SEEDS Asia NL.v.41 - 特定非営利活動法人 SEEDS Asia

 SEEDS Asia Newsletter Vol.41 (Jul, Aug 2014)
消防署員から煙の恐ろしさと脱出方法について話を聞く気仙沼の子どもたち(愛媛県西条市)
Students from Kesennuma listen to a fire fighter about the risk of smoke (Saijo, Ehime)
Newsletter
Table of Contents Vol.41 (Jul, Aug 2014)
・ 日本:東日本大震災被災者支援事業 ・ ベトナム:学校と地域での防災推進事業
・ ミャンマー:災害危険地域における防災能力向上支援
・ SEEDS Asia 本部からのお知らせ
・ Japan : Support project for Great East Japan Earthquake
and Tsunami
・ Vietnam: MOFA project on capacity building for DRR
・ Myanmar : JICA Grass Roots Partnership Project
・ Announsement from SEEDS Asia Headquarters
(特定非営利活動法人 SEEDS Asia)
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Newsletter Vol.41
災キャンプは予定通り実施されました。
東北:東日本大震災被災者支援事業
【UMCOR・CWS Japan 支援事業】
会場は丹原文化会館、西条市の全小学校より選ばれた生徒 60 名を前に先
ず気仙沼の児童が舞台に立ち震災の経験を語りました。同世代の児童が体
階上地区防災キャンプ
験し語る震災の記憶、恐怖や感謝の生々しい言葉に会場は静寂に包まれま
2014 年 7 月 31 日 気仙沼市立階上中学校を会場に階上地区防災キャン
のコピーが欲しい」という依頼があったほどです。
した。後に西条市教育委員会より「今の話は全生徒に聞かせたいので原稿
プが一泊二日で行われました。主催は宮城県教育委員会で、今後の県内に
おける防災キャンプのモデルとしての位置づけです。
その後、生徒達は様々な防災メニューを体験しました。鹿折小学校の熊谷
綾さんは「みんな学校の代表として、リーダーとして真剣に参加していて
参加者は階上中学校、階上小学校からの計 60 名、震災前から防災教育に
凄いと思う。図上訓練で自分の家が津波浸水区域になっている人も沢山居
力を入れて来た学校であり、地域との連携により、地元の消防団、PTA、
たけれど、どんな気持ちかなって思った。皆、助かって生きていて欲しい。
」
消防署等大勢のサポートの中で行われました。
と語りました。
SEEDS Asia は、気仙沼市教育委員会からの紹介で防災キャンプ運営委員
神戸では「人と防災未来センター」を見学し、阪神・淡路大震災がどんな
として企画の段階から参加、メニューこなし型のキャンプでなく、ストー
災害だったのか、何故東日本大震災時に神戸からのボランティアが多かっ
リー性を持たせ、より必然性がある体感的なメニューになるようアドバイ
たのか等、多くのことを学びました。
スをしました。しかし、企画会議では、空き缶を使ったサバイバルご飯作
りでもカッターナイフや刃物を使っては怪我をする、火を使えば火傷する
と、当たり前のリスクに尻込みし、議論は難航しました。同会議で何度も
話し合い、子ども達の「生きる力」を身に付けるために、大人がなるべく
お膳立てせずに行う、ということなりました。いざ始まってみると、缶切
りが使えない子がほとんどで、火の起こし方も分からない、薪の置き方や
風向きを利用することも知らないという状況で、見かねた大人が助けに入
る様子を見ながら県の職員が感想を述べました。
「もう一度同じことをさせる機会があれば、きっと成長が見られるはずだ。
継続的に行う必要がある。そして何に一番力を入れて教えるかを考えねば
ならない。」
舞台で震災の経験を発表した気仙沼の小学生たち
【大阪コミュニティ財団支援事業】
気仙沼中央自治連合会との協議
気仙沼市では、今後、災害公営住宅の建設等に伴い、被災地周辺の既存コ
ミュニティにおいて、被災した新たな住民が移住することになります。そ
の受入れ側の自治会では、新住民となる被災者をどのように受入れればよ
いか、そのためのコミュニティづくりが課題となっています。
そこで、SEEDS Asia は、気仙沼中央自治連合会と協議し、地元 NPO や
学校探検で SEEDS Asia スタッフからの説明を受ける生徒
地区社会福祉協議会とともに、その新たなコミュニティづくりについて、
気仙沼市児童および教職委員の西条市・神戸市視察
自治会長らとともに協議するためのワークショップを企画しました。ワー
クショップは、9月に行われる予定です。
2014 年 8 月 5 日から 8 日までの 4 日間、気仙沼市の鹿折および階上の両
小学校 6 年生の生徒それぞれ 2 名ずつと教員、気仙沼市教育委員会、昨年
度の教育研究員 2 名が、愛媛県西条市の防災キャンプ、兵庫県教育委員会、
人と防災未来センターを訪問しました。
鹿折および階上小学校は震災前から気仙沼市の中で特に防災教育に力を入
れている学校ですが、平成 23 年の震災で直接被災した児童も多かった学
校です。一方、愛媛県西条市では、平成 16 年の台風や集中豪雨により多
数の人が亡くなり、その後、あらゆる災害に強いまちづくりの実現に向け
て努力を続け、中でも「12 歳教育」と呼ばれる、小学校卒業までに防災
の知識を身に着けるということに重きを置いています。
出発前、台風 11 号、12 号の影響で西条市のある四国は高知県を中心に甚
大な被害を受け、企画の実施が危ぶまれたが西条市では幸い被害が出ず防
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日本大使館による事業モニタリング
ベトナム
Newsletter Vol.41
8 月 14 日の午前、日本大使館一等書記官・鈴木健太郎氏によるクアンナ
ム省教育訓練局(DOET)と農業開発局(DARD)の訪問、上記の TOT 見
【日本 NGO 連携無償資金協力事業・クアンナム
学も含めたモニタリングが実施されました。
省沿岸地域における学校と地域での防災推進事
同氏は、TOT で講師や受講者の学校職員から直接インタビュ-で生きた声
業】
が聴けたのが印象的でした、と話されていました。
嬉しいことが一杯あった防災教育ワーキング研修
午後は防災モデル校6校の一つである Le Do 小学校を視察され、帰途に着
かれました。
本事業は、持続可能性を主眼に置き、そのため関係政府機関職員への防災
知識向上を目指しています。その一環として、6 月に事業推進の核となる
検討会メンバーへの研修(TOT)を、8 月に次段階の教育防災ワーキング
メンバーへの TOT を実施しました。
学校関係受講者は小・中校併せて 48 名。講師はダナンでの前事業で訓練
を受けた熟練教員と、クアンナム教育訓練局(省 DOET・地区 BOET)職
員の計 10 名。しかし後者は当初の予定にはなく、BOET 職員自らが「是
非 TOT は自分たちの手で実施したい」とわざわざシーズ事務所まで出向き、
意思表示してくれたため実現しました。
彼らのやる気を感じて臨んだ TOT ですが、2 日目には停電となり、PPT(パ
ワーポイント)を放映できないという事態が発生。しかし慌てていたのは
シーズの職員のみ。講師は「PPT がなくても研修できるから」と急きょハー
ド資料を手にし、受講者の注目を集めました。通常、PPT 使用に慣れ過ぎ
ている私たち、ハード資料の活用を再考する機会をもらったような気がし
ました。
受講者にインタビューする大使館職員・鈴木氏
ハードコピーで研修を実施する BOET 職員
最終日には、予定していなかった BOET 職員が急きょ TOT に参加。
「自分
の目で、学校職員が何を掴んだかを見ておきたかった。学校と地域の防災
活動連携を計画しており、今回の TOT は重要な位置にあるから」とちょっ
と自慢げに教えてくれました。
TOT を終えた今、研修内容がどれほど理解されたかを測定する理解度テス
トを集計しています。事前テストでは、小・中どちらの職員も理解度は 5
~ 6 割の出来だったのが、中学校は 8 割、小学校に至っては 9 割強の職員
が理解したといった結果が出ました。これは一重に、クアンナム DOET・
BOET 職員の防災への前向きな姿勢が功を奏したと言えそうです。
10 月からは学校での防災授業が防災モデル校6校で展開されます。上記
の成果が、子どもたちに発揮されることを信じ、心から期待しています。
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Newsletter Vol.41
ミャンマー
【JICA 草の根技術協力事業:災害危険地域にお
ける防災能力向上支援プロジェクト】
水上 / 陸上 移動式防災教室を用いた防災トレーニング
【於:ピャッポン・タウンシップ、ヒンタダ・タウンシップ】
JICA 草の根技術協力支援事業の一環として、7 月 21 日から 8 月 1 日に
かけて、船型の水上移動式教室(WKRC: Water Knowledge Resource
Centre)がピャッポン・タウンシップに訪問し、また、8 月 20 日から
26 日 に は 陸 上 移 動 式 防 災 教 室 (MKRC: Mobile Knowledge Resource
Centre) が、ヒンタダ・タウンシップを訪問し、各地で学校及び周辺地域
を対象とする防災トレーニングを実施しました。
ヒンタダ・タウンシップでの子ども向けトレーニングの様子
陸上 (MKRC)/ 水上 (WKRC) 移動式トレーニングは、最初の 1 日半に、教
員の他、タウンシップの防災委員会メンバーに加え、新しく社会福祉救済
復興局が組成した地域防災ユースボランティアなどを対象に防災の概念
や、地域と学校の連携の必要性、避難訓練の実施、そして各校の防災計画
の立案手法を習得するトレーナー養成トレーニングを実施しました。
コンジャンゴン・防災リーダー総合トレーニングの実施
ピャッポン・タウンシップでのトレーニングでは 8 校から 40 名の教員、
昨年度から準備を進めてきた防災活動センターの開設を目前に、今までの
14 名のタウンシップ防災委員会メンバー、4 名の地域防災ユースボラン
トレーニングの総まとめとしての総合トレーニングを実施しました。また、
ティアが参加し、ヒンタダ・タウンシップでのトレーニングでは、5 校か
移動式防災教室で活用している教材と同じ展示教材を、同活動センター内
ら 29 名の教員、12 名のタウンシップ防災委員会が参加しました。学校
に設置しました。
と地域の防災グループが一堂に会したことはなかったため、学校とタウン
シップの防災関係者を対象に行うトレーナー養成トレーニングは今後の地
今回の防災リーダートレーニングでは、これまでの火災トレーニングや応
域連携の素地づくりの良い機会となりました。
急処置トレーニングの効果を教員らが地域住民とともに披露し、防災の概
念からタウンウォッチング、防災計画づくりなど、今後防災リーダーらが、
その後、教員養成トレーニングを修了した教員と共に、船型の水上移動式
今後の防災活動を継続していくための基盤ができていることを確認しまし
防災教室はピャッポン・タウンシップ内の 8 校を訪問し、419 名の生徒、
た。また、8 月 31 日には、今後の活動センターの年間計画ワークショッ
13 名の地域住民に対する防災知識の普及を図り、MKRC は 5 校を訪問し、
プを実施し今後の活動方針を固め、9 月 24 日に開所式を迎えます。
56 名の教員と共に、349 名の生徒、30 名の地域住民の参加を得ながらト
レーニングを実施しました。
【追記】前号で、お伝えしていたマウビン区での学校 8 校でのトレーニン
グでは 400 名の生徒、54 名の教員、51 地域住民が参加しました。
移動式防災教室の展示教材を設置し、参加者に説明する
ピャッポン・タウンシップでは区長の他、防災委員会メンバーも参加
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防災活動センター発足に向けたラッコンコン村とラプタ・
タウンシップ区防災委員会との協議
SEEDS Asia 本部からのお知らせ
神戸市主催「防災カフェ」
8 月 8 日、プロジェクトチームは、コンジャンゴンタウンシップのラッコ
ンコン村を訪問し、コンジャンゴンタウンシップ内第 2 号目となる防災活
動センターの開設に向けた説明会・意見交換会を実施しました。同地域は
SEEDS Asia では、昨年度に引き続き、神戸市主催の「防災カフェ」に参
海岸線に面しており、高潮や津波の被害が想定されています。
加しました。この「防災カフェ」は、
神戸市危機管理センターが主体となっ
て行う子ども向け防災イベントで、2014年8月 22(金)
、23( 土 )
の二日間にわたって行われました。
また、8 月 21 日は、エヤワディ地域のラプタ・タウンシップを訪問し、
同区で 2 箇所開設予定の防災活動センター設営に向け、第 2 回目となる協
議を実施しました。活動センターの開設地は、ラプタ区の第二高等学校と、
子どもたちに非常時でも生き抜く力を身につけてもらうこと、および参加
遠隔地としてビトゥ村校が協議で選ばれ、新しく集まった対象地域のメン
者の防災意識を高めることを目的として、空き缶でコンロを作ったり、ペッ
バー 16 名が参加し、今後の計画を共有しました。
トボトルで地震計を作ったりするプログラムが用意されました。
SEEDS Asia は、イベント初日に防災クイズを実施しました。
「海岸で遊ん
でいたら、
地震がきました。さあどうする?」
といったクイズを5問作成し、
会場内に掲示してそれぞれ答えてもらいました。クイズのパネルは、危機
管理センターの常設展示の中に紛れ込ませて掲示したので、さながら宝探
しのようでした。
約20名の子どもたちが参加し、クイズのパネルを探しながら、楽しく参
加してくれました。同伴の保護者の方も子どもたちと一緒にクイズに参加
してくださいました。
いざ答え合わせをしてみると、子どもが全問正解、その保護者が誤った回
答をするというケースもありました。どのように防災知識を得たのか、正
解した子どもにたずねてみると、
「テレビで観た」
、
あるいは「学校で習った」
といった答えが返ってきました。
防災活動センター設置にむけた説明会で資料に目をとおす参加者
また、夏休みの自由研究に利用したいと、クイズの問題を書き写して帰る
熱心な保護者もいらっしゃいました。
非常時にどう行動するか、ということについて子どもたちが自分で考える
という観点から、参加型のよいプログラムになりました。
防災クイズに答える子どもたち
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Newsletter Vol.41
The Great East Japan Earthquake
Study visit of Kesennuma students and teachers to
saijo-city (Ehime) and Kobe (Hyogo)
Project Funded by UMCOR・CWS Japan
For 4 days from 5th to 8th August 2014, a party from
DRR Camp in Hashikami, Kesennuma
Kesennnuma city visited DRR camp in Saijo-city, Hyogo
Being placed as a model which will promote future DRR
activities in Miyagi prefecture, DRR camp was held at
Hashikami Junior High School on 31st July, 2014. Miyagi
Prefecture board of education hosted the event, and
student campers spent one night in the site of the school.
Human Renovation Institution in Kobe. The party consists
of 4 students and teachers from 2 elementary schools
(Shishiori and Hashikami), members of Kesennuma-city
board of education, 2 former Research-Teachers from
Kesennuma.
A total of 60 students from Hashikami Elementary School
and Hashikami Junior High School participated in the event.
Both schools are known for having been focused on DRR
education long before the Great East Japan Earthquake
of 2011. Thanks to cooperation from local communities,
including fire company, PTA (Parent-Teacher Association)
and Fire Department, the event was conducted.
While these 2 elementary schools, Shishiori and Hashikami,
are known for having focused in particular on DRR
education since pre-quake, many students of these schools
experienced the Great East Japan Earthquake of 2011.
Prefectural board of education, and Disaster Reduction and
Recommended by Kesennuma-city board of education,
SEEDS Asia has been selected as a member of Project
Executive Committee and involved from the planning
stage of the event. SEEDS Asia had given advice that the
program should have a plot, so that students can realize
the necessity of each activity. In the planning meeting,
the committee members faced difficulty deciding the
content of the program. Some members felt reluctant to
let students handle a cutter-knife or fire in survival cooking
training, while every member understands there is a risk
in everything. Committee members had repeated the
discussion to finally reach the conclusion that this camp
should aim at giving students to fortitude to live. Therefore,
staff members are required to give little support to the
children. Once they started survival cooking, few students
can use a can-opener, and they didn’ t know how to make
a fire, how to set firewood or how to use the wind.
Since students were having a hard time setting fire, staff
members jumped into them to help. One of the prefectural
officials made remarks at the event: “If they have another
chance to do the same thing, students will make progress
for sure. This camping event should be continued. And we
need to think about what to focus on in conducting DRR
education.”
Meanwhile, in Saijo-city of Ehime prefecture, a powerful
typhoon and the torrential rain in 2004 had brought many
deaths. Since then, the city has been making every effort
to create a disaster-resilient city and has been placing great
value on DRR education called “the 12 year-old education
project” so that children can acquire necessary knowledge
and skills before their graduation from elementary school.
Before departure from Kesennuma, two heavy typhoons
were hitting Shikoku area, where Saijo-city is located, and
the camping event might be cancelled. Fortunately, the city
suffered no damage and the camping event was started as
originally scheduled.
First in the program, the 4 students from Kesennuma made
a presentation on their experience of the tsunami disaster
in front of an audience of 60 representative students from
Saijo-city. The audience listened in silence to the young
speakers, who are at the same generation, talking about
their terrifying experience, fear and gratitude.
During camping, Kesennuma students experienced various
DRR programs. One girl student from Shishiori Elementary
School, Kumagai Aya, said, ” Everybody here is so great,
representing each school as leader. In map exercise, some
people found that their houses are located in the area
potentially flooded from tsunami. I wondered how they feel
about it. I really want everyone to survive even in case of
emergency.”
After the program in Saijo-city, they moved to Kobe and
visited Disaster Risk and Human Renovation Institute to
learn about the Great Hanshin-Awaji Earthquake and the
background that many volunteers from Kobe visited the
affected areas in the Great East Japan Earthquake.
Students listen to SEEDS Asia staff on school expedition
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Newsletter Vol.41
projection data, which attracted trainees’ earnest attention.
Participants appreciated paper.
Kesennuma students on stage for a presentation
Funded by the Osaka Community Foundation
Meeting with Kesennuma Chuo Union for Neighborhood
Associations
BOET staff demonstrate using handouts
On the final day, an unexpected BOET staff joined the
training, saying “I want to observe the training to see
teachers’ gaining knowledge and skills, because we
are planning to DRR joint events between school and
community” .
Kesennuma city is in the process of building Disaster
Recovery Public Housing and many of new residents who
suffered from the tsunami in 2011 are expected to move in
to the existing community. The neighborhood association
of the existing community is facing a problem of how
the community can support new residents to resettle in
the new public housing and has been discussing about
preparation for them.
According to the quiz and questionnaires after the training,
the participants scored 50-60% before the training, then
they improved to more than 80% after the training. More
amazingly, primary school teachers scored more than
90%. This result might have come from BOET’ s voluntary
attitude.
SEEDS Asia had discussions with Kesennuma Chuo Union
for Neighborhood Associations and decided to hold a
workshop in this coming September with cooperation from
local NPOs and the Social Welfare Council in the district. At
the workshop, leaders of residents association and other
members including SEEDS Asia will discuss the issue.
At DRR classes starting from this coming October, such
BOET’ s positive attitude will be expected to work well for
students’ understanding.
Japanese Embassy staff visited
Vietnam
In the morning of 14 th August, Mr. Kentaro Suzuki,
first secretary at Embassy of Japan in Vietnam, visited
DOET (Department of Education & Training) and DARD
(Department of Agriculture & Development) and observed
the TOT. After observation, he mentioned, “I'm impressed
to hear messages directly from trainers and trainees.”
Project Funded by Ministry of Foreign Affairs of
Japan (MOFA) - Capacity Building for Disaster
Risk Reduction at School and Communities in
the Coastal Area of Quang Nam Province
Training of trainers (TOT) for Education-working group
In the afternoon, he observed Le Do primary school in
Hoi An, one of the 6 DRR model schools, then returned to
Hanoi.
With the aim of DRR capacity building for Quang Nam
governmental staff, following the first TOT for Advisory
committee members in June, the 2nd TOT for educationworking group took place in August.
With attendance of 48 trainees, 10 of skillful Da Nang
teachers and Quang Nam BOET staff served as trainers of
the training. Originally, this second training had not been
scheduled, however, thanks to the strong will of BOET staff,
the 2nd TOT succeeded in holding.
On the 2nd day, we faced the difficulty of power blackout
during the training. SEEDS Asia staff were in trouble
because the trainers were using PCs, but they were calm
and started training with printed handouts, instead of
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Newsletter Vol.41
Member of TDPC and township leader joined our training
Mr.Suzuki inverviews trainees
Myanmar
"Project for Capacity Building on DRR in
Disaster Risk Area" supported by JICA
DRR rainings by WKRC in Pyapon & MKRC in Hinthada
township, Ayeyarwardy Region
As a part of JICA supported project for “Capacity Building
on Disaster Risk Reduction (DRR) in Disaster Risk Area” ,
WKRC: Water Knowledge Resource Centre visited Pyapon
Township from 21st of July to 1st August , and MKRC:
Mobile Knowledge Resource Center visited Hinthada t.s.
from 20th to 26th August to conduct DRR training to
schools and community in the townships.
MKRC Training for students in Hinthada
D R R a wa r e n e s s t ra i n i n g f o r “ D R R l e a d e r s ” o f
Kunjyangon DRR Activity Centre
Training of Trainers is one and a half day program. In the
training, both project teams visited teachers, township
Disaster Preparedness Committee (TDPC) and DRR youth
volunteers and provided the basic concept of Disaster Risk
Reduction (DRR), the needs of linkage between schools
and community. In Pyapon township, 40 teachers, 14 TDPC
members, 4 youth volunteers attended, and in Hinthada
township, 29 teachers, 12 TDPC as well. The training
became a good opportunity for teachers to meet TDPC
members for further collaboration between the two.
A series of DRR trainings has been offered to “DRR
leaders” who are going to lead DRR program after the
completion of all trainings. Right before opening DRR
Activity Centre, the comprehensive awareness program was
held for the leaders in order to transfer the methodology of
Mobile Knowledge Resource Centre (MKRC). At the same
time, MKRC exhibition models were installed in the centre.
This training was conducted to confirm that the DRR
leaders could utilize and demonstrate what they have
learnt such as the basic concept of DRR, fire training, first
aid, town-watching and planning etc. On 31st August, a
planning session is scheduled to discuss the detail of the
activity at the centre, and on 24th September, the opening
ceremony of DRR Activity Centre of Kungyangon will be
organized.
Afterwards, WKRC visited 8 schools in Pyapon township to
provide DRR training to the students. The total beneficiaries
reached 419 students and 13 community members. MKRC
also visited 5 schools in Hinthada township and received
349 students, 30 community members and 56 teachers.
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Newsletter Vol.41
Announcement from SEEDS Asia
Bosai café in Kobe
Following the participation of last year, SEEDS Asia joined
Bosai Café held in Kobe City. This Bosai Café is a DRR event
for children held on 22nd and 23rd August 2014, hosted by
Kobe City Risk Management Center.
The event aims to build children’ s capacity to survive
in time of emergency and to raise public awareness on
disaster, and children took part in the DRR programs
to make a stove using an empty can or to make a
seismometer using an empty PET bottle.
Trainer explained DRR models placed in DRR
activity center which has used in MKRC/WKRC
First Discussion sessions in Let Khoke Kone village and
Labutta township for establishment of DRR Activity
Centre
On 8th August, the project team visited Let Khoke Kon
village in Kungyangon Township to discuss the launching of
the second DRR Activity Centre in Kungyangon township.
The village is located at coastal area, facing the danger of
tsunami and storm surge.
On 21st August, the team visited Labutta township to
have 2nd discussion session with schools and DRR related
government officials to decide two candidate places for
establishment of DRR Activity centers in Labutta township.
At the end of the session, No.2 Basic Education High
School in the central Labutta township, and Bitu village
Basic Education High School, located on the outskirts, were
selected.
SEEDS Asia set a booth on the first day of the event and
provided a DRR quiz program for children. Five quiz panels
were exhibited in the room, and children walked around
to find the panels and answered the questions. “What if
you feel the quake while you are playing on the beach?
What will you do?” This is one of the questions provided.
Participants were enjoying searching for the panels hidden
among other exhibitions. It was almost like a treasure
hunting.
About 20 children and their parents took part in the
program.
After answering the questions, SEEDS Asia staff checked
their answers. Some children got perfectly correct answers,
while their parents got wrong answers.
One of the children said, “I watched TV and gained the
knowledge in case of an earthquake.” or another boy said,
“We learn DRR response at school.”
Also, one mother transcribed the whole questions so that
her kids can make use of it for their summer work.
It seemed to be a good opportunity for children to think
by themselves about DRR and response in case of an
emergency. From this viewpoint, the DRR quiz served as a
participatory program for children.
Participants read documents at meeting for launching DRR activity center in Let
Khoke kone
Chidlren answer DRR quiz
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