第17号 - 渋川北中学校

渋川市立渋川北中学校
第17号
平成26年12月22日(月)
http://www.shibukawa-kita-j.ed.jp
~
2学期終業式式辞から
~
様々な充実した取組が行われた2学期も今日で終わり、明日から15日間に及ぶ冬休みに入ります。
この夏休みから今日までを振り返って見ると、本校53年の歴史の中でも信じられない、あり得ない
出来事が起きた学期でありました。8月と9月に発生した怪文書、11月にはガラス破損と教室侵入
という、学校の安全安心を揺るがすような事件が起きました。その都度、警察や関係機関、地域や保
護者の皆様と連携を図ってきましたが、残念ながら未だに解決の糸口は見えていません。しかし、み
なさんや学校を守ろうと、本当に多くの方々が真剣に考え、協力して下さっていることをしっかりと
受け止め、感謝の気持ちを忘れずにいるとともに、その感謝の気持ちを行動に表せるように、地域の
方々への挨拶や登下校時のルールやマナー等、しっかりと守ってほしいと思います。
このような残念なこともありましたが、一方で、数多くの行事では多くの成果が得られた2学期だ
ったと思います。「域生(いけいけ)北中!
~やるときやるぜ誇りをもって~」という生徒会のスローガン
のもと、1学期に引き続き、体育祭においても青龍祭においても保護者や地域の方々に本校生徒が一
生懸命に頑張っている姿を見てもらおうと制作したポスターなど、これまでの取組をさらに一歩進め
る積極的な姿が見られました。事実、そのどちらも、「行事を盛り上げよう」、「かけがえのない思い
出をつくろう」という生徒のみなさん一人一人の意欲が大いに感じられ、感動的な行事になったと思
います。そして、それには、生徒のみなさんに常に寄り添い、ともに笑い、ともに悩みながら体ごと
ぶつかっていった先生方の存在も忘れることができません。
この他にも、1年生の上田班別学習、2年生の職場体験学習、3年生の小中学校音楽会での合唱な
ど、そのどれもにみなさん一人一人の本気が感じられ、成長を実感できた2学期だったと思います。
さて、話は変わりますが、今日12月22日は何の日でしょうか。そう、一年で一番日が短い「冬
至」です。しかも、それだけでなく、今年の冬至は、19年に一度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」とい
うのだそうです。
そもそも冬至とは、一年で一番日が短く、それだけ太陽の弱い日と
されていますが、逆をいえば、「一陽来復」という言葉にもあるよう
に、これから夏至に向けてどんどん日が長く、つまり太陽が強くなる
おめでたい日とされているのです。そして、今年はそれだけでなく、
「新月」という月の満ち欠けの始まる日、つまり「朔旦(さくたん)」
も重なっているというのです。ご存じのとおり、月の満ち欠けは、約
29.5日なのに対して、太陽の周期は約365.2日と異なるため、
両者が重なるのは19年に一度となるのだそうです。そのため、今日
の「朔旦冬至」は、太陽が本来の力を取り戻し、それ
に加えて、月も満月に向かって満ちていく、二重にお
目出度い日とされているのです。
今日は、このように古来から非常に珍しい日、有り
難い日とされていますが、ただ単に占いや迷信に頼っているだけで、何の努力もしないのでは、自分
の夢や希望は絶対に実現できません。この日を、真におめでたい日、有り難い日と感じつつ、この冬
休みを通して、輝かしい未来に向けて希望を持ち、努力を誓う日としていってほしいと思います。3
学期また元気でみなさんと会えることを楽しみにしています。
いよいよ年の瀬が近づいてきました。今年も本校4月からこれまでの歩みを振り返り10大ニュー
スとしてまとめてみました。まだまだ紹介したいことはたくさんあります。みなさんの頑張りに改め
て感謝したいと思います。冬休みには、ご家族で一年の総まとめをし、新しい年への希望をもつこと
も有意義なことだと思います。ぜひ、各ご家庭でも話し合い、「我が家の10大ニュース」を作成して
みてはいかがでしょうか。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
生徒の安全安心・健全な活動を脅かす怪文書等に憤怒の念!
その一方で、保護者や地域、関係機関の協力態勢に心からの感謝を!
渋北黄金時代到来!? 県大会団体テニス3位&準優勝・バスケ準優勝! 関東・全国出場も!
継続は力なり! 駅伝大会での健闘&応援生徒のひたむきな姿に感動!
耐震補強工事1年目無事に終了! 生まれ変わった北校舎東トイレはホテル並み!? 業者に感謝!
新企画実施! 部活対抗リレーに湧いた体育祭に笑顔はじける!
渋北ファミリーを実感! 生徒と先生の一体感を感じた青龍祭・合唱祭は大盛会!
いじめに向き合う! NHK 「いじめをノックアウト」行動宣言に全員参加!
新生徒会本部の活動方針決定! 北中初の「12月生徒総会開催!」
1年の宿泊体験を「榛名高原学校」へ変更! 鏡のような湖面にカッターを漕ぐ声が響く!
新生徒会本部役員が活動を始めて約1ヶ
月半。これまで本校では、年1回6月に生
徒総会を開いていましたが、今年度から新
生徒会本部役員の活動方針を一刻も早く生
徒に理解をしてもらい、共に活動を行って
いこうという趣旨のもと12月9日(火)に
後期生徒総会を開催することとなりました。
新生徒会としてのスローガンや、各クラ
ス・各委員会・全校で取り組んで行くことや、改装されたトイレのスリッパ使用等について活発な意
見交換が行われました。
この話し合いを通して、生徒の自主的自立的な活動がますます盛んになることを期待するとともに、
決められたことを全員でしっかりと守り行動できる実行力を身につけてほしいと思います。
例年行っていただいたPTA研修施設部によるパンジー
とチューリップの植栽。あいにく本年は荒天のため中止と
なってしまいました。そこで登場したのが、有志の生徒た
ち。協力して花壇やプランターに次々に苗や球根を植えて
くれました。
また、これとは別に、後期生徒総会でも提案があった「花
いっぱい作戦(?)」により、校地内を花でいっぱいにする
とともに、お世話になっている近隣のお店や施設にプランターを配布する取組も行いました。福祉委
員会や整美委員会Ⅱの生徒たちが協力して、作業に取り組んでくれました。学校を、そして地域を花
で飾り、美しいもの、生きている命を大切にする豊かな心を育てていきたいものですね。