資料1-3

資料1-3
日本機械学会 溶接規格 2012 年版/2013 年追補版における
溶接規格 2007 年からの技術的内容を含む変更点
及び検討チームにおいて討議する項目について(案)
日本機械学会 溶接規格 2012 年版及び 2013 年追補版における溶接規格 2007 年版からの技術的内容を
含む変更点(第 1 部~第 3 部)は以下のとおり。
これらのうち、
変更内容、
変更の根拠を踏まえて抽出した主要な変更点
(下表の分類欄に◎を付したもの。
抽出の考え方については別紙参照)について、技術的な議論を要するものとして検討チームにおいて検討す
る。◎を付していない項目を含め、その他すべての変更点については、事務局において技術評価案を策定す
る。
なお、検討チームで討議する項目は、今後、必要が生じた場合には追加することとする。
表1 技術的内容を含む変更点
No
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
件名
変更内容
記載箇所
クラス 4 配管について、内包する流体の濃度
を追記
溶接部のデルタフェ オーステナイト系ステンレス鋼溶接時の高温
ライト量の規定
割れ防止のためにデルタフェライト含む溶接
材料の使用を規定
溶接部の非破壊試験 後熱処理を実施した場合の非破壊試験の実施時
期を規定
溶接後熱処理
後熱処理の分割方法、取り出し時の炉内温度、
局部後熱処理時の加熱範囲の変更、溶接後熱
処理における溶接部の厚さに応じた温度保持
時間の改定
溶接後熱処理を要し 溶接後熱処理を要しないものの表に母材の厚
ないもの
さ区分を追加、P-9A、P-9B の区分を追加
放射線透過試験
各種溶接継ぎ手の突合わせ溶接の材厚の記載
をわかりやすく変更
磁粉探傷試験
開先面の検査のうち、磁粉探傷試験と、浸透
浸透探傷試験
探傷試験の判定基準を変更
第1部
N-0020
第1部
N-1040 等
継手引張試験
第1部
表 N-X110-2
第1部
表 N-X110-3
表 N-X120-1
定義
継手引張試験片を所要の厚さに分割する場合
の要求事項の明確化
破壊靱性試験と再試 破壊靭性試験の試験方法及び判定基準を改
験
訂、表-18 溶接部の吸収エネルギーを削除、
破壊靭性試験の試験方法改訂に伴い再試験可
否条件を改訂
耐圧試験
最高許容耐圧試験圧力、保持時間、保持後の
検査規定を追加、耐圧試験の実施が著しく困
難な場合の耐圧代替非破壊試験の条件を規定
1
第1部
N-1050 等
第1部
表 N-X090-1
表 N-X090-2
第1部
表 N-X090-3
第1部
表 N-X100-1
第1部
表 N-X100-3
表 N-X100-4
第1部
N-1130 等
表 N-X130-1 等
分類
JSME
説明資料
P.10
◎
P.12~14
◎
P.15~20
◎
P.21, 22
P.50
P.11
P.50
◎
P.31~35
P.23~27
No
件名
開先面
11
12
13
14
15
溶接施工法の確認項
目(溶接金属)
溶接施工法の確認項
目(溶接後熱処理)
確認試験
18
19
22
第1部
表 N-G02
第2部
表 WP-200-2 等
A 番号の小さい溶接金属を用いるときは同一 第 2 部
区分とする規定を削除
WP304
溶接後熱処理の温度区分を追加
第2部
WP-306
「型曲げ試験」及び「ローラ曲げ試験」に「表 第 2 部
曲げ試験」を追加、
「側曲げ試験片は,曲げた 表 WP-400-1
後に溶接部が,曲げ部の範囲に入っているこ 図 WP-400-1
とを確認する。
」規定を追加、縦曲げ試験の試 第 3 部
験片採取位置図が適切でないため改訂
WQ-321
試験片の種類
型曲げ試験片の代わりに縦曲げ試験片を用い
て良い場合を規定
自動溶接機を用いな 試験材がアルミニウム又はアルミニウム合金
い溶接士
の時の試験用ジグの寸法変更
第2部
WP-420
第3部
WQ-322
試験材料の形状,寸 W-3(アルミ)
、W-24(チタン)の試験材厚
法及び試験片採取位 さを変更
置
W-10 の試験片削除部寸法を変更
曲げ試験片の仕上げ寸法を変更
チタンクラッド溶接 チタンクラッド溶接を削除
第3部
表WQ-312-1 等
図WQ-321-5 等
20
21
記載箇所
溶接士技能試験
分類
JSME
説明資料
◎
P.39, 40
◎
P.38
N-3030(3)を準用していた肉盛、クラッド溶接 第 1 部
の開先面検査規定を削除
N-3030 等
規定の一部を削除
溶接部の最小引張強 アルミニウム関係以外の表を削除、
さ
A5052TD-H34, A5052TDS-H34 を追加
電子ビーム溶接、レ 確認項目及び追加要求など全面改正
ーザービーム溶接
16
17
変更内容
溶接士技能の資格表示規定を追加
P.50
P.44
第3部
WQ-323
表WQ-312-1 等
P.44
WQ-340 等
図 WQ-322(4)
P.49
自動溶接士の作業範 「サブマージアーク溶接の区分にサブマージ 第 3 部
囲
アーク溶接機を用いたエレクトロスラグ溶接 WQ-430
によるクラッド溶接及び肉盛り溶接を含む」
を追加
以上
2
別紙
表1 技術的内容を含む変更点の整理
変更
内容
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
主
要
な
変
更
点
件名
定義
溶接部のデルタフェライト量の規定
溶接部の非破壊試験
溶接後熱処理
溶接後熱処理を要しないもの
放射線透過試験
磁粉探傷試験、浸透探傷試験
継手引張試験
破壊靱性試験と再試験
耐圧試験
開先面
溶接部の最小引張強さ
電子ビーム溶接、レーザービーム溶接
溶接施工法の確認項目(溶接金属)
溶接施工法の確認項目(溶接後熱処理)
確認試験
試験片の種類
自動溶接機を用いない溶接士
試験材料の形状,寸法及び試験片採取位置
チタンクラッド溶接
溶接士技能試験
自動溶接士の作業範囲
規
定
内
容
の
緩
和
そ
の
他
○
○
◎ ○
◎ ○
◎ ○
○
◎ ○
◎ ○
設
計
・
建
設
規
格
の
反
映
○
技
術
基
準
規
則
等
の
反
映
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
① 規定内容の緩和を内容とする変更点を抽出
② このうち、変更内容が以下に示す根拠によるもののみである変更点は、対象外とする。
過去に行われた技術評価で示された事項の取入れ
技術基準規則等の内容の反映
3
○
○
○
○
○
○
○
【主要な変更点抽出の考え方】
すでに技術評価済みの設計・建設規格の反映
そ
の
他
○
○
○
○
過
去
の
技
術
評
価
の
取
り
入
れ
○
○
◎ ○
○
○
変更の根拠