4-(2)-5 日系人 Training Program for Teachers of the Japanese

4-(2)-5 日系人
Training Program for Teachers of the Japanese Language (for Japanese descendants)
プログラムの目的
日系人日本語教育機関の日本語教師として、2 年以上の経験を持つ日系人日本語教師の知識と技能を拡
充することにより、中南米地域の日系社会における日本語教育の質的改善・充実につなげ、日本語教育の
継続と学習者増を促す。
プログラムの内容
約 2 か月間、日本語、日本語教授法及び日本事情の集中研修を行う。
基本条件
(1) 対象地域:アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、メキシコ、パラグアイ、
ペルー、キューバ、ウルグアイ、ベネズエラ
(2) 実施形態:海外公募(定形申請書 NC-NJT)
(3) 申請資格:
(1)の対象地域で日系人子弟を対象とする日本語教育機関が申請する。(個人申請は受け付けない。)また、
研修に参加できる者は、次の要件を満たしていなければならない。
ア
申請機関と雇用関係にある日本語教師で、帰国後も当該機関で引き続き勤務することが決定しているこ
と。なお、現在学生の者や、日本語教師として教育実習中の者は対象とせず、常勤講師を優先する。
イ
平成 24(2012)年 8 月 1 日現在、2 年以上日本語を教授した経歴を持っていること。ただし、個人教授期
間は含まない。
ウ
平成 19(2007)年 8 月から平成 24(2012)年 8 月 1 日までに国際交流基金、日本の大学等において 2 か
月以上継続して日本語教師研修(海外日本語教師研修<短期>を含む。)を受講していないこと。
エ
日本語能力試験 N2(旧日本語能力試験 2 級)程度以上の日本語能力(日本語能力試験の各レベルの
認定はⅡ-18 ページ参照)を有していること。
オ
平成 24(2012)年 8 月 1 日現在、満 55 歳以下であること。
カ
日本、又は上記(1)の対象地域の国の国籍を有し、生活の基盤が同地域にあること。
キ
日本からの海外移住者又はその子孫(概ね日系 3 世まで)であること。
ク
心身ともに健康であること。
(4) 申請締切: 平成 24(2012)年 8 月 1 日。在外にてとりまとめの上、平成 24(2012)年 10 月 1 日までに
日本語国際センター必着。
(5) 結果通知: 平成 24(2012)年 10 月上旬に発出予定
経費負担
(1) 居住地最寄り国際空港からの往復航空券(原則としてディスカウントエコノミークラス)及び出国税・空港
利用税、研修補助費(来日中の自主研修に必要な公共交通機関の交通費及び通信費等を現物で支給)。
(2) 日本語国際センター内の宿舎(シングルルーム)
(3) 食事(一部は現金支給)
(4) 研修に参加するための必要経費(教材費等)
(5) 研修参加に必要な期間中の疾病及び傷害に対する海外旅行保険の付与(補償額の上限あり。既往症
や歯科治療等は当該保険の適用対象外)
Ⅱ- 1
実施過程
送
る
送
る
① 募集:日本語教育機関・関係機関にガイドライン、申請書等を配布する。
② 申請者は個人でなく機関であるので、申請書には申請機関の責任者の署名が必要である。
③ 申請書を平成 24(2012)年 8 月 1 日までに受理し、評価・所見を添付し、平成 24(2012)年 8 月 15 日まで
に日本語国際センター必着。
④ 決定者に対し、「招へい状」、「参加受諾書」、「健康診断書」等を送付する。
⑤ 締切日までに「参加受諾書」等を提出。
⑥ 健康診断書の診断結果により、研修への参加が困難な状態にあると判断される場合は決定通知を取り
消すことがある。
⑦ 研修期間にあわせて訪日・離日のフライト便を指定の上、在外気付で E メール添付等により E チケットを
送付(E チケット発券ができない国については別途連絡)。個人都合によるフライトの変更は不可(航空券
本人負担の場合を除く)。
選考方針
申請資格を満たしている候補者に対して、研修の 1)必要性、2)有効性、3)効率性の 3 つの観点から審査。
1)に関しては、当該国での日本語教授研修の重要性、また基金の日本語事業計画を実施する上での必要
性等の点から評価し、2)は申請者個人の教授ポジション(専任/非専任)、学内外での影響力等によって審
査する。3)に関しては、申請者本人の日本語運用能力、教授経験、日本での学習歴、作文能力等から研修
の効率性を審査する。
Ⅱ- 2
留意点
(1) 本研修は日本語国際センターが定めた研修日程とカリキュラムに基づいて、自由時間を除きすべてグ
ループ活動として実施されるので、私的理由に基づく自由行動、あるいは本件来日を利用して他の目的
で日本に滞在することは認めない。なお、研修期間中は、日本語国際センターの宿舎に宿泊する。
(2) 日系人の子弟に対する、日系人としてのアイデンティティ向上を主な目的とした継承教育に係る研修に
ついては、JICA のプログラムも勘案して申請すること。
(3) 研修期間の開始以前の来日や来日途中の立ち寄りは認められない。また、研修期間中に、一時帰国や
第三国への旅行を行うことはできない。日本語国際センターが滞在延長を承認した場合を除き、研修期
間が終了次第、直ちに帰国しなければならない。
(4) 在外が記入する申請一覧表には、推薦順位とその推薦理由を具体的に記入すること。また、特に推薦
順位を付ける必要がない場合には、推薦順位記入欄は空白とすること。推薦理由が記入されておらず、
推薦順位のみが記入されている場合には選考の参考にできないので注意すること。
備考
(1) 担当部署:日本語国際センター教師研修チーム
(2) 年間採用件数: 12 名程度
Ⅱ- 3