rev ふ_【修正】H26_仕様書案(NP魅力向上HP) (2)

(別添2)
平成 26 年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務仕様書
1.業務の目的
国立公園は優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることによ
り、国民の保健、休養及び教化に資することがその目的となっており、その多くが日本
を代表する観光資源となっている。
しかしながら、利用者数については平成3年の4億1千万人をピークに漸減し、平成
23 年には3億 900 万人(平成3年から約 1/4 減)となっている。環境省が平成 23 年度
に実施した旅行会社等へのヒアリングにおいては、国立公園の魅力低下が指摘されてい
る。国立公園は活力のある地域に支えられて成り立つものであることから、国立公園の
魅力を向上させることを通じ、地域の振興に寄与することが求められている。
また、観光立国実現に向けたアクション・プログラム 2014(平成 26 年6月 17 日観
光立国推進閣僚会議決定)では、訪日外国人旅行者数を 2020 年に向けて 2,000 万人の
高みを目指すこと(平成 25 年は史上初めて 1,000 万人を突破した。)
と記載されている。
訪日外国人を”National Park(国立公園)”へ誘導するためには、国立公園が我が国の
自然を代表する場所として認識される必要があり、そのためには多言語化等により国立
公園の魅力に関する情報を外国人利用者に向けて発信していくことが求められている。
そこで本業務では、国内外の利用者ニーズに応える魅力的な国立公園づくりを進め、
適正な利用者数の増加や国立公園の認知度の向上を図るため、情報発信機能の強化を行
うものである。
2.業務内容
本業務では、現行の「日本の国立公園ホームページ」の実態及び課題把握を行った上で、
国立公園の魅力向上及び認知度の向上に資するための情報発信機能を強化するために、ホー
ムページ(日本語版)のリニューアルを行う。
(1) 情報分類の見直し、ディレクトリマップの作成
(2) デザイン・レイアウトの作成
(3) 掲載コンテンツテキストの作成
-1-
なお、以下を本業務の対象範囲とする。
○以下で提供しているコンテンツ
① 日本の国立公園(http://www.env.go.jp/park/)
② 利尻礼文サロベツ国立公園(http://www.env.go.jp/park/rishiri/index.html)
③ 知床国立公園(http://www.env.go.jp/park/shiretoko/index.html)
④ 阿寒国立公園(http://www.env.go.jp/park/akan/index.html)
⑤ 釧路湿原国立公園(http://www.env.go.jp/park/kushiro/index.html)
⑥ 大雪山国立公園(http://www.env.go.jp/park/daisetsu/index.html)
⑦ 支笏洞爺国立公園(http://www.env.go.jp/park/shikotsu/index.html)
⑧ 十和田八幡平国立公園(http://www.env.go.jp/park/towada/index.html)
⑨ 三陸復興国立公園(http://www.env.go.jp/park/sanriku/index.html)
⑩ 磐梯朝日国立公園(http://www.env.go.jp/park/bandai/index.html)
⑪ 日光国立公園(http://www.env.go.jp/park/nikko/index.html)
⑫ 尾瀬国立公園(http://www.env.go.jp/park/oze/index.html)
⑬ 上信越高原国立公園(http://www.env.go.jp/park/joshinetsu/index.html)
⑭ 秩父多摩甲斐国立公園(http://www.env.go.jp/park/chichibu/index.html)
⑮ 小笠原国立公園(http://www.env.go.jp/park/ogasawara/index.html)
⑯ 富士箱根伊豆国立公園(http://www.env.go.jp/park/fujihakone/index.html)
⑰ 中部山岳国立公園(http://www.env.go.jp/park/chubu/index.html)
⑱ 南アルプス国立公園(http://www.env.go.jp/park/minamialps/index.html)
⑲ 白山国立公園(http://www.env.go.jp/park/hakusan/index.html)
⑳ 吉野熊野国立公園(http://www.env.go.jp/park/yoshino/index.html)
㉑ 伊勢志摩国立公園(http://www.env.go.jp/park/iseshima/index.html)
㉒ 山陰海岸国立公園(http://www.env.go.jp/park/sanin/index.html)
㉓ 足摺宇和海国立公園(http://www.env.go.jp/park/ashizuri/index.html)
㉔ 瀬戸内海国立公園(http://www.env.go.jp/park/setonaikai/index.html)
㉕ 大山隠岐国立公園(http://www.env.go.jp/park/daisen/index.html)
㉖ 西海国立公園(http://www.env.go.jp/park/saikai/index.html)
㉗ 雲仙天草国立公園(http://www.env.go.jp/park/unzen/index.html)
㉘ 阿蘇くじゅう国立公園(http://www.env.go.jp/park/aso/index.html)
㉙ 霧島錦江湾国立公園(http://www.env.go.jp/park/kirishima/index.html)
㉚ 屋久島国立公園(http://www.env.go.jp/park/yakushima/index.html)
㉛ 慶良間諸島国立公園(http://www.env.go.jp/park/kerama/index.html)
㉜ 西表石垣国立公園(http://www.env.go.jp/park/iriomote/index.html)
-2-
(0) 業務計画書の作成
本仕様書の内容に基づいて、本業務の業務計画書を作成し、環境省担当官の同意
を得ること。
(1) 情報分類の見直し、ディレクトリマップの作成
請負者は、環境省と協議の上で国立公園ホームページの情報分類の見直し(カテ
ゴリ構成及び掲載階層、メニューページにおけるリンクの掲載順序や名称等)及び
ホームページの構造の見直しを行い、サイトマップを作成する。
なお、実施にあたっては、以下の点に留意すること。
① 閲覧者にとってのわかりやすさを考慮する。
② 「環境省ホームページ対応基準書」に定める基準に従って設計する。
③ 情報分類の見直し等に当たっては、協議や確認を行う機会を十分に設け、環境
省の求める内容を反映する。
(2) デザイン・レイアウトの作成
国立公園ホームページのデザイン、レイアウト案を作成する。作成にあたっては、
国立公園の魅力を簡潔明瞭に伝えることができるような魅力的なデザインとし、利
用者の使いやすさ、わかりやすさを向上させるような工夫をするほか、目的の情報
に容易にたどり着けるよう整理されたレイアウトにすること。なお、デザイン・レ
イアウトの調整には、環境省の指示に従うこと。
1) デザイン・レイアウト方針の検討
「(1)サイトマップの作成」の見直し結果に基づき、再構築後のホームページの
デザインに関する作成方針を提案し、環境省と協議のうえで方針を決定する。
2) トップページデザイン・レイアウト案の提案と調整
(2)1)の結果に基づき、色合いや印象などが異なる複数種類のトップページ
デザイン案を作成する。提案されたデザイン案より、環境省が選定する1案につ
いて、環境省の指示に従い必要な修正を行う。
3) 標準デザイン・レイアウト案の作成
(2)2)で選定し、修正を加えたデザイン・レイアウト案に基づき、主たる階
層ごとに標準デザイン・レイアウト案を作成する。
-3-
4) 個別デザイン・レイアウトの作成
上記3)で確定した標準デザインに基づき、全ページの個別デザイン・レイアウト
案を作成する。
(例:各国立公園ページのデザイン・レイアウト、各コンテンツのデザイン・レイア
ウト等)
なお、実施に当たっては以下の点に留意すること。
① デザイン案は、イラストレータ形式(ai)、フォトショップ形式(psd)等の編
集可能なファイル形式で提出する。この際、使用フォントはアウトライン化し、
フォント名を明記すること。また、確認用として JPG、PDF 等の汎用性の高いフ
ァイル形式に変換したものも提出する。
② デザイン案は、JIS X 8341-3:2010、総務省「みんなの公共サイト運用モデル
(2010 年度改訂版)」
(http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/w_access/index_02.html)、
及び環境省より提示する「環境省ホームページ対応基準書」をはじめとする基準・
規定に従って作成する。
③ 作成されたデザイン案について、環境省にて検証を行う。検証の結果、環境省
の求めるデザイン品質が実現されていなかった場合、必要な修正を行うこと。
④ 環境省が検証を行うための十分な期間を設け、確認の結果生じた問題点を請負
者が適切に修正することができる期間を設ける。
(3) 掲載コンテンツ(コンテンツテキスト)の作成
国立公園ホームページに掲載するコンテンツは、ⅰ)四季の移り変わりのある中で通
年使える、ⅱ)国立公園での滞留時間の延長が期待できる、ⅲ)国立公園の存在や価値
に対する気づきを与える、ⅳ)国立公園での具体的活動のイメージを与える の4つの
方向性を踏まえた、コンテンツとする。作業にあたっては、環境省担当官が提供する文
字原稿及び写真に基づき、請負者は原稿のリライティング、写真の調達を行うこと。な
お、写真は無償提供を原則とするが、やむを得ない場合は有償の写真の収集も可能とす
る。なお、有償のものについては、環境省が費用を支払う。
1) 「日本の国立公園」ホームページ
① トピックス
② 国立公園の役割に関する情報
③ 日本の国立公園の各公園に関する情報
④ 国立公園で活躍する人々に関する情報
⑤ 国立公園の制度に関する情報
⑥ 各種申請・届出に関する情報
⑦ 各種法令・関係資料に関する情報
-4-
2) 各「国立公園」ホームページ
① 該当国立公園のキャッチコピー
② 該当国立公園の利用拠点を掲載した地図
③ 該当国立公園への主要都市からのアクセス
④ 該当国立公園の特徴に関する情報
⑤ 該当国立公園の特徴的な自然環境・風景等の形成過程に関する情報
⑥ 該当国立公園の地形地質に関する情報
⑦ 該当国立公園を代表する景観(景勝地)に関する情報
⑧ 該当国立公園の生態系に関する情報
⑨ 該当国立公園の固有種や希少種等特徴的な植物種に関する情報
⑩ 該当国立公園の固有種や希少種等特徴的な動物種に関する情報
⑪ 該当国立公園の風景に関わりがある文化的要素などに関する情報
⑫
⑬
⑭
⑮
該当国立公園で実施されている取組に関する情報
該当国立公園での主な宿泊地
該当国立公園での主な利用箇所、利用手法
該当国立公園での年間イベントスケジュール
(4) 打ち合わせの実施
作業の進捗状況を確認するための打ち合わせを、3回程度(着手時、中間時、業務終
了時)開催し、本業務全体の進行手順の確認、進捗状況の確認、進行上の課題への対応
策の協議を環境省担当官と行う。
3.業務の履行期限
業務契約締結の日から平成 27 年3月 31 日までとする。
4.成果物
以下について、印刷物を正副1部ずつ、各成果物の電子データを収納した電子媒体
(DVD-R)1式を納入する。報告書等(業務上発生する冊子等の印刷物を含む。)及び
その電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。
・新規作成ページのデザイン(案)、コンテンツテキスト、写真
(A4 版、150 頁程度、片面)
・新規作成ページのデザイン設計書(A4 版、100 頁程度、片面)
・業務報告書(A4 版、50 頁程度、両面)
5.著作権等の扱い
-5-
(1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下
「著作権等」という。)は、環境省が保有するものとする。
(2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使
しないものとする。
(3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下「著作物」とい
う。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の
使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続きを行うものとす
る。
6.情報セキュリティの確保
請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。
(1) 請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実
施方法及び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。
(2) 請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密
性の格付けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。
(3) 請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の
履行が不十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリテ
ィ事故が発生したときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対策に
関する監査を受け入れること。
(4) 請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要にな
った場合には、確実に返却し又は廃棄すること。
(5) 請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報告
すること。
(参考)環境省情報セキュリティポリシー
http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf
7.その他
(1) 請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、
あるいは本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しそ
の指示に従うこと。
(2) 静的コンテンツのみのホームページ作成に当たっては、「環境省ウェブサイト作成
ガイドライン」及び受注後に提供される「環境省ホームページ対応基準書」に基づく
こと。
また、
「環境省ウェブサイト作成ガイドライン」は以下の URL において公開してい
る。http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/web_gl/
-6-
(別添)
1.報告書等の仕様及び記載事項
報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 26 年 2 月 4 日
閣議決定。以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。
なお、「資材確認票」(基本方針 190 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジタル
印刷の工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 191 頁、表4参照)を提出すると
ともに、印刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考に、裏
表紙等に表示すること。
リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます
この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準に
したがい、印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製してい
ます。
なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針
(http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な
表示を行うこと。
2.電子データの仕様
(1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。
(2)使用するアプリケーションソフトについては、以下のとおりとする。
・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(2011 以下)、又は Microsoft 社 Word
(ファイル形式は Word2010 以下)
・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は Excel2010 以下)
・画像;BMP 形式又は JPEG 形式
( 3)( 2 )による 成 果物に加え、「 PDF ファイル形式」による成果物を作成すること。
(4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R 等とする。事業年度及び事業名称等を収納ケース及
び DVD-R 等に必ずラベルにより付記すること。
(5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。
3.その他
成果物納入後に請負者側の責めによる不備が発見された場合には、請負者は
無償で速やかに必要な措置を講ずること。
-7-
(別添3)
平 成 26年 度 国 立 公 園 魅 力 向 上 に 係 る 情 報 発 信 機 能 強 化 業 務 に係る
提案書作成・審査要領
環 境 省
本書は、平 成 26年 度 国 立 公 園 魅 力 向 上 に 係 る 情 報 発 信 機 能 強 化 業 務 に係る提案書の作
成、審査等の要領を提示するものである。
Ⅰ 提案書作成要領
1.提案書の構成及び作成方法
以下に、「平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務に係る提案書の評価基
準表」(以下、「評価基準表」という。)から「評価項目」及び「要求要件」を転載する。
評価項目
大項目
中項目
要求要件
小項目
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事項に反
し、又は矛盾する提案がないこと。
1
業務の基本方針
仕 様 書 を 踏 ま え 、 平 成 26年 度 国 立 公 園 魅 力
向上に係る情報発信機能強化業務の実施に
あたって提案者が最も重視する点について
記述すること。
2
業務の実施方法
2.1 仕様書2(1)情報分
国立公園ホームページの情報分類及び構造
類の見直し、ディレクトリマ の 見 直 し の 手 法 に つ い て 、 効 率 的 な 手 法 を
ップの作成
提案すること。
また、作成するサイトマップについて、閲
覧者のわかりやすさを考慮したものを提案
すること。
2.2
仕様書2(2)デザイ 国立公園の魅力を簡潔明瞭に伝え、利用者の
ン・レイアウトの作成
使いやすさ、わかりやすさを向上させるよう
なレイアウト・デザイン案について提案する
こと。
2.3
仕様書2(3)掲載コ ホームページに掲載するコンテンツについ
ンテンツ(コンテンツテキ
て、仕様書に挙げられているもの以外に、業
スト)の作成
務目的の達成が望まれるものを提案するこ
と。
-8-
3
業務の実施計画
3.1
作業スケジュール
仕様書に係る各業務を作業進行予定表にまと
めること。
4
業務の実施体制
4.1
執行体制、役割分担等 業務の実施体制について、責任者の氏名・役
職、従事者の役割分担、従事者数、内外部の
協力体制等を表にまとめること。
4.2
作業従事者の実績、能 業務に従事する者の類似業務(環境保全に関
力、資格、手持ち業務等
する普及啓発のウェブサイト作成業務)の実
績、本業務に関係する能力の資料、資格、手
持ち業務等を明示すること。
5
組織の実績
当該機関において過去に環境保全に関する
普及啓発のウェブサイト作成業務の実績が
あれば、業務名、それぞれの概要等を記載
すること。
6
組織の環境マネジメントシステム認証
取得状況
ISO14001、エコアクション21、K
ES、エコステージ、地方公共団体による認
証制度などのうち、第三者による環境マネジ
メント認証取得の有無、有の場合は認証の名
称を記載し、証明書の写しを添付すること。
ただし、開札する時点において認証期間中で
あること。
提案書は、上記評価項目に基づき、次に従って作成すること。
1)「はじめに」の項を冒頭に設け、「本書は、平 成 26年 度 国 立 公 園 魅 力 向 上 に 係 る 情 報 発
信 機 能 強 化 業 務 に関する仕様書に基づき、その実施方法等に関する提案を行うものである。
本業務の実施に当たっては、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行
うものとする。
」と必ず記載すること。
このため、提案書の作成に当たっては、仕様書に反し、又は矛盾する事項がないか十分に
点検すること。なお、提案書が仕様書に反し、又は矛盾すると認められたときは、評価項目
「0 仕様書の遵守」に基づき、当該提案書は不合格となる。
2)「はじめに」以下は、上記評価項目に従い「1
業務の基本方針」から「6 組 織 の 環 境 マ
ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム 認 証 取 得 状 況 」までの各評価項目を目次とし、それぞれの要求要件
に基づき提案書を作成すること(別添4参照)。記述上の必要性に応じ、各評価項目内を細
分化して目次立てすることは差し支えない。
-9-
3)提案書に詳細に記載するよりも添付資料を参照した方がわかりやすい事項については、提
案書中に「△については、別添資料○参照」と記載して、資料添付を行うことは差し支えな
い。ただし、添付資料が大部にわたる場合は、必ずその要点を提案書中に記載すること。
「評価項目」及び「要求要件」との関係が容易にわかり難い添付資料は、添付されなかった
とみなすことがある。
4)提案書は、難解な専門用語には注釈を付すなど、専門家以外でも理解でき、審査可能なよ
うに平易な記述に努めること。
2.提案書様式、提出部数等
提案書は、別添4の様式を踏まえて作成すること。記載上の必要に応じて様式を変更しても
差し支えないが、様式の変更は必要最小限にとどめること。提案書は、添付資料を含めて綴じ
込んだ1式を7部提出すること。
環境省から連絡が取れるよう、提案書上に連絡先(電話番号、FAX番号及びメールアドレ
ス)を記載すること。
3.留意事項
落札した者が提出した提案書は、仕様書とともに原則としてそのまま契約書に添付され、本
業務の実施計画書になるものであり、確実に実施可能な内容として作成すること。提案書に従
った履行がなされない場合は、債務不履行として契約解除及び損害賠償請求の事由となる。
- 10 -
Ⅱ 提案書の審査及び落札決定の方法
1.落札方式及び得点配分
1)落札方式
次の要件を満たしている者のうち、2)によって得られた総合評価点の最も高い者を落札
者とする。
①入札価格が予定価格の範囲内であること。
②「評価基準表」中、必須とされた評価項目の基礎点をすべて獲得していること。
2)総合評価点の計算方法
総合評価点=技術点+価格点
技術点=基礎点+加点 (満点200点)
*技術点は、環境省に設置する提案書審査委員会の各委員の採点結果の平均値を算出
し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
価格点=100×(1-入札価格÷予定価格)
*価格点は、上記式により数値を算出し、小数点第三位以下を切り捨てたものとする。
2.提案書審査(技術点の採点)の手順
1)入札資格を有する者から提出された提案書について、「評価基準表」に基づき、必須とさ
れた項目の基礎点に係る評価を提案書審査委員会の各委員が行う。各委員の評価結果を同委
員会で協議し、委員会において各必須項目毎に基礎点の獲得の可否を判断する。すべての必
須項目の基礎点を獲得した提案書を合格(基礎点を付与)とし、それ以外の提案書は不合格
とする。
2)合格した提案書について、各委員毎に評価項目の加点部分の評価を行い、基礎点と合計し
た採点結果を記入する。各委員の採点結果を委員会で確認し、事実誤認等があれば各委員に
おいて訂正する。確定した各委員の採点結果の技術点について、その平均値を算出する。
3.落札決定
2.による技術点に、当該提案書に係る入札価格に基づく価格点を加算し、総合評価点を算
出する。各提案書の総合評価点を比較し、最も高い数値を得た提案書の提出者を落札者とする。
- 11 -
(別添4)
平成
支出負担行為担当官
環境省大臣官房会計課長
年
月
日
殿
住所
商号又は名称
代表者氏名
平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務
に関する提案書の提出について
標記の件について、別添の通り提出します。
なお、書類の提出にあたり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約します。
- 12 -
印
平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務に関する提案書
提案書作成責任者
(株)○○ △部×課 ○○○
電話番号、FAX番号、メールアドレス
はじめに
本 書 は 、 平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務に 係 る 仕 様 書 に
基づき、その実施方法等に関する提案を行うものである。本業務の実施に当たって
は、同仕様書を遵守し、本提案書をその実施計画書と位置づけて行うものとする。
なお、本書の提出にあたり、暴力団排除に関する誓約事項に誓約する。
1.業務の基本方針
仕 様 書 を 踏 ま え 、 平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務の 実 施
にあたって提案者が最も重視する点について記述してください。
(※)A4版1枚以内とする。
- 13 -
2.業務の実施方法
仕様書の2(1)に掲げた業務内容について、具体的な提案を以下に記載して下
さい。
2.1 情報分類の見直し、ディレクトリマップの作成
項 目 ホームページの情報分類及び構造の見直しの手法
項
目 閲覧者のわかりやすさを考慮したサイトマップ案について
※A4版2枚程度で取りまとめること。
- 14 -
仕様書の2(2)に掲げた業務内容について、以下の項目に対する提案を記載して
ください。
2.2 デザイン・レイアウトの作成
項 目 国 立 公 園の 魅力 を 簡潔 明 瞭に 伝 え、 利 用者 の 使い や すさ 、わ かりや す
さを向上させるようなレイアウト・デザイン案について
※A4版2枚程度で取りまとめること。
- 15 -
仕様書の2(3)に掲げた業務内容について、以下の項目に対する提案を記載して
ください。
2.3 掲載コンテンツ(コンテンツテキストの作成)
項 目 ホ ー ム ペー ジに 掲 載す る コン テ ンツ に つい て 、仕 様 書に 挙げ られて い
るもの以外に、業務目的の達成が望まれるもの
※A4版2枚程度で取りまとめること。
- 16 -
3.業務の実施計画
○作業スケジュール
仕様書2に掲げた業務について、個々の作業工程を実施計画として進行
予定表にまとめること。各業務において相互に関連する業務行程について
は、その関連がわかるように記載すること。
時
期
内
(※)A4版1枚以内とする。
- 17 -
容
4.業務の実施体制
(1)執行体制、役割分担等
業務の実施体制について、責任者の氏名・役職、従事者の役割分担、従
事者数、内・外部の協力体制等を表にまとめること。
(※)A4版1枚以内とする。
- 18 -
(2)本業務に従事する担当者の実績、能力、資格、手持ち業務等
氏
名
所属・役職
経験年数(うち本業務の類似業務従事年数)
年(
専 門 分 野
所 有 資 格
これまで実施してきた類似業務の状況
業務名
業務内容(役割を含む。)
主な手持ち業務の状況(平成26年
業務名
業務内容
月
金額
日現在 件)
金額
年)
履行期間
年 月~
年
月
履行期間
年 月~
年
月
( ※) 従 事 者 ご とに作成( 5名まで記入 )。業務 内容 の欄は 概要を 記入し、手 持 ち
業務の欄は契約金額が500万円以上のものを対象とする。
5.組織の実績
業務名
発注機関
(名称、所在地)
(受注者名)
(受注形態)
履行期間
業務の概要
技術的特徴
主たる担当者の従事の有無
注1 本様式は、A4版4枚以内に記載すること。
注2 業務名は5件まで記載できるものとする。
注3 発注機関の受注形態欄には、元請受注か下請受注かの区別を記載すること。
注4 業務の概要の欄には、業務内容を具体的かつ簡潔に記載すること。
注5 実 績を 証明す るも のと して、 契約 書写し 、注 文・ 請書写 し( 下請の 場合 のみ )を添
付すること。
- 19 -
6.組織の環境マネジメントシステム認証取得状況
認証の有無:
認証期間:
認証の名称:
注1
注2
証明書の写しを添付すること。
事業者の経営における主たる事業所(本社等)において、取得している
ものに限る。
注3 申請中の場合は、その旨を明記し、開札前までに証明書の写しを提出した
ものについて加点対象とする。
- 20 -
別添5
平成26年度国立公園魅力向上に係る情報発信機能強化業務に係る提案書の評価基準表
評価項目
中項目
小項目
技術上の基準
得点配分
合計 基礎点 加点
要求要件
評価区分
0 仕様書の遵守
仕様書に規定する業務の目的や作業事
項に反し、又は矛盾する提案がないこ
と。
必須
5
5
提案書が全体として仕様書を遵守してお
- り、業務の目的や作業事項に反し、又は矛
盾する内容がないこと。
1 業務の基本方針
仕様書を踏まえ、平成26年度国立公園
魅力向上に係る情報発信機能強化業務
の実施にあたって提案者が最も重視す
る点について記述すること。
必須
10
5
5
大項目
基礎点
業務の目的を的確に理解し、妥当な基本
方針であること。
加点の
採点
加点
-
-
提案された内容に、創造性があること。
2 調査の実施方法
-
国立公園ホームページの情報分類及び
構造の見直しの手法について、効率的な
2.1 仕様書2(1)情報分
手法を提案すること。
類の見直し、ディレクト
また、作成するサイトマップについて、閲
リマップの作成
覧者のわかりやすさを考慮したものを提
案すること。
国立公園ホームページの情報分類及び構
造の見直しが、円滑に進められる手法であ
ること。
10
提案された内容に、創造性があること。
サイトマップが利用者の視点に立った提案
であること。
必須
30
20
国立公園の魅力を簡潔明瞭に伝え、利
2.2 仕様書2(2)デザイ 用者の使いやすさ、わかりやすさを向上
ン・レイアウトの作成 させるようなレイアウト・デザイン案につ
いて提案すること。
必須
30
20
10
ホームページに掲載するコンテンツにつ
2.3 仕様書2(3)掲載コ
いて、仕様書に挙げられているもの以外
ンテンツ(コンテンツテ
に、業務目的の達成が望まれるものを提
キスト)の作成
案すること。
必須
10
-
10
レイアウト・デザイン案が国立公園制度に
対する理解があり、国立公園の魅力を簡
提案された内容に、創造性があること。
潔明瞭に伝え、使いやすくわかりやすい内
容であること。
-
提案された内容に、創造性があること。
3 業務の実施計画
3.1 作業スケジュール
-
仕様書に係る各業務を作業進行予定表
にまとめること。
必須
20
10
10
実施可能で妥当な作業進行予定表である 提案された計画が効率的で確実性があ
こと。
ること。
4 業務の実施体制
4.1 執行体制、役割
分担等
-
業務の実施体制について、責任者の氏
名・役職、従事者の役割分担、従事者
数、内外部の協力体制等を表にまとめる
こと。
必須
30
10
適切な役割分担等により業務執行体制が
構築されていること。
外部の協力者(又は再委託者)に業務の
20
一部を行わせる場合は、業務の根幹部分
を提案者が実施すること、協力者等の役
割分担が明確で適切であること。
当該業務の類似業務(環境保全に関する
普及啓発のウェブサイト作成業務)の実
従事者に本業務に従事する十分な時間が 績を持つ従事者が3名以上確保されてい
20
あると認められること。
るか。確保されている場合は、可(4点)と
し、4名で良(12点)、5名で優(20点)とす
る。
効果的、効率的な人員配置、内外部の協
力体制等が構築されているとともに、業
務の遂行に必要な内部バックアップ体制
等が存在すること。
業務に従事する者の類似業務(環境保
4.2 従事者の実績、 全に関する普及啓発のウェブサイト作成
能力、資格、手持ち業 業務)の実績、本業務に関係する能力の
務等
資料、資格、手持ち業務等を明示するこ
と。
必須
30
10
当該機関において過去に環境保全に関
する普及啓発のウェブサイト作成業務の
実績があれば、業務名、それぞれの概
要等を記載すること。
任意
30
-
30
-
過去に環境保全に関する普及啓発の
ウェブサイト作成業務の実績があるか。
ある場合を可(6点)とし、3件で良(18
点)、5件で優(30点)とする。
ISO14001、エコアクション21、KES、
エコステージ、地方公共団体による認証
制度などのうち、第三者による環境マネ
6 組織の環境マネジメントシステ
ジメント認証取得の有無、有の場合は認
ム認証取得状況
証の名称を記載し、証明書の写しを添付
すること。ただし、開札する時点において
認証期間中であること。
任意
5
-
5
-
事業者の経営における主たる事業所(本
社等)において、環境マネジメント認証取
得があるか。1つでもあれば加点(5点)
技術点
小計
200
80
120
価格点
総計
100
300
5 組織の実績
加点合計
基礎点
価格点
総合評価点
基礎点部分の採点は、技術上の基準を満たす場合に、当該基礎点全部を得点とする。
加点部分の採点は、配点5点の場合、技術上の基準に基づき、優;5点、良;3点、可;1点、不可;0点、の4段階評価とし、配点に応じて係数をかけて得点を算出する。
基礎点がある項目に係る加点部分の「不可;0点」とは、基礎点の基準は満たす(基礎点は得点)が、加点部分の基準をなんら満たさない場合である。
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80
(別添6)
◆環境マネジメントシステム認証制度の例◆
事業者が、その事業経営の中で自主的に環境保全に関する取組を進めるにあたり、環境に関する方針や目標を自ら設定し、
これらの達成に向けて取り組み、その取組結果を確認・評価し、改善していくこと(環境保全の取組に係るPDCAサイクル)を
「環境マネジメント」といい、そのための事業者内の体制・手続等の仕組みを「環境マネジメントシステム」(EMS)という。その
主な例は以下のとおりであるが、他にも地方版のEMSや、運送事業者を対象としたグリーン経営認証制度などがある。
全国版EMS
ISO14001
エコアクション21
KES
エコステージ
概要
ISO審査登録機関及び
認定機関で構成。国際
的に認められた第三者
認証制度。1996年に制
定。
環境省が策定した中小
企業にも取り組みやすい
環境マネジメントシステム。
2004年に開始。把握す
べき環境負荷指標を特
定しているほか、環境活
動レポートの作成・公表
を必須要件としている。
中小企業にも取り組
みやすい環境マネジメ
ントシステムとして
2001年に京都で開始。
KESを参考とした地方
版KESが他の自治体
等に広がっているとと
もに、相互認証も行わ
れ、KESの認証取得
事業者は全国に広
がっている。
ISO14001取得前から取
得後も含めた環境マネジ
メントシステム。5段階の
認証ステージがある。エ
コステージ2は
ISO14001の要求事項を
全て含んでおり、エコス
テージ2の認証を取得で
きれば、ISO14001に挑
戦可能なレベルとなる
事務局の母体となる団
体
ISO(国際標準化機構)
持続性推進機構
KES環境機構
エコステージ協会
地方版EMSの例:
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES),青森環境マネジメントフォーラムAES, いわて環境マネジメントフォーラムIES,みちのくEMS,三重環境マネージ
メントシステム(M-EMS),宝塚環境マネジメントシステム(TEMS), 神戸環境マネジメントシステム(KEMS) 等
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