D-5700 型 クラシックショック制御 仕 様 書

D-5700
Classical Shock Transient Control
株式会社
D-5700 型
振 研
クラシックショック制御
仕 様 書
概
要
クラシックショック制御は過渡的な波形を閉ループでコントロールを実行します。 多チャンネル入力はすべて同時入力です。
制御アルゴリズムは非線形運動を予測するための特殊技術を使用しており、安定した制御が得られます。 SRS解析およびロ
ーパス・フィルタリングが標準機能として含まれています。
制御パラメーター
周波数範囲:
フレーム・サイズ:
伝達関数:
アベレージング:
フィルタリング:
パルス間隔:
0〜22,000Hz
128〜16384 点、あるいは自動最適化
歪を最小限にし、本来の波形を維持するためリニアフィルターを使用
予備テスト中に測定
最速スタートアップ手段としてディスクから関数を呼出し
1〜500 回までのユーザ設定
設定波形、出力およびすべての入力チャンネルに対するローパスフィルタのカットオフ周波
数をユーザー指定可能
0〜1,000 秒のパルス間隔をユーザー設定可能
波形プロファイル
波形ライブラリから波形を選択し、作用時間およびピーク加速度をユーザが指定します。
パルス波形:
パルス作用時間:
プリ・ポスト補正波:
アボート・リミット:
確認ツール:
単位系の選択:
ハーフサイン
へーバーサイン
先頭又は後尾がピークの鋸歯
三角形
矩形波
台形
0.5〜3,000msec
プリパルスおよびポストパルス
ポストパルスのみ
プリパルスのみ
(加振機の定格に合わせ、マイナス加速度を最小に且つ最大変位を有効に使用する為、片側又
は両側に補正波を組合せ)
ハーフサイン、矩形波、曲角矩形波、三角波のパルスの補正波形選択可能
設定波形のピーク値に対し%でプリパルスおよびポストパルス波の振幅を指定可能
MIL-STD 810 等のガイドライン上のセット
設定波形の振幅に対し%でプリパルスおよびポストパルスの許容振幅を設定可能
波形表示
作成時点で更新
加振機の定格と共に設定波形の加速度、速度および変位波形を自動表示
設定波形は加振機の最大定格と比較・確認される
SI 単位
メトリック単位
英国単位
それらの混在可
試験スケジュール
テストで実行するイベントのスケジュールをユーザが規定でき、ルーピング及びネストルーピングのロジックによ
ってプログラミングを最速化・単純化しています。
イベント:
レベル
回数
デジタル出力トリガ
アボートの有効/無効
制御ループ (開ループ/閉ループ)
結果の保存
一次停止
パルス極性の反転
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安全機能
テストで実行するイベントのスケジュールをユーザが規定でき、ルーピング及びネストルーピングのロジックによっ
てプログラミングを最速化・単純化しています。
制御信号監視:
入力過負荷の自動検知
開ループの自動検知
制御信号損失を自動検知
アボートトリガ:
1 フレームの合計点数に対するアボート範囲を超える点数の比で規定:0〜1
テストの遮断:
オペレーターによる操作
ソフトウェアによる停止
テストの実行
システムは予備テストと負荷の伝達関数等化を行い、次にスケジュールを実行します。
予備テスト:
自動モード:
手動モード:
運
安全チェックを実行。
その後ユーザーが規定した(初期/最大)ピーク出力電圧に従い、応答レベル目標まで規定され
た増加率(slow 又は fast)で徐々に出力を増加。
連続してスケジュールに従って各イベントを実行。
ユーザはスケジュール運転ではなく、マニュアルモードでテストを実行する事が可能。
転
画面上の制御パネルのトグルボタンおよびツールバーのアイコンで運転画面に簡単にアクセスできます。
コマンドはキーボードのファンクションキーでアクセス可能です。制御パネル上にテキストメッセージや
数値が表示される為、運転状況が一目で監視できます。
ボタン:
アイコン:
状況表示:
運転開始/停止
アボートチェック (有効/無効)
制御ループ (閉ループ/開ループ)
スケジュールクロック (ON/OFF)
パルス極性の反転
試験レベルの設定/増加/減少
単発パルスの出力
次のイベントへの移動
結果の保存
制御応答ピーク加速度および計算ピーク加速度
計算速度
計算変位
試験レベルの %/dB/比 表示
ピーク出力電圧
フルレベルと合計経過パルス数
残余パルス数
動作状況
警告メッセージボックス
データ表示
タイル又はカスケード形式のウィンドーで、数は無制限。クリック&ドラッグによるズーム機能、ユーザーコメント
機能及びカーソル機能を装備しています。
ウィンドー:
一つのウィンドーにつき、1、2 又は 4 小間を同時に表示。
各小間には、重ね書きされた単一/複数のデータを表示。
データ、グリッド、タイムマーク、標識、タイトル中の色および説明表示を個別に選択可
スケール:
X 軸 Y 軸の直線/対数スケール選択
オート/マニュアルスケーリング
表示要素:A(加速度)、V(速度)、D(変位)
カーソル:
1 点又は 2 点カーソルで X、Y、⊿X、⊿Y、⊿RMS、Q の読み取り可能
手動でのピーク点のマーキング
ピーク/ノッチの自動検出とマークキング
高調波カーソルと片帯域カーソル
時間軸データ:
制御応答波形
出力波形
全ての入力波形
設定波形
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Classical Shock Transient Control
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アボート
合成(応答波、設定波、アボート)
周波数データ:
制御応答波
ストリップチャートモード: 全入力チャンネルの RMS 最大、最小あるいは平均値をスクロール記録
(1 バッファー当たりのデータ点数分)
SRS 解析:
最大 14 オクターブのレンジ (両極最大値、正極最大値、負極最大値)
最大、最小、センター周波数、減衰係数/Q 値及び分解能(1/1、1/3、1/6、1/12、1/24 あるい
は 1/48) をユーザ−が指定可能
テスト後のレポート
アイコンをワンクリックするだけでマイクロソフト社のワード上に設定パラメータ一覧、試験記録および波形データ
を含むデータ表示とテストレポートを作成する事が可能。
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