新しい世紀を迎えて一般公開セミナー特集一般公開セミナー大盛会！ドーンセンターに372名が参集！平成12年9月10日（日）、栄える会の最大の行事である一般公開セミナーが大手前のドーンセンターで開催されました。当日は作家・エッセイストとして最近とみにご活躍の呉善花先生と、大阪教区の誇る教化部長、森田征史先生のご講話をお聞き致しました。そして早朝よりご奉仕の運営の方々のご愛念が通じまして素晴らしいセミナーとなりました。この公開セミナーは人間神の子の真理を一人でも多くの方にお伝えするという栄える会の使命の一環として行なわれている訳でありますが、今回は会員の皆様のご努力と、お忙しい中をご参加下さいました白鳩会の皆様のお陰もありまして、昨年を93名上まわる372名の参加を頂きました。本当に有難うございました。大阪教区栄える会事務局長片岡守ドーンセンター大阪教区栄える会一般公開セミナーでの森田征史教化部長のご講話に感動して（「真の繁栄は先祖供養から」）森田征史教化部長ご講話「真の繁栄は先祖供養から」の要点生長の家大阪教区教化部長森田征史先生美しい地球は偶然ではない。そんな地球に尊い生命をさずかって生まれた私たち。科学と宗教が接近し、医学でも目にみえる肉体と目に見えない ” 心” を分離しては考えられない時代にきている。また最近では、医学の中から言われはじめた体外離脱は世界的な精神科医キュブラーロス博士、そして、日本でも立花隆が多くの論文、本をだしている。このように人間は肉体がなくなっても死後も生命は存続することが科学的に実証されてきている。また原因があれば結果を生ずる、これは誰もが知る宇宙の大法である。それを仏教では「因果昧（くらま）さず」と教えている。悪行を重ねた霊魂が苦しみの叫びをあげ子孫、親族縁者の名を叫ぶ。またその放送を感受した子孫、親族縁者が自分の体に苦痛を具体化して、病気や不幸を生みだすのである。悪行も浄化消滅する自然の道は苦しみによって償うことによって清算されるが、それは長時間かかる。しかし現世における縁者がまたそれを感受して病気、不幸を受けるのはたまらないのである。そこで急速に救う道として、消極的には”懺悔” 積極的には”真理を悟る” という二つの方法がある。”懺悔” というのは、「今までの行為は、悪うございました」と過去を否定する。また”真理を悟る” とは、人間の実相は本来如来であり、神の子であるという真理を述べた経典を読誦してもらい、その真理の霊波を霊界で感受して、悪業存在の世界から解脱して如来の聖地に超入することである。このように祖先及び縁者の霊魂を成仏させてあげるのが我々子孫の義務であり、それがまた報いられて家族全体の健康繁栄となるのである。また、先祖に感謝供養していくにつれ、きく耳、きく心が日々つちかわれ、先祖と心かよわ ⑤ せる交流のきづなをもつことができ、愛を感じるようになる。経済活動でも、この供養の功徳により、アイデアがうかびよい企画ができたり、悪の方向にいかないように守られたりすることがある。日本の大企業などにも亡くなった社員の霊を全ておまつりし感謝し、命の結びつきを大切にしている会社がある。美しい地球は偶然ではないように、私達に日本人が先祖を大切にできる民族であることは偶然ではない。森田先生のご講話を拝聴していますと、私は強く（父方の）祖母のことを思い出したのです。滋賀の愛知川（えちがわ）という田舎町から上京し、東京音楽学校（今の東京芸術大学）のバイオリン科に入学しながら、実家の商売が傾いたため滋賀に戻らねばならず、草津で神主をしていた祖父と結婚いたしました。明治の日本女性としてどんな思いで生きたのだろうか、と思いを馳せるのです。淡いせつない気持ちが湧いてきました。目頭があつくなりました。祖母と私が重なり合って、はっといたしました。時代も代わって、祖母ととまつたく同じ人生を歩んでいる訳ではありませんが、いくつか共通点がありました。私自身の人生は、振りかえってみると祖母のしたこと感じたことを繰り返してきたのだ、と今になって思えるのです。その時は無我夢中で気づかなかったのです。この先祖供養をその当時知っていたら、私の問題がもっと早く簡単に解決していたのに、と思えて残念な気持ちでした。しかし森田教化部長先生のご講話をどんどん聴いて行くうちに、それは間違っていると確信したのです。祖母の人生を悲しい人生だと思い違いしていた自分こそ傲慢であったのだと。私は反省し、自分が恥ずかしくなりました。そうです、祖母の人生も、素晴らしい神の子の人生だったのです。祖母は聡明で、明るく、優しく、夫を愛しぬいたのです。そう思えるお陰で素晴らしい祖母が祝福できるようになり、この生長の家の先祖供養を心をこめて日々精進したいと心を新たにした次第です。一般公開セミナーでの森田征史教化部長先生のご講話に感動し、又テーマの先祖供養の必要性について、私自身もつくづく感ずるところがあって、このご講話の感想文を書かせていただきたいと自ら挙手させていただきました。僭越ですが、先生のご講話の概略を上記のようにまとめさせていただきました。あや御堂筋支部土井文