みんなのまちの認知症ガイドブック

【認知症とはどんな病気?】
認知症は、大脳の障害によって認知機能が低下
し日常生活や社会生活に支障をきたすようになっ
た状態をいいます。認知機能とは、記憶・思考・
見当識(時間や場所、人の認識をする)理解・学
習・言語など私たちが日々生活するために必要な
機能です。
認知症は病気の症状を指す言葉です。認知症を
引き起こす原因となる病気はいくつもあり、最も
多いのが、アルツハイマー病です。
【相談先の紹介】
本人や家族、身近な人からも相談を受け付けています。
○東海市高齢者相談支援センター(東海包括支援センター)
主任ケアマネジャー、保健師、社会福祉士などの専門職が高齢者
の総合的な相談・支援を行っています。
しあわせ村内
加木屋
デイサービスセンター内
052-689-1606
0562-31-3312
○東海市
東海市
認知症チェックリストです。
「あれ?」と思ったらチェックリストを
試してください。
同じことを言ったり聞いたりする。
2
物の名前が出てこなくなった。
3
置き忘れやしまい忘れが目立ってきた。
4
以前はあった関心や興味が失われた。
5
だらしなくなった。
6
日課をしなくなった。
7
時間や場所の感覚が不確かになった。
みんなのまちの認知症ガイドブック
高齢者支援課
関係機関の連絡・調整を行います。
1
東海市
東海市高齢者相談支援センター
もしかしてこれって
認知症?
高齢者支援課
どこに相談すれば
いいの?
052-689-1600
しあわせ村(代表電話)
東海市内で行われている認知症介護者相談・交流会や講座
月~金 (年末年始、祝祭日除く)
認知症介護電話相談
0562-31-1911
10 時~16 時
ケアラーズカフェ
毎週土、日曜日
名鉄太田川駅
日向家(ひなたけ) 10 時 30 分~15 時 観光物産プラザ内
※
認知症介護者交流会(若年性・知多ブロック・男性介護者)や家族支援プ
ログラム(認知症初期から中期の介護者交流会と講座)も行われています。
「広報とうかい」にも掲載されています。
認知症の人と家族の会・特定非営利活動法人 HEART TO HEART
認知症の人と家族の会
愛知県支部
※
養父町
0562-33-7048
認知症サポーター養成講座(認知症の基礎講座)5人以上集まれば無料で
開催できます。
【医療機関の紹介】
8
慣れた所で道に迷った。
9
財布などを盗まれたという。
認知症の診断や治療は、かかりつけ医を受診し、必要に応じ専門
医を紹介してもらうのが基本となります。かかりつけ医をもち、
普段の様子や困っていることを相談しましょう。
本人
10 ささいなことで怒りっぽくなった。
11 蛇口、ガス栓の締め忘れ、火の用心ができなくなった。
受診
おばあちゃん家に
行くのが楽しみ!
まだまだ元気
だけど、
今後が心配…
入院・検査
12 複雑なテレビドラマが理解できない。
13 夜中に急に起きだして騒いだ。
(国立長寿医療研究センターで使われているチェックリストより)
※3 つ以上あてはまり、困り事がある方はかかりつけ医や専門医に相談を
しましょう。
かかりつけ医
紹介状
専門病院
医療連携
診療所
編集・発行
編集協力
東海市 市民福祉部 高齢者支援課
平成28年4月発行
東海市荒尾町西廻間2番地の1(東海市しあわせ村内)
東海市認知症部会
東海市
出会い、集まり、話し合い、つながりの輪を広げることが、予防・相談の第一歩です
健康
~
予備軍
発症
~
初期
中期
~
後期
認知症の進行
軽度認知障害
認知症初期
認知症中期
認知症後期
本人の様子
物忘れの自覚はある
短期記憶障害(同じことを聞く・確認する)
場所がわからない(徘徊)
人物がわからない
「あれ」
「それ」と代名詞が増える
日にち、時間を忘れる
お金や薬の管理ができない
会話が困難になる
ヒントがあると思い出せる
約束を忘れてしまう。ゴミだしを忘れる
季節に応じた服が選べない
食べ物の飲み込みが悪くなる
不安・あせり・自信がなくなる
攻撃的な行為がみられる
歩行が難しくなる
とまどい・否定(認知症の理解ができない)
混乱・怒り・介護の疲れ
割り切り・受容・看取り
家族の気持ち
ポイント
年のせいかな
かかりつけ医をつくり、普段の健康チェッ 些細なことでも東海市高齢者相談支援センター 介護サービスや介護家族交流 介護・医療をどのように行い
クを行い、相談できる関係をつくりましょ や近隣の施設・事業所に相談しましょう。
う。
会の利用をしましょう。
認知症や介護について学びましょう。
たいか、どこで過ごしたいか
健康な時から家族と相談して
認知症予防は心の健康も必要です。友人や 近くの家族や親しい友人には病気のことを伝え
おくことが大切です。
趣味の仲間をつくり、外出し笑顔で過ごし ましょう。
ましょう。
医療
生活支援
困りごとや悩み事があったら
相談してください。一緒に考え
ましょう。
お身体のことで心配がありま
したら、私たち医療の専門職に
相談してください。
かかりつけ医・看護師
ご近所・友人
予防
いつまでも元気に過ごせるよう
一緒に活動しましょう。
地域のサロン・老人クラブ
2次予防教室
健康交流の家
薬剤師・歯科医師
介護
生活の不安や生活のしづらさを
感じたら、私たち介護や福祉の
専門職に相談してください。
ケアマネジャー・訪問看護
民生委員・家族会
ホームヘルパー・短期入所
地域支えあい団体
デイサービス
暮らし
暮らしや住まいの工夫、
ひとり暮らしでの不安があれ
ば、相談してください。
福祉用具・住宅改修
グループホーム
特別養護老人ホーム
家族の誰かが認知症になったとき、誰しもショックを受け、戸惑い混乱します。
家族だけで問題を抱え込まず、医療や福祉窓口に相談し、診察や介護サービスを利用しながら、理解者や支援者をつくりましょう。