Citrix XenServer ワークロードバランス 6.5.0 クイ ックスタート;pdf

Citrix XenServer ワークロードバランス 6.5.0 クイ
ックスタート
発行 2015/03
1.0 版
Citrix XenServer ワークロードバランス 6.5.0 クイックスタート
Copyright © 2015 Citrix All Rights Reserved.
Version: 6.5
Citrix, Inc.
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Fort Lauderdale, FL 33309
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商標
Citrix ®
XenServer ®
XenCenter ®
目次
1. はじめに ........................................................................ 1
1.1. ワークロードバランス仮想アプライアンスのインポート ............................ 1
1.1.1. 要件 ..................................................................................... 1
1.1.2. 仮想アプライアンスをインポートする前の確認事項 ......................... 1
1.1.3. リソースプールのサイズ ........................................................... 2
1.1.4. 仮想マシンのダウンロード ........................................................ 2
1.1.5. XenCenter での仮想アプライアンスのインポート ........................... 3
1.2. ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定 ..................................... 4
1.3. ワークロードバランス仮想アプライアンスへの接続 .................................. 8
1.3.1. リソースプールをワークロードバランス仮想アプライアンスに接続す
るには ........................................................................................... 9
1.3.1.1. ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスを調
べるには ................................................................................ 11
iii
第 1 章 はじめに
XenServer ワークロードバランス仮想アプライアンスは、既存の XenServer リソースプールにワー
クロードバランス機能を簡単に導入するための Linux ベースの仮想マシンです。このワークロードバ
ランス仮想アプライアンスは、以下の手順で簡単にセットアップできます。
1. www.citrix.com/downloads からワークロードバランス仮想アプライアンスをダウンロードし、
XenCenter を使ってインポートします。
2. ワークロードバランス仮想アプライアンスのコンソールで、テキストベースのウィザード
(Workload Balancing Configuration wizard)の手順に従ってワークロードバランス仮想アプラ
イアンスを設定します(ここではこのウィザードを「ワークロードバランスの設定ウィザード」と
呼びます)。
3. リソースプールをワークロードバランス仮想アプライアンスに接続します。
注:
ワークロードバランス機能は、XenServer Enterprise Edition ユーザー、または
XenDesktop 権限により XenServer にアクセスするユーザーが使用できます。
XenServer の各エディションおよびエディション間のアップグレードについては、
Citrix Web サイトを参照してください。ライセンスについて詳しくは、
CTX141511 - XenServer 6.5 Licensing FAQ を参照してください。
以下のセクションでは、これらの手順について説明します。ワークロードバランス機能について詳し
くは、
『XenServer ワークロードバランス 6.5 管理者ガイド』および XenCenter のオンラインヘルプ
を参照してください。
ワークロードバランス機能を使用してプールのワークロードを管理するには、各ホストが XenMotion
によるライブマイグレーションをサポートしている必要があります。XenMotion の要件については、
『ワークロードバランス管理者ガイド』を参照してください。
1.1. ワークロードバランス仮想アプライアンスのインポート
ワークロードバランス仮想アプライアンスは単一のインストール済み仮想マシンで構成されており、
XenServer ホスト上で動作するように設計されています。この仮想アプライアンスをインポートす
る前に、以下の要件および注意事項について確認してください。
1.1.1. 要件
この仮想アプライアンスは、XenServer 6.5 またはそれ以降が動作するホスト用に設計されていま
す。ただし、このワークロードバランス機能では、XenServer 5.5 またはそれ以降が動作するリソー
スプールを管理できます。この仮想アプライアンスをインポートするには、XenCenter 6.5 管理コン
ソールを使用することをお勧めします。ワークロードバランス仮想アプライアンスを実行するには、
2GB 以上の RAM と 8GB 以上のディスク領域が必要です。
1.1.2. 仮想アプライアンスをインポートする前の確認事項
仮想アプライアンスをインポートする前に、以下の事項を確認して、必要に応じて XenServer 環境を
変更してください。また、ワークロードバランスの「リリースノート」を参照して、このリリースの
最新情報についても確認してください。
• 通信ポート:ワークロードバランスの設定ウィザードを起動する前に、ワークロードバランス仮想
アプライアンスとの通信で使用されるポートを決定しておきます。このウィザードでは、このポー
トを入力するためのメッセージが表示されます。デフォルトのポート番号は 8012 です。
注:
1
ワークロードバランスの通信ポートとして 443 を使用しないでください。ポート
443(標準の SSL/HTTPS ポート)からの接続は、ワークロードバランス仮想アプ
ライアンスにより拒否されます。
• ワークロードバランスのアカウント:ワークロードバランスの設定ウィザードでは、ワークロード
バランスアカウントおよびデータベースアカウントのユーザー名およびパスワードを入力する必要
があります。ただし、ウィザードを起動する前にこれらのアカウントを作成しておく必要はありま
せん。ウィザードにより適切なアカウントが作成されます。
• 異なるプールの管理:ワークロードバランス仮想アプライアンスをプールにインポートしたら、そ
の仮想アプライアンスでほかのプールのワークロードを管理することもできます。たとえば、ワー
クロードバランス仮想アプライアンスをプール A にインポートして、プール B のワークロードを管
理できます。
注:
ワークロードバランス仮想アプライアンスを実行する物理ホストと、管理対象のプ
ールの時計が同期している必要があります。ただし、, ワークロードバランス仮想ア
プライアンスの時計を変更することはできません。このため、この仮想アプライア
ンスの物理ホストと管理対象のプールで同じ NTP サーバーを使用することをお勧
めします。
• XenServer とワークロードバランスとの HTTPS 通信:XenServer とワークロードバランスとの
通信は HTTPS で行われるため、ワークロードバランスの設定時に、自己署名入りの証明書が自動
的に作成されます。この証明書の代わりに信頼された機関からの証明書を使用したり、XenServer
で証明書が検証されるように設定したりできます。詳しくは、『ワークロードバランス管理者ガイ
ド』を参照してください。
• 履歴データの保持とディスク容量:保持できる履歴データの量はワークロードバランスに割り当て
られている仮想ディスクのサイズ(デフォルトで 8GB)と、必要な最小ディスク容量である 2048MB
により決定されます。このデータ量は、wlb.conf ファイル
GroomingRequiredMinimumDiskSizeInMB パラメータにより制御されます。多くの履歴デ
ータを保持するには(たとえば、WLB プール監査記録機能を使用し、レポートのデータ量を[中]
以上に設定している場合など)、『ワークロードバランス管理者ガイド』で説明されている方法でア
ーカイブしたり、ワークロードバランス仮想アプライアンスに割り当てた仮想ディスクのサイズを
増やしたりする必要があります。
仮想ディスクのサイズを増やすには、仮想アプライアンスをインポートしてから、
『ワークロードバ
ランス管理者ガイド』で説明されている手順に従ってサイズを変更します。
• ワークロードバランスの負荷分散:ワークロードバランス仮想アプライアンスでその仮想アプライ
アンス自体のワークロードを管理する場合は、その仮想アプライアンスのインポート時にリモート
の共有ストレージを指定する必要があります。
注:ワークロードバランス仮想アプライアンスでその仮想アプライアンス自体のワークロードを管
理する場合、その仮想アプライアンスを起動するための推奨項目を実行することはできません。こ
れは、その推奨項目の生成時にワークロードバランス仮想アプライアンスが既に実行されているた
めです。ただし、ほかの仮想マシンと同様に、ワークロードバランス仮想アプライアンスのワーク
ロードを移動することは可能です。
1.1.3. リソースプールのサイズ
大規模なリソースプールでワークロードバランスを使用するには、特定の設定が必要です。
1.1.4. 仮想マシンのダウンロード
ワークロードバランス仮想アプライアンスは、XVA 形式でパッケージ化されています。この仮想アプ
ライアンスは、http://www.citrix.com/downloads の XenServer ページからダウンロードできま
す。ローカルコンピュータ(XenCenter がインストールされているコンピュータ)のローカルハード
ドライブに XVA ファイルをダウンロードして、それを XenCenter でリソースプールにインポートし
ます。
2
1.1.5. XenCenter での仮想アプライアンスのインポート
XenCenter を使用して、ワークロードバランス仮想アプライアンスをリソースプールにインポートし
ます。
XenServer に仮想アプライアンスをインポートするには
1. XenCenter を開き、インポート先
のプールまたはホストを右クリック
して[インポート]を選択します。
2. ダウンロードした vpx-wlb.xva パ
ッケージを指定します。
3. ワークロードバランス仮想アプラ
イアンスを実行するプールまたはホ
ームサーバーを選択します。
プールを選択すると、そのプール内の
最適なホスト上で仮想アプライアン
スが起動します。
ワークロードバランス仮想アプライ
アンスがワークロードバランスの管
理対象として含まれないようにする
には、特定のホストをホームサーバー
として指定します。これにより、仮想
アプライアンスが常にそのホスト上
で起動します。
3
4. ワークロードバランス仮想アプラ
イアンスの仮想ストレージを格納す
るストレージリポジトリを選択しま
す。8GB 以上の空き領域を持つスト
レージを選択してください。
ローカルまたはリモートのストレー
ジを選択できます。ただし、ローカル
ストレージを選択すると、ワークロー
ドバランス仮想アプライアンス自体
をワークロードバランスの管理対象
にすることはできません。
5. 以下を行います。
1. ワークロードバランス仮想アプラ
イアンスの仮想インターフェイス
を定義します。このリリースでは、
単一の仮想インターフェイスが使
用されます。
2. 管理対象のプールに接続するため
のネットワークを選択します。
6. [インポート後に VM を起動する]
チェックボックスがオンになってい
ることを確認して、[完了]をクリッ
クします。仮想アプライアンスのイ
ンポート処理が開始されます。
7. XVA ファイルのインポート処理が
完了すると、XenCenter のリソースペ
インにワークロードバランス仮想ア
プライアンスが表示されます。
1.2. ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定
インポートしたワークロードバランス仮想アプライアンスを使用するには、その仮想アプライアンス
を設定する必要があります。仮想アプライアンスの設定は、XenCenter 上でウィザード形式の手順に
4
従って行います。このウィザードを表示するには、リソースペインで仮想アプライアンスを選択し、
[コンソール]タブをクリックします。各オプションでデフォルトの値を選択するには、Enter キーを
押します。
1. インポートしたワークロードバランス
仮想アプライアンスの[コンソール]タブ
をクリックします。
2. ライセンス契約書の内容を確認して、同
意する場合は yes を入力します。同意で
きない場合は、no を入力します。
注:ワークロードバランス仮想アプライア
ンスには、このアプライアンスの/opt/
citrix/wlb/LICENSES ディレクトリに含
まれているライセンス条項も適用されま
す。
3. ワークロードバランス仮想アプライア
ンスのルートパスワードを指定して、確認
のため再入力します。安全なパスワード
を使用することをお勧めします。
注:コンソールにパスワードを入力すると
きに、アスタリスク(*)などの文字は表
示されません。
4. ワークロードバランス仮想アプライア
ンスに割り当てるホスト名を入力します。
5
5. 仮想アプライアンスのドメインサフィ
ックスを入力します。
たとえば、仮想アプライアンスの完全修飾
ドメイン名(FQDN)が「wlb-vpx-pospool.domain4.bedford4.ctx」の場合、こ
こでは「domain4.bedford4.ctx」と入力
します。
注:ワークロードバランス仮想アプライア
ン ス の FQDN が DNS ( Domain Name
System)サーバーに自動的に追加される
ことはありません。このため、プールをワ
ークロードバランスに接続するときに
FQDN を使用できるようにするには、ワー
クロードバランス仮想アプライアンスの
FQDN を DNS サーバーに追加しておく必
要があります。
6. ワークロードバランス仮想アプライア
ンスの IP アドレスを DHCP から自動的に
取得する場合は、y を入力します。特定の
静的 IP アドレスを指定する場合は、n を入
力して、IP アドレス、サブネットマスク、
およびゲートウェイを指定します。
注:IP アドレスのリースが期限切れになら
ない場合に限り、DHCP を使用できます。
仮想アプライアンスの IP アドレスが変更
されないことが重要です。IP アドレスが
変更されると、XenServer とワークロード
バランス間の接続が切断されてしまいま
す。
7. ワークロードバランスデータベースの
ユーザー名を入力するか、Enter キーを押
してデフォルトのユーザー名(postgres)
を使用します。
ここでは、ワークロードバランスデータベ
ースのアカウントを作成します。ワーク
ロードバランスサービスでは、このアカウ
ントを使用してワークロードバランスデ
ータベースの読み取りおよび書き込みを
行います。このアカウントのユーザー名
およびパスワードは、ワークロードバラン
スの PostgreSQL データベースを直接管
理する場合(データをエクスポートする場
合など)に必要です。
6
8. ワークロードバランスデータベースの
パスワードを入力します。Enter キーを
押すと、データベースオブジェクトのロー
ド過程を示すメッセージが表示されます。
9. ワークロードバランスサーバーのユー
ザー名およびパスワードを入力します。
ここで作成するアカウントは、XenServer
でワークロードバランスに接続するとき
に使用されます。デフォルトのユーザー
名は、wlbuser です。
10. ワークロードバランスサーバーのポー
ト番号を入力します。ここで指定するポ
ートを介して、ワークロードバランスサー
バーとの通信が行われます。
デフォルトのポート番号は 8012 です。
標準の SSL ポートである 443 を指定する
ことはできません。
注:ここでポート番号を変更する場合は、
プールをワークロードバランスに接続す
るとき([WLB サーバーへの接続]ダイア
ログボックスなど)にもそのポート番号を
指定する必要があります。
ここで指定するポートがファイアウォー
ルでブロックされていないことを確認し
てください。
Enter キーを押すと、仮想アプライアンス
の設定(自己署名入りの証明書の作成な
ど)が続行されます。
7
11. ワークロードバランス仮想アプライア
ンスの設定が完了したら、ワークロードバ
ランスの設定ウィザードの画面に表示さ
れる接続情報を控えておきます。この情
報は、プールをワークロードバランスに接
続するときに必要です。
この時点で、上記の手順 2.で作成したアカ
ウント(root)を使用してワークロードバ
ランス仮想アプライアンスにログインす
ることも可能です。ただし、この仮想アプ
ライアンスへのログインが必要になるの
は、ワークロードバランスコマンドを実行
したりワークロードバランスの設定ファ
イルを編集したりする場合のみです。
ワークロードバランスの設定が完了したら、1.3. 「ワークロードバランス仮想アプライアンスへの接
続」の手順に従ってプールをワークロードバランスに接続します。
ワークロードバランスの設定ファイルは、仮想アプライアンス上の/opt/citrix/wlb/wlb.conf です。
また、ワークロードバランスのログファイルは、/var/log/wlb/LogFile.log です。これらのファイル
について詳しくは、『ワークロードバランス管理者ガイド』を参照してください。
1.3. ワークロードバランス仮想アプライアンスへの接続
注:
ワークロードバランス機能は、XenServer Enterprise Edition ユーザー、または
XenDesktop 権限により XenServer にアクセスするユーザーが使用できます。
XenServer の各エディションおよびエディション間のアップグレードについては、
Citrix Web サイトを参照してください。ライセンスについて詳しくは、
CTX141511 - XenServer 6.5 Licensing FAQ を参照してください。
ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定が完了したら、管理対象のリソースプールをワーク
ロードバランス仮想アプライアンスに接続します。これを行うには、XenCenter の[WLB サーバー
への接続]ダイアログボックスまたは xe コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用します。
XenCenter でワークロードバランス仮想アプライアンスに接続するには、以下の情報が必要です。
• ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスまたは FQDN と、通信用のポート番号。
• ワークロードバランスで監視するリソースプール(プールマスタ)の資格情報。
• ワークロードバランスの設定時に作成したワークロードバランスアカウントの資格情報。このアカ
ウントを使用して、XenServer がワークロードバランスと通信します。
この図では、ワークロードバランスの設定時に作成したアカウントを使って XenServer がワークロー
ドバランスと通信し(1)、プールの資格情報を使ってワークロードバランス仮想アプライアンスが
XenServer を認証(2)しています。
8
[WLB サーバーへの接続]ダイアログボックスでワークロードバランス仮想アプライアンスの FQDN
を指定する場合は、事前に仮想アプライアンスのホスト名および IP アドレスを DNS サーバーに追加
しておく必要があります。
ワークロードバランスに接続した直後では、デフォルトのしきい値および設定に基づいてワークロー
ドが最適化されます。自動最適化モード、電源管理、および自動処理などの自動化機能は、デフォル
トでは無効になっています。
ワークロードバランスとの接続と証明書
ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定時に作成されたデフォルトの証明書とは別の(信頼
された)証明書をアップロードする場合、または XenServer での証明書の検証を設定する場合は、プ
ールをワークロードバランスに接続する前に、以下の点について注意してください。
• 自己署名入りのワークロードバランス証明書を XenServer で検証する場合は、IP アドレスを指定
してワークロードバランス仮想アプライアンスに接続する必要があります。これは、この証明書が
ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスに基づいて作成されているためです。
• 信頼された機関からの証明書を使用する場合は、FQDN を指定してワークロードバランス仮想アプ
ライアンスに接続できます。ただし、[WLB サーバーへの接続]ダイアログボックスで静的 IP ア
ドレスを指定して、その IP アドレスを証明書の SAN(Subject Alternative Name:サブジェクト
の別名)として使用することもできます。
証明書の設定について詳しくは、『ワークロードバランス管理者ガイド』を参照してください。
1.3.1. リソースプールをワークロードバランス仮想アプライアンスに接続する
には
注:
ワークロードバランス機能は、XenServer Enterprise Edition ユーザー、または
XenDesktop 権限により XenServer にアクセスするユーザーが使用できます。
XenServer の各エディションおよびエディション間のアップグレードについては、
Citrix Web サイトを参照してください。ライセンスについて詳しくは、
CTX141511 - XenServer 6.5 Licensing FAQ を参照してください。
1. XenCenter のインフラストラクチャペインで、リソースプールを選択します。
2. プロパティペインの[WLB]タブをクリックします。
[WLB]タブに[接続]が表示されます。
3.[WLB]タブの[接続]をクリックします。
[WLB サーバーへの接続]ダイアログボックスが開き
ます。
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4.[サーバーのアドレス]セクションで、以下の情報を入力します。
a.[アドレス]ボックスに、ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスまたは FQDN
(WLB-appliance-computername.yourdomain.net など)を入力します。
ヒント:
ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスを調べる方法については、
1.3.1.1. 「ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスを調べるには」
を参照してください。
b.(オプション)ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定時にポート番号を変更した場合
は、
[ポート]ボックスにその番号を入力します。このポートを使用して、XenServer がワーク
ロードバランスと通信します
XenServer のデフォルトでは、ポート 8012 が指定されています。
注:
ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定時にポート番号を変更した場合の
み、ここでポート番号を変更してください。[WLB サーバーへの接続]ダイアログ
ボックスで指定するポート番号は、仮想アプライアンスの設定時に指定したもの(お
よびファイアウォールで指定されたもの)と一致する必要があります。
5.[WLB サーバーの資格情報]セクションで、XenServer リソースプール(プールマスタ)がワーク
ロードバランス仮想アプライアンスに接続するときに使用するユーザー名およびパスワードを入
力します。
これらの資格情報は、ワークロードバランス仮想アプライアンスの設定時に作成したものである必
要があります。デフォルトのユーザー名は、wlbuser です。
6.[XenServer の資格情報]セクションで、リソースプールにアクセスするためのユーザー名とパス
ワード(通常プールマスタのパスワード)を入力します。これらの情報は、ワークロードバランス
仮想アプライアンスがプールの各ホストに接続するときに使用されます。
10
ログイン中の XenServer と同じ資格情報を使用するには、
[現在の XenCenter の資格情報を使用
する]チェックボックスをオンにします。役割ベースのアクセス制御(RBAC)で役割を割り当て
たアカウントを使用する場合は、そのアカウントにワークロードバランス機能の管理許可が付与さ
れていることを確認してください。詳しくは、『ワークロードバランス管理者ガイド』の「役割ベ
ースのアクセス制御とワークロードバランス」を参照してください。
7. プールをワークロードバランス仮想アプライアンスに接続すると、デフォルトの最適化設定でプー
ルの監視が開始されます。ワークロードバランス仮想アプライアンスへの接続直後に最適化設定
やリソースの優先度を変更する場合は、60 秒以上(XenCenter のログに検出の完了が示されます)
待機する必要があります。また、これらの設定について詳しくは、『ワークロードバランス管理者
ガイド』を参照してください。
重要:
ワークロードバランスをしばらく使用して意図したとおりに推奨項目が生成されな
い場合は、パフォーマンスしきい値の設定を再評価することを強くお勧めします。
方法については、
『ワークロードバランス管理者ガイド』を参照してください。運用
環境に合ったしきい値を設定することで、より適切な最適化推奨項目が作成される
ようになります。
1.3.1.1. ワークロードバランス仮想アプライアンスの IP アドレスを調べるには
1. XenCenter のリソースペインでワークロードバランス仮想アプライアンスを選択して、
[コンソー
ル]タブをクリックします。
2. 仮想アプライアンスにログインします。これを行うには、仮想アプライアンスのインポート時に作
成したアカウント(root)とパスワードを使用します。
3. 次のコマンドを実行します。
ifconfig
11