2014年度事業報告 - JAIA 日本自動車輸入組合

(第 50 回通常総会議案 第 1 号議案-1)
2014 年度事業報告
日本自動車輸入組合
0
2014 年度事業報告
-目次-
Ⅰ. 法人の概況 ................................................................................................................................. 1
Ⅱ. 事業の状況 ................................................................................................................................. 6
2014 年度の事業活動概況 ................................................................................................................. 6
2014 年度における各事業の推進状況 ............................................................................................... 8
1.市場関連事業への取り組み(統計、広報、流通等).................................................................. 8
(1)市場関連諸活動 ...................................................................................................................... 8
(2)基盤的活動 ............................................................................................................................. 9
(3)広報活動 ................................................................................................................................. 9
2. 会員関連事業への取り組み(会員に対する基本的サービス等) ................................................. 12
(1)理事会・委員会組織 ............................................................................................................ 12
(2)事務局運営 ........................................................................................................................... 12
(3)法制度への対応と関係規程類の改定 ................................................................................... 13
(4)JAIA 設立 50 周年記念事業 .................................................................................................. 13
3.環境・安全・認証関連事業への取り組み ................................................................................. 13
(1)新車環境関連規制 ................................................................................................................ 14
(2)新車安全規制 ....................................................................................................................... 15
(3)認証および登録 .................................................................................................................... 18
(4)アフターセールスおよびリコール ...................................................................................... 19
4. 二輪車事業への取り組み ........................................................................................................... 21
(1)事業の概要 ........................................................................................................................... 21
(2)技術・環境関連活動 ............................................................................................................ 22
(3)市場関連活動 ....................................................................................................................... 23
5. 重要な契約に関する事項 ........................................................................................................... 25
6. 役員会等に関する事項(理事会・総会) .................................................................................. 25
7. 損益及び正味財産の状況の推移 ................................................................................................ 26
Ⅲ. 法人の課題 ............................................................................................................................... 26
Ⅳ. 株式を保有している場合の概要 .............................................................................................. 26
Ⅴ. 決算期後に生じた法人の状況に関する重要な事項 ................................................................ 26
1
2014 年度事業報告
Ⅰ. 法人の概況
1. 設立年月日
1965 年 11 月 1 日
2. 定款に定める目的
本組合は、輸入取引の秩序を確立し、かつ組合員の共通の利益を増進するための事業
を行い、もって自動車の輸入貿易の健全な発展を図ることを目的とする。
3. 定款に定める事業
定款 第 8 条
組合員の共通の利益を増進するための事業
イ. 自動車の輸入に関する内外事情の調査
ロ. 自動車の輸入に関する諸統計の作成
ハ. 自動車の輸入に関する情報及び資料の蒐集並びにこれらの組合員への提供
ニ. 輸入する自動車に関する共同の展示その他の宣伝
ホ. 輸入する自動車に関する諸官庁との連絡及び協調
ヘ. 自動車の輸入に関する苦情及び紛争の解決の斡旋
ト. その他組合及び組合員の健全な発展を図るための事業
4. 所管官庁
経済産業省
5. 組合員の状況
種
期末の状況
前期末
正会員(四輪)
28
28
正会員(二輪)
8
8
○加入
類
Aston Martin Japan 合同会社
(2015.2.1)
1
●退会
フィアット グループ オートモービルズ ジャパン株式会社
組合員名簿
(2014.9.30)
(2014 年 3 月 31 日現在)
四輪自動車
組 合 員 名
輸入契約取扱車
1.
Aston Martin Japan 合同会社
アストンマーチン
2.
アウディジャパン株式会社
アウディ、ランボルギーニ
3.
ビー・エム・ダブリュー株式会社
BMW、ミニ
4.
株式会社キャロッセ
プロトン
5.
FCA ジャパン株式会社
6.
Ferrari Japan 株式会社
フェラーリ
7.
フォード・ジャパン・リミテッド
フォード、リンカーン
8.
ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社
キャデラック、シボレー
9.
本田技研工業株式会社
ホンダ海外生産車
10.
現代自動車ジャパン株式会社
ヒュンダイ
11.
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社
ジャガー、ランドローバー
12.
エルシーアイ株式会社
ロータス
13.
マセラティ ジャパン株式会社
マセラティ
14.
マクラーレン・オートモーティブ Pte Ltd.
マクラーレン
15.
メルセデス・ベンツ日本株式会社
メルセデス・ベンツ、スマート、マイバッハ
16.
ニコル・レーシング・ジャパン株式会社
BMW アルピナ、ブガッティ
17.
ピーシーアイ株式会社
サーブ
18.
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
プジョー、シトロエン、DS
19.
ポルシェジャパン株式会社
ポルシェ
20.
ルノー・ジャポン株式会社
ルノー
21.
ロールス・ロイス モーターカーズ リミテッド
ロールス・ロイス
22.
株式会社 RTC
ルーフ
23.
スカニアジャパン株式会社
スカニア
24.
Tesla Motors Japan 株式会社
テスラ
25.
トヨタ自動車株式会社
トヨタ海外生産車
26.
UD トラックス株式会社
ボルボトラック
27.
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社
フォルクスワーゲン、 ベントレー
28.
ボルボ・カー・ジャパン株式会社
ボルボ
クライスラー、ジープ、ダッジ
フィアット、アルファロメオ、アバルト
2
二輪自動車
組 合 員 名
輸入契約取扱車
1.
ビー・エム・ダブリュー株式会社
BMW
2.
BRP ジャパン株式会社
ボンバルディア
3.
ドゥカティジャパン株式会社
ドゥカティ
4.
ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社
ハーレーダビッドソン
5.
カ・テ・エム・ジャパン株式会社
KTM
6.
Piaggio Group Japan 株式会社
アプリリア、モト・グッツィ
7.
トライアンフ・ジャパン株式会社
トライアンフモーターサイクル
8.
株式会社ホワイトハウス
インディアン モーターサイクル、ベクトリックス
6. 主たる事務所
東京都港区芝 3 丁目 1 番地 15 号
芝ボートビル 5 階
7. 役員等に関する事項
退
任
新
任
理事長
上野 金太郎
2014.5
理事長
庄 司
茂
副理事長
ポンタス・ヘグストロム
2014.5
副理事長
アラン・ハリス
2014.5
常務理事
和 田 政 信
2014.5
副理事長
上 野 国 久
2014.5
理
事
牛久保
均
2014.5
理
事
上野 金太郎
2014.5
理
事
峯 川
尚
2014.5
理
事
ポンタス・ヘグストロム 2014.5
監
事
早 川
茂
2014.5
理
事
マグナス・ハンソン
2014.5
2014.5
副理事長
アラン・ハリス
2014.6
理
事
早 川
茂
2014.5
理
事
アラン・デッセルス
2014.6
監
事
牛久保
均
2014.5
監
事
牛久保
2014.9
副理事長
ペーター・クロンシュナーブル
2014.7
理
事
木 村 隆 之
2014.7
監
事
ニコ・ローレケ
2014.12
均
3
(2015 年 3 月 31 日現在)
役
職
理事長
副理事長
副理事長
氏
庄 司
常勤/
名
所 属 社 名
非常勤
茂
非常勤
ペーター・クロンシュ
ナーブル
フォルクスワーゲングループジャパン株
式会社
非常勤 ビー・エム・ダブリュー株式会社
社 内 役 職
代表取締役社長
代表取締役社長
上 野 国 久
非常勤 プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 代表取締役社長
フリーデマン・ブリュール
常
勤 日本自動車輸入組合
常務理事 小 林 健 二
常
勤 日本自動車輸入組合
理
事
大喜多
非常勤 アウディジャパン株式会社
理
事
ポンタス・ヘグストロム 非常勤 FCA 株式会社
理
事
森 田 俊 生
非常勤 フォード・ジャパン・リミテッド
理
事
石 井 澄 人
非常勤 ゼネラルモーターズ・ジャパン株式会社 代表取締役社長
理
事
スチュアート・ファレル 非常勤 ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社 代表取締役社長
理
事
マグナス・ハンソン
非常勤
理
事
上 野 金太郎
非常勤 メルセデス・ベンツ日本株式会社
理
事
黒 坂 登志明
非常勤 ポルシェジャパン株式会社
会長
理
事
早 川
非常勤 トヨタ自動車株式会社
専務役員
理
事
木 村 隆 之
非常勤 ボルボ・カー・ジャパン株式会社
監
事
C.H.ニコ・ローレケ
非常勤 ニコル・レーシング・ジャパン株式会社 代表取締役社長
監
事
大 極
非常勤 ルノー・ジャポン株式会社
副理事長
兼専務理事
役
職
顧
問
常勤顧問
寛
茂
司
氏
ジャガー・ランドローバー・ジャパン
株式会社
名
所 属 社 名
代表取締役社長
代表取締役社長
兼 CEO
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長 兼
最高経営役員(CEO)
代表取締役社長
兼 CEO
代表取締役社長
社 内 役 職
アンソニー・ミリントン
欧州自動車工業会 東京事務所
理事長
烏 谷
日本自動車輸入組合
技術部長
隆 久
4
8. 職員に関する事項
(2015 年 3 月 31 日現在)
職
員
男
子
女
合
人
数(前期末)
平均年齢
平均勤続年数
15(15)
54.0
12.8
子
3( 3)
38.7
2.5
計
18(18)
51.4
11.0
※上記は非常勤職員も含む
9. 許認可に関する事項
記述すべき事項なし。
10. 表彰に関する事項
記述すべき事項なし。
5
Ⅱ. 事業の状況
2014 年度の事業活動概況
経済情勢と輸入車市場
2014 年 4 月から、消費税率が 8%に引き上げられた。これに伴う前年度の駆け込み需
要の反動減は予想以上に厳しく、政府は補正予算による経済対策や業績好調な企業への
賃上げ要請などを行ったが、個人消費の落ち込みは大きく、経済成長は足踏み状態で推
移した。秋には日銀が追加金融緩和を実施、円安・原油安が追い風となって輸出を中心
に企業業績は好調に推移した。さらに、政府は 2015 年 10 月に予定されていた消費税率
10%への再引き上げの 1 年半先送りを決定し、衆議解散に踏み切った。12 月に行われた
総選挙で圧勝した安倍政権は体制を固めて再スタートし、経済対策や株価上昇、春闘に
よる賃上げなどが進行し景気は徐々に持ち直しているが、同時に、複雑な国際情勢は不
安定な状態が続いており、近隣諸国との関係や TPP 等の貿易交渉などの課題も残って
いる。
国内自動車販売は全体で約 530 万台、前年比 6.9%減となったが、消費増税に伴う駆
け込み需要から一変して、その反動減が長引き 4 年振りのマイナスとなった。
こうしたなかで、軽自動車は前年度比 3.9%減だったが、市場シェアは 41%ととなり、
国内自動車市場の構造が大きく変わった。
輸入車販売は、総計で 32 万 4,087 台、前年度比 10.5%減となり、5 年振りのマイナス
に転じたが、登録車全体に占める輸入車シェアは過去 2 番目の 10.4%だった。
このうち外国メーカー車は、前年度比 6.7%減の 28 万 1,766 台となり、同じく 5 年振り
のマイナスとなった。
各社は安全・環境性能と経済性を合わせ持った新型モデルの投入など積極的な販売政
策を行ったが、消費増税前の駆け込み需要の反動と個人消費の低迷が長引き、再び 30 万
台を割り込んだ。
日本メーカー海外生産車は 4 万 2,321 台で 2 年連続のマイナスだった。
組織運営と事業活動
2014 年 5 月の第 49 回通常総会において役員改選が行われ、庄司 茂氏(フォルクス
ワーゲン グループ ジャパン株式会社)が理事長に選任された。また、常勤役員 1 名が
役員定年に伴い退任し、事務局常勤役員は 2 名体制に戻った。
こうした状況の中にあって、当組合は、①自動車関連の税制、補助金制度の改正、②
規制緩和や基準の国際調和、③排気・燃費の試験法等、輸入車業界の抱える課題につ
6
いて、関係省庁、関連団体等への渉外活動を展開すると共に懇談会、ヒアリングへの
参加、理事長定例記者会見、ホームページへの関連情報の掲載、メディア向け輸入車
試乗会の実施等を通じて、会員共通の利益を増進すべく活動した。
理事会、企画委員会においては JAIA 全体の組織運営、基本方針、事業の執行について
審議された。そのなかで、JAIA 設立 50 周年に当たる 2015 年に実施する記念事業につ
いては、理事会の下に「JAIA 設立 50 周年記念事業タスクフォース」を組織して、具体
的な実施計画を策定し、2014 年度内に一部を実施した。このほか、安全・環境問題に
ついては、次世代自動車委員会(NGVC)を中心とした 4 委員会で、二輪事業については
二輪車委員会において、また各部会、タスクフォースにおいても、それぞれの事業計
画に基づいて、必要に応じて会員を通じて海外メーカーへの情報提供と意見集約を行
いつつ、会員ニーズを反映させるため、関係省庁との折衝や審議会対応、パブリック
コメントの提出等を行った。
事務局運営については、職員の退職に伴う欠員に対して、的確に補充を行うと共に、
効率的運営により経費節減に努めつつ、効果的に集中して業務を遂行し、成果を上げ
た。
7
2014 年度における各事業の推進状況
1.市場関連事業への取り組み(統計、広報、流通等)
(1)市場関連諸活動
1)自動車税制への対応
1)-1 2015 年度税制改正要望
下記の事項をとりまとめた税制改正要望書を関係当局へ提出し、様々な場面を通じて要
望活動を行った。政府・与党によるヒアリングにも参加し、輸入車業界の抱える問題点
と税制要望についての理解を求めた。なお、安倍総理が 2014 年 11 月に衆議院解散と消
費税率の 10%引き上げの延期を表明した事情変更を考慮して、JAIA 要望の内容見直し
を行った。
1.自動車重量税の抜本的見直し
2.自動車取得税の税率引き下げ
3.現行の自動車重量税・自動車取得税のエコカー減税の延長
4.自動車税の税率引き下げ
5.現行の自動車税のグリーン化特例の延長
6.軽自動車税(二輪車)の増税対象を新規取得車に限定化
1)-2 自動車税制改革フォーラム
引き続き、
「自動車税制改革フォーラム(自動車関係団体で構成)」の業界統一要望の取
りまとめに参画した。
1)-3 2014 年度税制改正への対応
現行のエコカー減税対応モデルの一覧を取りまとめ、自動車取得税額一覧表および一般
社団法人日本自動車工業会 HP 等に掲載した。
1)-4 2015 年度税制改正への対応
自民党・公明党が 2014 年 12 月 30 日に決定した与党税制改正大綱ならびに政府が 2015
年 1 月 14 日に閣議決定した税制改正大綱の内容を咀嚼し、会員に提供した。
2)輸入車のマーケティング活動における支援活動
会員各社のコンプライアンスへの取り組み等を支援するため、独占禁止法、消費者関連
法、個人情報保護法等、市場・流通関連の法制度に関する情報を収集し、会員に提供し
た。
3)自動車流通関連諸制度への対応
一般社団法人日本自動車会議所の保険委員会、税制委員会および法制委員会、一般財団
8
法人日本自動車査定協会の中央査定基準価格委員会および査定士技能検定部会、一般社
団法人自動車公正取引協議会の中小型軽部会および中古車部会、一般財団法人自動車検
査登録情報協会の登録情報処理機関運営協議会および幹事会に参画し、会員に必要な情
報を提供すると共に、必要に応じて輸入車業界としての意見を表明した。
4)地方ディーラー組織との意見交換
地方輸入車ショウ開催の機会を捉えて現地を訪問し、主催者との意見交換、地域の輸入
車市場、販売状況の把握を行った。
5)ユーザー保護の推進
輸入車に関する質問、苦情、相談に対して、会員および公益財団法人自動車製造物責任
相談センター(ADR)、一般社団法人自動車公正取引協議会(AFTC)と連携して、適切
な回答と解決に努めた。併せて、担当者会議、ADR との意見交換会を行った。また、地
方都市の消費生活センター担当者との懇談会にも参加し、輸入車に対する理解の浸透に
努めた。
(2)基盤的活動
1)輸入車統計
会員の輸入車販売・アフターサービス・リサイクル事業に資するべく、輸入自動車の新
車新規登録、中古車の移転・変更・抹消登録に関する販売統計を日報・月報で作成・提
供した。またそれらの一部をホームページに掲載し、広く一般に公表した。
年次集計に当たっては、価格帯・排気量などによる分析を加えた「輸入車統計情報年報」
を作成し、会員限定情報として CD-ROM により提供した。対前年比数値の捉え方に関
しては、会員各社からの要望に応じ、月初からの稼働日および月末までの残稼働日の何
れでも対比できる体制を整え、各社の利便性向上に寄与した。
昨今の環境対応車への関心の高まりに応じ、次世代車やエコカー減税対象車等の台数を
集計できる体制を構築した。
2)自動車検査登録情報
四輪車の統計作成用基礎情報については、自動車関連三団体(JAMA/JADA/JAIA)によ
るコンソーシアムが組織され、2008 年 4 月から共同利用がスタートしている。引き続
き当組合が会員各社の窓口となり、安価に統計情報が提供される仕組みを維持した。
また、2008 年度からの登録情報の電子的提供制度の創設に伴い、会員各社のニーズに応
じた登録情報の提供が可能になった。並行登録された正規輸入車のリコール用情報や競
合他ブランドの統計情報等を希望する会員会社に対し、サポート業務を行った。
(3)広報活動
1)メディア向け輸入車共同試乗会
「魅力ある輸入車のアピール」事業の具体的な取組みとして、メディアを対象とした第
9
35 回輸入車試乗会を 2015 年 2 月 3 日(火)~5 日(木)、神奈川県の大磯プリンスホテ
ルで開催した。出展は会員 19 社・試乗車 29 ブランド 99 台、参加メデイアは延べ 574
名であった。
前回に引き続き、媒体とジャーナリストの招待日を分け、媒体招待日(初日と 2 日目)
は 1 回の試乗時間を 80 分間とし、写真撮影等に充分な時間を確保した。一方、ジャー
ナリスト招待日(3 日目)は 1 回の試乗時間を 45 分間とし、より多くの試乗車両に試乗
できる機会を提供した。来場者からは、
「取材しやすくなった」などの大変好意的な評価
を受けるとともに、来年以降の継続開催を求める声も多く寄せられた。
当試乗会に係る経費については、運営費・会場費それぞれについて一層の削減要請を行
い、出展各社が負担する出展料も同様に低減した。
また、JAIA 設立 50 周年記念事業として、輸入車の 50 年間の歴史を彩った名車 13 台の
特別展示を行った。
2)JAIA ホームページ
2)-1 一般向け
当ホームページの主要目的である、
「輸入車の魅力」を広く一般に告知するために、会員
各社主催イベントの紹介、ニューモデル発表会の紹介、輸入車試乗会等の特集記事を掲
載した。アクセス件数は、年間約 64 万件に達した。
2)-2 facebook 公式ページ
2013 年 1 月から facebook の公式ページを開設した。ホームページの更新情報等を積極
的に掲載し、閲覧する方への利便性を向上すると共に、輸入車試乗会等の写真を紹介し、
より親しみが持てるよう工夫した。
2)-3 一般向け英語版
国内外からの日本の輸入車市場に関する情報を求めるアクセスに応えるため、JAIA の概
要、輸入車統計、日本の輸入車市場、FAQ を中心とした構成の英語版ホームページを作
成し、情報を掲載した。
2)-4 会員専用
これまでの「最新情報をホームページで提供する」という機能から、過去からの配信情
報、所蔵資料等がいつでも閲覧できるデータベース型へと変更して、2007 年 9 月より
運営している。①統計資料、②会議資料・議事録、③諸規程類、④業界情報等のダウン
ロードが可能なコンテンツとなっている。
3)東京モーターショー休催年イベント(東京モーターフェス)への参加
2014 年 10 月 11 日と 12 日の 2 日間、東京臨海副都心地域(お台場エリア)で東京モー
ターフェス 2014 が開催された。
JAIA 会員は、3 社が車両展示や試乗会に参加した。JAIA は、当イベントの実行委員会に
参加し、情報収集と会員への情報提供に努めた。
10
4)第 44 回東京モーターショー2015 の準備への参加
第 43 回東京モーターショー2013 に引き続き、第 44 回東京モーターショー2015 へも共
催者として参加するため、各種委員会および会議体への出席等を通じて、開催準備段階
から、会場構成等に対する輸入車の意見を反映するよう努めた。
5)地方モーターショー、地方輸入車ショウ等
各都市における輸入車ショウ等(15 回)に JAIA 後援名義を付与し、各地における輸入
車関連イベントを側面的にサポートした。
6)広報資料の作成、公表および JAIA 会員向けニュースの電子配信
6)-1 JAIA ON-LINE
JAIA の活動や輸入車業界に関連する重要なトピックをタイムリーに組合員各社の経営
トップ層にレポートするために、和英文・隔週で E-mail により配信した。なお、2014 年
度は 24 回(No. 228~No. 251)の定期配信以外に、税制改正の情報等、重要性の高いト
ピックに関しては、随時号外を発行し、よりタイムリーな情報提供に努めた。
6)-2 Imported Car Market of Japan 日本の輸入車市場 2014 年版
日本の輸入車市場や諸制度、各種データ等を和英併記で紹介する資料として 1,500 部を
作成した。会員各社、関係省庁、諸団体並びにマスコミ等に配布すると共に、ホームペー
ジに掲載した。
6)-3 JAIA Market Report
JAIA が収集した自動車市場の動向や流通制度に関する情報を、会員各社に月次(毎月第
3 稼働日と第 6 稼働日の 2 回)で和英同時配信した。
7)報道関係との情報交換 - 定例記者会見
輸入車に対する理解を得るため、2014 年 7 月 23 日と 2015 年 1 月 20 日の 2 回にわた
り理事長定例記者会見を実施し、輸入車業界としての広報、JAIA 活動のアピールを行っ
た。会見は、いずれも理事長による基調スピーチ(市場動向、JAIA の運営、活動等)の
後、出席記者からの質問に答える形で行われ、それぞれ一般紙、自動車産業記者会、業
界紙など 25 媒体前後が参加した。また、会見の主旨をホームページに掲載した。
8)海外ブランド輸入車普及促進スキーム
2012 年 8 月からスタートした本スキームについては 2013 年度第 5 回理事会(2014 年
3 月 31 日開催)において、新たな参加社を募って、更に 2 年間延長することが合意され
たのを受けて、2014 年 8 月から再スタートした。
海外ブランド車の普及と広報を目的として、このスキームに参加表明した会員会社が輪
番で 2 年間にわたり、広報車両を 1 台、JAIA に貸し出し、車両を借り受けた事務局は専
務理事の管理のもとに、所期の目的のために使用し、成果を得た。
なお、貸借に当っては費用負担、管理義務等について覚書を交わし、スキームの運用に
11
万全を期した。実績は下記の通り。
期 間
2014 年 4 月~
2014 年 7 月末
会員 会社名
クライスラー日本
車 名
クライスラー300
2014 年 8 月~
2014 年 11 月末
2014 年 12 月~
2015 年 3 月末
ビー・エム・ダブリュー
BMW 3 シリーズ GT
メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツ GLA 250
2. 会員関連事業への取り組み(会員に対する基本的サービス等)
(1)理事会・委員会組織
2014 年 5 月 23 日に開催された第 49 回通常総会で任期満了に伴う役員改選が行われ、
新役員(理事:16 名、監事:2 名・任期 2 年)が選出された。理事長には理事の互選によ
り、庄司 茂氏(フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 代表取締役社長)
が選任された。また、事務局組織については常勤役員 1 名が役員定年により退任し、専
務理事 1 名、常務理事 1 名の 2 名体制に戻った。
理事会は書面会議を含め 5 回開催され、JAIA の組織運営と事業の実施、定款に定められ
た議決事項について審議・決定した。そのなかで、2015 年に JAIA 設立 50 周年を迎え
実施する記念事業について、理事会の下にタスクフォースを設置して、具体的な実施計
画を策定し、2015 年 2 月より一部を実施、開始した。
委員会活動については、企画委員会は 3 回開催され、設立 50 周年記念事業を中心に重
要課題に関する対応方針を審議し理事会に提案した。四輪事業に関しては次世代自動車
委員会(NGVC)を核に、基準・認証委員会、リサイクル委員会、アフターセールス委員会
を加えた 4 委員会で、二輪車事業については二輪車委員会で、各事業計画に沿って、関
係団体とのコミュニケーションのもと、情報収集/提供、意見集約を行うと共に、関係省
庁に対する渉外活動等を通じて成果を上げた。
(2)事務局運営
事務局常勤役員が 2 名体制に戻ったのを受けて、2012 年 7 月に事務局組織変更を行っ
た。
会員ニーズを反映し、業務内容、事務局関連諸規程等について合理化、効率化を進め、
人件費の抑制、管理費等の経費を削減した。2014 年度において発生した退職、契約終了
等に対しては確実に欠員の補充を行うと共に、専門業務の委託、高齢雇用者の賃金逓減
措置等により人件費の圧縮に努めた。
業務の遂行に当たっては、事務局業務の国際化、情報化の進展に合わせて、スピーディー
12
な英文資料の作成、取扱いデータの守秘義務の徹底などへの取り組みを強化した。また、
迅速かつ効率的に業務を行うため、事務機器、施設、設備等の補強、拡充を行った。
なお、2014 年度についても企業会計基準に準拠した会計処理を行い、「有限責任監査法
人トーマツ」による外部監査を実施した。
(3)法制度への対応と関係規程類の改定
法制度の改正、社会的な要請に対応するために以下の措置を講じた。
1) 事務局常勤役員 2 名体制に合わせて役員所掌業務の明確化、それに伴う事務局組織
の変更について事務局組織規程等の関連規程の改定を行った。
雇用限度や有給休暇等に関する規程を改定した「嘱託等職員の雇用に関する規程」を
2014 年 4 月から実施した。
2) 将来に向けて、定年延長や雇用形態、給与体系等を含めた全体的な人事制度について
引き続き検討を行った。
3) コンプライアンスへの取り組み強化の観点から、定款、規約等に定める手続きの遵守
等の徹底を図った。
(4)JAIA 設立 50 周年記念事業
2013 年度に理事会、総会を経て 50 周年記念事業の実施が決定されたのを受けて、2014
年度は理事会に下に企画委員会メンバー会社の広報担当者で構成された JAIA 50 周年記
念事業 TF を組織して、下記の6事業について具体的な実施計画を策定し、2015 年 2 月
より 50 周年記念事業をスタートさせ、一部を実施した。
1)
2)
3)
4)
5)
6)
輸入車特別展示および特別試乗会の実施
フォト&エッセイの募集
50 周年スペシャル Web サイトの構築
祝賀会の開催
50 年史の刊行
メディアを通じたパブリシティ
3.環境・安全・認証関連事業への取り組み
次世代自動車委員会(NGVC)にて、基準認証委員会、リサイクル委員会、アフターセー
ルス委員会、燃費・排気 WG、JNCAP-WG、IWVTA-WG、HFCV-WG、税制 TF、
76GHz 帯レーダーTF、排気 OBD 情報開示 TF、リチウムイオンとニッケル水素電池リ
サイクル TF および EV Ad-Hoc グループの活動をコーディネートし、渉外活動に当
たっては、海外自動車メーカーおよび ACEA、ACCJ、JAMA 等の業界団体との連携を強
化して効率良く遂行した。
遂行するに当たっては、以下のことを徹底して行った。
・「JAIA 環境・安全・認証方針書(JAIA Policy Paper)」による重要項目の絞り込みと
13
メーカーを含めた対応方針の共通化
・「JAIA Lobbying Strategy」による重要項目の目標管理
・「JAIA 技術渉外活動に係る委員会活動および情報取扱ガイドライン」を遵守した EU
競争法等に抵触しない委員会活動
・各種「マニュアル/ハンドブック」による規則のメーカーを含めたストック情報共有
化
(1)新車環境関連規制
1) WLTP – Worldwide Harmonized Light-duty Test Procedure
・ 国内 WLTP-WG に参画し、WLTP の Phase 1a 以降の gtr 作成をモニターした。
・ NGVC においては、欧州における規制動向状況を伝え、日本の WLTP 採用に係る
JAIA 方針を決定した。
2) 排気関連施策
乗用車については、第 12 次答申の検討の中で次期排気規制設定のために WLTP に基
づく試験走行モードの採用に向けた審議が開始され、その一環として 7 月に排出ガス
専門委員会におけるヒアリングが実施された。
JAIA は ACEA から専門家を招き、JAIA の意見として WLTP の採用時期、採用すべき
規制値等を説明した。
また、大型車については、中環審自動車排出ガス専門委員会の第 10 次答申による排
出ガス規制の告示改正に係わり JAIA の意見を集約し、関連省庁に以下の項目の要望
を行った結果、JAIA 要望を認めて頂いた。
- 輸入車への規制開始の猶予期間を 11 ヶ月確保する。
- NOx の規制の上限値は、平均規制値の 1.5 倍を確保する。
3) 2020 年度燃費基準
・JAIA としては、2020 年度燃費基準達成評価は WLTP に基づいて行うことを目標と
していることから、まずは、排出ガス規制への WLTP 策定状況のモニターを継続し
た。
・ NGVC においては、日本の WLTP 採用に係る JAIA 方針を決定した。
・ 輸入車の現行燃費基準への達成状況をモニターし、その集約を燃費・排気 WG の
メンバーと共有するとともに、会員へ情報を展開した。
4) 騒音関係
・ 環境省の UNECE R51-03(四輪車に係る加速走行騒音基準)での基準調和に向け
た自動車単体騒音専門委員会のヒアリングに参加し、基準調和の必要性、近接排
気騒音の相対値規制化の有効性等について意見を述べることにより、当該委員会
が基準調和の結論を出すのに貢献した。
・ 当該基準の国内取込のための R51 国内対応 WG に参画し、車両型式定義の国際定
14
義の整合等に貢献した。
5)フロン回収・破壊法関連(HFO-1234yf)
・2014 年 1 月に経済産業省・環境省の審議会で、業務用空調・冷凍機のエアコンに
ついては、現行のフロン(R134a)から低 GWP 値への切り替えが決定されており、
2014 年度には自動車エアコン冷媒についての規制が検討された。
・JAIA は、JAMA と連携して、低 GWP 値の冷媒へ切り替える規制の開始が早急に行
なわれないよう、省庁への渉外活動を行った結果、規制の開始は 2023 年となり、
EU や US のメーカーが十分対処出来る時間を確保した。
・他方、エアコン冷媒に関する車体やカタログへの表示義務は、上記に先行して 2015
年 10 月から開始されるために、JAIA は NGVC の議論を通じて会員の要望を集約
し、経済産業省に要望を行う等の渉外活動を行った。
6) 化学物質規制および PM2.5
・早ければ 2017 年 4 月の POPs 条約会議にて、製造、使用禁止となる可能性がある
難燃剤 deca-BDE について、その動向を関係委員会へ展開した。
・JAIA は年次ベースで産業構造審議会に有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロ
ム)に関する EU 指令に対する輸入車の対応状況を報告している。2014 年度も EU
域内メーカー、US および韓国のメーカーの対応状況を調査し、METI に報告した。
・PM2.5 については、排出ガス専門委員会で、直噴ガソリンエンジン車からの排出を
把握すべきという見解に基づいて、JAIA は同委員会の議論をモニターした。
7) 2015 年度税制改正に係わる環境基準改定および環境インセンティブ
JAIA は以下の環境基準改定等に伴い、会員会社への報告並びにハンドブックへの織
り込みを行った。
・2015 年度税制改正で、エコカー減税制度において 2015 年度燃費基準から 2020 年
度燃費基準への置き換え、および 2015 年度燃費基準適合車の減税対象細分化が行
われた。
大型車については、被害軽減ブレーキ装着車への減税延長に合わせて、横滑り防止
装置の減税制度への組み込みが行われた。
・ 燃料電池自動車に係わる補助金、クリーンエネルギー自動車への補助金および他の
環境インセンティブの最新状況をチェックして、明確化した。
(2)新車安全規制
1) 安全基準改正対応 WG への参画
2016 年 3 月の IWVTA(国連車両相互認証制度)創設に向けて採用ピッチを早めてい
る国連自動車基準の我が国への導入検討を行うため、国土交通省が JASIC に設置し
た下記の対応 WG に参画し、輸入自動車について考慮すべき事項を主張し、基準改正
案に必要な事項を盛り込むとともに、所用のモニタリングを実施し、基準認証委員会
15
に報告し、情報を共有した。
・UN R4 (リアライセンスプレートランプ)国内対応 WG
・UN R21(内部突起)国内対応 WG
・UN R34(車両火災の防止)国内対応 WG
・UN R79(ステアリング装置)国内対応 WG
・UN AECS(衝突事故時緊急通報システム)国内対応 WG
・ポール側突国内対応 WG
・ITS 国内対応 WG
2) 国連自動車基準改正方針検討分科会への参画
国土交通省が IWVTA 創設までに現在の国連自動車基準を改正する必要があるとして
いる基準に係る日本の改正方針案を検討するための JASIC の分科会に参加し、必要な
モニタリングを行い、基準認証委員会に報告し、情報を共有した。
・GRSG(一般安全分科会)
- UN R34(車両火災の防止)
- UN R43(窓ガラス)
- UN R46(後写鏡)
- UN R125(直接視界)
・GRSP(衝撃吸収分科会)
- UN R21(内部突起)
- UN R135(ポール側突)
・GRE(灯火器分科会)
- UN R4(番号灯)
- UN R10(電磁両立性)
・GRRF(ブレーキ分科会)
- UN R64(テンポラリータイヤ、ランフラットタイヤ、TPMS)
- UN R79(かじ取り装置)
3) 安全基準改正意見照会時の意見提出
国土交通省は、WP29(国連自動車基準調和世界フォーラム)において制定された国連
自動車基準を我が国の安全基準に反映させるための基準改正時に意見照会を実施して
いる。その際に細目告示、適用整理告示等について多くの意見を提出し、基準の適性
化に貢献した。
・2014 年 6 月 10 日 UN R43(窓ガラス)、R64(テンポラリータイヤ、ランフラッ
トタイヤ、TPMS)および R79(かじ取り装置)採用
・同年 10 月 9 日 UN R6(方向指示器)、R7(ポジションランプ、ストップランプ、
エンドアウトラインマーカーランプ)および R10(電磁両立性)改正
・2015 年 1 月 22 日 UN R21(内部突起)採用
4) gtr(国連自動車世界統一基準)国内対応 WG への参加
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日本代表が gtr 作成国際会議に参加する際の我が国方針を決定するための JASIC 会議
に参加し、必要なモニタリングを行い、基準認証委員会に報告し、情報を共有した。
・EVS GTR 国内対応会議
・QRTV インフォーマル国内 WG
5) J-NCAP 新評価項目試験評価方法の国際整合
国土交通省は、2014 年度の J-NCAP から新たに 2 つの予防安全技術(衝突被害軽減ブ
レーキ及び車線逸脱警報装置)の希望試験による評価を開始し、2015 年度からは、国
の費用による選定試験を開始するとともに、後方視界(2014 年度に試験評価方法の策
定検討)についても評価対象とすることとした。JAIA の JNCAP-WG は、これらを検
討した WG 及び TF に委員を派遣し試験評価方法の国際整合について意見を提出する
とともに、所要のモニタリングを実施した。
6) ASV 推進検討会による安全対策推進への対応
政府の ASV 推進検討会及び傘下の 2 分科会(運転支援設計分科会、ASV 通信利用技
術分科会)にオブザーバー参加し、議事内容を各社へ情報提供した。
7) 車両法以外の安全課題
●高圧ガス保安法
・2013 年度に水素式新型エアバッグを輸入検査の適用除外とする方針が確定してい
たため、2014 年度はその告示改正をモニターし、会員へ報告した。また、輸入通関
時の具体的なプロセス・提出すべき書面についてもモニターし、会員へ報告した。
・2013 年度に自動車用新冷媒 HFO-1234yf 用冷媒回収機の技術基準改正の方針は確定
していたため、2014 年度はその告示改正をモニターし、会員へ報告した。
・経済産業省及び国土交通省は、日本再興戦略の「HFCV(水素燃料電池自動車)世界
最速普及」に資するため合同の HFCV 基準検討会を設置した。JAIA は JAMA との
情報共有の場を設け、検討会および JAMA の活動状況をモニターした。
また、JAIA としての基準改定に対する対応を HFCV-WG にて協議した結果、技術論
の詳細には踏み込まず、欧州の基準に適合する車両への暫定的措置を得る方針を確
認した。
●電波法への対応
・76GHz 帯レーダー;使用可能な周波数の幅が、欧米が 1GHz であるのに対し、日本
は 500MHz と狭いことから、2013 年から関係サプライヤーと合同で、日本の周波
数の幅を欧米に合わせるよう総務省へ要望し、2015 年 6 月末までの要望実現を目
指して、同一/隣接周波数を使用する関係者の理解を得る為の折衝を行った。2014
年度の要望活動は、特に 2014 年 10 月から集中的に行い、関連の作業班および委員
会の報告書案の承認を経て、2015 年 3 月 17 日から同報告書案に対する 1 ヶ月間の
パブリックコメントの受付が開始された。4 月末に審議会開催され、答申案の審議・
承認を経て、6月末まで告示改正等が行われ JAIA の要望が実現する見通しが立っ
た。 2014 年度における JAIA 活動の主要点は以下のとおり。
17
- 2014 年 10 月までは、電波干渉を受ける可能性がある電波帯を使用している事業者
への事前合意活動。
- 2014 年 10 月 23 日:JAIA と OEM/インポーターは、総務省に対して 2015 年 6 月
迄に関連法令の改正を完了させる要望を行った。
- 2015 年 3 月 6 日:陸上無線通信委員会は、報告書案を承認した。
- 2015 年 3 月 17 日:総務省は、上記報告書案について、1 ヶ月の期間でパブリック
コメント募集を開始した。
・24/26GHz 帯 UWB レーダー;2014 年度も国産自動車メーカーを含む自主管理グ
ループを運営し、4 半期毎の報告を総務省に提出した。
 火薬取締法への対応
・技術基準の改正動向をモニターした。
●電気用品安全法の対応
・電動車両電力供給システム協議会(EVPOSSA)事務局と定期的なコンタクトを行
い、安全基準の JIS 化(2016~2018 年)を推進している電安法に関する継続的な情
報提供を依頼した。
・EV 導入予定の会員対応として「EV・PHEV 日本導入時の車両法以外での課題 第 3
版」の記載内容に関する追加調査を行い、回答をした。
・その他、EV への規制に関係する「電気設備の技術基準の改正」に関する情報を
JAMA/JASIC より収集し、該当会員へ展開した。
(3)認証および登録
1) IWVTA への対応
・ 国土交通省は、2016 年 3 月の IWVTA 創設に対応するため、日本の認証制度を検
討するための WG を設置し、JAIA および JAMA に対し、要望事項を提出するよう
依頼した。
・ JAIA は、IWVTA-WG を設置し、JAIA 要望を取り纏め、国交省に提出した。
2) 予備審査の効率化とインポーターの追加費用回避
予備審査の効率化のため、審査スケジュールの最適化を引き続き実施するとともに、
審査業務連絡会等の場を通じて予備審査の重要性を自動車審査部に浸透させること
により、インポーターの追加費用負担を回避した。
3) PHP 制度の改善、効率化への対応と騒音試験の実施
・ 排出ガスの抜き取り試験がインポーターの負担になっていることから、その抜取
率の緩和に向けた活動を 2012 年度から行っており、2013 年度には抜取率の緩和
要望の取りまとめを行い、国土交通省に提出、要望した。2014 年度は、MLIT の対
18
応を待っている状況であった。
・ PHP 制度の円滑な運用に不可欠な JAIA による騒音試験の実施については、試験
実施体制を整備し、インポーターの緊急の実施要望にも極力対応した。
4) 基準認証業務の効率化
会員各社の基準認証業務の効率向上並びに国土交通省および NTSEL 審査部認証業
務の効率化に寄与するため、基準認証委員会及び審査業務連絡会を定期的に開催し、
以下の活動を推進した。
・ 基準認証要望事項に係る基準認証委員会等の複雑な活動内容について情報共有
するため「基準認証要望事項渉外活動記録集」を作成し、委員会メンバーの状況
把握の正確化、対応方針検討の効率化を図ることにより、要望実現率の向上を図っ
た。
・ 2014 年度は、42 件の要望事項について 12 件が完了し、その全てについて要望
が実現された。要望が実現された主な事項は次のとおり。
- R11/03S3(ドアラッチ・ヒンジ)に係る日本独自新車基準適用方法の明確化
- UN R79(かじ取り装置)日本採用にあたっての認証提出書面の削減
- 装置型式指定規則に基づく UN 認定証の活用に係る認証方法の整理・明確化
- 電子署名付き PDF 試験成績表の活用の承認
・会員インポーター・メーカーの認証業務において不可欠な「保安基準適用時期一
覧(和英版)」を、国土交通省の基準大改正に合わせて迅速に改訂(2014 年度は
3 回)することにより会員サービスの向上を図った。
(4)アフターセールスおよびリコール
1) 国土交通省のリコール法制強化への対応
・道路運送車両法の改正によるリコール法制強化方針の理解、リコール業務の効率
化のため、リコール WG を開催し、国土交通省担当者との意見交換を通じて、リ
コール関係法令を的確に把握した。
2) OBD(車載自己診断装置)普及に伴う対応
・2015 年 4 月から輸入自動車に対する適用が開始される排気 OBD 専用外部故障診
断装置の提供に対応するため、排気 OBD 情報開示 TF を開催し、JAIA メンバー間
の情報共有を図るとともに、JAIA ホームページに排気 OBD 情報開示のポータル
ページを更新し、JAIA メンバーの取組姿勢をアピールした。
(5)使用済自動車等のリサイクル
1) 自動車リサイクル法に関わる対応
・2014 年度のリサイクル関連予算計画および事務連絡を行った。
・JAIA リサイクル賦課金の予算実績管理、新規加入インポーターへのサポート、メン
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バーの運用上の課題や法令の解釈等に関するサポートを実施した。
・産構審・中環審の自動車リサイクルシステム合同会議において、環境負荷物質(水
銀・カドミウム・六価クロム)の使用状況を報告した。
・エアバッグ類のリコールが発生した車両において、対策が実施されなかった使用済
自動車について、エアバッグ類の取り外し回収を確実に行うための業界の自主取り
組みとして、リサイクル IT システム上にその車台番号を表示することとなった。
JAIA は JAMA と共に段階的なシステム構築の企画活動に参画すると共に、会員へ
の説明会等を行い情報共有に努めた。
2) 審議会における活動
・2014 年 8 月から将来のリサイクル法に関する審議が始まり、JAIA は現行のリサイ
クル法に基づくインポーターによる処理状況および本国メーカーの先進的なリサ
イクル状況をとりまとめ、産構審・中環審の合同審議会のヒアリングで説明した。
・CFRP( Carbon Fiber Reinforced Plastic) をボディーに採用している車両のリサイ
クルは処理業者の設備や経済性に問題があり、現行リサイクルスキームが機能しな
い懸念があることから、リサイクル委員会で対応策を検討し、その結果を NGVC や
ACEA の同意を得て METI に報告した。
3) エアバッグ ISO 車上作動ツール
・エアバッグ車上作動 ISO 規格(2008 年完成)に基づき、国産車・輸入車のどちらに
も対応するエアバッグ車上作動ツールは 2014 年度に開発が終了し、解体業者等へ
の展開が始まった。JAIA は各社の ISO 車上作動ツールの実車検証へ参加し、改善す
べき事項に対して、ツール開発の主管となる JARP および関連団体との調整を行っ
た。
4) リチウムイオン並びにニッケル水素電池のボランタリーリサイクリング
・国産メーカー数社と大手インポーターで組織する「電池リサイクリングアライアン
ス検討会」への参画、各種検討及び関係委員会へ情報展開を行った。
(6)情報提供
JAIA メンバーの適切なコンプライアンスのため、ハンドブックやガイドブックを作成・
更新し、情報/ノウハウの蓄積・共有・継承のサポートを行った。
1) JAIA 技術環境サイトの汎用システムの充実、改善、整備
2) 下記の JAIA 作成のハンドブック・マニュアル・フォーマット類の適宜更新
(☆ は 2014 年度に更新したハンドブック類)
●環境関連
・省エネ法燃費要件ハンドブック(第7版)
・自動車燃費一覧(MLIT2013年1月発行/JAIA英訳版)
・環境インセンティブハンドブック(第12版)☆
・燃費スタディーレポート(2014年版)☆
20
●安全関連
・電波法ハンドブック(第6版)☆
・高圧ガス保安法ハンドブック(第8版)☆
・火薬類取締法ハンドブック(第6版)☆
・EV・PHVに関する車両法以外の課題(第3版)☆
●認証関連
・保安基準適用時期一覧(第23版改訂)☆
・騒音試験実施マニュアル(第7版)
・基準認証要望事項渉外活動記録集(8回更新)☆
・技術基準適合証明書(3回更新)
●アフターセールス関連
・排気OBD情報公開制度の解説/解釈集
・リコールハンドブック(第10版)
●リサイクル関連
・ 新規加入インポーター向けリサイクル法対応ハンドブック
・ 1号インポーター向けリサイクル料金設定の手引き
・ 輸入車ディーラー用新車販売時におけるリサイクル料金徴収実務の手引
・ 自動車リサイクル法令ハンドブック英文版
・ エアバッグ処理事例集(更新版)☆
●全般
・車両法以外の法令ハンドブック
・自治体環境情報説明義務ハンドブック(第3版)
・化学物質ハンドブック
・技術指針ハンドブック
4. 二輪車事業への取り組み
(1)事業の概要
2014 年度の二輪事業の主な活動は、過去 5 年取り組んできた基準調和活動や PHP 認
証への取り組みに加え、市場活性化に向けた活動に焦点を当てた。
基準調和活動では、灯火器や操縦装置の UN 基準の国内採用が前進したほか、排ガス
の UN 基準制定や近接排気騒音規制の相対値化への取り組みも行った。
PHP 認証は、仕組みの整備・簡素化に伴い、既に会員 4 社が認可を取得しており、4 半
期毎の登録台数集計では PHP 認可車両が 5 割を超える期もあり、認証費用の軽減が図
られた。
市場活性化関連活動については、官民(経済産業省、地方自治体、民間二輪車業界団
体)連携で始まった、2020 年度国内二輪市場 100 万台を目指すことなどを目標とする
バイク・ラブ・フォーラム(BLF、Bike Love Forum)活動に積極的に参加し、また、JAIA
二輪車委員会として初の合同展示イベント『インポートバイクショーin 浜松』を開催し、
21
多くの方々に輸入二輪車の魅力をアピールする事が出来た。
この成果を踏まえ、2015 年度には、4 月に四輪と同様、神奈川県・大磯プリンスホテ
ルでマスコミを対象とした合同試乗会の開催を計画するに至った。その他、公正取引や
販売関連課題の勉強会、リコール関連課題等への取り組みを行った。
(2) 技術・環境関連活動
1) UNECE 法規の国内採用に向けた活動(MLIT/MOE へのコメント・意見表明等)
①騒音規制
2013 年までの 2 年間の活動の結果、国内基準が UNECE41-04 で基準調和された。残る
近接排気騒音規制については、四輪の R51-03 と共に議論されており、2016 年 2 月に取
り込まれる可能性が高い。これに向けて、2014 年度には、関連情報収集等を行ったが、
2015 年度以降も必要な要望活動を継続することを確認した。
②排ガス規制
2012 年 8 月の環境省中環審第 11 次答申で、二輪車の第三期排ガス規制については、
JAIA 二輪車委員会が中環審のヒアリングで要望した規制値については全面的に採用さ
れた。これを道路運送車両法に反映させるため、MOE や MLIT にて上限値規制値やエバ
ポ(燃料蒸発ガス対策)、OBD1(機能不良監視システム)の告示改正内容について、輸
入車にとって不利にならないよう、要望活動を展開した。
③灯火器規制
二輪車の UNECE 灯火器規制 R50(各ランプ単品)、R53(各ランプ取付規定)、R112(非
対称前照灯)、R113(対称前照灯)の 4 項目を一括しての基準調和は、DRL(デイタイ
ムランニングランプ)の眩惑等の問題で R53 の採用が遅れてきた。この状況を考慮して
その他の 3 項目について R53 と切り離しての採用を求めたところ MLIT が受け入れ、
2015 年 6 月告示改正に向けて詳細読み合わせ実施されるに至った。
④その他規制
・国内の試験機関で実施されていない「オープンサンプリング方式」による排ガス試験
の実現に向け、JATA と折衝を行ってきた結果、2014 年 1 月より実施の運びとなった。
今後運用について細部の詰めが残されている。
・電動二輪車の安全基準(4 輪では UNECE R100 相当)制定に向け、情報収集とコメン
ト活動を行った。
2)認証業務の効率化に向けた活動
PHP 認証制度の活用に向け、大きな障害であった PDI(納車前点検)の仕組み、申請書
類の簡素化、国内独自の騒音規制、を過去 3 年間の取り組みで解決してきた。2014 年度
はこれをさらに拡大させるよう以下の運用面の改善に取り組んだ。
22
・技術基準適合証明の項目拡大
・排ガス試験の等価慣性重量ランクの拡大
・灯火器 UNECE 認可証の受け入れ
3)リコール制度強化への対応
MLIT 及び消費者庁による、車両メーカー、輸入インポーターへのリコール業務の管理が
強化されている中、2014 年度は、JAIA 二輪会員各社は監査に対応できる仕組み(規定
類の整備、不具合情報の収集と管理)の構築を継続した。MLIT による監査は 2014 年 3
月に実施された。
(3)市場関連活動
1) 市場活性化策
①インポートバイクショー in 浜松の開催
8 月 22 日・23 日の 2 日間、静岡県浜松市のソラモで、JAIA 二輪メンバーの全社(8 社)
は「インポートバイクショー in 浜松」を開催し、約 6,300 名(延べ人数)が来場した。
本展示会は、浜松市が開催する「バイクのふるさと in 浜松」の一環として実施。会場は、
一般の方々が多く集まる JR 浜松駅と遠州鉄道を結ぶコンコース(ソラモ)となってお
り、開催期間中は、JAIA 二輪メンバーの取扱車両(41 台)を展示し「輸入二輪車の魅
力」をアピールすると共に、各種アンケート調査も実施した。
更に、NMCA(日本二輪車普及安全協会)が実施している「グッドマナーJAPAN RIDERS」
も行い、88 名の宣言書を集めた。
②輸入二輪車の展示とリリースの配信(四輪試乗会会場)
2015 年 2 月開催の四輪試乗会・JAIA 設立 50 周年記念特別展示に参加する媒体に対し、
「JAIA 二輪車委員会は、2015 年 4 月 7 日・8 日の 2 日間、大磯ロングビーチで報道関
係者向け第 1 回輸入二輪車試乗会の開催」に関する事前告知として ①輸入二輪車展示
(8 ブランド・8 台) ②リリースの配布を行った。
③BLF への参画
JAIA をはじめとする二輪業界団体、地方自治体及び経済産業省と共に、8 月 22 日、浜
松市で「第 2 回 BIKE LOVE FORUM(BLF) in 浜松」を開催した。
BLF 主催団体は、2020 年をゴールとする「二輪車産業政策ロードマップ」の国内市場
100 万台の達成に向け、種々の課題を解決するべく議論を行い、ゴールに向けた行動計
画の道筋等を確認した。
なお、6 月 4 日、参議院議員会館で、自民党オートバイ議員連盟並びに公明党オートバ
イ議員懇話会主催の「バイク ラブ フォーラム(BLF) in 永田町」が開催され、JAIA も
これに参画した。
④下北沢音楽祭とのコラボレーション
下北沢音楽祭実行委員会は、7 月 3 日から 6 日の 4 日間、世田谷区と下北沢商店連合会
23
と共に下北沢音楽祭を開催。本音楽祭開催中の 7 月 5 日・6 日の 2 日間は「バイクにや
さしい街、下北沢」をテーマに掲げ、BMW が共同事業を実施した。
JAIA は、輸入二輪車の市場活性化と若年層への訴求を目的に、同社の参加をサポートす
るため、種々の調整を図った。
⑤二輪車向け ETC 購入助成への対応
MLIT が、2014 年 8 月から 2015 年 1 月末の 6 カ月間、二輪 ETC 購入者(5 万台)に
対し 15,000 円分の高速道路料金を ETC カードにマイレージポイントとして付与する
助成実施に伴い、会員にとって営業上の不利とならぬように、各種関連情報収集を行
い、会員各社へ展開した。
⑥各党のオートバイ議員連盟会合での要望活動
自民党オートバイ議員連盟は、10 月 14 日に総会を開催した。席上、JAIA をはじめとす
る二輪関係団体は、二輪車市場の活性化を目的に ①軽自動車税の引上げの二輪車への
適用範囲 ②自動車二輪車の高速道路の料金区分 ③自動車二輪車の駐車場整備 を
要望した。
更に、11 月 5 日に開催された公明党オートバイ議員懇話会においても、上記と同様の要
望を行った。
2)公正な競争の推進
「お客様関連研究会」による顧客対応の研究、一般社団法人自動車公正取引協議会
(AFTC)の事業への参画を通して、会員各社の適正表示や顧客への対応のあり方につい
て周知を図り、輸入二輪会員各社のコンプライアンス徹底に取り組んだ。
また、2014 年 12 月 1 日施行の「景品表示法の改正」に関する概要説明会を JAIA 二輪
会員向けに開催。公取協担当者より、本改正に伴い事業者が講ずべき表示等の管理上の
措置について注意喚起が行われた。
3)安全対策への対応
JAIA をはじめ BLF に参加している二輪車関連団体と警察庁/警視庁・交通局交通企画課
は、交通安全推進連絡会合を開き、二輪車の損傷部位別死者数の割合が、頭部と胸部で
全体の約7割を占める実態を重く受け止め、ヘルメットの適正な着用と胸部プロテク
ターの着用を推進することを確認した。
4)東京モーターショーへの会員参加検討のサポート活動
2015 年の第 44 回東京モーターショー( TMS 2015)の開催に向け、会員各社の参加検
討をサポートするため、関係会議に参加した。TMS 2015 では、新規出展を決めた会員
もあることを踏まえ、面積配分や配置場所等に関するきめ細かい情報収集を行い、出展
会員各社へ展開した。
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5. 重要な契約に関する事項
特になし
6. 役員会等に関する事項(理事会・総会)
会議名・開催日
議事事項等
第 1 回理事会(書面)
① 2013 年度事業報告
2014 年 5 月 9 日
② 2013 年度決算報告
第 49 回通常総会
① 2013 年度事業報告・収支等決算
2014 年 5 月 23 日
② 2014 年度事業計画・収支予算
③ 役員選任
第 2 回理事会
① 理事長の選任
2014 年 5 月 23 日
② 役付き理事の選任
③ アドバイザーの委嘱
④ 企画委員会メンバー
第 3 回理事会
(書面) ① 理事の推薦及び副理事長の選任
2014 年 7 月 10 日
② 理事の推薦
第 4 回理事会
① 監事の推薦
2014 年 12 月 12 日
② 新規加入(Aston Martin Japan 合同会社)
③ -(1)2014 年度財政見通し
-(2)2015 年度事業計画基本方針
-(3)2015 年度予算方針骨子
④ 理事長会見主要項目
⑤ JAIA 設立 50 周年記念事業執行計画案
第 5 回理事会
① 2015 年度事業計画(案)
2015 年 3 月 27 日
② 2015 年度予算(案)
③ -(1)JAIA 常勤顧問(アドバイザー)任期延長
-(2)基準認証委員会メンバー任命
④
第 50 回通常総会(議題案、日時、場所)
⑤
-(1)JAIA 設立 50 周年記念祝賀会
-(2)東京モーターショー2015、JAIA 設立 50 周年記念展示
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7. 損益及び正味財産の状況の推移
(単位:百万円)
2011 年 3 月期
2012 年 3 月期
2013 年 3 月期
2014 年 3 月期
2015 年 3 月期
(2010 年度)
(2011 年度)
(2012 年度)
(2013 年度)
(2014 年度)
収益及び収入
436.5
405.9
415.5
399.9
394.4
事業費用
303.6
292.1
278.4
268.8
296.2
事業総利益
132.9
113.7
137.0
131.1
98.2
一般管理費
105.6
97.4
116.2
112.9
107.6
事業利益(損失)
27.3
16.3
20.8
18.2
(9.4)
経常利益(損失)
27.6
16.4
20.8
18.2
(9.4)
当期純利益(純損失)
27.5
16.3
20.7
18.2
(9.5)
資産総額
427.4
453.5
442.1
461.3
450.7
負債総額
87.4
97.3
65.1
66.2
65.1
正味財産
339.9
356.2
377.0
395.1
385.7
事業年度
(注)2015 年 3 月期の事業費用には、設立 50 周年記念事業費 40 百万円を含む。
Ⅲ. 法人の課題
輸入車業界が置かれている状況に照らし合わせ、会員の経済的負担を可能な限り軽減
すると共に、会員ニーズに的確に応える事業活動を合理的かつ重点的に推進する。
Ⅳ. 株式を保有している場合の概要
株式は保有していない。
Ⅴ. 決算期後に生じた法人の状況に関する重要な事項
決算期後(貸借対照表日の翌日以降)に、当該法人の損益や正味財産の状態に重要な
影響を及ぼす事実(後発事象)は生じていない。
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