「西三河ハイスクール・起業家コンテスト」の開催

「西三河ハイスクール・起業家コンテスト」の開催
〔金融機関名〕 西尾信用金庫
廃業率が開業率を上回り、事業所数の減少に歯止めがかからない状態が続いている中、将来を担う高校生
1.動機(経緯)
に実際のビジネスに携わる機会を提供し、起業家精神の醸成及び地域経済の活性化を図る為、「西三河ハイ
スクール・起業家コンテスト」開催に至った。
西三河南部の専門学科を有する 10 高校を対象に、コンテストを開催。当金庫から参加高校へ活動資金を提
供するとともに、高校生がチーム内に社長・部長等を設置することで組織化を図り、事業計画の策定・商品開
2.概
要
発・製造・販売・収支管理に至るまで、幅広くビジネスを擬似体験できる機会を提供した。また高校生が自らの
取組みを発表できる場として、コンテストの締めくくりに審査発表会を催し、優れた取組みに対して表彰を行な
った。平成 22 年度と平成 23 年度の開催により、全 35 チーム・高校生 487 名がコンテストに参加した。
コンテスト開催の効果として、以下の点が挙げられる。
①高校においては、自らが考案した企画を実施することができ、教育の幅を広げることができた他、高校生に
おいても実際のビジネスに触れることで、実社会で働くことへの勤労感を養うことができた。
3.成果(効果)
②地域においては、高校生と地元企業とがコラボレーションし、共同で商品開発に取り組むことで、企業経営者
が新たな経営のヒントを得ることができた。
③当金庫においては、高校生の起業家精神の醸成を図ることで、将来の経営基盤の確立につながった他、地
元高校と地元企業のマッチングによる地域密着型の産学連携として、コーディネート機能を発揮した地域活
性化支援に取り組むことができた。
今後の課題は、①コンテストで企画された優れた商品やビジネスアイデアをコンテスト内で終わらせるので
4.今後の予定
(課題)
はなく、どう事業化につなげていくか、②また当コンテストのようなビジネスの実践にまで踏み込んだ仕組みを
全国にどう広めていくか、である。
コンテスト開催の目的
コンテストのスキーム