December 2015. 記者発表会号ジュエリー・アーティスト・ジャパン通信 JAJ 発行人ジュエリー・アーティスト・ジャパン米井　亜紀子〒156-0055 世田谷区船橋 1-14-12 シンコーストゥディオ内 Web: www.jewelryaj.org Mail: [email protected] 記者発表会 JAJ の活動報告および今後の展望 2015 年 11 月 30 日開催場所：東洋文庫ミュージアム 2015 年 11 月 30 日、駒込にある東洋文庫ミュージアム・講演室でジュエリー・アーティスト・ジャパン（JAJ）の活動報告発表をいたしました。JAJ はジュエリーアーティスト・クラフトマン等の若手の活動と支援を主な目的とした、ジュエリークリエーターのためのコミュニティーです。当日は、大使館、ジュエリーデザイナー協会、クラフトマンの団体、その他 NPO 法人の方々からお話を頂戴いたしました。加えて JAJ の活動報告および、今後の活動の展望をお話しさせて頂きました。東洋文庫ミュージアム JAJ の活動に関して活動報告（以下米井よりの活動報告ならびに、今後の活動の展開の抜粋）【１】日本のジュエリー製作は江戸時代の金工師から始まった明治維新、廃刀令の施行と同時に各大名が抱えていた優秀な刀剣金工師たちが仕事を失いました。そして彼らはジュエリー製作の道へ進んだという歴史があります。その時代の日本の金工師たちの仕事は世界レベルから見ても超絶技巧的であり、さらに彼らはアーティストでした。刀の目貫（刀もち手のところの小さな金具）の打ち出し技法。江戸時代からの鏨（たがね）を引き継いで使っている職人も。【２】若手ジュエリーアーティスト・クラフトマンの活動支援現在は、若手ジュエリークリエーター向けにセミナーの開催、FB グループでの情報交換を中心に活動しています。セミナーは毎回、もの造りをしたくてたまらない人間たちの情熱であふれています。【3】登壇者ご紹介日本ジュエリーデザイナー協会関根正文様ジュエリー製造団体等協議会川崎猛様コンテンポラリージュエリー、メタルクラフトのアーティストのお話をしていただきました。今の日本のジュエリーの職人の現状についてお話いただきました。 JAJ/ シンコーストゥディオ代表米井バーレーン王国大使館村越一夫様 JAJ の活動報告をさせて頂きました。バーレーンの紹介と JAJ とのつながりについてお話いただきました。シャイン・オン！キッズ Cassie Easter 様小児がん、重い病気の子供たちとその家族を支援する NPO 法人。その活動内容。および若い和彫り職人の技術を生かしたチャームの製作などについてお話しいただきました。【4】日本のジュエリーアーティストの秀でた才能を生かし、日本のジュエリーを海外へ日本のアーティストの創造力は素晴らしく、多くのコンテンポラリージュエリーのアーティスト達が海外でも認められています。また、日本のクラフトマンの上質な仕事、その背景にはしっかりした JAPAN クオリティがあります。この両者を組み合わせ、一般消費者が買いやすい作品と仕組み作りを考えていきます。更に海外への展開も視野にいれています。日本のコンテンポラリージュエリーのアーティスト、シンコーストゥディオの作品が展示されました。小林京和岩田広己シンコーストゥディオ【5】クリエイティブな感性と本物の仕事が担うソーシャルデザイン JAJ の活動は、私たちジュエリーを造る側が、物を造ることによって何が社会にできるだろうか？という問いを常に考えていきます。ジュエリーといえば、富と名誉の象徴とされてきました。しかし、今必要とされているのはそういった位置づけでしょうか？翻って、「人が苦しいときや心折れそうなときに、人生に寄り添える。」そういう役割こそ、今ジュエリーが担うべき責務であるような気がしています。身につける人が何かしら心の支えとなるジュエリー、それをブランディングすることによって、アーティストやクラフトマンの仕事が生まれていく。買う人 - 造る人 - 売る人そのいずれもが納得できる構造を作りだすことを願って JAJ は活動していきます。【この記事に関する連絡先】ジュエリー・アーティスト・ジャパンシンコーストゥディオ〒156-0055 東京都世田谷区船橋 1-14-12 シンコーストゥディオ内 TEL：03-3429-8077 ／FAX：03-3429-8092 E-mail：[email protected] ／ HP：www.jewelryaj.org/ ひたむきに生きる人のためにアート＆クラフトマンジュエリー JAJ の代表米井がプロジュースするジュエリーコレクション www.shinkostudio.com/