20 - 日本コミュニケーション学会

CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
CAJ Tohoku Six Monthly
日本コミュニケーション学会 東北支部ニューズレター
編集担当:五十嵐紀子
藏元先生
ありがとう特集号
INDEX
CAJ 東北の皆さんへ
~贈る言葉~
藏元 礼子(青森公立大学)
1.藏元先生ご挨拶
2.藏元先生へのメッセージ
3.第 13 回支部研究大会報告
この度、一身上の都合により、教員生活にピリ
4.2012 年度定例研究会報告
オドを打ち、CAJ の活動からも身を引くことを決
5.2011 年度決算報告
意致しました。静かに一人で去っていくシナリオ
6.2012 年度予算書
7.支部総会・会議
議事録
8.第 14 回支部研究大会
プチアナウンス
を描いていたのですが、某川内氏が「似合わない」と仰せになりまして、
さらに、某五十嵐氏と某小林氏の企みによって、結局最後まで NL にしゃ
しゃり出ることに相成りました。本当に申し訳ございません。
最後となりますと、
「流石に支部長を務めた人だけある」などと言われ
るような事を綴らなければならないのかと、非常にプレッシャーを感じる
立場に追い込まれた気が致しますが、知性のレベルなどとっくの昔にばれ
ているので、気楽に構えて心に浮かぶままに思いをしたため、
「贈る言葉」
にしたいと思います。
今、窓の外、牡丹雪が静かに舞い降りています。これも見納めと雪景色
を楽しみながら、皆様のお顔を思い出しております。2004 年に CAJ に
入会してから、徐々に皆様と顔なじみになっていき、東北支部の活動に本
腰を入れ始めたのが 2006 年からのことでした。振り返ると長いおつき
あいになりますね。その間、皆さんとの関係が、学会メンバーとしてだけ
でなく、人生の良き友人としてのおつきあいに進展していったことを大変
嬉しく思っております。東北支部の御一人御一人が、人間的に優しく、真
面目で、そしてお茶目な面もあり、何ともいえぬ癒しの空間を作って下さ
った御蔭で、学会の仕事を心から楽しむことができました。
その癒しの空間を作る能力は、数々の試練に耐えた経験を通して養われ
たのではないかと思われます。2004 年の中越地震、そして未曾有の
2011 年東日本大震災。すべてを飲み込む自然の猛威に圧倒されながら
1
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
も、人々は支えあい励ましあい、決してめげることはありませんでした。被災地におけるコミュニケーシ
ョンのあり方は、平穏時のそれとは異なるもので、何が人を支えるのか、改めて考え直す機会ともなりまし
た。明日は全てがゼロになる可能性を、絵空事ではなく現実に起こりうる身近なものとして体感したからこ
そ、コミュニケーション教育の重要性を再認識することもできました。そういう東北に住む皆さんだからこ
そできるコミュニケーション教育があると思います。これからも、皆さんがこれまで以上に協力し合い、東
北から発信できるメッセージを世界に広げていって頂きたいと切に願っております。
もちろん、試練に耐えたのは教員だけではありません。学生達もまた苦しさや悲しさに打ちひしがれまい
と必死に頑張りました。この春「時々ふっとわけもなく悲しくなる」とアンケートに書いてくれた学生もい
ました。心の傷は 1 年や 2 年では消えないのです。しかし、私が出会った東北の学生達は、まっすぐで素直、
そして向上心の高い若者ばかりでした。先日、私の部屋で学生とお別れ会をした時のことです。どんな話を
するのやらと思っていましたら、ソファーの真ん中に陣取った 4 年生を 2 年生が囲んで、卒業論文集につい
て大騒ぎしているのです。先輩は、それを完成させるまでの過程で作ったアウトラインの全てを誇らしげに
見せながら、私が入れた朱筆について解説をしているではありませんか。そして、後輩たちは「私たちも、
そういうの、やりたかった!!」と羨望の眼差しで熱心に聴いているのです。しかも、この 4 年生達は、予
算の関係で「ゼミ非開講」とされてしまった悲運を諸共せず、
「自主ゼミ」を嘆願し、研究発表だけでなく論
文も書くと言って頑張ったのです。単位はもらえないというのに、です。そうして遂に纏め上げた自分達の
手作り論文集には、目次もちゃんとついて、最後に「贈る言葉」の章も入れられていました。
その光景を眺めながら、こうした自己成長を望む高い志を持った学生達を、CAJ 東北支部のメンバーに託
したいと思いました。教員のキャリアには、授業だけでなく、研究も、委員会も含まれます。そして、政治
もつきものです。思い通りにならないこと、どんなに頑張っても伝わらないこともあります。しかし、やは
り、コミュニケーションは続けなければなりません。ニーチエの言うように「未確定動物」である人間は、
コミュニケーションを通して生きる術を学んでいく生き物だからです。私は、果たすべき役割を終えて教育
現場から去って行きますが、これからさらなる研鑽を積んでいかれる皆様に、素晴らしい東北の若者達を預
けます。どうか、彼らが、自分の人生を自らの頭で考え、行動し、結果に責任をとって力強く生きられるよ
う、力を貸してあげて下さい。
そして最後に。皆さんに感謝の言葉を贈ります。公私
に渡って、これまで誠実さと優しさを持ってお付き合い
下さいまして、本当に有難うございました。私の新しい
旅は決して暗いものではありません。皆さんと共に泣き
笑った大切な時間をアルバムにして、苦しい時はそのペ
ージをめくり勇気をもらいながら、頑張って行きます。
CAJ 東北メンバーは最高です!!
皆さんの若い力で
これからも活動を継続していって下さい。会えなくなっ
ても遠くイルカ星から皆さんのことを力いっぱい応援し
ています!!
2
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
藏元
礼子先生へのメッセージ
支部長 小林 葉子(岩手大学)
コミュニケーション学者・藏元礼子先生は決して現実を言い訳にしませんでした。コミュニケーション学に冷
たい学内環境と、内向的と言われる東北の学生を相手に、どれだけ多くの学生たちを「コミュニケーション学専
攻学生」として成長させていらしたことでしょう。2012 年 10 月 21 日 (土)、青森市での研究大会シンポジウ
ムに参加してくれた旧・現藏元ゼミ学生たちはまさに、藏元先生の指導力の実物証拠でした。
「すごい、これが本
当のコミュニケーション学専門家ができる指導なのだ」
、と感じ入りました。と同時に、
「そうなのだろうか、こ
れは藏元礼子という人物だからこそ成せる結果なのではないか」
、という疑問が、先生にお会いする度に湧いてき
ました。その疑問を探究し続けようと、藏元先生にまた次にお会いする機会がいつも楽しみでした。
その藏元先生が大学を早期退職なさることをお聞きしたのは、去年 12 月上旬でした。その日は学内業務でば
たばたしていて、夜7時を過ぎようやくのろのろと帰宅準備を仕掛けた頃でした。ショックで、時間が止まった
ように感じ、藏元先生の笑顔と、ああ、どうしよう、どうしよう、という思いが頭の中をぐるぐる駆け巡りまし
た。藏元先生は、2012 年 10 月の研究大会を最後の支部活動になさるおつもりだったのだ、とその時知りまし
た。でも、それを許さず、2013 年 3 月 2 日支部研究会の日、仙台に引っ張り出し、いつもの溢れんばかりの
笑顔と、暖かく、腹の底を突く重い言葉を頂きました。そして、今回のニューズレターも、発行を3月に延期し、
これまた強引に、先生よりお言葉を頂きました。すべて、先生からの、大切なお時間、大切なお心、大切な贈り
物です。
我々ができること・すべきことは、今後とも先生との心のつながりを大切に、先生の存在の大きさを噛みしめ
ながら、先生がコミュニケーション学者として大切になさってきた東北支部を、会員一同で盛り立てていくこと
ですね。先生をがっかりさせることなど絶対にないように。
川内 規会(青森県立保健大学)
礼子先生とは、13 年にわたり同じ学会員、同じ青森住民としてご一緒させていただきました。その間、先生
の言動を通して人生を学び、人との関わりや温かさを学んだように思います。青森公立大学と青森県立保健大学
の両大学を結ぶランチタイムや、忘年会に新年会、激励会に慰労会といろいろ理由をつけて楽しんできた食事会、
国内を渡り歩いた学会への旅など公私ともにお世話になりましたが、どれも人生の大切な思い出です。
礼子先生は、学生のそれぞれの個性を捉えてコミュニケーションの力を引き出そうとする、理論だけではない
実践の伴ったコミュニケーション学の先生でした。今さらながら礼子先生の存在の大きさを感じています。また、
教わった学生にとっても同じだと思います。鹿児島に戻られた後も、東北の私たちを応援していてください。そ
して、喝を入れ続けてください。今まで本当にありがとうございました。
會澤 まりえ(尚絅学院大学)
アメリカ滞在経験が長く、イルカ好きで、それでいて哲学的で美人で、蔵元先生は憧れの先輩でした。2006
〜2009 年の 4 年間、CAJ 東北支部長を務めて下さってありがとうございました。先生が支部長になって下さ
ってから、支部会員も徐々に増えていったと思います。在任中には、必ずしもご体調がすぐれない時もあったか
と推察致しますが、いつも先生は研究や学問に真摯な態度で取り組まれていたことが強く印象に残っています。
東北の最北端の青森で、キラキラ光る存在として、数々の研究会を主催していただきましたことに、心よりお礼
を申し上げます。
3
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
市島 清貴(新潟経営大学)
今年でご退職されるとお聞きしました。長い間本当にお疲れ様でした。CAJ 東北支部の看板娘がお辞めになる
なんて、寂しくてなりません。蔵元先生はお人柄はもちろん時々話される青森弁も魅力的で、いつも心地よく聞
いておりました。先生の求心力で支部は結束していただけに、何とも残念です。もっともっと、いろんなことを
教えて頂ければよかった…。
さらに、学者としての先生の素晴らしさは、難しい学問を研究されている時でも、頭の中は学生さんのために
はどうすれば一番良いのか、ということを常に考えてこられたことだと思います。我々若手には優しく、自分に
は厳しい、人間味溢れる尊敬する先生です。
これからは、新たな場所で先生の能力と魅力を発揮され、充実した日々を送られることをお祈りしております。
大変御世話になりました。Good luck!
関
久美子 (新潟青陵大学短期大学部)
蔵元先生、長い間この東北支部を支えてきてくださり、本当にありがとうございました。支部の研究会ではい
つも、先生の哲学的考察から新たなものの見方を学び、青森弁を交えたユーモアで沢山笑わせてもらいました。
そしてすべてを包み込むような先生の深く大きな人間性から「人としてこうありたい」という人生の目標をいた
だきました。私は東北支部の歴史の中、半分ほどしか先生とご一緒できませんでしたが、先生から学んだもの、
頂いたものをこれからも大切にしていきたいと思います。先生が去られた後の支部は、おそらく大きな穴がぽっ
かりと空いたようになってしまうかもしれませんが、今後は残ったメンバーでしっかりとその穴を埋められるよ
う、研究に、教育に、そしていち人として精進していきますので、どうぞこれからもこの東北支部を見守ってい
ってください。近いうちに我々が先生の故郷である鹿児島に押しかけます。次回は鹿児島でお会いしましょう。
その日を楽しみにしております。
石橋 嘉一(山形大学)
長年 CAJ の運営と、コミュニケーション教育・研究へのご尽力、お疲れ様でした。先生がご退職
なさなることは全く知りませんでした。これから教育や研究について、先生ともっとお話ししたいと
思っていた矢先なので、とても残念です。私は特に蔵元先生の「教育に対する熱意」を見習って、こ
れからも頑張っていきたいと思っていました。今後ともコミュニケーション研究者として、人生の先
輩として、是非ご指導願います!
五十嵐 紀子(新潟医療福祉大学)
先生はよく、CAJ 東北支部に入ったことで日本のコミュニケーション研究界での居場所が見つかったとおっし
ゃっていましたが、逆ですよ。先生がいらっしゃったからこそ、皆の居場所ができたのです。正直なところ、先
生が CAJ を離れるという現実に先日の研究会で向き合い、その寂しさに打ちひしがれ、弱音しか出て来ないと
ころです。ぽっかり大きな穴が空いたような…。でも、穴が空いたらそこを埋めようとする力強さを先生は教え
て下さいました。穴が空いたと嘆くのではなく、仲間と支え合いながらそこに種を植えて美しい花に育てていき
たいと思います。
先生には、CAJ で出会ってから公私に渡り、常に優しく寄り添っていただき、多くの変化があった私の 30 代
は蔵元先生なしではストーリーが完成しません。青森と新潟の物理的な隔たりは電車で 6 時間…と確かにありま
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CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
したが、心の交流には距離は関係ない、と今胸を張って言うことができます。ですから、先生が本州から離れよ
うとも、イルカ星に行かれようとも関係ありませんよ!どこまでも、私の心の片割れは先生と共に、先生の心は
私と共に。どんな人生を歩むかは自分が決めること、そんな当たり前のことを身をもって示して下さっている先
生の背中をこれからも見ながら、私も毎日毎日を大事に生きていきます。これまでありがとうございました。こ
れからもよろしくお願いします。
第 13 回東北支部研究大会
報告
2012 年 10 月 20 日に、青森市にある青森県観光物産館ア
スパムにて、第 13 回東北支部研究大会が開催されました。晴
れ渡った空に眼下に広がるキラキラ光る海はとても開放的で美
しく、そのような会場でのディスカッションは大変盛り上がり
ました。研究発表 3 件と中学校、高等学校の先生方に学術局か
ら吉武先生を迎え、参加者全員によるオープンディスカッショ
ンが行われました。東北支部の大会ではありますが、九州から
宮原会長と吉武先生、関東から内田先生をお迎えし、規模は小
さいですが、全国規模の(矛盾…?)研究大会となりました。
研究発表①
「大学生の英語授業にラボ・ライブラリーを導入する意義」内田
加奈美(麗澤大学/関東支部)
研究発表②
「学生による授業評価を考える
~不満を語ることの意味~」五十嵐
紀子 (新潟医療福祉大学)
研究発表③
「在住外国人の使用言語から捉える医療者とのコミュニケ―ション課題―医療通訳の可能性を考え
ながらー」
川内
規会、山田
真司(青森県立保健大学)
「教育現場のコミュニケーション問題と対策:中高大の教員によるオープン・ディスカッション」
話題提供者
野呂
宜史(外ヶ浜町立平舘中学校)
木村
育(青森県立六ヶ所高等学校)
藏元
礼子(青森公立大学)
吉武
正樹(学術局・福岡教育大学)
中学校教員の野呂先生は、全体の中で「折
り合いをつける」とはどういうことなのかを
考えさせるような特別活動での取り組みについて紹介して下さり、「知らない人がいても通用する力」
といった子どもたちにも分かりやすい、シンプルで達成の見通しがたつ目標を立てることの重要性を
指摘されました。高等学校教員の木村先生は、生徒たちには外の世界に触れて視野を広めてほしいと
願うが、生徒の 6 割は地元の原燃で働くことを希望し、極めて内向きであることをお話し下さりまし
た。人懐っこくはあるけれども内向きなので、自分の話したいことしか話さないという現代の若者に
見られる共通の問題についての議論に発展しました。学術局の吉武先生は、生徒たちは受け身である
ことに慣れ過ぎているために、例え「コミュニケーション活動」として何かの発表をしたとしても、
5
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
話すという既成事実を作っただけで満足してしまい、本当のコミュニカティブな学びにはなっていな
いのでは、と指摘されました。
「コミュニケーションする」ということのみに目を向けるのではなく、
コミュニケーションによってもたらされる作用にもっと目を向けるようなコミュニケーション教育が
必要であるという議論に発展し、さらに、大会運営スタッフとして参加していた蔵元先生のゼミ生の
学生さんたちの意見も聞くことができました。様々な立場からコミュニケーションに向き合う日常を
皆で整理し、何が問題なのかを皆でじっくり議論する時間を持てたことは、まさに、今回の大会テー
マである「これからのコミュニケーション」を明日から実践していく大きな原動力になりました。
2012 年度 定例研究会 報告
2013 年 3 月 2 日(土)に仙台青葉カルチ
ャーセンターにて、2012 年度定例研究会が開
催されました。これまでの研究発表にとどまら
ず、実践報告や学会報告といった、幅広い情報
交換がなされましたが、不思議と全ての発表が
ひとつの道筋に沿って凝縮されたかのような密
度の濃いディスカッションとなりました。今回
は、蔵元先生が参加される最後の会となりまし
たが、これからも支部会員同士の絆をさらに深
めて、頑張っていかなければならないと決意を
新たにした研究会でした。これまで、絆の中心
にいらっしゃった蔵元先生に感謝の意を込め、
支部より記念品を贈りました。写真の蔵元先生
の前に写っているのが記念品の花瓶です。お花の好きな蔵元先生が、この花瓶に季節の花を生けなが
ら、我々をいつも近くに感じていただけたら…という想いで。
【実践報告】田島弘司(上越教育大学)
「震災復興を担う中核的人材育成「いわて高等教育コンソーシアム」特別講義「絆・仲間作り」を
6
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
担当して」
【実践報告】石橋嘉一(山形大学)
「産業界のニーズに対応したコミュニケーション教育の改善と充実体制整備」
【学会報告】會澤まりえ(尚絅学院大学)
「第4回ヨーロッパコミュニケーション国際会議(ECREA2012)に参加して」
【研究発表】會澤まりえ(尚絅学院大学)
「クールジャパン現象の中のコスプレ」
【研究発表】五十嵐紀子(新潟医療福祉大学)、関久美子(新潟青陵大学短期大学部)
「介護施設職員と実習生のコミュニケーション観」
【学会報告/研究発表】川内規会(青森県立保健大学)
「医療分野のコミュニケーション傾向とその特殊性-社会が求める医療従事者の態度と期待」
2012 年度支部総会議事録
1.日時:2012 年 10 月 3 日(土)
2.場所:青森市 観光物産館アスパム 会議室「津軽」
3.出席者:五十嵐紀子、石橋嘉一、川内規会、藏元礼子、小林葉子、関久美子、Anthony Rausch
(7 名 50 音順)
4.議事
① 2011 年度決算、2012 年度予算
資料に基づき、2011 年度会計の会計監査報告がなされた。2012 年度の予算案についても、承認された。
なお、20 周年記念誌にかかる費用は 2013 年度の予算で執行する。
② 20 周年記念誌について
論文集とする提案があったが、時間的制約に鑑み断念した。今後、別企画として支部会員の研究・教育活動
を紹介するような論文を HP に掲載する形を検討していくこととした。
11 月末を期日とし、原稿執筆依頼をする。次回の年次大会の際、理事に配布、見本を会場資料コーナーに
置けるような編集スケジュールで進める。
④ HP、ブログについて
アクセス状況:9月 196、10月14日まで27
複数の会員が HP、ブログの更新ができるよう体制を整えることとなった。
⑤ 定例研究会について
全会員にとっての交通負担を考え、従来通り「場所は仙台、時期は3月」とすることとした。ただし、これ
までのように宮曽根先生に会場の確保を一任することはやめ、それ以外の会員が施設の選択・予約・セッテ
ィングが出来るよう、予約する施設の選択肢の幅を広げることとした。
⑥ 翌年の支部研究大会について
時期は 10 月頃で、会場を山形大学を候補とすることとした。
⑦ 本部 NL について
支部としては、紙媒体と電子媒体の両方が良いとの意見でまとまった。
支部会議 議事録
1.日時:2013 年 2 日(土)
2.場所:仙台市 仙台青葉カルチャーセンター 404 会議室
3.出席者:會澤まりえ、五十嵐紀子、石橋嘉一、川内規会、藏元礼子、小林葉子、関久美子、田島弘司
(8名 50 音順)
4.議事
① 2013 年度予算について
ここ数年は支部運営費に余裕があったため、研究大会と支部研究会参加費は無料で運営してきた。しかし『東
北支部20周年記念集』発行予算に余力予算を使ってしまうこととなる。よって、余力が回復するまでの間、
研究大会参加費・千円、支部研究会参加費・5百円を東北会員にはご負担して頂くこととした。なお、非東
北支部会員の場合は引き続き無料とする。今回の会議を踏まえて作成した予算案を再度6月の支部会議にて
審議する。
② 20 周年記念誌について
7
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
原稿はほぼ出そろったが、過去の写真が不足しているので提供が呼び掛けられた。編集がほぼ完了した段階
で、執筆した支部会員は、自身が執筆した箇所を中心に校正を行うこととした。
③ 人事
現副支部長・藏元礼子先生が 2013 年 3 月末でのご退職にともない CAJ からも退会されることとなった。
2013 年 4 月からの新副支部長には、川内規会先生にお願いすることが、満場一致で決定した。
2013 年 4 月~2014 年 9 月末までの東北支部運営体制:支部長(小林葉子)、副支部長(川内規会)、
ニューズレター・発行物(五十嵐紀子)、会計(関久美子)、会計監査(市島清貴)、ホームページ・ブロ
グ(青田美香+関・小林)
2014 年 6 月の年次大会場での支部会議、または 10 月の支部研究大会での支部総会で新体制について決
定することとした。
④ 第 14 回支部研究大会について
山形大学・石橋嘉一先生のご協力を仰ぎ、山形市内にて開催することとした。なお、予算の関係上、数万円
以上の謝礼をお渡しする講演会等の計画はしないこととした。日程は、2013 年 4 月以降調整することと
なった。
日本コミュニケーション学会東北支部決算書
2011年度(2011年6月1日~2012年5月31日)
2012/6/1
<収入の部>
項目
前年度繰越金
支部活動助成金
支部大会関係費
大会参加費
補助金費
小計
研究会参加費
その他
合計
予算
231,549
60,000
0
0
0
0
30
291,579
決算
決算-予算
231,549
60,000
0
0
0
0
22
通帳利息
291,571
8
備考
予算
10,000
6,000
30,000
10,000
6,000
6,000
12,000
30,000
110,000
2,000
10,000
2,500
14,500
5,000
5,000
10,000
10,000
10,000
5,000
3,000
18,000
5,000
124,079
291,579
決算
決算ー予算
備考
1,428
△ 8,572 プログラム関係(宛名ラベル、封筒など)
1,920
△ 4,080 プログラム郵送
7,775 △ 22,225
0 △ 10,000
0
△ 6,000
2,193
△ 3,807
0 △ 12,000
0 △ 30,000
13,316 △ 96,684
0
△ 2,000
0 △ 10,000
0
△ 2,500
0 △ 14,500
4,816
△ 184
6,165
1,165 宛名ラベル、カラー用紙
10,981
981
3,605
△ 6,395 ブログサーバー年間レンタル料
0 △ 10,000 文具、封筒、各種用紙
630
△ 4,370 事務連絡、振り込み手数料
0
△ 3,000
630 △ 17,370
0
△ 5,000
263,039
138,960
291,571
△8
<支出の部>
項目
支部大会関係費
研究会関係費
ニューズレター関係費
HP関係費
事務費
予備費
次年度繰越金
合計
プログラム等作成費
通信費
会場使用料
会場設営費
印刷費
茶菓代
人件費
その他
小計
通信費
会場使用料
茶菓代
小計
郵送代
事務費
小計
文具
通信費
印刷費
小計
2011年度の決算について、適正に処理されていることを報告いたします。
8
監事 市島清貴
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
日本コミュニケーション学会東北支部予算書
2012年度(2012年6月1日~2013年5月31日)
2012/6/1
<収入の部>
項目
前年度繰越金
支部活動助成金
支部大会関係費
研究会参加費
その他
合計
大会参加費
補助金費
小計
2011
予算
231,549
60,000
0
0
0
0
30
291,579
2012
予算増減
備考
予算
2010-2009
263,039
31,490
60,000
0
大会参加費は無料
0
0
0
研究会参加費は無料
30
利息
323,069
31,490
<支出の部>
項目
支部大会関係費
研究会関係費
ニューズレター関係費
HP関係費
事務費
予備費
次年度繰越金
合計
2011年度
予算
プログラム等作成費 10,000
通信費
6,000
会場使用料
30,000
会場設営費
10,000
謝礼
0
印刷費
6,000
茶菓代
6,000
人件費
12,000
その他
30,000
小計
110,000
通信費
2,000
会場使用料
10,000
茶菓代
2,500
小計
14,500
郵送代
5,000
事務費
5,000
小計
10,000
10,000
文具
10,000
通信費
5,000
印刷費
3,000
小計
18,000
5,000
124,079
291,579
2012
予算増減
備考
予算
2011-2010
10,000
プログラム関係(宛名ラベル、封筒など)
6,000
プログラム郵送
30,000
10,000
30,000
30,000 シンポジスト交通費
6,000
コピーカードなど
6,000
12,000
学生バイト代4,000×3
30,000
シンポジスト駐車場代
140,000
30,000
2,000
10,000
2,500
14,500
10,000
5,000 10,000円に増額
10,000
5,000 10,000円に増額
20,000
10,000
10,000
ブログ年間レンタル代
10,000
文具、封筒、各種用紙
5,000
事務連絡、振り込み手数料
3,000
18,000
5,000
115,569
△ 8,510
323,069
31,490
9
CAJ Tohoku Chapter Newsletter vol. 20 March, 2013
第 14 回東北支部研究大会
プチアナウンス
2013 年度の第 14 回東北支部研究大会は、山形大学の石橋嘉一先生のご協力により、山形での開
催が決定しました。会場については交通の便が良い駅前などを検討中です。
「先生方に研究・日本酒・
温泉を楽しんでいただけるようにしっかりと対応しなければ!」と石橋先生は気を引き締めて(?)
いらっしゃいます。
「是非立ち寄っていただきたい場所」をいち早くお知らせいただきました。なんと
もありがたい情報です。
①蔵王温泉大露天風呂(紅葉)
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Yamagata01.htm
②山寺(紅葉)
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/djst/ymdr/#l01
③やまがたまるごと館 紅の蔵 (土産屋、農協直売所、地元の食材を使った洋食屋)
http://www.beninokura.com/
③庄司屋(蕎麦)
http://www.shojiya.jp/
日程はまだ確定していませんが、定例の秋開催、ちょうど美しい紅葉が楽しめる頃かもしれません。
初の山形開催、楽しみですね。
テーマは現在検討中です。昨年、一昨年は「これからのコミュニケーション」でした。個人的には、
ずっとこれでも良いのでは・・・とも思いますが。
皆さん、研究発表にもふるってご応募ください。
編集後記
発行
日本コミュニケーション学会
東北支部
〒950-3198
新潟市北区島見町 1398
新潟医療福祉大学 五十嵐紀子
本来 2 月に発行予定のニューズレターですが、3 月
2 日の研究会のこと、蔵元先生への皆のメッセージを
載せてお届けしたい、という思いから、1カ月遅らせ
ての発行となりました。メッセージの取りまとめをし
つつ、自分の原稿も書いて準備をしていたところ、関
先生から届いたメッセージと私の原稿に「ぽっかり穴
が空く」という酷似した表現が(!)
・・・仲良しすぎ
て出てくることばも似てしまうのかもしれませんが、
「心に穴が空く」というのはこんな時なのだなぁ、と
しみじみ感じているところです。蔵元先生には、名誉
支部会員として(今、僭越ながら私が任命しました)
これからもニューズレターを送り続けたいと思いま
す。迷惑がられるくらい、愛とパワーみなぎる東北支
部のニュースをお送りできるよう、日々頑張らねば…
と気持を新たにしております。
E-mail: [email protected]
Tel: 025-257-4673 Fax: 025-257-4673
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五十嵐紀子(新潟医療福祉大学)