来週の金融市場見通し - しんきんアセットマネジメント投信

2015 年 1 月 9 日号
来週の金融市場見通し
しんきんアセットマネジメント投信株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
Sh inkin Asset Management Co., Ltd 加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
〒104-0031東京都中央区京橋3丁目8番1号 URL:http:// www.skam.co.jp
< 1/12 ~ 1/16 >
■来週の見通し
来週は、欧州情勢を睨んだ展開となりそうです。欧州中央銀行(ECB)理事会(22 日)やギリシャの総選挙(25 日)を控え、ECBが国債購入に踏み
切るか、ギリシャのユーロ離脱はあるのかなど、ユーロ圏の情勢をめぐる思わくで、国内の金融市場も振られそうです。いったん投資家のリスク回避の動き
は弱まりましたが、重要イベントを控え、予断を許さない状況が続きそうです。
◆株価 : 一進一退
◆長期金利 : 低位でのもみ合い
◆為替 : 方向感を探る
【予想レンジ】 日経平均株価
(来週)16,800~17,600 円 (1 月)16,500~18,500 円
【予想レンジ】 長期金利(新発 10 年債利回り)
(来週) 0.26~0.31% (1 月) 0.25~0.50%
【予想レンジ】 ドル円レート
(来週) 117.5~121.0 円 (1 月) 110.0~122.0 円
20,000
(円)
日経平均株価
19,000
予想レンジ
上限
0.6
17,000
0.5
下限
0.3
14,000
0.2
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
予想レンジ
上限
(円/ドル)
ドル円レート
予想レンジ
上限
125
120
115
0.4
15,000
13,000
130
0.7
18,000
16,000
新発10年債利回り
(%)
0.8
110
下限
0.1
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
下限
105
100
14/1
14/3
14/5
14/7
(年/月、日次)
14/9 14/11 15/1
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
日経平均株価は一時 1 万 7,000 円を割れましたが、
表面利率(クーポン)が 0.3%と過去最低となった
米雇用統計が良好な内容となった場合には、利上げ
ECBが国債買入れを含む追加の金融緩和措置に踏
10 年国債入札も良好な結果で、日銀の巨額の国債買
観測の強まりや米景気回復期待などから、ドル買いが
み切るとの期待から、持ち直しの動きになりました。
入れを背景に、債券相場は需給がひっ迫した状況が
先行しそうです。ただ、米金融当局(FRB)が利上
ただ、ECB理事会やギリシャ総選挙の結果を確認
続いています。こうした中、原油安やギリシャ情勢
げを急がない姿勢を示していることから、ドル円の上
するまでは、方向感は出にくそうです。原油価格が
への警戒から長期金利は 0.265%まで低下し、過去
昇も限定的となりそうです。また、ECBが国債購入
再び下落すると、資源国などの景気先行き不安から、
最低を更新しました。しばらくは低下余地を探る展
に踏み切るとの観測が強まると、対円でもドル買いが
国内株にも売りが広がる可能性があります。不安定
開となりそうですが、0.2%半ばの水準まで低下する
優勢になる可能性があります。他方、ギリシャ情勢や
な相場が続きそうです。
と、行き過ぎへの警戒感も強まりそうです。
原油相場には引き続き注意が必要です。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
(出所)Bloombergよりデータ取得し、しんきん投信作成
Shinkin Asset Management Co., Ltd
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来週の金融市場見通し
2015 年 1 月 9 日号
■来週の主な内外スケジュール
1/12
月
1/13
火
1/14
水
1/15
木
1/16
金
◎東京市場休場(成人の日)
米 3 年国債入札
景気ウォッチャー調査(12 月)
貸出・預金動向(12 月)
企業倒産(12 月)
国際収支(11 月)
米 10 年国債入札
米月次財政収支(12 月)
中国貿易収支(12 月)
30 年利付国債入札
マネーストック(12 月)
工作機械受注(12 月、速報値)
米 30 年国債入札
米地区連銀景況報告(ベージュブック)
米小売売上高(12 月)
米輸出入物価指数(12 月)
米企業在庫(11 月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(11 月)
国庫短期証券入札(3 か月)
日銀・全国支店長会議
日銀・地域経済報告(1 月)
企業物価指数(12 月)
機械受注(11 月)
特定サービス産業動態統計(11 月、
速報値)
商業販売統計(11 月、確報値)
米NY連銀製造業景況指数(1 月)
米フィラデルフィア連銀景況指数(1 月)
米生産者物価指数(12 月)
ユーロ圏貿易収支(11 月)
国庫短期証券入札(1 年)
流動性供給入札
第 3 次産業活動指数(11 月)
毎月勤労統計(11 月、確報値)
家計消費状況調査(11 月、確報値)
米ミシガン大消費者信頼感指数(1 月、
速報値)
米消費者物価指数(12 月)
米鉱工業生産・設備稼働率(12 月)
ユーロ圏消費者物価指数(12 月、改
定値)
(注) スケジュールの内容、日程が変更になる可能性があります。
(出所)各種報道を基に、しんきん投信作成
■来週の注目点
景気ウォッチャー調査(12 月)
1 月 13 日(火)午後 2 時発表
70
なっている」
「悪くなっている」などの回答割合をもとに指数化したもの)は、昨
60
年 11 月に 41.5 と、消費税率が引き上げられた 4 月の水準(41.6)を下回りまし
た。先行き判断 DI も 11 月に 44.0 と、節目の 50 を 3 か月続けて下回っています。
日銀の「生活意識に関するアンケート調査(12 月調査)」を見ても、景況感 DI は
「現在」
「1 年後」とも 9 月調査に比べ悪化するなど、景気回復の遅れが鮮明です。
増税の影響が残っているほか、円安に伴う物価上昇が景況感悪化の主な理由だ
景気ウォッチャー調査(景気の現状判断)
(DI)
景気ウォッチャー調査の現状判断 DI(ディフュージョンインデックス:「良く
50
40
30
20
と考えられます。しかしながら最近の原油急落を受け、物価高の悪影響は少しずつ
和らいでいく見通しです。したがって、景況感がこの先も悪化し続けるとは考えに
くいでしょう。ただ、原油安が幅広い品目の価格下落につながるまでには時間がか
10
05
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09
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12
13
14
(年、月次)
(出所)内閣府よりデータ取得し、しんきん投信作成
かるとみられ、年明けにはむしろ食品の値上げが相次いでいます。そのため 12 月
の景気ウォッチャー調査についても、総じて冴えない結果になりそうです。
※最終頁の「本資料に関してご留意していただきたい事項」を必ずご確認ください。
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来週の金融市場見通し
2015 年 1 月 9 日号
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