平成27年度償却資産の手引き

平成 2 7 年度
償却資産 (固定資 産税)申 告の手引 き
当市の税務行政につきましては、平素から格別のご理解とご協力をいただき厚くお礼申し
上げます。
さて、固定資産税は、土地・家屋のほかに償却資産についても課税されます。償却資産の
所有者は毎年1月1日(賦課期日)現在所有している償却資産について、申告していただく
必要があります。
つきましては、申告用紙を同封しましたので、この「申告の手引き」を参照のうえ、申告
書を作成し申告期限までに提出していただきますようお願いいたします。
また、庄原市のホームページ(http://www.city.shobara.hiroshima.jp/)
「税務課 固
定資産税」のページもご利用ください。
「申告の手引」、
「償却資産申告書」及び「種類別明細
書」がダウンロードできます。
*申告期限
申告期限は、平成27年
平成27年2
平成27年2月2日(月
日(月)です。受付は、1月5日(月)から行いま
す。期限内の提出にご協力をお願いします。
*申告書を郵送される場合のご注意
申告書を郵送され、控えの返送を希望される場合は、必ず返信用封筒(切手貼付・
必ず返信用封筒(切手貼付・
あて先記入)を同封してください。同封のない場合には、返送いたしかねますので、
ご了承ください。
*申告書の提出・問い合わせ先
庄原市役所税務課資産税係・各支所市民生活室
住所 〒727-8501 広島県庄原市中本町一丁目10番1号
電話 0824-73-1144(直通)
庄
原 市
目
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
次
償却資産について
1.
2.
償却資産とは
業種別の主な償却資産
・・・・・・・・1
・・・・・・・・2
3.
少額の減価償却資産の取扱いについて
・・・・・・・・2
4.
5.
リース資産の取扱いについて
建物附属設備・特定附帯設備の取扱いについて
・・・・・・・・3
・・・・・・・・3
6.
国税(法人税・所得税)の取扱いとの比較
・・・・・・・・5
償却資産の申告について
1. 申告が必要な方
・・・・・・・・6
2.
申告方法と必要書類
・・・・・・・・6
3.
4.
申告しない場合、虚偽の申告をした場合
実地調査のお願い
・・・・・・・・7
・・・・・・・・7
償却資産の評価方法等
1.
2.
評価額の計算方法
納税義務者
・・・・・・・・7
・・・・・・・・7
3.
4.
課税標準
税額の計算方法
・・・・・・・・7
・・・・・・・・7
5.
課税標準の特例
・・・・・・・・8
6. 市税の電子申告の利用について
参考資料 減価残存率表
記載例
・償却資産申告書
・種類別明細書(増加資産・全資産用)
・種類別明細書(減少資産用)
・・・・・・・・9
・・・・・・・・10
Ⅰ
償却資産について
1 償却資産とは
個人や法人で工場・商店・酪農・畜産・農業などを経営している方、駐車場・アパートな
どを貸し付けている方、売電のための太陽光発電設備を設置している方などが、その「事業
のために用いる」ことができる構築物・機械・工具・器具・備品等の固定資産を償却資産と
いい、その減価償却額又は減価償却費が法人税法又は所得税法の規定による所得の計算上損
金又は必要な経費に算入されるもの(これに類する資産で法人税又は所得税を課されないも
のが所有する者を含む)とされています。
この償却資産は、土地・家屋と同じく固定資産税として課税されます。
ただし、営業権・特許権などのような無形固定資産、自動車税の課税対象となる自動車及
び軽自動車税の課税対象となる軽自動車などは、償却資産の課税対象とはなりません。
なお、
「事業のために用いる」には、所有者がその償却資産を自己の営む事業のために使用
する場合だけでなく、事業として第三者に貸し付ける場合も含みます。
また、直接的に事業に用いていない従業員の福利厚生施設(社宅・宿舎・寮・研修施設等)
の器具備品、構築物も償却資産の課税対象になります。
資産の種類ごとの主な償却資産
資産の種類ごとの主な償却資産
資 産 の 種 類
主な償却資産の内容
門、塀、擁壁(土留め)
、広告塔、舗装路面(駐車場舗装)
、屋外排
水溝、焼却炉、緑化施設等
構 築 物
1
1. プレハブ等の建物で、基礎がない又は基礎がブロックの単体・
建物付属設備を含む
木杭等で簡易な建物、家屋評価の対象としないもの
2. 建築設備のうち、受変電設備、中央監視制御装置、特定の生産
又は業務用の設備等
3. 賃貸ビル等の家屋に取り付けられた建築設備・内装・造作
2
機械及び装置
3
船
4
航
舶
空
機
金属・印刷・縫製等の製造加工機械、土木建設機械、太陽光発電設
備、その他産業機械及び装置等
客船、貨物船、タグボート、遊覧船、ボート等
飛行機、ヘリコプター、グライダー等
大型特殊自動車に該当するフォークリフト、ブルドーザー等(ナン
5
車両及び運搬具
バープレートの分類番号が「0」
「00~09 及び 000~099」
「9」
「90~
99 及び 900~999」となっているもの)
、その他運搬車等(自動車税、
軽自動車税の課税対象となるものは該当しません。
)
事務机、事務椅子、冷暖房器具、冷蔵庫、パソコン、プリンター、
6
工具・器具及び備品 陳列ケース、自動販売機、金庫、レジスター、監視カメラ、取付工
具等
※次のような資産も 1 月 1 日現在、事業の用に供することができる状態であれば申告の対象とな
ります。
-1-
(1) 建設仮勘定で経理されている資産
(2) 決算期以後 1 月 1 日までの間に取得された資産で、まだ固定資産勘定に計上されていない資産
(3) 簿外資産(会社の帳簿に記載されていない資産)
(4) 償却済資産(減価償却が終わった資産)
(5) 遊休資産(稼動を休止しているが、いつでも稼動できる状態にある資産)
(6) 未稼働資産(既に完成しているが、未だ稼動していない資産)
(7) 借用資産(リース資産)で、契約の内容が割賦販売と同様である資産
(8) 取得価額が 20 万円未満の資産で、税務会計上固定資産勘定に資産計上されている資産
(9) 取得価額が 30 万円未満の資産で、税務会計上租税特別措置法第 28 条の 2 又は第 67 条の 5 の適用
により即時償却した資産
2 業種別の主な償却資産
業 種
各業種共通
主な償却資産の内容
駐車場設備、受変電設備、舗装路面、庭園、門、塀、外溝、外灯、中央監視
装置、看板、簡易間仕切、応接セット、コピー機、レジスター、金庫等
飲食業
接客用家具、備品、自動販売機、厨房設備、カラオケセット、テレビ、放送
設備、冷蔵庫、製氷機、衛生設備等
理・美容業
理・美容椅子、洗面設備、テレビ、応接セット、消毒殺菌器、タオル蒸器等
医院・歯科医院
各種医療機器(ベッド、手術台、X線装置、血圧計、心電図計、脳波測定器、
CTスキャン、各種検査装置、投影機)
、各種事務機器、待合室用家具等
小売業
商品陳列ケース、陳列棚・台、自動販売機、冷蔵庫、冷凍庫等
自動車整備業
プレス、スチームクリーナー、オートリフト、ジャッキ、コンプレッサー、
ガソリン販売業
洗車機、充電器、テスター、自動販売機、照明設備、検査工具等
建設業
ブルドーザー、パワーショベル、ポータブル発電機、コンクリートカッター、
ミキサー、ポンプ等
クリーニング業
洗濯機、脱水機、乾燥機、プレス機、ビニール包装設備、ミシン等
製パン業、製菓業
窯、オーブン、スライサー、あん練機、ミキサー、厨房設備等
不動産賃貸業
駐車場舗装、屋上看板、門、塀、緑化設備(植木等)、ネットフェンス、外溝、
自転車置場、蓄電池設備、発電機設備等
印刷業
各種印刷機、裁断機、製本設備等
農業
牛舎、豚舎、鶏舎、堆肥舎、ビニールハウス、農耕用車両(軽自動車税の課
税対象となるものを除く)
、温室管理装置や乾燥機など農業用機械設備、農業
用器具等
ホテル・旅館
厨房設備、各室備品、洗濯設備、放送設備、ボイラー等
3 少額の減価償却資産の取扱いについて
税務会計においては、使用可能期間が1年未満又はその取得価額が 10 万円未満である減価
償却資産を事業の用に供した場合において、その法人がその資産の取得価額に相当する金額
-2-
についてその事業の用に供した日の属する事業年度において損金経理をしたときは、その損
金経理をした金額はその事業年度の所得の金額の損金の額に算入することとされています。
また、取得価額が 20 万円未満(個人の場合は 10 万円以上 20 万円未満)の減価償却資産につ
いては、事業年度ごとに一括して 3 年間で償却を行うことも選択できます。
固定資産税においても、使用可能期間が 1 年未満の償却資産又は取得価額 10 万円未満の償
却資産で、当該減価償却資産の取得に要した経費の全部が法人税法又は所得税法の規定によ
る所得の計算上一時に損金又は必要な経費に算入されたものは課税客体としないものとされ
ています。
また、税務会計において取得価額 20 万円未満の減価償却資産で、事業年度ごとに一括して
3 年間で償却を行うことを選択した場合は、課税客体としないものとされています。
償却方法
個別に減価償却
しているもの
取得価額
中小企業特例
3 年一括償却
一時損金算入
申告不要
10 万円未満
申告必要
申告必要
申告不要
10 万円以上 20 万円未満
申告必要
申告必要
申告不要
20 万円以上 30 万円未満
申告必要
申告必要
30 万円以上
申告必要
4 リース資産の取扱いについて
リース資産の申告義務は、原則として、資産の所有者であるリース会社にあります。ただ
し、それが実質的に割賦販売であると認められる場合(リース期間後に使用者に譲渡される
場合)は、使用者となります。
なお、ファイナンス・リース取引のうち、所有権移転外ファイナンス・リースについて、
国税においては、平成 20 年 4 月 1 日以降に契約を締結したものは、原則として売買に準じた
方法により借主が減価償却を行うものとされましたが、固定資産税(償却資産)においては、
従来どおりリース会社等の資産の貸主(所有者)が当該資産を申告する必要があります。
5 建物附属設備
建物附属設備・
設備・特定附帯設備の取扱いについて
(1)自己所有家屋に取り付けた建物附属設備
ア
建物附属設備の家屋と償却資産の区分
自己所有家屋に取り付けた建物附属設備は、固定資産税の取扱い上、次により家屋
と償却資産とに区分して課税されます。
償却資産とするもの・・・単に移動を防止する程度に家屋に取り付けられたもの又
は独立した機器としての性格の強いもの
家屋とするもの・・・・・家屋の所有者が所有し、家屋と構造上一体となって家屋
の効用を高める電気設備、ガス設備、給排水設備、衛生
設備、消火設備、空調設備など
イ 特定の生産又は業務用の設備等の取扱い
特定の生産活動を行うために必要な動力源、熱源、水処理、汚水処理、冷却、照明
-3-
用として用いられるボイラー、動力配線・配管、コンセント、ガス配管、給排水配管、
給排気設備、エアー配管、油配管、照明設備等及びその附属設備は、償却資産となり
ます。例えば、工場内で製造用機械を動かすための動力配線設備、ガスバーナー用の
ガス配管、工業用水道配管や汚水配管、精密機械工場内の空調設備や集塵設備、熱処
理用のボイラー設備、コンピュータ室(人が作業することが想定されない部屋)に設
置されている大型コンピュータを冷却するための専用空調設備等が該当します。
ただし、事務室の照明用電気配線や生活用の上下水道配管、冷暖房用空調配管、ガ
ス配管は家屋の評価対象となります。
(2)賃借人等の方が取り付けた内装、造作、建築設備等の資産
賃貸ビルなどを借り受けて事業をされている方(店舗のテナント等)が、貸ビル・貸店
舗等に施行した内外装・造作及び建築設備等の事業用資産については、償却資産として
テナント等に課税されるため、申告が必要となります。(地方税法第 343 条第 9 項)
家屋と償却資産の区分表
(主な設備等の例示です。詳細はお問い合わせください。)
設備の種類
家屋に含めるもの
償却資産として取り扱うもの
電燈、コンセント配線設備、電話配線設備、 自家発電設備、受変電設備、動力配線設備、
盗難非常通報装置、火災報知機、出退表示 LAN 配線、ネオンサイン、投光器、中央監
電気設備
設備、ナースコール設備、呼出信号設備 視装置、マイクロホン、スピーカー、スポ
など
ットライト、インターホン器具、電話機、
電球、
ミキサー、
交換機、
屋外電気設備 な
ど
給排水
衛生設備
ガス設備
給水設備、排水設備、中央式給湯設備、衛 屋外設備、独立煙突、独立した給水塔、公
生設備、セントラルバキュームクリーナー 衆浴場の元釜、補助釜、元釜槽、井戸、浄
など
化槽 など
屋内支管、排気筒、カラン(使用口)など 屋外供給本管・設備 など
空調・冷暖房・排気設備、換気扇、天井扇、 ルームエアコン(天井埋め込み式型を除
空調設備
ベンチレーター など
く)など
アスファルト舗装、
植栽、
フェンス、
塀 な
外溝工事
ど
避雷設備、自動扉設備、エレベーター、エ 洗濯設備、事務用の中央設備、テント、取
その他
スカレーター、事務用ベルトコンベア設 り外しの容易な簡易間仕切、POS システ
備、ダムウェーター、固定椅子、金庫扉、 ム、カーテン・ブラインド など
テラス、ポーチ など
※家屋とは、一般的に屋根及び周壁又はこれに類するものを有し、土地に定着した構築物であって、
その目的とする用途に供し得る状態にあるものをいいます。
-4-
6 国税(法人税・所得税)の取扱いとの比較
項
目
固定資産税の取扱い
国税の取扱い
償却計算の期間
暦年(賦課期日制度)
事業年度
減価(償却)の方法
一般の資産は定率法を適用(固定 ○建物以外の一般的な資産は定率
資産評価基準に定められた減価
法・定額法の選択制
率を用いる)
○定率法を選択した場合
※法人税法等の旧定率で用いる減 ・平成 24 年 4 月 1 日以降に取得さ
れた資産は「定率法(200%定率
価率と同様
法)を適用
・平成 19 年 4 月 1 日から平成 24
年 3 月 31 日までに取得された資
産は「定率法(250%定率法)
」を
適用
・平成 19 年 3 月 31 日以前に取得
された資産は「旧定率法」を適
用
前年中の新規取得資産
半年償却(1/2)
月割償却
圧縮記帳の制度
認められません
特別償却・割増償却
認められません
認められます
増加償却
認められます
認められます
評価額の最低限度額
取得価額の 100 分の 5
備忘価額(1 円)まで
区分評価
原則区分評価(一部合算も可)
(注1)
認められます
(償却可能限度額)
改良費(資本的支出)
(改良を加えられた資産と改良費
を区分して評価)
少額の減価償却資産
損金算入したものは課税対象と 3 年間で損金算入可能
(使用可能期間が 1 年未満 なりません
(法人税法施行令 133、所得税法施
又は取得価額が 10 万円未 (本来の耐用年数を用いて減価償 行令 138)
満)
却した場合は課税対象)
一括償却資産
損金算入したものは課税対象と 3 年間で損金算入可能
(取得価額が 20 万円未満 なりません
の減価償却資産)
(法人税法施行令 133、所得税法施
(本来の耐用年数を用いて減価償 行令 138)
却した場合は課税対象)
青色申告を提出する中小 課税対象になります
企業者等が租税特別措置
法を適用して取得した 30
万円未満の減価償却資産
損金算入可能
(租税特別措置法 28 の 2、67 の 5)
(注1)圧縮記帳の制度は認められませんので、国庫補助金等で取得した資産で取得価額の圧縮をしたものにつ
いては、圧縮前の取得価額を申告してください。
-5-
Ⅱ
償却資産の申告
償却資産の申告について
の申告について
1 申告が必要な
申告が必要な方
が必要な方
平成 27 年 1 月 1 日現在、庄原市内に土地及び家屋以外の事業用の償却資産(庄原市内で貸
し付けている資産も含む)を所有している個人又は法人。例えば、工場、商店、アパート、
駐車場、事務所、事業用の設備などを所有している方が該当します。
2 申告方法と提出書類
◆前年度に申告されている方
『種類別明細書(増減資産・全資産用)』には、前年度までに申告された全資産が記載して
あります。
提出書類
・償却資産申告書
・種類別申告書(増減資産・全資産用)
・前年中に増加・減少した資産を種類別明細書に記入してください。
<増加した場合>増加資産を種類別明細書の空欄に記入してください。空欄がない場
合は種類別明細書をホームページからダウンロードしてご利用くだ
さい。パソコンが利用できない場合は、ご連絡ください。
<減少した場合>減少資産を朱線で抹消し、摘要欄に除却年月と理由を記入してくだ
注 意 点
さい。
<修正の場合> 修正箇所を朱線で抹消し、訂正後の数量・価格を記入してください。
・前年以前に取得した申告もれ資産、移動してきた資産は、種類別明細書に記
入してください。
・増加、減少した資産がない場合には、申告書の備考欄に「増減なし」と記入し、
提出してください。
◆本年度から
本年度から初
から初めて申告される方
提出書類
・償却資産申告書
・種類別明細書(増加資産・全資産用)
・平成 27 年 1 月 1 日現在、庄原市内に所有している償却資産を全て申告し
注 意 点
てください。
・償却資産をお持ちでない方は、申告書の備考欄へ「該当資産なし」と記
入し提出してください。
◆廃業、解散、営業譲渡された方
提出書類
注 意 点
・償却資産申告書
・種類別明細書(増減資産・全資産用)
・償却資産申告書の備考欄にその旨を記入してください。
・営業譲渡された方は、譲渡先も記入してください。
-6-
3 申告しない場合または
申告しない場合または虚偽
しない場合または虚偽の
虚偽の申告をした場合
申告をした場合
正当な事由がなく申告しなかった場合は、地方税法第 386 条の規定により過料が、また虚
偽の申告をした場合は、地方税法第 385 条の規定により罰金を科されることがあります。
4 実地調査のお願い
申告書受理後、地方税法の規定に基づいて実地調査・簡易調査(固定資産台帳を郵送して
いただく調査)を行うことがありますので、その際はご協力をお願いします。
また、調査等に伴って追加申告をお願いすることがありますが、その場合の課税年度は現
年度だけではなく過年度に遡及することもありますのでご承知おきください。
Ⅲ
償却資産の評価方法等
償却資産の評価方法等
1 評価額の計算方法
償却資産の評価は、申告していただいた資産を一件ずつ資産の取得時期、取得価額及び耐
用年数を基本にして計算し評価額を算出します。そして、それぞれの資産の「評価額」の合
計が「決定価格」となります。
前年中に取得された償却資産
価格(評価額)= 取得価額 ×
(1-減価率/2)・・・(a)
*(a):月割償却ではなく、半年償却により価格を求める。
*前年中:平成 26 年 1 月 1 日から平成 26 年 12 月 31 日までをいいます。
前年前に取得された償却資産
価格(評価額)= 前年度の価格
× (1-減価率)・・・(b)
*(b)により求めた額が(取得価額×5/100)よりも小さい場合は、その償却資産が事業の用に供さ
れている限りは、
(取得価額×5/100)により求めた額が価格となります。
*前年前:平成 25 年 12 月 31 日までをいいます。
2 納税義務者
平成 27 年 1 月 1 日現在の償却資産の所有者が、納税義務者となります。
3 課税標準
賦課期日(1 月 1 日)現在における「決定価格」が、課税標準額となります。ただし、償
却資産の課税標準額の合計が 150 万円未満(免税点)である場合は課税されません。
4 税額の計算方法
税
額
(100 円未満切り捨て)
=
課税標準額
(1,000 円未満切り捨て)
-7-
×
税率(1.4%)
5 課税標準の特例
地方税法第 349 条の 3、同法附則第 15 条、第 15 条の 2 及び第 15 条の 3 に規定する一定の
要件を備えた償却資産は「課税標準の特例」が適用されます。該当する償却資産を所有され
ている方は、「種類別明細書(全資産・増加資産用)」の摘要欄に該当条項を記載してくださ
い。
なお、最初の適用年度には添付書類もあわせて提出してください。
特例適用資産【一部抜粋】
根拠規定
資産の区分
対象資産
課税率
添 付 書 類
地方税法第 349
ガス事業用
ガス事業法第 2 条第 2 項又は
最初の 5 年間
経済産業大臣の許
条の 3 第 3 項
資産
同条第 4 項の規定による許可
1/3
を受けたガス事業者がガス事
次の 5 年間
業の用に供するもの
地方税法附則
2/3
汚水・廃液の処理施設
第 15 条第 2 項
特定施設設置(使
1/3
公 害 防
第1号
地方税法附則
第 15 条第 2 項
第2号
止 施
地方税法附則
第 15 条第 2 項
設 等
第3号
地方税法附則
第 15 条第 2 項
可(証)写し
用、変更)届書の
写
指定物質の排出又は飛散の抑
制に資する施設
ばい煙発生施設設
1/2
置(使用、変更)
届書の写
特定有害物質の排出又は飛散
の抑制に資する施設
特定施設設置届出
1/2
書の写し・仕様書
等
ごみ処理施設及び一般廃棄物
の最終処分場
一般廃棄物処理施
1/2
設設置許可証の写
第4号
地方税法附則
公共下水道除外施設
第 15 条第 2 項
除外施設設置届出
3/4
書の写し・仕様書
第6号
地方税法附則
固定価格買取制度の認定を受けて設置した
第 15 条第 34 項
再生可能エネルギー発電設備
認定通知書の写
3 年間
し・電気事業者と
2/3
契約している「特
定契約書」の写し
【注意】
*租税特別措置法の適用を受ける資産であっても、用件によっては固定資産税の特例の適用とならな
い場合があります。
*なお、これらの資産については、法令の改正等により内容が変更する場合があります。
-8-
6 納期
年税額は 4 回の納期(5 月、7 月、12 月、翌年の 2 月)に分けて納めていただきます。
7 市税の電子申告のご利用について
庄原市では、地方税ポータルシステム(eLTAX:エルタックス)を利用し、インターネットによる市税
の電子申告を受け付けています。
エルタックスの詳細については、(社)地方税電子化協議会のホームページ(http://www.eltax.jp)
をご覧ください。
-9-
参考資料
【耐用年数に応ずる減価率・減価残存率表
耐用年数に応ずる減価率・減価残存率表】
減価残存率表】
減価残存率
減価率
耐用年数
A 前年中取得
B 前年前取得
(1-r/2)
(1-r)
(r)
2
0.684
0.658
0.316
3
0.536
0.732
0.464
4
0.438
0.781
0.562
5
0.369
0.815
0.631
6
0.319
0.840
0.681
7
0.280
0.860
0.720
8
0.250
0.875
0.750
9
0.226
0.887
0.774
10
0.206
0.897
0.794
11
0.189
0.905
0.811
12
0.175
0.912
0.825
13
0.162
0.919
0.838
14
0.152
0.924
0.848
15
0.142
0.929
0.858
16
0.134
0.933
0.866
17
0.127
0.936
0.873
18
0.120
0.940
0.880
19
0.114
0.943
0.886
20
0.109
0.945
0.891
25
0.088
0.956
0.912
30
0.074
0.963
0.926
35
0.064
0.968
0.936
40
0.056
0.972
0.944
45
0.050
0.975
0.950
50
0.045
0.977
0.955
55
0.041
0.979
0.959
60
0.038
0.981
0.962
10
記載例
*前年度までに申告された方は、住所・氏名及び取得価額を昨年をもとに印字していますので、訂正・修正がある場合は、抹消線を引いた上余白に正しい内容を記入してください。
*新規で申告される方は、所有者コードを除き、すべて記入してください。
平成 27 年
1 月
平 成 2 7 年 度
30 日
※
受付印
償却資産申告書(償却資産課税台帳)
庄 原 市 長 殿
1 住 所
しょうばらし
なかほんまち
1ちょうめ
ばん
広島県庄原市中本町一丁目10番1号
有
めい
2 氏 名
者
(
)
(電話:0824-73-1144) 押印をしてください。法人
の場合は、社印または代
表者員を押印してくださ
い。
法人にあっ
てはその名
称及び代表
者 の 氏 名
5 この申告に
社印また
は代表
社印
株式会社 □□□
□□□
(屋号
年
月
年 月
かぶしきがいしゃ
総務部 ×××
応答する者
の 係 及 び
氏 名
( 電話 73 - 1144)
△△会計事務所
6 税 理 士 等 の
印
氏 名
)
( 電話 73 - 1111 )
資 産 の 種 類
前年前に取得したもの (イ)
1構
2
築
物
機 械 及 び 装 置
3船
4航
5車
舶
空
機
十億
百万 千
円
前年中に減少したもの (ロ)
十億
百万
982 765 430
千
前年中に取得したもの (ハ)
円
十億
2 752 000
222 688 000
前年度までに申告され
ている方のみ、印字さ
れています。
両 及 び 運 搬 具
百万
千
計((イ)-(ロ)+(ハ)) (ニ)
円
十億
百万
千
有 ・ 無
8 増 加 償 却 の 届 出
有 ・ 無
9 非 課 税 該 当 資 産
有 ・ 無
10 課 税 標 準 の 特 例
有 ・ 無
11 特 別 償 却 又 は 圧 縮 記 帳
有 ・ 無
12 税 務 会 計 上 の 償 却 方 法
定 率 法 ・ 定 額 法
14 市(区)町村内
13 青
色
申
告
有 ・ 無
① 庄原市中本町一丁目10番1号
円
2 555 000
982 568 430 における事業所
87 652 000
310 340 000 等資産の所在地
②
③
種別ごとに算
出した合計を記
入してくださ
い。
前年中に減少した資産の取得額の合
計額、前年中に増加した資産の取得
額の合計額を、それぞれ種類別に記
入してください。
7 短 縮 耐 用 年 数 の 承 認
百万円
4 事 業 開 始
又は納税通知
所 送 達 先
し
金属製造業
(資本金等の
額)
ごう
借用(リース)資産の有無について、該
当する所有区分を○で囲んでください。
借用資産がある場合には、貸主の名称
及び連絡先を記入してください。
貸主の名称等
15 借 用 資 産
庄原リース株式会社
(有 ・ 無)
6 工具、器具及び備品
7合
計
152 200 000
1 052 400
1 390 680
1 206 973 430
3 804 400
91 597 680
※
資 産 の 種 類
評
1構
築
物
十億
価
額
百万
千
1 294 766 710 16 事 業 所 用 家 屋 の 所 有 区 分
※
決 定 価 格
課 税 標 準 額
(ヘ) (ト) (チ)
円
十億
百万
千
円
十億
百万
2機械及び装置
3船
4航
舶
空
機
5 車両及び運搬具
6 工具、器具及び備品
7合
計
記入不要(
記入不要(電算により
電算により全資産
により全資産
申告する
申告する場合
する場合は
場合は除きます)
きます)
庄原市中本町××番×号(TEL:73-○○○○)
1 858 280
千
自 己 所 有 ・ 借家
17 備考 (添付書類等)
*課税標準の特例に係る届出書及び添付書類
円
○解散・廃業や住所・組織変更があった際は記入してください。
○課税標準の特例適用資産又は非課税資産等を所有している
場合には、その届出書、添付書類の名称を記入してください。
○増減のない場合は、『増減なし』と記入してください。
提
出
用
)
所
ひろしまけん
第
二
十
六
号
様
式
(
3 事 業 種 目
じゅう しょ
所 有 者 コ ー ド
記載例(
記載例(増加資産がある
増加資産がある場合
がある場合)
場合)
*前年度までに申告された方は、新たに増加した資産を記載してください。
*今回初めて申告される方、電算により全資産申告される方は、全償却資産を記載してください。
※
申告書の所有者コードを記入してください。初めて申告される方は、記載不要です。
平成27年度
※
所
有
者
コ
ー
ド
(イ)
03 6
04 6
05 6
06 6
07
取
量
1
4 22
6
汚水処理装置
1
4 24
パソコン
1
テレビ
【資産の名称等】
増加資産については手書きで追記してく
ださい。
コピー
得
価
額
年
年 月
号
本社工場 フェンス
エアコン
名
枚のうち
十億 百万
千
耐
用
年
数
円
(ロ)
減
価
残
存
率
(ハ) ※
価
課税 標準
額
の特例
率
十億 百万
千
円
枚 目
※
課 税 標 準 額
コード
十億 百万
千
異
動
事
由
摘
要
円
2 555 000
10
1.2
3.4
7
87 652 000
9
1.2
3.4
4 24
7
206 430
5
1
4 26
7
185 000
6
1.2
3.4
平成26年7月
三次工場より
1
4 25 10
999 250
5
1.2
3.4
平成26年度申告もれ
1
4 26 11
1 000 000
5
1.2
3.4
記入不要です。
附則第15条2項6号
1.2
3.4
1.2
3.4
1.2
3.4
08
増加した資産の、数量、取得年月、取得価
額、耐用年数を記入してください。
★年号・・・昭和=3
平成=4
09
10
1.2
3.4
1.2
3.4
11
1.2
3.4
12
1.2
3.4
1.2
3.4
【資産の種類】
13
以下の数字で記入してください。
1=構築物(建物附属設備含む)
14
2=機械及び装置
3=船舶
15
4:航空機
5:車両及び運搬機
16
6:工具、器具及び備品
~摘要欄について~
~摘要欄について~
1.2
3.4
★異動事由: 1=新品取得
1.2
2=中古品取得
3.4
3=移動による受け入れ(受け入れ元を
1.2
記載してください。) 3.4
4=その他(申告もれ等具体的に記入し
1.2
3.4
てください。)
17
1.2
18
3.4
★課税標準の特例及び非課税該当資産については、適用
1.2
条項を記入してください。
19
3.4
1.2
3.4
20
小
計
5
提
出
用
)
02 1
記
入
不
要
で
す
者
(
01 1
取得年月
数
資 産 の 名 称 等
資産コード
有
株式会社 □□□
行 資
産
番 の
種
号 類
所
種 類 別 明 細 書 ( 増 減 資 産 ・ 全 資 産 用 )
※
第
二
十
六
号
様
式
別
表
一
92 597 680
注意 「取得年月の年号」の欄は、大正は2、昭和は3、平成は4を記入してください。
注意 「増加事由」の欄は、1新品取得、2中古品取得、3移動による受け入れ、4その他のいずれかに○印を付けてください。(又は1,2,3,4のいずれかの番号を上書き入力
してください。)
記載例(
記載例(減少資産がある
減少資産がある場合
がある場合)
場合)
*前年度までに申告された方は、新たに増加した資産を記入してください。
※
申告書の所有者コードを記入してください。初めて申告される方は、記載不要です。
平成27年度
所
※
有
者
コ
ー
ド
行 資
者
名
枚のうち
取
量
価
額
年
年 月
号
1
4
7
9
十億 百万
千
円
2 752 000
耐
用
年
数
減
価
残
存
率
(ハ) ※
価
額
枚 目
※
課税 標準
の特例
課 税 標 準 額
率
十億 百万 千 円
十億 百万
資産が減少した場合は、二重線で抹消
し、摘要欄に除却年月と理由を記入して
ください。
コード
千
異
動
事
由
摘
要
円
1.2
3.4
26年9月廃棄
1.2
3.4
02 1
変電施設
1
4
9 10
123 450 000
03 2
研磨機
1
4
9 10
189 000 000
1.2
3.4
04 2
スライス機
1
4
9 10
20 000 000
1.2
3.4
05 2
圧着機
1
4
9 10
10 000 000
1.2
3.4
06 6
自動販売機
4
9 10
10 000 000
1.2
3.4
26年7月△△株式
会社へ売買
07 6
コピー機
1
2
1
4
9 10
157 200
1.2
3.4
一部廃棄(26年7月)
08 6
パソコン
1
4
9 10
300 000
前年中にある資産の一部が減少した場合
は、数量、取得価額を朱線で抹消し、変更後
の数量、取得価額を記入し、摘要欄に理由と
年月を記入してください。
1.2
3.4
1.2
3.4
09
記入不要です。
10
1.2
3.4
11
1.2
3.4
12
1.2
3.4
13
1.2
3.4
14
1.2
3.4
15
1.2
3.4
16
1.2
3.4
17
1.2
3.4
18
1.2
3.4
19
1.2
3.4
20
1.2
3.4
小
計
提
出
用
)
看板
得
(ロ)
(
資 産 の 名 称 等
種
号 類
01 1
取得年月
数
産
有
株式会社 □□□
(イ)
番 の 資産コード
所
種 類 別 明 細 書 ( 増 減 資 産 ・ 全 資 産 用 )
※
第
二
十
六
号
様
式
別
表
一
5
注意 「取得年月の年号」の欄は、大正は2、昭和は3、平成は4を記入してください。
注意 「増加事由」の欄は、1新品取得、2中古品取得、3移動による受け入れ、4その他のいずれかに○印を付けてください。(又は1,2,3,4のいずれかの番号を上書き入力
してください。)