S-24C01B/02B/04B - Seiko Instruments

Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
2 ワイヤ CMOS シリアル E2PROM
S-24C01B/02B/04B は、低消費電流、ワイドレンジ動作の
2 ワイヤ シリアル E2PROM です。容量は 1 K、2 K、4 K
ビットで、構成はそれぞれ 128 語×8 ビット、256 語×8 ビ
ット、512 語×8 ビットです。ページライト、シーケンシャ
ルリードが可能です。
■ 特長
スタンバイ時 :1.0 µA Max. (VCC = 5.5 V)
読み出し時 :0.8 mA Max. (VCC = 5.5 V)
: 0.3 mA Max. (Vcc = 3.3 V)
• 広動作電圧範囲
:2.0 ~ 5.5 V
• ページライト機能 8 バイト/ページ
(S-24C01B/02B)
16 バイト/ページ
(S-24C04B)
• シーケンシャルリード機能
• 動作周波数
400 kHz (VCC = 5 V ± 10 %)
• 書き換え回数
:106 回
• データ保持
:10 年
• ライトプロテクト機能
:S-24C01B
: 100 %
:S-24C02B/04B : 50 %
• S-24C01B
:1 K ビット
• S-24C02B
:2 K ビット
• S-24C04B
:4 K ビット
保
守
品
• 低消費電流
■ パッケージ
パッケージ名
8-Pin DIP
8-Pin SOP(JEDEC)
8-Pin MSOP
パッケージ図面
図面コード
テープ図面
リール図面
DP008-A
DP008-C
DP008-E
FJ008-A
FJ008-A
FN008-A



FJ008-D
FJ008-E
FN008-A



FJ008-D
FJ008-E
FN008-A
備考
詳細については「■ 品目コードの構成」を参照してください。
注意
本製品はAV機器、OA機器、通信機器等の一般的な電子機器に使用されることを意図したものです。
自動車搭載機器(カーオーディオ、キーレスエントリ、エンジン制御等を含む)、医療機器用途で
使用をお考えの際は必ず事前に弊社窓口まで御相談ください。
セイコーインスツルメンツ株式会社
1
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ ピン配置図
8-Pin DIP
Top view
表1
NC
1
8
VCC
NC
2
7
WP
NC
3
6
SCL
GND
4
5
SDA
図1
S-24C01BDP
S-24C02BDP
S-24C04BDP
端子番号
1
2
3
4
5
6
端子説明
無接続
無接続
無接続
グランド
シリアルデータ入出力
シリアルクロック入力
ライトプロテクト入力
7
VCC接続 : プロテクト有効
WP
GND接続 : プロテクト無効
8
電源
VCC
*1. ご使用の際は GND または VCC に接続してください。
形状については「外形寸法図」を参照してください。
品
備考
8-Pin SOP(JEDEC)
Top view
8
VCC
NC
2
7
WP
NC
3
6
SCL
GND
4
5
SDA
図2
S-24C01BFJ
S-24C02BFJ
S-24C04BFJ
端子番号
1
2
3
4
5
6
端子説明
無接続
無接続
無接続
グランド
シリアルデータ入出力
シリアルクロック入力
ライトプロテクト入力
7
VCC接続 : プロテクト有効
WP
GND接続 : プロテクト無効
8
電源
VCC
*1. ご使用の際は GND または VCC に接続してください。
備考
2
表2
端子名
NC*1
NC*1
NC*1
GND
SDA
SCL
守
1
保
NC
端子名
NC*1
NC*1
NC*1
GND
SDA
SCL
形状については「外形寸法図」を参照してください。
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
表3
8-Pin MSOP
Top view
端子番号
1
2
3
4
8
7
6
5
NC
NC
NC
GND
図3
8
7
6
5
4
3
NC
NC*1
NC*1
GND
SDA
SCL
2
WP
端子説明
無接続
無接続
無接続
グランド
シリアルデータ入出力
シリアルクロック入力
ライトプロテクト入力
VCC接続 : プロテクト有効
GND接続 : プロテクト無効
電源
1
VCC
*1. ご使用の際はGNDまたはVCCに接続してください。
形状については「外形寸法図」を参照してください。
品
備考
守
S-24C01BMFN
S-24C02BMFN
S-24C04BMFN
*1
保
VCC
WP
SCL
SDA
端子名
セイコーインスツルメンツ株式会社
3
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ ブロック図
WP
SCL
スタート/ストップ
SDA
検出回路
VCC
GND
シリアルクロック
制御回路
ハイボルテージジェネレータ
LOAD
デバイスアドレス
コンパレータ
COMP
データレジスタ
LOAD
R/W
INC
アドレス
Xデコーダ
2
E PROM
カウンタ
DIN
保
DOUT
守
品
Yデコーダ
図4
4
セイコーインスツルメンツ株式会社
セレクタ
データ出力
ACK出力
制御回路
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 絶対最大定格
表4
項
目
記号
定
格
単位
− 0.3 ∼ + 7.0
V
VCC
− 0.3 ∼ VCC + 0.3
VIN
− 0.3 ∼ VCC
VOUT
− 65 ∼ +150
°C
Tstg
注意 絶対最大定格とは、どのような条件下でも越えてはならない定格値です。万一こ
の定格値を越えると、製品の劣化などの物理的な損傷を与える可能性があります。
電源電圧
入力電圧
出力電圧
保存温度
■ 推奨動作条件
表5
記号
電源電圧
VCC
高レベル入力電圧
VIH
低レベル入力電圧
動作温度
条
VIL
Topr
件
Min.
Typ.
Max.
単位

2.0

5.5
V
VCC = 2.5 ∼ 5.5 V
0.7 × VCC

VCC
V
VCC = 2.0 ∼ 2.5 V
0.8 × VCC

VCC
V
VCC = 2.5 ∼ 5.5 V
0.0

0.3 × VCC
V
VCC = 2.0 ∼ 2.5 V
0.0

0.2 × VCC
V

− 40

+ 85
°C
品
目
守
項
保
■ 端子容量
項
目
入力容量
入出力容量
記号
CIN
CI / O
条
表6
(Ta=25°C、f=1.0 MHz、VCC=5 V)
件
VIN = 0 V (SCL、WP)
VI / O = 0 V (SDA)
Min.
Typ.
Max.
単位




10
10
pF
pF
■ 書き換え回数
表7
項
目
書き換え回数
記
号
NW
動作温度
Min.
Typ.
Max.
単位
−40 ∼ + 85 °C
106


回/語
セイコーインスツルメンツ株式会社
5
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ DC電気的特性
表8
項目
記号
条件
VCC = 4.5 ∼ 5.5 V
VCC = 2.5 ∼ 4.5 V
VCC = 2.0 ∼ 2.5 V
単位
Min. Typ. Max. Min. Typ. Max. Min. Typ. Max.
読み出し時消費電流
ICC1



0.8


0.3


0.2
mA
書き込み時消費電流
ICC2



4.0


1.5


1.5
mA
表9
項目
記号
VCC = 4.5 ∼ 5.5 V
条件
VCC = 2.5 ∼ 4.5 V
VCC = 2.0 ∼ 2.5 V
単位
Min. Typ. Max. Min. Typ. Max. Min. Typ. Max.
ISB VIN = VCC or GND


1.0


0.6


0.4
µA
入力リーク電流
ILI VIN = GND ∼ VCC

0.1
1.0

0.1
1.0

0.1
1.0
µA
出力リーク電流
ILO VOUT = GND ∼ VCC

0.1
1.0

0.1
1.0

0.1
1.0
µA
低レベル出力電圧 VOL IOL = 3.2 mA


0.4


0.4



V
IOL = 1.5 mA


0.3


0.3


0.5
V

1.5

5.5
1.5

4.5
1.5

2.5
V
守
保
カレントアドレス
VAH
保持電圧
品
待機時消費電流
6
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2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ AC電気的特性
表10
VCC
測定条件
0.1 × VCC ∼ 0.9 × VCC
入力パルス電圧
入力パルス立ち上がり/
立ち下がり時間
出力判定電圧
R=1.0 kΩ
SDA
20 ns
C=100 pF
0.5 × VCC
100 pF+プルアップ抵抗 1.0 kΩ
出力負荷
図5
保
守
SCLクロック周波数
SCLクロック“L”時間
SCLクロック“H”時間
SDA出力遅延時間
SDA出力保持時間
スタートコンディションセットアップ時間
スタートコンディションホールド時間
データ入力セットアップ時間
データ入力ホールド時間
ストップコンディションセットアップ時間
SCL・SDA立ち上がり時間
SCL・SDA立ち下がり時間
バス解放時間
ノイズサプレッション時間
品
項目
表11
記号 VCC = 4.5 ∼ 5.5 V
Min. Typ. Max.
0
fSCL
 400
1.0 
tLOW

0.9 
tHIGH

0.1  0.9
tAA
50
tDH


tSU,STA 0.6 

tHD,STA 0.6 

tSU,DAT 100 

0
tHD,DAT


tSU,STO 0.6 

tR

 0.3
tF

 0.3
1.3 
tBUF

50
tI


tF
tHIGH
tLOW
出力負荷回路
VCC = 2.0 ∼ 4.5 V
Min. Typ. Max.
0
 100
4.7 

4.0 

0.1  3.5
100 

4.7 

4.0 

200 

0


4.7 


 1.0

 0.3
4.7 


 100
単位
kHz
µs
µs
µs
ns
µs
µs
ns
ns
µs
µs
µs
µs
ns
tR
SCL
tSU,STA
tHD,DAT
tHD,STA
tSU,DAT
tSU,STO
SDA IN
tAA
tDH
tBUF
SDA OUT
図6
バスタイミング
セイコーインスツルメンツ株式会社
7
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
表12
項目
記号 Min. Typ. Max. 単位
書 き 込 み 時 間 tWR

4.0 10.0 ms
tWR
SCL
SDA
D0
書き込みデータ
ストップ
コンディション
アクノリッジ
ライトサイクルタイミング
保
守
品
図7
8
セイコーインスツルメンツ株式会社
スタート
コンディション
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 各端子の機能説明
1. SDA(シリアルデータ入出力)端子
SDA端子は双方向にシリアルデータ転送を行うためのもので、信号入力端子とNch型トランジスタオ
ープンドレイン出力端子から構成されています。通常SDAラインは抵抗でVCC電位にプルアップし、
他のオープンドレインあるいはオープンコレクタ出力のデバイスとワイアードオア接続して使用し
ます。
2. SCL(シリアルクロック入力)端子
SCL端子はシリアルクロック入力端子であり、SCLクロック入力信号の立ち上がり・立ち下がりエッ
ジで信号処理を行いますので、立ち上がり時間・立ち下がり時間には十分注意を払い、スペックを守
ってください。
3. WP 端子
ライトプロテクト機能を使用する場合には、WP端子をVCC電位にします。ライトプロテクト機能を使
用しない場合は、必ずWP端子をGNDに接続しておきます。
保
守
品
備考 各端子の等価回路などに関しては、アプリケーションノート「S-24CxxA/24CxxB/24CSxxAシリーズ
の使用方法」をご参照ください。
セイコーインスツルメンツ株式会社
9
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 動作説明
1. スタートコンディション
SCLラインが“H”レベルの時に、SDAラインが“H”から“L”へ変化することでスタートコンディ
ションとなります。
すべての動作は、スタートコンディションではじまります。
2. ストップコンディション
SCLラインが“H”レベルの時に、SDAラインが“L”から“H”へ変化することでストップコンディ
ションとなります。
読み出しシーケンスの際にストップコンディションを受け取ると、読み出し動作は中断され、デバイ
スはスタンバイモードとなります。
書き込みシーケンスの際にストップコンディションを受け取ると、書き込みデータの取り込みを終了
し、E2PROMの書き換え動作が開始します。
tSU,STA
tHD,STA
tSU,STO
SDA
スタート
コンディション
図8
10
保
守
品
SCL
スタート・ストップコンディション
セイコーインスツルメンツ株式会社
ストップ
コンディション
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
3. データ転送
SCLラインが“L”である期間にSDAラインを変化させることで、データ転送を行います。
SCLラインが“H”である期間にSDAラインが変化すると、スタートあるいはストップコンディショ
ンとして認識されます。
tSU,DAT
tHD,DAT
SCL
SDA
図9
データ転送タイミング
品
4. アクノリッジ
保
守
データ転送は、8ビット連続して転送されます。引き続き、9番目のクロックサイクル期間において、
データを受信するシステムバス上のデバイスは、SDAラインを“L”にして、データを受信したとい
うアクノリッジ信号を返します。
E2PROMの書き換え動作中は、アクノリッジ信号は返しません。
SCL
2
(E PROM入力)
1
8
9
SDA
(マスター出力)
アクノ
リッジ
出力
SDA
2
(E PROM出力)
スタート
コンディション
tAA
図10
tDH
アクノリッジ出力タイミング
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11
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
5. デバイスアドレッシング
通信を行うために、システム上のマスターデバイスは、スレーブデバイスに対してスタートコンディ
ションを発生させます。引き続き、7ビット長のデバイスアドレスと1ビット長のリード/ライト命令コ
ードを、SDAバス上に送出します。
デバイスアドレスの上位4ビットはデバイスコードと呼び、“1010”に固定されています。続く3 ビ
ットは任意です。
比較した結果が一致している場合には、スレーブアドレスは9番目のクロックサイクル期間において、
アクノリッジを返します。
スレーブ
アドレス
デバイスコード
S-24C01B/02B
1
0
1
0
X
X
X
MSB
LSB
スレーブ/ページ
アドレス
0
保
MSB
1
0
X
守
1
品
デバイスコード
S-24C04B
R/W
図11
X
P0
R/W
LSB
デバイスアドレス
S-24C04Bにおいては、7番目のビットはページアドレスになります。
P0 = “0”の場合には、全メモリ領域の前半2 Kビット分の領域(アドレス000h ∼ 0FFh)を選択し、
P0 = “1”の場合には、全メモリ領域の後半2 Kビット分の領域(アドレス100h ∼ 1FFh)を選択します。
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セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
6. 書き込み動作
6.1 バイトライト
E2PROMがスタートコンディションに続き、7ビット長のデバイスアドレスと、リード/ライト命令
コードの“0”を受け取ると、アクノリッジを発生します。
続けて、8ビット長のワードアドレスを受け取り、アクノリッジを発生します。
さらに、8ビットの書き込みデータを受け取り、アクノリッジを発生したあと、ストップコンディ
ションを受け取ることで、指定したメモリアドレスのE2PROMの書き換え動作が開始します。
E2PROMの書き換え動作中は、すべての動作は禁止され、アクノリッジ信号は返しません。
S
T
A
R
T
1
M
S
B
0
1
0
X
X
P0
WORD ADDRESS
0
W7 W6 W5 W4 W3 W2 W1 W0
L R A
S / C
B W K
S
T
O
P
DATA
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
A
A
C
C
K
K
ADR INC
(ADDRESS INCREMENT)
守
品
備考 1. S-24C01B では、W7 は任意です。
2. S-24C01B/02Bでは、P0は任意です。
A
C
K
図12
バイトライト
保
SDA LINE
DEVICE
ADDRESS
W
R
I
T
E
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13
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
6.2 ページライト
S-24C01B/02Bは8バイト、S-24C04Bは16バイトのページ書き込みが可能です.
基本的なデータ転送手順はバイトライトと同様ですが、8ビットの書き込みデータをページサイズ
分、連続して受け取ることでページライトを行います。
E2PROMがスタートコンディションに続き、7ビット長のデバイスアドレスと、リード / ライト命
令コード“0”を受け取ると、アクノリッジを発生します。続けて、8ビット長のワードアドレスを
受け取り、アクノリッジを発生します。さらに、8ビットの書き込みデータを受け取りアクノリッ
ジを発生したあと、続けて次のワードアドレスに相当する8ビットの書き込みデータを受け取り、
アクノリッジを発生します。以後、連続的に8ビットの書き込みデータの受け取りとアクノリッジ
の発生を繰り返し、最大ページサイズ分の書き込みデータを受け取ることができます。
最後に、ストップコンディションを受け取ることで、指定したメモリアドレスからはじまる書き込
みデータを受け取ったページサイズに相当するE2PROMの、書き換え動作が開始します。
DEVICE
ADDRESS
1
0
M
S
B
1
0
X
X
P0
0
備考 1.
2.
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
W7 W6 W5 W4 W3 W2 W1 W0
L R A
S / C
B W K
A
C
K
S-24C01B では、W7 は任意です。
S-24C01B/02Bでは、P0は任意です。
DATA (n+1)
DATA (n)
WORD ADDRESS (n)
品
SDA
LINE
W
R
I
T
E
D7
A
C
K
ADR INC
S
T
O
P
DATA (n+x)
D0
D7
A
C
K
ADR INC
D0
A
C
K
ADR INC
守
S
T
A
R
T
保
図13
ページライト
S-24C01B/02Bの場合、ワードアドレスの下位3ビットは、8ビットの書き込みデータを受け取る毎
に自動的にインクリメントされます。書き込みデータが8バイトを越える場合であってもワードア
ドレスの上位5ビットは変化せず、ワードアドレスの下位3ビットがロールオーバーし、書き込みデ
ータは重ね書きされます。
S-24C04Bの場合、ワードアドレスの下位4ビットは、8ビットの書き込みデータを受け取るごとに
自動的にインクリメントされます。書き込みデータが16バイトを越える場合であってもワードアド
レスの上位4ビットとページアドレス(P0)は変化せず、ワードアドレスの下位4ビットがロールオ
ーバーし、書き込みデータは重ね書きされます。
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セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
6.3 アクノリッジポーリング
アクノリッジポーリングは、E2PROMの書き換え動作の終了を知るために用います。ストップコン
ディションを受け取り、いったんE2PROMの書き換え動作が開始すると、すべての動作は禁止され、
マスターデバイスの送出する信号に応答することはできません。したがって、マスターデバイスは
E2PROM(スレーブデバイス)に対してスタートコンディション・デバイスアドレス・リード/ライ
ト命令コードを送出し、スレーブデバイスの応答を検出することで、E2PROMの書き換え動作の終
了を知ることができます。すなわち、スレーブデバイスがアクノリッジを返さなければ書き換え動
作中であることを示し、アクノリッジを返せば書き換え動作が終了したということを知ることがで
きます。アクノリッジポーリングの際にマスターデバイスが送出するリード/ライト命令コードは、
リード命令の“1”を用いることを推奨します。
保
守
品
6.4 ライトプロテクト
S-24C01B/02B/04Bはライトプロテクト機能を有しています。WP端子がVCCに接続されているとき
は、S-24C01Bの場合は全メモリ領域への、S-24C02B/04Bの場合は後半50%への書き込みを禁止し
ます(書込み禁止領域は、S-24C02Bの場合080h ∼ 0FFh, S-24C04Bの場合は100h ∼ 1FFh)。書き込
みが禁止されている場合であっても、IC内部の制御回路は動作していますので、書き込み時間(tWR)
の間は、マスターデバイスの送出する信号に応答することはできません。WP端子がGNDに接続さ
れているときは、ライトプロテクト機能は無効となり、全メモリ領域の書き込み動作が可能となり
ます。ライトプロテクト機能を使用しない場合は、必ずWP端子をGNDに接続しておきます。ライ
トプロテクト機能は、動作電源電圧範囲内において有効です。
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15
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
7. 読み出し動作
S
T
A
R
T
守
M
S
B
備考
R
E
A
D
1 0 1 0 X X P0 1
保
SDA LINE
DEVICE
ADDRESS
品
7.1 カレントアドレスリード
E2PROMは、書き込み・読み出し動作ともに、最後にアクセスしたメモリアドレスを保持していま
す。メモリアドレスは、電源電圧がカレントアドレス保持電圧VAH未満にならない限り保持されま
す。したがって、マスターデバイスがE2PROMのアドレスポインタの位置を認識しているのであれ
ば、ワードアドレスを指定することなしに、現在のアドレスポインタのメモリアドレスより、デー
タを読み出すことができます。これをカレントアドレスリードと呼びます。
カレントアドレスリード動作に先立ち、E2PROM内部のアドレスカウンタの内容がn番地である場
合で説明します。
E2PROMがスタートコンディションに続き、7ビット長のデバイスアドレスと、リード/ライト命令
コードの“1”を受け取ると、アクノリッジを発生します。ただし、S-24C04Bの場合はページアド
レス(P0)は無効となり、現在のアドレスポインタのメモリアドレスが有効となります。
続けて、SCLクロックに同期してアドレスn番地の8ビット長のデータがE2PROMより出力されます。
このとき、8ビットめのデータが出力されているSCLクロックの立ち下がりエッジでアドレスカウ
ンタがインクリメントされ、アドレスカウンタの内容はn+1番地となります。この後に、マスター
デバイスがアクノリッジを出力しないでストップコンディションを送出することで、読み出し動作
は終了します。
NO ACK from
Master Device
D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
L R A
S / C
B W K
DATA
S-24C01B/02B では、P0 は任意となります。
図14
S
T
O
P
ADR INC
カレントアドレスリード
E2PROMのアドレスポインタの認識に関して、以下の点に注意を払う必要があります。
読み出し動作の際には、8ビットめのデータが出力されているSCLクロックの立ち下がり毎に
E2PROMのメモリアドレスカウンタは自動的にインクリメントされていきますが、書き込み動作の
際には、8ビットめの書き込みデータを受け取ったSCLクロックの立ち下がり毎にメモリアドレス
の上位ビット(ワードアドレスの上位ビットとページアドレス*1)は固定され、インクリメントさ
れないことに注意してください。
*1
16
S-24C01B/02Bの場合、ワードアドレスの上位5ビットになります。
S-24C04Bの場合、ワードアドレスの上位4ビットとページアドレス(P0)になります。
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
1
M
S
B
S
T
A
R
T
守
SDA
LINE
DEVICE
ADDRESS
W
R
I
T
E
WORD ADDRESS (n)
0 1 0 X X P0 0
L R A
S / C
B W K
DEVICE
ADDRESS
1
W7 W6 W5 W4 W3 W2 W1 W0
保
S
T
A
R
T
品
7.2 ランダムリード
ランダムリードは、任意のメモリアドレスのデータを読み出す場合に用いられる手法です。
まず、メモリアドレスをE2PROMのアドレスカウンタにロードするために、以下の要領でダミーラ
イトを行います。
E2PROMが、スタートコンディションに続き、7ビット長のデバイスアドレスと、リード/ライト命
令コードの“0”を受け取るとアクノリッジを発生します。
続けて8ビット長のワードアドレスを受け取り、アクノリッジを発生します。ここまでの動作で、
E2PROMのアドレスカウンタにメモリアドレスがロードされます。
バイト書き込み・ページ書き込み動作の場合は、この後書き込みデータを受け取ることになります
が、ダミーライトでは、データの受け取りを行いません。
ダミーライトによってE2PROMのメモリアドレスカウンタにメモリアドレスがロードされました
ので、以降のマスターデバイスは新たにスタートコンディションを送出し、カレントリードと同様
の動作をさせることで、任意のメモリアドレスからはじまるデータの読み出しを行うことができま
す。
すなわち、E2PROMがスタートコンディションに続き、7ビット長のデバイスアドレスと、リード/
ライト命令コードの“1”を受け取ると、アクノリッジを発生します。
続けて、SCLクロックに同期して8ビット長のデータが、E2PROMより出力されます。
この後に、マスターデバイスがアクノリッジを出力せずにストップコンディションを送出すること
で、読み出し動作は終了します。
A
C
K
R
E
A
D
0 1 0 X X P0 1
M
S
B
L R A
S / C
B W K
NO ACK from
Master Device
DATA
S
T
O
P
下図へ続く
D7 D6
D5 D4 D3 D2 D1 D0
ADR INC
DUMMY WRITE
備考1.
2.
S-24C01Bでは、W7は任意です。
S-24C01B/02Bでは、P0は任意です。
図15
ランダムリード
セイコーインスツルメンツ株式会社
17
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
7.3 シーケンシャルリード
カレントリード ・ ランダムリードどちらにおいても、E2PROMがスタートコンディションに続き、
7ビット長のデバイスアドレスと、リード/ライト命令コードの“1”を受け取るとアクノリッジを
発生します。
続けて、SCLクロックに同期して8ビット長のデータが、E2PROMより出力される際、8ビットめの
データが出力されているSCLクロックの立ち下がりエッジで、E2PROMのメモリアドレスカウンタ
は自動的にインクリメントされます。
その後、マスターデバイスがアクノリッジを送出すると、次のメモリアドレスのデータを出力しま
す。マスターデバイスがアクノリッジを送出することで、順次E2PROMのメモリアドレスカウンタ
はインクリメントされ、連続してデータを読み続けることができます。これをシーケンシャルリー
ドと呼びます。
読み出し動作を終了させるためには、マスターデバイスがアクノリッジを出力しないで、ストップ
コンディションを送出することで行います。
シーケンシャルリードでは、連続してデータを読み続けることができますが、このときメモリアド
レスカウンタが最終ワードアドレスに到達すると、次いで先頭メモリアドレスにロールオーバーし
ます。
1
D0
D7
ADR INC
図16
18
A
C
K
D0
S
T
O
P
A
C
K
D7
DATA (n+1)
DATA(n)
保
R A
/ C
W K
D7
品
SDA
LINE
A
C
K
守
DEVICE
ADDRESS
NO ACK from
Master Device
R
E
A
D
D0
DATA (n+2)
ADR INC
シーケンシャルリード
セイコーインスツルメンツ株式会社
D0
D7
DATA (n+x)
ADR INC
ADR INC
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
8. アドレスインクリメント
メモリアドレスカウンタが自動的にインクリメントされる詳細なタイミングは、読み出し動作では
8ビットめの読み出しデータが出力されているSCLクロックの立ち下がりエッジです。
書き込み動作では、8ビットめの書き込みデータを取り込む際のSCLクロックの立ち下がりエッジで
す。
SCL
SDA
8
9
1
R / W=1
ACK出力
8
D7出力
9
D0出力
アドレスインクリメント
R / W=0
図18
9
1
ACK出力
8
品
SDA
8
D7入力
守
SCL
読み出し動作時アドレスインクリメントタイミング
D0入力
9
ACK出力
アドレスインクリメント
書き込み動作時アドレスインクリメントタイミング
保
図17
セイコーインスツルメンツ株式会社
19
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 使用上の注意
• 弊社製品に限らず E2PROM は、「電源 ON/OFF 時の低電圧領域での動作」により誤動作を起こす
危険性があります。 誤動作を防止するため、本 E2PROM はパワーオンクリア回路によって、電源
電圧の立ち上げと同時に E2PROM のイニシャライズを行います。イニシャライズが正常に行われ
ませんと誤動作をおこす可能性がありますので、パワーオンクリア回路を正常に動作させるため
に、以下の内容に御注意ください。
1.
電源 ON/OFF 時は入力端子、入出力端子を VCC または GND レベルに固定して不定状態に
しないでください。
2. 電源 ON 時の電源電圧は中間電圧に残留することなく 0 V から動作電源電圧まで上昇させ
てください。
3. 電源電圧の立ち上げ時間は 40 ms/V よりもはやい時間で動作電源電圧まで上昇させてくだ
さい。
4. 電源再投入時の OFF 時間は 100 ms 以上確保してください。
• 本 IC は静電気に対する保護回路が内蔵されていますが、保護回路の性能を越える過大静電気が IC
に印加されないようにしてください。
守
■ I2Cバスのライセンスについて
品
• 弊社 IC を使用して製品を作る場合には、その製品での当 IC の使い方や製品の仕様また、出荷先
の国などによって当 IC を含めた製品が特許に抵触した場合、その責任は負いかねます。
保
セイコーインスツルメンツ製 I2Cバス・ICを購入した場合、フィリップスの持つI2C特許権の下、I2Cバス・
システム内でこれらのICを使用するためのライセンスが与えられます。ただしそのバス・システムが、
フィリップスの規定するI2C仕様に準拠している場合に限ります。
本ICを使用して製品またシステムを作る場合、その製品やシステムの構成によっては、特許に抵触する
可能性があります。
当社としては、I2C バスを使用した製品やシステムが特許に抵触した場合、その責任は負いかねます。
20
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 諸特性
1. DC特性
1.1
リード時消費電流 ICC1−周囲温度 Ta
1.2 リード時消費電流 ICC1−周囲温度 Ta
VCC=3.3 V
fSCL=100 kHz
DATA=0101
VCC=5.5 V
fSCL=100 kHz
DATA=0101
200
ICC1 (µA)
ICC1 (µA)
200
100
0
100
0
−40
0
85
−40
Ta (°C)
リード時消費電流 ICC1−周囲温度 Ta
1.4
品
VCC=1.8 V
fSCL=100 kHz
DATA=0101
守
20
−40
0
リード時消費電流 ICC1−電源電圧 VCC
Ta=25 °C
fSCL=100 kHz
DATA=0101
100
50
保
ICC1 (µA)
40
0
85
0
2
Ta (°C)
1.5
1.6
4
5
6
7
リード時消費電流 ICC1−クロック周波数 scl
VCC=5.0 V
Ta=25 °C
Ta=25 °C
fSCL=400 kHz
DATA=0101
200
200
ICC1 (µA)
ICC1 (µA)
3
VCC (V)
リード時消費電流−ICC1 電源電圧 VCC
100
0
85
Ta (°C)
ICC1 (µA)
1.3
0
2
3
4
5
6
7
100
0
100 K 200 K
VCC (V)
300 K
400 K
fSCL(Hz)
セイコーインスツルメンツ株式会社
21
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
1.7
プログラム時消費電流 ICC2−周囲温度 Ta
1.8 プログラム時消費電流 ICC2−周囲温度 Ta
VCC=3.3 V
VCC=5.5 V
1.0
ICC2 (mA)
ICC2 (mA)
1.0
0.5
0
0.5
0
−40
0
85
−40
0
Ta (°C)
1.9
Ta (°C)
プログラム時消費電流 ICC2−周囲温度 Ta
1.10
プログラム時消費電流 ICC2−電源電圧 VCC
VCC=2.5 V
Ta=25 °C
1.0
ICC2 (mA)
品
−40
0
85
Ta (°C)
1.11
0.5
守
0.5
保
ICC2 (mA)
1.0
0
スタンバイ電流 ISB−周囲温度 Ta
0
2
3
4
5
6
1.12
入力リーク電流 ILI−周囲温度 Ta
VCC=5.5 V
SDA, SCL, WP=0V
10-7
1.0
ILI (µA)
10-8
10-9
10-10
0.5
-11
10
−40
0
85
0
−40
Ta (°C)
22
7
VCC (V)
VCC=5.5 V
ISB (A)
85
0
85
Ta (°C)
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
1.13
S-24C01B/02B/04B
入力リーク電流 ILI−周囲温度 Ta
1.14 出力リーク電流 ILO−周囲温度 Ta
VCC=5.5 V
SDA=0 V
VCC=5.5 V
SDA, SCL, WP=5.5 V
1.0
ILO(µA)
ILI (µA)
1.0
0.5
0
0.5
0
−40
0
85
−40
Ta (°C)
1.15
Ta (°C)
出力リーク電流 ILO−周囲温度 Ta
1.16
低レベル出力電圧 VOL−低レベル出力電流
IOL
VCC=5.5 V
SDA=5.5 V
Ta=25 °C
VOL(V)
品
0.2
−40
0
85
Ta (°C)
低レベル出力電圧 VOL−周辺温度 Ta
VOL(V)
0.3
0.1
VCC=5 V
1
2
3
4
5
6
IOL (mA)
1.18
VCC=4.5 V
IOL=3.2 mA
低レベル出力電圧 VOL−周辺温度 Ta
0.3
0.2
VCC=3.3 V
0
VOL(V)
1.17
守
0.5
保
ILO(µA)
1.0
0
85
0
VCC=1.8 V
IOL=100 µA
0.2
0.1
0.1
−40
0
85
−40
Ta (°C)
0
85
Ta (°C)
セイコーインスツルメンツ株式会社
23
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
1.19
低レベル出力電流 IOL−周辺温度 Ta
1.20 低レベル出力電流 IOL−周辺温度 Ta
VCC=1.8 V
VOL=0.1 V
VCC=4.5 V
VOL=0.45 V
2.0
IOL (mA)
IOL (mA)
20
10
1.0
0
0
−40
0
85
−40
0
Ta (°C)
1.21
HIGH 入力反転電圧 VIH−電源電圧 VCC
1.22
HIGH 入力反転電圧 VIH−周辺温度 Ta
VCC=5.0 V
SDA, SCL, WP
Ta=25 °C
SDA, SCL, WP
VIH(V)
品
3.0
2.0
1.0
1
2
3 4 5
VCC(V)
6
7
保
0
守
VIH(V)
3.0
1.23
LOW 入力反転電圧 VIL−電源電圧 VCC
2.0
1.0
0 −40
1.24
LOW 入力反転電圧 VIL−周辺温度 Ta
3.0
VIL(V)
VIL(V)
85
Ta=5.0 V
SDA, SCL, WP
3.0
2.0
1.0
2.0
1.0
1
2
3
4
5
6
7
0
−40
VCC (V)
24
0
Ta (°C)
Ta=25 °C
SDA, SCL, WP
0
85
Ta (°C)
0
85
Ta (°C)
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
2. AC 特性
2.1
2.2 書き込み時間 tWR−電源電圧 VCC
最大動作周波数 fmax−電源電圧 VCC
Ta=25 °C
Ta=25 °C
4
tWR(ms)
fmax(HZ)
1 M
100 K
3
2
10 K
1
1
2
4
3
1
5
2
3
VCC (V)
2.3
書き込み時間 tWR−周囲温度 Ta
2.4
7
VCC=2.5 V
品
6
4
守
tWR(ms)
4
tWR(ms)
6
書き込み時間 tWR−周囲温度 Ta
6
−40
0
85
Ta (°C)
保
2
SDA 出力遅延時間 tAA−周囲温度 Ta
2
−40
0
85
Ta (°C)
2.6
SDA 出力遅延時間 tAA−周囲温度 Ta
VCC=4.5 V
VCC=2.7 V
1.5
1.5
1.0
1.0
tAA(µs)
tAA(µs)
5
VCC (V)
VCC=4.5 V
2.5
4
0.5
0.5
−40
0
85
−40
Ta (°C)
0
85
Ta (°C)
セイコーインスツルメンツ株式会社
25
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
2.7
SDA 出力遅延時間 tAA−周囲温度 Ta
VCC=1.8 V
tAA(µs)
3.0
2.0
1.0
−40
0
85
保
守
品
Ta (°C)
26
セイコーインスツルメンツ株式会社
2ワイヤ CMOS シリアルE2PROM
Rev.3.1_01
S-24C01B/02B/04B
■ 品目コードの構成
S-24C0xB
xxx
−
xx
x
Pコード
(パッケージ工程の識別)
なし
S
1A
テープ仕様でのICの向きを示します(8-Pin DIPは除く)。
パッケージ略号を示します。
DP : DIP
FJ : SOP
MFN : MSOP
DP
S-24C01B
S-24C02B
S-24C04B
FJ
テープ方向
なし
P コード
パッケージ図面
テープ図面
リール図面
なし
DP008-A
DP008-A
DP008-E
DP008-C
FJ008-A
FJ008-A
FJ008-A
FN008-A




FJ008-D
FJ008-D
FJ008-E
FN008-A




FJ008-J
FJ008-D
FJ008-E
FN008-N
守
パッケージ略号
保
製品名
品
製品名を示します。
S-24C01B : 1 Kビット
S-24C02B : 2 Kビット
S-24C04B : 4 Kビット
-TB
S
-1A
なし
S
なし
MFN
-TB
備考 1. FJ(SOP)ではパッケージ寸法は公差の範囲で同一です。
2. 詳細は弊社営業部までお問い合わせください。
セイコーインスツルメンツ株式会社
27
9.3(9.6max.)
8
5
1
4
7.62
1.5
2.54
保
守
品
1.0
0.3
0.5±0.1
+0.1
-0.05
0° to 15°
No. DP008-A-P-SD-1.1
TITLE
DIP8-A-PKG Dimensions
DP008-A-P-SD-1.1
No.
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
9.6(10.6max.)
8
5
1
4
7.62
1.3
2.54
保
守
品
0.89
+0.11
0.25 -0.05
0.48±0.1
0° to 15°
No. DP008-C-P-SD-1.1
TITLE
DIP8-C-PKG Dimensions
No.
DP008-C-P-SD-1.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
9.3(9.6max.)
8
5
1
4
1.0
7.62
2.54
保
守
品
1.5
0.25±0.05
0° to15°
0.5±0.1
No. DP008-E-P-SD-2.1
TITLE
DIP8-E-PKG Dimensions
No.
DP008-E-P-SD-2.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
5.02±0.2
5
1
4
0.20±0.05
0.4±0.05
保
1.27
守
品
8
No. FJ008-A-P-SD-2.1
TITLE
SOP8J-A-PKG Dimensions
No.
FJ008-A-P-SD-2.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
4.0±0.1(10 pitches:40.0±0.2)
2.0±0.05
ø1.55±0.05
0.3±0.05
8.0±0.1
ø2.0±0.05
2.1±0.1
5°max.
8
4
5
保
1
守
品
6.7±0.1
Feed direction
No. FJ008-D-C-SD-1.1
TITLE
SOP8J-D-Carrier Tape
No.
FJ008-D-C-SD-1.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
2±0.5
13.5±0.5
2±0.5
保
ø21±0.8
守
Enlarged drawing in the central part
品
60°
ø13±0.2
No. FJ008-D-R-SD-1.1
TITLE
SOP8J-D-Reel
No.
FJ008-D-R-SD-1.1
SCALE
UNIT
QTY.
mm
Seiko Instruments Inc.
2,000
5.02±0.2
5
1
4
0.20±0.05
0.4±0.05
保
1.27
守
品
8
No. FJ008-A-P-SD-2.1
TITLE
SOP8J-A-PKG Dimensions
No.
FJ008-A-P-SD-2.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
4.0±0.1(10 pitches:40.0±0.2)
2.0±0.05
+0.1
ø1.5 -0.0
0.3±0.05
+1.0
ø1.6 -0.1
8.0±0.1
2.1±0.1
5°max.
保
守
品
6.4±0.1
1
8
4
5
Feed direction
No. FJ008-E-C-SD-1.1
TITLE
SOP8J-E-Carrier Tape
FJ008-E-C-SD-1.1
No.
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
品
ø13
+0.6
12.8 -0.4
+0.6
18.2 -0.4
+0.5
-0.2
保
ø20.2min.
守
Enlarged drawing in the central part
2±0.5
No. FJ008-E-R-SD-1.1
TITLE
No.
SOP8J-E-Reel
FJ008-E-R-SD-1.1
SCALE
UNIT
QTY.
mm
Seiko Instruments Inc.
2,000
2.95±0.2
8
5
1
4
保
守
品
0.13±0.1
0.2±0.1
0.65±0.1
No. FN008-A-P-SD-1.1
TITLE
MSOP8-A-PKG Dimensions
No.
FN008-A-P-SD-1.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
2.0±0.05
1.35±0.15
4.0±0.1
1.55±0.05
1.05±0.05
0.3±0.05
守
品
3.1±0.15
4
保
4.0±0.1
5
8
1
Feed direction
No. FN008-A-C-SD-1.1
TITLE
MSOP8-A-Carrier Tape
No.
FN008-A-C-SD-1.1
SCALE
UNIT
mm
Seiko Instruments Inc.
守
品
16.5max.
保
Enlarged drawing in the central part
(60°)
13.0±0.3
13±0.2
(60°)
No. FN008-A-R-SD-1.1
MSOP8-A-Reel
TITLE
FN008-A-R-SD-1.1
No.
SCALE
UNIT
QTY.
3,000
mm
Seiko Instruments Inc.
品
守
保
● 本資料の内容は、製品の改良に伴い、予告なく変更することがあります。
● 本資料に記載されている図面等の第三者の工業所有権に起因する諸問題については弊社はその責任を負いかねます。
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基づく日本国政府の輸出許可が必要です。
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誤動作により、人身事故、火災事故、社会的損害などを生じさせないような冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設
計などの安全設計に十分ご留意ください。