イベント実施報告 - 日本科学未来館

イベント実施報告
家族で作る!アクションゲーム~「たのしい」をつくる最新技術~
日時 2010 年 3 月 14 日(日)
13:30~16:30
場所 7 階 会議室 3
対象 小学 4 年生以上親子
普段なにげなく遊んでいるゲームはどうやって作られるの
でしょう?このワークショップでは無料のソフトウェアや家から
持ってきたリモコンを使って、親子でオリジナルのゲーム作り
にチャレンジしてもらいました。
参加者の持ち物は「Wii リモコン」 ※1。まずは力自慢のお
父さん、リモコンを思いっきり振ってみました。すると、登場
人物の動きに反映されます。次に、オープンソースのソフト
ウェア※2 でプログラミングを体験しながら、「おもしろさ」を探
していきました。いつもは遊ぶ立場の子供たちは、「何がおも
思案中の子供たち
しろいのか?」を人にちゃんと伝えなければいけません。数学や物理が登場したら、お父さんの出番
です。「こんな動きにしたらおもしろい!」といった子供たちの要求をスタッフやマニュアルの助けを借
りながら、なんとかプログラムコードに落としていきます。子供たちは大人の考えないようなパラメータ
をどんどん提案し、試してみます。プログラミングにもゲームにも興味がないお母さんも、絵を描いたり、
駄目出しをしたり、写真を撮ったり、応援したり、と大忙し。家族みんなが活躍しました。
最後に、参加した 10 組 27 名すべてのグループが発表を行い、拍手に囲まれ終了することができ
ました。「家庭ではできない体験ができた!」「難しかったけど、楽しかった!」といった感想が届き、
家族で充実した時間を過ごすことができたようです。
※1 任天堂 Wii の革新的なコントローラー、無線の
加速度センサーなどが簡単に利用できる。日本企
業が開発した先端のエンタテイメント技術。
※2「Processing」(http://processing.org/):MIT
の研究者が、初心者・ アーティスト向けプログラミ
ング教育を研究するために開発した Java をベー
スにしたプログラミング環境。オープンソースライセ
ンスなので無料で利用可能。
家族みんなで作ったゲームの発表会。その反応は…?
企画・実施・報告:白井暁彦(日本科学未来館 科学コミュニケーター)