110625 0615 起床。 0630 昨日1ユーロで使ったスーパーのシャワーの

110625
0615 起床。
0630 昨日1ユーロで使ったスーパーのシャワーのトイレが使えた。
スーパーが開店前で誰もいないのでタダだ。
今日は本土側の Patras にある Patras Yacht Habour に向かう。 距離は55nm。
Patras はギリシア南のペロポネソス半島の根っ子にある港町でギリシア第3の商業
港だそうだ。ここからアテネへ行くがその間にはカナルを通過せねばならない。
イオニア海からアテネに向かうには Patraikos 湾、Korinthiakos 湾を通過し Korintos
運河を通り Saronic 湾に出てアテネに向かう。
今日は Patraikos 湾と Korinthiakos 湾の境目にある Patras が目的地。
いよいよ遺跡の宝庫だ。
0755 出港。小さなスーパーが開いていてパンが買えたので予定より早く出港出来
た。
0845 フルセイルで帆走。アビームで6.3kts。
0815 Marina に電話して予約をするが入港1時間前に再度電話してくれと。
0835 残念ながら風が落ち機帆走。
1140 Patraikos 湾に入る。
1210 風が良くなって来たので再び帆走。
1230 やはり残念再び機帆走。
1345 その後一旦おろしたセイルをキャビンの日陰にならないと云う事で再度メイン
セイルを揚げるが今度は左舷からの風が右舷からになりセイルを揚げても全くキャビ
ンが日陰にならない。止む無し。
Patraikos 湾にはヨットの陰はまばら。 遥か後方に2艇見えるが後は全く見えない。
時折フェリーが抜いて行き、またすれ違う。
イオニア海、その前のクロアチアの沿岸は数多くの島が存在し、Arco Iris3 はその島
の間の狭い水路を縫う様に進んできたが、島をビルに見立てればビルに挟まれた道
路や交差点を、直進したりは右折したり、或は左折したりして進む車の様でもあった。
つい次の転進点差し掛かると「次の右折!」などと言いたくなる。
1415 あと約2時間で Patra の港の入り口だ。
1430 右遥か前方にうっすらと Andirrion 橋が見えてきた。4つの斜張橋が連なった
特徴ある姿だ。
この橋の南側(右側)手前に Patras がある。
Andirrion 橋の手前が Patraikos 湾(Gulf of Patras)、越えると Korinthiakos 湾(Gulf
of Corinth)だ。
1515 再度マリーナに電話を入れるがはっきりせず。この相手はこのマリーナの管理
者らしいがはっきりしない。
1625 はっきりしないまま入港。
1番目のポンツーンでマリネーロが呼んでいるので助かった。
電源を入れるが通電しない。オフィスで聞くと1時間の停電だそうだ。
暑いが風はある。夜涼しくなると良いが。マリーナ前は広い通りに面している。
隣に停泊はスペイン艇。 向こうから声がかかり話がはじまった。
Arco Iris3 もお世話になったスペインのアルメリマルというマリーナの事も良く知って
いるそうだ。
1730 取り敢えず乾杯。
1900 停電が復旧。
1915 急に風が強まり港外から直接波が入り始めローリングがひどくなる。
1930 ネットに繋ぐ為にポンツーン前のカフェで行った。 ところがノゾム君の PC は直
ぐに繋がったがぼくの PC は繋がらず。 ぼくだけ隣のカフェに行ったがそこでも繋が
らず。
これは本当にピンチ。他でも繋がらない可能性もあるのでは。
そうなるとこの航海日誌の送信が全てストップする。
兎に角日誌だけは書き続けるが心配。
艇に戻ると更に揺れがひどい。隣の艇とマストが干渉しそう。
2100 揺れるコックピットで夕食。成田空港で買った鰻でうな丼。
風向きが変わったのか少し揺れが治ってきた。
マリーナ横の会場で民族音楽と踊りのイベントが始まった。
この為この会場横にある我々が使うトイレとシャワーが使えない。
このマリーナは2日間で36ユーロと非常に安いだけあって問題が多い。
ぼくの PC の問題と相俟って全くついていない。
2215 垣見艇長がカフェで行きネットで天気予報をチェックしてきたが明日もこんな調
子の様子。
明日はしかとして観光に行くしかないだろう。
2300 多少不貞腐れぎみに就寝。
今日のにゃん公