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29P-1032

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29P-1032
一酸化窒素産生不足による心筋線維化に対する亜硝酸塩の影響
大竹 一男 2,
中野 玄也 2,
内田 博之 2,
小林 身哉 1,
平山 恵理子 1,
◯中西 邦博 1,
2 1
金城学院大,2 城西大薬)
平沼 和恵 1 ,小林 順(
【目的】一酸化窒素(NO)は、血管拡張作用のみならず平滑筋細胞の増殖、血
小板凝集抑制作用など様々な作用を有するため、NO の産生低下は種々の疾患を引
き起こす。そこで、本実験では NO 不足による心臓障害に着目し、野菜に普遍的に
含まれ NO を産生することが示唆されている亜硝酸塩を NO が不足する前から慢性
的に与え心臓障害に対して予防的に作用するのか検討した。
【方法】SD 雄性ラット6週齢に一酸化窒素合成阻害剤である L-NAME(NȦ-nitro
L-arginine methyl ester)を 1g/L で与え、更に亜硝酸塩をヒトが食事から摂取できる
量から薬物的な量までの 1mg/L,10mg/L,100mg/L とポジティブコントロールとして
ACE 阻害剤である Captopril を 100mg/L で飲水中に加え 8 週間自由飲水投与した。
コントロール群には蒸留水を与えた。解剖では、体重測定後、イナクチン麻酔を
かけカテーテル法を用い動脈血圧を測定し、採血と心臓を摘出した。心臓は、繊
維化の程度を測定するため 5ȝm の厚さで薄切後、Masson’s Trichrome 染色し、Image
J(NIH)によって解析した。NOx は、HPLC(ENO-20 エイコム)で測定した。
【結果・考察】体重は、各群で同程度であった。血圧は、L-NAME 群に比べ亜
硝酸塩 100mg/L と Captopril で有意な血圧降下作用を示した。繊維化は、L-NAME
群で増加したが亜硝酸塩投与群、及び Captopril 群でコントロールと同程度まで抑
制した。更に、血漿中の NOx は、コントロール群に比べ L-NAME 群で有意に減少
したものの亜硝酸塩投与群では、投与量に依存して増加し 100mg/L でコントロー
ルと同程度まで改善した。
以上の結果より、亜硝酸塩を積極的に摂取することにより、NO 産生低下による
心臓障害に対して予防的に働くことが示唆された。
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