巻末言ほか - ITU-AJ

情報プラザ
最近の活動
ITUAJ
http://www.ituaj.jp/
新年明けましておめでとうございます。
昨年は消費税の引き上げ、御嶽山の噴火等々暗いニュースが流れました。
今年は、少しでも明るいニュースが流れるよう祈ってやみません。また、
今年は最古の国際専門機関であるITUの150周年に当たります。先の全
権委員会議において決定しスタートしたITUの新体制に御期待ください。
国際交渉テクニックセミナを開催します。
1月16日、2月20日に国際交渉のエキスパートによるセミナを開催
します。2日間にわたる集中講義と添削指導、ロールプレイで、タフ
ネゴシエーターを目指しましょう!
お申し込み・詳細はこちら。
https://www.ituaj.jp/wp-content/uploads/2014/11/88a6cbbedaa56cba9a119ec93dee145f2.pdf
ITUクラブ総会が開催されました。
ITUクラブ総会が2014年12月16日に開催されました。ITU全権委
員会議において無線通信規則委員に選出された伊藤泰彦氏、APT総
会においてAPT事務局次長に選出された近藤勝則氏に、喜びの声と
ともに、今後の抱負に
ついて熱く語っていただ
きました。阪本泰男総
務審議官からは、激励
の言葉とともに、ITUや
APTのますますの発展、
そして選挙戦の裏側も
少しだけ御披露いただ
きました。
編 集 委 員
標準化のこれから
委 員 長 田中 良明
早稲田大学
副委員長 亀山 渉
早稲田大学
委 員 三輪 聡
総務省 情報通信国際戦略局
いまなか
〃
重成 知弥
総務省 情報通信国際戦略局
〃
金子 賢二
総務省 情報通信国際戦略局
〃
岩間 健宏
総務省 総合通信基盤局
〃
深堀 道子
独立行政法人情報通信研究機構
〃
今中 秀郎
日本電信電話株式会社
〃
中山 智美
KDDI株式会社
〃
小松 裕
ソフトバンクモバイル株式会社
〃
神原 浩平
日本放送協会
〃
堀口由多可
一般社団法人日本民間放送連盟
〃
渡辺 章彦
通信電線線材協会
〃
中兼 晴香
パナソニック株式会社
〃
土田 充
三菱電機株式会社
〃
東 充宏
富士通株式会社
〃
飯村 優子
ソニー株式会社
〃
江川 尚志
日本電気株式会社
〃
岩崎 哲久
株式会社東芝
〃
田中 茂
沖電気工業株式会社
Vol.45 No.1
発 行 人 小笠原倫明
〃
櫻井 義人
株式会社日立製作所
〃
斧原 晃一
一般社団法人情報通信技術委員会
〃
田中 秀一
一般社団法人電波産業会
顧 問 小菅 敏夫
70
日本電信電話株式会社 今中
電気通信大学
〃
齋藤 忠夫
東京大学
〃
橋本 明
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
ITUジャーナル Vol. 45 No. 1(2015, 1)
ひで お
秀郎
私が標準化に携わったのは、2004年のITU-Tでの次世代ネッ
トワーク(NGN)からであり、その後、ITU-Tを中心にASTAP
やフォーラム関連の標準化に関与してきた。標準化の世界では10
年は短い方だと思う。この浅い経験でおこがましいが、通信関係
の標準化のこれからについて考えてみた。
ITUをはじめとする標準化の成果により、アナログ電話、イン
ターネット技術、モバイルと技術の進展とともに、高速・広帯域
な通信が安価に先進国で使えるようになってきた。今後は、更に
安価で場所を選ばない広帯域通信を安心安全に、途上国でも使
えるようになるであろう。一方、冷蔵庫や体温計にまでが通信機
能を持つようになり、今後更に通信網に接続するものが増加する
と予想されている。この状況で通信の標準が貢献できるのは、1)
通信により途上国と先進国の情報格差を縮めること、2)安価で
安心安全な超高速・広帯域通信で様々な産業が改善されること、
3)様々なものが情報交換し時代のニーズに合った交通や医療と
いった生活サービスを効率良く提供すること、ではないかと思う。
これらの実現に向け、世界各国とWin-Winの協調ができる日本
の貢献が鍵になるため、より一層の官民協力により標準化を推進
したい。
ITUジャーナル
平成27年1月1日発行/毎月1回1日発行
一般財団法人 日本ITU協会
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-17-11
BN御苑ビル5階
TEL.03-5357-7610(代) FAX.03-3356-8170
編 集 人 森 雄三、石井篤子、平松れい子
編集協力 株式会社 キンコー
C
⃝著作権所有 一般財団法人 日本ITU協会
平
成
二
十
七
年
一
月
一
日
発
行
︵
毎
月
一
回
一
日
発
行
︶
第
四
十
五
巻
第
一
号
︵
通
巻
五
二
一
号
︶
I
T
U
ジ
ャ
ー
ナ
ル