冬号 - 名鉄病院

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平成26年 冬号
ごあいさつ 名鉄病院 副院長兼麻酔科部長 明石 学 平成 26 年 10 月に副院長兼麻酔科部長に就任しました明石です。どうかよろしくお願い申し上げます。私
が麻酔科医になった頃は、麻酔の最終目的は、生きて患者様を手術室から退室させることであり、痛みは生き
ている証拠でした。その後、モニター、麻酔剤、麻酔技術などが飛躍的に進歩を遂げました。麻酔の安全性が
高まっていく中で、術後鎮痛に関心が集まるようになり、硬膜外鎮痛という素晴らしい術後鎮痛法が普及しま
した。しかしこの方法は、ごく稀ではありますが重篤な神経学的後遺症などの合併症を引き起こす可能性があ
ります。これらを避けるために、私はこれまで麻薬の持続静注と超音波ガイド下の末梢神経ブロックによる安
全な術後鎮痛に取り組んできました。そこで、当院においても硬膜外鎮痛が必須の患者様以外は、必要に応じ
て麻薬の持続静注や超音波ガイド下末梢神経ブロックを積極的に取り入れ、患者様にとって、より安全で、快
適で、痛みの少ない周術期を過ごして頂けるように努力する所存です。
来年には新1号館が完成し、重症患者様を集中的に治療できる HCU が開設されます。救急からもより重症
な患者様も受け入れることができ、また術後の重症患者様もより安心して治療できるようになります。今後と
も、地域の皆さまから信頼されるような病院になるよう精一杯努力していきますので、どうかよろしくお願い
申し上げます。
INDEX
1
ごあいさつ
4
2
名鉄病院
5
名鉄病院
6
名鉄看護専門学校 学校祭
新・1 号館建築だより
医療支援センター
3
の活動
『がん看護外来』のご紹介
安全のための取り組み
1
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名鉄病院 医療支援センター部長
竹田 欽一 clinic.
本年 7 月より医療支援センター部長に着任しました竹田です。通常は消化器内視
鏡部、救急部として日々の業務を行っているため、医療支援センター内で見かける
ことはほとんどないと思います。
平成 25 年度の医療支援センター地域医療連携室へご紹介いただきました患者さ
んは 7,000 名を超えており、その他入退院支援、医療福祉相談室をご利用いただい
た患者さんを含めますと本当にたくさん方々に利用していただいています。
私の役割は名鉄病院の医療を少しでも多くの患者さんに提供し、退院後も安心し
て生活できるように地域の診療所、近隣病院の先生方や医療従事者と連携を取って
いくことです。また今まで以上にご利用いただき易い便利で親身な医療支援センター
をつくっていきたいと思っています。医療支援センターには様々な職種のスタッフ
がいますので、皆様の健康を多方面から全力でサポートさせていただきます。どう
ぞスタッフともどもお気軽にお声をかけていただけましたら幸いです。
今年6月から医療支援センター勤務となりました小倉と申します。院内から院外
へと視線を移し、改めて地域との結びつきや顔を合わせた対話の必要性を実感して
います。
医療支援センターは「入退院支援室」「地域医療連携室」「医療福祉相談室」の3
部門から成り、2名の医師をはじめ看護師3名、MSW5名、事務7名が従事してい
ます。地域の皆さまが、必要な場所で必要な治療を受けられるよう、院内および院
外の連絡調整に日々努めております。「名古屋で一番安心、便利、フットワークの軽
い医療支援センター」が私たちのスローガンです。是非、ご利用ください。
名鉄病院 医療支援センター担当
看護課長 小倉 りか
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1 号館2階
入退院
支援室
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1 号館 1 階
地域医療連携室
医療福祉相談室
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地域住民の皆様に、良質で安全かつ安心できる医療を提供するために、
地域の医療機関の先生方との連絡や調整、当院医師とのパイプ役として
以下の業務を担っています。
主な業務内容は
・紹介患者さまの診察・検査予約、データ登録・管理
・紹介患者さまの受診受付
・医療機関への文書管理(受診報告、診療情報提供書の返書など)
・医療機関・施設との連絡・調整(入院相談、逆紹介)
・地域連携パスに関するデータ管理
患者さまの受入や問合せ等には、スピーディーな対応に努めています。
これからも患者さまに満足していただけるよう、より一層の努力をして
まいります。
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入退院支援室では、入院される患者さま(ご家族の方)へ以下の説明を行っ
ています。
・必要物品について
・入院誓約書等の説明や確認
・入院中の生活についてのご案内
・入院費用等
また、安心して入院生活を過ごしていただけるよう、看護師や医療ソー
シャルワーカーとも連携を図り、皆様のお力になれるよう努めています。
入院費用についてはご心配される方も多く、高額医療費制度の限度額適
用認定証や、高齢者の方の限度額適用・標準負担額減額認定証について
の説明も積極的に行っています。
時に患者さまやご家族の方よりメッセージを頂戴します。
当院への貴重なご意見やスタッフへの労いのお言葉、改めて感じた健康
の大切さなど、温かい気持ちを添えたお言葉に心より感謝申し上げます。
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医療ソーシャルワーカー(社会福祉士・精神保健福祉士)が患者さまや
ご家族の方が抱える経済的・心理的・社会的問題のご相談に応じます。
必要に応じて、院内のスタッフや関係機関と連携をとりながらサポート
いたします。
<例えばこんなとき・・・>
・ 退院後の生活に不安がある
・ 医療費の支払いについて心配がある
・ 介護保険の制度について知りたい
・ 障害者に関する制度について知りたい
相談を希望される方は担当医・看護師に依頼していただくか、医療福祉
相談室へ直接おいでください。電話にてご予約いただくとスムーズです。
<相談対応時間>
月∼金(平日)9:00 ∼ 16:00
3
『がん看護外来』
のご紹介
当院では平成26年5月に『がん看護外来』を開設いたし
ました。開設の目的は、主に次の3つです。
第1の目的は、通院中のがん患者さんの身体的・精神的・
社会的サポートを行い、それを通じて治療の継続・完遂をサ
ポートすること。二つ目は、意思決定支援と家族支援。そし
て第三の目的は、診断直後からの緩和ケアの導入や、治療を
継続しながらの就労支援、先を見越した療養場所選定の調整
支援を行うことです。
『がん看護外来』では、がんと診断された患者さんのご家族
の療養上の心配ごとや不安に対して、一緒に考え、解決して
いきます。
がんの診断技術や治療の進歩などによって、今やがんが慢
性疾患として位置づけられるようになりました。がんと共に、
患者さんがいかに自分らしく生き抜いていくのかが重要だと
思います。
診察を受けてから、患者さんとそのご家族はどの治療を受
けていくのがよいのか、治療を受けながらどのように生活を
していったらよいのか、痛みや苦しみなく過ごすためにはど
うしたらよいか……さまざまな心配事や不安が生じます。
患者さん一人ひとりの生活や生き方を大切に、安心して治
療や入院生活、自宅での生活を送ることが出来るように、お
手伝いさせていただきます。
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●日時
毎週木曜日 9:00 ∼ 12:00 14:00 ∼ 16:00
原則は予約制ですが
状況に応じて対応いたします。
●場所
外来および1号館4階の個室
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4
『患者取り違え』
ミス防止のための取り組み
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名鉄病院
名鉄病院では、患者さまの取り違えによる医療過誤を防止するために『患
者さまに名乗っていただく』ことを積極的に行っています。
入院患者さまにはリストバンドを着用していただき、外来患者さまには名
乗っていただくことを院内ルールとして、全職員が「名鉄病院なのらせ隊」
として患者さまにも参加していただくことで事故防止に取り組んでおりま
す。
患者さまやご家族の方々には、何度も名乗っていただくことになりますが、
取り違え防止のためであることを積極的にお伝えするように努めていま
す。また、小児病棟では、小さいお子様にもわかりやすいようにカナ文字
でお名前(リストバンド)の確認の協力をお願いしています。
安全の
ための
取り組み
『医療安全推進週間』
啓蒙ポスターの作成と展示
毎年度、11 月 25 日(いい医療に向かって Go !)を含
む1週間は『医療安全推進週間』として、患者さまの安
全を守るため、すべての医療従事者が共同して医療安全
に取り組むことを目的として、厚生労働省が位置づけて
います。
今年度は 11 月 23 日(日)∼ 29 日(土)が『医療安
全推進週間』となり、名鉄病院では各部署・病棟で医療
安全をテーマにした手書きポスターを作成しました。期
間内は院内にポスターを掲示し、職員一同で医療安全へ
の誓いを新たにしました。
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URL http://www.meitetsu-hospital.jp/
専 門 外 来 ※予約制(一部を除く)
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病診連携に関するお問い合わせは 地域医療連携室 TEL. 052-586-5755 FAX. 052-586-5756
本紙内容に関するお問い合わせは 事務部事務 1 課 TEL. 052-551-6121(代)
FAX. 052-551-6711
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