Newsletter

目次
PREFERRED DESTINATION OF THE YEAR
2011/2012
ニュース
Newsletter
04|2011
クロアチア航空の新しい路線
アドリア海沿岸の新しいホテル
2
3
イベント
ホゥヴァル:十字架の行進 4
ザグレブ:クロアチアの首都の春
5
ロクヴェ:カエルの村
6
マリ・ロシニュ:アポクシオメノス・デイズ 7
スプリトゥ:クロアチア・ボートショー
8
スタリグラドゥ:ヴィネトゥの軌跡
9
ズルマニャ川:ラフティングを楽しむ
10
おすすめ
スラヴォンスキ・ブロドゥ:
観光スポットの牢獄
リエカ:魚雷の物語
ダルマチアのハンティング博物館と動物園
11
12
13
PHOTO: IVO PERVAN
世界の中のクロアチア
ドゥブロヴニク:最もロマンチックな街(CNN、
コッリエーレ・デッラ・セーラ)
14
スプリトゥ:世界一クレイジー
なディオクレティアヌスの街(CNN) 15
クロアチアのナチュラリスト・ビーチ
16
ショルタ:ヨーロッパで最も美しい島ベスト6 17
ザグレブ:フィガロ紙が賞賛するクロアチアの首
都
18
ドゥブロヴニク:ボンドガールが愛するアドリア
海の真珠
19
ガドリング・トラベル・ブログ:
クロアチアのアドベンチャー
20
リサーチ
エジプトやチュニジアの代わりにクロアチアへ21
投資とビジネス
PHOTO: MARIO BRZIĆ
ザグレブ:ホテル・ドゥブロヴニク改装
22
ストゥビチケ・トプリツェ:新しいヘルスツー
リズム施設
23
ウマグ:アパートメントリゾー
トのステラ・マリス
24
プロジェクト
ストン:ブドウ栽培とワイナリーの博物館
ノヴィ・ヴィノドルスキ:
生まれ変わるサン・マリノ島
25
26
ニュース
クロアチア航空の新しい路線
PHOTO: MARIO HLAČA
PHOTO: MARIO BRZIĆ
クロアチアの国営航空会社のクロアチア航空は、こ
の夏、多くの新しい路線が就航することを発表し
ました。
ザダルからバイエルン州の州都ミュンヘンへの路
線は、5月3日~9月29日の間、毎週火曜日と木曜
日に運航されます。
ザダル~チューリヒ線は、5月20日~9月30日まで
毎週月曜日と金曜日に運航されます。
また、ザグレブとイスタンブール間はこれまではト
ルコ航空のシートのリースという形での就航でした
が、この夏からは、毎週火曜日、木曜日と日曜日の
フライトがスケジュールされています。
5月19日~10月23日まで、ドゥブロヴニクとヴェ
ネツィア間の往復便が毎週木曜日と日曜日に運航
されます。このアドリア海の2つの都市を結ぶ航
空機は、76席のDash 8-Q400です。
さらに、ドゥブロヴニクからアテネ(火曜日、木
曜日、日曜日)、ドゥブロヴニクからベオグラー
ド(月曜日、水曜日)、スプリトゥからハンブル
ク(火曜日、土曜日)、リエカ~ロンドン線も再
び毎週水曜日に運航されます。
この夏はSASと共同でコペンハーゲン経由ニューヨ
ーク、ワシントンへの路線も開通します。
イタリアのアリタリア航空と統合したエア・ワン
は、9月25日よりミラノ・マルペンサ空港~ザグレ
ブ線を、毎週火曜日、木曜日、日曜日に運航します。
クロアチア航空
www.croatiaairlines.com
エア・ワン
www.flyairone.it
2011年4月号 |
2 アドリア海沿岸の新しいホテル
PHOTO: MILAN BABIĆ
このツアーシーズンへ向けて、3つの大型ホテルと
1つの小さなホテルがオープンし、それらの総客室
数は700室以上です。マイストラ・グループは、ロ
ヴィニュに5つ星のホテル・ローンをオープンしま
す。また、クヴァルネル湾のツリクヴェニツァ地
区のセルツェのホテル・ヤドランカの跡地に、5
つ星の小さなホテル・アマビリスがオープンしま
す。ザダルにはプンタ・スカラ・プロジェクトの一
環として、同じく5つ星のホテル・イアデラが、ま
たドゥブロヴニクには4つ星のホテル・ラフォディ
アがオープンします。
これらのホテルの内、最初にオープンするのは、約
4,000万ユーロで約3年かけてロプドゥ島に再建さ
れたホテル・ラフォディアです。
次に、ザダルの近くのペトゥルチャニに、オース
トリアのファルケンシュタイナー・ミハエラー・グ
ループのファルケンシュタイナー・ホテル&スパ・
イアデラがオープンします。イアデラは、プンタ・
スカラ・プロジェクトの一環として2009年にオー
プンしたファミリーホテル・ディアドラに次いで
2番目のホテルです。現在までのグループの投資
額はこのイアデラ建設を含め、1億6,000万ユーロ
となっています。イアデラのオープンは7月初旬
を予定しています。
ヘルスツーリズムの施設を併設し、ベッド数60の
小さめのホテル・アマビリスはセルツェにあり、6
月中旬に完成する予定です。このホテルの建設に
は、国内のMGL社が700万ユーロを投資しています。
9月には、マイストラ・グループのホテル・ローン
がオープンします。客室は248室で、高級ダイニン
グレストラン、バー、ジャズクラブ、会議室、ウ
ェルネスセンターやスポーツセンターなどの多く
の施設を併設しています。建設費用は4,500万ユー
ロで、これはここ数年のクロアチアのグリーンフ
ィールド・インベストメントの中でも最大級の観
光プロジェクトです。
イストゥラ県観光局
www.istra.hr
www.istra.com
プリモリェ=ゴリェ県観光局
www.kvarner.hr
ザダル県観光局
www.zadar.hr
ドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県観光局
www.visitdubrovnik.hr
2011年4月号 |
3 イベント
ホゥヴァル:十字架の行進
PHOTO: BORIS KRAGIĆ
PHOTO: BORIS KRAGIĆ
何世紀にも渡りホゥヴァルの人々はイースターを、
十字架の行進という独特の方法で祝ってきました。
これは宗教文化的にもユニークな礼拝方法で、ユネ
スコの無形文化遺産にも指定されています。1510
年の島の社会混乱の最中に街の小さな十字架のキ
リストが血の涙を流したという奇跡が起こり、そ
の後の告解の儀式としての行進が現在の十字架の
行進へと発展しました。
行進は聖木曜日から聖金曜日にかけて、6つの教区
教会であるイェルサ、ピトヴェ、ヴリスニク、スヴ
ィルツェ、ヴルバニ、ヴルボスカから同時に時計回
りの方向へ、8時間の間それぞれの十字架が出会わ
ないように行進します。言い伝えによると、それぞ
れの十字架が出会ってしまうと不幸が起こると言わ
れています。18kgの十字架の裸足の運搬者を先頭
に22kmを8時間かけて行進します。島の住民だけ
でなく、多くの島外からの参拝者や観光客が行進
に加わります。クロアチアで最も晴れの日の多い
この島でイースターを過ごす観光客は年々増加し
ています。今年はこの行進は4月21日に行われます。
冬は暖かく夏も快適な温暖な気候と、この地中海
の素晴らしい自然と豊かな文化、歴史ある伝統、ユ
ニークな料理、美しいビーチや入り江、透き通っ
た海などの魅力のおかげで、中央ダルマチアのホ
ゥヴァル島はいくつかの国際的なトラベルマガジ
ンで、世界のベスト10に入る観光地として紹介さ
れています。
ホゥヴァル市のナイトライフや建造物、パクリン
スキ島への遊覧船、イェルサ近くの砂浜のビーチ、
古代と現代が調和した旧市街、パラダイスビーチ
沿いのザヴァラの松林、島のエキゾチックな南側
に位置するイヴァン・ドラツ、スヴェタ・ネデリ
ァやミルナ、リトル・ヴェニスの雰囲気のヴルボ
スキ、グディニャ、ザストラジシュチェ、ボゴモ
リェなどの近くのラヴェンダー畑、スチュライ周
辺の閑静な隠れた入り江など、ホゥヴァル島には
たくさんの魅力が詰まっています。
スプリトゥ=ダルマチア県観光局
www.dalmatia.hr
ホゥヴァル観光局
www.tzhvar.hr
ホゥヴァル市観光局
www.hvar.hr
イェルサ地方観光局
www.tzjelsa.hr
2011年4月号 |
4 ザグレブ:クロアチアの首都の春
ザグレブ観光局
www.zagreb-touristinfo.hr
PHOTO: IVO PERVAN
ザグレブには年間を通じて観光の目玉が多くありま
すが、春は特に伝統的な聖マルコ・フェスティバル
や、ザグレブタイムマシンがそれに花を添えます。
聖マルコ・フェスティバルの間、ザグレブのアッ
パータウンとローワータウンの美術館、教会、広
場などの多くが音楽家のステージとなります。13
回目を迎える今年も、多くのソリストや楽団が演
奏を行います。
このお祭りは、トップクラスの音楽家がアッパータ
ウンの休眠したスペースを活気づけよう、という目
的で始められました。このイベントは、毎年聖マル
コの祝祭が行われる4月25日に始まります。聖マル
コの祝祭は、約800年前に、街の商業と社会生活の
ための年行事として始まりました。
素晴らしいスペースでトップアーチストによる様
々なコンサートが行われ、ヨーロッパの音楽フェ
スティバルの中でも重要なイベントのひとつにな
っています。
4月下旬から、ザグレブタイムマシンというイベン
トが毎土曜日、9月末から10月初旬まで行われます。
通りや広場がザグレブの歴史を演出した音楽や劇
の舞台となります。
中央広場では、多くの民族楽団がパフォーマンスを
行い、ズリニェヴァツ公園ではプロムナードコンサ
ートが開催され、通りがかりの人々はワルツやマー
チ、オペレッタの歌やポピュラーソングが楽しめま
す。アッパータウンの通りでは、ストリートミュー
ジシャンや伝統的な歌が楽しめます。
聖マルコ・フェスティバル
www.festivalsvmarka.hr
2011年4月号 |
5 ロクヴェ:カエルの村
PHOTO: MILAN BABIĆ
ロクヴェはゴルスキ・コタルの湿地帯にある小さ
な村で、そこの住民は親しみを込めてジャバリ(
カエル)と呼ばれています。その昔住民はその呼
び名に抵抗していましたが、やがてそのジョークを
受け入れただけでなく、カエルを自分たちのトレー
ドマークにまでしてしまいました。毎春フロッグ・
ナイトと呼ばれる、カエルだけでなくロクヴェ地区
の人々を祝うお祭りを開催しています。
今年は4月の下旬に第35回のフロッグ・ナイトが行
われる予定です。お祭りの中で最も盛り上がる伝統
的なイベントは、カエルのジャンプコンテストで
す。飼い主が自分のカエルを持ち寄り、観客たち
ができるだけ遠くへ跳躍するように周りでけしか
けます。競技後は、カエルは自然へと帰されます。
ロクヴェにはカエル博物館もあり、カエルについて
の解説や、ロクヴェでのカエルの歴史、フロッグ・
ナイト、カエルの捕獲の仕方などが展示されてい
ます。博物館には世界中の1000匹種類以上のカエ
ルが展示されています。カエルの世界に関するド
キュメンタリーフィルムや音声や映像も楽しめま
す。カエルに関するユニークなお土産ショップも
あります。このユニークな博物館を訪れる観光客
は、最後にフロッグ・ブラッドと呼ばれる果実酒
を試してみることをおすすめします。
ロクヴェはゴルスキ・コタルの中心部のリスニャ
ク山のふもとにあり、山々の美しい自然に囲まれ、
フロッグ・ナイトだけでなく、多くのレクリエー
ションやリラクゼーションにも最適です。オムラ
ディンスコ湖ではスポーツやレクリエーションを
楽しむことができ、クロアチア最大の洞窟ロクヴ
ァルカは観光用に整備され、地下の魅力を満喫で
きます。ゴルビニャク森林公園には、標識付きの
ハイキングコースが整備されています。
プリモリェ=ゴリェ県観光局
www.kvarner.hr
ロクヴェ地方観光局
www.tz-lokve.hr
2011年4月号 |
6 マリ・ロシニュ:アポク
シオメノス・デイズ
PHOTO: SERGIO GOBBO
古代ギリシャのアスリート、アポクシオメノスの
像は世界で7体しか現存していませんが、その内
のひとつがクロアチアで発見されています。2000
年以上前に制作された作者不詳の古代のブロンズ
像は、1999年にロシニュ島の近海深さ45mの場所
で、2つの岩に挟まれた形で発見されました。2000
年以上前のアスリートが海から引き揚げられ、約7
年かけて元の輝きを取り戻しました。
若きスポーツマンの体は、競技後の汗やホコリや
油をきれいにクリーニングされました。7年間に
渡る修復作業の間、素材や作りを調査研究した結
果、この像は紀元前2世紀~1世紀のもので、その
元となったプロトタイプはさらに古く、紀元前4
世紀中頃の物であるとされています。
世界の8種類のアポクシオメノスの像の中で、ロ
シニュの像が最も完全な形を残しています。作者
は不明ですが、その古代の美しさと製作者の技術
の高さは最上のものです。
ロシニュ島近海から1999年4月27日に引き揚げら
れたアポクシオメノスの像は、2013年の年末から、
マリ・ロシニュのクヴァルネル・パレスで常設展
示されることになっています。4月22日~29日ま
で、アポクシオメノス・デイズが開催され、海底
の考古学的な史跡やアンティークの宝石、当時の
ヘアスタイルのデモンストレーションなどが見学
できます。ホテルでは、ローマ式風呂やマッサー
ジを楽しめます。ロシニュ博物館ではクロアチア
のアポクシオメノスについてのレクチャーやプレ
ゼンテーションが行われ、5月10日には「海底の
アポクシオメノス像の発見」と銘打った科学カン
ファレンスが開催されます。
観光地として長い歴史のあるクヴァルネルのロシニ
ュ島の海岸沿いには、古い松林に囲まれた多くのハ
イキングコースがあります。島には多くの教会の
他、海賊から島を守るために15世紀に建てられた
塔もひとつあります。また、小さな漁港の街ロヴ
ェンスカには美しいビーチ、桟橋、森林や、気候
療法のヘルスリゾートとして有名なポジャヴォリ
があります。地中海性気候、澄んだ空気、保護さ
れた自然環境があるロシニュ島は、19世紀には既
に各種治療に適した場所であることで有名で、島
には「バイタリティの島」という意味の名前が付
けられました。
プリモリェ=ゴリェ県観光局
www.kvarner.hr
マリ・ロシニュ観光局
www.tz-malilosinj.hr
2011年4月号 |
7 スプリトゥ:クロアチア・ボートショー
スプリトゥ=ダルマチア県観光局
www.dalmatia.hr
PHOTO: ROBERT MATIĆ
ディオクレティアヌス帝の街では、4月12日~17日
に第13回クロアチア・ボートショー(CBS)という
海の祭典が開催され、多くのボート愛好家を魅了し
ます。このボートショーに参加する国内外の企業や
ボートメーカーは年々増え続けています。CBSは東
南ヨーロッパ最大のボートショーで、世界最大級
のボートメーカーが集う海の祭典としては世界で
7番目に大きなイベントです。あらゆる装備を備
えたタイプとサイズのボートをご覧いただけます。
魅力的なディオクレティアヌス宮殿前のバースに停
泊した100隻のボートを観るだけでも、この1700
年の歴史と文化のあるスプリトゥを訪れる価値が
あります。
スプリトゥ観光局
www.visitsplit.com
クロアチア・ボートショー
www.croatiaboatshow.com
2011年4月号 |
8 スタリグラドゥ:ヴィネトゥの軌跡
PHOTO: DINKO DENONA
文化的な観光イベントの「ヴィネトゥの軌跡」
は、4月16日~24日までパクレニツァ国立公園、
クルカ国立公園、プリトゥヴィツェ湖群国立公園、
ヴェレビトゥ自然公園、ズルマニャ渓谷で行われ
ます。これらの場所では40年以上前、ドイツの作
家カール・マイの、冒険小説を原作のインディア
ンの酋長ヴィネトゥを主人公とした映画が撮影さ
れました。今日まで保護され続けているこれらの
美しい公園は、ヴィネトゥの軌跡を辿るカール・
マイの多くのファンを魅了します。
イベント中は専門ガイドが同行し、1962年~1968
年の間に撮影されたヴィネトゥの各映画のロケ地を
訪れ、映画の上映会や撮影スタッフとの懇談会な
ども催されます。乗馬、アーチェリー、カントリ
ースタイルの各種プログラム、野外ディナー、キ
ャンプファイヤー、伝統音楽、クロアチアの文化
遺産の解説などが楽しめます。
カール・マイの原作に基づく映画は10本以上クロ
アチアで撮影され、その半数が、パクレニツァ、ク パクレニツァ地方はザダル地域の北西部にあり、地
ルカ、プリトゥヴィツェ湖、ヴェレビトゥ、ズルマ 域的には北ダルマチアに属します。アドリア海沿
ニャ川で撮られています。撮影中、スタッフはスタ いに約20マイルの海岸線があり、ヴェレビトゥと
リグラドゥのモーテル・アランに滞在し、今日でも その海岸線の自然公園は自然保護区に指定されて
同じ名前で営業しているホテルは、ヴィネトゥファ います。ヴェリカ・パクレニツァとマラ・パクレ
ンが必ず滞在することで有名です。このホテルは ニツァの渓谷は保護された森に囲まれ、1949年に
全面改装され、高品質のサービスを提供していま 国立公園に指定されています。
す。館内にはヴィネトゥに関する映画の撮影で使 クロアチアの8つの国立公園(パクレニツァ、コ
用した小道具などが展示されています。
ルナティ、クルカ、プリトゥヴィツェ湖群、北ヴ
伝説的なインディアンの酋長を演じたピエール・ブ ェレビトゥ)の内の5つと、3つの自然公園(ヴェ
リスは、2007年6月パクレニツァ地方を訪れ、1960 レビトゥ、テラシュチツァ、ヴランスコ湖)がこ
年代に自分が活躍した場所を懐かしみました。
の近くにあります。
スタリグラドゥは、ヴェキカ・パクレニツァの素
晴らしい渓谷に近く、クロアチア最長のヴェレビ
トゥ山脈のふもとにある古代の街アルギルントゥ ザダル県観光局
ムに作られた街です。ヴェレビトゥはユネスコの www.zadar.hr
生物圏保護区にも指定されています。今日のスタ
リグラドゥはパクレニツァ地方の中心地で、美し スタリグラドゥ地方観光局
い海、自然の砂浜のビーチ、山の頂、川でのラフ www.rivijera-paklenica.hr
ティング、カヌー、遺跡、アドベンチャーツアー、
トレッキング、登山、バードウォッチング、ウェ
ルネス、オフロードドライビング、豊かな自然と
文化史跡など、多くの楽しみがあります。
2011年4月号 |
9 ズルマニャ川:ラフティングを楽しむ
PHOTO: JOSIP MANDRAČEVIĆ
ヨーロッパでも最高クラスのきれいなズルマニャ川
のユニークな渓谷で、4月の下旬にまたラフティン
グファンを魅了するイベントが開催されます。クロ
アチア国外にこのカルストの川を知らしめた伝統的
なボートレースが行われます。レースは2日間に渡
り、川下りのコースは2~3時間かかります。この2
日間のイベントの最後は、チャリティーディナーと
伝統的なミス・ズルマニャ大会で締めくくられます。
レースやイベントの他、主催者は、ズルマニャのカ
ルストや水文学、カルストや洞窟の生態系、川と支
流の動植物、ズルマニャ渓谷の持続可能な開発など
の興味深い一連のレクチャーも行います。
ズルマニャ川は、リカ地方南部のポシュタク山を水
源とし、北ダルマチア地方のヴェレビトゥ山のふも
とを流れ、オブロヴァツから12kmのノヴィグラドゥ
の海へ流れ込んでいます。全長69kmで、海に近いた
め、一年中ラフティングが楽しめます。
ズルマニャ川には渓谷や滝があり、クロアチアで最も
美しい川と言われています。透き通った水が、200m
の深さの曲がりくねった渓谷を流れています。その途
中には、11mの高さのヴェリキ・ブクのような滝が
いくつもあります。ズルマニャ川は、そのアクセス
しづらい場所から「隠れた美」と呼ばれ、ラフティ
ング愛好家は、その川の荒々しい時と静かな時のギ
ャップを「美女と野獣」と呼んでいます。
ザダル県観光局
www.zadar.hr
オブロヴァツ市
www.obrovac.hr
2011年4月号 |
10 おすすめ
スラヴォンスキ・ブロドゥ:
観光スポットの牢獄
PHOTO: SERGIO GOBBO
PHOTO: DAMIR RAJLE
ブロドゥ要塞の復活プログラムの一環として、チェ
コのブルノにあるオーストリア=ハンガリー帝国
最大の牢獄のレプリカがオープンしました。古い
レンガを使用し、しっくいは使わずに全て本格的
に仕上げられました。独房、拷問部屋、守衛の部
屋は個別に仕切って作られています。この牢獄の
レプリカはスラヴォンスキ・ブロドゥ観光局が企
画・実行している歴史プログラムの一環です。牢
獄の他、要塞の中には本物の薬屋、鍛冶屋、伝統
的なキッチン、バーを併設し、20世紀後半のクロ
アチアの現代美術を常設した最初のギャラリーも
あります。そこには400点以上の作品が展示され、
要塞の縮尺モデルでは、18世紀から19世紀初頭に
かけてのオーストリア=ハンガリー帝国の国境付
近の兵士たちの生活を再現しています。
1715年~1780年の間、オーストリアはトルコとの
国境のブロドゥ要塞を、交易の交通の中心として、
また戦略的にも重要視していました。サヴァ川沿
いのスラヴォニヤ国境のこの要塞と、スラヴォニ
ヤの要塞の街オスィイェク、スタラ・グラディシ
ュカは、トルコとの国境に対する優れた守備システ
ムを築いていました。この要塞は4,000名の兵士と
150の大砲を収容するように設計されていました。
国境の要塞でありながら、その戦闘力を発揮する
機会はほとんどありませんでした。保存された多
くの物から、当時の兵士の生活がうかがえます。
広場の中心にはバロック時代の聖アナ教会がありま
す。広場では、18世紀後半のスラヴォニヤの12連
隊の軽騎兵のコスチュームの着用などの歴史プロ
グラムも楽しめます。
ブロドゥ要塞は18世紀スラヴォニヤのユニークで
素晴らしい軍事施設で、歴史的にも貴重な建造物
です。将校の休憩所は現在ではスラヴォンスキ・ブ
ロドゥの役所として利用され、国境警備の兵隊のコ
スチュームを着せた原寸大の人形が飾られています。
スラヴォンスキ・ブロドゥはスラヴォニヤの中心に
あるクロアチアで6番目に大きな都市で、ボスニア・
ヘルツェゴビナとの国境近くにあります。
ブロドゥ・ポサヴィナ県観光局
www.tzbpz.hr
スラヴォンスキ・ブロドゥ観光局
www.tzgsb.hr
2011年4月号 |
11 リエカ:魚雷の物語
PHOTO: SERGIO GOBBO
リエカ博物館では、リエカの魚雷の100年と称し、
リエカの発明家、技術者、実業家の輝かしい業績
を紹介する展示を行っています。今年の9月中旬ま
で開催されるこの展示は、産業・経済・交通の博物
館のための第一段階として位置付けられています。
魚雷の歴史は、リエカの工業が急速に発展し、ヨ
ーロッパの最先端の都市となった1860年代に遡り
ます。
魚雷は、リエカの裕福な船のオーナーの家に生まれ
たジョヴァンニ・ルピスが設計しました。彼がオー
ストリアのフリゲート艦の艦長だった時に「沿岸を
救う」という名前の新しい兵器を考えていました。
それは沿岸から操作でき、目立たないガラス製の
爆弾の詰まった船のようなものでした。
1861年、ルピスはオーストリア海軍の技術委員会
にこのプロジェクトを提案しました。その反応は
芳しいものではありませんでしたがルピスは諦め リエカ製の魚雷は、英国、フランス、イタリア、ド
ず、リエカに戻り実業家のジョヴァンニ・チオッ イツ、スウェーデン、日本、アルゼンチン、ロシ
テと出会いました。チオッテは後にリエカが最も アなど各国から注文を受けました。工場は海外に
発展を遂げた時のリエカ市長となりました。3年後、 も拠点を作り、また世界各国でライセンス生産も
チオッテはルピスのアイディアを実現させるため 行われるようになりました。リエカでの魚雷生産
に、ルピスをリエカ市の技術部門とロバート・ホ は1966年まで行われていました。資料によると、
ワイトヘッドへ紹介しました。ホワイトヘッドは、リエカでは1866年から1943年8月まで、20,323本
ルピスの方法を一ヶ所だけ修正し、水上を走る船 の魚雷と、1,053機の発射管、1,368台の高圧コン
型から水中を航行する形に変更し、見えにくくす プレッサーを生産したという記録が残っています。
ると同時に推進の抵抗を減らしました。
魚雷の生産は1966年に終了しました。
1866年12月にプロトタイプが完成し、1868年、沿
岸警備艇Gemsaから最初の発射実験を行いました。
最初の魚雷を発射したGemsa は、Shiavon Brothers プリモリェ・ゴリェ県観光局
造船所で作られました。
www.kvarner.hr
1875年、ホワイトヘッドは魚雷製造工場を立ち上
げ、年間800本の魚雷を生産しました。
リエカ観光局
www.tz-rijeke.hr
2011年4月号 |
12 ダルマチアのハンティン
グ博物館と動物園
PHOTO: DRAŽEN BOTA
中央ダルマチアの小さな村グラボヴァツには、ハン
ティング博物館と動物園があります。これはハンテ
ィング博物館に650種のコレクションを展示してい
るアンテ・ドゥンディッチのアイディアによるもの
です。敷地内に動物園も併設し、何種類かの馬、シ
カ、ダマジカ、ヒツジ、シャモア、ベトナム豚、イ
ノシシ、クマから家禽類や鳥類など260種以上の動
物がいます。博物館の入場料は無料です。農場で
は古い農具、荷車や馬車や乗馬の体験もできます。
このグラボヴァツのユニークな博物館と動物園は
24の海外の雑誌で紹介されています。
グラボヴァツ村はシェスタノヴァツ地方にあります。
ここには多くの日帰り観光のコースがあり、レクリ
エーションツーリズムに最適な、美しい地中海のダ
ルマチア地方の内陸部の各種観光スポットがありま
す。この周辺の自然美を象徴するのがビオコヴォ
自然公園で、多くの地中海の固有植物が見られま
す。南側にはダルマチア地方最大のツェティナ川
の渓谷があります。川からそびえる崖はフリーク
ライミングに最適で、バンジージャンプやパラグ
ライダーを楽しめるスポットもあります。渓谷沿
いには数十年の歴史がある古い水車があり、今も
穀物を挽くのに使用しています。水車は周辺の風
景に溶け込み、ユニークな雰囲気を出しています。
スプリトゥ=ダルマチア県観光局
www.dalmatia.hr
シェスタノヴァツ区
www.opcina-sestanovac.hr
2011年4月号 |
13 世界の中のクロアチア
ドゥブロヴニク:最もロマン
チックな街(CNN、コッリエ
ーレ・デッラ・セーラ)
PHOTO: MARIO ROMULIĆ & DRAŽEN STOJČIĆ
「ドゥブロヴニクは新しいサントロペである」と、
イタリアで最も発行部数の多い新聞のコッリエー
レ・デッラ・セーラ紙が、バレンタインデーのロ
マンチックな滞在先としてクロアチア南部のリゾ
ート地をおすすめしています。約70万部の発行部
数があり、ウェブサイトには一日当たり100万人
以上の読者を持つコッリエーレ・デッラ・セーラ
紙の「バレンタインデー:愛の72時間」という特
集記事の中で、ローマ、トスカーナのモンスンマ
ーノと並んでドゥブロヴニクを挙げています。
「アドリア海の対岸へ飛び、ドゥブロヴニク(ラグ
サ)を訪れましょう。ドゥブロヴニクは新しいサン
トロペで、活気がありモダンで2月中旬でも快適な
天候です。冬のドゥブロヴニクはハイシーズンの
ような混雑もなく、魅力ある歴史の史跡を堪能し、
全長2kmの塁壁の上をゆっくりと散策することが
できます。」と記事で紹介されています。
記事ではまた、City Caféのテラスでコーヒーを飲
み、ストンのカキ料理や、ヨハネ・パウロ二世も訪
れたレストランNauticaの料理を楽しみ、ホテル・
エクセルシオールでの宿泊を勧めています。筆者
はここがクロアチアで最高のホテルで、ジェーム
ス・ボンドを演じたロジャー・ムーアのお気に入
りであると書いています。
CNNは、バレンタインデーのおすすめの滞在先の第
8位にドゥブロヴニクのホテル・エクセルシオール
を挙げていました。この中でエクセルシオールはヨ
ーロッパのこの地域で唯一選ばれました。
「リチャード・バートンがエリザベス・テイラーに
キスをしたのはドゥブロヴニクのホテル・エクセ
ルシオールのアパートメントだった。このホテル
では、王や女王、王女や国家元首たちをもてなし
てきました。今度はあなたがあなた自身の愛を決
める場所となるでしょう。」とCNNではエクセル
シオールを絶賛していました。
98年の歴史があるホテルは、多くの愛や、世界的 ーランドのオタゴ半島、ヨルダンのエキゾチックな
なセレブの参加した数々のイベントを見守ってき 街ペトラが挙げられています。
ました。
CNNやコッリエーレ・デッラ・セーラだけでなく、
記事の筆者ティファニー・ラムは、ユネスコの世 イギリスのガーディアン紙も昨年バレンタインデー
界遺産のドゥブロヴニク旧市街のロマンチックな におすすめの世界の場所ベスト20の第2位にドゥブ
ツアーを勧めています。ドゥブロヴニクには、ル ロヴニクを選出しました。
ネッサンスとバロックの教会、宮殿、噴水、恋人
たちの島ロクルム島があります。
CNNが勧めた愛を告白するロマンチックな場所の ドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県観光局
第1位は、イングランドのノース・リーズ・ホール www.visitdubrovnik.hr
で、第2位が中国の万里の長城、3位がインドの「ピ
ンクシティー」ジャイプル、次いでアイルランドの ドゥブロヴニク観光局
リズモア城、インドの360度のレティ・ホテル、モ www.tzdubrovnik.hr
ルディブ、イランのシーラーズ、そしてドゥブロヴ
ニクのホテル・エクセルシオール、続いてニュージ
2011年4月号 |
14 PHOTO: MARIO BRZIĆ
スプリトゥ:世界一クレイジーなデ
ィオクレティアヌスの街(CNN)
スプリトゥのサッカーチームハイデュクの100周 サイトで「祭典はポリュド・スタジアム上空の素
年の記念式典の様子は世界各国のメディアに注目 晴らしい花火で始まった」とレポートしています。
され、多くのインターネットのサイトにスプリト UEFAのウェブサイトでは「ハイデュクは100周年
ゥ上空を飾る印象的な花火のビデオやドゥブロヴ をファッショナブルに祝った」というヘッドライ
ニクの塁壁の映像が紹介されました。多くの読者 ンを掲載しました。
からその空のスペクタクルを絶賛するコメントが ポータルサイトのYahooスポーツでは、その素晴ら
寄せられていました。
しい花火と発煙筒に最も注目し、2枚の写真と、ハ
アメリカのCNNでは「スプリトゥは世界一クレイ イデュクのサポーターがドゥブロヴニクの塁壁の
ジーな街としてのステータスを確立しました」と 上で発煙筒を掲げる姿がビデオで紹介されました。
その映像と、クラブの輝かしい歴史を紹介しました。「トルシーダとして知られるハイデュクのサポータ
「ヨーロッパで最も古いサポーターのグループであ ーは、ヨーロッパ最古のサポーターグループで、何
るトルシーダは、50年以上の活動の歴史がありま 千もの発煙筒でスプリトゥとその周辺の街を宇宙か
す。スプリトゥは正に世界一クレイジーな街とい らでも見えるようにした。この日はハイデュクのた
う称号が当てはまります。」
めの記念日でもあり、クロアチアの発煙筒販売会
フランスのスポーツ日刊紙レキップ紙も、ハイデュ 社にとっても素晴らしい日になったでしょう」と
クの100周年を取り上げ、チームがその歴史の中で ジョーク交じりにレポートしています。
ヨーロッパチャンピオンズリーグのベスト4に3回
進出していることを紹介しました。
100周年記念祭では、サッカーチームを作ろうと スプリトゥ=ダルマチア県観光局
いうアイディアを持ち込んだプラハからの学生グ www.dalmatia.hr
ループのエピソードも紹介されました。実際にそ
の後の1911年2月13日にクラブが創設されました。 スプリトゥ観光局
ヨーロッパと世界のサッカー協会ももちろんハイ www.visitsplit.com
デュクのこの100周年を取り上げ、FIFAでは公式
2011年4月号 |
15 クロアチアのナチュラリスト・ビーチ
PHOTO: MARIO BRZIĆ
ホテルズコンバインドのウェブサイトの世界の
ホテルのランク付けで、イギリスの旅行代理店
eWaterwaysが企画したクロアチアのツアーのホ
テルが9位にランクされました。クルージングが
専門のこの代理店が、ナチュラリストを対象とし
たクロアチア沿岸の7日間のツアー「ネイキッド・
クルーズ」を実施しています。今年は8月に計画
されていて、ナチュラリストはディナータイムを
除くツアーの間ずっと裸のままで過ごせます。こ
のクルーズツアーでは、ラブ島、モラトゥ島、オ
リブ島、ロシニュ島、ザダルを訪れます。
その他ホテルズコンバインドのランクに入ったの
は、日本、インドネシア、オーストリア、ドイツ、
フロリダ、ネヴァダなどの国や都市と、全てのナ
チュラリスト向けの企画、例えば、ナチュラリス
トの自転車レース「ヌーディスト・スプリング・シ
ャワーリング」、ボディペインティングフェスティ
バル、フランスのナチュラリストの街キャプ・ダグ
ドが紹介されています。
ホテルズコンバインド
www.hotelscombined.com
2011年4月号 |
16 PHOTO: SERGIO GOBBO
ショルタ:ヨーロッパで最
も美しい島ベスト6
イギリスの新聞テレグラフ紙は、ショルタをヨー
ロッパで知られざる最も美しいおすすめの島ベス
ト6に選びました。旅行関連専門で4年の実績があ
るジャーナリストのフランチェスカ・シズは、シ
ョルタの他、スウェーデンの小さな街マーストラ
ンド、ギリシャのモネンヴァシア、サルジニアの
マッダレーナ島、世界的に有名なサントロペに近
いポルクロール島、北海に浮かぶドイツ最大級の
ズィルト島が選ばれています。
このイギリスのジャーナリストは、「ショルタ島
のカルストとスプリトゥへの近さ故に、観光客は、
より有名な遠くの島へ目が行きがちで、手つかず
の自然とブドウ畑とオリーブ畑が広がり、フィッ
シングにも最適なダルマチア群島の中のショルタ島
がほとんど知られていません」と記述しています。
この記事では、「夏はスプリトゥの住民はショル
タ島を避暑地として訪れ、ディオクレティアヌス
帝もショルタ島のネチュヤム湾でよく釣りを楽し
み、そこにスパも建設しました。」と紹介し、さ
らに島の最も美しい場所としてマスリニツァを挙
げ、「アドリア海沿岸で最も守られた湾のひとつ」
として紹介しています。
ショルタ島はシンプルな島の生活を満喫するには
最適な場所です、と記事は締めくくられています。
ショルタは中央ダルマチアの島のひとつで、東に
はブラチュ島があり、南東にはホゥヴァル島があ
ります。クロアチア本土は北東の方向です。約52
平方kmの広さで、動植物が多く生息しています。
有史前から人が住み、紀元前4世紀にOlynthaの名
前で最初の歴史上の記述があります。島には古代
からキリスト教時代初期の多くの遺跡があります。
それらの歴史文化の史跡の他、美しい手つかずの
自然の中を散策したりサイクリングをしたりして
楽しめます。美しい夕日が見られるシェシュレ湾
やマスリニツィ湾ではシーフードがおすすめです。
良質なワインやオリーブオイルも島全体で楽しめ
ます。最も良いホテルはネチュヤムにあり、スト
モルスカにはテニスコートがあります。
スプリトゥ=ダルマチア県観光局
www.dalmatia.hr
ショルタ観光局
www.solta.hr
テレグラフ紙
www.telegraph.co.uk
2011年4月号 |
17 PHOTO: SERGIO GOBBO
ザグレブ:フィガロ紙が賞賛
するクロアチアの首都
フランスの日刊紙フィガロ紙は最近の記事で「ク
ロアチアの首都は週末の滞在に最適」とザグレブ
を紹介しています。
ザグレブは、スラヴと地中海の二つの文化がユニ
ークに調和しています。記事によると、現代美術
館の素晴らしい建物の完成によって、ザグレブの
歴史ある街がこの地域の新しい芸術の中心地とし
て重要視されるようになりました。
フィガロ紙の記事では「美術工芸博物館では魅力あ
る1925年~1939年の中欧のアール・デコの作品が
展示されています。」と紹介し、特にメシュトゥロ
ヴィッチの彫刻作品を絶賛しています。
また、アッパータウンは魅力的で、「歴史的なマ
ニフェスト」のローワータウンのシュトロスマイ
エルには、ネオ・ルネサンス期の宮殿内に古い作
品が展示され、訪れる価値があります、とおすす
めしています。
いくつかのザグレブのレストランやバー、マーケ
ットのチーズやサワークリームも紹介されていま
す。ホテルではリージェント・エスプラナーデを
「部分的にアール・デコを採り入れたザグレブで最
も美しいホテル」と書いています。
さらに、緑豊かな馬の蹄鉄の形をした庭園や公園
がザグレブの歴史的中心地を囲む街として表現し、
記者が歩いたアッパータウンやドラツ市場の感想
が書かれています。記者は、暖かい季節が特に活
気があるとおすすめしています。
ワイナリー・ボルンステインやバルタザル・レス
トランや、日中地元のお年寄りが集まるドラツの
アーケード下のビストロ・アムフォラなどを地元
のワインと共に紹介しています。
ショッピングは、日曜日の朝のイギリス広場のフ
リーマーケットと、クロアチアのオリジナルのス
ニーカー・スタルタスを販売する店シェリフ&チ
ェリーも紹介されています。
ザグレブ観光局
www.zagreb-touristinfo.hr
フィガロ紙
www.lefigaro.fr
2011年4月号 |
18 イギリスのガーディアン紙の紙版とオンライン版
で、イギリスの女優ジェマ・アータートンは自身
の昨年のクロアチアでの休暇についてインタビュ
ーに答えています。「私はボンドガールだったけ
ど、この旅行は人生の中で最もボンドな瞬間だっ
たわ」と、世界で最もロマンチックな場所と表現
したホゥヴァルとドゥブロヴニクでの滞在を振り
返っています。
彼女はジェームス・ボンドの22作品目の「007慰め
の報酬」や、「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の
砂」「タイタンの戦い」などに出演しています。ド
ゥブロヴニクでは友人とホテル・エクセルシオール
に滞在しました。ホテルには「ウォール・オブ・フ
ェイム」と呼ばれる部屋に、ホテルに滞在した有名
人の写真が飾られています。
ジェマ・アータートンはドゥブロヴニクの街の美
しさと風景に魅せられ、夫と共に再訪することを
宣言しました。カメラのフラッシュから逃れ、ク
ロアチアでの休暇を満喫したようです。ドゥブロ
ヴニクの他に、彼女はホゥヴァル島とその隠れた
美しい湾もおすすめしています。
PHOTO: SERGIO GOBBO
ドゥブロヴニク:ボンドガール
が愛するアドリア海の真珠
ドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県観光局
www.visitdubrovnik.hr
ドゥブロヴニク観光局
www.tzdubrovnik.hr
ガーディアン紙
www.guardian.co.uk
2011年4月号 |
19 ガドリング・トラベル・ブログ:
クロアチアのアドベンチャー
PHOTO: IVO PERVAN
ガドリング・トラベル・ブログは、恋人たちのた
めのアドベンチャートラベルのおすすめの観光地
ベスト10にクロアチアを選びました。このブログ
では、東欧はそのユニークな文化や歴史、芸術が
ずっと隠れていて、最近では最も人気の高い観光
地となっている点を説明し、その中でもクロアチ
アは最高のアドベンチャートラベルの観光地とし
て紹介されています。
海が好きな方にはアドリア海沿いのクルーズやスキ
ューバダイビングで難破船の観察ができます。ボー
トに乗るのが好きな方には山の素晴らしい景色の
中の透き通った川が堪能できます。特にクヴァル
ネル湾の素晴らしい景色を見渡すウチュカ自然公
園がおすすめです。
クロアチアの他には、アメリカ、エチオピア、ア
ルゼンチン、ニュージーランド、インド、ガイア
ナ、ボツワナ、トルコ、北極圏が選ばれています。
ガドリング
www.gadling.com
2011年4月号 |
20 リサーチ
エジプトやチュニジアの代
わりにクロアチアへ
GfK (マーケットリサーチセンター )
www.gfk.hr
PHOTO: IVO PERVAN
北アフリカの暴動や社会的混乱は、ドイツの観光客
の旅行プランをも狂わせました。リサーチ会社GfK
社のGfKトラベル・インサイトの調査によると、エ
ジプトやチュニジア旅行の代わりに、トルコ、スペ
イン、イタリア、キプロスなどへ変更する旅行者が
多い中、ブルガリアとクロアチアが特に人気が高く
なっています。これはドイツの1,200の旅行代理店
の予約データに基づいて調査した結果です。GfKに
よると、北アフリカの混乱は多くのドイツ人観光
客のエジプトやチュニジアへの夏前の旅行を延期
させ、さらにこれらの国への夏の旅行の需要も低
下させています。ドイツ人旅行者にとって、スペイ
ン、トルコに次いでエジプトは3番目のパッケージ
ツアーでの人気の観光地です。また、1月はエジプ
トのホリデーパッケージ全体の3分の1を売り上げて
いる、とレポートしています。
今ドイツ人旅行者は、エジプトやチュニジアへの
旅行を個人予約にするか、別の観光地を探してい
ます。この動きの影響でトルコとスペインは、今
年の数週間の予約が35~45%上昇しています。調
査によると、その他の代わりの旅行先としては、イ
タリア、キプロス、ブルガリア、クロアチアが選
ばれています。
クロアチアの観光業界にとってドイツからの観光
客は非常に重要です。中央統計局によると、昨年
ドイツからクロアチアを訪れた観光客は150万人以
上、1,150万泊の滞在で、海外からの旅行者全体の
22.5%を占めていました。
2011年4月号 |
21 投資とビジネス
PHOTO: SERGIO GOBBO
ザグレブ:ホテル・ドゥブロヴニク改装
ザグレブの4つ星ホテル・ドゥブロヴニクの客室
とスイートが最近改装されました。モダンな客室
とスイートは高級な内装で、液晶テレビ、抗アレ
ルギーのベッド、豪華なベッドリネン、革製のヘ
ッドボード付きのアナトミックベッド、快適なア
ームチェアーが備わっています。また、会議/宴会
ホールも改装されています。
この夏に最終的な改修が行われ、屋根、ファサー
ド、広いエントランス、フロント、ラウンジバー、
ロビーなどが一新されます。
1929年に建てられたホテル・ドゥブロヴニクは街
の中心部にあり、237の客室と8室のスイートを提
供しています。ホテルからは旧市街、アッパータウ
ン、カプトル、メドゥヴェドゥニツァの丘陵、遊
歩道の素晴らしい風景が一望できます。ホテル周
辺にはいくつかの重要な文化的な史跡や施設、役
所や公共施設、ショッピング街、オープンマーケ
ット、駐車場、遊歩道があります。
ザグレブ観光局
www.zagreb-touristinfo.hr
ホテル・ドゥブロヴニク
www.hotel-dubrovnik.hr
2011年4月号 |
22 PHOTO: DAMIR FABIJANIĆ
ストゥビチケ・トプリツェ:新
しいヘルスツーリズム施設
ストゥビチケ・トプリツェでは、間もなく新しいヘ の特別病院では、レクリエーションツーリズム、ヘ
ルスツーリズムリゾートの建設が始まります。総 ルスツーリズムやカンファレンスツーリズムが提
工費は約1億500万ユーロです。その複合施設は広 案されます。
さ約12万5,000㎡で、3つのホテル(5つ星1軒と4 ホテルには220のベッドに、治療用の屋内温泉プー
つ星が2軒)、温泉、ウェルネスゾーン、広い水族 ルと半屋内温泉プールがあります。良い気候と、豊
館、コンベンション/トレード・ビジネスセンター、 かな自然と温泉に恵まれ、8つの露天温泉が春から
総合医療センターなどが併設されます。大型のグラ 秋まで利用できます。
ンドホテルには450のベッドが備わり、その他の2軒 医療リハビリの特別病院は、クロアチアのヘルス
のホテルのストゥバキとマクシミランにはそれぞれ ツーリズムセンターとして知られています。通常
250のベッドが設置されます。エコヴィラと水車付 の治療とリハビリに加え、メディカルプログラム、
きのエコヴィレッジや、スポーツによる怪我に特化 年金受給者のためのプログラム、ストレス解消プ
した50ベッド程度の特別病院も計画されています。 ログラム、管理職向けプログラム、ダイエットプ
ストゥビチケ・トプリツェはザグレブの北約40km ログラム、矯正プログラムなども実施しています。
にあり、街の80%はメドゥヴェドゥニツァ自然公 ストゥビチケ・トプリツェの温泉は温度が43度~63
園内にあり、手つかずの自然が保護された貴重な 度あり、有名なチェコのカルロヴィ・ヴァリに匹
地域です。カメニャクの丘などの緑豊かな丘陵地 敵する良質の温泉です。
帯で、治療用の温泉もあります。ストゥビチケ・ト
プリツェが最初に歴史に記録されたのは1567年で、
古代ローマ人がその温泉を利用していたと考えら クラピナ=ザゴリェ県観光局
れています。最初の温泉のプールは1776年に作ら www.tz-zagorje.hr
れ、19世紀にはストゥビチケ・トプリツェは温泉
地となり、20世紀にはファッショナブルなスパと ストゥビチケ・トプリツェ
して中欧全体で知られるようになりました。
www.stubicketoplice.hr
ホテル・マティヤ・グベツと医療リハビリのため
2011年4月号 |
23 ウマグ:アパートメントリゾ
ートのステラ・マリス
イストゥラ県観光局
www.istra.hr
イストゥラツーリスト
www.istraturist.com
PHOTO: IVO PERVAN
ウマグのアパートメントコンプレックスのステラ・
マリスは、2,600万クーナを投資してイースターに
新装オープンする予定です。このプロジェクトで
は、134のアパートメントと、プール、サンデッ
キ、子供用のスポーツフィールドなどの関連施設
を改装します。これは4つ星の家族向け施設です。
ステラ・マリスは長い間テニスのATPクロアチア・
オープン・ウマグで有名でした。このリゾートに
は207のモダンなアパートメントと、多くの飲食
店、80バースを備える小さな港、屋外塩水プール、
子供用プールがあります。リゾートでは各種スポー
ツも楽しむことができ、テニスセンターにはクレー
コートが14面とコンクリートコートが1面あります。
ステラ・マリスは、イストゥラ半島の北西の沿岸
の街ウマグの中心部から約2kmで、スポーツと観
光地として有名です。古代ローマの貴族によって
発見され、夏の別荘地として利用されていました。
当時の面影はウマグの旧市街のヴェネチアンハウ
スに見られます。ウマグの内陸部は観光地として
はほとんど知られていない場所で、クライミング、
ケービングなどのアクティビティの愛好家に人気
の場所です。
2011年4月号 |
24 プロジェクト
マリ・ストンから20kmのプトニコヴィチに、最
初のクロアチアのブドウ栽培とワイナリーの博物
館がオープンします。この博物館は展示だけでな
く、ブドウ畑を訪れてワインのテイスティングも
します。また、そのワインはワイン・バンクのよ
うな形で保管されます。750㎡の広さの博物館で
は、ワインや、ブドウ栽培に関する土産品を販売
します。また、ワインアカデミーも開設し、ソム
リエやブドウ栽培に従事する人々への教育も行い
ます。ブドウ畑やワイン造りで使用する道具や、ワ
インのラベルやボトル、民族学的なコレクションの
展示も行います。
この博物館は、高級な赤ワインで有名なペリェシ
ャツ半島の中心のワイン生産地に作られます。そ
のワインの中でも最も価値の高いのが、ディンガ
チとポストゥプのワインです。
マリ・ストンはドゥブロヴニクの人々によって14
世紀に発見され、内陸から海に向かって居住地を
囲む壁を作りました。14世紀、南側ではコルナと
呼ばれる5つの塔と要塞の建設が始まりました。要
塞から延びるグレートウォールは、14世紀に守備
のために作られたポドズヴィズドゥ要塞に枝分か
れしています。壁の長さは5.5kmで、40の塔と7
つの見張り塔で補強されています。その壁の長さ
から、「ヨーロッパの万里の長城」と呼ばれてい
ます。マリ・ストンはカキでも広く知られていま
す。美しい湾を眺めながらリラックスし、ビーチ
で泳ぐのに適しています。釣りも楽しむことがで
き、周辺の有名なタヴァーンやレストランでは質
の高い新鮮な魚料理が楽しめます。
PHOTO: SERGIO-GOBBO
ストン:ブドウ栽培とワ
イナリーの博物館
ドゥブロヴニク=ネレトゥヴァ県観光局
www.visitdubrovnik.hr
ストン観光局
www.ston.hr
2011年4月号 |
25 ノヴィ・ヴィノドルスキ:生
まれ変わるサン・マリノ島
PHOTO: IVO PERVAN
クヴァルネルの有名な観光地のノヴィ・ヴィノド
ルスキには、今年の観光シーズンに新たな観光の
目玉が増える予定で、サン・マリノ島を改造する
計画があります。サン・マリノ島はノヴィ・ヴィ
ノドルスキのビーチから200mの場所にある魅力
的な島で、観光のパンフレットなどによく登場し
ています。ただ、写真家や日光浴をする観光客を
魅了するだけで、その他の観光的資源に欠けてい
ました。そこで「サン・マリノ島の8方向の風」と
銘打ったプロジェクトでは、現存する小さなゴシッ
ク様式の聖マリン教会を改装し、今は廃墟となって
いる漁師小屋を建て直します。また、小さな船の
ための係留場所を2つ建設し、歩道を整備し、8方
向からの風の向きに合わせて8つのベンチを置き、
イベントスペースも作ります。
ノヴィ・ヴィノドルスキは、フランコパン家の要
塞だったノヴィグラドゥから発展しました。常緑
樹と穏やかな地中海性気候、きれいな水と空気の
おかげで、1878年、オパティヤに次いで海沿いの
観光地のさきがけとなりました。
白い外観と赤い屋根の海岸沿いの家々の構造が特
徴的で、それは海沿いの旧市街から丘の上の教会
と塔へ向かって広がっています。街の文化的史跡
には以下のようなものがあります。ローマ時代の
要塞ロプシツァ、パウリスト修道院、フランコパ
ン宮殿と塔、大聖堂、三位一体教会、聖マリン教
会、博物館/美術館、旧市街、街の民族的伝承など。
プリモリェ=ゴリェ県観光局
www.kvarner.hr
ノヴィ・ヴィノドルスキ観光局
www.tz-novi-vinodolski.hr
2011年4月号 |
26 観光局について
Kroatische Zentrale für Tourismus
Croatian National Tourist Office
e-mail: [email protected]
e-mail: [email protected]
Rumfordstr. 7, 80469 MÜNCHEN, DEUTSCHLAND
tel: +49 89 22 33 44
fax: +49 89 22 33 77
Kroatische Zentrale für Tourismus
Hochstr., 43, 60311 FRANKFURT, DEUTSCHLAND
tel: +49 69 238 5350
fax: +49 69 2385 3520
e-mail: [email protected]
350 Fifth Avenue, Suite 4003, NEW YORK 10118, U.S.A.
tel: +1 212 279 8672
fax: +1 212 279 8683
Croatian National Tourist Office
2 Lanchesters, 162-164 Fulham Palace Road
LONDON W6 9ER, UNITED KINGDOM
tel: +44 208 563 79 79
fax: +44 208 563 26 16
e-mail: [email protected]
Ente Nazionale Croato per il Turismo
Piazzetta Pattari 1/3, 20122 MILANO, ITALIA
tel: +39 02 86 45 44 97
fax: +39 02 86 45 45 74
e-mail: [email protected]
Ente Nazionale Croato per il Turismo
Via Dell’Oca 48, 00186 ROMA, ITALIA
tel: +39 06 32 11 0396
fax: +39 06 32 11 1462
e-mail: [email protected]
Chorvatské turistické sdružení
Krakovská 25, 110 00 PRAHA 1, ČESKÁ REPUBLIKA
tel: +420 2 2221 1812
fax: +420 2 2221 0793
e-mail: [email protected]; [email protected]
Office National Croate de Tourisme
48, Avenue Victor Hugo, 75116 PARIS, FRANCE
tel: +33 1 45 00 99 55
fax: +33 1 45 00 99 56
e-mail: [email protected]
Office National Croate du Tourisme
Vieille Halle aux Bles 38, 1000 BRUXELLES, BELGIUM
tel: +32 255 018 88
fax: +32 251 381 60
Narodowy Ośrodek Informacji Turystycznej
Republiki Chorwacji
IPC Business Center, ul. Koszykowa 54,
00-675 WARSZAWA, POLSKA
tel: +48 22 828 51 93
fax: +48 22 828 51 90
e-mail: [email protected]
Kroatiska Turistbyrån
Kungsgatan 24, 11135 STOCKHOLM, SVERIGE
tel: +46 853 482 080
fax: +46 820 24 60
e-mail: [email protected]
Kroatisch Nationaal Bureau Voor Toerisme
Nijenburg 2F, 1081 GG AMSTERDAM, NETHERLANDS
tel: +31 20 661 64 22
fax: +31 20 661 64 27
e-mail: [email protected]
Хорвaтckoe туристическое соовщество
Краснопресненская наб. 12, подъезд 6, офис 1502 123610
МОСКВА, POCCИЯ
ТЕЛ: +7 495 258 15 07
ФАКС: +7 495 258 15 08
e-mail: [email protected]
e-mail: [email protected]
Oficina de Turismo de Croacia
Calle Claudio Coello 22, esc. B, 1°C,
28001 MADRID, ESPAÑA
tel.: +34 91 781 5514
fax.: +34 91 431 8443
e-mail: [email protected]
Horvát Idegenforgalmi Közösség
Magyar u. 36, 1053 BUDAPEST, MAGYARORSZÁG
tel/fax: +36 1 266 65 05; +36 1 266 65 33
e-mail: [email protected]
Kroatische Zentrale für Tourismus
Am Hof 13, 1010 WIEN, ÖSTERREICH
tel: +43 1 585 38 84
fax: +43 1 585 38 84 20
e-mail: [email protected]
Chorvátske turistické združenie
Trenčianska 5, 821 09 BRATISLAVA, SLOVAKIA
tel: +421 2 55 562 054
fax: +421 2 55 422 619
e-mail: [email protected]
Hrvaška turistična skupnost
Gosposvetska 2, 1000 LJUBLJANA, SLOVENIJA
tel: +386 1 23 07 400
fax: +386 1 230 74 04
e-mail: [email protected]
Kroatische Zentrale für Tourismus
Badenerstrasse 332, 8004 ZÜRICH, SWITZERLAND
tel: +41 43 336 20 30
fax: +41 43 336 20 39
e-mail: [email protected]
Croatian National Tourist Board Japan
Ark Hills Executive Tower N613
Akasaka 1-14-5, Minato-ku
Tokyo 107-0052
tel: 0081 03 6234 0711
fax: 0081 03 6234 0712
e-mail: [email protected]
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2011年4月号 |
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