第30号平成23年9月

◆ 主な内容 ◆
○会長あいさつ ・ 退任あいさつ
○通常総会報告、合同研修会報告
○会員紹介
○視察研修参加報告
○法令改正情報
○設立20周年特集
中越の水と緑を子や孫へ
第30号
平成23年9月1日
(20周年記念号)
○ピークカット15%大作戦
○環境クイズ ・ その他
発行 中越地区環境保全協議会
http : //www.kisnet.or.jp / ˜ kankyo/
小千谷縮(写真提供:小千谷市)
小千谷縮(おぢやちぢみ)は、小千谷市周辺を生産地とする麻織物。南魚沼市を
生産地とする越後上布と共に、国の重要無形文化財に指定(1955年)、ユネスコの
無形文化遺産に登録(2009年)されている。堀次郎将俊が明石縮をもとに越後麻布
から改良したもので、昔は農民の副業として特に冬に生産されていた。
大震災による電力不足の中、クールビズ製品としても注目を浴びている。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(2)
会 長 あ い さ つ
中越地区環境保全協議会 会長
北陸ガス㈱長岡支社
会員の皆様におかれましては、益々ご清栄のこと
とお喜び申し上げます。
取締役支社長
岩
] 孝 秋
て巷間に流布しました。新潟県でも7月末に想定外
に近い記録的豪雨に見舞われ、広い範囲で被害が出
前今井会長の任期を引き継ぎ、会長を務めており
ました。河川の氾濫・決壊、土砂崩れ等、平成16年
ます岩]です。どうぞよろしくお願いいたします。
の水害を超えるようなまさにゲリラ豪雨に自然の脅
「水と緑」の発刊にあたりご挨拶申し上げます。
威とともに気候の変化も感じることができました。
当協議会も本年で満20年を迎えることとなりまし
今年は7月9日という近年にない早い梅雨明けと
た。これも会員の皆様を始め、関係各位のご支援ご
その後の記録的豪雨であり、温暖化等地球環境の変
協力のお陰と感謝申し上げます。
化も間違いなく大きくなっているものと思います。
また、本誌も回を重ねて30号を記録し、当会の活
このような中、新潟県の豊かな自然を変化する気
動状況や会員のご紹介、法改正等の情報発信に努め
候や環境とどう調和させていくか、安全・安心な街
てきたところです。
作りとともに今後の課題と思われます。本誌の副題
さて、今年は東日本大震災という未曾有の災害が
は、
「中越の水と緑を子や孫へ」であり、私たちの環
発生して以降、政治の混迷もあり復興へ向けた対応
境保全活動の果たす役割も益々大きくなっていくも
や経済活動にも大きな影響が出ています。日本の国
のと感じています。
際的地位の低下も叫ばれる中、強いリーダーシップ
今年度も、各種行事や研修会が開催されますが、
としっかりした政策による迅速な対応が何よりも必
皆様の積極的な参加により、成人を迎えた協議会を
要と言えます。
盛り上げ、中越地区の発展にご尽力いただきたいと
そんな中で、電力不足に端を発した節電について
思います。最後に、行政当局のご指導の下、当協議
は、産業界だけに止まらず、家庭でも浸透しており
会の発展と会員各社のご隆盛を祈念しご挨拶といた
この夏の計画停電は回避できる見込みと言われてい
します。
ます。一方で、国のエネルギー政策は、昨年策定し
た基本計画の見直しを迫られ、どのように組み立て
ていくかが大きな課題となっています。
原子力発電所の事故を受け、太陽光や風力、地熱
等の再生可能エネルギーの利用が従来以上に脚光を
浴びていますが、発電量や価格面でクリアすべき点
も数多く残されているのが現状です。
このたびの大震災では津波というもう一つの自然
の脅威をまざまざと見せつけられ、
「想定外」とし
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(3)
退 任 挨 拶
今
(北陸ガス㈱
井
康
晴
取締役総合企画部長)
平成20年7月より3年間会長を務め、このほど退
人間は大自然の前には誠に小さな存在ですが、だ
任させていただきました。事務局の適切なサポート
からといって最初から諦めていては、何も始まりま
と理事の皆様の力強いバックアップのもと、会員各
せん。己の無力さを知りつつも、しかし、卑屈にな
位のご協力により何とか無事終えることができまし
らず必死になって知恵を出し、努力を重ねる。これ
た。
しかないのかもしれません。
さて、本年3月11日に発生した東日本大震災は、
平成3年12月に「中越地区における公害防止対策
地球のエネルギーの前には人間の営みや知恵など、
を推進して生活環境の保全を図ることを目的」とし
いかにちっぽけなものであるかを、いやと言うほど
て設立された当会も、はや20年の歴史を刻もうとし
見せつけてくれました。
ています。これからも、この中越地区環境保全協議
一方で7月末に発生した「新潟・福島豪雨」は、過
去最大の降雨量であったにもかかわらず、堤防の決
壊は平成16年豪雨のときよりも、小規模ですみまし
た。前回の被害を教訓に堤防などを整備してきた成
果が表れたといえます。
会が会員の皆様のご協力でますます発展し、地域の
生活環境の保全に資する事を心より祈っております。
ありがとうございました。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(4)
平成23年度 通常総会開催される
記念講演*新潟大学自然科学系教授
今泉
洋 氏
平成23年度通常総会が、平成23年6月8日¹午後
3時から長岡グランドホテルにおいて開催されま
した。総会には60名の会員が出席され(委任状76
社)、協議会長の挨拶で総会が始まりました。来賓か
ら祝辞をいただいた後議事に入り、平成22年度事業
報告 ・ 決算報告、平成23年度事業計画(案)・ 収支
予算(案)が原案どおり承認されました。
また、3月11日に発生した東日本大震災の被災者
に義援金25万円を送ることが決議されました。
総会終了後、「放射線・放射能を定量的に理解す
るために」という演題で、新潟大学工学部化学システム工学科の今泉洋教授からご講演をいただき、放
射性物質に関する正しい知識を得て、冷静に行動することが大切であるといった内容のタイムリーなお
話を伺いました。
中越地区環境保全協議会役員名簿 (平成22年度〜平成23年度)
役職名
会
長
事
業
所
名
職
・
氏
名
北陸ガス㈱長岡支社
取締役長岡支社長
岩]
孝秋
副 会 長
岩塚製菓㈱
代表取締役社長
槇
春夫
副 会 長
ユニオンツール㈱長岡工場
取締役長岡工場長
涌井 秀夫
理
事
上越工業㈱
常務取締役工場長
元井 憲雄
理
事
中越酵母工業㈱
代表取締役社長
川上 浩司
理
事
富士ゼロックスマニュファクチュアリング ㈱
新潟事業所
新潟事業所長
田辺 勝成
理
事
㈱ブルボン
代表取締役社長
吉田
理
事
北越紀州製紙㈱特殊紙事業本部
長岡工場
執行役員工場長
坂部 孝雄
理
事
三洋半導体製造㈱本社/新潟工場
代表取締役社長
坂東 淳史
理
事
見附染工㈱
代表取締役
酒井 健一
理
事
㈱新潟県厚生事業協同公社
取締役
尾木 秀一
監
事
㈱リケン柏崎事業所
専務取締役柏崎事業所長
古市
監
事
㈱ナガイ
代表取締役社長
長井 禎仁
康
満
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(5)
新潟県環境 保 全 連 合 会 総 会 報 告
㈱ナガイ様が環境保全優良事業所として表彰されました
平成23年度新潟県環境保全連合会の通常総会が7月15日東映ホテル(新潟市)で開催されました。総会
では、平成22年度事業報告・収支決算報告、平成23年度事業計画(案)・収支予算(案)等の議案が原案どお
り承認されました。
総会に続いて環境保全優良事業所として県内6事業所の表彰式が行われ、当協議会からは㈱ナガイ様
が表彰されました。
–ナガイ様の活動内容を紹介すると、ディーゼル車の
BDF燃料切り替え、ハイブリッドカー、電気自動車の導入、
ノーマイカーデー参加、リサイクルプラスチック製品の開
発 ・ 生産に取り組んでいます。電気 ・ ガス ・ 水道使用量
削減などの省エネ活動、電子端末使用による紙の削減、効
率改善による原材料の削減、リユースによる梱包資材の減
量などの省資源活動に取り組み、実績を上げています。
平成 22年度 合 同 研 修 会 報 告
›新潟県産業廃棄物協会長岡支部と合同で開催する研修
会が2月に開催されました。
当日は131名の参加がありました。
¸
日時 : 平成23年2月17日º
¹ 会場 : ハイブ長岡
º 研修内容
演題 :「改正水質汚濁防止法の概要」
講師 : 新潟県県民生活 ・ 環境部 環境対策課
副参事
諏訪 成雄 氏
演題 : 「不法投棄の現状と廃棄物処理法の改正概要について」
講師 : 新潟県県民生活 ・ 環境部 廃棄物対策課不法投棄対策室
室 長
植村 達夫 氏
新潟県環境保全資金融資制度のご案内
この融資制度は、県内の中小企業者等が公害の防止又は環境への負荷の低減のための施設改善、
工場 ・ 事業場の移転を行う場合や低公害車の導入を行う場合などに必要な資金を低利で融資す
るものです。
○問い合わせ先 : 新潟県環境対策課環境保全係 TEL : 025−280−5137
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(6)
三洋半導体製造株式会社 本社/新潟工場
所 在 地
〒947−8502
小千谷市千谷甲3000番地
TEL 0258−83−3434±
FAX 0258−83−4473
会社設立
2005年8月1日
従業員数
868名
事業内容
L S I 、ディスクリート等の半導体関連
商品の製造
三洋半導体製造–は、三洋半導体–の半導体前
工程製造拠点(新潟、群馬、岐阜)の統合により設
立されました。本社/新潟工場は、旧新潟三洋電
子–(1984年6月設立)で、1995年に半導体製造業
では世界で初めてBS7750の認証を取得、翌年の
1996年にISO14001を認証取得し、以後継続更新し
ています。
半導体製品の生産には、多くのエネルギー、資源
を使用し、大気、水域への排出、廃棄物発生を伴い
ます。生産活動において、プロセスの効率化を進
め、エネルギー消費量や資源投入量の低減を図り、
会
員
※新潟工場 つどいの森
日本緑化センター会長奨励賞受賞(2007年)
環境負荷化学物質の排出削減を行い、地球温暖化
の防止、枯渇資源の節約、
廃棄物の削減・リサイク
ル推進、汚染の予防に努めています。こうした環
境改善活動は、経営マネジメントシステムと一体
となった目標管理体制の中で行っています。経営
と別枠ではなく、本業とともに改善を進めるしく
みは、当社の環境マネジメントの特長です。
当社は、2011年1月にONセミコンダクター社
と経営統合しました。世界的シナジー効果を発揮
することで、更なる環境改善に努めて参ります。
紹
介
緑 水 工 業 株 式 会 社
所 在 地
会社設立
従業員数
事業内容
〒940−0004
長岡市高見町3063番地1
TEL 0258−24−0800±
FAX 0258−24−1377
1959年3月30日
346名
・ 上下水道処理施設の運転管理
・ 下水道管路の清掃、調査、更生工事
・ 産業廃棄物収集・運搬・処理
・ 汚泥肥料の製造(コンポスト化)
弊社は、昭和34年に「株式会社長岡清掃社」と
して創業、ゴミ・し尿の収集、運搬、処分等の清
掃業務を行ってきました。
昭和50年代に入り、長岡市内などにおける公共
下水道の普及に伴い、下水道施設の維持管理業務
や下水道管の調査や更生工事等の業務を主体に取
組むこととなり、社名を「緑水工業株式会社」に
改称しました。以来、水環境の保全に取り組む企
業として、広く県内の上下水道処理施設の運転管
理業務や下水道管路等の調査、清掃、更生工事の
事業を展開しています。また、循環型社会の実現
に向けた事業として産業廃棄物の収集・運搬及び
処分(中間)のほか平成15年からコンポスト事業
をスタートし、県下で発生する下水道汚泥の約
13%を受け入れて肥料化しています。
そのほかに、水環境の保全活動の一環として、
市内の小中学校や地域の皆様を対象とした出前授
業を実施し、下水道の役割や大切さなどについて
の理解を深める取り組みを行っています。
今後も地域の皆様のお役に立てる企業を目指し
て努力をつづけてまいります。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(7)
平成 22年度 視察研修参加報告
JA全農バイオエタノール製造所を視察して
朝日酒造株式会社
関
英 満
平成22年11月11日に行われた中越地区環境保全協議会視察研修会に参加いたしました。研修先
は、昭和シェルソーラー㈱の新潟雪国型メガソーラー、JA全農バイオエタノール製造所の2ヶ
所で、その中からJA全農バイオエタノール製造所での研修報告をさせていただきます。
バイオエタノールはお米から製造し、蒸留して純度を上げたものをガソリンに3%混合し、
「グリーンガソリン」として県内のJA−SSにて販売されております。当初は、お米を燃料と
することに戸惑いを感じましたが、飼料用米を使用すること、石油依存率や休耕田の活用による
土地荒廃の改善、農村振興の寄与など、日本のエネルギーや農業の現場で抱えている問題を改善
できる手段である、とお聞きし、環境保全に関する知識をより深めることができました。
最後になりましたが、この場をお借りして、お忙しいところ研修の機会を提供してくださいま
した二社の皆様、ならびに事務局の皆様に心より感謝申し上げます。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(8)
新潟雪国型メガソーラー発電所を視察して
中越地区環境保全協議会事務局
視察場所
新潟雪国型メガソーラー発電所(ソーラーフロンティア株式会社)
所 在 地 : 新潟市東区(昭和シェル石油株式会社新潟石油製品輸入基地内)
視察内容
施設概要
発電規模
1,000キロワット
運営開始日
平成22年8月31日
ソーラーパネル使用枚数 12,525枚
(感想)
「メガソーラー」という言葉は、最近、新聞や雑誌などに単語として書かれてはいるが、実際どのよ
うなものなのか。あまり認識していませんでした。今回、メガソーラー発電所の視察ということで、楽
しみに参加させて頂きました。
私の家の近所にも屋根にソーラーパネルを乗せている家が何軒かあり、私自身もいつかはソーラー発
電と思っていますが、雲が多い日や雨、雪が降っている日には、ほとんど発電していないと言うことを
聞いていました。そのような状況でメガソーラー発電、それも雪国新潟でほんとうにできるのだろうか。
と内心思っていました。
今回、視察させて頂いたメガソーラー発電所で使用しているソーラーパネルは、私が知っているパネ
ルとは違い、かなり発電効率の高いものでした。一般的に普及しているソーラーパネルは、結晶シリコ
ン系ソーラーパネルであるのに対して、メガソーラー発電所で使用しているソーラーパネルは、CIS
被膜系ソーラーパネルを使用しており、雲が多かったり、雨や雪が降っていてもある程度の明るさがあ
れば、発電する優れものでした。視察した当日も雨が降るあいにくの天気ではありましたが、約230kW
の発電を行っていました。
今回、このメガソーラー発電所を視察して、CIS被膜系ソーラーパネルがもっと多くの人に知って
もらうことができれば、雪国新潟でもソーラー発電が普及するものと思います。また、ソーラー発電は、
環境への負荷が非常に少なく、すごくエコな発電システムです。私自身も非常に興味を持ちました。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
法令改正
(9)
平成23年6月22日に水質汚濁防止法の一部を改正する法律の公布が
ありました。1年以内に詳細が示され、施行されます。
水質汚濁防止法の一部を改正する法律
平成23年6月
改正の背景
環
境
省
■
昨今の調査によって、工場又は事業場からのトリクロロエチレン等の有害な物質の漏えい
による地下水汚染事例が、毎年継続的に確認され、その中には、事業場等の周辺住民が利用
する井戸水から検出された例もあることが判明。
■ これらは、事業場等における生産設備・貯蔵設備等の老朽化や、生産設備等の使用の際の
作業ミス等による漏えいが原因の大半。
■ 地下水は都市用水の約25%を占める貴重な淡水資源。一方、地下水汚染は、地下におけ
る水の移動経路が複雑であるため、原因者の特定が難しく、自然の浄化作用による水質の改
善が期待できないこと等から一度汚染すると回復が困難。
地下水汚染の未然防止のための実効ある取組の推進を図る必要
【地下水汚染事例1】
【地下水汚染事例2】
貯蔵設備
生産設備
◆平成19年、金属製品製造工場で、溶液槽の配
管つなぎ目が劣化し、六価クロムが漏えいし、
床面の亀裂から浸透
◆平成13年、輸送用機械器具製造工場で、トリ
クロロエチレンの貯蔵タンクへの移し替え作業
による地下水汚染が判明
周辺井戸から検出。自治体は、井戸所有者に飲用中止を指導
改正内容
(1)対象施設の拡大
有害物質を貯蔵する施設等の設置者は、施設の構造等について、都道府県知事等に事前
に届け出なければならないこととする。
(2)構造等に関する基準遵守義務等
有害物質を貯蔵する施設等の設置者は、構造等に関する基準を遵守しなければならない
こととする。また、都道府県知事等は、当該施設が基準を遵守していないときは、必要に
応じ命令できることとする。
(3)定期点検の義務の創設
有害物質を貯蔵する施設等の設置者は、施設の構造・使用の方法等について、定期に点
検しなければならないこととする。
○
工場・事業場における有害物質の非意図的な漏えいや、床面等からの
地下浸透を防止!
【施行期日】公布の日から1年以内で政令で定める日から施行。
(環境省HPより転載)
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(10)
法令改正
昨年公布された、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する
法律が、平成23年4月1日に施行されました。
大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律
改正の背景
○一部の企業における排出基準超過 ・ データ改ざん等の不適正事案の発生。
○地球温暖化をはじめとする環境問題の多様化、経験豊富な公害防止担当者の大量退職等により、
事業者 ・ 地方自治体の公害防止業務が構造的に変化。
○近年、公共用水域における水質事故は増えており、例えば、全国一級河川における水質事故は、
10年間で約3倍に増加。
改正の概要
1
事業者による記録改ざん等への厳正な対応
排出状況の測定結果の未記録、虚偽の記録等に対し罰則を創設。
【大気汚染防止法 ・ 水質汚濁防止法改正】
※ 現行では、排出基準違反については罰則があるものの、未記録・虚偽の記録に対する
罰則はない。
2
排出基準超過に係る地方自治体による対策の進行
継続してばい煙に係る排出基準超過のおそれがある場合に、事業者による改善対策
を地方自治体との連携の下で確実に図るため、地方自治体が改善命令等を広く発動で
きるよう見直し。【大気汚染防止法改正】
※ 現行では「人の健康又は生活環境に係る被害を生ずると認められるとき」に限定。
3
汚水の流出事故による水環境の被害拡大の防止
汚水の流出事故が生じた場合に、事業者に対して応急措置の実施及び地方自治体へ
の届出を義務付ける「事故時の措置」の範囲(対象となる汚水の種類*1及び事業者の
範囲*2)を拡大。【水質汚濁防止法改正】
*1 汚水の種類として、排水規制の対象となっていない有害な物質を追加。
*2 事業者の範囲として、排水規制の対象となっていないが、有害な物質を取り扱う事業
者を追加。
4
事業者による自主的な公害防止の取組の促進
大気汚染 ・ 水質汚濁の防止に関する事業者の責務規定を創設。
【大気汚染防止法 ・ 水質汚濁防止法改正】
・ ばい煙又は汚水 ・ 廃液の排出状況の把握
・ 汚染物質の排出を抑制するために必要な措置の実施
【施行期日】公布の日から1年以内で政令で定める日から施行。
ただし、4については、公布の日から3月を経過した日から施行。
(環境省HPより転載)
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(11)
設立20周年特集 祝
辞
(中越地区環境保全協議会
(中越地区環境保全協議会20
周年にあた
にあたって)
て)
20周年
新潟県環境保全連合会
中越地区環境保全協議会が発足20周年を迎えられ
おめでとうございます。この間、役員の任にあたら
会長
土
田
道
夫
る環境保全への取組みを進めることが求められてき
ております。
れた皆様のご尽力に敬意を表するとともに、会員企
当連合会といたしましても、このような要請に応
業の皆様方から当協議会活動についてご理解を賜っ
えるべく公害防止管理者資格講習の本県への誘致や
たことに厚く御礼申し上げます。
法令研修の他、各種研修会の開催、新たな環境情報
新潟県環境保全連合会は、県内事業者の方々が相
の提供などについて各地区協議会と協力しながら事
互に連携・協調し、積極的に環境保全活動に参加す
業を進め、会員皆様方の一助となるよう尽力してい
ることを通じ、快適で安全な生活環境を確保し、環
るところです。
境への負荷の少ない社会の構築を目指すことを目的
とし、平成8年2月14日に設立しました。
しかし、人材の育成や地域社会との適切な関係の
構築を進めていくには、会員の皆様方相互による直
当時、県内では、貴協議会と同様に公害防止管理
接の情報交換が必要かつ大切です。皆様方におかれ
者選任事業所間の情報交換の場としての組織が既に
ましては、中越地区環境保全協議会が実施する各種
設置されていた地域とまだ組織化がされていなかっ
事業を通じて、情報収集や意見交換を積極的に行っ
た地域があり、組織化がされていなかった地域につ
ていただけますようお願いします。また、そのよう
いては新たに組織化を図り、新潟県環境保全連合会
な機会の創出について貴協議会に大きな期待をして
として発足いたしました。現在、当連合会は、下越、新
いるところです。
潟、県央、中越、魚沼、上越の6地区協議会と賛助
このような地域の自主的な取組みを踏まえ、当連
会員により構成されております。これらの地区協議
合会としても全県的な広域的活動や統一的な情報提
会の中でも、貴協議会は最も会員数の多い協議会で
供などに一層取り組み、会員皆様方の環境保全活動
あり、当連合会の中核的役割を担っていただいてお
を支援していく所存です。
ります。
近年、いわゆる団塊世代の退職により、熟達社員
が第一線を退き、新たな環境保全のエキスパートの
育成が課題となっており、とりわけ若手社員の育成
を図っていくことが必要です。一方、地域社会との
関わりにおいても、各事業所におかれては、地域住
民や自治体との積極的な情報公開等を通じた適切な
リスクコミュニケーションやパートナーシップによ
最後に、会員皆様方の当連合会及び中越地区環境
保全協議会活動へのご理解とご協力に感謝を申し上
げ、祝辞とさせていただきます。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(12)
中越地区環境保全協議会
中越地区環境保全協議会20
周年に寄せて
20周年に寄せて
上越工業株式会社
常務取締役工場長
元
井
憲
雄
平成3年に、当時長岡保健所の佐藤良一さんが当
今現在156社の会員数で、県内の環境保全協議会の中
社を訪問され、中越地区の製造業で公害防止のため
では最大の協議会となっております(県内環境保全
の会を立ち上げたいとのお話があり当社は刈羽郡の
協議会会員数の合計は581社)。
代表として発起人に名を連ねることとなりました。
酸性雨、オゾン層の破壊、温室効果ガスによる温
その後発起人会が開かれ12月に当時の日本精機社長
暖化、海面上昇、凍土の融解・・・・これらに伴う生
永井淳夫氏が初代会長となられ「中越地区公害防止
態系の変化、破壊等、当会機関紙のサブタイトルと
連絡協議会」が発足しました。発起人が全員理事、
なっている「中越の水と緑を子や孫へ」等という地
監事となり、年に数回の理事会が開催されました。
域だけの問題ではなく、地球的規模の大問題として
その理事会の中で総務、教育、広報の3部会が立ち
早急な対応が必要となっています。当会の会員各社
上げられ、いかにして会の目的である公害防止技術
が、地域のリーダーとして環境保全に尽力されてい
の普及や関係法令を会員の皆様に習得して頂くかを
るのは心強い事であり、さらなる環境負荷の軽減を、
模索し、真剣に討議がなされました。現在行われて
企業として、個人として積極的に進めていく必要が
いる活動、年に1回の総会は当然ですが産業廃棄物
あります。また会として、会員の中での環境保全に
協会との合同研修会の開催、視察研修旅行、機関誌
積極的に取り組んでいられる企業への訪問、会員会
「水と緑」の発行、ホームページの作成などがこの中
社の協力先等に対する啓発の勧めも重要かと思いま
で方向づけられました。
平成8年に県で「新潟県環境保全連合会」が組織
す。
電力がひっ迫している現在、徹底した情報発信と、
され、これに合わせて会の名称が現在の「中越地区
企業や個人の理解と協力で何とかこの夏を乗り切ろ
環境保全協議会」と改められ、全県の7つの協議会
うとかなりの努力をしています。環境保全も同じで
がこれを通して交わるようになりました。当然、会
あろうと思います。「一人の千歩より千人の一歩」、
の規約も改正され、それまで公害発生の元凶となる
言い換えれば「一社の千歩より千社の一歩」という
製造業が主な会員であったものが、環境保全という
ことが有効であり、その為には会員を更に増やし、
立場から幅広い業種から会員を募り、企業として、
情報発信を行い活動を幅広く展開していくという事
個人として中越地区のみならず地球環境を考えこれ
であろうと思います。
を保全するための活動の一助となるような会として
新たにスタートを切りました。
私もこの会にかかわって20年がたちます。当社は
鍛造業であり、大量にエネルギーを消費しています
早いもので会発足から20年、発足後160社以上で
ので、原価低減の意味もあり、環境負荷を低減でき
あった会員数も途中130社以下となった時期もあり
るように積極的に活動するように心がけています。
ましたが、会員増強の為の活動や市町村合併等あり
会長時代に「水と緑」に書かせてもらいましたが、
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
私の通勤距離は往復50キロで、バスや電車で通える
(13)
ルまで変えてくれたように思います。
というところではなく、車で通勤せざるを得なかっ
孫を3人持った現在、サブタイトルである「中越
たのですが、計算してみると、なんと毎月ドラム缶
の水と緑を子や孫へ」という事が実感として心に響
1本近い燃料を使っていました。せめて休日出勤時
き、またその先の子孫たちはどうなるのであろうか、
はCO2を出さないでと思い、平成7年から、自転車
あるいは我々先進国で文明の進化による快適な生活
で出勤したりもしていました。もちろん雨の日や雪
を享受してきたのだけれど、これから伸びようとし
がある時は無理ですが・・・これが趣味となり、余計
ている世界の人々のこれからはどうなるのであろう
な脂肪が取れ、健康体にもなったというおまけも付
かと考えると、気が重たくなるというのが本音です。
きました(自転車に乗り始めた仲間が100人以上出
限りある資源を大切にし、環境負荷が小さくなる
来ました、冒頭登場の佐藤良一氏は、上越地域環境
ように日々努力をし、そしてその理解者を少しでも
センター長を退かれた今も活発に乗られているとの
増やす努力を企業として、また個人として地道にし
事です)。
ていきたいと考えています。雑駁な内容となりまし
今現在通勤はハイブリット車を使っていますが、
それまでは新たに免許を取得し、250CCのスクー
たが、この会の活動が地球環境の保全に大いに寄与
される事を期待しております。
ターで通勤したりもしました(自転車で転んで、肋
骨を折ったため家族に反対されスクーターは断念し
ました)。私にとってこの会は、自分のライフスタイ
(事務局から)
中越地区環境保全協議会は、平成3年12月10日に設立され、今年の12月で設立20周年を迎えることと
なりました。設立当時を知る方々は少なくなりましたが、機関紙については、既刊29号のすべてが保存
されていますので当時の状況を回顧してみました。
○設立当初の名称
中越地区公害防止対策連絡協議会
○初代会長
永井淳夫氏(日本精機–)
○機関紙「水と緑」命名
高橋勇氏(–渡辺ドライ)
・・・会員に募集、役員会決定
設立から10年後、平成14年度には下記の記念事業を行っています。
(10周年記念事業の概要)
○10周年記念式典
環境保全優良企業表彰(5社)及び記念講演会(新大、石塚紀夫教授)
○すぐれた環境保全活動を実践している団体への寄贈
›平成令終会雪国植物園に木製ベンチ5個を寄贈
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
(14)
ここ10 年 の 環境法令改正プレーバック
環境法令の新設や改正には、社会ニーズの他、何らかの事件が関与していることが多いようです。ここ10
年の環境法令改正等をプレーバックしてみるとともに、その契機となった事件、社会情勢なども振り返って
みます。
企業の自主的環境保全の取組(環境ISOの取得等)や企業コンプライアンス(法令遵守)が強く求められる
ようになった10年ともいえます。
法令改正の詳しい内容については、機関紙のバックナンバーを参照してください。
改正法令
公布日
主な改正等内容
ダイオキシン類
対策特別措置法
・ダイオキシン類の排出基準設定
・ごみ焼却施設等からのダイオキ
H11. 7.16
シン類の測定、報告等を義務づけ
・知事は結果を公表
廃棄物の処理及び
清掃に関する法律
H12. 6.2
・廃棄物の野外焼却の禁止
・処理業許可等の欠格要件追加
・排出者責任の強化
改正の経緯となった事件等
平成11年2月、所沢市のごみ焼却場から
のダイオキシンによるほうれん草汚染が
メディアで取り上げられるなど、社会問
題化した。
・廃棄物不適正処理事案が多数発生して
いた。
・ダイオキシン類が社会問題化した。
・適正保管と定期報告を義務づけ
PCB廃棄物の適正
・15年以内に国が一元的に破壊
な処理の推進に関 H13. 6.22 処理
する特別措置法
昭和43年にPCBなどが混入した食用油
を摂取した人々が健康被害を受けた「カ
ネミ油症事件」
を端に発する。PCBは製
造、使用禁止となったがその処理は未確
定のままだった。
・土壌汚染に関する初めての本格
的法律
・有害物質を使用した工場等は廃
H14. 5.29 止の際に土壌汚染状況を調査する
ことを義務化
大阪の分譲マンションの直下の土壌から
有害物質が検出された。有害物質使用工
場の跡地であったことが判明した。
これまで農用地については「農用地の土
壌の汚染防止等に関する法律」が制定さ
れていたが、一般環境については、これ
まで典型7公害で唯一法令がなかった。
・小型焼却炉に構造基準
廃棄物の処理及び
H13. 3.26 (温度計設置、800℃以上燃焼、扉
清掃に関する法律
設置など)
ダイオキシンは低温度燃焼で非意図的に
生成されるとされ、構造基準に合わない
小型焼却炉は次々に廃止された。
土壌汚染対策法
温泉法施行規則
H17. 2.24
・温泉の成分等の掲示項目の追加
・加水、加温、かけ流し等
平成16年6月、長野県白骨温泉で入浴剤
の添加が発覚し、一連の温泉偽装問題と
して大きくニュースで報道された。
大気汚染防止法
・特定粉じん(アスベスト)の環境
への飛散防止規制
H18. 2.10 ・排 出 作 業(隔 離・負 圧・敷 地 境
界濃度)
※新潟県アスベスト 条例制定
平成17年6月、アスベストを使用した資
材を製造していた大手企業で製造に携
わっていた従業員やその家族など多くの
人間が中皮腫などで死亡していたことが
報道され、大きな社会問題となった。
温泉法施行令
H19. 7.20
温 泉 法
・法律第1条の目的に「可燃性天然
ガスによる災害等の防止」を追加
H19.11.30
・温泉施設の可燃性ガス対策とし
て採取許可が追加
平成19年6月19日、東京都渋谷区の温泉
施設で温泉採取によるメタンガス爆発が
あり3人が死亡する事件が発生した。
土壌汚染対策法
H21. 4.24
・一定規模以上(3,000ß)の土地
の改変は知事への届出
・土壌汚染処理業の許可制
汚染土壌の不適切な処理による汚染拡散
が問題となった。
大気汚染防止法
水質汚濁防止法
・排出水や排ガスの測定データ改
ざん等の違反行為に対して罰則規
H22. 5.19
定
平成19年7月、静岡県にある大手製紙工
場で大気汚染防止法の排出基準違反と自
主検査のばい煙データ改ざんが次々と発
覚した。
・10年ごとに温泉成分分析
検査が古いなど温泉表示の不信感があっ
た。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
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新潟県の環境施策の体系
前ページでは最近の法律改正の動きを示しましたが、新潟県の環境施策はどういう条例や計画等に基づい
て行われているのでしょうか、それらがどのように関連しているのでしようか。
新潟県では、「新潟県環境基本条例」の基本理念のもと、「新潟県環境基本計画」により、環境保全に向け
各種施策が体系的、計画的に推進されています。
施策の体系を次のように整理してみましたので、会員皆様の環境保全活動の参考にしてください。
新潟県の環境保全施策の体系
環境基本法
関連条例
関連法
・新潟県自然環境保全条例
・新潟県立自然公園条例
・新潟県生活環境の保全等に
関する条例
・新潟県環境影響評価条例
・新潟県アスベストの排出及び
飛散の防止等に関する条例
・新潟県産業廃棄物等の適正な
処理の促進に関する条例
・新潟県産業廃棄物税基本条例
など
・環境影響評価法
・自然環境保全法
・自然公園法
・温泉法
・鳥獣保護法
・絶滅法
・地球温暖化対策推進法
・フロン回収破壊法
・環境教育推進法
・環境配慮促進法
・グリーン購入法
・大気汚染防止法
・水質汚濁防止法
・悪臭防止法
・土壌汚染対策法
・ダイオキシン類対策特別措置法
・ PRTR特法
・循環型社会形成推進基本法
・廃棄物処理法
・容器包装リサイクル法
・家電リサイクル法
・建設リサイクル法
・食品リサイクル法
・自動車リサイクル法
・ P C B 処理特別措置法
など
新潟県環境基本条例
新潟県環境基本計画
目的達成のための
分野別の計画等
法令に基づく
計画等
・新潟地域公害防止計画
・環境にやさしい新潟県の率先行動計画
・新潟県グリーン購入調達方針
・新潟県公共事業環境配慮指針
・新潟県地球温暖化対策地域推進計画
・鳥屋野潟水質改善計画
・新潟県水環境保全基本方針
・地下水総合規制対策
・新潟県廃棄物処理計画
・新潟県分別収集促進計画
・新潟県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画
など
新潟県「夢おこし」政策プラン
ふるさとの環境づくり宣言
環 境 保 全 施 策 の 展 開
※法律は、通称名で記載しているものがあります。
※個別の法令、条例、計画については、新潟県ホームページ内の「環境にいがた」サイトからダウンロードする
ことができます。
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
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知っておきたい
新潟県 の 日本百選(環境)
新潟県には優れた環境 ・ 自然がたくさんあります。日本百選には環境省選定のものも多くあります。
お近くを旅する機会がありましたら、思い出してみましょう。
新潟県環境対策課では「新潟県の名水」について、「輝く名水 ・ きらめく清流」として地域の財産と
して位置づけるとともに、豊かな水環境の保全と活用を図るため、その情報発信に取り組んでいます。
○ 昭和の名水百選
・ 杜々の森(長岡市)
(昭和60年環境庁選定)
・ 龍ケ窪の水(津南町)
○ 平成の名水百選
・ 吉祥清水(村上市)
(平成20年環境省選定)
・ 宇棚の清水(妙高市)
・ 大出口泉水(上越市)
・ 清水「荒川」
○ かおり風景百選
・ 福島潟の草いきれ(新潟市)
(平成13年環境省選定)
○ 残したい「日本の音風景100選」
(平成8年環境庁選定)
・ 尾山のヒメハルゼミ(糸魚川市)
ヒシクイ
○ 快水浴場百選
(平成18年環境省選定)
・ 福島潟のヒシクイ(新潟市)
ヒメハルゼミ
・ 瀬波海水浴場(村上市)
・ 二ツ亀海水浴場(佐渡市)
・ 番神 ・ 西番神海水浴場
○ ふるさといきものの里百選
・ ほたるの里越路町(長岡市)
(平成元年環境庁選定)
○ 日本の渚百選
(平成8年選定委員会)
○ にっぽんの温泉100選
(観光経済新聞社)
・ 尖閣湾(佐渡市)
・ 鯨波 ・ 青海川海岸
・ 月岡温泉(新発田市)
・ 瀬波温泉(村上市)
・ 越後湯沢温泉(湯沢町)
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
・ 県が作成した家庭での取組パンフレットをそのまま掲載しました。
・ 家計にもやさしい取組です。できることから実践していきましょう。
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水と緑/中越地区環境保全協議会だより
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
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水と緑/中越地区環境保全協議会だより
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
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創刊20周年記念
環 境 クイズ
!
抽選で、5名の方に 図書券
(2,000円分)
が 当たる!
問題
次のマークの説明文で、誤っているものを1つ答えてください。
)
*
③
④
⑤
プラスチック製容器包装である。
ペットボトルである。
カレット化によるリサイクル可能ガラスびんである。
アルミなしの紙パックである。
再生紙であり、数字は古紙パルプ配合率を表している。
)
*
③
④
-
応募方法
・ 官製ハガキに、答え、住所、会員(会社)名、氏名を記入し、事務局宛応募して下さい。
・ 締め切りは9月末日
・ 当選発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
「東日本大震災」に対する救援募金の送金報告
当協議会の20周年事業について、昨年来から役員会において検討しておりましたが、3月11日に発
生した「東日本大震災」の未曾有の被災状況に鑑み、4月の役員会において義援金を送ることを決定し、
8月9日に下記のとおり送金しました。
○送金先
社会福祉法人 朝日新聞厚生文化事業団「東日本大震災救援募金」
○送金日 ・ 金額
平成23年8月9日 25万円
○礼状紹介
お礼状
このたびは、東日本大震災救援募金をお寄せいただき、ありがとうございました。
みなさまから寄せられた救援募金は朝日新聞厚生文化事業団が実施する救援事業を通じ
て被災された方の支援に充てられます。
個人の方は、確定申告で今回の寄付について控除を受ける場合、本領収書の添付が必要
となりますので、大切に保管して下さい。
ご支援、ご協力に重ねて感謝を申し上げますとともに、みなさまのご健勝をお祈りいた
します。
朝日新聞厚生文化事業団
水と緑/中越地区環境保全協議会だより
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県 からの お知らせ
○ 新潟県産業廃棄物処理施設等整備資金融資制度のご案内
・ 融 資 額 : 必要経費の1/2〜4/5以内、100〜5,
000万円
・利
率 : 2.
40%(平成23年4月1日現在)
・ 償還期間 : 8年以内(据置1年)
くわしい内容については、新潟県廃棄物対策課へ( 025−280−5160 )
事 務 局 日 誌
・平成23年4月28日
中越地区環境保全協議会事務局
新潟県長岡地域振興局健康福祉環境部
第1回役員会
・平成23年6月8日
環境センター環境課
所在地 〒940−0865
第2回役員会
長岡市四郎丸町173−2
平成23年度通常総会
TEL : 0258−38−2531
・平成23年7月15日
県環境保全連合会理事会 ・ 通常総会
・平成23年7月27日
第3回役員会
・平成23年11月(第2週を予定)
視察研修予定
・平成24年2月
合同研修会開催予定
FAX : 0258−38−2671
メールアドレス
kankyo@kisnet.or.jp
ホームページ
http://www.kisnet.or.jp/ ˜ kankyo/
事務局では、ホームページを開設し、情報提
供に努めています。
「掲示板」には、研修会等の案内等各種情報を
掲載してありますので、皆様からの情報もお寄
せください。
編 集 後 記
東日本大震災は、地震、津波、原子力が暴走したら人間の力ではどうすることもできない事を見せつ
けられた、未曾有の大災害です。しかし、「国難」というわりに対策のスピーディーさに欠けているとの
指摘があります。当協議会もいち早く義援金を送りましたが、有効にかつ迅速に活用されることを願っ
ています。
当協議会は設立20周年を迎えました。将棋の羽生善治氏は「才能とは継続できること」と言っていま
す。中越の水と緑が、いつまでもクリーンで爽やかなまま子や孫に引き継がれるよう、会員の皆様と一
緒に環境保全活動を継続していきたいと思います。