vol.226 ■富士通フロンティアーズについて１９８４年創部。２００５年から京大出身の藤田ＨＣ体制となり、パールボウル優勝３回、JAPAN X BOWL出場３回を遂げている、Ｘリーグを代表する強豪チーム。今春のパールボウル決勝では、常勝軍団オービックシーガルズに敗れたものの、延長にもつれ込む死闘を演じた。そして、なんといっても今年の話題は、ＱＢ＃３にルイジアナ工科大学出身の、コービー・キャメロンを獲得したこと。キャメロンは同大学を全米120校中9位に導き、所属カンファレンスの代表にも選出された全米を代表するパッサー。大学卒業後は、開幕前にカットされたものの、ＮＦＬパンサーズにドラフト外入団した実力派。兄はＮＦＬブラウンズのＴＥ・ジョーダン・キャメロンという、まさに"ホンモノ"の血筋。クリエイターズは、この本格派ＱＢの加入によって破壊力を増したフロンティアーズオフェンスにどのように対処するかがポイント。クリエイターズオフェンスは、上位チームと対戦する際の定石どおり、極力時間を消費して相手チームのオフェンス時間を短くすることが必須ミッション。穴の少ないフロンティアーズディフェンスを相手にボールコントロールすることは極めて困難だが、ミスや反則を犯さずに我慢し続け、少ないチャンスを確実にものにしてゆきたい。一方ディフェンスは、パスやランでの一発ロングゲインを防ぐことが至上命題。必ず3ｒｄダウンまで粘り、ボールを持った選手を全員で追いかけ、勝負どころではリスクを冒しても攻撃的なディフェンスを仕掛けて、ゲームの流れを持ち込みたい。フロンティアーズは、クリエイターズのカートローズＨＣがかつて指導していたチーム。カートＨＣが古巣に対してどのような采配を見せるのかにも注目が集まる。ファーストステージの上位チームとの3連戦最後の試合。クリエイターズのチャレンジに期待したい。 ■ 注目の選手 #７５ OL 井ノ部吉章 (いのべよしあき) 陽性キャラクターでオフェンスラインを #４ K/P 飯島良紀牽引する、南太平洋系オフェンスライン。 (いいじまよしのり) ユニットリーダーであり、クリエイターズのベストオフェンスライン。目立たないと言われるオフェンスラインの中では珍しく存在感抜群。去年まではオフェンスタックルで活躍していたが、今年はセンターにコンバート。文字どおりオフェンスの中心となってチームを鼓舞している。堅実なプレーぶりと、フェイスマスク越しにもわかるエスプレッソ顔で対面を圧倒し、インサイドを支配する。ファンレター募集中。クリエイターズの誇るバズーカ砲キッカー。チーム史上最高のキッカーとの呼び声も高い、オールジャパンを狙える逸材。ロースコアゲームに持ち込めれば、オフェンスはこの男の射程距離まで侵入することで３点を狙える。生まれながらの天邪鬼で、「いつもダルそうに見せている割に、やることはきっちりやる」「ワルそうな顔をしておいて、子供好き（好かれる？）」「一見チャラチャラしていそうで、実は硬派で真面目」。ムードメーカーで、カートＨＣ、選手、スタッフからの信頼は厚い。今シーズン中に、ＦＧ日本記録を是非達成して欲しい。 ■ チアリーダー＜これまでの試合結果＞９月６日ｖｓノジマ相模原ライズ戦：３－３５ ● 新しいユニフォーム、９月１７日ｖｓＩＢＭビッグブルー戦：７－６９ ● どうですか？心身共にクリエイターズ一色★ ＜今後の試合予定＞１０月５日（日）１１：００～＠川崎富士見球技場ｖｓハリケーンズ１０月１９日（日）１１：００～＠横浜スタジアム（予定）ｖｓ明治安田応援よろしくお願いいたします！