日本B2Cウェアラブルコンピュータの 進化方向性と戦略課題

ROA Holdings, INC.
Report No. 13175
日本B2Cウェアラブルコンピュータの
進化方向性と戦略課題
~革新 UI とエコシステムが鍵~
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日本B2Cウェアラブルコンピュータの進化方向性と戦略課題
~革新UIとエコシステムが鍵~
ROA HOLDINGS ISSUE REPORT
目 次
エグゼクティブサマリー
Ⅰ ウェアラブルコンピュータ概要
1-1 ウェアラブルコンピュータの定義
1-2 ウェアラブルであるための意味
1-3 ウェアラブルコンピュータ利用分野
Ⅱ デバイス分析
2-1 デバイスカテゴリー
2-2 ハードウエア
2-3 ソフトウエア
2-4 エコシステム
Ⅲ ビジネスモデル分析
3-1 バリューチェーン
3-2 収益モデル考察
3-3 ロードマップ
Ⅳ プレイヤー分析
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4-1 海外主要プレイヤー
4-1-1 グーグル
4-1-2 アップル
4-1-3 マイクロソフト
4-1-4 サムスン
4-1-5 ナイキ
(Nike)
4-1-6 オークリー(Oakley)
4-2 日本主要プレイヤー
4-2-1 テレパシー
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~革新UIとエコシステムが鍵~
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4-2-2 ニューロウエア
4-2-3 オリンパス
4-2-4 ブラザー工業
(B2B)
4-2-5 セイコーエプソン
Ⅴ 市場成長性
Ⅵ インプリケーション
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図 目 次
図目次
[図 1-1]ウェアラブルコンピュータの定義と区分
[図 1-2]スマートデバイス例:Smart Beam
[図 1-3]デバイスの利用変遷
[図 1-4]ウェアラブルの行動支援 3 要素
[図 1-5]ウェアラブルコンピュータの想定利用分野
[図 2-1]ウェアラブルコンピュータのエコシステム
[図 3-1]ウェアラブルコンピュータのバリューチェーン
[図 3-2]ウェアラブルをめぐるロードマップ
[図 4-1]Google Glass
[図 4-2]Google Glass のディスプレイの仕組み
[図 4-3]iWatch で噂されるコーニング社のガラスプレート
[図 4-4]アップルの iWatch と見られる製品特許
[図 4-5]マイクロソフトの HMD パテント
[図 4-6]噂されるサムスンのスマートウォッチスクリーンショット
[図 4-7]ナイキの Fullband
[図 4-8]オークリーの Airwave
[図 4-9]Telepathy One
[図 4-10]neurowear の necomimi と shippo
[図 4-11]neuroware の mico
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[図 4-12]オリンパスの MEG4.0
[図 4-13]ブラザー工業の AiRScouter
[図 4-14]セイコーエプソンの MOVERIO
[図 5-1]日本国内ウェアラブルコンピュータ市場規模予測
(2014 〜2018)
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表目次
[表 2-1]デバイス形状トレンド
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~革新UIとエコシステムが鍵~
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エグゼクティブサマリー
米グーグルの Google Glass が話題を集める昨今、ウェアラブルコンピュータ分
野が大きな注目を集めている。その歴史は意外と古いが、しかし、一部の専門業
務用を除いて民生品として成功した事例は世界でもこれまでにない。
普及しなかった理由を挙げれば枚挙にいとまがない。技術的には、身体装着型で
あるがためのバッテリー問題や放熱の問題が常にあったほか、筐体は重くかさば
り、デザインとしても自然に活用できるレベルではなかった。
まさに宇宙服を着るようなプロトタイプから今日の Google Glass へと進化し
た背景には、スマートフォンやタブレット市場で培われた技術革新が挙げられ
る。スマートフォンの普及と共に部品は安く、そして小さくなっていった。これ
により、世界市場では今後のウェアラブル機器市場が大きく成長すると予想され
ており、当然に日本の B2C 市場においてもその可能性が指摘されている。ただし、
一方でその進化方向性と課題へのアプローチを見誤ると、再び失敗の歴史を繰り
返す危うさがあるのも事実だ。
本レポートでは、特に世界と日本のプレイヤーの状況を踏まえつつ、ウェアラブ
ルコンピュータの定義やその意味するところ、最近の技術トレンドやデザイン方
向性などに焦点を定めて解説し、今後数年間のトレンドやロードマップを導き出
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しながら、日本の市場規模を予測することを目的に執筆された。
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日本B2Cウェアラブルコンピュータの進化方向性と戦略課題
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[図]日本国内ウェアラブルコンピュータ市場規模予測(2014 〜 2018)
(単位:億円)
2000
1500
1000
500
0
2014
2015
2016
2017
2018
Source: ROA Holdings Analysis
ウェアラブルコンピュータの時代は必ず来る。上図グラフは端末のみの市場規模
を推測したものだが、加えてこれら端末の周りで創造されるエコシステムにより、
サービスやコンテンツ、アプリケーション、端末アクセサリーなどの市場も新た
に形成されていくことになるだろう。その経済効果は第二のスマートフォン市場
(第二幕)
、もしくは 2 台目スマートフォン市場規模に達する可能性もある。
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しかし、すべての国民がその利便性を享受できる簡単で明白な目的や理由がなけ
れば、結局はニッチ市場に留まってしまう可能性も高い。なぜウェアラブルであ
るべきなのか、一体これまでと違って何ができるのか。これらの疑問は、同市場
にチャレンジするプレイヤーにとって歴史の中で常に反芻されてきたのである。
本レポートは、今後も不確定要素の多いウェアラブル市場において、独自の進化
方向性と課題を明らかにすることに注力した。本レポートが同市場にチャレンジ
するプレイヤーの疑問に対し、少しでもお役にたてれば幸いである。
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日本B2Cウェアラブルコンピュータの進化方向性と戦略課題
~革新UIとエコシステムが鍵~
発 行 日 2013年6月
発 行 人 Steve Lee
発 行 所 株式会社 ROA Holdings
価格(税込)・ 99,750 円(印刷版)
・ 99,750 円(PDF)
・ 102,900 円(PDF+印刷版)
・日本語・外国語を問わず、いかなる形式でも本書の一部または全部の複製及び無断転載をお断りします。
(株)ROA Holdingsの事業内容
◎専門研究領域:通信産業及びデジタルコンバージェンス産業
◎専門研究地域:東アジアをはじめとするアジア地域
◎提供サービス:受託調査、レポート発行、年間サービス
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ROA Holdingsは、IT、モバイル、通信市場及びデジタルコンバージェンス分野で世界を
リードするアジア地域を中心に、洗練された調査及びコンサルティングサービスを提供する
シンクタンクです。アジアの新興市場を中心に拠点を増やしており、現在は日本、韓国、
深川、台湾、香港、シンガポールの拠点を活かした現地ネットワークによるサービスを提供
しています。今後、アジア全域をカバーしていき、ヨーロッパと北米企業向けにアジア市場
のゲートウェイの役割を果たすと共に、グローバル市場に参入を図るアジアIT企業に役立つ
情報を提供します。
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