 29 34 0 2 252 227 254 246 296 233 227 194 181 35 14 9 1 1 0 0 0 0 8 4 9 2 0 5 1 1 1 13 19 21 34 27 33 15 25 15 704 305 0 0 2 1 0 0 22 1 10 277 264 手 足 口 病 伝 染 性 紅 斑 突 発 性 発 し ん 百 日 咳 ヘ ル パ ン ギ ナ 急 性 出 血 性 結 膜 炎 流 行 性 耳 下 腺 炎 流 行 性 角 結 膜 炎 細 菌 性 髄 膜 炎 無 菌 性 髄 膜 炎 マ イ コ プ ラ ズ マ 肺 炎 ク ラ オミ ウジ ムア 病肺 を炎 除 く 感 染 性 胃 腸 炎 病 原 体 が ロ タ ウ イ ル ス で あ る も の に 限 る イ ン フ ル エ ン ザ に よ る 入 院 患 者 ) 6,461 25 107 738 736 567 376 252 水 痘 。 計 ～6ヶ月 ～12ヶ月 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 5歳～9歳 10歳～14歳 15歳～19歳 20歳～ 20歳～29歳 30歳～39歳 40歳～49歳 50歳～59歳 60歳～69歳 70歳～ 70歳～79歳 80歳以上 感 染 性 胃 腸 炎 。） Ａ 群 溶 血 性 レ ン サ 球 菌 咽 頭 炎 基幹定点 （ 。 年齢階層 （名古屋市を除く） 咽 頭 結 膜 熱 R S ウ イ ル ス 感 染 症 眼科定点 ー イ エ ン ン鳥 ザイ フ 等ンル 感フエ 染ル ン 症エ ザ をン 除ザ く及 び 新 型 イ ン フ ル 小児科定点 ( インフルエンザ 定点 241 1,180 1 11 5 63 114 0 4 37 0 4 10 0 0 48 1 18 1 0 0 2 0 0 50 0 0 0 0 0 7 0 0 218 132 99 96 76 56 43 39 34 14 10 15 27 17 12 3 2 3 6 8 6 6 1 2 2 0 1 1 0 0 1 1 2 2 1 0 24 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 1 5 9 5 8 5 7 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 94 33 186 6 1 0 1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 6 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1 3 0 0 1 1 1 0 80 3 2 3 3 1 1 0 2 2 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 3 3 4 0 0 0 0 0 0 0 0 14 33
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