宇都宮白楊高等学校

全 日 制
栃木県立宇都宮白楊高等学校
所 在 地
電
話
F A X
U R L
創
立
課
程
設置学科
生 徒 数
利用交通機関
〒321-0954 宇都宮市元今泉8-2-1
028-661-1525
028-660-4540
http://www.tochigi-edu.ed.jp/utsunomiyahakuyo/nc2/
明治28年
全日制課程
農業経営科・生物工学科・食品科学科・
農業工学科・情報技術科・流通経済科・服飾デザイン科
852名(男子375名 女子477名)
(㍻26年5月1日現在)
JR宇都宮駅から徒歩15分。
関東バス停留所「白楊高校」より徒歩1分。
Ⅰ 学校の概要
1 学校教育目標
一人ひとりの個性を伸ばし、創造性に富む豊かな人間性を育て、明るく健康で、幅広い知識と技術・技能
を身につけた産業人を育成する。
2 目指す学校像
○ 専門的な知識・技能の習得と多様な選択授業や研究活動をとおして、幅広く深みのある専門教育が実
現できる学校
○ 専門教育を踏まえ、上級学校への進学、関係企業への就職等が充実している学校
○ キャリア教育や組織的な生徒指導をとおして豊かな人間性をはぐくみ規律ある態度を養う学校
○ 地域との交流や研究活動をとおして地域の活性化に貢献できる学校
3 募集する生徒像
本校の教育目標や目指す学校像を理解し、基本的な生活習慣を身に付けた生徒で次の(1)から(3)まで
のいずれかに該当する生徒
(1)基礎学力を有し、積極的に学習に取り組む生徒
(2)学科に対する興味・関心が高く、明確な目的意識をもっている生徒
(3)特別活動に積極的に取り組む生徒
4 概要
明治28年、栃木県簡易農学校として創設。平成3年度に情報技術科、流通経済科、服飾デザイン科を新
設。県内初の総合選択制専門高校として共通教科・専門教科の指導、進路サポートを充実。2・3年次にそ
れぞれ2科目ずつ選択科目が設定されており、自分の所属する学科の専門性を深めたり、他の学科の関心
ある専門科目を学んだり、進学に備えて共通教科の実力を養成したりすることができ、進学・就職両面の
実績を上げている。
5 特徴
以下の4点の体制が整っていることなどから、95%前後の保護者・生徒が「白楊高に入学してよかっ
た」と学校評価アンケートに回答している。
(1)体験を通した知識・技術の定着
自分の所属する学科で学んだ専門知識を、学科部の活動や課外活動を通して地域での社会貢献の
実践に生かし、全国レベルの実績を生んでいる。
(例)農業経営科:鑑定競技全国大会優秀賞、家畜審査競技会全国大会優秀賞など。
生物工学科:鬼怒川河川敷環境美化活動による国土交通省表彰、
フラワーアレンジメント全国大会 など。
食品科学科:うまいもん甲子園全国大会出場、米粉の名人料理グランプリ全国大会出場 など。
農業工学科:放置竹林整備や湖沼の浄化活動による「ボランティア・スピリット」コミュニティ賞二年
連続受賞、平板測量競技会全国大会出場 など。
情報技術科:ジャパンマイコンカーラリー全国大会8年連続出場、IT夢コンテスト学長賞 など。
流通経済科:高校生ビジネスプラン・グランプリ審査員特別賞 など。
服飾デザイン科:高校生デザインコンテスト準グランプリ受賞、
全国高校ファッションデザイン選手権大会出場 など。
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(2)手厚い進路指導・キャリア教育
進学・就職に向けた校内の指導体制が整備されている。
(例)高大連携、キャリア形成支援事業、インターンシップ、外部講師によ
る小論文講座、小論文補習、模擬面接指導、センター試験課外、就職ガ
イダンス、外部講師による就職面接指導 など。
〈大学講師による出前授業〉
(3)資格取得への強力なバックアップ
専門科目は誰もが初めて学ぶものなので、学習に不安を感じないよう放課後に課外等を実施し、丁
寧に指導している。
「Ⅱ 学科の活動実績
(
・資格取得紹介」参照。)
(4)学びの価値の自覚化と発信力の養成
自らが学んだことの価値を様々な体験活動を通して実感させ、それらの価値を自分の言葉で表現
できる力を養成している。
(例)JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト審査員特別賞、地域の伝承文化に学ぶコンテスト優
秀賞、
高校生環境論文コンクール優秀賞、
全国農業関係高校生エッセイコンテスト優秀賞、
県理科研究中
央展並びに発表会最優秀賞、産経高校生文化大賞佳作、
「私が考える食育」作文コンテスト入選、県農業
クラブ連盟大会プロジェクト発表優秀賞・意見発表最優秀賞、
関東地区学校農業クラブ連盟大会意見発
表優秀賞、
とちぎアントレプレナーコンテスト、
「新聞を読んで」
感想文コンクール下野会賞・他10編など。
Ⅱ 学科の活動実績・資格取得紹介(一部)
1 農業経営科
〈作物〉茂木町棚田保全活動、小学校出前授業、菜種油の搾油実験、鶴田沼・谷川下草刈り
〈野菜〉各種イベントでの生産物販売、保育園への野菜栽培農業体験学習指導、地球温暖化防止センターと
の連携による緑のカーテンづくりボランティア参加
〈果樹〉
「もったいないの森」長岡植樹ボランティア
〈草花〉まちなかハンギングバスケット大作戦の指導、とちぎ花フェスタinうつのみやミニチュアガーデ
ン銀賞
〈畜産〉枝肉勉強会参加(東京都芝浦)、栃木県和牛を考える会参加(那須町)、企業との連携による本校産和
牛の販売実習。
・資格取得:危険物取扱者乙種全類、農業技術検定
2 生物工学科
〈植物〉ストレプトカーパス葉片培養法の研究、シダ植物の組織培養研究、バラの花片培養による大量増殖法
の研究、コチョウラン大量増殖法の確立、絶滅危惧種食虫植物の大量増殖の研究、絶滅危惧種ミヤコ
グサの組織培養法の研究、多肉植物の葉ざし増殖の研究、シダ植物ランナーによる大量増殖の研究
〈動物〉各種食物や飼育ストレスがマウスの増体に与える影響の研究、とちぎシャモの繁殖・育成に関する
研究、水生生物(タナゴ)の三倍体作出に関する研究、空中飛散菌によるインク分解に関する研究、
植物からの乳酸菌分離・培養に関する研究、椎茸の家庭栽培法に関する研究、BDF副生成物グリセ
リンの有効活用に関する研究
〈環境〉カワラノギクの保全活動、宇都宮市環境部との生ゴミ堆肥化プロジェクト、オオムラサキ保全活
動、JR宇都宮駅の常設花壇装飾
・資格取得:初級バイオ技術者、日本農業技術検定3級、危険物取扱者乙4類・乙2~6類
3 食品科学科
〈食品製造〉地元に根ざした加工食品の開発、米粉の消費拡大の研究、大麦を利用した加工食品の開発
〈食品化学〉緑茶の抽出条件による成分の違いの研究、ミカンの皮の有効活用研究、アスパラガスの栄養成
分分析と消費拡大
〈微生物基礎〉ポプラからの乳酸菌分離の研究、
ヨーグルトを利用した新商品開発、
竹粉由来乳酸菌の利用研究
・資格取得:食の検定食農2級、食生活アドバイザー検定3級、危険物取扱者乙4類、ボイラー技士2級
4 農業工学科
河川及び用水路での環境調査、河川の生物調査及び湖沼の水質改善活動・外来魚駆除活動、竹林整備活
動、
「もったいないの森 長岡」植樹補助
・資格取得:測量士補、小型ボイラー、小型車両系建設機械技能講習、フォークリフト技能講習、危険物取扱
者乙種4類、危険物取扱者丙種 57
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5 情報技術科
制御実習を中心としたC言語プログラム、工作機械を活用したものつくり、電気電子回路やパソコン組
み立て等の専門的な実習授業、製図・CAD・NCフライス等の工業的な専門的学習
・資格取得:計算技術検定3級、パソコン利用技術検定2級、情報技術検定2級、小型車両系建設機械(機体
質量3t未満)、アーク溶接、危険物取扱者乙種全類
6 流通経済科
棚田保全活動の共同企画運営、釜川ふれあい祭り共同企画運営
・資格取得:全商簿記検定1級、全商珠算電卓検定1級、全商ビジネス文書検定1級、全商情報処理検定1
級、全商商業経済検定1級、全商英語検定2級、秘書技能検定3級、北関東簿記検定1級、日商
簿記検定2級、日商販売士検定3級
7 服飾デザイン科
茂木町甲地区棚田・マロニエ感謝祭におけるファッションショー、釜川プロムナード各種イベント・宇
都宮バルーンフェスティバル・もったいないフェア・宇都宮城址祭り参加協力
・資格取得:家庭科技術検定1級(洋服、和服、食物、保育)、色彩能力検定2級、ファッション販売士検定2
級、ビジネス文書検定1級
Ⅲ 進路状況
例年、約3割が就職、約7割が進学している(平成25年度卒業生の内訳:国公立大3.5%、
私立大学19.9%、
短
大・専門学校46.1%、
就職30.5%、
その他0%)
。
主な進路先は以下のとおり。
1 国公立大学
帯広畜産大、弘前大、福島大、茨城大、新潟大、千葉大、宇都宮大、秋田県立大、会津大、高崎経済大
2 私立大学
足利工業大、国際医療福祉大、白鷗大、神奈川大、国士舘大、大東文化大、拓殖大、帝京大、東京農業大、東洋
大、日本大、文教大、文化学園大
3 短大・専門学校など
作新学院大学短期大学部、國學院大學栃木短大、佐野短大、足利短大、女子栄養大短期大学部、大妻女子大
短期大学部、栃木県立衛生福祉大学校、栃木県農業大学校、栃木医療センター付属看護専門学校、塩谷看護
専門学校、晃陽看護栄養専門学校、マロニエ医療福祉専門学校、国際ティビィシィ看護専門学校、呉竹医療
専門学校、新潟農業・バイオ専門学校、大原簿記情報ビジネス医療福祉専門学校、IFC調理師専門学校、IFC
栄養専門学校、農業・食品産業技術総合研究機構、北海道立農業大学校、栃木県立県央産業技術専門校、千
葉大学園芸学部園芸別科、関東職業能力開発大学校
4 就職
宇都宮市役所、宇都宮市消防署、栃木県警察、自衛官候補生、宇都宮農業協同組合、鹿沼相互信用金庫、日産
自動車、小松製作所、日本たばこ産業、東京ガス、日野自動車、清原住電、長府製作所、クボタ、レオン自動
機、関東自動車、はとバス、水環境プランニング、エバラ食品工業、キャノン、久光製薬、ブリヂストン、ホテ
ルニューイタヤ、ホテル東日本、住友電気工業、栃木住友電工、ホンダエレシス、本田技研工業、本田技術研
究所四輪R&Dセンター、ホンダエンジニアリング、マ・マーマカロニ、丸永製菓、丸彦製菓、ミツトヨ本社、
ミツトヨ宇都宮事業所、三菱重工精密鋳造、宮島醤油、矢崎部品、ヤマザキナビスコ、ヤンマー農機販売、米
弥工業、LIP SERVICE大宮アルシェ店、ル コフレ、ロックペイント
Ⅳ 特別活動等の紹介(学校行事、生徒会行事、部活動等)
1 部活動
県で上位入賞する部、学科の学習を深める部などがある。
運動部:野球、サッカー、陸上競技、テニス、馬術、弓道、山岳、剣道、
バレーボール、バスケットボール、柔道、バドミントン、卓球
文化部:美術、コミックイラストレーション、囲碁将棋、華道、茶道、
吹奏楽、写真、邦楽、JRC、
軽音楽、科学、演劇、外国語
学科部:服飾工芸、商業、ワープロ、電算機、電子技術研究、食品科学、
環境科学
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〈吹奏楽部〉
〈スポーツ大会〉
〈学科での課外活動〉
Ⅴ 特色選抜について
〈白楊祭〉
1 定員の割合 全学科 30%程度
2 出願するための資格要件 次の全学科共通及び志願する学科の資格要件に該当する者
○ 全学科共通の資格要件
基本的な生活習慣を身に付け、基礎学力を有している者で次の(1)から
(3)までのいずれかに該当する者
(1)学習や資格取得に意欲的に取り組む者
(2)部活動やボランティア活動などで本校の活性化に貢献できる者
(3)本校で学んだ知識・技術を将来社会で活かそうとする者
○ 各学科の資格要件
【農業経営科】 植物の栽培や家畜の飼育に興味・関心のある者
【生物工学科】 動物・植物・微生物の研究に興味・関心のある者
【食品科学科】 食品の原料や製造・加工に興味・関心のある者
【農業工学科】 環境保全や農業土木関係に興味・関心のある者
【情報技術科】 ものつくり、情報技術に興味・関心があり、工業のスペシャリストを目指す者
【流通経済科】 流通経済、商業全般に興味・関心があり、商業のスペシャリストを目指す者
【服飾デザイン科】 被服製作、家庭科教育に興味・関心がある者
3 選抜の方法
選抜方法
面 接
小論文
内
容
個人面接15分程度 (学科に関する口頭試問を含む。)
時間50分、字数500字~600字
4 その他、特記事項 なし
5 選抜の手順等
【資料の取扱い】
1 志願理由書は、調査書とともに、資格要件の確認及び面接時の参考資料として用いる。
2 調査書は、
「 各教科の学習の記録」
( 第1学年~第3学年)の評定(選択教科を除く)を合計する。
(135点満点)
また、調査書の点数化されない部分については、資格要件に該当するものを評価する。
3 面接及び小論文は段階評価を行う。
【選抜の手順】
次の各段階に該当する受検者について順に、調査書の点数化されない部分の内容を考慮して総合的
に選抜する。
第1次審議
【資料の取扱い】の2で点数化した部分の合計点数の順位が、特色選抜の募集定員の80%以内にあ
る者(ただし、受検者が定員に満たない場合は、受検者の80%以内の者)で面接・小論文の評価がと
もに優秀である者を合格内定とする。
第2次審議
第1次審議で合格内定となった者を除いた全ての受検者について、全ての検査結果を総合的に判断
して、合格内定者を選抜する。
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全 日 制
2 学校行事、生徒会行事等
芸術鑑賞会、ニュージーランド研修、修学旅行、学校祭、スポーツ大会、球技大会、大学との連携講座、学科
に関係する施設の訪問見学 など