20世紀最後のビッグモーターショー

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20世紀最後の
ビッグ・モーターショー!
さる12月1日から10日までドイツ北部の都市エッセンで、毎年恒
例の「エッセン・モーターショー」
が開催された。これは、ジュネーヴや
フランクフルトのような国際格式のインターナショナル・モーターシ
ョーではないが、欧州のメジャー・チューニングカーやメーカー、そし
て自動車メーカーも出展する、ドイツ版オートサロンだ。
Photo&Report:
Kazuma
Nakamura
右のトップレスのポ
スター同様入口近くに
貼られていた、DTSと
いうカタログ通販ショ
ップの所在(ホール9・
924スタンド)を表す3
人娘の水着ポスター。
この程度は当たり前で、
カタログにもヌードシ
ョットがのっている。
は る セ ュ か 際 こ に で 12 。 ン ー ら 見 こ 、 北 月 そ ・ ニ 12 本 に エ へ 1 し モ ン 月 市 、 ッ お 日 て ー グ に 会 メ セ よ ン か 、 タ カ か 場 ッ と そ セ 住 イ ら 00 ー ー け が セ い 20 ル ん ツ 10 年 シ を て あ ・ う 分 ド で で 日 の ョ 中 の り エ 地 ほ ル い 日 ま エ ー 心 10 、 ッ ど フ る 本 で ッ ﹂ と 日 毎 セ 方 走 か 都 人 行 セ が し 間 年 ン 都 っ ら 市 が わ ン 開 た ほ 11 と 市 た 、 、 一 れ シ 催 ﹁ ど 月 い が と ク デ 番 た ョ さ エ 、 下 う あ こ ル ュ 多 。 ー れ ッ チ 旬 国 る ろ マ ッ く 。 ド
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モディファイ不要!?
スポーツカーの雄フェラーリは、いくつかのチューナー
やパーツメーカーが360モデナを展示していたが、その
ほとんどが外観だけをいじったもの。とくに、ホイール
とマフラーはこの手のユーザーのこころをくすぐるよう
だ。BMWのチューナーとして有名なハーマンモータース
ポーツは、赤い360モデナを展示していた。
▲会場入口に堂々と貼り出された、パーツの通信販売ショップのコーナーを
示すトップレスのポスター。しかし、子供も通る公道に貼り出していたので、
翌日にはちゃんと乳首は隠されていた。だから、これを実際に見られた人は
ラッキー
でも、会場内のあるブースではトップレスのライブショーが行
われていたからこんなものは「ヘ」でもない。もっとも、女の子の数では東京
オートサロンの方が比べものにならないくらい多い。
▲ドイツのスターテックが出展した、クライスラーPTクルーザーと同ネオ
ンのチューニングカー。同社は、メルセデスベンツの大手チューナー、ブラ
バスの子会社でダイムラー・クライスラーの誕生により、クライスラー車も
扱うようになった。他にもグランドチェロキーやボイジャー、パイパーチュ
ーニングも手掛ける。パイパーは600psにも達するパワーを発生する。しか
し、クライスラー自体の販売が少なく、あまり儲からないという。
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▲ヨーロッパ市場に早くも登場した、新型インプレッサSTiバージョン。スバルは、ホン
ダのF1に対しラリーでの強さがそのイメージをかたち作っており、ランサー・エボリュ
ーション同様、日本の小型高性能セダンとして少なからず、市場を確保している。スバル
はインプレッサの売れ行きで、欧州での位置付けが決まるといってもよい。
日本車を数多く素材とする、ドイツ
のポスタルト・チューニングは、日本の
サムライのイラストをトレードマーク
にしている。このMRSも、エアロパー
ツやホイールなどを中心に、サスペン
ションやマフラーが交換されている。
▲ホンダは、地元ドイ
ツ・ホンダからの出展と
なり、モータースポーツ
に力を入れた構成になっ
た。F1をはじめさまざま
なモデルが並べられてい
るが、これはなぜかメル
セデス・ベンツのチュー
ナー、カールソンが製作
したS2000で、ニュルブ
ルクリンク24時間に参加
したサクラ号。ハンス・
シュットュックなど著名
なレーサーを起用したが、
残念ながら記すべき記録
▲「なんで、ランサー・エボリューションの左ハンドルのお尻なんて撮るの…… 」 にはならなかった。ホン
というなかれ、これはランエボではなく「カリスマ・エボリューションGT」とい ダのヨーロッパでのイメ
うクルマ。でも中身はまんま、ランサー・エボリューション で
ト 、ヨーロッパで無 ージは、いまだにF1だ。
味無臭なカリスマのイメージを少しでも向上すべく、付けられたネーミング。
大手タイヤメーカー、ミ
シュランのブース。左のポ
ルシェ 996カレラ・カップ
に採用されている、コント
ロールタイヤ。問題は、早
くもブースに展示されてい
た、再び参入するF1用タイ
ヤのこと。アメリカでは、
ファイヤーストンにつづき、
グッドイヤーまでも、タイ
ヤトラブルに巻き込まれた
が、世界第3位のメーカー
は、世界でもっとも過酷な
モータースポーツにカムバ
ックすることにより、タイ
ヤメーカーのトップを狙っ
ているようだ。
▲MRS(現地名MR2)同様、ポスタルト・チューニングは老舗のオープン2シーターのロ
ードスターのチューニングにも熱心。プロジェクターヘッドライトを採用した、4灯式の
ヘッドライトキットをはじめ、各種エアロパーツやサスペンション、アルミホイール、マ
フラーの他インテリアにまでさまざまなドレスアップを行っている。
52年型VWケーファー(ビートル)に付けられた、フロ
ントの板は何かというと、車両のドレスアップ・パーツ
メーカー、KAMEI(カーマイ)社が、何といまから半世紀
近く前に考案した、フロントスポイラー。
ピレリでは、22インチのPゼロが展
示されていた。これは、スーパーカー
やVIPサルーン用というよりも、メルセ
デスMLやBMW・X5などのSUV用。チ
ューナーのMVRは、X5にダンロップの
22インチを装着していた。
2001/2
今年の目玉、
Cクラスは
ひっぱりだこ!!
00年にデビューしたCクラスは、メルセデ
スチューナーにとってはもっとも稼ぎ頭の
モデル。エッセンの隣町、ボトロップに本
社があり、このショーの主催者でもある「ド
イツチューニングカー協会」の会長である
ボード・ブッシュマンのブラバスはCクラス
に5.7 V8を搭載したCV8を発表。他にも20
台近いCクラスが展示されていた。
ダンロップのスタンドに展示されていた、ドイツの新
興スーパーカーブランド、ヴェリタスRS 。
チ 5 V8ユニ
ットにスーパーチャージャーを装着することで、680ps
を発生する。ノスタルジックなスタイルが特徴だ。
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日本では、まったくさえない三菱だ
が、ドイツでは意外に売れている。そ
のなかの1台が日本では販売されてい
ないミニバン、スペーススター。ボル
ボV40やカリスマ同様、オランダのネ
ッドカーで生産されている。
▼BMWブースには、9月のパリサ
ロンでデビューしたばかりのミ
ニ・クーパーが2台も展示されてい
た。小さいながら、専用のスタン
ドがミニのために用意されるなど
夏以降の発売にむけて、プロモー
ションを行っていた。
ー 含 り セ 古 で と 回 異 イ ス 参 出 ホ プ フ ト め 、 サ い は ま し は 様 プ タ イ 加 展 ン ジ ォ サ 、 客 リ カ 高 た て そ な お ー ベ し し ダ ョ ー ロ ハ 寄 ー タ 級 、 新 の 雰 よ や ン て た 、 ー ド ン チ せ を ロ 中 幕 旧 横 囲 び コ ト い が 三 、 の を ャ の 即 グ 古 張 の に 気 2 ン と な 、 菱 シ ド 凌 メ ト 売 屋 車 メ F ﹁ の 輪 セ し い な 、 ト イ ぐ チ ッ す の の ッ 1 F 中 の プ て 。 ぜ ス ロ ツ 勢 ャ プ 他 販 セ が 1 展 カ ト は か ズ エ 勢 い な レ る 、 売 よ 並 示 ス カ 、 ト キ ン の だ ノ ス シ パ や り べ 50 さ タ ー 毎 ヨ 、 や 他 っ リ の ョ ー ミ も ら 周 れ ム 、 回 タ 富 日 、 た は 女 ッ ツ ニ 広 れ 年 る モ プ ド と 士 本 ル 。 東 の プ や カ い た 記 が デ ロ ラ 日 重 か ノ 京 子 も ア ー 会 。 念 、 ル ト ッ 産 工 ら ー オ を あ ク 、 場 ﹂ 今 が タ グ は が は 、 、