27年度大学院案内 (Page 41)

平成
年度
27
芸術研究科 博士課程
︹前期・後期︺
大学院の教育目的・教育課程編成方針・学位授与方針
1.教育目的(人材育成方針)
本学大学院は、学部における一般的及び専門的教養の基礎の上に、美及び芸術の理論並びに制作等を教授研究
し、その深奥を究めるとともに、高度の美及び芸術理論とその制作等に裏づけられた人材を養成し、広く社会に
貢献することを目的とする。
【博士課程前期課程】
広い視野に立って精深な学識を授け鋭い芸術的感性を養い、美及び芸術における理論研究と芸術制作等の能
力を錬磨し高度の専門性を備えた研究者、実務専門家及び芸術家を育成することを目的とする。
【博士課程後期課程】
美及び芸術の理論と芸術の制作等に関する専門家として自立して研究や制作の活動を行うのに必要な高度な能
力及びその基礎となる豊かな学識、さらには、専攻分野における研究や制作の指導能力を養うことを目的とする。
2.教育課程編成方針(カリキュラムポリシー)
建学の精神をふまえた「芸術全領域における芸術創造と芸術理論研究の追究及び統合」を図るため、博士課程
前期課程に「芸術制作専攻」及び「芸術文化学専攻」、そして博士課程後期課程に「芸術専攻」を設置し、相互の啓
発的な緊張関係の維持と連携を推進する。
教育課程の編成においては、各々の専門研究領域を軸としつつ領域間あるいは専攻間の横断的な科目履修を奨
励し、高度な芸術創造及び独創的創作活動が可能となるよう配慮する。
3.学位授与方針(ディプロマポリシー)
芸術創造及び芸術理論研究について高度な専門性が備わり、専門家及び芸術家として自立し得る能力を学修す
ることを求める。所定必要単位数を修得した上で、研究指導教授による研究指導を得て、学位(修士・博士)論文、
学位(修士)作品を提出し、かつ審査及び最終試験に合格した者に学位を授与する。
CONTENTS
大阪芸術大学 大学院の構成 ……………………………… 1
芸術研究科 博士課程(前期)履修要項一覧
芸術制作専攻 ………………………………………………… 2
学生募集要項 芸術研究科博士課程[前期]
芸術制作専攻・芸術文化学専攻
学生募集要項 芸術研究科博士課程[後期]
芸術専攻
芸術文化学専攻 ……………………………………………… 2
芸術制作専攻/芸術文化学専攻共通 ……………………… 3
出願書類
■入学志願票・履歴書 ………………………(様式1)
芸術研究科 博士課程(後期)履修要項一覧
芸術専攻 芸術制作研究分野 ………………………………… 4
芸術専攻 芸術文化学研究分野 ……………………………… 5
■副票(A)∼入学検定料領収書(C)
■研究計画書 …………………………………(様式2)
■提出作品等添付用紙 ………………………(様式3−1)
提出作品等申告用紙 ………………………(様式3−2)
■受験曲目表(器楽志願者用)………………(様式4)
芸術研究科 博士課程 担当者
芸術制作専攻/芸術専攻・芸術制作研究分野 ……………… 6
■受験曲目表(声楽志願者用)………………(様式5)
■論文要旨 ……………………………………(様式6)
■入学資格(出願資格)審査願 ………………(様式7)
芸術文化学専攻/芸術専攻・芸術文化学研究分野 …………14
■職務内容報告書 ……………………………(様式8)
芸術制作専攻/芸術文化学専攻共通 ………………………16
■出願用封筒
Osaka University of Arts Graduate School
大阪芸術大学 大学院の構成
芸術研究科 博士課程(前期)
芸術制作専攻
絵 画
文学創作
工 芸
彫 刻
器 楽
映画・映像
デザイン
声 楽
舞 台
環境・建築
作 曲
芸術研究科 博士課程(後期)
芸術専攻
芸術制作研究分野
相互連携
大阪芸術大学
芸術学部
芸術文化学研究分野
芸術研究科 博士課程(前期)
芸術文化学専攻
芸術学
美学・芸術学
美術史学、映像学
民族芸術学
文芸学・演劇学
音楽学
環境・建築芸術学
募集定員
芸術研究科博士課程(前期)芸術制作専攻
60名
芸術研究科博士課程(前期)芸術文化学専攻
20名
芸術研究科博士課程(後期)芸術専攻
20名
1
Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程(前期)
各科目担当者につきましては、変更する可能性があります。
履修要項一覧
芸術制作専攻
平成26年度現行
研究領域
●絵画
科目名
絵画研究演習
●彫刻
彫刻研究演習
●デザイン(写真含む)
デザイン研究演習
●環境・建築
環境・建築研究演習
●工芸
工芸研究演習
●映画・映像
映画・映像研究演習
●舞台
舞台研究演習
●文学創作
文学創作研究演習
●器楽
器楽研究演習Ⅰ(ピアノ)
器楽研究演習Ⅱ(管弦打)
●声楽
声楽研究演習
●作曲
作曲研究演習
共通
制作理論演習
学位(修士)作品
配当年次
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
1
―
計
単位
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
8
2
―
18
担当教員
絹谷幸二/竹原城文/坪田政彦/村居正之/横溝秀実
小田信夫
織作峰子・高岡一彌/井上斌策・喜多俊之/高橋善丸
久保清一/福原成雄/山形政昭
市野治行/伊藤 隆/福本繁樹/山野 宏
大森一樹/原 一男
浜畑賢吉/堀内 充
宮内勝典
熊本マリ/田淵幸三/南 祐子
浅川和宏/漆原啓子/大野かおる/小川哲生/小倉貞行/神田寛明/河野文昭
呉 信一/中谷 満/東口泰之/三浦 徹/村上 哲/森下治郎
櫻井直樹/月岡卓雄/福原寿美枝/水口 聡/三原 剛
上原和夫
加治大輔/片岡 淳/笹谷純雄/重政隆文/樋口光治
(50音順)
芸術文化学専攻
平成26年度現行
研究領域
●芸術学
(美学・芸術学、美術史学、
映像学、民族芸術学)
●文芸学・演劇学
芸術学基礎演習
文芸学・演劇学研究演習
●音楽学
文芸学・演劇学基礎演習
音楽学研究演習
●環境・建築芸術学
音楽学基礎演習
環境・建築芸術学研究演習
共通
計
科目名
芸術学研究演習
環境・建築芸術学基礎演習
学位(修士)論文
配当年次
1
2
1・2
1
2
1・2
1
2
1・2
1
2
1・2
―
単位
4
4
2
4
4
2
4
4
2
4
4
2
―
10
担当教員
石井元章/井関和代/瀧本雅志/豊原正智/長野順子/山縣 煕
石井元章/豊原正智
団野恵美子/出口逸平/山縣 煕
出口逸平
芹澤尚子/前川陽郁
樋口光治
山形政昭
山形政昭
(50音順)
教育課程概要
博士課程(前期)のカリキュラムは、芸術制作専攻、芸術文化学専攻それぞれの研究領域の研究演習科目を軸に、両専攻共通の科目を設定、異なる研究領域の科目についても
履修可能な編成となっている。修業年限は2年。学生は各自が選択する研究演習科目を中心に、下記に定める履修方法にもとづいて所定の単位を修得する。各専攻の研究の
主体は学生であり、必要な研究指導を受けながら自主的に研究をすすめていく。そして、修士作品もしくは修士論文の審査および最終試験に合格した者には、修士(芸術)
もしくは修士(芸術文化学)の学位が授与される。
・芸術制作専攻 修士(芸術)
・芸術文化学専攻 修士(芸術文化学)
履修方法
〈芸術制作専攻〉
1. 1つの研究演習科目を選択し2年間継続履修し、16単位を修得しなければならない。
2. 選択した研究演習と同じ研究領域の特殊研究科目2科目8単位を修得しなければならない。
3. 制作理論演習は1科目2単位を修得しなければならない。
4. 作品研究、原典研究、特論、
プロジェクト研究演習、芸術文化研究の内から、3科目12単位を修得し、合計38単位以上修得しなければならない。
〈芸術文化学専攻〉
1. 1つの研究演習科目を選択し2年間継続履修し、8単位を修得しなければならない。
2. 選択した研究演習と同じ研究領域の基礎演習1科目2単位を修得しなければならない。
3. 作品研究、原典研究は、それぞれ1科目4単位、特論から2科目8単位を修得しなければならない。
4. 上記の他に、3科目12単位を修得し、合計38単位以上修得しなければならない。
建築士試験の大学院における実務経験の認定について
建築士法の改正にともない、建築士試験の受験資格である実務経験については、大学院における建築設計に関するインターンシップを必須として、
これと連携した授業科目
の単位取得状況に応じて、実務経験年数として算出されることになった。具体的には、
インターンシップ(14単位)およびインターンシップ関連科目(16単位)を合計して30
単位以上取得することにより、実務経験2年とみなされることになる。
2
Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程(前期)
履修要項一覧(両専攻共通)
芸術制作専攻・芸術文化学専攻
特殊研究
作品研究
原典研究
特論
科目名
絵画特殊研究Ⅰ
絵画特殊研究Ⅱ
彫刻特殊研究Ⅰ
彫刻特殊研究Ⅱ
デザイン特殊研究Ⅰ
デザイン特殊研究Ⅱ
デザイン特殊研究Ⅲ
写真特殊研究
環境特殊研究
建築特殊研究
工芸特殊研究Ⅰ
工芸特殊研究Ⅱ
工芸特殊研究Ⅲ
工芸特殊研究Ⅳ
映画・映像特殊研究Ⅰ
映画・映像特殊研究Ⅱ
舞台特殊研究Ⅰ
舞台特殊研究Ⅱ
舞台特殊研究Ⅲ
文学創作特殊研究Ⅰ
文学創作特殊研究Ⅱ
演奏特殊研究Ⅰ(協奏曲)
演奏特殊研究Ⅱ(室内楽)
演奏特殊研究Ⅲ(伴奏法)
演奏特殊研究Ⅳ(演奏解釈Ⅰ)
演奏特殊研究Ⅴ(オペラ)
演奏特殊研究Ⅵ(演奏解釈Ⅱ)
作曲特殊研究Ⅰ
作曲特殊研究Ⅱ
芸術学作品研究
文芸学作品研究
演劇学作品研究
音楽学作品研究
環境・建築芸術学作品研究
映画・映像作品研究
原典研究Ⅰ(英語)
原典研究Ⅱ(仏語)
原典研究Ⅲ(独語)
原典研究Ⅳ(伊語)
原典研究Ⅴ(古文・漢文)
美学特論
芸術学特論
美術史学特論
現代美術特論
工芸・デザイン学特論
情報芸術学特論
民族芸術学特論
映像芸術学特論
文芸学特論
演劇学特論
劇作脚本特論
音楽学特論
音楽史学特論
音楽芸術学特論
造園学特論
建築芸術学特論
建築史学特論
環境・建築経営学特論
大衆芸術特論
アニメーション特論
芸術行動学特論
計
平成26年度現行
配当年次
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
単位
担当教員
4
○竹原城文 ※丹羽洋介
4
坪田政彦
4
絹谷幸太
4
小田信夫
4
高橋善丸
4
川村眞次
4
○中川志信 ※井上斌策
4
犬伏雅一
4
福原成雄
4
田口雅一
4
田嶋悦子
4
三好正豊
4
小野山和代
4
内村由紀
4
荒川淳彦
4
中川滋弘
4
北村岳子
4
山本健翔
4
○小野隆浩 ※新田三郎
4
中沢けい
4
玉岡かおる
4
南 祐子
4
待永 望
4
安田紀子
4
○神田寛明 ※栗山和樹
4
櫻井直樹
4
大友直人
4
志村 哲
4
上原和夫
4
片岡 淳/笹谷純雄
4
○山田兼士 ※田中幸子
4
重政隆文
4
樋口光治
4
奥 佳弥
4
中川滋弘
4
重政隆文
4
前川陽郁
4
木村和実
4
石井元章
4
西岡陽子
4
加藤哲弘
4
犬伏雅一/山縣 煕 4
石井元章/河田昌之
4
加藤哲弘
4
瀧本雅志
4
市川 衛
4
井関和代
4
豊原正智
4
団野恵美子
4
出口逸平
4
西岡琢也
4
前川陽郁
4
長野順子
4
樋口光治
4
若生謙二
4
加治大輔
4
山形政昭
4
○福原成雄 ※久保清一
4
豊原正智
4
吉川幸夫
4
○下休場千秋 ※吉田憲司
20(芸術制作専攻)
28(芸術文化学専攻)
不開講科目
環境芸術学特論
生態学特論
プロジェクト研究演習
芸術文化研究
1・2
1・2
1・2
1・2
4
4
4
2
インターンシップ
建築設計研究Ⅰ
建築設計研究Ⅱ
建築設計インターンシップⅠ
建築設計インターンシップⅡ
建築設計インターンシップⅢ
建築設計インターンシップⅣ
建築設計インターンシップⅤ
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
1・2
2
2
2
2
2
2
2
○前期担当 ※後期担当
3
Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程(後期)
各科目担当者につきましては、変更する可能性があります。
履修要項一覧
芸術専攻 芸術制作研究分野
研究領域
●絵画
●彫刻
●デザイン(写真含む)
●環境・建築
●工芸
●映画・映像
●舞台
●文学創作
●器楽
科目名
絵画研究
彫刻研究
デザイン研究
環境・建築研究
工芸研究
映画・映像研究
舞台研究
文学創作研究
器楽研究Ⅰ(ピアノ)
器楽研究Ⅱ(管弦打)
●声楽
●作曲
声楽研究
作曲研究
平成26年度現行
配当年次
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
単位
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
1・2・3
2
共通
制作理論研究
相互領域研究指導
―
学位(博士)論文(研究作品含む) ―
計
不開講科目
4
プロジェクト研究
―
―
14
担当教員
絹谷幸二/村居正之/横溝秀実
小田信夫
織作峰子・高岡一彌/井上斌策・喜多俊之/高橋善丸
福原成雄/山形政昭
伊藤 隆/福本繁樹
大森一樹/原 一男
浜畑賢吉・堀内 充
宮内勝典
熊本マリ
森下治郎
櫻井直樹/水口 聡/三原 剛
上原和夫
石井元章/井関和代/芹澤尚子/団野恵美子/瀧本雅志
出口逸平/豊原正智/長野順子/山形政昭/前川陽郁
(50音順)
Osaka University of Arts Graduate School
芸術専攻 芸術文化学研究分野
研究領域
科目名
●芸術学(美学・芸術学、美術史学 芸術学研究
映像学、民族芸術学)
●文芸学・演劇学
●音楽学
●環境・建築芸術学
共通
文芸学・演劇学研究
音楽学研究
環境・建築芸術学研究
相互領域研究指導
学位(博士)論文
計
不開講科目
平成26年度現行
配当年次
1
2
3
1
2
3
1
2
3
1
2
3
―
―
単位
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
4
―
―
12
担当教員
石井元章/井関和代/瀧本雅志/豊原正智/長野順子/籔 亨/山縣 煕
団野恵美子/出口逸平/山縣 煕
芹澤尚子/前川陽郁
山形政昭
(50音順)
プロジェクト研究
教育課程概要
博士課程(後期)のカリキュラムは、2つの研究分野における研究領域それぞれの研究科目を軸に編成されている。修業年限は3年。学生は各自が選択する研究科目を中心
に、下記に定める履修方法にもとづいて所定の単位を修得する。研究の主体はあくまでも学生であり、必要な研究指導を受けながら自主的に研究をすすめていく。
そして、博士論文(研究作品、研究上演、研究演奏を含む)の審査および最終試験に合格した者には、博士(芸術)もしくは博士(芸術文化学)の学位が授与される。
・芸術専攻 芸術制作研究分野 博士(芸術)
・芸術専攻 芸術文化学研究分野 博士(芸術文化学)
履修方法
〈芸術専攻〉
1. 1つの「研究」科目を選択し3年間継続履修し、1科目12単位を修得しなければならない。
2. 芸術制作研究分野の学生は、上記の他に制作理論研究1科目2単位を修得しなければならない。
5
Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程 芸術制作専攻/芸術専攻・芸術制作研究分野
担当者
絵画
絹 谷 幸 二 ( き ぬ た に こ う じ )教授
profile ―――― 奈良市に生まれる。1968年東京藝術大学大学院卒 同校副手。
1971年イタリアベニスアカデミア留学、’
74年帰国。安井賞・独立賞・大橋賞・日本
横 溝 秀 実 ( よ こ み ぞ ひ で み )教授
profile ―――― 1974年東京藝術大学美術学部油画科卒業。1976年東京藝術大
学大学院美術研究科油画専攻修士課程終了。芸術学修士。1978年より大阪芸術大
学専任。1989年咲くやこの花賞受賞。
芸術大賞・毎日芸術賞受賞。武蔵野美術大学教授を経て東京藝術大学教授となる。長
研究分野 ―――― 近・現代絵画を中心に現代アートまで。
「アート・ナウ '80」
(兵庫
野冬期オリンピックポスター制作。東京青山劇場など多数の壁画制作。ニューヨーク、
県立近代美術館)、
「シガ・アニュアル '86」
(滋賀県立近代美術館)、
「ワイズマン・コ
バーゼル、ベニスなど内外個展多数。2001年日本芸術院賞を受け、最年少で日本芸
レクション展」
(そごう美術館 横浜)、
「絵画 1977-1987」
(国立国際美術館)、
「横
術院会員となる。評議員、
理事(飛鳥保存財団ほか多数)現在、
東京藝術大学名誉教授、
溝秀実展」
(コンテンポラリー・ アート・ギャラリー 池袋西武百貨店 東京)、
「横溝秀
大阪芸術大学学科長、独立美術協会委員。文筆多数。
実展」
(国立国際美術館)、
「ファルマコン '90」
(幕張メッセ 千葉)その他個展、
グル
研究分野 ―――― 絵画制作を通じ、創造力、個性、造形論を研究。古典アフレスコ壁画
ープ展等多数。
と現代絵画論とを双眼で見ると共に、西洋と東洋の絵画を研究。平面と立体。水と油
など反語関係にある囲いを取り、新しい造形の確立を目指す。
文化庁日本芸術院による「子ども夢・アート・アカデミー」などに参加。日本の次代
を担う子ども達をも指導。35才以下の若手芸術家を奨励育成する「絹谷幸二賞」を
創設 2009年(毎日新聞社主催・三井物産協賛)
又、作品は東京国立近代美術館はじめ多数買上げ。
竹 原 城 文 ( た け は ら し ろ ふ み )教授
彫刻
小 田 信 夫 ( お だ の ぶ お )教授
profile ―――― 1975年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。芸術学修
士(東京藝術大学)。二科会理事、全関西美術展運営委員。
1980 高村光太郎大賞展(彫刻の森美術館)
(第1回∼3回)各賞受賞。
1983 神戸具象彫刻大賞展(
‘83、
‘ 87)各賞受賞。
profile ―――― 1970年愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻卒業。1972年愛
1986 第1回ロダン大賞展(美ヶ原高原美術館)受賞。
知県立芸術大学院修了。1980年ニューヨークFIT工科大学短期留学。1987年文
1995 大阪トリエンナーレ1995−彫刻。大阪府買い上げ。
化庁芸術家在外一年派遣研修員(中国中央美術学院)。1997年北方四島ビザ無交
2003 日本の鉄道−パブリックアート大賞展((財)日本交通文化協会)受賞。
流芸術家として取材参加。2003年愛知県芸術選奨文化賞。
(第21.27.29)文化庁
2008 二科展(国立新美術館)文部科学大臣賞受賞。
現代美術選抜展。創画会会員。風景の会同人。読売賞。創画会賞(四回)。
その他受賞多数。
管楯彦賞展(市民賞)他グループ展、個展、
(松坂屋本店、銀座店)等多数開催。
1980 帝塚山学園(奈良市)。1983 近鉄堂島ビル(大阪・北区)。
研究分野 ―――― 日本画材料(和紙、絹、墨、金箔、金泥、天然岩絵の具)の伝統技術
の研究と自己表現の発展、発表は創画会展(秋春)、個展、
グループ展等に出品。
1985 インテックスオーサカ。1986 大阪市市庁舎。
1987 埼玉県日高町新庁舎(埼玉県)。1987 地下鉄御堂筋線難波駅(大阪)。
1987 ホワイティーウメダ(大阪・北区)。1988 神戸市長田区役所(神戸市)。
坪 田 政 彦 ( つ ぼ た ま さ ひ こ ) 教授
1989 大阪中央区役所、大阪北区役所。1989 大阪市立科学館。
その他パブリックコレクションを始め作品設置多数。
profile ―――― 1970年大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業。版画学会会員。
1992年ブルーメール賞。1994年クラコウ国際版画トリエンナーレ買上賞。
研究分野 ―――― 造形に於ける具象的表現の可能性をテーマとし制作によりその追
求を図るが、技法(手法)としては、モデリングをその主体とし、素材として金属を求め
研究分野 ―――― 1976年アートナウ'76(兵庫県立近代美術館)。ブラッドフォード
国際版画ビエンナーレ(イギリス)。1986年日本アートフェア(セントラル美術館)。
1990年L.A.アートフェア(アメリカ)。1993年ソウル国際版画展(韓国)。1994
年シアトルアートフェア(アメリカ)。1995年アムステルダム・ライアートフェア(オ
ランダ)。1996年日本の現代美術50人展(ナビオ美術館)。1999年現代版画21
人の方向(国立国際美術館)。2001年坪田政彦展「マイナスこそプラスの表現」。
2002年新収蔵品展(姫路市立美術館)。2004年プサン国際版画フェスティバル(プ
サンシティホール)。2004年メルボルンアートフェア(ロイヤルエキシビジョンビル
ディング)。2005年日本の現代版画特別展(ソウル)。2008年点と面の詩情3人展
(和歌山県立近代美術館)
村 居 正 之 ( む ら い ま さ ゆ き )教授
profile ―――― 京都に生まれる。1968年青塔社へ入塾、池田遙邨に師事。1989
年∼2005年岡山大学教育学部・大学院教育学研究科非常勤講師、2008年大阪芸
術大学美術学科教授。2014年大阪芸術大学美術学科学科長。1995年日展会員、
2005年日展評議員。紺綬褒章、
日展特選、
日春展会員賞、その他受賞多数。現在、日
展評議員、
日春展運営委員、
日本美術家連盟会員、京都市芸術センター理事。
研究分野 ―――― 日本画の素材、技法の理解と研究、基本技能の修練をとおして個性
的絵画表現。山種美術館賞展4回、文化庁現代美術選抜展2回、1988年日本画と現
代展、福島県立美術館。1990年日本画・現代の視角、新潟市立美術館。日本・ギリシ
ャ修好100周年、アテネオリンピック記念、郵便切手原画制作。2004年現代京都画
壇の地平、佐川美術館。2005年明日をひらく村居正之展、新見市立美術館。2007
6
年画業40年記念、
日本画の明日を拓く、東大阪市。和光ホール、全国百貨店にて個展
グループ展等多数開催。
る所に拠り、金属加工全般に研究の領域は亘る。又近年は、カービングにおいても木
を素材とし、木彫にも研究の領域を広げている。
Osaka University of Arts Graduate School
デザイン(写真含む)
井 上 斌 策 ( い の う え し ん さ く )客員教授
高 岡 一 彌 ( た か お か か ず や )客員教授
profile ―――― 1973年より東京とパリを拠点に、
フレンチヴォーグ(日本特集)の
A.Dを始めバーバリー ウイルソン、資生堂、
イプサ、
日本財団、
TBS、三越伊勢丹等の
profile ―――― 大阪芸術大学デザイン学科卒業。大手弱電メーカーのオーディオ・家
アートディレクションや様々なグラフィックデザインを手がける。。
電、瓦斯メーカー家庭用機器全般、オフィス機器&ステーショナリ、医療機器、自転車、
印刷機・NC加工機など大型産業機器、環境美化用品、大手プレハブ住宅メーカーのコ
研究分野 ――――
ンセプトハウスetc.の企画∼デザイン及び食品を中心とした企業CI・VDに於いて、通
リーズのグラフィック本を、企画刊行。
産省Gマーク、公共デザインコンペグランプリ等多数受賞。万国博パビリオン関連デ
ザイン、
シンガポール・台湾・韓国・中国等の企業指導&製品開発、ICSID世界デザイン
●
●
いのちのかたちをテーマに、内外に向けて「日本の意匠」伝統シ
社会をデザインするをコンセプトに、AIDS☆HIV、QOL、JAHDS(地雷除去)、
こどものこと(ABCTV、キッズザハート)等、社会的な資産創りのプロジェクトを展開。
会議ディレクター、
アジア太平洋デザイン会議パネラーなど国際活動も多い。経産省・
個展 ―――― 「彼方へ」直線思想と円環思想表象展、AIDS☆HIV東京エキシビジョ
総務省・地方自治体関連のデザイン委員、地場産業指導・講演多数。グッドデザイン賞
ン、
ふ・ふ・ふ「ふろしき展」他。
(Gマーク)審査委員・審査ユニット長、DAS学生デザイン賞審査委員等歴任。京都精
華大学教授。
研究分野 ―――― インダストリアルデザイン、
インテリアプロダクトデザインを中心に
エルゴノミクス、
クリティカルシンキング、MBA思考を用いたマネージメントデザイン
(MoD)
&
(MoT)、
の研究及びサニタリー・システムキッチン、
新交通システム(LRT&LRV)
等のユニバーサル・イノベーションデザイン研究。環境や時代を正確に捉える倫理視
点、時代に流されない強い理念と柔軟な創造力(デザイン)が美しい未来を創りあげ
る文化技術。現在、島根県全域に於いて、地域産業指導セミナー講演を展開中。
著書 ――――「千年」、
「万葉集」、
「かたち」、
「きんぎょ」、
「和の菓子」、
「百人一首」、
「日本の犬」、
「日本の窓」、
「日本の型紙」、
「能」、
「北斎漫画」、
「ふろしき」、
「草木写生」他。
受賞 ―――― 日本グラフィックスデザイン展金賞(New York)、
ブルノビエンナーレ
金賞、東京ADC賞、全国カレンダー展内閣総理大臣賞、
ドイツ・グルマン・ベストデザイ
ン賞、講談社出版文化賞等。
高 橋 善 丸 ( た か は し よ し ま る )教授
profile ―――― 1974年大阪芸術大学デザイン学科卒業。
(株)広告丸主宰。JAGDA、
織 作 峰 子 ( お り さ く み ね こ )教授
日本タイポグラフィ協会、
東京TDC、
NY-TDC各会員。ニューヨークADC銀賞、
特別賞。
ニューヨークフェスティバル銅賞。HKデザインアオード銀賞・銅賞。アジアグラフィッ
profile ―――― 1982年京都文教短期大学初等教育学科卒業。同年ミス・ユニバー
ス日本代表に選出。1982年大竹省二写真スタジオ入門。1985年1986年全国二
クアオード審査員賞、
日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク賞、東京ADC賞ノミネート、
他受賞多数。
科展入賞、1987年独立フリーランスとなる。2000年ウォーターフォードウエッジウ
ッドライフスタイルアウォード受賞。2007年パリにて写真展「DIMENSIONS」
「SAKURA」
研究分野 ―――― グラフィックデザインは、それ自体時代を語る文化であると言うこ
2009年金沢21世紀美術館「DIMENSIONS」日本ハンガリー(国交樹立)140周
とを表現の礎に、湿度ある視覚コミュニケーション表現を探究している。
年記念特別招待作家に選ばれ、
ブタペストMAI MANO HOUSE写真博物館にて「時」
発表−ハンブルク美術工芸博物館で展覧会をはじめ、
ラハティ、
ブルーノ、
ワルシャワ、
を開催。その他日本全国や世界各地で多数の写真展を開催。
北京、香港DA、各ポスタービエンナーレ、富山、香港、各ポスタートリエンナーレ、ユネ
スコ世界ポスター展、個展4回、他。講演-中国国際ポスタービエンナーレで審査員を
研究分野 ―――― 「万葉のこころ」・・・世界で感じる万葉のこころ。海外での写真作
品と、万葉集の歌を重ね合わせ、
日本人の根底にある心理と映像を照らし合わせる。
「桜」・・・桜の木に宿る、女性の表現。
「デイメンションズ」・・・多次元を花の形を借りて表現。2011年ウイリアム・モリスの
世界を写真で表現。
はじめ、
ドイツ・デュッセルドルフ応用科学大学、香港、上海、北京、深州等で講演、審査
員、展覧会等を行う。
著書−「曖昧なコミュニケーション」ハンブルク美術工芸博物館、
「情感のあるタイポ
グラフィー」DNP文化振興財団、
「くすりとほほえむ元気の素」光村推古書院、
「お薬
グラフィティ」光琳社出版、
「高橋善丸設計世界」広西美術出版社、他。
喜 多 俊 之 ( き た と し ゆ き )教授
profile ―――― 大阪生まれ。1969年よりイタリアと日本でデザインの制作活動を始
める。家庭用品や家具、液晶テレビ、家庭用ロボットなどを、
イタリアやドイツ、日本の
メーカーなどと手がけ、多くのヒット製品を生む。1985年毎日デザイン賞受賞、
1990年スペインにおいて、
デルタ・デ・オロ賞金賞など受賞多数。和紙や陶磁器など、
各地の地場産業の活性化、
およびクリエイティブディレクターとして多方面で活躍する。
ニューヨーク近代美術館をはじめ、パリ・ポンピドーセンター、ミュンヘン州立近代美
術館およびハンブルグ美術工芸博物館、サンティ・エティエンヌ近代美術館などのパ
ーマネントコレクションに作品が選定される。
2004年∼2006年 日本グッドデザイン賞審査委員長。
2010年開催の上海万博にて日本産業館のデザインディレクション、中国政府、
シンガ
ポール政府及びタイ政府のデザイン顧問を務める。
2011年イタリアCompasso d'Oro [carriera internazionale] 賞受賞。
研究分野 ―――― 自然素材とテクノロジーをテーマに、
また、
ライフスタイルや生活
現場での世代を超えたもの、そして和紙、漆、磁器など、40年にわたり日本の伝統工
芸の活性化をテーマに研究する。
7
Osaka University of Arts Graduate School
環境・建築
工芸
久 保 清 一 ( く ぼ せ い い ち )教授
市 野 治 行 ( い ち の と し ゆ き )教授
profile ―――― 1977年大阪芸術大学建築学科卒業。1981年ミラノ工科大学建築
profile ―――― 1971年大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。京都、酉々窯岩
学部AC修了後、V・グレゴッティ事務所勤務。1984年アルキービ総合計画事務所設
渕重哉先生に師事。1974年丹波延年窯にて作陶開始、現在に至る。以降、市野年成
立。1996年大阪府知事賞、1999年アルカシア賞ゴールドメダル(アジア)、2000
名で各地の美術館、百貨店画廊等で個展、
グループ展を多数開催。1987年民族藝術
年AWD賞メリットアワード(アメリカ)、全国木材組合連合会会長賞、JID賞、2001年
学会会員。1988年東洋陶磁学会会員。2001年大阪芸術大学短期大学部デザイン
第16回日本建築士会連合会賞、第11回甍賞経済産業大臣賞、グッドデザイン賞、
美術学科教授。2002年大阪芸術大学工芸学科教授。
2002年日本建築学会作品選集、2005年第6回JIA環境建築賞、2006年日本建築
家協会優秀建築選、2010年大阪都市景観建築賞、他受賞多数。
研究分野 ―――― 建築設計、建築装飾論、職能論。論文「日本の大学の建築家教育の
研究分野 ―――― 陶芸に於ける素材の可能性。丹波では江戸時代後期、粉引風の白
丹波と呼ばれている、有色の粘土に白土を泥漿にして器物に施釉する装飾法が焼造
された。この加飾を施すことにより、墨流し、鉄絵や赤絵と様々な装飾が可能となり伝
現状とUIA建築家資格制度の整合について」
(旧建設省/建技教助成研究)。
承されてきた。この陶技を追求し、新たな形体や加飾を丹波の陶土を利用して研究し
第24回世界建築会議学術プログラム採択、建築デザイン発表「永元寺蕪坐離の設計」
ている。
(UIA2011東京)
作 品 ー 蜜 柑 花 の 家 、白 景 荘 、大 阪 弁 天 町 アト ーレ 、小 豆 島 内 海 町 修 景 計 画 、
伊 藤 隆 ( い と う た か し )教授
MAYUMIYAの工房、Kコート、大阪府営和泉寺田住宅団地、岸和田吉井住宅団地集
profile ―――― 1970年東京藝術大学美術学部工芸科卒業。1972年東京藝術大
会所、永元寺などの設計。学協会、新聞・雑誌各誌にて論文発表及び講演会を行う。
学大学院美術研究科工芸修了。芸術学修士。1979年∼大阪芸術大学専任。
福 原 成 雄 ( ふ く は ら ま さ お )教授
profile ―――― 1975年3月大阪芸術大学芸術学部環境計画学科卒業。1975年4
研究分野 ―――― 金属造形作家。自然をモチーフとし鉄と銅合金を主体とした造形
作品の制作及び金属素材の研究。
「ギャラリー白」、
「マロニエ」、阿波之里「夢回廊」
ギャラリー等で個展のほかグループ展、彫刻展に出品。
「全日本金・銀創作展」等の審査員。
月∼1998年7月株式会社中根庭園研究所勤務。2004年4月大阪芸術大学芸術学
部環境デザイン学科教授。受賞歴:1999年7月英国Tatton Parkフラワーショー日
福 本 繁 樹 ( ふ く も と し げ き )教授
本庭園 特別賞・The Royal Horticultural Society、2001年5月チェルシーフラ
ワーショー出展日本庭園 金賞・最優秀賞・The Royal Horticultural Society、
2003年5月世界に向けた日本庭園技術・芸術の情報発信への貢献 −チェルシーフ
ラワーショー −2001 出展日本庭園 −平成14年度日本造園学会特別賞受賞、社団
法人日本造園学会。2009年12月ISS国際フェローシップ受賞 オーストラリア メル
ボルン市
研究分野 ―――― 日本庭園の設計・作庭活動、日本及び海外における日本庭園の実
態調査研究、復元修復。
作品:
2003年 3 月 フランニースロスチャイルド美術館内日本庭園設計・施工監理
profile ―――― 1970年京都市立芸術大学専攻科西洋画専攻修了。染色家。京都精
華大学、
奈良女子大学大学院の非常勤講師、
国立民族学博物館共同研究員などを経て、
現在大阪芸術大学教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師、民族藝術学会理事。
研究分野 ―――― 染色の創作活動をつづけ、国内外で作品発表。2001年京都美術
文化賞受賞。一方で工芸学、染色論、民族藝術学を研究。単著に『精霊と土と炎・南太
平洋の土器』、
『南太平洋・民族の装い』、
『「染め」の文化』、
『布染み染み・福本繁樹
作品集』、共著に『仮面』、
『染を学ぶ』、
『21世紀は工芸がおもしろい』など。
山 野 宏 ( や ま の ひ ろ し )教授
2005年 3 月 英国王立園芸協会ウイズリーガーデンロックガーデン設計施工監理
profile ―――― 1981年 中央大学文学部史学科卒業。1982年カリフォルニア単科
2010年 7 月 トルコ・エスキスェヒル日本庭園設計・施工監理
美術工芸大学留学。1984年東京ガラス工芸研究所卒業。1989年ロチェスター工
2011年 7 月 堺市妙国寺庭園復元工事設計・施工監理
科大学大学院美術学科ガラス工芸専攻卒業。1990年∼97年東京ガラス工芸研究
2011年11月 英国イートンプレイス宿泊施設庭園設計・施工監理
所講師。1991年∼2002年 Pilchuck Glass School講師。1998年 金津創作の
2012年 6 月 泉大津市政70周年記念庭園設計・施工監理
森ガラス工房設立。2003年∼大阪芸術大学工芸学科助教授。2006年∼同教授。
2013年10月 トルコ・ボドルム日本庭園基本設計
著書:「日本庭園を世界で作る」学芸出版社
研究分野 ―――― 研究分野:ガラス工芸/吹きガラス
受賞歴:1989年100アメリカンクラフトマン展、銀賞(アメリカ)、1990年ウインター
パークアートフェスティバル、金賞(アメリカ)、1991年コーニングガラス美術館、
ラ
山 形 政 昭 ( や ま が た ま さ あ き )教授
コウ大賞受賞(アメリカ)、1993年日本のガラス展、朝日新聞社賞(東京)、1994年
profile ―――― 1974年京都工芸繊維大学大学院建築学研究科修士課程修了、工学
日本現代ガラス展、能登島町長賞(石川)、2004年大阪工芸展、大阪府知事賞(大阪)
博士(東京大学)。1974年より大阪芸術大学専任。日本建築学会、建築史学会、意匠
作品所蔵:ロチェスター工科大学図書館(アメリカ)、
ウイートンガラス美術館(アメリカ)、
学会会員。富田林市文化財保護審議会委員。
ウインターパーク市庁舎(アメリカ)、
コーニングガラス美術館(アメリカ)、
クライスラ
研究分野 ―――― 建築史、建築計画、建築意匠専攻。とりわけ日本の近代建築に関心
があり、それらの調査研究・再生計画に関わることが多い。著書に『ヴォーリズの建築』
(創元社)、
『ヴォーリズの西洋館』
(淡交社)、
『モダンシティ・京都』
(淡交社)、
『大阪
市中央公会堂の建築』
(藝術22)、
『ヴォーリズ建築の100年』
(監修執筆、創元社)、
『大阪の近代建築と企業文化』
(共著、
ブレーンセンター)など。
8
ー美術館(アメリカ)、チャールズウスツムファインアート美術館(アメリカ)、
グランド
クリスタル美術館(台湾)、黒壁ガラス鑑賞館(滋賀県)、
ローアート美術館(アメリカ)、
ジェラルドカフェスジアン現代美術館(アルメニア)。
1989年より国内外にて個展多数開催。1991年より国内外の関係機関、大学にて
多数講演及びデモンストレーションを行う。
Osaka University of Arts Graduate School
研究分野 ―――― 主な舞台/古典劇:
「ハムレット」のレアティーズ。
「ヴェニスの商
映画・映像
人」のアントーニオ。
「ロミオとジュリエット」では演出補も兼務。モリエール「女房学
大 森 一 樹 ( お お も り か ず き )教授
profile ―――― 1980年京都府立医科大学卒業。高校時代から8ミリ映画を製作し
校」など。/近代劇:
「暗くなるまで待って」
「汚れた手」
「幻の殺人者」
「桜の園」
「黄
昏」
「思い出を売る男」
「スカーレット」
「マカロニ金融」
「将門」など。/ミュージカル:
ていたことから、映画監督の道へ進む。77年城戸賞受賞。これをきっかけに78年商
「マイフェアレディ」のピカリング。
「ラマンチャの男」のカラスコ博士。
「ジキルとハ
業映画デビュー。以後30本近い劇場映画を監督。作品に「ヒポクラテスたち」
「風の
イド」のダンヴァース卿。
「アイラブ坊ちゃん」の夏目漱石。
「ピーターパン」のフック
歌を聴け」
「恋する女たち」
「ゴジラvsビオランテ」
「シュート!」
「わが心の銀河鉄道」
船長。
「美女と野獣」のコクスワースなど。/その他:三越劇場「春琴抄」
「貴船川」。
「悲しき天使」
「津軽百年食堂」他多数。日本映画監督協会理事。
芸術座「異母兄弟」
「冬の椿」
「向島物語」。南座「お吟さま」。明治座「風林火山」
「出
雲阿国」
「花の情」。梅田コマ「鹿鳴館」。国立劇場「華岡青州の妻」
「雨月物語」など。
研究分野 ―――― 映画会社、撮影所のシステムの外で、高校時代から見てきた映画に
演出家としての活動も増えた。ミュージカル「アプローズ」など。
インスパイアーされ、自分で8ミリカメラをまわし映画作りを始めて30年以上、日本
映画の様々な撮影所で劇場商業映画を作ってきた。その経験を活かし、
これまで作ら
れてきた内外の映画を教科書としながら、自分の映画の文体を確立し、その時代に必
堀 内 充 ( ほ り う ち み つ る )准教授
要とされる要素を加えた「新しい映画作り」を探す。映画史の研究、映画を見ること
profile ―――― 東京生まれ。幼少の頃より両親(堀内完・秀子)のもとでバレエをは
による映画創作の可能性を研究分野とする。
じめ1981年モスクワ国際バレエコンクール銅賞受賞。1983年ローザンヌ国際バ
レエコンクールで第1位ローザンヌ賞を受賞し、米国ニューヨーク・スクール・オブ・ア
原 一 男 ( は ら か ず お )教授
profile ――――
1966年東京綜合写真専門学校中退。1991年「文化庁派遣芸術
家在外研修員」として1年間ニューヨークに滞在。障害者問題のバイブルと言われた
処女作『さようならCP』から一貫して“自主制作・自主上映”という生き方で作品を発
メリカンバレエに入学。1986年同校修了。帰国後青山劇場バレエフェスティバル芸
術監督を経て新国立劇場バレエ団、東京シティバレエ団、東京バレエグループ、佐多
達枝バレエ公演に参加。堀内充バレエプロジェクトを展開し毎年東京で公演活動を行
っている。
表。
『極私的エロス・恋歌1974』は「極私」の極致へ到達したと評価され、
「セルフド
研究分野 ―――― 舞踊分野とくにバレエにおける演出・振付−現代作品「浜辺の出来
キュメンタリー」の元祖と位置づけられる。
『ゆきゆきて、神軍』は日本映画界のみな
事」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
「美しき風景」
「綺想曲」
「Lights」
「悪魔のトリル」
らず世界のドキュメンタリー界を震撼させた驚愕の作品。
『全身小説家』は虚構と事
古典作品「ジゼル全幕」
「白鳥の湖全幕」
「カルメン」
「真夏の夜の夢」オペラ「椿姫」
実の境界を超え、1994年度日本映画賞のベスト1を独占した。最近作『またの日の
「ヘンデルとグレーテル」
「ラビリントス」ミュージカル「あしながおじさん」
「陽気な
知華』では一人のヒロインを4人の女優が演じるという前代未聞の手法にチャレンジ。
幽霊」ほか多数。2001年より大阪芸術大学舞踊公演芸術監督就任。1994年グロ
ーバル森下洋子、清水哲太郎賞2014年舞踊批評家協会賞。現在新国立劇場バレエ
研究分野 ――――“アクション・ドキュメンタリー論”の構築。
「CINEMA塾」を立ち上げ若い世代を育成。先行世代(主に60年代)映画監督たち
団研修事業委員。日本芸術文化振興基金舞踊専門委員。五川大学芸術学部非常勤講
師。全日本バレエコンクール審査員、他多数歴任。
の生み出したドキュメンタリー作品を分析・研究。著作に『ゆきゆきて、神軍・製作ノー
ト』
『踏み越えるキャメラ』
『映画に憑かれて浦山桐郎』等。
文学創作
舞台
浜 畑 賢 吉 ( は ま は た け ん き ち )教授
宮 内 勝 典 ( み や う ち か つ す け )教授
profile ―――― ハルビンに生まれ、南九州で育つ。鹿児島県立甲南高校卒業後、思う
ところがあって渡米。ニューヨークを中心に、通算13年間アメリカで暮らす。世界70
profile ―――― 東京生まれ。東海大学機械工学科を中退し、俳優座養成所(15期)
数カ国を巡り歩いた。
「南風」で文藝賞、
「金色の象」で野間文芸新人賞、
「焼身」で読
を経て、1966年劇団四季入団。1994年からフリー。
売文学賞と芸術選奨文部科学大臣賞、
「魔王の愛」で伊藤整文学賞を受賞。代表作「ぼ
「カラマゾフの兄弟」で初舞台。石原慎太郎作「若き獅子たちの伝説」
(日生劇場)
くは始祖鳥になりたい」など、20数冊の著書がある。
の主役交代で話題になった。古典劇、現代劇、ミュージカル・・・などのジャンルでも、
演技力・歌唱力などへの評価は高い。ミュージカル「コーラスライン」
(日生劇場他)
では、’
79年の初演以来、ザック役で800回出演してきた。テレビは、
研究分野 ―――― 惑星的視野に立つ新しい文学の創造をめざしている。
海亀通信 http://pws.preserv.net/umigame/
’
67年NTV「進め!青春」で初主演。NHK「男は度胸」の徳川吉宗役でお茶の間の人
気を得る。その後「女人平家」
「紫頭巾」
「二人の素浪人」など。NHKラジオの「おは
ようジョッキー」
(4年間)、
FM東京「ザ・ミュージック」
(2年間)のパーソナリティーを
務め、NHK「地球に好奇心」、日本通信教育連盟「長江紀行」
(全8巻)など、ナレーシ
ョンも多い。’
04年より大阪芸術大学教授・舞台芸術学科長。演劇やミュージカルに
留まらず、
オペラの演出や、大学院の授業まで受け持っている。
執筆活動も多く、
「役者語にほん語外来語」
(雑学出版賞を受賞)、
「舞台に生きる」
(作品社)、
「ぼっけもん走る」
(NHK出版)、
「戦場の天使」
(角川春樹事務所)、など
の著書の他、
日経流通新聞「不亦楽乎」
(’
97∼’
98)、
熊本日日新聞「幕間閑話」
(2001
∼’
02)に連載。東京新聞「浜畑賢吉のデジタル日記」は15ヶ月連載。
趣味の範囲も広く、日本書票協会会員、サバンナクラブ顧問、パンダ保護協会の評
議員としての活動でも知られている。
9
Osaka University of Arts Graduate School
器楽
熊 本 マ リ ( く ま も と ま り )教授
浅 川 和 宏 ( あ さ か わ か ず ひ ろ )客員教授
profile ―――― 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、
ノースウエスタン大学音楽学部
大学院修士課程修了。Civic Orchestra of Chicago、
メキシコ・グアナフアト州立
profile ―――― 1975年スペイン王立マドリード音楽院に入学。スペイン青少年音楽
バヒオフィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めたのち、1989年より大阪フィル
コンクール優勝。1982年よりジュリアード音楽院、1985年より英国王立音楽院に
ハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者。NHK-FM,WFMT-Chicago等の放送に
て研鑽を積む。1986年同音楽院卒業後、最年少でRecital-Diplomaを授与される。
出演。2000、04、10年の日本音楽コンクール・オーボエ部門の審査員。2008年
1994年プラハでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、1996年スペインで
大栗裕作曲「オーボエとオーケストラのためのバラード」を円光寺雅彦指揮大阪フィ
リサイタルを開催。1998年にヨセフ・スーク&スーク室内オーケストラ、2006年に
ルで日本初演。またモーツァルトのオーボエ協奏曲を1997年沼尻竜典指揮、2012
ウィーン・フィルのメンバーと共演。2010年、エジプトの首都カイロのオペラハウス
年延原武春指揮大阪フィルで演奏。
でカイロ・オペラオーケストラと共演、
アレキサンドリアでリサイタル、
ヨルダンの首都
研究分野 ―――― オーケストラ、室内楽及びソロ作品におけるオーボエのパートを、
アンマンでもリサイタル開催。2012年、ベネズエラの首都カラカスでベネズエラ交
作品の時代様式をふまえた上で現代にふさわしい演奏として体現する研究を包括的
響楽団と共演、2013年にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで演奏し、国内外でのコ
に行っている。また、それに付随して必要な演奏テクニックを獲得するための方法論
ンサート活動の傍ら、
TV・ラジオへの出演、
執筆活動など、
多才な活躍を展開している。
研究分野 ―――― 1991年スペインの作曲家フェデリコ・モンポウ(1893∼1987)
のピアノ曲全集の録音を完成(世界初)。1993年モンポウの伝記「ひそやかな音楽」
もあわせて探求する。これらの研究を、実際の公開演奏という高度に実践的な場で行
うことにより、多大な音楽的成果をあげることを目的とする。さらに、今まで「職人的
な勘」に頼って行われてきたリード制作の行程の中で、可能な部分をできる限り定量
化するべく、
データの集積を行っている。
を翻訳。同年、英国王立音楽院よりめざましい演奏活動に功績のあった卒業生のみに
与えられる資格ARAMを贈られる。またCDはキングレコードから多数リリースされ
ているほか、
自身の音楽活動を綴ったエッセイ集が4点(「薔薇よ、
語って」
「音よ、
耀け」
「ラ・ピアニスタ∼太陽の門から」いずれもショパンより、
「人生を幸福にしてくれるピ
アノの話」講談社より)出版されている。2012年、奥 村一作品集リリース。
田 淵 幸 三 ( た ぶ ち こ う ぞ う )教授
漆 原 啓 子 ( う る し は ら け い こ )客員教授
profile ―――― 1981年東京藝術大学附属高等学校在学中、第8回ヴィニアフスキ
国際コンクールに於いて、優勝と6つの副賞を受賞。翌年、東京藝術大学入学と同時
に、本格的演奏活動を開始。1985年、ハレー・ストリング・カルテットの第1ヴァイオリ
ンとして、民音室内楽コンクール優勝、斉藤秀雄賞受賞。
今までに西岡育子、阿部靖、東儀祐二、鷲見三郎、海野義雄、堀正文の各氏に師事。現
profile ―――― 京都市立音楽短期大学(現、京都市立芸術大学音楽学部)卒業後、修
在、国立音楽大学客員教授、桐朋学園大学音楽学部特任講師。
業年限2年の専攻科を修了し、演奏活動を開始。歌曲の伴奏では内外の多くの歌手と
研究分野 ―――― ヴァイオリンの奏法、及び楽曲解釈。器楽奏者には忘れがちな、演
の共演が多い。その他リサイタル、
ピアノデュオ、室内楽、協奏曲などの演奏会で活躍
奏をする時の呼吸の大切さを痛切に感じています。又、幅広く表現するために必要な
する等、多彩な活動を展開する。神戸国際学生音楽コンクール審査員、大阪文化祭奨
身体の使い方を研究しています。
励賞、神戸文化奨励賞、兵庫県芸術奨励賞を受賞。
研究分野 ―――― 洋楽の歴史の中で鍵盤楽器の発達はめざましい。バロックから現
大 野 か お る ( お お の か お る )客員教授
代までの音楽を現代のピアノで演奏する場合、
これらの時代の楽器や奏法を知る事
profile ―――― 東京藝術大学大学院修士課程修了。在学中にターティス国際ヴィオ
が大切だが、現代のピアノを使ってより幅の広い表現を目指す事が大切と考える。し
ラコンクール(イギリス)で2つの特別賞を、東京国際音楽コンクール「室内楽」では
かし、夫々の時代の演奏様式があり、
しかも個性的要素や正しい解釈が要求されるの
第一位入賞、併せて2つの特別賞も受賞。2004年、2010年日本音楽コンクールで
で至難の業かも知れない。又、めまぐるしい時代の変遷の下で、今後のクラシック音
楽の受け入れられ方を考えると、単に伝統を踏襲するだけでなく、未来への継承を見
届ける事が私達の責務かもしれない。
の共演に対し審査員特別賞がおくられる。ソロと室内楽を中心に国内外で幅広く活躍。
リサイタル活動では東京をはじめ、広島でのシリーズも行う。また著名なアーティスト
との共演は数えきれない。1986年にはアンサンブル ofトウキョウの創立に参画し
現在に至るまで主席ヴィオラ奏者を務める。演奏活動の傍ら、東京藝術大学、東京音
楽大学、洗足学園音楽大学などでも後進の指導を行う。
南 祐 子 ( み な み さ ち こ )教授
研究分野 ―――― 近年は独奏楽器としても認められるようになったヴィオラは難しい
profile ―――― 神戸女学院大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。
楽器。中心を保ち、ちゃんと立つ(座る)ことがまず基本。その上でどんな音楽にも対
1969年より演奏活動を開始する。リサイタル、室内楽、オーケストラとの共演等幅広
応できる技術の習得と楽曲の分析、解釈を行う。また、
ヴィオラ奏者にとって最も重要
い活動を続け、国内外のアーティストとの共演を数多く行っている。特に、
ポーランド、
なアンサンブル(オーケストラも含む)における奏法の研究と楽曲解折を行う。特に、
チェコのアーティストとの交流が多く、チェコのプラハでは度々コンサートを行い、好
内声を担うことが多いヴィオラ奏者にとって和声の勉強は不可欠である。
評を得ている。これまでに、大阪フィルハーモニー交響楽団(外山雄三指揮)、関西フ
ィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団(渡辺暁雄指揮)、大阪センチュリー交響楽
小 川 哲 生 ( お が わ て つ お )客員教授
団、大阪シンフォニカー交響楽団(小林研一郎指揮)、
チェコスロバキア室内合奏団(シ
profile ―――― 大阪音楽大学卒業。大阪フィルハーモニー交響楽団入団。1976年
ュテファン・ヴラダー指揮)、大阪芸術大学特別演奏会(小松一彦指揮)など、数々のオ
留学の為同楽団を退団。1979年旧西独国立北西ドイツ音楽アカデミー卒業。
ーケストラと共演。
2001年日本吹奏楽指導者協会特別表彰状、2004年栄誉称号(中国浙江省寧波市)
2007年より、
チェコ・プラハサマーアカデミーの教授に招聘されている。
2007年及川記念芸術奨励賞を受賞。日本木管コンクール、
日本音楽コンクール、大
また2011年より指揮者、小林研一郎氏と「コバケンと南 祐子のアドバイス教室」を
阪国際コンクール、
神戸新人音楽賞コンクール等審査員。
「神戸カンマーゾリステン(室
シリーズで行っている。2012年、
ウクライナ(キエフ)
「第4回ミコラ・リシェンコ国際
内楽)」
「“クラリネッティッシモ”
(クラリネット・アンサンブル)」主宰。
音楽コンクール」日本代表審査員。日本ピアノ教育連盟、
日本ショパン協会会員。
研究分野 ―――― 様々な空間に響く、音の色の違いを演奏活動の体験を通し、それ等
の響きが「あるメッセージ」として響くために、
どのような表現が要求されるかを研究。
バッハの作品の研究を通して、続く時代の作曲家達に与えた影響を研究。
研究分野 ―――― 「クラリネット」及び「室内楽」
木管楽器としてのクラリネット、その誕生から現代に至る発展、
進化の歴史を考察する。
独奏楽器として、
さらに室内楽、オーケストラ、吹奏楽、
ジャズ、民族音楽等、
クラリネッ
トが活躍する世界は多岐に亘るため、各々の世界における楽曲研究及びその演奏法
の研究、中でも「クラリネットを含む室内楽曲」
「オーケストラの中でのクラリネット」
について深く研究する。併せて学生の皆さんには学内は勿論、学外におけるコンクー
ルやオーディション等に積極的に参加、挑戦し、その経験を自身の研究、演奏に反映し
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ていただきたい。その為に出来得る限りのサポートをしていきたい。
Osaka University of Arts Graduate School
小 倉 貞 行 ( お ぐ ら さ だ ゆ き )講師
中 谷 満 ( な か た に み つ る )客員教授
profile ―――― 1979年東京藝術大学音楽学部卒業。在学中安賞受賞。1979年パ
profile ―――― 1973年3月京都市立芸術大学音楽学部管打楽器専修打楽器専攻
リで行われた第一モーリス・アンドレ国際ブラスアンサンブルコンクールに入選する。
科を卒業。1973年4月大阪フィルハーモニー交響楽団にティンパニー、打楽器奏者
同年カリフォルニア芸術大学大学院に留学、ロジャー・ボボ氏に師事する。1981年オ
として入団。1977年3月より一年間旧西独国立ベルリン高等音楽院に留学。その間
ークランド交響楽団に首席テューバ奏者として入団、
またアンサンブルやソロでも活
ベルリンフィルハーモニー交響楽団首席ティンパニー奏者 W. テェーリヘン氏、旧西
躍する。1987年帰国、東京佼成ウィンドオーケストラに入団する。1989年より
独国立ベルリンドイツオペラ管弦楽団首席打楽器奏者 K. キースナー氏に師事。そ
1998年まで同団の副コンサートマスターをつとめる。1997年イタリーで行われ
の間ベルリン放送管弦楽団、西独ベルリンドイツオペラ管弦楽団などに出演。1978
た国際ユーフォニアム・テューバ大会に参加、
リサイタルを行う。また、
フィルハーモニ
年3月帰国。大阪フィルハーモニー交響楽団にティンパニー、打楽器奏者として復団、
ア・ブラスクィンテットのメンバーで、4枚のCDを録音している。平成音楽大学、洗足
現在に至る。留学後、大阪シュベルマー金管アンサンブルの打楽器奏者として参加。
学園音楽大学各講師。
研究分野 ―――― 1992年日本吹奏楽学会、
「研究紀要」に於いて「メンタルコント
ロールの研究」を発表。演奏者の本番における心理、
コントロールについて研究した。
現代音楽集団「グループM」を主宰、1980年より1990年まで活動する。打楽器ア
ンサンブル「スティックス」に参加。1979年より1985年まで活動する。1990年よ
り中谷満パーカッションアンサンブル「シュレーゲル」を主宰。
2001年ブレーン社ビデオマガジン「Winds」1,
2月号で「楽器はもっと楽に吹ける。
研究分野 ―――― 演奏活動歴:1981年12月神戸にて朝比奈隆指揮大阪フィルハー
呼吸法改善トレーニング」を発表。農耕民族と狩猟民族との力の使い方の違いから西
モニー交響楽団にて平吉毅州作曲「独奏ティンパニーとオーケストラの為の海のあ
洋楽器に適した呼吸法を考える。
る風景」を独奏。1986年より「吉原すみれプロデュースシリーズ」に参加。1986年
6月大津管弦楽団の定期公演にてジャン・バリッサ作曲打楽器協奏曲を独奏。1987
神 田 寛 明 ( か ん だ ひ ろ あ き )客員准教授
年6月サントリー推薦コンサートにて岩城宏之、一柳慧、木村かおり氏とバルトーク「二
profile ―――― 1993年東京藝術大学卒業。2007年同大学大学院修士課程修了。
台のピアノと打楽器の為のソナタ」共演。1990年より中谷満パーカッションアンサ
1995年より1年間ウイーン国立音楽大学に留学。1991年、日本フルートコンベン
ンブル「シュレーゲル」を主宰。1993年6月大津管弦楽団の定期公演にてW. テェー
ションコンクールおよび日本管打楽器コンクールにおいて第1位。1992年にはソウ
リヘン作曲「ティンパニー協奏曲」を独奏。1995年6月日本打楽器協会打楽器フェ
ルにおいてA.ジョリヴェのフルート協奏曲を韓国初演。安宅賞受賞。赤星恵一、
金昌国、
スティバルにてW. テェーリヘン指揮にてW. テェーリヘン作曲「ティンパニー協奏曲」
細川順三、
ヴォルフガング・シュルツ、ハンスゲオルグ・シュマイザーの各氏に師事。
を独奏。1998年3月びわ湖ホール開業記念事業、室内楽シリーズ「音楽って何だ」
NHK交響楽団首席奏者。THE FLUTE QUARTET。東京藝術大学・桐朋学園大学・
にミベモルサックスアンサンブルと共演、指揮。2000年6月神戸学院大学にて、下
桐朋学園芸術短期大学講師。2011年に「Andersen」
「Köhler」のエチュードの
野竜也指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団と、モーツァルト作曲「八台のティンパニ
CDをリリースする。またアレンジャーとして40数タイトルに及ぶフルート四重奏作
ーの為の協奏曲」を独奏。2002年12 月大津にて、
パーカッションアンサンブル「casa」
品などを編曲・出版している。
研究分野 ―――― オーケストラ奏者として、NHK交響楽団において一流の指揮者・ソ
リストと共演。室内楽奏者として、オーケストラ・フルート奏者による「THE FLUTE
QUARTET」では演奏のみならずすべての編曲を担当しており、30種類の編曲作品
を出版している。ソリストとして、日本大学カザルスホールなどでリサイタルを開催。
そのほか小規模ながらもコンセプトを明確にしたコンサートシリーズを企画、年間4回
程度開催。教育研究として、基礎的な奏法について考察した修士論文「フルート演奏
論の比較検証」を東京藝術大学大学院に提出。その他専門誌等にも原稿を執筆する。
河 野 文 昭 ( こ う の ふ み あ き )客員教授
の独奏者として、
コルグラス作曲「ティンパニー協奏曲」を独奏。2004年4月大津び
わ湖ホールにてバルトーク「二台のピアノと打楽器の為のソナタ」を宮本妥子氏と共
演。2004年5月大津市民会館にて、大津シンフォニックバンドの定期演奏会にてレ
スピーギ作曲「ローマの祭り」等を指揮。2006年6月大津シンフォニックバンド定期
演奏会にて、天野正道作曲「12台のティンパニーの為の協奏曲」を独奏。2010年
12月、龍谷大学吹奏楽部定期演奏会にて酒井 格氏「ティンパニー協奏曲」を本邦初
演する。京都市立芸術大学で村本一洋氏(元京都市交響楽団)、卒業後山口恭範氏(元
新日本フィルハーモニー交響楽団)に師事。現在、相愛大学音楽学部教授、同志社女
子大学音楽学科非常勤講師、徳島文理大学音楽学部非常勤講師。
東 口 泰 之 ( ひ が し ぐ ち や す ゆ き )客員准教授
profile ―――― 1979年京都市立芸術大学卒業。1982年文化庁在外派遣研修員
として渡米、1983年から1年間ウィーン国立音楽学校に留学。黒沼俊夫、G. ライトー、
A. ナヴァラ氏に師事。現在東京藝術大学音楽学部教授。アンサンブルofトウキョウ、
紀尾井シンフォニエッタ東京、静岡音楽館AOIレジデントカルテット、岡山潔弦楽四重
奏団等のメンバー。
研究分野 ―――― 1982年デビューリサイタル、以後東京、京都を中心に各地で行う。
日本各地の主要オーケストラと共演、1984年にはフィンランドの現代作曲家、
コッコ
ネンのチェロ協奏曲を日本初演。また室内楽の分野でも積極的な活動を行う。
1993年から10年間ゆふいん音楽祭音楽監督を務める他、各地の音楽祭、講習会に
講師として参加。1981年第50回日本音楽コンクール第1位。1990年京都音楽賞、
2004年京都府文化賞功労賞等、受賞多数。現在、東京藝術大学教授。
profile
―――― 1995年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。1995年10月∼
1998年7月ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学大学院に留学。1999年10月∼
2001年3月大阪音楽大学オペラハウス管弦楽団団員。2001年5月から京都市交
響楽団団員。2011年から同楽団副首席奏者。
研究分野 ―――― 1993年練馬文化会館新人演奏会出演。1998年ドイツ・ポツダム
ファゴットカルテット国際コンクール第二位入賞。第15回 日本管打楽器コンクール
第一位入賞。及び特別賞、東京都知事賞、文部大臣奨励賞受賞。2000、2011年
いずみホールにてリサイタルを開催。ソリストとしてこれまでに東京交響楽団、大阪フ
ィルハーモニー交響楽団、モーツァルト管弦楽団、いずみシンフォニエッタ大阪などと
共演、いずみシンフォニエッタ大阪、なにわオーケストラルウィンズ、関西室内楽協会
のメンバーとして、バロックから現代まで幅広い室内楽にも取り組んでいる。また、
ト
呉 信 一 ( ご し ん い ち )客員教授
リオレスペランス(トリオダンシュ)やアフターアワーズセッションなどでも活動して
いる。2013年度 札幌市民芸術祭大賞受賞。
profile ―――― 大阪音楽大学卒業、大阪フィルハーモニー交響楽団入団。1975年
西ドイツ、デットモルト国立音楽大学留学。現在京都市立芸術大学教授。関西トロンボ
ーン協会(K.T.A.)会長、
サイトウ・キネン・オーケストラ、
いずみシンフォニエッタ大阪、
ジャパンブラスコレクションメンバー、ハイブリッド・トロンボーン四重奏団主宰、大阪
音楽大学・相愛大学・大阪芸術大学大学院各講師。
研究分野 ―――― 受賞歴:1977年大阪文化祭賞奨励賞、
1984年大阪文化祭賞本賞。
11
Osaka University of Arts Graduate School
三 浦 徹 ( み う ら と お る )客員教授
profile ―――― 東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。ユーフォニアムと吹奏楽の研鑽の
ため渡米留学。南ミシシッピー大学大学院修了。イーストマン音楽学校に学ぶ。
イーストマン・ウィンド・アンサンブルの首席奏者として活躍。帰国後、東京佼成ウィン
ド・オーケストラのユーフォニアム奏者として活躍。東京バリ・テューバ・アンサンブル、
ユーフォニアム・カムパニーを創設、教育やアンサンブル活動を通じて、多くの若手を
声楽
櫻 井 直 樹 ( さ く ら い な お き )教授
profile ―――― 1973年東京藝術大学音楽学部卒業。1975年同大学院ソロ研究科
修了。芸術学修士。ローマS・チェチーリア音楽院に留学。マリア・カナルス国際コン
クール名誉賞など受賞。藤原歌劇団団員。
育成し才能を開花させた。国際大会にも数多く招待され、
リサイタル、
クリニックやコ
研究分野 ―――― 1976年歌劇「セビリアの理髪師」バルトロ役でデビュー。日本初
ンテストの審査を務める。吹奏楽の指導者として、故フレデリック・フェネルとドナルド・
演、芥川也寸志「暗い鏡」ビゼー「真珠採り」を始めとし「カルメン」
「魔笛」
「フィガロ
ハンズバーガーの薫陶を最も強く受けている音楽家の一人。現在、国立音楽大学招
の結婚」
「ラ・ボエーム」
「蝶々夫人」
「カヴァレリア・ルスティカーナ」文化庁青少年移
聘教授、
日本吹奏楽指導者協会常務理事(国際交流委員長)、
日本管打・吹奏楽学会常
動芸術劇場等多くのオペラに出演。最近では新国立劇場に出演する一方、
「第九」
「メ
任理事、日本ブラスバンド協会副理事長、国際テューバ・ユーフォニアム協会(ITEA)
サイヤ」
「レクイエム(モーツァルト、
ヴェルディ、
フォーレ)」
「天地創造」等宗教曲の分
名誉顧問、元東京佼成ウィンド・オーケストラ団員。
野でも活躍。ローマ、東京、大阪、西宮でリサイタル開催。NHK合唱コンクール近畿ブ
2008年ITEAより Life Time Achievement Award
(功労賞)
受賞。
ロック、
日伊コンコルソ、大阪国際音楽コンクール等審査員。
村 上 哲 ( む ら か み さ と し )講師
月 岡 卓 雄 ( つ き お か た く お )教授
profile ―――― 1988年京都市立芸術大学音楽学部管打楽器科卒業。1989年ドイ
profile ―――― 東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程オペラ専攻修了。芸術学修
ツ国立フライブルグ音楽大学に留学。1993年文化庁在外研修員としてドイツ・シュト
士(東京芸術大学)。
ドイツ国立フライブルク音楽大学大学院修士課程修了。国家認
ゥットガルト音楽大学に留学。1990年∼1999年まで京都市交響楽団団員。1999
定演奏家修士取得。
ドイツ演奏家協会国家試験合格。オペラ歌手の為の世界声楽コ
年9月より大阪フィルハーモニー交響楽団第1ホルン奏者。京都市立芸術大学音楽学
ンクール第三位。スヘルトゲンボッシュ声楽国際コンクール入賞、放送特別賞受賞。
部、相愛大学の非常勤講師も務める。いずみシンフォニエッタ大阪メンバー。日本ホ
フライブルク市立歌劇場、スイス バーゼル市立歌劇場をはじめ、
ヨーロッパ各地の歌
ルン協会理事。
劇場に出演。歌曲及び宗教曲の分野においても、
ドイツ、スイスをはじめ、
ヨーロッパ
研究分野 ―――― 受賞歴:1999年「第59回日本音楽コンクール」最高位(1位なし
の2位)。1988年「第5回日本管打楽器コンクール」入選。1988年京都市立芸術
大学卒業時に音楽学部賞。1994年イタリア・シエナ音楽院で行われた講習会にて最
優秀ディプロマを取得。
演奏発表:1995年バロックザールにて自主リサイタルを開催。これまでにソリストと
して大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団他と度々共演。
「ジャパンブラ
スコレクション」
「なにわオーケストラウィンズ」メンバーとしても活躍する。
の著名なホール及び教会で多くの演奏会に出演。ブレゲンツ音楽祭、
ドイツ南西テレ
ビラジオ放送等に出演。Bundesverband Deutscher Gesangspädagogen(ド
イツ国立音楽大学声楽教育に携わる研究者の為の学会)正会員。
ドイツ学術交流日本
フライブルク・アルムニ会(Deutscher Akademischer Austausch Dienst
Freiburger Alumni-Club Japan)正会員
研究分野 ―――― 東京藝術大学大学院では、数多くのオペラに出演後、G.ヴェルディ
「仮面舞踏会」
“リッカルド”役を研究し、修士取得。
ドイツ国立フライブルク音楽大学
大学院では、発声、歌曲、オペラ、教会音楽、
ドイツ語の舞台発音及び歌曲における発
森 下 治 郎 ( も りし た じ ろ う )教授
音法の各科において研究し、修士取得。研究専門分野は、
ドイツ、
イタリア、
フランス、
ロシア、チェコのオペラ作品、
ドイツ語によって歌われる芸術歌曲、
ラテン語、
ドイツ語
profile ―――― 1971年大阪教育大学特設音楽課程卒業。1980年大阪芸術大学
によって歌われる教会音楽、俳優や歌手のためのドイツ語発音法。尚、現在所属して
演奏学科専任講師、1998年大阪芸術大学演奏学科教授、1974年音楽クリティック・
いるB.D.G学会(毎年ドイツ及びヨーロッパ各地で開催されている)は、様々な声楽分
クラブ新人賞、大阪文化祭賞奨励賞、1980年音楽クリティック・クラブ奨励賞、大阪文
野の研究を行っている。中でも、
ヨーロッパ声楽曲における発声法については、世界
化祭賞本賞受賞。
中から著名な教授、声楽家、研究者を迎えて興味深いテーマを取り上げ、彼らと共に
研究分野 ――――トランペット及び室内楽の演奏、指導。1971年大学卒業後ソロト
研究している。又、学会員であるベルリン芸術大学 B.ニーホフ教授、
ライプツィヒ音
ランペット奏者として演奏活動を始める。1973年NHK洋楽オーディションに合格、
楽大学 B.シュミット教授等と共に、声楽を学んでいるヨーロッパ人とアジア人との発
1974年ベルギーのテオ・メルテンスのもとに留学。帰国後、今日まで東京、大阪に
声法の相違点などについても共同研究を行っている。
て6回のソロリサイタル開催。1981年森下治郎ブラスアンサンブル結成。以後毎年
玉造マリア大聖堂にて定期公演を重ねる。1985年ドイツ文化省の招聘で日本テレ
マン協会と共にドイツ各地で演奏。近畿大学吹奏楽部常任指揮者。
福 原 寿 美 枝 ( ふ く は ら す み え )客員教授
profile ―――― 1988年京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。卒業時に音楽
学部賞受賞。1990年同大学院音楽研究科修了。京都市立芸術大学非常勤講師。同
志社女子大学嘱託講師。京都市立京都堀川音楽高等学校非常勤講師。友愛ドイツリー
トコンクール2位、
日本音楽コンクール入選。平成25年度神戸市文化奨励賞受賞。
研究分野 ―――― オペラでは「ばらの騎士」オクタヴィアン「ナクソス島のアリアドネ」
作曲家、
「タンホイザー」ヴェーヌス「トリスタンとイゾルデ」ブランゲーネ「カルメン」カ
ルメン「アイーダ」アムネリス「ラ・ファボリータ」レオノーラ「アドリアーナ・ルクヴルール」
ブイヨン夫人「オルフェオとエウリディチェ」オルフェオ「古事記」イザナミ等に出演。
宗教曲はバッハ「マタイ受難曲」
「ヨハネ受難曲」
「ロ短調ミサ」等。ヘンデル「メサイア」
メンデルスゾーン「エリア」モーツアルト、
ヴェルディ
「レクイエム」等アルトソロ出演。
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Osaka University of Arts Graduate School
水 口 聡 ( み ず ぐ ち さ と し )教授
profile ―――― 武蔵野音楽大学大学院修了。ウィーン国立音楽大学を満場一致の首
席で卒業。ミラノ国際オペラコンクール第一位(バリトン)。バリトンとしてウィーン国
立歌劇場にデビュー後、テノールに転向し、
トライアン・グロサベスク国際声楽コンク
ール第一位他、多数入賞。
アテネ国立歌劇場を始めとして欧州の主要な歌劇場に出演。日本では新国立劇場、
開場記念公演「アイーダ」ラダメス役に出演以来、びわ湖ホール等で多数の主役を歌
う。昨年は日中国交正常化40周年「アイーダ」
(東京・北京)出演の他、ゲルギエフ氏
との共演、
本年はウィーンにて新ローマ法王誕生の祝典ミサにおいてブルックナー「テ・
デウム」、
ヴェルディ生誕200年「レクイエム」のソリストを務めた。静岡国際オペラ
コンクール審査員。
研究分野 ―――― 現在はオペラでの演奏活動が多い私ですが、
ウィーン留学時には、
作曲
上 原 和 夫 ( う え は ら か ず お )教授
profile ―――― 1969年武蔵野音楽大学作曲科入学。1972年∼74年、
アメリカ留
学。マンハッタン音楽大学及びニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチにて現代
音楽、
テクノロジー音楽の研究・創作活動。1979年エレクトロニック・アートセンター
設立、1989年∼92年 京都芸術短期大学非常勤講師。現在、大阪芸術大学教授、情
報処理学会音楽情報科学研究会会員、
日本コンピュータ音楽協会代表
研究分野 ―――― テクノロジーを用いた音楽制作、音環境デザイン、
メディアアート
作品 ―――― 1994年 マルチメディアの為の「共響場」
(カナダ・バンフ)
1996年 サウンド・インスタレーション「COSMIC SOUND」
(香港)
1999年 ピアノと映像、
センサー・オブジェのための「Imaginary Space」
リート解釈における世界的権威、Dr.エリック・ヴェルバ氏の下で最後の弟子としてリー
2001年 琵琶音と映像による「ECLIPSE」
(パリ、オリビエメシアン ホール)
ト及びオラトリオを学びました。解釈はもちろんのこと、特に歌手と伴奏者との絶妙な
2004年 「メテオラ」
(電子音響音楽)3Dセンサーによる「メテオラ2」
呼吸の取り方等、氏から得たものは大きな財産となっています。各々の作曲家のスタ
2011年 作品集CD
“Assemblage”
イルを見抜く感性と、正しい発声のもと作品をよりよく伝える為のテクニック、それぞ
れの歌手に合ったレパートリー選び等はオペラのみならずリートに於いても重要で、
それらを多くの人々に伝えることを目指します。
受賞歴 ―――― 1983年 ブールジュ国際電子音響音楽コンクール入賞
1990年 ニューヨーク州芸術評議会のグラントを獲得
1993年∼99年 国際コンピュータ音楽カンファレンス作曲部門入選
三 原 剛 ( み は ら つ よ し )教授
profile ―――― 1984年大阪芸術大学卒業。日本音楽コンクール第一位、同時に増
澤賞、福沢賞、木下賞、松下賞を受賞。日伊コンコルソ金賞。第4回五島記念文化賞オ
ペラ新人賞(海外派遣賞)受賞。大阪舞台芸術奨励賞受賞。藤堂顕一郎音楽褒章受章。
大阪文化祭賞受賞
研究分野 ―――― N響を初め数多くのオーケストラの定期演奏会に招聘され、数多
くの作品を演奏。1995年ハーゲン歌劇場におけるヴェルディ
「トロヴァトーレ」ルー
ナ伯爵役。また同役でヴィッテン・グンマースバッハ両劇場にも出演しいずれも好評
を博す。1993年、1995年ドイツバッハゾリステン日本公演マタイ・ヨハネ両受難曲
イエスを歌う。 2001年びわ湖ホールプロデュースオペラ・ヴェルディ
「アッティラ」
(日本初演)に出演。2006年8月ザルツブルグ音楽祭に出演。
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Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程 芸術文化学専攻/芸術専攻・芸術文化学研究分野
担当者
芸術学(美学・芸術学、美術史学、映像学、民族芸術学)
石 井 元 章 ( い し い も と あ き )教授
籔 亨 ( や ぶ と お る )名誉教授
profile ―――― 1974年京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程修了。
1977年より、大阪芸術大学専任。1987年ダルムシュタット専門大学造形学部客員
profile ―――― 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程、
ピサ高等師範学校大学
教授。意匠学会、美学会、美術史学会、
日本映像学会、
日本デザイン学会会員。
院修了(文学博士)。武蔵野美術大学講師、大阪芸術大学助教授を経て同大教授。
第22 回マルコ・ポーロ賞、第5回地中海学会へレンド賞受賞。地中海学会常任委員。
研究分野 ―――― デザイン史・デザイン理論。著書『近代デザイン史ーヴィクトリア朝
初期からバウハウスまで』
(単著、丸善)
『バウハウスとその周辺1』
(共著、中央公論
研究分野 ―――― 専門はイタリア・ルネサンス美術、
日伊文化交流。著書『ヴェネツィ
美術出版)、
『現代のデザイン』
(共著、
勁草書房)、
『アーツ・アンド・クラフツと日本』
(共
アと日本美術をめぐる交流』
(1999年ブリュッケ)、
『ルネサンスの彫刻15・16世紀
著、思文閣出版)。訳書『近代から現代までのデザイン史入門』
(晃洋書房)。
のイタリア』
(2001年;再版2007年ブリュッケ)、Venezia e il Giappone(2004
年ローマ、
イタリア国立考古学・美術史学研究所)。翻訳・論文など多数。
井 関 和 代 ( い せ き か ず よ )教授
profile ―――― 1970年大阪芸術大学美術学科卒業。2000年博士(芸術文化学)
大阪芸術大学。1973年より大阪芸術大学専任。日本アフリカ学会、民族藝術学会、
生き物文化誌学会員。
研究分野 ―――― 染織および工芸の技術誌をベースとする民族芸術学を専門分野とす
る。現在は原始機・藍染めなどについて研究。著書『ハルマッタンの空の下』
(いんてる
社)、
『アフリカの布』
(河出書房新社)ほか。論文「北部ナイジェリア・ハウサ族の藍染め」
山 縣 煕 ( や ま が た ひ ろ し )教授
profile ―――― 1964年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同博士課程
進学、
1973年同博士課程退学。1969∼72年フランス政府給費留学生(パリ大学)。
神戸大学名誉教授。美学会、
日本映像学会、
日本演劇学会、
日本現象学会会員。
研究分野 ――――「感性の学」としての美学の本来的な姿を、人間の言語行為と五感
の関係を問い直すことによって、把握すること。
『語る言葉、起つ言葉』、
『劇作家サル
トル』、
『匂いの美学』、
『書き手と主人公(身体を媒介として)』、
『出来事としての作
品』、
『匂いの美学再論』。G. ドゥルーズ『感覚の論理』
(翻訳)
『アフリカ民族学的研究』
(同朋社)
、
「布−その文化史的背景を探る」
『ビオストーリー No.12』
(生き物文化誌学会)など多数。また染・織による作品制作をおこない個展で発表。
文芸学・演劇学
瀧 本 雅 志 ( た き も と ま さ し )客員教授
profile ―――― 北海道小樽市生まれ。1987年京都大学文学部卒業、
広告会社I&S、
制
作会社SEDIC、
「スタジ・ボイス」編集部を経て、
2001年東京大学大学院総合文化研究
科超域文化科学専攻(表象文化論コース)博士後期課程単位修得満期退学。2004年
より、
岡山県立大学デザイン学部准教授。現在、
神戸市在住.
研究分野 ―――― 表象文化論、哲学。なかでも、
イメージやデザインに関わるテーマ
を研究の中心とする。研究対象は、
ジャンルに固定されていない。刊行された書籍に、
『モードと身体』、
『表象のディスクール4:イメージ』、
『ドゥルーズ/ガタリの現在』、
『建
築と植物』
(以上、分担執筆)、
『デザインの小さな哲学』、
『Supergraphics』
(以上、
翻訳)、等がある。論文は、
「ベルグソンに潜在する写真基礎論」、
「1990年以降のフ
団 野 恵 美 子 ( だ ん の え み こ )教授
profile ―――― 1997年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。
2002年∼13年姫路獨協大学外国語学部准教授・教授。2006年∼07年ケンブリ
ッジ大学英語学部客員研究員(Lucy Cavendish College所属)。2013年より大
阪芸術大学教授。日本シェイクスピア協会、
日本英文学会、関西シェイクスピア研究会、
テクスト研究学会各会員。
研究分野 ―――― 16世紀イギリス文学、
シェイクスピア、エリザベス朝文化。シェイク
スピアの喜劇の構造をイコノロジーの手法を取り入れて研究している。著書に『越境
する演劇』
(共著、英宝社)、
『テクストの地平』
(共著、英宝社)、
『ロンドン・スパイ』
(共
訳、法政大学出版局)、
『現代思想芸術事典』
(共訳、青土社)、
『ウィズダム英和辞典』
(項目執筆・校閲、三省堂)など。
ァッション・イメージのラフスケッチ」、
「メトロポリスのビッグな出版・編集者(コール
ハース論)」「
.デザインの起源」等。
豊 原 正 智 ( と よ は ら ま さ と も )教授
profile ―――― 1974年京都工芸繊維大学大学院工芸学研究科修士課程修了。
1976年より大阪芸術大学専任。1986年ニューヨーク州立大学客員研究員。日本
映像学会、美学会、意匠学会会員。
研究分野 ―――― 映像学、特に映像技術(テクノロジー)と芸術的表現形式について、
出 口 逸 平 ( で ぐ ち い つ へ い )教授
profile ―――― 1987年神戸大学大学院文化学研究科修了。1989∼98年熊本県
立大学文学部講師・助教授。1995∼96年オックスフォード大学客員研究員。1998
年−大阪芸術大学助教授・教授。日本演劇学会、日本近世文学会、国際演劇評論家協
会(AICT)日本センター会員。日本演劇学会幹事、文化庁芸術祭審査委員、芸術選奨
選考審査員、芸術文化振興基金演劇専門委員等をつとめる。
研究分野 ―――― 日本演劇の研究。とくに1960年代の「アングラ」以降の現代演劇
に関心をもつ。また文学や歴史と演劇との関わり、地域演劇のあり方に注目している。
メディア・テクノロジーと視覚の形式について、戦後映画、実験映像、メディア・アート
等の研究。著書『映像学原論』
(共著、
ミネルヴァ書房)、
『芸術学フォーラム8』
(共著、
剄草書房)
『現代映画思想論の行方』
(共著、晃洋書房)ほか。論文「映像技術と視覚
の変容」
(映像学 56)、
「映画における前衛について」
(藝術22)、
「ピーター・グリー
ナウェイの映画手法」
(藝術29)、翻訳『ワールド・シネマ・ヒストリー』
(共訳、晃洋書
房)
『実験映像の歴史』
(共訳、晃洋書房)ほか。
長 野 順 子 ( な が の じ ゅ ん こ )客員教授
profile ―――― 1979年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、1984年同
博士課程単位取得退学。東京大学助手、群馬県立女子大学助教授を経て、1996年
より神戸大学文学部助教授、2002年より同教授。美学会、音楽学会、
カント協会など。
研究分野 ―――― 美学・芸術学。近代美学とくにカントの美学理論の再考、
〈崇高〉と
〈ピクチャレスク〉、
〈美的なもの〉のジェンダー性、パフォーマンスの場としての劇場
空間などが、
現在の研究テーマ。
『オペラのイコノロジー《魔笛》
−
〈夜の女王〉の謎』、
『交響するロマン主義』
(共編著)、
「〈美的なもの〉の普遍性について−カント美学
における〈形式/資料〉問題を中心に−」、C.コースマイヤー『美学 ジェンダーの
視点から』
(翻訳)ほか。
14
山 縣 煕 ( や ま が た ひ ろ し )教授
上記をご覧ください。
Osaka University of Arts Graduate School
音楽学
芹 澤 尚 子 ( せ り ざ わ ひ さ こ )教授
profile ―――― 国立音楽大学大学院修士課程音楽学専攻修了。1973∼75年チュー
リッヒ大学およびウィーンに留学。1977年より大阪芸術大学専任。2005年博士(芸
術文化学)。日本音楽学会、
日本ピアノ教育連盟、
日本ショパン協会会員。
研究分野 ――――西洋音楽史学、ピアノ音楽研究、特に演奏との結びつきを重視した
音楽研究を行っている。論文『A.カルダーラのオペラ序曲』
『J.J.フックスのオペラ序
曲』、
『The overtures to Caldara's secular dramatic compositions.
1716−1736, Scolar Press(UK)、
『テ・デウムにおけるウィーン様式』、
『古典派
時代のピアノ演奏論』、
『J. ハイドンのクラヴィーア音楽』など、訳書『文献に見るピア
ノ演奏の歴史』
(ウリ・モルゼン編、
シンフォニア)。
樋 口 光 治 ( ひ ぐ ち み つ は る )教授
profile ―――― 1988年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
文学修士(大阪大学)。1988∼91年大阪大学文学部助手。日本音楽会会員。美学会会員。
研究分野 ―――― 西洋音楽史。16世紀後期から18世紀中頃の西洋音楽においてど
のように器楽が成立、展開したのかという問題を楽曲分析に基づいて研究。
「《平均
律クラヴィーア曲集》第1巻のフーガにおける〈性格主題〉と〈楽曲構造〉」、
「J.S.バ
ッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》に関する−考察」、
「調性
格論序説」、
「バロック音楽研究の視点」。
前 川 陽 郁 ( ま え か わ は る か )教授
profile ―――― 1993年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程(芸術学専攻)修
了。博士(文学)
(大阪大学)。1991年大阪芸術大学勤務。美学会、
日本音楽学会、
日
本音楽教育学会会員。
研究分野 ―――― 芸術がもたらす体験について、音楽を中心に考えており、その成果
は「音楽と美的体験」
(勁草書房)で公にしている。近年は、音楽に限らず、芸術につ
いて、作品よりもむしろ演じること(パフォーマンス)の面から考えるとともに、音楽教
育についても、その視点から研究している。
環境・建築芸術学
山 形 政 昭 ( や ま が た ま さ あ き )教授
P.8をご覧ください。
15
Osaka University of Arts Graduate School
芸術研究科 博士課程(前期) 芸術制作専攻/芸術文化学専攻共通
担当者
共通
荒 川 淳 彦 ( あ ら か わ あ つ ひ こ )客員教授
大 友 直 人 ( お お と も な お と )教授
profile ―――― 桐朋学園大学を卒業。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、岡部守
弘各氏に師事した。桐朋学園大学在学中からNHK交響楽団の指揮研究員となり、22
profile ―――― 1973年多摩芸術学園芸能美術科(現:多摩美術大学 映像演劇科)
卒業。1973年∼1985年NHK美術センター(現:NHKアート)勤務。その後、
フジ
テレビジョン入社、美術制作局美術部デザインに勤務。2012年定年退社。同時期に
株式会社 荒川空間デザイン研究所を設立、現在に至る。
美術デザイナーとしての主な担当作品
テレビドラマ:
「東京ラブストーリー」
「ひとつ屋根の下」
「あすなろ白書」
「HERO」他
映画:
「HERO」
「プリンセス・トヨトミ」他
演劇:日生劇場やパルコ劇場、ル・テアトル銀座劇場等での現代演劇
歳で楽団推薦によりNHK交響楽団を指揮してデビュー。現在、
群馬交響楽団音楽監督、
東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団ミュージッ
クアドバイザー。また、2004年から8年間にわたり、東京文化会館の初代音楽監督を
務めた。
第8回渡邊暁雄音楽基金音楽賞(2000年)、第7回齋藤秀雄メモリアル基金賞
(2008年)を受賞。
2001年より、
指揮者アラン・ギルバート(ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督)
と国際音楽セミナー「ミュージック・マスターズ・コース・イン・ジャパン」
(MMCJ)を
研究分野 ―――― 映画 演劇 ドラマ イベント等を通じて、全体のアートディレクショ
開催。邦人の新作にも力を注いでいる。
ンを行い美術表現のあり方を企画・構成し多方面的に研究展開する。又、空間全体を
1997年5月
三枝成彰:オペラ「忠臣蔵」 日本初演
2004年4月
三枝成彰:オペラ「Jr.バタフライ」 日本初演
把握し美術デザインがどのような表現として関わり効果をもたらしているかを分析・
検証を行う。
市 川 衛 ( い ち か わ ま も る )准教授
2009年12月 千住明:オペラ(演奏会形式)万葉集 新作初演
2011年11月 東京文化会館50周年記念フェスティバル記念オペラ 薫敏郎:古事記
日本初舞台上演
profile ―――― 1978年京都大学理学部卒業。1979∼84年パイオニア株式会社。
2012年11月 冨田勲:イーハトーヴ交響曲 日本初演
1990∼1991年アーク都市塾パソコンカレッジ講師、1997年有限会社インターア
2013年1月
三枝成彰:オペラ「KAMIKAZE−神風」 日本初演
ート設立。2000年より大阪芸術大学専任。
2014年1月
千住明:オペラ「滝の白糸」 日本初演
研究分野 ―――― インタラクティブアート、
メディアパフォーマンス、
デジタルコンテン
ツ制作、マルチメディアプログラミング、即興演奏、造形芸術。
作品・著作・特許・開発 ―――― HyperKeyboardシリーズ(1989∼)、Interaction
Paintingシリーズ(1993∼)、
N-E-W-Sシリーズ(2003∼)、
DEN-WAシリーズ(2005
∼)など作品多数。1992年コム博・インタラクティブアートギャラリー、1994年
奥 佳 弥 ( お く か や )准教授
profile ―――― 1985年 奈良女子大学住居学科卒業。1990∼92年 オランダ政
府給費留学。1994年京都工芸繊維大学大学院博士課程修了、博士(学術)。2007
年 アムステルダム自由大学客員研究員。2000年より大阪芸術大学専任。2005年
∼ 同大学助教授。日本建築学会、建築史学会、意匠学会。
IMAGES DU FUTURE、1996年サイエンスアート展、2004年VISION in Prague
などに参加。1994年「インタラクティブアート宣言」、2003年「芸術情報論」などの著
作。旋律合成に関する日米特許所有。1997年「ドレミBOX」、1998年「タイルメーカ
ー」、2011年iPhoneアプリ「Marching Snare」などアプリケーションを企画・開発。
研究分野 ―――― 近代建築史。著書に『リートフェルトの建築』
(TOTO出版2009
年)、共著書に『デ・ステイル1917∼32』
(河出書房新社1997年)、
『ヨーロッパ建
築史』
(昭和堂1998年)、
『国際デザイン史』
(思文閣出版2001年)、
『作家たちの
モダニズム』/『近代日本の作家たち』
(学芸出版社2003年/2006年)、
『現代建
築家99』
(新書館2010年)、
『デザインの力』
(晃洋書房2010年)ほか。
犬 伏 雅 一 ( い ぬ ぶ せ ま さ か ず )教授
profile ―――― 1976年京都大学文学部言語学科卒業。1987年大阪大学大学院
小 野 隆 浩 ( お の た か ひ ろ )准教授
文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士(大阪大学)。美学会、映像学会、表
profile ―――― 舞台音響デザイナー、サウンドシステムチューナーとして活動。株式
象文化論学会、
日本記号学会会員、
日本文化政策学会。
会社オープンロード、株式会社ストーリーレーン、公益財団法人びわ湖ホール事業部・
研究分野 ―――― 映像理論が専門。写真論の通史的展開の解明と実用論的な美学に
依拠しつつ、写真・映画を横断する映像理論、間メディア的イマージュ論の構築に取り
組んでいる。具体的には、19世紀のピクトリアリズムの再検討、写真と実験映像の横
舞台制作室長を経て現在に至る。一般社団法人日本音響家協会・理事、
日本舞台音響
家協会・会員。
[受賞歴]1992年第3回・出光音楽賞、2001年第2回・日本音響家協会賞、2009
年社団法人全国公立文化施設協議会・特別功労賞を受賞。
断的考察、
ヴィジュアル・スタディーズの生起をめぐるエピステーメー的背景の研究、
特に『オクトーバー』誌に関わる言説展開の分析に取り組んでいる。現在、最優先の
研究課題として「韓国写真史」の研究を介した一国的な「日本写真史」言説の解体を
目指している。編著書に『新世代写真術』
(フィルムアート社)がある。
内 村 由 紀 ( う ち む ら ゆ き )准教授
profile ―――― 1983年東京ガラス工芸研究所卒業。1999年・2001年Pilchuck
研究分野 ―――― 主としてオペラやクラシックコンサートの音響デザイン、劇場音響
コンサルタント等を手がける。建築音響の理論をベースに電気音響を効果的に組み
合わせる独特の手法による音場表現は、劇場空間に自然な響きをつくりだし、その芸
術的表現力には定評がある。
[著書]
『オペラと音響デザイナー』
(音と響きの舞台をつくる)新評論刊。
『びわ湖ホ
ール・オペラをつくる』
(創造し発信する劇場)共著・編纂、新評論刊。
『プロ音響デー
タブック』リットーミュージック刊。
Glass School(シアトル)、2002年Urban Glass Studio(ニューヨーク)、2003年
Centro Studio Vetro(ヴェニス)、2010年Rochester Institute of Technology
(ニューヨーク)にて指導。1996年より内村Arts&Crafs Glass主宰。2006年大
profile ―――― 1974年大阪芸術大学工芸学科染織卒業。大阪芸術大学教授。民族
阪芸術大学専任。Glass Art Society 会員。
藝術学会、意匠学会会員。
研究分野 ―――― ガラス工芸/キルンワーク/ガラス美術品修復
研究分野 ―――― 一布にひそむ表現をひきだす−という制作意図のもとテキスタル
MARUNOUCHIホテル(東京)、東急STUDIO(市ヶ谷)、虎ノ門イーストビルディン
アートによる創作活動を展開。テキスタイルアートの表現手段として「CONSTRUCTED
グ(東京)のエントランスコレクション制作。道ノ尾病院(長崎)丸柱ガラス装飾、三井
TEXTILES 構成テキスタイルの意」の体系的な研究を制作とともに続ける。
住友銀行(東京目黒支店/名古屋藤が丘支店)特別室コレクション、広尾ガーデンフォ
受賞歴等:1998年高岡クラフトコンペティション(グランプリ)、1993年国際掌中新
レスト桜レジデンス(東京)エントランス床ガラス照明、椿レジデンス(広尾)エントラ
立体造形公募展(準大賞)、1998年第9回国際タピスリー・トリエンナーレ、2002−
ンスパーテーション制作。コーニンググラス美術館(ニューヨーク)、ローザンヌ装飾
16
小 野 山 和 代 ( お の や ま か ず よ )教授
美術館(スイス)、サンパウロ美術館(ブラジル)作品収蔵。能登島ガラス美術館、箱根
ヴェネチア美術館等々の収蔵品修復。供書『パート・ド・ヴェールの技法』。
2012年国際繊維藝術双年展。2010年『しみ しわ たるみ』小野山和代作品集出版
(大阪芸術大学出版助成第64号)、2011−14 FIBER FUTURES Japan's Textile
Pioneers(NY, San Francisco, Helsinki, Spain, Portugal, Sweden, Denmark)
Osaka University of Arts Graduate School
加 治 大 輔 ( か じ だ い す け )准教授
川 村 眞 次 ( か わ む ら し ん じ )客員教授
profile ―――― 1993年東北大学工学部建築学科卒業。1995年東北大学大学院
profile ―――― 1968年大阪工業大学建築学科卒業。同年日本住宅公団(現都市再
工学研究科建築学専攻博士課程前期修了。1997年東北大学大学院工学研究科都市・
生機構)に入所。1998年関西都市整備センター取締役設計本部長。2004年URサ
建築学専攻助手。2007年大阪芸術大学建築学科准教授。日本建築学会(AIJ)会員。
ポート執行役員設計技術部長。2002年大阪芸術大学非常勤講師(2011年現職)。
日本建築家協会(JIA)会員。1995年日本建築学会優秀修士論文賞。2008年日本
2010年CSD研究所主宰。
建築家協会優秀建築選。一級建築士。博士(工学)。
公職:1994年∼03年関西インテリアプランナー(以下IP)協会会長。1998年∼
研究分野 ―――― 建築意匠・建築計画
00年日本IP協会副会長、2012年宇多津町都市景観審議会委員。
査読付論文
賞:2003年奈良市建築文化賞景観賞、
グッドペインティングカラー優秀賞。2008年
「ダイナミックシンメトリー理論の論理について」
(日本建築学会2004年)。
土木学会デザイン賞優秀賞等。
「ミース・ファン・デル・ローエのフッベ邸とジェイ・ハンビッジの正方形分割」
(日本建
資格:
IP、一級建築士。
築学会2002年)。
「ミース・ファン・デル・ローエ『煉瓦造田園住宅案』に関する極分
割法を用いた分析」
(日本建築学会2001年)。
「ミースのファンズワース邸の平面
に潜むダイナミックシンメトリー」
(日本建築学会2000年)。
「現代建築のプログラ
ム概念の普遍性と可能性」
(日本建築学会1995年)。他
全国誌掲載作品
瀬戸内国際芸術祭大阪芸術大学出展作品「Swaying with Laver/建築計画・設計」
(『美術手帳』2010年6月増刊号、
『瀬戸内国際芸術祭2010』)。
「家系図の家」
(『JIA
研究分野 ―――― 集住体デザイン。特に空間をインフィル・スケルトン・アーバンティ
ッシュに分けてデザインする方法を研究、実践。作品場所:奈良・紀寺、浜甲子園さくら
街、キャナルタウンウエスト、NEXT21−202暖快の家等。共著書:集住体デザイン
の最前線関西発、NEXT21その設計スピリッツと居住実験の全貌、住環境計画3等。
論文:時流に対峙する集住体のスペースデザイン奈良・紀寺、街づくり・住まい造りの
新しい試み −奈良学園前・鶴舞−、宇多津古街に於ける景観形成の向上に関わる研究等。
優秀建築選2008』)。
「死滅する都市のドローイング」
(『建築思潮02』)。他
北 村 岳 子 ( き た む ら た け こ )准教授
片 岡 淳 ( か た お か じ ゅ ん )講師
profile ―――― 1979年大阪芸術大学工芸学科染織コース卒業。1992∼93年文
部省(現文部科学省)若手在外研修(北欧)。琉球大学教育学部名誉教授。天然染料
顔料会議・国際服飾学会副会長。日本織物文化研究会理事。国際琉球・沖縄学会会員。
沖縄県工芸振興審議会会長。
研究分野 ―――― 薩摩侵攻以前の琉球染織文化。染織材料学。琉球・沖縄の衣生活
概観(共著)。アジアの織物・沖縄の布。
(知の津梁、琉球大学編)。宮古上布(朝日新
聞社刊、人間国宝シリーズ)。琉球文化圏にのこる古刺繍の調査報告(科研費基盤研
究B中間報告)。沖縄の花織、織の海道(沖縄本島・久米島編)。紅型からみた沖縄の
特色(第4回沖縄研究国際シンポジウム)。
profile ―――― 京都府出身。女優、
ダンサー、歌手としてミュージカルやショー、近年
はストレートプレイでも活躍。都立新宿高等学校卒業後、劇団四季に入団。その後青
年座、東京乾電池を経て、
プランニングクレアに所属。劇団四季では「コーラスライン」
(マギー)「アプローズ」
(ボニー)「キャッツ」
(タントミール)「美女と野獣」
(バベ
ット)等。1988年、
ブロードウェイに単身ダンス留学。その後、
「エンシングゴーズ」
(ア
ーマ)「ミスサイゴン」
(ジジ)「キャバレー」
(コスト)等。ホリプロインプルーブメン
トアカデミー、現講師。
研究分野 ―――― その後の主な出演舞台「魔女の宅急便」
(ジジ)「雨に唄えば」
「シ
ンデレラ」
(姉)「フェイキング・フレッドアンドジンジャー」
(二人芝居)「スヌーピー」
(パティ)
「ジキルとハイド」
「ザ・ヒットパレード」
「ピピン」
(継母)「マリーアントワネ
ット」
(マダムラパン)「ダウンタウンフォーリーズ」
「シューズオン」のシリーズ。
「ロ
ックオペラ・モーツアルト」
(母)2014年6月「恋と音楽」
(パルコ劇場) 2015年1
加 藤 哲 弘 ( か と う て つ ひ ろ )講師
月「シューズオン」に出演予定。近年はミュージカル後継者の育成と共に構成、振付
profile ―――― 1978年京都大学大学院文学研究科修士課程修了、1981年同博士
け等に研究分野を広げている。
課程単位取得満期退学。京都大学助手、大阪学院短期大学助教授を経て、1997年
より関西学院大学文学部教授。美学会委員、
日本映像学会理事
絹 谷 幸 太 ( き ぬ た に こ う た )客員准教授
研究分野 ―――― 現在の研究テーマは、
イメージ解釈の方法論、人類学的観点からみ
profile ―――― 東京都生まれ。2002年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期
た物語絵画の構造と機能、近代ドイツ語圏における制度としての美術史学の成立、日
課程彫刻専攻修了(彫刻博士第一号。東京藝術大学美術館買い上げ。野村賞受賞)。
本や非西欧地域への美学と美術史学の移植、カント『判断力批判』における(とくに
2003年文化庁新進芸術家海外留学制度にて留学(研修地ブラジルサンパウロ大学
料理と味覚に関する)具体例など。
大学院 post doc修了)。2004年サンパウロ市制450周年記念展覧会。2008年
主要な研究業績には、
『ムネモシュネ・アトラス』、
『イコノロジーの再生』、
『美学にお
ブラジル日本移民百周年記念モニュメント制作設置。ブラジル彫刻美術館個展。
ける啓蒙と未開』、
『明治期日本の美学と芸術研究』などがある。
2010年北京ビエンナーレ。2011年成都ビエンナーレ(成都現代美術館買い上げ)。
2012年パリ吉井画廊にて個展。
河 田 昌 之 ( か わ た ま さ ゆ き )教授
研究分野 ―――― 彫刻における実材(石や木や金属)の調査研究。美の新領域の探
profile ―――― 1983年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位修
求及び現代彫刻における現代性への模索。
「美しい」と素直に感じ勇気を持って表現
得満期退学。1985年∼2012年和泉市久保惣記念美術館学芸員、および2004年
できる学生を育てたい。日本国の文化芸術の発展に寄与できれば望外の喜びである。
∼2013年和泉市久保惣記念美術館館長。2013年より大阪芸術大学教授。2010
1995年ユニオン造形文化財団助成。1998年ポーラ美術振興財団助成。2003年
年財団法人林宗毅博士文教基金会文化奨励章。美術史学会会員、美学会会員、国際
文化庁助成。2004年サンパウロ市助成。2005年財団法人清春白樺美術館助成。
浮世絵学会会員。和泉市史編纂委員。
2008年国際交流基金、日伯両政府助成。2012年より名古屋大学博物館助成。内
外個展多数開催。
研究分野 ―――― 日本の中世・近世絵画史を専攻する。近年は源氏物語、伊勢物語を
題材とする物語絵ややまと絵を中心に、学芸員の経験を生かして作品研究を進めて
いる。
木 村 和 実 ( き む ら か ず み )准教授
著書に『源氏物語手鑑研究』
(和泉市久保惣記念美術館1992年)、
『伊勢物語絵本
profile ―――― 1983年大阪大学文学部独文学科卒業。1989年大阪大学大学院
絵巻大成』
(共著、
角川学芸出版2007年)、
『源氏絵集成』
(共著、
藝華書院2011年)、
文学研究科博士課程中退。1993年大阪芸術大学大学院芸術文化研究科助手。
『宗達伊勢物語図色絵』
(共著、思文閣出版2013年)ほか。
1995年大阪芸術大学芸術学部文芸学科講師、2002年助教授。博士(芸術文化学)。
美学会、美術史学会会員。
研究分野 ―――― 専門は19世紀のドイツのロマン主義絵画。主要論文:
「無限へのま
なざし−フリードリヒの後姿の人物像をめぐって−」
(「美學」179 号)、
「C.D.フリー
ドリヒ《窓辺の女》−ドイツ・ロマン主義絵画における窓のモチーフについて−」
(大阪
芸術大学文芸学科紀要「河南論集」第5号)等。
17
Osaka University of Arts Graduate School
栗 山 和 樹 ( く り や ま か ず き )客員教授
下 休 場 千 秋 ( し も や す ば ち あ き )教授
profile ―――― 1986年国立音楽大学音楽学部作曲学科卒業。同大学院音楽研究
profile ―――― 1978年大阪芸術大学環境計画学科卒業。1981年筑波大学大学
科修了。文化庁在外研修制度によりスタンフォード大学音楽学部CCRMA(コンピュ
院環境科学研究科修士課程修了。2003年大阪芸術大学大学院(芸術文化学)博士
ータ音楽・音響研究センター)留学。日本音楽著作権協会編曲審査委員会委員。
号取得。1987年∼大阪芸術大学専任教員。アフリカのカメルーン、エチオピア、東
研究分野 ―――― NHK大河ドラマ「北条時宗」、東映「極道の妻たち∼決着」など映
南アジアのボルネオ島、及び国内各地の世界遺産地域で現地調査を行ってきた。日
画・ドラマの音楽作曲。ジャズ・ピアニスト山下洋輔氏“FRAGMENT”をはじめ、CD、
本アフリカ学会、民族藝術学会、
日本造園学会、
日本地理学会会員。日本エコツーリズ
コンサートの編曲。NHK紅白歌合戦、NHK「ニュー・イヤー・オペラ・コンサート」、
ム協会理事。
NHK名曲アルバム「鳥の歌」など編曲。
笹 谷 純 雄 ( さ さ や す み お )教授
profile ―――― 1986年京都大学大学院美学美術史学専攻修士課程修了。文学修
士(京都大学)。1986年∼88年福井県立美術館勤務。1989年∼90年京都大学
文学部助手。
研究分野 ―――― 西洋美術史、近代彫刻史。特に18世紀以降の西洋彫刻と明治以降
研究分野 ―――― 環境保全を前提とする地域計画学の構築を目指し、地域の自然、生
活文化、民族芸術を地域資源と位置づけ、エコツーリズム、エコミュージアムに関する
調査研究を継続している。著書として、
『民族文化の環境デザイン』、共著として『暮
らしの地理学』
(以上、古今書院)。論文として、
「バフツ王国のアビンフォ祭り−カメ
ルーン、
ティカールの事例−」
(大阪芸術大学紀要)、調査報告として「エコツーリズム
における文化遺産の価値」
(国立民族学博物館調査報告)、
「カメルーン共和国の首
長国群に関する芸術行動学的考察」
(大阪芸術大学大学院藝術文化研究)等がある。
の日本彫刻を研究対象とする。
田 口 雅 一 ( た ぐ ち ま さ い ち )准教授
重 政 隆 文 ( し げ ま さ た か ふ み )教授
profile ―――― 1986年神戸大学大学院工学研究科建築学専攻修了。工学修士。戸
profile ―――― 1979年関西大学大学院文学研究科修士課程修了。1983年大阪
田建設、アスコラル構造研究所を経て、1995年タック建築設計設立。1997年Tac
芸術大学講師。1991年同・助教授。2001年同・教授。日本映像学会会員。
−D建築構造事務所に改組、2002年よりTAPS建築構造計画事務所に改称。2005
研究分野 ―――― 専門は映画全般、特に映画批評の方法論、
および批評史。もう一つ
の専門は現代英米演劇。他に関西小劇場、ニューヨーク・ブロードウェイ演劇、ミュー
年大阪芸術大学通信教育部専任講師、2008年より大阪芸術大学芸術学部准教授。
構造設計一級建築士、一級建築施工管理技士、
日本住宅性能評価員。
ジカル。著書に『勝手に映画書・考』
『ザッツ・ブロードウェイ・ミュージカル』
『同、Ⅱ』
研究分野 ―――― 建築構造計画・建築構造設計。間伐材を用いた家具的耐力壁の研
『映画の本の本』
『映画批評は批評できるか・番外篇』
『そして誰も観なくなった』
(共
究、
循環型林業再生モデル及び地域貢献システムの研究、
他。
に松本工房)。現在、
ブロードウェイ・ミュージカルの歴史をまとめている。
作品 SH@64(グッドデザイン賞2001)、
スガルカラハフ(JCDデザイン賞2003)、
SoHo(グッドデザイン賞2004)、
CUR(第4回JIA関西建築家新人賞)、
SHIP(グッドデ
志 村 哲 ( し む ら さ と し )教授
ザイン賞2007)、
クローバーハウス(日本建築家協会賞、
第53回大阪建築コンクール
大阪府知事賞、
平成19年日本建築士会連合会賞 優秀賞)、
ハマの家(第54回大阪建築
profile ―――― 大阪芸術大学音楽学科(音楽工学専攻)卒業。古管尺八(例えば古楽
コンクール 大阪府知事賞)、
永元寺蕪坐離庵(第30回大阪都市景観建築賞 大阪府建築
器の名器)の音楽学・楽器学的研究により、
1999年、
博士(学術)
(お茶の水女子大学)。
士会長賞)、甲陽園目神山の家(第5回JIA関西建築家新人賞、第57回大阪建築コンク
創作領域では、ライブ・コンピュータ・ミュージック《竹管の宇宙》シリーズがICMC'
ール 大阪府知事賞)、
Sg(東京建築士会 住宅建築賞、
グッドデザイン賞2009)田園オ
94 (デンマーク)、ICMC' 96 (香港)に入選。また、尺八古楽器・古譜の復元演奏や
フィス(グッドデザイン賞2012、
第45回 中部建築賞)、
風の間(平成25年 日本建築士
尺八の古典曲、現代曲の演奏活動、国際尺八フェスティバルでの講演の他、CD制作も
会連名会賞 優秀賞)、
日本圧着端子製造(第23回 日本建築美術工芸協会 芦原義信賞)
多数。東洋音楽学会・情報処理学会・民族藝術学会・日本音楽学会・日本音響学会・日
他、
多数の作品の構造計画・構造設計を担当。その他、
建築専門雑誌への寄稿多数。
本ポピュラー音楽学会各会員。
研究分野 ―――― 〔1〕日本楽器とその演奏技法の楽器学・音楽学的研究。主な著書は
田 嶋 悦 子 ( た し ま え つ こ )准教授
『古管尺八の楽器学』
(出版芸術社、
2002)、
『事典 世界音楽の本』
(岩波書店、
2007)
profile ―――― 1981年大阪芸術大学工芸学科陶芸専攻卒業。1992年咲くやこの
(共著)、
『幽玄なる響き 人間国宝・山口五郎の尺八と生涯』
(出版芸術社、
2008)
(共著)
花賞・美術部門。2004年第15回タカシマヤ美術賞2005。2004年度日本陶磁協
〔2〕作品制作・研究へのコンピュータ他、様々なテクノロジーの応用。特に、音楽にお
会賞受賞。2006年、大阪芸術大学工芸学科准教授。現在、IAC、東洋陶磁学会、日本
ける人間と道具との関わりを追究し「Cyber尺八」
「IT社会のための情報音楽Web博
陶磁協会会員。
物館」の各プロジェクトを推進。主な著書は『コンピュータと音楽の世界-基礎からフ
研究分野 ―――― 1980年代、旧来の美術の枠に囚われないパワフルな表現を特徴
ロンティアまで』
(共立出版、1998)
(共著)、
『音楽文化学のすすめ いま、
ここにあ
とする女性作家たち「抑少女」を代表するアーティストとしてデビュー。
る音楽を理解するために』
(ナカニシヤ出版、2007)
(共編著)。
90年代初頭から色彩や装飾を抑え、精神性をシンボル化したフォルムを追求。ガラス
〔3〕日本楽器による創作と伝統文化の継承。古楽器復元研究や古譜解読による実験
と陶を組み合わせる新たな造形表現を実現し、生命力溢れる作品を制作する。個展、
演奏のほか、虚無僧尺八(地無し尺八)を用い、現代のさまざまな音楽において国内
2004年大原美術有隣荘。2009年日本橋 島屋。2012年イムラアートギャラリー
外で演奏・創作・講演活動を行なっている。最近のCDは『浜松市楽器博物館コレクシ
京都。2013−14兵庫陶芸美術館。東京国立近代美術館工芸館、滋賀県陶芸の森な
ョンシリーズ6 古管尺八1∼音の表情∼』
(浜松市楽器博物館、2005)、
『浜松市楽
どでのグループ展多数。金沢21世紀美術館他、
海外にもパブリックコレクションがある。
器博物館コレクションシリーズ26 地無し尺八の世界∼瞑想の奥へ、響きの彼方へ∼』
(浜松市楽器博物館、2010)、
『浜松市楽器博物館コレクションシリーズ39 地無し
尺八の可能性∼祈りから未来へ∼』
(浜松市楽器博物館、2012)、
『高橋悠治の肖像』
田 中 幸 子 ( た な か ゆ き こ )教授
profile ―――― 1977年関西学院大学文学研究科博士課程単位取得退学。美学会会員。
(avex-CLASSICS)。作品発表は「尺八演奏家の邦楽作品『現代邦楽・創造の軌跡』」
(東京・紀尾井ホール主催、2004)の演奏会など。虚竹禅師奉讃会常任理事、虚無僧
研究会会員。
研究分野 ―――― 美学、文芸学。主要論文:
「N.ハルトマンからインガルデンへ−芸術
存在論における一展開」
「芸術事物一リルケの芸術論」
「文学作品の未規定性と読者
一インガルデンの場合」等。
18
Osaka University of Arts Graduate School
玉 岡 か お る ( た ま お か か お る )客員教授
中 沢 け い ( な か ざ わ け い )客員教授
profile ―――― 1979年神戸女学院大学卒業。
profile ―――― 1982年明治大学政治経済学部政治学科卒業。1978年第21回群
’
89年 神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』
(新潮社)で文壇デビュー。
『天涯の船』
『銀のみち一条』
『負けんとき』
(いずれも新潮社)、
『自分道』
(角川新書)
像新人賞を「海を感じる時」で受賞。1985年第7回野間文芸新人賞を「水平線上に
て」で受賞。2005年から法政大学文学部日本文学科教授。
など著書多数。
研究分野 ―――― 小説家。法政大学文学部日本文学科では文芸コースのゼミで文芸
第25回織田作之助賞受賞作『お家さん』
(新潮社)は舞台化、TVドラマ化され大きな
創作を指導する。主な著書に「海を感じる時」
「女ともだち」
「水平線上にて」
「静謐
反響を呼ぶ。
の日」
「豆畑の昼」
「楽隊のうさぎ」
「うさぎとトランペット」などがある。
最新作は『ひこばえに咲く』
(PHP研究所)
『虹、つどうべし』
(幻冬舎)
『ホップ・ステ
ップ・ホーム!』
(実業之日本社)
『にっぽん聖地巡拝』
(大法輪閣)4冊を同時刊行。テ
レビ、
ラジオでも出演中。’
12年より兵庫県教育委員。
’
00年11月加古川市特別文化賞受賞。’
06年兵庫県文化賞受賞。
公式ホームページ:http://tamaoka.info/
西 岡 琢 也 ( に し お か た く や )教授
profile ―――― 1979年関西大学法学部法律学科卒業。大学在学中より井筒和幸監
督の助監督。79年脚本家デビュー。以降、劇映画・テレビ・オリジナルビデオ作品の脚
本を多数執筆。主な作品に映画「ガキ帝国」、
「TATTOO〈刺青〉あり」、
「ションベン・
研究分野 ―――― 文学、歴史、環境ほか
ライダー」、
「金田一少年の事件簿」
(アニメ)、
「火垂るの墓」、
「秋深き」、
「沈まぬ太
文学、歴史については創作活動にて成果を発表するほか、行政において兵庫県美術館
陽」、
「太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男」、
「はやぶさ 遙かなる帰還」等。協同
審議委員、兵庫県文化賞選考委員などを務める。
組合日本シナリオ作家協会理事長。
2011年河川功労者表彰。同年、播磨の文化遺産であるため池の保全を通じて広く
研究分野 ―――― ジャンルを問わず、
ドラマ脚本の創作。
環境を考える「いなみ野ため池協議会」会長で兵庫県知事表彰。
中 川 志 信 ( な か が わ し の ぶ )教授
西 岡 陽 子 ( に し お か よ う こ )教授
profile ―――― 1980年関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期修了。文学
profile ―――― 1990年武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。
修士。日本民俗学会会員。芸能史学会会員。1999年建築史学会賞受賞。
同年松下電器産業株式会社入社デザイン部配属。
2007年大阪芸術大学芸術学部デザイン学科プロダクトデザインコース教授。
日本ロボット学会会員、
日本人間工学会会員。
日本グッドデザイン賞多数受賞。
2006年グッドデザインひょうご産業ビジネス部門賞受賞、2004年入賞。
2006年国際デザインコンペ銀賞、銅賞受賞。
2003年欧州デジタルビデオカメラ大賞受賞。
1998年大阪コスモスクエア国際デザインコンペ佳作受賞。
1997年大阪デザインコンペ銀賞受賞。
研究分野 ―――― ロボティクスデザイン、
インタラクションデザイン、
プロダクトデザイン。
著書「ロボティクスデザイン」
(単著、美術出版社)
「ロボティクス」
(共著、丸善)。
文部科学省科学研究補助費採択研究「人間共存型ロボットに最適な演技演出デザイ
ン基本法則の抽出」
「人間共存型ロボットにおける最適なモーションデザインの抽出」。
独立行政法人科学技術振興機構(JST)採択研究
「認知症ケアを高齢者の感情面から予防する情動ロボットによる新療法」
研究分野 ―――― 巫覡盲僧およびその語り物を中心とする研究。都市祭礼研究等。
「地神盲僧資料」、
「地神盲僧の伝承詞章」、
「近世日向の盲僧」、
「まち祇園祭すまい」、
「造物の諸相」、
「近代の放浪―ある浪花節語りの日記から」、
「祭りのしつらい」。
新 田 三 郎 ( に っ た さ ぶ ろ う )客員教授
profile ―――― 1968年、1970年映画を撮る。
1972年サルトル作「出口なし」を初めて照明デザインする。次降主に新制、モダン
ダンスの照明デザイナーとして活動する。ロシア、
ヨーロッパ、韓国公演に参加。
研究分野 ―――― 関西を中心に演劇・モダンダンスの照明デザインを担当。年間20
作品を手がける。近年は舞台空間において白色光の持つ効果の限界を探る。大阪新
劇団協議会合同公演。兵庫・大阪洋舞家協会合同公演等。
丹 羽 洋 介 ( に わ よ う す け )客員教授
profile ―――― 1966年東京教育大学卒業。1968年東京芸術大学大学院修了。
1983年富山大学助教授。1986年イタリア政府給費による壁画研究。1990年∼
日本ロボット学会学術講演会発表論文
2009年富山大学教授。1997年文部省在外研究員としてメキシコの現代壁画とスペ
「文楽人形の動きから最適なロボットモーションデザイン∼文楽人形遣いとの共同研究を通して∼」
インの先史洞窟壁画の研究。2007年∼2009年タイ王宮寺院壁画の研究(科研費助
日本人間工学会全国大会発表論文
成)。2008年∼2010年タイとラオスの歴史的壁画の研究(トヨタ財団研究助成)。
「着用型遠隔操作ロボットにおける操作特性に関する研究」
研究分野 ―――― 壁画制作と壁画技法の研究
「操作時のメンタルポジションと実操作角度との適合関係について」
著書:フレスコ画の制作(美術出版社)、
フレスコ画(ホルベイン工業)など。
中 川 滋 弘 ( な か が わ し げ ひ ろ )教授
ディエゴ・リベラのエンカウスティーク技法についての研究(大学美術教育学会)など。
論文:パドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂におけるジョットの壁画技法(日本オリベッティ)、
profile ―――― 東京大学文学部卒業後、松竹入社。
『男はつらいよ』
『釣りバカ日誌』
シリーズ、
『御法度』
『たそがれ清兵衛』
『東京タワー』など劇映画をプロデュース。
壁画制作:
「青い国の夢」
(高松市庁舎)、
「ウートピア」
(イタリア、
チビアーナ市庁舎)、
「虹のかけ橋」
(長野県アクアパル千曲)、
「大樹の夢」
(東京、日本橋プラザビル)など多数。
研究分野 ―――― デジタル技術とインターネット革命でメディアの境界が溶け出して
いる。ひとつのディスプレイでテレビ、映画、
ビデオ、ゲーム、出版、新聞、絵画、音楽、広
告が受容できる。各メディア産業はユーザーから時間を奪う競争にさらされる。
「オール・メディアによる総合異種格闘技」時代の幕開けだ。
その結果、映画の定義は「映画館でも上映する映像」になりつつある。テレビドラマの
映画化が問題視された風潮は忘れ去られ、映画の正体が消えていく。観客からしか作
り手は生まれないが、その意識変化を見きわめたい。
19
Osaka University of Arts Graduate School
待 永 望 ( ま ち な が の ぞ む )教授
山 本 健 翔 ( や ま も と け ん し ょ う )准教授
profile ―――― 大阪音楽大学附属音楽高等学校を経て同大学卒業。同専攻科修了。
profile ―――― 1980年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。在学中に岸田理
現、 日本テレマンアンサンブル、大阪府音楽団に在籍後、1977年渡欧。マンハイム
生氏らと哥以劇場結成。1982年演劇集団円会員。同年坂東玉三郎公演「白鷺」出演。
国立音楽大学入学。芸術家資格試験に全員一致の最高点で合格。現地の新聞に新し
以後丈の舞台に数多くかかわり、薫陶をうける。1988年ニューヨーク、テリー・シュ
い音楽家の登場と評される。シュヴェツィンゲン音楽祭参加、各地でのコンサート、放
ライバー・スタジオで研修、スタジオ公演にも参加。帰国後、所属する演劇集団円、ま
送等で活躍。
た自ら主宰する劇舎カナリアを拠点に、演出、翻訳、劇作、俳優、声優として数多くの作
同志社女子大学、大阪音楽大学の講師を歴任。
品に関わる。2008年劇詩人加藤道夫企画を開始、詩の響く劇場を志す。
日本演奏連盟会員、堺新人演奏会選考委員、
日本フルート協会常任理事。
研究分野 ―――― 数多くの室内楽コンサートに出演、
リサイタル、待永 望コンサート
シリーズ、依頼演奏、特に新作初演は数多いが、その中の数曲は出版されている。
ソロ、室内楽奏者として活動するかたわら、講習会、
コンクール審査員、オーケストラ
トレーナー、エキストラ等多方面で幅広い活動を行っている。
研究分野 ―――― 呼吸と感情の関わりを基本に詩的身体による演劇創造をめざす。
平石耕一 作「月下」
(出演 南 美江 仲谷 昇 他)、岸田理生 作「永遠 彼女と彼」
(出演 岸田今日子 渡辺 謙 他)、加藤道夫 作「襤褸と宝石」
「なよたけ」
(出演 三谷 昇 川辺久造 他)等を演出。廃屋のチェーホフシリーズ「かもめ」
「三人姉妹」
「ワーニャおじさん」
「櫻の園」
(劇団だるま座)台本、演出、美術、出演。
「みんなして
あらゆる時代において、楽器を操る職人的な技術の考察と、そこから生まれる芸術性
ジョン・レノンをなきものにしやがった」翻訳、演出、出演。
「ハムレット」
「ロミオとジ
を重視する考え方に興味を持っている。
ュリエット」
「お月さまへようこそ」
「カゼリオ」等に出演。著作「フレッド・アステア」
「俳
優になるには」
「声優になるには」等。
三 好 正 豊 ( み よ し ま さ と よ )客員教授
profile ―――― 1970年大阪市立工芸高校金属工芸科卒業。1971年早川徳太郎氏
に師事、銀器制作。1974年田中秀明氏に師事、千家十職中川浄益家茶道具制作、
吉 川 幸 夫 ( よ し か わ さ ち お )教授
profile ―――― 1975年大阪芸術大学芸術学部映像計画学科卒業。1997年大阪
1997年独立、
大阪に工房を開く。1999年第46回日本伝統工芸展東京都知事賞(文
芸術大学映像学科助教授、日本映像学会会員、第26回印刷美術展覧会・イラスト・コ
化庁買上)。2001年第48回日本伝統工芸展文部科学大臣賞(文化庁買上)、2003
ンペ印刷美術協会賞。
年大阪芸術大学工芸学科非常勤講師。2006年紫綬褒章受章、
大阪芸術大学客員教授。
研究分野 ―――― アニメーション映画においても被写体は実写映画と同様、多視点か
2012年公益社団法人日本工芸会、
理事、
金工副部会長、
近畿支部幹事長。
ら描写され動きを伴いますが、
しかし手描きである限り細部へのこだわりはおのずと
研究分野 ―――― 2001年文化庁派遣芸術家在外研修(1年)ミャンマーに於いて高
限界があります。そのような条件下で、いかに興味ある被写体を創造できるか、また
錫銅合金(サハリ)熱間鍛造技法の研修伝統的鍛金技法(鎚上げ、鎚延べ技法)、伝統
動かすことによってその生命感はアニメーション映画にどのような独特の映像表現を
鍛金用地金製造(湯流し技法)
もたらしていくのか、環境を描き出す背景画の空間構成、照明効果等、
アニメーション
安 田 紀 子 ( や す だ の り こ )講師
要・芸術5)、
「アニメーション・フェステバル79,80,81,82(作品出展)」
(心斎橋ソ
映画製作において特にキャラクターと背景画を研究課題としています。
「動くまで」
(紀
profile ―――― 大阪音楽大学卒業後、
およそ10年にわたり、大阪フィルハーモニー
交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、京都市交響楽団、関西歌劇団、大阪音楽大学カ
レッジ・オペラハウスで鍵盤奏者、
コレペティートルとして活躍し、1993年に渡米。マ
サチューセッツ州ロンジー音楽院でチェンバロをピーター・サイクス氏に師事し、
アー
ティスト・ディプロマを取得。ロンジー音楽院より、
アウトスタンディング・グラデュエス
ニープラザ )、
「緑と史跡のふる赤坂里千早」
(1987PRアニメ映画)、
「白鳥王子タ
ケルくん」(2000アニメ作品)等。
田 憲 司 ( よ し だ け ん じ )講師
profile ―――― 1980年京都大学文学部卒業。1989年大阪大学大学院修了。学術
ト・スチューデント賞を受賞。卒業と同時に同音楽院オペラ科コーチとして採用され、
博士。大阪大学助手、国立民族学博物館助手、同助教授を経て、2000年より同教授。
2009年には優れた教師に与えられる、
ジョージ・シーマン・エクセレンス・イン・ティ
日本アフリカ学会研究奨励賞、
サントリー学芸賞受賞。
ーチングを受賞した。ボストン・リリックオペラ、オペラ・ニューイングランド、オペラ・ノ
ース、ヘンデル・アンド・ハイドンソサエティ、
ボストン・バロック等の団体でコーチ及び
伴奏者として活動している。現在、アメリカと日本で演奏及び若手育成に力を注いで
いる。ロンジー音楽院オペラ科ヘッドコーチ、オペラノースヘッドコーチ、ボストン大
研究分野 ―――― アフリカにおいて、同時代の表現文化に関するフィールド・ワークを
おこなうとともに、博物館・美術館という制度が世界の諸民族をいかに表象してきた
かの歴史的研究を進める。著書に『仮面の森』
『文化の「発展」』
『文化の「肖像」』な
ど。
学オペラプログラム・コーチ、大阪芸術大学大学院非常勤講師。
山 田 兼 士 ( や ま だ け ん じ )教授
profile ―――― 1976年関西学院大学文学部フランス文学科卒業、1979年同大学
大学院文学研究科博士前期課程修了、文学修士、1983年同大学院同研究科博士後
期課程満期退学、1986∼94年大阪芸術大学専任講師、1994年∼2004年同大学
助教授、2004年より同大学教授。
研究分野 ―――― 研究対象:フランス近代詩、
日本近現代詩。研究課題:ボードレール、
中原中也、福永武彦、小野十三郎、谷川俊太郎、等。著書:
『高階杞一論』
(澪標)
『谷川
俊太郎の詩学』
(思潮社)
『詩の現在を読む2007−2009』
(澪標)
『抒情の宿命・詩
の行方−朔太郎・賢治・中也』
(思潮社)
『ボードレールの詩学』
(砂子屋書房)
『小野十
三郎論』
(砂子屋書房)
『ボードレール《パリの憂愁》論』
(砂子屋書房)
『歌うボードレ
ール』
(CDブック、編著、同朋舎)
『対訳フランス歌曲詩集』
(編訳著、彼方社)
『谷川
俊太郎《詩》を語る』
(共著、
澪標)詩集『微光と煙』
(思潮社)
『家族の昭和』
(澪標)
『羽
曳野』
(澪標)等。日本フランス語フランス文学会、日本現代詩人会、京都フランス歌
曲協会会員。
20
若 生 謙 二 ( わ こ う け ん じ )教授
profile ―――― 1978年信州大学大学院修士課程修了。農学博士(東京大学)。
2000年ハーバード大学ダンバートンオークス研究所客員研究員。ヒトと動物の関係
学会会長。1998年日本造園学会賞受賞。2011年日本造園学会特別賞受賞。
研究分野 ―――― 造園史・造園学原論。著書:
「動物園革命」
(岩波書店)、共著:ランド
スケープ大系第1・5巻(技報堂出版)、比較文化研究の世界(学術図書出版)、
「生態
工学」
(朝倉書店)、
ヒトと動物の関係学第1巻(岩波書店)。訳書―よみがえるセント
ラルパーク(ソフトサイエンス社)。計画・設計―天王寺動物園の再整備「Zoo21 計
画」、
「爬虫類生態館」、
「アフリカサバンナ」、
「アジアの森」、よこはま動物園ズーラ
シア「チンパンジーの森」、長野市茶臼山動物園「レッサーパンダの森」。飯田市動物
園「カモシカの岩場」
「フンボルトペンギンの丘」、熊本市動植物園「サル山、
カピバラ
の水辺」。
27
3781(代表)