仕様書 - 東京

仕様書
第1
委託件名
外国人旅行者向け公共交通機関等共通パス(IC カード)に関する調査・分析等業務委託
第2
委託目的及び事業概要
2020 年に向けて外国人旅行者の受入環境を充実させ、旅行者の更なる誘致につなげるた
め、外国人旅行者の視点に立って、公共交通機関や観光施設をより一層利用しやすいもの
とし、旅行者の回遊性と利便性を向上させることを目的として、共通 IC カード等に関する
検討を行う上での基礎資料とするため、以下の調査・分析を実施する。
1
共通 IC カード等に関するマーケティング調査及び分析(現況調査、外国人旅行者のニ
ーズ調査、国内関連事業者のニーズ調査、国内外の導入事例調査等)の実施
2
マーケティング調査及び分析に基づき設定される効果的かつ効率的な利用モデル(ス
キーム、価格・期間・利用可能なエリアと施設の設定、実施上の課題及び対応策の企画
立案を含む。)の企画提案(複数のモデルを提案)
3
第3
利用モデルにおける収入・コスト分析の策定
契約期間
契約締結の翌日から平成 28 年3月 31 日まで
第4
履行場所
公益財団法人東京観光財団(以下「財団」という。)の指定する場所
第5
委託内容
1
全体運営
(1)
受託者は、東京都全体の観光振興を図る観点から、公平かつ客観的な見地に基づい
て本委託業務の履行を行うこと。
(2)
履行に当たり、平成 27 年8月下旬を目途に、下記の2(2)ア)からオ)までの中
間報告を取りまとめの上、財団に提出すること。
また、平成 28 年2月下旬を目途に、最終報告書を取りまとめの上、財団に提出する
こと。
なお、契約締結後直ちに、これらのことを踏まえた事業計画書を作成し、財団に提出
し、承認を得ること。
さらに、受託者は業務の進捗状況について綿密に財団に報告すること。
2
調査及び分析方法の企画
(1)
上記第2で掲げた目的を鑑み、最適な調査及び分析方法について企画すること。
(2)
調査・分析方法は下記のア)からカ)までに掲げた内容を中心に、必要と想定され
る調査及び分析方法について改善を加えること。
ア)現況調査及び分析
①
都内及び近隣県で利用可能な交通系 IC カード及び外国人旅行者向け企画乗車券
(IC か否かを問わず)の仕様(購入方法、利用形態、利用可能な付随サービス等)
の比較を行う。
②
交通系 IC カードの規格、技術仕様等について調査する。
なお、オートチャージ型の交通系 IC カードについてもその規格、技術仕様等の調
査を実施すること。
③
外国人旅行者の交通機関による移動(行動範囲や特性等)について、ビッグデータ
等を活用した動態調査を行うとともに、移動において利用される支払方法(切符、交
通系 IC カードや企画乗車券)、その入手方法の把握のための聞き取り調査を実施す
る。
イ)外国人旅行者のニーズ調査及び分析
①
現行の交通系 IC カード及び企画乗車券等における改善すべき点やニーズについて
調査を実施する。
②
共通 IC カード等の利用により改善が期待される事例の分析を行う。
③
海外発行のクレジットカードの活用に関する外国人旅行者のニーズの調査及び利用
により改善が期待される事例の分析を行う。
ウ)利用モデル構築のための事業者からの情報収集、ニーズ調査
①
交通系 IC カード及び企画乗車券に対する交通事業者、観光施設(美術館、博物
館、娯楽施設等)、百貨店・小売店、飲食店等事業者のニーズの調査を実施する。
あわせて、海外発行のクレジットカードを活用した交通系 IC カードの導入に関する
交通事業者のニーズの調査及び課題について抽出すること。
②
観光施設(美術館、博物館、娯楽施設等)、百貨店・小売店、飲食店等外国人旅
行者がよく利用する施設を対象に、交通系 IC カードの導入事例、規模等について調
査を実施する。
エ)国内外の導入事例調査
①
共通 IC カード等の利用に関する国内外の先進都市を対象に、各都市の実施スキー
ムや具体的な手法(規格、技術仕様、発行コスト、利用者の入手・支払方法等)、事
業規模、参加主体各種の課題、商品性向上の取組等、その内容を明らかにする調査を
実施する。あわせて、交通機関におけるクレジットカードの活用状況についても調査
すること。
②
調査対象都市は国外5都市以上、国内3都市以上とする。
オ)利用モデルの企画提案
①
上記のア)からエ)までの調査・分析をもとに、都内及び近隣県で利用可能な共通
IC カード等の利用モデルを企画提案する。
②
提案は、複数の公共交通機関と観光施設等で相互利用可能なモデルとし、利用可能
な範囲を複数設定すること。また、海外発行のクレジットカードでの共通 IC カード
等購入の仕組みや物販等において割引等が受けられる仕組みなど、旅行者の利便性、
満足度向上に資する提案を組み入れることを条件とする。
③
提案は、期間やエリア設定が異なる5つ以上とし、それぞれの課題(技術的制約、
コスト、法的制約やビジネスモデル上の制約等)を分析する。ただし、クレジットカ
ード等を活用したモデルについても検討を行う。
カ)利用モデルにおける収益分析
上記オ)で設定したモデルにおける共通 IC カード等の価格設定を行い、分析を実施
する。
3
マーケティング調査・分析の実施
上記2で企画したマーケティング調査・分析方法について、それらの実施工程を含め、
事前に財団に協議のうえ、円滑に実施すること。
4
実施手法
(1)
共通 IC カード等に関する検討を行うに当たっては、対象エリア等について十分な定
性的及び定量的根拠をもって設定すること。また、調査分析に当たっては、財団が設置
する検討委員会を活用するなどし、交通事業者や団体の意見やニーズを参考とするこ
と。
(2)
下記第7にて提出する報告書には、当該対象エリア等を選んだ理由、その決定に至る
プロセスを含めること。
(3)
利用モデルは、業種を問わず民間事業者が自社の製品やサービスを販売するに当たり
採用しているマーケティングの考え方を参照すること。
(4)
利用モデルの策定に当たっては、共通 IC カード等発行に関係する民間事業者や団体
の意見を参考にすること。その際、特定の民間事業者や団体に偏ることなく幅広く意見
を取り入れることに留意すること。
(5)
利用モデルは、対外的に平易に説明できるよう、わかりやすさと客観性とが両立した
ものであること。
第6
調査実施上の留意事項
1
本委託に係る調査の実施に当たっては、調査対象者に本調査の目的、意図、留意点等を
説明し、調査への協力の意思等を確認した上、行うこと。
2
本調査への委託者は財団であるが、調査実施主体は受託者であり、調査実施に係る責任
は受託者にあること。
3
財団の調査であることを理由に、協力を強制しないこと。また、調査対象者に対して不
快感、不信感を抱かせないように十分に配慮すること。
4
可能な限り調査対象者の協力を得るよう努力するとともに、各調査対象者の意思を尊重
し、感情を害しないよう十分に配慮すること。
第7
成果品
本委託調査に係る以下の成果物を第8で指定する場所に納入すること。
1
本仕様書第5の1(2)に基づく中間報告書
(1)
報告書(A4 版カラー、中性紙、簡易製本したもの。)
20 部
(2)
報告書概要版(A4 版カラー、中性紙、簡易製本したもの。)
20 部
(3)
報告書の電子情報(CD-R 又は DVD-R)
2部
2
本仕様書第5の1(2)に基づく最終報告書
(1)
報告書(A4 版カラー、中性紙、簡易製本したもの。)
20 部
(2)
報告書概要版(A4 版カラー、中性紙、簡易製本したもの。)
20 部
(3)
報告書の電子情報(CD-R 又は DVD-R)
第8
2部
納入場所
財団の指定する場所
第9
第三者代行の禁止
本委託業務は、原則として第三者に代行させてはならない。ただし、事前に文書により
財団と協議し、その承認を得た事項については、第三者に委託して行うことができる。
第 10
支払方法
委託料は、第7に掲げる全ての成果物の納入後、受託者の請求に基づき一括で支払いを
する。
第 11
著作権
1
本委託で作成した全ての成果品の著作権(著作権法第 27 条及び 28 条の権利を含
む。)は、財団に譲渡すること。受託者は著作者人格権の行使をしないものとする。こ
の規定は、受託者の従業員及び本委託遂行に当たり再委託を行った場合の再委託先又は
それらの従業員に著作者人格権が帰属する場合にも適用する。
2
本委託で作成した全ての成果品は、財団及び財団が認める他者について、二次利用す
ることができるものとする。
3
第三者から著作権、特許権、その他知的財産権の侵害の申立てを受けた場合、受託者
の責任と費用を持って処理すること。
4
第 12
その他著作権等で疑義が生じた場合は、別途協議の上、決定するものとする。
守秘義務
受託者は、業務上知り得た秘密が漏洩することがないよう十分注意すること。
第 13
調査秘密の厳守
受託者は、調査秘密が漏洩することがないよう十分注意するとともに、以下の項目につ
いて遵守すること。
1
調査目的以外に調査票又は調査対象リストの複製及び提供を行わないこと。
2
調査票及び調査対象リスト等の保管・管理は絶対に外部に漏洩することがないよう適切
に行うこと。
3
調査で知り得た調査対象者の個別情報は、本調査のみに使用すること。
4
事故が発生した場合は、直ちに財団の担当者に連絡するとともに、適切な処理を行うこ
と。
第 14
個人情報の保護
1
受託者は、本契約の履行に当たり、財団の保有する個人情報の取扱いについては、別紙
「個人情報に関する特記事項」を遵守すること。
2
受託者は、本契約の履行に関連する受託者独自の個人情報の取扱いについては、前記
「個人情報に関する特記事項」の規定に準じて、個人情報の漏えい、滅失及びき損の防
止、その他の個人情報の適正な管理のために必要な措置を講じなければならない。
第 15
ディーゼル車規制に適合する自動車による配送等
本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は利用する場合は、都民の健康と安全を確保
する環境に関する条例(平成 12 年東京都条例第 215 号)の規定に基づき、次の事項を遵守
すること。
1
ディーゼル車規制に適合する自動車であること。
2
自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関
する特別措置法(平成4年法律第 70 号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努める
こと。
なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少
装置装着証明書等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示し、又は提
出すること。
第 16
賠償責任
本委託の履行に当たり、第三者に損害を及ぼしたときは、受託者がその損害を賠償しなけ
ればならない。ただし、その損害の原因が、不可抗力、その他やむを得ない事由のときは、
財団と受託者が協議の上、その処理方法を決定する。
第 17
1
その他
受託者は、業務の詳細について、財団の担当者及び関係者と十分な打合せを行い、業
務の目的を達成すること。
2
受託者は、本仕様書に記載のない事項及び疑義がある場合は、財団と事前に協議し、
その承認を得ること。
3
この契約に掛かる費用は、特に本仕様書に記載のあるものを除き、全て契約金額に含
むものとする。
公益財団法人東京観光財団
担当
観光インフラ整備課
苅谷、海老沼、横井