入居者のしおり - 一般財団法人茨城県住宅管理センター

市営住宅入居者のしおり
一般財団法人茨城県住宅管理センター
は
じ
め
に
市営住宅は,住宅に困っている方々の生活の安定と福祉の増進を図るため,
国の補助を受けて整備される住宅です。
入居に当たりまして,次の6項目について特に心がけるようお願いします。
第1番目に,入居されます住宅は,きれいに使用してください。
第2番目に,住宅の敷地についても,空き缶やタバコを投げ捨てたりせず,
清掃に心掛けて快適な団地となるよう心がけてください。
第3番目に,道路並びに団地内通路への駐車は,歩行者や通行車両に大変迷
惑となるのはもちろん,緊急車両の通行の妨げになりますので絶対にしないで
ください。
第4番目に,家賃,汚水処理場使用料,駐車場使用料等は滞納しないように
してください。滞納が継続して生じた場合は,連帯保証人を含めて厳正な対応
を図ることとなります。
第5番目に,犬や猫等のペットは飼わないでください。他の人も飼っている,
自分も飼っても構わないといった考えはしないでください。決められたルール
は守ってください。
第6番目に,入居されます皆様の暮らしが住みやすく快適なものとなるため
には,他の入居者への気配りが大切です。他人の迷惑を考えず,勝手な考えを
してそのような行動を取ると,他の入居者に大きな苦痛を与えることになりま
す。このことを念頭に置かれますようお願いいたします。
目
次
1
快適な暮らしのために・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2
入居及び入居決定の取消し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
3
住宅を使用するときの諸注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
4
入居者の保管義務・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
5
届出,申請等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
6
収入の申告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
7
収入超過者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
8
高額所得者と住宅の明渡し請求・・・・・・・・・・・・・・・・・7
9
家賃・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
10
家賃の口座振替・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
11
市が徴収する家賃等以外の支出・・・・・・・・・・・・・・・・・9
12
入居者の負担する費用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
13
法令又は条例違反による住宅の明渡し請求・・・・・・・・・・・10
14
禁止事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
15
駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
16
自動車の保管場所使用承諾証明書の発行・・・・・・・・・・・・12
17
市営住宅の返還(退去)
18
社会福祉法人等による市営住宅の使用・・・・・・・・・・・・・13
19
その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
別表
修繕負担区分表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
1
快適な暮らしのために
市営住宅は,多くの方々が,共同生活を営む場所です。お互いの生活を尊
重し,快適な生活が送れるよう努めてください。
共用部分の掃除や草刈り,植木,生垣,芝生の手入れ等は,入居者の皆さ
んが協力して行ってください。
2 入居及び入居決定の取消し
(1) 入居
入居手続きが済みますと,
「市営住宅入居許可書」を交付し,鍵をお渡
しします。市営住宅入居許可書に記載された入居可能日から起算して1
5日以内に入居してください。
(2) 入居決定の取消し
指定する日までに入居の手続きをしないときは,入居の決定が取り消
されることがあります。
3 住宅を使用するときの諸注意
(1) 名札(室名札)
ア 玄関ドアの横に名札(室名札)があります。入居後は氏名を表示し
てください。
イ 集合郵便受けがある場合は,階・号及び氏名を表示してください。
(2) 鍵
鍵は生命や財産を守る大切なものですから,紛失しないようにしてく
ださい。紛失した場合には,入居者負担で交換していただきます。交換
した鍵の 1 本は,茨城県住宅管理センターに届けてください。
(3) 玄関
ア 玄関ドアは,防火の面で大切な役目を果たします。大きく重いもの
ですから乱暴に扱うと蝶番がゆるみます。ドアの取手を握り静かに開
閉してください。また,下に物をはさんで開閉しますと故障の原因に
なりますので注意してください。故障した場合の修理は入居者負担と
なります。
イ ドアは外開きですので,通行者に当たるおそれがあります。お子様
にも良く教えてください。
ウ のぞき窓は防犯のためです。相手をよく確認してからドアを開けて
ください。
エ 玄関には水を流さないでください。防水になっておりませんので下
の階に水が漏れ,迷惑をかけることになります。
1
(4)
水道
ア 水道は,入居の前日までに所定の手続きをしてください。
※ 水道部 029-231-4111
イ 室内で漏水等の事故があったときは,元栓を閉めてから茨城県住宅
管理センターへ連絡してください。
※ 茨城県住宅管理センター 029-297-8360
(土日祝日・夜間 0120-303-440)
(5) 電気
ア 電気の使用については,安全器に付いているハガキに必要事項を記
入のうえ東京電力(株)に郵送してください。
イ 電気のアンペアは,次のとおり変更できます。
簡平・簡二・平須町(旧)住宅
20Aまで
その他の中層・高層住宅
30Aまで
平成5年度以降建設住宅
40Aまで
特定市営住宅
50Aまで
アンペアを変更したときは,茨城県住宅管理センターへ連絡してください。
茨城県住宅管理センター
029-297-8360
東京電力 0120-995-332
(6) ガス
ア 都市(天然)ガスの設備のある団地については,東部ガス(株)に,
また,集中プロパン(LP)の団地(平須町住宅,酒門町東原住宅,
柳河町住宅)については,東部液化石油(株)にそれぞれ連絡してく
ださい。
※ 東部ガス(株)
029-231-2241
※ 東部液化石油(株) 029-224-9749
イ ガスを完全燃焼させるため,部屋の換気をよくしてください。特に
浴室での使用については注意し,不完全燃焼のないよう十分気を付け
てください。
ウ プロパンガス用の器具を都市ガスに使用したり,都市ガス用の器具
をプロパンガスに使用することはできませんので,注意してください。
エ ガスを使用しないとき,特に就寝,外出時は,器具栓,元栓を必ず
閉めてください。
2
(7)
部屋の換気(結露とカビの予防)
コンクリート住宅は,木造と違ってすき間が少ないために自然換気が
行われにくくなっています。換気を心がけてください。
室内と室外の温度差が大きくなると,室内の壁や窓ガラスに結露(水滴)
が生じます。特に暖房器具を使う冬期や,湿気の多い梅雨には,この現
象が起こりますので注意してください。
なお,結露の予防には,室内外の温度差を小さくすることが大切です
から,窓を開放して風通しをよくしてください。家具と壁の間は,通気
をよくするため少し空けておいてください。また,結露が生じた場合に
は,かわいた布で拭き取ってください。
カビが発生した場合は,その部分の風通しをよくし,乾燥させ,硬い
ブラシなどで取り除いてください。また,クロス貼りの場合は洗剤など
で拭き取るようにしてください。
(8) 台所
ア ステンレス製の流しでも汚れたままにしておくと錆びてきます。洗
剤で洗ってください。
イ 排水口の目皿をはずしておくと排水の詰まりの原因となりますので,
使用する際には必ず目皿を付けてください。また,使用後には目皿を
はずしてトラップ内のゴミを清掃してください。
ウ 中高層住宅の排水管は各階層同一管で,いわば共有物です。1戸で
もゴミや油で詰まらせると,他の入居者の排水に支障が生じますので
注意してください。
(9) 浴室
ア 中高層住宅の場合は床に防水層がありますが,重い物を乱暴に置く
と,防水層を切ってしまい,下の階への水漏れの原因となります。そ
のような場合は,損害の賠償をしなければなりませんので注意してく
ださい。
イ 排水管を詰まらせないようにするために,使用後にはトラップにた
まった毛髪等のゴミを取り除いてください。
ウ 壁に換気用ガラリがあります。危険ですのでふさがないでください。
(10) 水洗トイレ
住宅の水洗トイレの排水は,1本のパイプでつながっています。1
か所の排水の詰まりが他の入居者に影響を及ぼしますので,衛生用品
等は便器の中に絶対に流さないでください。また,塩酸等の薬品類も
絶対に流さないでください。
3
(11)
落下事故の防止
ベランダの手すりは,皆様の生命を守るものです。絶対に取り外さ
ないでください。また,お子様のいる方は,よじ登ることのないよう,
手すりの近くに台などを置かないでください。
(12) 非常時の避難方法
ア 火災等で玄関や階段から避難できないときは,ベランダを利用して
隣の部屋または階下に避難してください。ベランダの戸境が板で仕切
られている住宅の場合は,非常時には戸境の板を破って隣家に避難す
ることができます。また,ベランダには避難口があり,ここからタラ
ップを利用するか,又は,はしごを利用して階下に避難することがで
きます。
イ スムーズに避難するため,ベランダの戸境及び避難口の近辺には物
を置かないでください。
(13) 火災予防
市営住宅には多くの入居者が生活していますので,消火器を備える
など火災の予防には細心の注意をしてください。なお,次のような場
合は,火災になりやすいので注意してください。
ア たばこの不始末
イ 灯油暖房機器の注油時(暖房機器を完全に消してから注油してくだ
さい。)
ウ ガス漏れ
エ 天ぷらを揚げているとき
オ 電気こたつ,アイロン等の消し忘れ
カ 風呂の空だき
キ 子供の火遊び
(14) 害虫駆除
住宅及び住宅敷地内において,次の害虫が発生した場合には茨城県
住宅管理センターで駆除を行います。それ以外の虫等(ミツバチ・ク
マバチ・ヤスデ・ダンゴ虫・ネズミ等)については,入居者又は自治
会で対応してください。
ア スズメバチ
イ 毛虫
ウ シロアリ
(15) 網戸
すべての住宅において,茨城県住宅管理センターでは網戸を設置し
ておりませんので,網戸の設置及び修繕については,入居者負担で行
4
(16)
(17)
ってください。
インターネット
インターネットに使用する光回線を導入する場合には,棟全体に対
応する,いわゆる「マンションタイプ」という方式のみ許可しており
ます。個別の部屋に外部から配線を引く,いわゆる「ファミリータイ
プ」という方式は,非常時の消防活動や救助活動の妨げとなりますの
で許可できません。また,建物によっては,構造上光回線の導入がで
きない棟がありますので,その場合には既存の電話回線によるインタ
ーネットを使用してください。詳しくは,各プロバイダー会社,又は
NTT 東日本にお問合せください。
NTT 東日本 0126-116-116
エアコンの電源
エアコンを取り付ける際に,専用回路が必要な場合には,分電盤か
ら直接,露出配線により電源を設置することを許可しておりますが,
住宅を退去する際には,原状に復帰してください。
4
入居者の保管義務
入居者は,市営住宅及び共同施設について必要な注意を払い,大切に使用
してください。
(1) 入居者が故意又は不注意によって,市営住宅及び共同施設をき損した
り,滅失したときは,これを現状に修復するか,又はその損害を賠償し
ていただくことになります。
(2) 天災,異変等による損害があった場合は,直ちに被害状況を連絡して
ください。
5
届出,申請等
次の場合には,届出等が必要となります。
(1) 世帯員の異動について
入居名義人は,同居人に出生,死亡,転出等の事実が生じたときは,
その事実が発生した後,30日以内に,市民課の届出とは別に,茨城県
住宅管理センターで「市営・特定市営住宅入居者異動届」を提出してく
ださい。
(2) 連帯保証人の変更
連帯保証人がその条件を満たさなくなったとき,死亡したとき,住所
が不明になったとき,失業その他の事情により保証能力を著しく減少さ
せるような事態が生じたとき等は,直ちに「連帯保証人変更申請書」を
5
提出してください。
(3)
同居の承認
入居名義人は,新たに親族を同居させようとするときには,事前に「市
営・特定市営住宅同居承認申請書」を提出してください。
ただし,市営住宅には収入基準等の入居の条件がありますので,同居
する方の所得や状況によっては,同居が認められない場合があります。
(4) 入居の承継(名義人の変更)
入居名義人が死亡し,又は退去した場合において,その死亡時又は退
去時に入居名義人と同居していた方が引き続き市営住宅に住むことを希
望するときは,その事実が発生した日の翌日から起算して15日以内に
「市営・特定市営住宅承継入居承認申請書」を提出してください。
ただし,市営住宅には収入基準等の入居の条件がありますので,承継
入居する方の所得や状況によっては,認められない場合があります。
(5) 市営住宅を一時使用しないとき
入居名義人及び同居者の全員が市営住宅を引き続き15日以上使用し
ないときは,「市営・特定市営住宅不使用届」を提出してください。
(6) 市営住宅の用途併用
市営住宅は原則として,住宅以外の用途に使用してはいけません。た
だし,市営住宅の一部を医師,助産師,あんま,はり,きゅうその他こ
れらに類する職業に使用し,住宅管理上支障がないときには,認められ
る場合があります。使用したいときには,
「市営・特定市営住宅用途併用
承認申請書」を提出して承認を受けてください。
(7) 市営住宅の模様替え,増築等
許可なく市営住宅の模様替え,増築,又は市営住宅の敷地内に建物や
工作物を設置することはできません。
ただし,原状回復し,又は撤去することが容易なもので,安全上又は生
活上必要な場合には「市営・特定市営住宅模様替え,増築,建物・工作物
設置承認申請書」を提出して,承認を受けてください。
(8) 入居の入れ替わり
入居者が相互に入れ替わることが双方の利益となる場合で,一定の条
件を満たすときは,入居の入れ替わりが認められる場合がありますので,
「公営住宅入れ替わり許可申請書」を提出してください。
6
6
収入の申告
市営住宅は,毎年入居者に収入を申告していただき,それを基に翌年度の
家賃を決定します。
収入申告書は,毎年 7 月に送付します。必要事項を記入の上,市町村が発
行する課税証明書等(源泉徴収票や年金のハガキ等は課税証明の代わりにな
りませんので注意してください。)を添付して 7 月末までに必ず提出してくだ
さい。
なお,収入申告が指定された期日までに提出されず,収入額が不明となっ
ている場合は,本来の家賃額を決定できませんので,近傍同種の住宅の家賃
(民間賃貸住宅並みの家賃)となりますので注意してください。
7
収入超過者
収入の申告に基づき認定した入居者の収入が収入基準を超え,かつ,当該
入居者が市営住宅に引続き3年以上入居しているときは,当該入居者を収入
超過者に認定いたします。収入超過者に認定された方は,市営住宅を明け渡
すように努めなければなりません。
8 高額所得者と住宅の明渡し請求
(1) 収入の申告に基づき認定した入居者の収入が,最近2年間引続き法令
で定められた額を超え,かつ,当該入居者が市営住宅に引続き5年以上
入居しているときは,当該入居者を高額所得者に認定いたします。
(2) 高額所得者に対しては,期限を定めて当該市営住宅の明渡しの請求を
いたします。明渡しの請求を受けた高額所得者が,期限が到来しても市
営住宅を明け渡さない場合には,期限が到来した日の翌日から当該市営
住宅の明渡しを行う日までの期間について,近傍同種の住宅の家賃の額
の2倍の額の金銭を納めていただくことになります。
7
9 家賃
(1) 公営住宅の家賃には,入居者の収入及び入居期間に応じて次の3種類
のものがあります。
① 本来入居者(収入超過者及び高額所得者以外の入居者)に課される
家賃
次の算式により算定されます。
(本来入居者の家賃)=
(家賃算定基礎額)×(市町村立地係数)×(規模係数)×(経過年数係数)×(利便性係数)
≦(近傍同種の住宅の家賃)
ア 家賃算定基礎額とは,入居者の収入に応じて設定される,いわゆ
る応能部分であり,具体的には,公営住宅法施行令第2条第2項に規
定する収入区分ごとに定まる数値です。
イ 市町村立地係数とは,市町村の立地条件を表すものとして,国土
交通大臣が,地価の状況を勘案して,0.7以上1.6以下で各市町
村ごとに定める数値であり,水戸市の場合は,0.9とされました。
ウ 規模係数とは,当該市営住宅の床面積を65㎡で除した数値です。
ここでいう床面積とは,住戸専用面積のことをいいます。
エ 経過年数係数とは,建築後の経過年数により定めた係数で,市営
住宅の家賃は,経過年数とともに低下します。
オ 利便性係数とは,事業主体が当該市営住宅の存する区域及びその
周辺の地域の状況,当該市営住宅の設備等を勘案して設定する数値で
す。
カ 近傍同種の住宅の家賃とは,民間賃貸住宅の家賃とほぼ同程度に
なるよう算定されるもので,本来入居者及び収入超過者の家賃算定に
おける上限として位置づけられるものです。本来入居者及び収入超過
者の家賃は,近傍同種の住宅の家賃を超えることはありません。
② 収入超過者に課される家賃
次の算式により算定されます。
(収入超過者の家賃)=(本来入居者の家賃)+(近傍同種の住宅の家賃-本来入居者の家賃)
×(年度の区分及び入居者の収入の区分に応じて定める率)
③
高額所得者に課される家賃
近傍同種の住宅の家賃が課されます。又,明渡しを請求し,その期
限の後も市営住宅を明渡さない場合には,近傍同種の住宅の家賃の額
の2倍の額の金銭を納めていただくことになります。
8
(2) 家賃は,入居可能日から計算されます。
(1か月未満の場合は,日割り
計算になります。)
(3) 家賃は,毎月末日までにその月分を納付することになっています。た
だし,12月の場合は,納期限が12月25日となります。
(4) 家賃を3か月以上滞納しますと,住宅を明け渡していただくことにな
ります。
(5) 世帯全員の市町村民税所得割が非課税で収入が著しく低い方は,家賃
の減免を受けられる場合があります。該当すると思われる方はご相談く
ださい。
10 家賃の口座振替
(1) 口座振替は,入居名義人の口座から家賃を引き落とす制度です。ただ
し,入居した月分及び口座振替が開始されるまでの家賃は,納入通知書
により納めていただきます。
(2) 水戸市指定金融機関(常陽銀行)又は水戸市収納代理金融機関(常陽
銀行以外の市内の銀行,信用組合,信用金庫,郵便局等)へ通帳,届出
印及び市税等口座振替払申込書を持参し,手続きをしてください。
10日までに手続きをしていただくと翌月分から引き落としになりま
す。振替日は毎月の末日(12月の場合は25日)です。
なお,手続きが完了すると,手続きをした翌月の半ば頃に振替開始の
通知をお送りします。
(3) 口座振替ができない方は,納入通知書(4月~9月分,10月~3月
分を半年ごとに分けて送付)により,その月分を月の末日までに水戸市
指定金融機関又は水戸市収納代理金融機関へ納入してください。
なお,途中から口座振替をされる方は,家賃の領収書,通帳及び届出
印を取扱金融機関に持参し手続きをしてください。
11
市が徴収する家賃等以外の支出
市が徴収する毎月の家賃等のほかに,次のような共同の経費がかかります。
その費用は住宅によって多少差があり,各自治会が徴収しています。
(1) 水道供給用ポンプ及びエレベーターの電気代
(2) 外灯及び階段灯の管球等の取替え並びに点滅器の修理代及び電気代
(3) 共同用の水道代
(4) 生け垣,樹木の剪定の費用(高さ2m未満)
(5) 共用部分の清掃,除草,芝刈り等の費用
(6) 集会所の維持管理経費
9
(7) 自治会費
(8) その他
12 入居者の負担する費用(主なもの)
(1) 畳の表替え(畳床は市負担)
(2) 障子,ふすまの張替え
(3) ガラスの取替え
(4) 各種扉及びガラス戸の,ドアノブや鍵の取替え及び修理
(5) ヒューズの取替え
(6) 木製建具の戸車及びレールの取替え
(7) カーテンレールの修理
(8) 屋内外排水管(汚水管を含む。)の詰まり
(9) 給水栓のパッキンの取替え
(10) 網戸の設置及び修繕
(11) その他付帯施設の構造上重要でない部分の修繕に要する費用
その他の修繕負担区分については,別表を参照してください。また,不
明な点については,茨城県住宅管理センター(029-297-8360・夜間及
び土日祝日0120-303-440)へお問い合わせください。
※ 負担区分に関わらず,入居者の過失が原因の修繕や,茨城県住宅管理セ
ンターに連絡せずに,直接業者に依頼した修繕費用については,原則とし
て入居者負担となりますので注意してください。
13
法令又は条例違反による住宅の明渡し請求
次の場合には,水戸市は入居者に対し,市営住宅の明渡しを請求すること
ができます。
(1) 不正の行為によって入居したとき。
(2) 家賃を3か月以上滞納したとき。
(3) 市営住宅又は共同施設を故意にき損したとき。
(4) 正当な事由によらないで引き続き15日以上市営住宅等を使用しない
とき。
(5) 承認を得ないで,入居の際に同居した親族以外の者を同居させたとき。
(6) 入居者が死亡し,又は退去した場合において,その死亡時又は退去時
に当該入居者と同居していた者が,承認を得ないで,引き続き当該市営
住宅に居住しているとき。
(7) 市営住宅及び共同施設の保管義務に違反したとき。
(8) 周辺の環境を乱し,又は他に迷惑を及ぼす行為をしたとき。
(9) 市営住宅を他の者に貸し,又はその入居の権利を他の者に譲渡したと
10
き。
(10) 承認を得ないで,市営住宅を住宅以外の用途に使用したとき。
(11) 承認を得ないで,市営住宅を模様替えし,もしくは増築し,又は市営
住宅の敷地内に建物若しくは工作物を設置したとき。
(12) その他条例に定める場合
※
上記の理由により,市営住宅の明渡しの請求を受けた入居者は,速やかに
当該市営住宅を明け渡さなければなりません。
不正の行為によって入居し,明渡しの請求を受けた場合は,入居した日
から請求の日までの期間については,近傍同種の住宅の家賃の額とそれま
でに支払いを受けた家賃の額との差額に年5分の割合による支払い期後の
利息を付した額の金銭を,請求の日の翌日から当該市営住宅の明渡しを行
う日までの期間については,毎月,近傍同種の住宅の家賃の額の2倍の額
の金銭を納めていただくことになります。
その他の理由により明渡しの請求を受けた場合(市営住宅の借上げの期
間が満了すること,又は高額所得者に該当することを理由として,明渡し
の請求を受けた場合を除く)は,請求の日の翌日から当該市営住宅の明渡
しを行う日までの期間について,毎月,近傍同種の住宅の家賃の額の2倍
の額の金銭を納めていただくことになります。
市営住宅の明渡しの請求を受けたことにより市営住宅を明け渡した者は,
それによって生じた損害の賠償その他を市長に請求することはできません。
14
禁止事項
次のことは,禁止しております。絶対に守ってください。
(1) 動物(犬,猫,鳥等)を飼うこと(エサやり,預かり等を含む。)は,
他の入居者に大変迷惑となりますので絶対に行わないでください。
(2) 衛生上有害なものや危険なものは,持ち込まないでください。
(3) 共用部に私物を置かないでください。
(4) テレビ,ステレオ,カーステレオ等の音量は,必要以上に大きくしな
いでください。
(5) 子供が家の中を走り回るのを放置したり,ドアを大きな音をたてて閉
めたりといった他の入居者の迷惑になるようなことはしないでください。
(6) 団地にゴミやタバコの吸い殻等を捨てたりしないでください。
(7) 自動車やバイクの空吹かしはしないでください。
(8) 共用花壇以外の場所に,植物を植えたり植木鉢を置いたりはしないで
ください。また,共用花壇を私物化して,野菜を育てたりはしないでく
11
ださい。
(6) その他条例に定めることは守ってください。
15 駐車場
(1) 駐車場使用(変更)許可申請
駐車場を使用する資格のある方(名義人及び同居人)が駐車場を使用
とするときは,
「駐車場使用許可申請書」に駐車する車両の車検証のコピ
ーを添付して提出してください。
自動車又は使用者を変えるときには,同様に「駐車場変更許可申請書」
に駐車する車両の車検証のコピーを添付して提出してください。
(2) 駐車場返還届
駐車場を返還するときは,
「駐車場返還届」を提出してください。
(3) 駐車することができる自動車
駐車場に駐車することができる自動車は,小型自動車及び軽自動車で
す。ただし,他の駐車場の使用を妨げないと認められるときは,この限
りではありません。
(4) 使用許可の取消し
駐車場使用料を3か月以上滞納した場合は,駐車場の使用の許
可を取り消すことがあります。
(5) 駐車場以外の駐車禁止
自動車は,駐車を許可された場所以外には駐車しないでください。
2 台以上の自動車をお持ちの方,駐車場が整備されていない住宅の方は,
住宅以外の駐車場を確保してください。公道,通路,歩道,芝生等,駐
車場以外の場所には,他の人の迷惑になりますのでくれぐれも駐車する
ことのないように願います。
16
自動車の保管場所使用承諾証明書の発行
駐車場が整備されている住宅の入居者に対しては,正規の駐車場に限り,
「保管場所使用承諾証明書」を発行しておりますが,家賃を3か月以上滞納
している方,駐車場使用料を1月でも滞納している方は,これを発行いたし
ませんので注意してください。
また,発行の際には,注文書や契約書等の,新しい車両の入手を証明する
書類と,抹消登録証明書や譲渡証明書等の,今までの車両の処分を証明する
書類が必要になります。
12
17 市営住宅の返還(退去)
(1) 返還手続き
住宅を返還される場合は,
「市営・特定市営住宅返還届」を返還する日
の15日前までに提出してください。これにより住宅検査員が検査に伺
います。
(2) 返還時の修繕
返還時は,畳の表替え(裏替えは認められません。),ふすまの張替え
(業者施工に限る。),障子の張替え(自己張替えでも可),破損したガラ
スの取替え等を行っていただくことになります。さらに,住宅検査員が
指示した損傷(柱,壁等)の修繕もしていただくことになります。
(3) 返還日
すべての修繕が完了し,茨城県住宅管理センターに鍵を返還した日が
返還日となります。
この間は,家賃等がかかります。
(4) 住所異動の手続き
退去の際には,市民課で住所異動の手続き(転出届・転居届)をして
ください。
(5) 敷金の返還
敷金は,未納の家賃,汚水処理場使用料,駐車場使用料,損害賠償金
等を控除した額を返還します。返還方法は,原則として入居名義人の口
座に振り込みます。
なお,敷金に利子は付きません。
18
社会福祉法人等による市営住宅の使用
市営住宅の適正かつ合理的な管理に著しい支障のない範囲内で,国土交通
大臣の承認を得た場合に,社会福祉法人等に対して,市営住宅を使用させる
ことができます。
19 その他
(1) 住宅管理人
各市営住宅には,住宅管理人が置かれています。住宅管理人の方には,
文書の配布等入居者との連絡の事務をお願いしています。
(2) 市営住宅の立入検査
市営住宅の管理上必要があるときは,市営住宅監理員又は市長の指定
13
した職員が市営住宅の検査をし,又は入居者に対して適当な指示をする
ことがあります。その際は御協力をお願いします。
なお,これらの者はその身分を示す証票を携帯していますので,必要
があれば確認してください。
(3) 滞納に対する措置
水戸市では,家賃を納付している善良な入居者との公平性を確保する
ため,水戸市営住宅及び特定市営住宅家賃等の滞納整理処理要項(平成
19 年水戸市告示第 16 号)を定め,家賃を納付しない者(以下「滞納者」
という。)に対し,厳正な対応を図っています。この規定に基づき,滞納
者に対する納付指導,出頭の要請等を行うとともに,必要に応じて,そ
の連帯保証人に対しても法的措置を講じることになります。
14
別
表
修
繕 負
担 区
分 表
平成 25 年 10 月現在
修
繕
内
容
負
水戸市
担
区
分
入居者
備
考
①屋内部分
柱・鴨居・敷居修繕及び取替
○
天井修繕
○
根太・大引・土台・床板修繕
○
板壁破損(内外共)修繕
○
壁塗替
○
○
退去後の空室修繕及び市の管理上の原因
による場合は市負担。
壁紙張替
○
○
退去後の空室修繕及び市の管理上の原因
による場合は市負担。
窓枠・出入口枠修繕
○
押入・台所吊戸棚修繕
○
玄関扉・外部廻り建具修繕
○
玄関扉(鋼製)吊下り修繕
○
鋼製郵便受修繕
○
建具金物修繕(ドアノブ・錠・鍵以外)
○
室内扉・引戸修繕
○
カーテンレール修繕
軽微なもの(把手等)は入居者負担
ドアノブ・錠・鍵の修繕取替は入居者負担
○
レールの曲り,取付ネジやランナーの補充等
修
繕
内
カーテンレール取替
容
負
水戸市
担
区
分
入居者
備
考
○
障子・襖の張替及び修繕
○
ガラス入替修繕
○
畳張替修繕
○
蝶番,引手,把手,キャッチ,桟,穴補修等
畳床取替
○
流し台漏水修繕
○
入居者に原因がある場合には入居者負担
物干金物修繕
○
入居者に原因がある場合には入居者負担
ベランダ手摺修繕
○
ベランダ間仕切板修繕
○
入居者が破損した場合には入居者負担
浴室床漏水修繕
○
入居者に原因がある場合には入居者負担
ベランダ床漏水修繕
○
入居者に原因がある場合には入居者負担
換気口修繕取替
○
②建具外部廻り・屋外付帯設備
雨樋取替修繕
○
屋根雨漏り修繕
○
壁面雨漏り修繕
○
階段修繕
○
屋上天蓋修繕
○
屋上天蓋錠取替
○
修
繕
内
容
負
水戸市
屋外排水マス(フタ)修繕
区
分
入居者
○
道路・道路側溝修繕
○
住宅周囲棚修繕
○
高さ2m以下の樹木剪定
高さ2mを超える樹木剪定
担
備
考
自治会(共用部分)
○
剪定をせずに2mを超えた低木,及び入居
者が植えた樹木は自治会負担
○
除草芝刈
○
住宅内公園砂場砂補充
○
住宅内公園遊戯具修繕
○
住宅内公園ベンチ修繕
○
害虫(スズメバチ・毛虫・シロアリ)駆除
○
左記害虫以外の虫等は入居者負担
スイッチの取替
○
カバーの修繕取替は入居者負担
コンセントの取替
○
カバーの修繕取替は入居者負担
キーソケットの取替
○
電線の取替
○
テレビ共同アンテナ修繕取替
○
外灯のスイッチ取替
○
外灯自動点滅器
○
③電気設備
カバーの修繕取替は自治会負担
修
繕
内
容
負
水戸市
担
区
分
入居者
室内外照明の球切れ及びグローブ取替
○
分電盤のヒューズの取替
○
外灯ポール取替及び塗装
備
考
○
④ガス設備
ガス管の修繕
○
ガスのコック修繕
○
市で設置した風呂釜及び給湯器修繕
○
入居者設置の風呂釜等は入居者負担
⑤給排水衛生設備(屋内)
各種水栓類修繕
○
パッキン取替(給湯用混合栓は除く)
○
フラッシュバルブ修繕取替
○
便器スパット漏水修繕
○
便器床フランジ管及び排水管漏水修繕
○
便器洗浄管漏水修繕
○
流し・洗濯槽・手洗器排水金物・目皿・栓取替
○
各種排水管の詰まり
○
各種排水管修繕取替
○
各種給水管修繕取替
○
衛生陶器取替(便器・洗面器等,経年劣化のみ)
○
給湯用混合栓は市負担
修
繕
内
容
負
水戸市
便座取替
担
区
分
入居者
備
考
○
トラップパッキン取替
○
ペーパーホルダー取替
○
ホルダー芯取替は入居者負担
ロータンク及び内部金物等の取替
○
パッキン取替は入居者負担
共同水栓等修繕取替
○
パッキン取替は入居者負担
屋外給水管漏水修繕
○
汚水・排水管破損修繕
○
⑥給排水衛生設備(屋外)
汚水・排水管の詰まり
○
各種弁類修繕取替
○
消火栓修繕
○
消火器取替(耐用年数を経過した物)
○
止水栓修繕
○
薬剤補充は自治会又は入居者負担
⑦給排水衛生設備
給水塔・貯水槽修繕一般
○
汚水処理場修繕一般
○
※
負担区分に関わらず,入居者の過失が原因の修繕や,茨城県住宅管理センターに連絡せずに,直接業者に依頼した修繕
費用については,原則として入居者負担となりますので注意してください。