No.1 - 神奈川県立湘南養護学校

平成26年7月11日
地域交流通信 1号
湘南養護学校だより
第1号
号
地域の皆さま、こんにちは。わたしはこの四月に、
落合久子前校長からバトンタッチして湘南養護学
◎目次
校の校長になりました、藤井高志です。日ごろ、本
校の教育にご理解・ご協力いただきありがとうござ
○ご挨拶
います。またあたたかく見守っていただいておりま
すことに厚く感謝申し上げます。これからもどうぞ
校長
PTA 副会長
○特集~学校紹介~
小学部
中学部
高等部
よろしくお願いします。
【藤井高志校長】
今年は小学部に3名、中学部に 10 名、高等部に
28 名の新しい児童生徒を迎えて、湘南養護学校166名の児童生徒で
スタートしました。新入生にとっては新しい環境に戸惑いも多いとき
でしたが、大きな事故もなく、やっと新しい環境に慣れてきました。
子どもたちの適応力のすばらしさはもちろんですが、それ以上に地域
の皆さまのおかげと大変感謝いたしております。
5月には高等部3年生と一緒に修学旅行で沖縄へ行ってきました。
○お知らせ
沖縄は梅雨でしたが見事に晴れ渡り、エメラルドグリーンの海にきれ
夏の公開研修会
いな魚たちをたくさん見ることができました。また 6 月には中学部3
秋まつり
年生と一緒に修学旅行で名古屋方面へ行ってきました。ちょうど大雨
ボランティアの募集
が心配された時でしたが、事前学習の成果を生かして多くの経験を積
んできました。高等部では、6 月に 2 年生・3年生が「産業現場にお
ける実習」として、さまざまな企業・施設等で実習に取り組んでおり
ます。
今年の秋祭りは 11 月1日(土)、学習発表会は 11 月 22 日(土)を予定
しています。湘南養護学校の児童生徒も元気に夏を過ごしますので、
地域の皆さまも健康にご留意ください。また、さまざまな学校行事で
〒254-0061
神奈川県平塚市御殿
4 丁目 14 番 1 号
TEL:
0463-34-7244
FAX:
0463-34-8707
湘南養護学校の児童生徒の元気な活動を見にいらしてください。お待
ちいたしております。
今年度 PTA 副会長を務めさせていただきます、髙
橋かおるです。PTA 活動として行った土手の除草作
業も無事終わりました。土手を通る地域の方々から、
暖かいお言葉をかけていただきました。児童・生徒
E-MAIL:
や地域の皆様が、少しでも安全に通学路を歩けるよ
shonan-sh@
うに、これからも取り組んでいきたいと思っており
pen-kanagawa.ed.jp
【髙橋かおる副会長] ます。11 月1日には PTA 活動として『秋祭り』を開
URL:
催いたします。半日程度の行事ですが、地域の皆様に楽しんでいただけ
http://www.shonan-sh.
る内容を考えていこうと、役員一同知恵を絞っておりますので、是非お
pen-kanagawa.ed.jp/
越しください。私たち自身も役員の仕事を通して、人として成長してい
けるように努めていきたいと思います。
特集:学部紹介
学部によって発達の段階やねらいも大きく違い、それぞれが特色のある活動
を日々展開しています。ここでは、各学部の行事での様子をお伝えいたします。
学校ホームページをご覧いただけると、日課や、教科学習の様子、それぞれの学部
のねらいなど、湘南養護学校での生徒の様子を、より身近に感じていただけることと思います。
是非、ホームページもご覧下さい。
(http://www.shonan-sh.pen-kanagawa.ed.jp/)
小学部
~小・中合同運動会~
5 月17 日(土)素晴らしい晴天のなか運動会が行われました。休日とあって多くの保護者
の方や事業所の方、他の学校の先生方が見に来てくださいました。
小学部の種目は『徒競走』と『まわれ!まわれ!まわれ!』の 2 種目です。開会式の後、
まずは 1 年生から 3 年生までの『徒競走』が始まりました。直線コースをゴールテープに向
かって みんな一生懸命に走りました。今年初めて運動会に参加する1年生もゴールに向かっ
て走りきることができました。次は 4 年生から 6 年生までの『徒競走』です。トラックを 1
周走るのでカーブをうまく走らなければなりません。リードしていた児童が途中でぬかされ
ることやゴール間際で順位がかわることもあり、見応えがありました。
『まわれ!まわれ!まわれ!』は、トンネルくぐりや 2 本橋渡り、ミニハードルやキャタ
ピラなどを児童がそれぞれでまわるサーキットの競技と、パラシュートバルーンを持って歩
いたり振ったりするダンスの 2 部構成になっている種目です。練習の成果がでて、一人でま
わることができるようになってきた児童も増え、大好きなパラシュートバルーンでは笑顔も
多くみられ、みんなで楽しく取り組むことができました。
最後は中学部、保護者と一緒にフォークダンス『マイムマイム』を踊りました。みんなで
手をつないで大きな円を作り、左や前に移動する動きはすぐに覚えられて、掛け声もかけな
「がんばるぞー!オー!」
がら楽しく踊ることができました。午前中ですべての競技は終わり、お弁当を食べて運動会
の1日が終わりました。
ゴール!!
うんどうかい
たのしかったね
中学部~修学旅行~
中学部3年生9名は、2泊3日で名古屋方面に出かけました。テレビ番組で紹介された「ナナ
ちゃん人形」の前で記念写真をパチリ。お昼は、名物の「みそかつ定食」
。みそ味おいしかった
です。お昼と言えば、3日目のジャンボエビフライ。一緒に出た煮魚も評判がよかったです。
「リニア・鉄道館」
、
「ナガシマスパーランド」
「名古屋港水族館」
、
「えびせんべいの里」
、
「名
古屋科学館」を見学・体験してきました。特に2日目の「ナガシマスパーランド」では、途中、
大粒の雨がザアーザアー降ってきて、カッパを着ても濡れてしまいました。
『あら、どうしよ
う?』レストランに駆け込み雨宿り。
午後は「名古屋港水族館」に移動しました。大きな水槽の海の生き物をゆっくり見ました。
帰りのバスに乗る頃には、夕日に輝く青空が顔を出していました。後日、この日の罰すの運転
手さんが、心配して旅行を担当していた業者さんに連絡をくれていたことを知りました。
『名古
屋の人はやさしい』
ホテルでみんなでお風呂に入り、湯船につかりました。ご飯もとてもおいしく、おなかがい
っぱいになりました。
『名古屋はおいしい』お布団に入り、明日のために熟睡。日付が変わる頃
には、部屋の中は、静かな寝息だけが聞こえてきていました。
修学旅行を通して、みんなの結びつきが強くなりました。貴重な体験をして、一段と成長し
たかなと、思います。
高等部~修学旅行~
今年度の高等部の在籍数は、1年生28名、2年生30名、3年生36名の合計94名です。平塚
市、大磯町、二宮町、中井町等より、徒歩、バスや電車を利用して自力で通学したり、付き添いで通
学したりしています。
ここでは、高等部の修学旅行について紹介します。5月18日(日)から20日(火)の二泊三日
で、3年生は沖縄方面へ行ってきました。例年より早く梅雨入りした沖縄の天気予報は雨。初日は、
沖縄のやんばるのジャングルを思わせるような梅雨の景色の中を進み、
琉球村で道ジュネーの勇壮な
演奏を鑑賞。二日目は待ちに待った美ら海水族館へ。ジンベイザメやマンタに、みんな声を上げて感
動しました。次第に晴れ間が広がり、沖縄らしく照りつける日差しの下、グラスボートにも乗ってき
ました。白砂の向こうに広がるエメラルドグリーンの海。生徒たちは、船の底に張られたガラスの向
こうに見える、色とりどりの美しい魚たちを食い入るように見つめ、美しい沖縄の海を満喫すること
ができました。最終日は、国際通りへ。お土産を買ったり、オキナワンアイスでほてった体を休めた
り、自分たちで話し合って決めたコースを巡り、グループごとに最終日の時間を楽しみました。飛行
機の利用は初めてという生徒もたくさんいましたが、保安検査でも機内でも、皆、指示にきちんと従
って行動することができました。公共機関を利用する際のマナーや、外出先での振舞い方など、多く
のスキルを実際の場面で経験する、実り多い修学旅行となったと思います。
修学旅行に向けて、
生徒たちは2年生から様々な学習に取り組んできました。
グループ別学習では、
飛行機に乗るための荷物検査のシュミレーションや、
沖縄と神奈川の気候の違い、
沖縄の歴史や言葉、
自然、食べ物などについて学習しました。最終日の国際通りでのグループ別行動に向けて、観光ガイ
ドの本やインターネットの情報を使って、
お土産を買うお店や沖縄の特産品などを調べて計画を立て
ました。計画するにあたり、お金の学習、時間の学習、地図の学習など、総合的な学習に取り組んで
います。
このように高等部では、社会で生活していくための力を培うという視点で教育が行われています。
日頃の学校での学習、卒業後の職業生活に向けた「産業現場等における実習」などを通して、自立と
社会参加に向けて基本的な知識と技能・意欲を育てる学習活動を展開しています。
夏の公開研修会のお知らせ
「不器用なこともの理解と支援」
~感覚統合の視点から子どもの苦手さを体験する~
講 師
横浜市総合リハビリテーションセンター
作業療法士 松本政悦氏
姿勢が悪い、体育が苦手、道具をうまく使えない、字がうまく書けない…。
これらはいわゆる「不器用な子ども」によく見られる苦手さです。
本研修ではこれらの原因と考えられる「感覚の問題」について分かりやすく解説し、
体験を通じて不器用な子どもたちを「共感的に理解する」ことを目的にしています。
「行動分析学を用いた行動問題への対応」
講 師
慶應義塾大学大学院
社会学研究科
心理学専攻
近藤鮎子氏
子どもたちの健やかな発達を支援するために、教育現場で必要な知識とは何でしょうか。応用行
動分析学は、子どもたちと先生が互いにハッピーな良い関係を築いていくための理論であり方法論
です。今回の研修会では、子どもの「良い行動」を増やすために必要な知識や、実際の支援技術を
学んでいきます。
お申し込みは、別紙ファックスでお願いします
お問合わせ先 Tel.0463(34)7244
Fax.0463(34)8707
担当:支援部
篠崎・小川
湘南養護学校
アクセスマップ
平成26年11 月 1日(土) 11:00~14:00
会場 本校体育館、中庭、食堂、会議室 など
体育館では、音楽家を招いて、子どもの歌、フォークソン
グ、Kポップスなどコンサートが予定されています。また、近
隣の福祉事業所による製品販売等もあります。
地域の方々で、児童生徒と一緒に活動してくれるボランテ
ィアを募集しています。
「地域交流」で活動内容・日程をご確認の上、Webサイトよ
りボランティア申し込みフォームメールに必要事項を記入
してお申し込みください。