平成22年3月4日(Adobe PDFファイル 573.3KB)

招集期日
平成22年3月4日(木曜日)
招集場所
入間市庁舎(B棟)5階第2委員会室
開
会
3月4日(木曜日)午前
9時30分
閉
会
3月4日(木曜日)午後
4時35分
出席委員
欠席委員
委 員 長
金
澤
秀
信
副委員長
山
本
秀
和
委
員
石
田
芳
夫
委
員
横
田
淳
一
委
員
近
藤
常
雄
委
員
金
子
俊
雄
委
員
友
山
信
夫
な
し
山
明
美
説明のため出席した職員
環境経済部長
建設部長
区画整理部長
水道部長
関係職員
委員会に出席した事務局職員
髙
山
- 137 -
勇
鹿
△
開会及び開議の宣告(午前
委員長
9時30分)
ただいまの出席委員は7名であります。定足数に達しておりま
すので、これより都市経済常任委員会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
△
議事
委員長
これより議事に入ります。
当委員会に付託されました案件は、条例1件、一般議案9件及
び当初予算7件の計17件であります。
審査の日程につきましては、既にご配付のとおり、本日とあす
5日の2日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めます。
よって、審査の日程は、本日とあす5日の2日間とすることに
決定いたしました。
次に、議案審査の順序につきましては、既にご配付のとおり、
議案第8号の条例の審査、議案第11号から19号までの一般議案の
審査、議案第32号のうち所管のもの及び議案第37号から42号まで
の各予算の順で行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
次に、議案第32号の一般会計予算の審査につきましては、環境
経済部所管のもの、建設部所管のもの、区画整理部所管のものの
順で行いたいと思いますが、ご異議ありませんか。
- 138 -
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めます。
ここで、執行部の方に申し上げます。予算審査に当たり、平成
22年度予算の説明に際しましては、経常経費を省略し、特に説明
を必要とするものだけにとどめ、簡潔明瞭にお願いします。また、
歳入歳出それぞれ説明をし、科目名とページ数をはっきりと発言
してから行ってください。
それでは、関係者以外の方の退席を求めます。
〔関係者以外退席〕
委員長
委員長
△
暫時休憩いたします。
午前
9時33分
休憩
午前
9時34分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第8号
委員長
入間市アイドリング・ストップ条例を廃止する条例
初めに、議案第8号
入間市アイドリング・ストップ条例を廃
止する条例を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
環境経済部長
それでは、議案第8号
入間市アイドリング・ストップ条
- 139 -
例を廃止する条例について、提案の理由を申し上げます。
知事の権限に属する事務処理の特例に関する条例の一部改正に
より、平成21年4月1日に埼玉県生活環境保全条例の中にあるア
イドリング・ストップに係る事務処理の権限が埼玉県から入間市
に移譲されました。その内容は、入間市アイドリング・ストップ
条例をすべて包括するほか、勧告、立入検査、公表に関する規定
が盛り込まれてございます。入間市としては、これまで1年間、
アイドリング・ストップに係る事務処理の権限に基づきまして入
間市の条例と重複して事務処理を行ってまいりましたが、県条例
の事務処理で執行しても市民生活に何ら影響を与えることがない
ものと判断いたしましたので、この条例を廃止しようとするもの
であります。
なお、この条例は、公布の日から施行したいものであります。
以上で提案理由の説明を終わります。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
これ現在の条例の中でも、4条あたりで、市の責務ということ
で施策及び必要な措置を講ずるとなっているのですけれども、ど
の よう な施策 だと か必 要な措 置という の行われて きたのかが 1
点。
そして、もう一点お聞きしたいのは、附則の2のところで、市
はこの条例の施行後3年以内にアイドリング・ストップの実施の
状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ず
- 140 -
るものとするとなっておりますけれども、どういう措置が行われ
てきたのか、その2点をちょっとお聞きします。
環境課長
まず、1点目のご質疑なのですが、これまで市条例で運用して
きた経過をお話しさせていただきます。
まず、大きく3点ございまして、まず1点目としましては公共
施設への看板設置でございます。こちらのほうにつきましては、
平成14年から16年までの3カ年間で、38施設、45枚の看板を設置
してまいりました。
次に、アンケートの実施を2点目として挙げさせていただきま
す。こちらにつきましては、平成14年に市内2カ所で延べ5日間、
工業会加盟の4社の協力を含めまして、アンケートの実施をさせ
ていただきました。回収は286枚を回収いたしまして、市条例の
浸透ぐあいとか、そういった部分をさせていただきました。
最後、3点目としましては、毎年1回ではあるのですが、市報
にアイドリング・ストップに係る記事並びに市ホームページへの
掲載を登載してございました。
2点目につきましての附則の件につきましては、3年経過後に
つきましての検討という部分でございますが、特段検討はしてご
ざいませんでした。
以上です。
石田委員
そうしますと、勧告だとかそういうものは過去1回もやってい
ないのでしょうか。
環境課長
市条例に基づきましての勧告という部分は条例上特に規定はご
- 141 -
ざいませんので、市として勧告ということは発動してはございま
せん。
石田委員
県のほうの条例前からあったわけですよね。そちらの関係では
どうでしょうか。
環境課長
これまで入間市の条例がございましたので、これまでの間は市
条例を優先しながら取り組んでまいりました。ただ、だからとい
って県に届く苦情の件数と市に入ってくる苦情の件数では当然市
のほうが相当大きかったものですから、バイクのアイドリングだ
とか空吹かし、そういった部分については県のほうの条例をもと
に必要な指導は行った経過はございます。
石田委員
もう一点のほうの市のほうの附則に基づいて、3年以内にアイ
ドリング・ストップの実施の状況について検討を加え、その結果
に基づいて必要な措置を講ずるというので、特段やってこなかっ
たというのですけれども、条例で決まっているのだから一応検討
したのでしょうね。
環境課長
大変恐縮なのですが、ここの部分につきましては必要な検討と
いう部分は特段なかったかと思われます。ただ、実際にはこのア
イドリングのストップ条例をもとにいたしまして、市の看板であ
るとか、あるいは必要な指導は当然してきてはございます。例え
ば先ほど申し上げましたように、市の条例のほうにつきましては
基本的には啓発条例という形でございますので、広報活動を通じ
て市民の方にはそのアイドリングのストップの必要性は、呼びか
けは続けてまいりました。
- 142 -
以上です。
石田委員
いずれにしろ、条例でもって、附則でこういった形で一応3年
以内に検討を加えるということになっているわけだから、検討し
た結果何も必要なかったならいいのだけれども、検討だけはやっ
ぱりすべきだったのではないかというふうに、ちょっと意見だけ
言っておきたいと思います。
以上です。
委員長
いや、意見ではなくて、もう一度確認してください。大事な話
です。
環境課長
そこにつきましては、恐縮ですが、改めましてこの時点で、今
年度必要な検討を加えまして、県からのほうもアイドリング・ス
トップ条例についての権限移譲を、正直な話何年か前から埼玉県
のほうからは入間市のほうに権限移譲をしたいのだという打診は
ございました。ただ、そこにおきましては、正直な話私どものほ
うとしましてはこの条例が議案、議員提出議案という部分もござ
いましたので、正直な話ちゅうちょをしている部分はございまし
た。ただ、このところで県のほうから、どうしてもアイドリング
・ストップ条例については入間市のほうで受けてもらえまいかと
いうことがありましたので、市の環境課の置かれている事務の中
でアイドリング・ストップ条例を受け入れるには、現体制をふや
すこともなく、あるいは現予算をふやすこともなく受け入れられ
るだろうという判断をいたしたもので、この1年間市条例並びに
県条例を並行して、先ほど部長が提案理由を説明させてもらった
- 143 -
ように、1年間通してみて、その結果として県条例を使うことに
何らやぶさかではないという判断になりましたので、ここで改め
て検討を加えさせていただいたということでご理解いただければ
というふうに思っております。
石田委員
ここで検討をしたということなのですか。いずれにしろ、アイ
ドリング・ストップでそれぞれ看板だとか、アンケートだとか、
いろいろそれぞれ市報やなんかに載せたというのはあるのですけ
れども、それは一般的な話だと思うのです。要はだから問題点が
あるのかどうか、それについてやっぱり十分検討すべきだったの
ではないかと思いますけれども、どうでしょう。
環境課長
もともとこのアイドリング・ストップ条例が制定された時点の
ときの当時の議会審議を見てみますと、議員さんの中にもそれぞ
れ反対、あるいは賛成、両方おられたのかなと。当時市のほうに
とりましては、この条例の背景のときには入間市の環境基本条例
並びに環境基本計画も制定すると。もう一方では、推進役として
入間市環境まちづくり会議ができつつあるような中で、もう一方
では県のほうでは公害条例を全面改正いたしまして、埼玉県の生
活環境保全条例をつくろうといった動きの中でもございました。
そういった中で、いろいろこのアイドリング・ストップにつきま
してはもう少し、今さらながらこんなこと言って恐縮なのですが、
先ほど委員さんのお話があったように、県のほうの条例を使う部
分で様子を見てもよかったのかなという感じは受けております。
ただ、その後にいろいろ検討する中では、具体的な部分は特にな
- 144 -
かったわけなのですが、正直な話としては、市の中としてはいつ
かの時点で県条例を使っていきたいという意向は持っておったの
です。そんなところでご理解いただければというふうに思います。
委員長
ちょっと暫時休憩いたします。
午前
9時43分
休憩
午前
9時44分
再開
委員長
では、議事を再開いたします。
環境課長
この検討につきましては、特に検討しましたが、そこまで至ら
なかったと。検討したのですが、廃止するというふうなことまで、
実施状況について検討は加えてはきましたが、必要な措置を講ず
るまでもなかったという形でご理解いただければというふうに思
います。
委員長
結構です。
環境課長
申しわけございません。
石田委員
ということは、最初に言っていた言い方違うわけですね。では、
実施の状況について一応検討したということですね。はっきりさ
せておきたいのですけれども、検討した結果、内容的に必要なか
ったということなのですか。それともしなかったのですか。
環境課長
大変申しわけございません。これまでのご答弁大変恐縮なので
すが、一部修正させていただきまして、検討はさせていただきま
した。ただ、必要な措置はしませんでしたということでご理解い
ただければと思います。
- 145 -
委員長
よろしいですね。
石田委員
はい。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第8号
入間市アイドリング・ストップ条例を廃
止する条例を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
暫時休憩いたします。
委員長
△
午前
9時46分
休憩
午前
9時47分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第11号
市道路線の廃止について
議案第12号
市道路線の認定について
- 146 -
委員長
次に、議案第11号
市道路線の廃止について、議案第12号
市
道路線の認定についてを一括して議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第11号
市道路線の廃止及び議案第12号
市道路線の
認定につきましては関連がございますので、一括して提案の理由
を申し上げます。
各議案の案内図を見比べていただきますと話がわかりやすいの
かと思います。議案第11号で廃止する市道C495号線及び市道C
500号線につきましては、どちらの路線も道路認定上は行きどま
り道路でございます。この2路線の間に霞川の一部を占用した認
定をされていない道路があるため、2路線を一度廃止し、議案第
12号で路線をつなげて市道C495号線として再度認定するもので
ございます。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照願いた
いと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わります。よろしくご審議いただ
きますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
認定のほうの公図の写しが載っていますね。それ見ると、今度
の道路の認定のところに斜線が入っているのですけれども、起点
- 147 -
のところもそうなのですけれども、斜線のとところに番地も入っ
ていなくて、形態もこれは道路の形態になっていない状況ですよ
ね。しかも、その先行って今度認定の中で市道C495号線と書い
てあるところの斜線についても、これはもともと民地なのですか。
これどういう形になっている。
それと、その端の、左方の584―2が随分川の中に飛び出てい
るのですけれども、これは民地が川の中へ出てしまったまま現状
なっているのですか。公図についてちょっと説明してください。
道路管理課長
今のご質疑でございますが、市道C495号線と書かれてい
る議案第11号のほうだと思いますが、その起点のほうがいわゆる
公図上入っていないところにある、いわゆる今点線で霞川のほう
に入っておるところがございます。ここにつきましては現在川で
す。川の敷地です。河川の敷地の中に道路ができ上がっている状
態です。
それと、あと今回認定をしてつなげようとしているところの議
案第12号のほうの市道C495号線と書いてあるところにつきまし
ては、先ほど申し上げましたとおりここはやはり河川の中でござ
います。河川の中にいわゆる道路ができているということでござ
います。
あと、もう一つ、地番で言う584―2、ここにつきましては、
これは民地でございます。今、家が何棟か建っております。
以上でございます。
石田委員
そうしますと、この584―2のところは、これだけ河川そのも
- 148 -
のが狭くなっているという解釈でよろしいのですか。
道路管理課長
石田委員
さようでございます。
では、新しく認定するところでも結構なのですけれども、起点
のところの膨らみになっていますね、斜線部分が。これも河川と、
これは民地か何か直線になっていますけれども、両方含まれた形
のところが今度の認定部分ということですか。
道路管理課長
ええ、さようでございます。いわゆる今ここ膨らんである
ところですか、今までそこも495号線のままですので、それをそ
のまま今度新しくする495号線でも同じような形でしておるとこ
ろです。
石田委員
そうすると、これ幅員が4メーターから5.3になっているので
すけれども、ここの部分が一番広いところで5.3メーターが確保
されているというふうに考えてよろしいのですか。
道路管理課長
これ公図と現場とが若干差異はあるのですが、広くなって
いるところはどちらかといいますと、それ確かおっしゃるところ
の起点部分と、あと先ほどおっしゃいました584―2、飛び出て
いるのではなかろうかといったところの南側のところに何筆かあ
りますね、民地が。そこの部分の前あたりがある程度広いところ
ございます。
石田委員
もう一つお聞きしたいのは、河川の敷地の中に道路をつくると
いうのは自由にできるのですか。それともこれは県土事務所の許
可だとか、そういうものを得て一定の幅員をそれ確認された上で
承諾されているのでしょうか。
- 149 -
道路管理課長
まさにそこのところが今回認定をしようとしているところ
なのですが、もともとこの道路につきましていわゆる河川の管理
用道路であったのではないかと。今回特に認定をしようとすると
ころはそうなのですが、そこの部分がいわゆる舗装がされて、道
路の形態はあったわけでございます。それで、平成20年に下水道
課のほうで、いわゆるここ下水道の認可区域でございますので、
公共下水道管を入れようと思った段階でよく調べたら、これは市
の道路ではない、よくよく調べたら河川の中であるということが
わかったものですから、河川管理者のほうにいわゆる下水管を入
れてよろしいかということで河川占用の協議をしに行ったわけで
す。それはいいよと。いいけれども、ただ道路として認定されて
いないようでは困るので、道路認定をしてくださいというふうに
河川管理者のほうから、飯能県土整備事務所のほうから依頼を受
けましたので、その約束を履行するという意味で今回この提案を
させていただいているところなのです。
以上でございます。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第11号
市道路線の廃止について、議案第12号
- 150 -
市道路線の認定についてを一括して採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第13号
市道路線の廃止について
議案第14号
市道路線の認定について
委員長
次に、議案第13号
市道路線の廃止について、議案第14号
市
道路線の認定についてを一括して議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第13号
市道路線の廃止及び議案第14号
市道路線の
認定につきましては関連がございますので、一括して提案の理由
を申し上げます。
これにつきましても、各議案にあります案内図を見ていただき
ながら説明を聞いていただくとわかりやすいかと思います。議案
第13号で廃止する市道C1109号線及び市道C1111号線の一部につ
きましては、隣接の土地所有者である西多摩運送株式会社からの
払い下げ申請に伴い廃止するものでございます。
また、市道C1234号線の廃止は、市道C1111号線の払い下げ申
- 151 -
請に伴いまして路線を整理、統合するために廃止し、議案第14号
で市道C1111号線として再度認定するものでございます。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照いただ
きたいと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わります。よろしくご審議いただ
きますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
金子委員
廃止をするということなのですが、状況というのは西多摩運送
の関係でわかるのですが、こういうものを廃止するにはお金とか
そういうものは絡むのですか。例えば平方メートル幾らとか、道
路敷のものが民間の土地になるわけでしょう。それを払い下げる
お金とかというのは、どの程度を見ているのですか。
道路管理課長
一般論で申し上げますと、その費用と申しますと、まずこ
れを廃止するためにはこの道路を測量しなければならない。いわ
ゆる面積が確定していないものでございますから、そういった意
味で測量費用をいわゆる払い下げを申請している方に出していた
だきます。そういう意味ではその費用があります。それと、あと
もちろんこれを、道路を一度廃止をして、今度これを普通財産と
するわけです。道路の財産から今度普通財産に変えまして、それ
を今度部署が違いますが、管財課というところから払い下げ申請
者へ売るわけですので、その価格につきましてはその都度管財課
のほうで決めておりますので、詳しいことはちょっと、今現在こ
- 152 -
この場所が幾らになるかわかりませんけれども、そういった価格。
もちろん登記に伴うところの費用等も、みんな個人負担でござい
ます。今、ここの場所が測量費が幾らで、今言ったその払い下げ
費用が幾らかというのは、この場ではちょっとわからないのです
が。
以上でございます。
金子委員
こういう場所へ出てくるのは、ある程度決定してから値段が交
渉になるの。それともこういう場所へ出る前にある程度決まって
出てくるのか、この辺はどうなのですか。
道路管理課長
あくまでもこの議会で議決をされ、それで道路の廃止をし
てから今度価格の決定交渉になります。
金子委員
ああ、そうですか。ちょっとそういう方法でいくというのはち
ょっと意外だなと思ったのですが、初め土地の価格をこれ幾らで
払い下げするのだということだと思うのです。それをこの道路認
定がしっかり決まってから幾らですよといったら、私のほうはも
う要らないですよと、そんな高くてはもらえないですよというよ
うな話が出た場合なんかはどう対応するのですか。
道路管理課長
確かに困ります。そういうときは困ると思うのですけれど
も、現実まだ議会のご承認もいただいていないうちにそういった
お金のことについて幾ら云々という話はできないのかなと、いわ
ゆる議会軽視ということになるでしょうし。また、それを求めて
いる方がそのお金を、いわゆる相場というのはございますでしょ
うから、そんな値段を、ある程度その方も事前に調べていらっし
- 153 -
ゃると思うのです。そういった相場のものをある程度勘案をしな
がら譲ってくださいというように申し出ているものだと思います
ので。ただ、今委員さんがおっしゃるとおり、ケースによっては
確かに何かの事情で、議会でこうやって議決をされて廃止したは
いいけれども、何かの理由でその方がお買い求めなれなくなった
ということもなくはないと思います。そういうこともあろうかと
思いますが、ただそこまでは私ども先見えないものですから、や
はりその方を信用して廃止をしてこういった行為をしていかざる
を得ないのかなと思います。
委員長
よろしいですか。
金子委員
結構です。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第13号
市道路線の廃止について、議案第14号
市道路線の認定についてを一括して採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
- 154 -
△
議案上程
議案第15号
委員長
市道路線の廃止について
次に、議案第15号
市道路線の廃止についてを議題といたしま
す。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第15号
市道路線の廃止につきまして、提案の理由を
申し上げます。
この市道G219号線の廃止につきましては、隣接土地所有者で
あります加藤敏夫氏からの払い下げ申請に伴い、廃止するもので
ございます。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照いただ
きたいと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わりといたします。よろしくご審
議いただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
- 155 -
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第15号
市道路線の廃止についてを採決いたしま
す。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第16号
委員長
市道路線の認定について
次に、議案第16号
市道路線の認定についてを議題といたしま
す。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第16号
市道路線の認定につきまして、提案の理由を
申し上げます。
この市道G639号線につきましては、事業主である株式会社住
協が都市計画法に基づき築造した道路が帰属されたことに伴いま
して、市道として認定するものであります。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照いただ
きたいと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わります。よろしくご審議いただ
- 156 -
きますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第16号
市道路線の認定についてを採決いたしま
す。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第17号
委員長
市道路線の認定について
次に、議案第17号
市道路線の認定についてを議題といたしま
す。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第17号
市道路線の認定につきまして、提案の理由を
- 157 -
申し上げます。
この市道G640号線につきましては、事業主である鈴木松枝氏、
鈴木弘安氏の両名が都市計画法に基づき築造した道路が帰属され
たことに伴いまして、市道として認定するものでございます。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照いただ
きたいと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わりにします。よろしくご審議い
ただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
今回認定するところの地権者というのは、かなり長い距離なの
ですけれども、この2人の方が持っているのでしょうか。
道路管理課長
石田委員
この周り全部このお二方がお持ちです。
この周り全部というのはどういう意味ですか。今回分割して売
るようなところがあると思うのですが、それ以外のところも持っ
ているということなのですか。
道路管理課長
ちょっと言葉が足らなくて済みませんでした。
今現在、この案内図を見ていただきたいのですが、案内図見ま
すと今回道路を認定しようとしているLのところのいわゆる県道
に近いほう、北東ですか、のほうに家が何軒かありまして、ここ
のところはもう既に普通の一般の方が住んでいらっしゃって、そ
れ以外に今空白になっているところございますね。そこ全部この
鈴木さんがお持ちですということでございます。その中の今回一
- 158 -
部をいわゆる今この案内図にかいてあるとおり、ハッチングして
あるのでございますが、ここの部分を今回は開発をするというこ
とで、それに伴って随分長い道路ですけれども、これを帰属され
たということでございます。
金子委員
この問題ということではなく、昔というか、この道路の認定と
いうか、位置指定というか、そういう道路は、これなんか特に大
きな幹線道路から幹線道路につながっていて、最高の道路だと思
いますけれども、大きな道路につながっている場所も、行きどま
りはもちろんだめでしょう。入間市の位置指定にならないでしょ
う。Pの字というのはどうなのですか、P。例えばこの絵でいき
ますと、P、大きな道路入って一回りして大きな道路へ出るとい
う、それは今まで入間市はどんなぐあいですか。
〔(あるんですか)と言う人あり〕
金子委員
あるのですか、そういう場所は。
道路管理課長
私、正直な話そういった道路まだ見たことないものですか
らあれなのですけれども、何か今担当のほうに聞きましたところ、
Pの字の場合はいわゆる行きどまり道路と同じであると。いわゆ
る広い観点から見れば、遠くから見れば行きどまりだということ
で、市道としては認定していないそうです。
〔(していない)と言う人あり〕
道路管理課長
ええ、そういった道についてはもらっていないということ
だそうです。
金子委員
入間市にはそういう場所がないということでよろしいのです
- 159 -
か。
〔(場所はあるんですか)と言う人あり〕
金子委員
場所はあるのですけれども、いや、認定してあることはないと。
道路管理課長
調べてみないと何ともわかりませんが、多分ですが、そう
いった道路はもちろん入間市にあると思います。それが市道とし
て認定されているかどうかということになりますと、もしかした
ら認定されている道路もあるかもしれません。ただ、言えるのは、
開発でいわゆる寄附をしたいというようなものにつきましてはそ
ういった方針でずっと来ていますので、そういうものはないと思
います。要するに私道はあったとしても、公道としてそれを開発
化 した ものを 受け るこ とはな いという ことは言え ると思いま す
が。
委員長
よろしいですか。
金子委員
はい。
山本委員
済みません。案内図と公図を拝見していまして、終点側の幹51号
線側の大きいまとまりの一団の土地は、これたしか西武さんのバ
スの回転場ですよね。違いましたっけ。記憶違いか。
〔(回転場だろ)と言う人あり〕
山本委員
回転場のところですよね。その西側でしたっけ。
〔(回転場は、この大字新光と書いてあ
るところが回転だよ)と言う人あり〕
委員長
今の質疑ですか。
山本委員
失礼しました。では、質疑なのですけれども、幹51号線側隅切
- 160 -
っていないようなのですけれども、これ幹線道路につながってい
るわけですけれども、その辺交通安全上どうなのでしょう。その
1点だけお聞かせください。
道路管理課長
幹51号線につきましては、現在歩道がございます。そうい
うわけで、歩道があるところにつきましては隅切り自体が、もう
既に歩道で結構視距が確保できるということで、いわゆる隅切り
を、もちろんあるにこしたことはないのですけれども、ないから
といってそれが道路として受け入れられないというものではない
かと思うのです。現実私ども市が公共でつくっている道路につき
ましても、いわゆる用地買収をかけるときに、幹線道路について、
幹線部分については用地買収をかけています。もちろん幹線道路
についてはもちろん隅切り分も買収いたしますが、もともとあっ
た枝道に対して幹線道路が横切った場合のそこの隅切りについて
は買収しておりません。というのは、今言いましたように、幹線
道路については歩道ができますので、十分その歩道、大体3メー
トルぐらいあるものですから、そこの中でいわゆる視距が確保で
きるだろうといったそういった解釈をしております。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
- 161 -
これより議案第17号
市道路線の認定についてを採決いたしま
す。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第18号
市道路線の廃止について
議案第19号
市道路線の認定について
委員長
次に、議案第18号
市道路線の廃止について、議案第19号
市
道路線の認定についてを一括して議題といたします。
ここで、委員会条例第18条の規定により、友山委員の退席を求
めます。
〔友山委員退席〕
委員長
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第18号
市道路線の廃止及び議案第19号
市道路線の
認定につきましては関連がございますので、一括して提案の理由
を申し上げます。
各議案にあります案内図または公図写しをごらんいただきなが
ら説明を聞いていただきますとわかりやすいと思います。議案第
- 162 -
18号で廃止する市道F33号線につきましては、都市計画法に基づ
く相互帰属により、市が事業主の一人である酒井利夫氏へ帰属し
たことに伴い廃止するものであり、議案第19号で認定する市道F
33号線につきましては、事業主である友山久雄氏、酒井利夫氏が
都市計画法に基づき築造した道路が相互帰属により市へ帰属され
たことに伴い、再度認定するものでございます。
なお、相互帰属という言葉ですが、都市計画法に基づき既存の
公共施設用地と新たに設置された公共施設用地を事業主と市で交
換するような形になるいわゆる開発上の制度でございます。
路線の起点、終点等細部につきましては、資料をご参照いただ
きたいと存じます。
以上で提案の理由の説明を終わります。よろしくご審議いただ
きますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
終点のほうの片側隅切りは、これはついているのですか、つい
ていないのですか。図面で言うと右側ですけれども。
道路管理課長
大変図面が小さくて申しわけないのですけれども、ついて
おります。今委員さんがおっしゃったところについては、隅切り
の長さが1メートルなのですが、ついております。
石田委員
一般的にはたしか2メーター、2メーターで1.4ぐらいですか。
何でこれだけ小さい。大きくできないのですか。
道路管理課長
これにつきましては、いわゆる新設の隅切りの基準という
- 163 -
のは一般的に3メートル。ですから、今まで帰属の議案、ご説明
したやつはほとんど3メーターだったかと思うのですが、この場
合なのですが、いわゆるこの道路はもともと私道として存在して
いたもので、それで市道F33号線、廃止するほうが、いわゆるそ
この機能を果たしていないということで、今回もともとあった私
道のほうとの交換をしたときに、隅切りについて少しでも確保し
たかったのですが、現にそこには建物が建っていまして、いわゆ
る本来の3メーターで切った場合に、建物本体自体に影響を及ぼ
すような柱まで切り取るような形になりますので、最小限のひさ
し、いわゆる本体に影響を及ぼさないひさしを切る程度でやった
ものですから、そういう意味で通常もらう隅切りよりは少ないの
かなと思いますけれども、それでやむを得ないだろうといった判
断をしたものでございます。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第18号
市道路線の廃止について、議案第19号
市道路線の認定についてを一括して採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
- 164 -
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
ここで、友山委員の入室を求めます。
〔友山委員入室、着席〕
委員長
委員長
暫時休憩いたします。
△
午前10時16分
休憩
午前10時18分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第32号
委員長
平成22年度入間市一般会計予算のうち所管のもの
これより当初予算7件について審査を行います。
まず、議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち所管
のものを議題といたします。
初めに、環境経済部所管のものから審査に入ります。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
まず、環境課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
環境課長
議案第32号、入間市一般会計予算のうち、環境課所管の主な事
業につきまして、ご説明申し上げます。
- 165 -
初めに、予算説明書の22から23ページをお開きください。主な
歳入につきましては、款15項2目3衛生費国庫補助金、節1保健
衛生費補助金、説明欄の地域環境保全対策費等補助金1,000万円
につきましては、地域グリーンニューディール基金補助金を活用
し、藤沢公民館の太陽光発電システムの修繕と照明器具のLED
への改修工事を行うものでございます。なお、予算的には、歳入
を環境課が、歳出につきましては中央公民館で計上したところで
ございます。
次に、その下、節2清掃費補助金の循環型社会形成推進交付金
180万8,000円と、28、29ページ、款16項2目3衛生費県補助金、
節2清掃費補助金、説明欄の浄化槽整備・普及啓発事業費奨励交
付金222万8,000円につきましては、ともに実績を踏まえまして、
29基分の 合併浄化槽 設置の補助金 を見込んだ ところでございま
す。
次に、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書の84から
85ページをお開きください。款4項1目1保健衛生総務費、大事
業、瑞穂斎場組合負担金1億2,019万2,000円につきましては、4
市1町で構成します瑞穂斎場組合の管理運営費の負担金で、前年
度対比524万7,000円、率にいたしまして約4.2パーセントの減額
でございます。なお、構成市町のうち入間市の負担金割合といた
しましては、38.02パーセントとなってございます。
次に、目2環境衛生費、大事業、野犬・狂犬病予防対策費98万
8,000円につきましては、前年に比べ104万5,000円の減額となり
- 166 -
ました。その主な理由といたしましては、総員適正化計画により
ましてパート職員1名を減らしたものでございます。
次に、予算説明書86から87ページをお開きください。目3環境
保全費、大事業、環境保全推進事業、中事業、環境の保全及び創
造に資する助成事業218万円のうち200万円は、平成21年度に開始
いたしました住宅用太陽光発電システムの設置費補助金で、設置
費用の一部といたしまして、太陽電池容量の最大出力値で1キロ
ワット当たり2万円を補助するものでございます。予算的には、
限度額5万円の40件分を見込んだところでございます。
次に、目4公害対策費、大事業、公害関係調査分析関係費1,458万
2,000円は、例年実施している公害に関する調査でございます。
引き続き環境を監視するため、主要河川の水質調査、自動車排ガ
ス調査、ダイオキシン類の調査等に伴う委託料となります。なお、
前年度まで総合クリーンセンターで実施してきましたダイオキシ
ン類等の大気調査業務を今年度から環境課で調査することにいた
しましたので、前年度より約500万円ほど増額してございます。
次に、予算説明書90から91ページをお開きください。項2清掃
費、目1清掃総務費、大事業、入間西部衛生組合負担金2億9,044万
9,000円につきましては、入間市、日高市の2市で構成する一部
事務組合のし尿処理事業を行うための負担金でございます。平成
22年度には、生物膜及び凝集膜設備の膜の交換工事を行う予定で
ございますが、これまで積み立ててきた施設整備基金の全額を取
り崩し、また平成11年に借り入れた公債費が終了したことに伴い
- 167 -
まして、前年度対比で956万5,000円、率にいたしまして3.2パー
セントの減額となってございます。
以上をもちまして環境課所管の概要説明を終わります。よろし
くご審議賜りますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
環境保全及び創造のための助成事業ですか、200万円、一般住
宅用の太陽光発電、この関係でお聞きしたいのですけれども、申
し 込み という のは 実態 として どのくら いあるので しょうか。 今
40件予定しているということなのですけれども、実態はどうでし
ょうか。
環境課長
申し込みにつきまして、今年度の実績でさせていただきたいと
思いますが、今年度は第1次としましては21件分を、それから補
正で対応いたしましたのが41件分をというふうな形で申し込みは
受け付けてございます。
石田委員
傾向として余りまだ知られなかったのがようやくこれ知られ始
めたという感じがするものだから、もっとふえるのではないかな
と。40件ですか、見ているのが。ちょっと足りなくなるのではな
いかと思いますけれども、どうでしょうか。
環境課長
実際には行ってみないとわからないのですが、そのような状況
もあろうかというふうには感じております。
石田委員
それと、一般的に1キロワット当たり2万円ということなので
すけれども、ほとんどが5万円全額支給ということになるのでし
- 168 -
ょうか。
環境課長
お見込みのとおりです。
金子委員
今の関係でなく、公害のほうの関係で、前年度より500万円増
額になったということなのですが、それはクリーンセンターでや
っていたものを環境課でやるのだということで500万円増になっ
たという、どうして増になったのか、その内容というか、話はわ
かりますけれども、内容が、どうしてクリーンセンターから環境
課へ来て500万円ふえるのか。本当は来たら減るのが行政改革か
なという感じもあるのですけれども、その辺はいかがですか。
環境経済部副参事(環境保全担当)
昨年度まで、21年度までクリーンセ
ンターで、クリーンセンター周辺の東金子の12区、14区、それか
ら入間台の集会所、そして地区体育館でダイオキシンの調査をし
てございました。それを環境課のほうで実施しております公害関
係調査分析費のほうと一括して発注することによって経費の削減
が見込めるということで、21年度までクリーンセンターで実施し
ていたものを環境課のほうに所管がえをして、一括して発注をす
るということでございます。
ちなみに予算書及び予算説明書の92、93ページ、目2のごみ処
理費の中の93ページ、ごみ中間処理事業費というのがございまし
て、焼却・破砕処理施設費の2行下の維持管理費の中に今年度ま
で、21年度まで含まれていたダイオキシンに関する調査の予算を、
こちらのほうから環境課のほうの公害対策費のほうに変更したと
いうことでございます。
- 169 -
金子委員
変更したことはわかりますけれども、そして変更して500万円
増になる。その変更する前はどの程度なのですか、このダイオキ
シン等の調査のお金は。
環境経済部副参事(環境保全担当)
同額のお金をクリーンセンターのほ
うから環境課のほうに移動したということでございます。
金子委員
同額ですか、同額。調査する方法はどんな状態ですか。
環境経済部長
前年度実績を踏まえてクリーンセンター分を環境課のほう
へ予算的に移しまして、これを一括して発注することによって経
費の削減が図れるだろうということでこういう予算をしてあるわ
けですけれども、実際入札してみないと結果はわかりませんので、
予算はとりあえず21年度分を移してあると、こういうふうにご理
解いただけますでしょうか。よろしくお願いします。
金子委員
もう一点、環境衛生費のほうの関係で野犬と狂犬病ということ
で104万円ですか、減額をしたということなのですが、パートの
職員を1人云々というお話ありました。今ご存じのとおり、新聞
あるいはテレビ、ラジオ等でもちょっと問題になっている話が、
今ペットブームではないですか。そのペットが結構ふえているの
だそうです。年々ふえているといいますか、それの中でパート必
要ないということで、狂犬病はもうないのだということで減らし
ているのか何だかわかりませんけれども、むしろそういうものが
野放しになったときにはもう抑えようがきかなくなってしまうと
いうことだと思うのです。これを減らす自体がちょっとおかしい。
もっと宣伝をして市民の安全を守る、そういう観点からいったら
- 170 -
こういうものは本当に減らすべきではないなという感じが私は持
っているのです。その辺1点。
委員長
ちょっと全体の、環境課の職員体制のほうから含めて全体的な
話をご説明願えます。
環境課長
ただいまのご指摘の部分なのですが、今委員長のほうでもお話
ありましたが、こちらのほうの今回賃金を予算減したわけなので
すが、まず環境課の人件費総体といたしましては、保健衛生総務
費のほうにおきまして、職員分としまして11名分を措置してござ
います。この21年度までは、11名分を措置してすべて配置できる
ような形は予算上にはなっておるのですが、実際の人事配置面に
おきまして1名欠員で来ておるわけです。先ほどご説明申し上げ
ましたように、来年度におきましては企画のほうにおきまして、
行財政改革の一環でもございまして、職員の配置のほうにつきま
しては総員適正化計画というものがございまして、それによりま
して環境課については来年度職員の配置を、予算どおりに配置す
る から こちら のパ ート のほう について は1名減さ せてもらう よ
と、より環境課のほうの体制を充実させろというふうな形がござ
いましたので、やむを得ず賃金のほうをカットして、職員のほう
の人件費については例年どおりの予算要求をさせている状況でご
ざいまして、ちょっと職員のほうの人件費の増減が目に見えては
きませんが、内容といたしましてはそのような形になってござい
ます。
金子委員
非常に行政改革いいと思うのです。しかしながら、一般的に動
- 171 -
物、自然保護、そういうものは結構大いに皆さん思っておりまし
て、例えば私の住まいなんかは加治丘陵に近いのです。そういう
ところに行きますと、ハクビシンとか、アライグマとか、そうい
うものが狂犬病の方向になりつつあるのだ、あるいはなっている
のだという新聞等でも出ていまして、非常に厳しい状態になるの
かなと。その辺のところが、別にいいのです。その予算を多くし
なくても、少なくても構わないですけれども、そういうことはど
ういうふうに解釈しているのかということをお聞きしたいのです
が。
環境課長
大変難しい問題でございまして、環境課で所管している部分に
つきましては、いわゆる飼い主のいる犬につきましてできるだけ
狂犬病予防法にのっとりまして、予防接種のことは周知徹底並び
にできるだけ集合会場つくっておりますので、そちらのほうで法
に基づいた形で呼びかけてはいるのですが、今ご指摘のいわばハ
クビシンとかそういった部分についても、やはり狂犬病予防法の
ただし書きのほうについて出てくる部分の動物かと思いますが、
そちらのほうにもし狂犬病の発生のおそれが、あるいは新聞報道
で出てきたということでございますので、もしそういった事例が
現実に起こるのだとすれば、市のほうでも何らかの形はとらざる
を得ないとは思いますが、まずは県のほうでしっかりとしたその
辺の体制づくりをつくってもらうようには、事あるごとにはお話
はしていきたいというふうに思っております。つまり市のほうで
はちょっと今そこまでの事務分担にはなっていないというのが状
- 172 -
況ではございますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。
金子委員
県のほうへ報告して、県のほうでやってもらいたいという話な
のですが、この狂犬病というのは、私は非常に今の中で一番大変
なものかなという感じが逆に思っているのです。予防接種したか
ら云々、しないものが云々ということより、あれにかまれると、
狂犬病を持っている例えばハクビシンにしても、アライグマにし
ても、犬にしても、猫にしても、そういうものはもう人間の命が
なくなってしまうという、それが対応できる予防がないというこ
となのだそうです。ですから、余り甘くその状況を把握している
ということは今後大きな問題になる可能性もありますので、大い
にその辺も検討していただきたいと思います。答弁結構です。
山本委員
済みません。アライグマとハクビシン出てきましたので、猫の
話を少しお伺いしたいのですけれども、衛生自治会のほうで今猫
の事業は、不妊、去勢手術の関係やっておられると思うのです。
任意の団体の皆さんのご協力いただいてやっているものと把握を
しているのですけれども、猫にまつわる苦情というのは私のとこ
ろにも結構話が来るもので、市としての政策スタンスを今後どう
していかれるのか、その部分のご所見だけお聞かせいただけます
か。
環境課長
大変恐縮ではございますが、猫につきましても先ほどの金子委
員さん同様に、市の事務とするかどうかにつきましては、個人的
には今市の事務としては置かれてはいないので、それは踏襲して
いきたいというふうに思っております。ただ、市民に係る出来事
- 173 -
でございますので、今民間のボランティア団体がおりますので、
そちらのほうと協働して取り組んでいきたいというふうには思っ
ております。
以上です。
山本委員
要は予算の話でお伺いしているので、財政上の問題ですよね。
今、寄附だとか、あと衛生自治会補助金等々で不妊、去勢の枠を
設定されてやっておられるということなのですけれども、徐々に
浸透してきているイメージがあって、うちの自治会にもお話来て
いましたから、そういう状況を見ているとそれだけで頼っていっ
ていいものなのかどうか。市として財政上の措置も含めて今後の
展開についてその方向性をどうつけていくのか検討すべき時期に
来ているかなというふうにも思うのですが、その部分について今
後ご検討いただけるかどうか、その部分のご所見いただけますか。
環境課長
私も市の職員でございますので、全体的な奉仕者の一部として
考えざるを得ないだろうというふうに思っております。それで、
そういった部分で環境政策上の、特にこの動物の愛護の部分につ
きましては基本的に県の事務となってございます。以前にも環境
課 でそ ういっ た制 度を 考えよ うという 部分があっ たみたいで す
が、今の財政状況を考えますと、まだまだ市はほかに措置しなけ
ればいけない部分もあろうかというふうに思っております。先ほ
どしばらくの間は市の事務としては置かない考え方を述べました
が、今後財政状況的によくなれば制度のことは検討にはしてみた
いと。また、ご存じのように市民のボランティア組織がございま
- 174 -
すので、そういった形の部分から考えますと、何らかの形で市で
は支援してあげる必要はあろうとは思っておりますが、今の現段
階ではなかなかそれはいけないかなということだけはご察しいた
だければというふうに思っております。
以上です。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
次に、総合クリーンセンター所管のものについて説明を求めま
す。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
それでは、平成22年度一般
会計当初予算、総合クリーンセンター所管の主なものにつきまし
てご説明申し上げます。
まず、歳入予算からご説明申し上げます。予算説明書20から21ペ
ージをお開きください。目3衛生手数料、節1清掃手数料、廃棄
物処理手数料1億6,203万5,000円でございますが、これは入間市
廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の規定によりまして徴収
するものでございます。平成20年度決算状況及び平成21年度の実
績等をかんがみまして、搬入量を前年度同様に月900トンを見込
み、同額を計上いたしました。
次に、34ページから35ページをお開きください。目1雑入、節
- 175 -
4雑入、35ページの上から7段目になりますが、資源物等売払代
金4,443万8,000円のうち、クリーンセンター所管分4,418万
9,000円でございますが、前年度対比928万6,000円、約17.4パー
セントの減額となっております。これは、市民のご協力のもと家
庭から排出される新聞、雑誌、段ボール、空き缶等の資源物の売
却益でございます。前年度実績等を踏まえ、雑誌、新聞及び生き
瓶等の排出見込量並びに空き缶、ペットボトルを中心として売却
単価を見直したことに伴い、減額したものでございます。
次に、下から7段目、再商品化合理化拠出金受入金1,000万円
でございますが、さきの総括質疑で17番議員からも拠出金受入金
の具体的内容及び当該拠出金の継続に関するご質疑に対し、部長
から答弁をさせていただきましたが、当該拠出金の継続につきま
して は、平成21年度 分の拠出金は 再商品化業 務が完了する平成
22年9月にならないと確定しない。したがって、継続する担保性
はない旨の答弁をさせていただいております。今回当初予算に計
上させていただきましたのは、財団法人日本容器包装リサイクル
協会主催の拠出金市町村説明会におきまして、参加者から当初予
算編成事務に関連した多数の質問が出まして、これを受けまして
協会から別途平成21年度拠出金見込額の算定値に関する情報提供
がございまして、これを受け、見込額として計上をさせていただ
きました。
次に、歳出予算につきましてご説明申し上げます。92ページか
ら93ページをお開きください。款4衛生費、項2清掃費、目2ご
- 176 -
み処理費、大事業、資源ごみ監視対策事業374万7,000円でござい
ますが、これは埼玉県緊急雇用創出基金を活用し、市民から排出
された古新聞の持ち去りの被害を防止するため、実施するもので
ございます。当該事業は、平成21年7月から12月までの6カ月間
実施し、市民のご協力により排出された貴重な資源物の持ち去り
の事前防止策として顕著な成果が得られましたので、引き続き実
施するため継続させていただいたものでございます。
次に、大事業、ごみ中間処理事業費、中事業、焼却・破砕処理
施設費、小事業、修繕費2億1,277万8,000円ですが、前年度対比
1,525万6,000円、約6.7パーセントの減額になっております。こ
れは、ごみ焼却処理施設、破砕処理施設等の修繕を行い、安全な
運転に万全を期するため、定期的に定期整備を行う経費でござい
ます。焼却・破砕処理施設の各機器の保守整備状況は全般的に良
好ですが、竣工より14年を経過なっておりますので、引き続き修
繕5カ年計画及び実施計画等により、計画的に点検、整備、修繕
を実施したいと考えております。なお、本年度は主に焼却施設修
繕として、焼却炉の耐火物及び切断式破砕機等の修繕を行い、施
設の延命化を図ってまいります。
次に、大事業、ごみ運搬処分事業費1億6,601万5,000円ですが、
前年度対比4,260万2,000円、約20.4パーセントの減額となってお
ります。この大幅な減額理由につきましては、さきの総括質疑で
5番議員からのご質疑に対する部長答弁と重複いたしますが、平
成21年度は焼却に伴い発生する焼却灰、これ飛灰になりますが、
- 177 -
のうち約700トンを焼却灰再生処理業務として委託しておりまし
たが、財政状況等を踏まえ、平成22年度は当業務を見合わせ、従
来の委託処理分を最終処分場に切りかえたことによるものでござ
います。
次に、大事業、ごみ減量化・資源化事業費、中事業、資源再利
用奨励事業の1,500万円につきましても、前年度対比550万円、約
26.8パーセントの大幅な減額となっております。この件につきま
しても、さきの総括質疑で5番議員からのご質疑に対し、部長か
ら答弁させていただいておりますけれども、事業開始から27年を
迎え、市民の資源再利用に関する意識も根づいていること、また
現在の古紙相場、当市の財政状況等を踏まえまして、資源再利用
奨励補助金交付要綱の補助単価の一部の見直しを実施したことに
よるものでございます。
以上で総合クリーンセンター所管の主な事業につきましての説
明を終わらせていただきます。よろしくご審議いただき、ご決定
いただきますように、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
最初に、ごみ量の変動状況をちょっと聞いておきたいのですけ
れども、22年度はどんなふうに見ているのでしょうか。最近の傾
向、もしあわせてあれば、一緒にお聞きします。
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
- 178 -
ごみの総排出量でございま
すけれども、数字から申しますと、19年5万594トン、20年度が
5万256トン。全体的にわずかではございますけれども、減少傾
向にはございます。ただ、その内訳を見ますと、やはり一般家庭
から排出されるごみにつきましては減少傾向にあるわけでござい
ますけれども、やはり事業系のごみが若干ふえているようなこと
もございます。昨年からこの事業系のごみの削減策としまして、
いわゆる搬入したものの検査とかを実施しまして、昨年、22年、
23年、3カ年をかけまして、事業系から排出されるごみ自体を、
例えば資源化できるもの自体はいわゆる搬入を規制をするような
形で、別な形でリサイクルに回していただくというような形の搬
入規制を3カ年計画で今実施しているところでございます。
石田委員
かつて入間のほうが安くて、ほかの自治体のほうがたしか処分
金は高かったのではないかと思う、単価は。それで、それ合わせ
たような形になったのですけれども、それによって他市から今持
ち込まれているのはほとんど見られないというふうに考えてよろ
しいですか。
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
私どもが把握している範囲
内では、他市からの持ち込みはございません。
石田委員
それと、ごみの運搬処分業務の関係でちょっとお聞きしておき
たいのは、破砕残渣とかビニプラ、廃乾電池、蛍光灯、これはど
の程度量が出るというふうに見ているのでしょうか。それで、こ
れは例えば処分というのは、年何回ぐらいな形で対応しているの
でしょうか。
- 179 -
環境経済部副参事(管理業務担当)
廃乾電池の関係につきましては、平
成20年度の実績につきましては、乾電池が51.16トン、あと蛍光
管については23.74トンでございます。あと、プラスチック……
〔(破砕残渣とビニプラ)と言う人あり〕
環境経済部副参事(管理業務担当)
プラスチック関係が20年度で
2,095.55トン。破砕残渣ですよね。最終処分場に持っていってい
る数字につきましては、平成20年度で2,086.44トンになります。
〔(2,086)と言う人あり〕
環境経済部副参事(管理業務担当)
はい。それで、県の寄居のほうに持
っていっている数字が1,764.20トンになります、20年度。
以上でございます。
石田委員
もう一点ちょっとお聞きしたいのは、1つは地元対策補償料で
630万円予算組んでいるけれども、これは旧ペアーレの関係が前
ありましたよね。そこのおふろの券だとか、そういうものもやっ
ていたと思うのですけれども、そして今度これは民間施設に変わ
りましたよね。その関係がどうなってくるのか。それで、特にそ
の中でこの間にもエネルギー提携というお湯を沸かす提供を行っ
ていたのと、駐車場もたしかやっていたと思うのだ。その辺は今
度民間施設に変わって、旧ペアーレが。変更だとか内容的なもの
は何かあったのですか。
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
この関係につきましては、
基本的には昨年同じようなご質疑が出たかと思うのですが、基本
的 には いわゆ る当 初の 社会保 険庁の段 階の覚書等 がございま し
- 180 -
て、それを基本的にはその処分に際しても踏襲するような形で今
の現在に至っているということがございますので、今言ったいわ
ゆる使用者かわっているわけですけれども、基本的には従来と同
じ形で私どもは対応をさせていただいております。
委員長
あと、地元対策補償料についての答弁が漏れています。
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
済みません。対策補償料に
つきましては、基本的には額的にも過去から同じ計上額で、内容
的にも変わってございません。
石田委員
昨年と言われてもちょっと私昨年議員でいなかったものですか
ら、済みません。お聞きしたいのですけれども、改めて民間のペ
アーレの後を継いだところと契約関係はしっかり結んでいるので
しょうか。
環境経済部参事兼総合クリーンセンター所長
これは私どもクリーンセン
ターのほうでなく、企画サイドのほうでいわゆる契約を締結して
おります。それに基づいた形で我々も予算化等をしているという
ことでご理解願いたいと思います。
委員長
よろしいですか。
石田委員
はい。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
暫時休憩します。
午前10時52分
休憩
- 181 -
午前11時01分
委員長
再開
会議を再開いたします。
次に、商工課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
商工課長
商工課の予算について、主な説明を申し上げます。
まず、歳入であります。予算説明書28から29ページをごらんく
ださい。款16県支出金、項2県補助金、目4のところに労働費県
補助金3,943万6,000円につきましては、来年度新規の補助金であ
ります。これは、昨今の経済不況緊急対策のための埼玉県緊急雇
用創出基金市町村事業費等として県からの補助金であります。こ
れは、市組織内の8つの所管課がそれぞれの特色を生かした10の
緊急雇用対策事業であります。主なものにつきましては、学校教
育課が行う小中学校情報コミュニケーション技術支援員派遣事業
1,118万6,000円。また、市民課で行う住居表示管理システム構築
事業680万7,000円であります。商工課がこの8つの所管課を取り
まとめて県補助受け入れに関する一括窓口となりましたので、新
規でここに計上させていただいております。
次に、歳出について説明させていただきます。予算説明書96か
ら97ページをお願いいたします。款5労働費1億1,288万円は、
前年に比べましてマイナス4,600万1,000円、率にして約29パーセ
ントの減額となります。この減額の主な理由には3つあります。
- 182 -
1つ目は、シルバー人材センター補助金の減額であります。高齢
者の能力を生かした活力ある地域社会づくりに寄与することを活
動の目的とした法人であり、年金支給開始までの経済的自立を願
う団塊世代の方々の受け皿の一つとしても期待されている入間市
シルバー人材センターに対し、21年度は、今年度は1,000万円補
助しておりましたが、22年度においては700万円を補助するもの
であります。減額の2つ目の理由です。勤労者住宅取得対策事業
の減額であります。この貸付制度の利用者はここ4年間に新規利
用者がなく、また返済完納者の増加などを考慮し、銀行への預託
金を4,000万円減額し、8,000万円としたことによって減額したも
のであります。3つ目は、勤労者福祉サービスセンターの補助金
の減額であります。中小企業の勤労者のための福利厚生をつかさ
どる重要な役割を持っております入間市勤労福祉サービスセンタ
ーに対する補助金を1,500万円とし、昨年度と、今年度ですね。
と比べると420万円の減ということになります。増額になったも
の に対 しては 、勤 労福 祉セン ター管理 運営費のう ち、諸工事 費
139万1,000円であります。勤労福祉センターは、昭和61年の設立
以来23年間使用を続けておりました。途中部品交換等でも対応し
ておりましたが、大会議室の3つの空調機器のうち1つが修理不
能になりましたので、来年度お願いするものであります。
次に、予算説明書102から103ページをお願いいたします。款7
商工費、項1商工費、目2商工業振興費1億8,287万2,000円につ
きましては、前年に比べましてマイナス3,324万5,000円、率にし
- 183 -
て15.4パーセントの減額であります。この減額の主な項目は、大
事 業、 工業振 興事 業、 中事業 、特定地 域工場設置 事業等補助 金
2,177万9,000円であります。これが前年対比でマイナスの3,274万
1,000円の減額であります。これは、企業が工場を建てるために
新規に用地を取得した場合や工場を設置したり、設備を近代化し
た場合に、入間市商工業振興条例に基づき3年または5年間助成
をするものであります。不況の影響からか昨年から件数が減り始
め、来年度においては新規件数はゼロ件でありましたので、減額
とさせていただきました。
その他同じページでありますが、商工費の中の例年どおりの事
業のうち、大きなものでは同じ項目中に商業振興事業があります。
これは、商店街活性化のために市内各地区の商業団体が実施して
いるイベント事業、販売促進事業並びに活性化事業に対し、昨年
と同額ではありますが、引き続き支援を行ってまいります。特に
駿河台大学が学生と共同で行う地元商店街振興組合や市民活動団
体などが連携して実施している駿大ふれあいハウスへの支援継続
も行っております。
以上で商工課所管の予算概要説明を終わりにします。よろしく
お願いしたいと思います。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
最初に、労働費の関係で、大幅減額の中でシルバー人材センタ
ーの関係が1,000万円から700万円とこれ300万円減っているとい
- 184 -
うことなのですけれども、この理由はどういうことですか。
商工課長
シルバー人材センターの運営も大分軌道に乗ってきました。そ
れと、財産的にも余裕が……大丈夫ですか。
委員長
できれば起立をお願いしたいのですが。
商工課長
済みません。失礼しました。シルバー人材センターの運営も軌
道に乗ってまいりました。それで、財産的にも余裕ができつつあ
りますので、今回減額したものであります。
石田委員
もう少し具体的にちょっと言っていただけますか。
環境経済部長
では、ご答弁を申し上げます。
シルバー人材センターの決算状況を我々のほうでも伺っている
ところでございますが、積立金及び内部留保金、こういうものが
相当ございます。これは建設、新しい建物を建てるための建設基
金もございますが、それ以外の内部留保金も相当出てきていると。
こういう状況の中で、補助金を減額しても問題ないという判断に
至ったところでございます。
以上です。
石田委員
シルバー人材センターのほうで入札に参加すると、一般の民間
の企業よりかなり安く仕事とっていると、いろいろ苦情も逆に来
ているのですけれども、実際にその内部留保というのはどのくら
いあるのでしょうか。
商工課主幹
商工課主幹、宮臣です。答弁させていただきます。
およそ1億円です。建設費の積立金が7,000万円強ありますの
で、それを含めて1億円ぐらいということでございます。
- 185 -
石田委員
はい、わかりました。
次に、これ商業振興の関係ですか、2,580万円歳出ありますけ
れども、その中で多分商工会の一般補助が1,900万円で、商工会
の指定補助金が680万円ぐらいになっているのかなと思うのです
けれども、それ例えば商工会の一般補助金1,900万円というのは
商工会の運営の中で何パーセントぐらいに当たるのですか、運営
費の中で。
商工課長
今言われたとおり、商工会の運営事務費につきましては1,900万
円の予算配分をしております。商工会実施自体、今聞いたところ
によると1億2,000万円ぐらいだということを聞いておりますの
で、ですから10分の1よりちょっと多いぐらいと。
以上です。
石田委員
1億2,000万円のうちの1,900万円ということでわかりましたけ
れども、あと商工会の指定補助の関係は、これは680万円いろん
な形で使われているみたいですけれども、商業団体の運営だとか
商業振興活動事業、中心市街地と商店街の関係、これそれぞれど
んなふうな割り振りで使われるのでしょうか。
商工課長
今の例えば商業振興事業補助金につきましては、2,580万円に
つきましては、商工会が1,900万円。ここはおおむね10の団体、
事業……
〔何事か言う人あり〕
商工課長
済みません。失礼いたしました。商工会イベント事業の指定補
助につきましては、5つの団体があります。サンロード商店街が
- 186 -
行う阿波踊り大会。金額まで言いましょうか。それとも……
〔(はい、できましたら)と言う人あり〕
商工課長
金額も。49万円です。済みません。今の49万円要望額の表です
ので、ちょっと金額は後回しにさせていただきます。5つの中の
1つ目がサンロード商店街の阿波踊り大会。2つ目が藤沢地区夏
祭り。3つ目がふるさとの夏まつり宮寺・二本木納涼大会。4つ
目が夏のどんちゃか祭り、扇町屋支部でやっております。5つ目
がふれあい納涼金子商工まつりであります。この5つが指定の事
業になっております。一応指定事業は今の5つで。
以上です。
委員長
金額はよろしいですか。
石田委員
金額はいいですけれども、大体わかりましたので。
あと、その中で例えば商工会の指定補助の680万円の中には中
心市街地等の商店街関係、この事業も入っています。もし入って
いるようでしたら、新年度のやる内容についてちょっとお聞きし
たいのですが。
商工課長
中心市街地活性化事業というのは独立の項目であります。この
中心市街地活性化事業、一応2つの事業をやっております。1つ
目は、空き店舗対策事業であります。扇町屋通りまちづくり商店
街振興組合が行う空き店舗対策事業です。2つ目は、駿河台大学
が行う入間活性化プロジェクトの運営費の補助であります。アイ
ポットの2階にあります。ふれあいハウスを設置して、そこを拠
点としてボランティアサポート、たくさんの子供たちの事業をや
- 187 -
っているところで、これが、その2つが中心市街地活性化事業の
内訳になります。
石田委員
空き店舗対策というのは、具体的にどういう形で行われている
のですか。
商工課長
空き店舗対策事業と言いながら、今のところ一つの空き店舗を
使ってやっております。これは、茶房&スペース町屋ということ
で、来年で7年目になります。それで、当初県の補助を受けて施
設を整備させていただきまして、その後は家賃の40パーセントを
補助して続いております。空き店舗対策といいますが、すべての
空き店舗に対して今のところまだ事業できておりません。とりあ
えず一つの空き店舗を実施しまして、うまくいけばそれを拡大し
たいとは思っておるのですけれども、今現在現状維持をしている
状況であります。
以上です。
石田委員
事業として少なくとも7年も続けていけば、当然それなりの方
向性というのは見られるのではないかと思うのです。最近あの前
よく通るのですが、よく閉まっているものですから、ちょっと気
になってしようがないのですけれども、事業としてはどういうふ
うに見ているのでしょう。これからもこういった形でふやす必要
性があるのかどうか、あるいは今後続けていくのかどうか、その
辺もあわせてちょっとお聞きしたいのですけれども。
商工課長
非常に苦しいところなのですけれども、つい最近までは茶房ス
ペースということでやっておりました。ただ、どうしても人件費
- 188 -
がかさみ、地元の扇町屋通りの組合も支出金が多くなり、非常に
苦しい状態になりまして、ここで新たに地元の商店主さんが、で
は私がやってみますということで、ことしの夏ぐらいから少し経
営者がかわりまして、その経営者はあけているのがたしか金、土、
日、週のうち3日をあけております。ですから、ちょっと月曜日
から木曜日までは閉まっている状態が多いのですけれども、ここ
で少し始めましたので、また新しい風がことしの夏ぐらいから吹
きましたので、ちょっとその様子を見てみようかなという今の状
態であります。
以上です。
委員長
済みません。ことしではなくて、去年ですね。
商工課長
済みません。今年度で、去年の夏ぐらいからです。
金子委員
先ほどちょっと出たのですが、シルバー人材センターの補助金
に絡むことなのですが、今シルバー人材センターというのは、確
認なのですけれども、勤労福祉センター内に事務所があるという
ことでよろしいのですか。
商工課長
はい、そうです。
金子委員
この勤労福祉センターは、運営費のみと書いてありますけれど
も、これは指定管理者といいますか、そんなぐあいになっている
場所ですよね。
商工課長
そうです。
金子委員
参考のために775万4,000円ですか、それは諸工事費に入ってい
るわけですが、そのお金が指定管理者のところに振り分けられて
- 189 -
いるということでよろしいですか。
商工課長
そのとおりです。
金子委員
そうしますと、これは私は帳簿を見て云々というのはわかりま
せんけれども、うわさ、あるいは評判等々でいきますと、お金が
余ってしまって、言葉は悪いですけれども、シルバーセンターが
お金が余ってしまって処分しづらいから、役員さんにかなり賞与
的なもので出す、役員報酬を出すのだというようなお話を聞いた
のですが、その辺はどういうふうになっているのですか。
商工課長
役員さんの給料表が決まっております。それで、役員報酬は一
応要綱で出ませんので、ボーナスの話ですよね。それは、出ませ
んので、それも出ません。ですから、安心してくださいというの
もおかしいですけれども、一応ボーナスは出ないことになってお
ります。ですから、理事会毎回出ておりますので、そういう話が
出れば、うちのほうでとめるつもりであります。
以上です。
金子委員
これは、私も帳簿を見せてもらったわけではございませんので、
わかりませんけれども、かなり役員さんに優遇、理事長さん初め
多くの執行部の皆さんに優遇されたお金が出ているというような
お話も聞いていたのですが、それはないですか。
環境経済部長
それは、誤った情報だと思います。役員報酬に関しては、
そんな多額のものは出てございません。多分情報の行き違いとい
うのは、委託費と報酬とごっちゃに考えて情報として受けられて
いるものと推察されます。
- 190 -
金子委員
確認ですが、それでよいわけですね。
非常に高齢者の働く意欲を、芽をどんどん、どんどん大きく育
ててくれるという面では、このシルバーセンターは非常によいな
と思っているのですが、その中で非常にお金が余ってしまって分
配するに大変なのだといううわさが出るということは、ある程度
そういうものがあるのではないかなということを言う人もいるの
ですが、その辺はどうでしょう。
環境経済部長
それは、多分建設積み立て基金であれば修繕のための基金
であるということを余り理解されない方が、要するに収益の収支
で言えば、これだけの収入に対してこれしか支出していないと、
こんなに余剰金があるではないかということで、それをちょっと
勘違いされている方も多いのではないかと思います。いずれにし
ましてもシルバー人材センターも最終的には公益法人になるのか
一般法人になるのかわかりませんが、法人移行していく段階がご
ざいます。そのときにきちっと財産整理はされる形になります。
と同時に、それからシルバー人材センター自体は今度その財産を
所有することが、独自の財産を所有することが認められておりま
す。したがいまして、用地であるとか、建物であるとか、そうい
うものを取得したいというのは基本的に考えておりますので、そ
のためにずっと積み立てをしていると。その金額を見ると、一般
のシルバーの会員の皆さんにしてみれば、こんなにお金があるの
かというふうに思われる方も当然いるかと思います。そこでのち
ょっと情報の行き違いがあるのではないかと思います。
- 191 -
以上です。
金子委員
ないということですので、あった場合はまた問題にさせていた
だくわけが、ないということで理解をしております。
そして、この福祉センターの管理運営費の中で今回修繕費とし
て139万1,000円というお金が……
委員長
諸工事費です。
金子委員
諸工事費出ているわけですよね。主に先ほど3個とか4個とか
と言いましたが、その辺のところはどこの場所が壊れたのだか。
委員長
大会議室とさっき説明あったのですけれども、もう一回聞きま
すか。
商工課長
あそこの空調施設は、同じ形式のが5個か7個ぐらいあるので
す。和室にあったり、研修室にあったり、大会議室にあります。
大会議室につきましては、その同じ形式のが3つついておるので
す。部屋が大きいですので、同じ形式が3つついております。こ
れももう本当に老朽化しまして、いろいろ修繕したのですけれど
も、そのうちの1つが、入ってすぐの上のところなのですけれど
も、どうしてもここが修理不能になりました。そこについての新
規の空調の取りかえを今回お願いしたものであります。
金子委員
大会議室ということなのですが、使用頻度からいきますと、細
かい話言うわけではございませんが、シルバーセンターの皆さん
が使用頻度が高いのかなという感じをもっておるのですが、先ほ
どの話に絡みますけれども、剰余金等々が多少あるのでありまし
たら、やはり協働の社会ではありませんけれども、そういう観点
- 192 -
からいったら多少はそっちからも充当するのもある程度あるのか
なという感じなのですけれども……
委員長
いや、施設は委託だから、それはちょっと指定管理者の……
環境経済部長
これは、市の施設でございますので、これを管理を受けて
いる指定管理者が支出するという、これはちょっと支出上できな
いと、そういう状況でございます。
金子委員
そうではなくて、使用者のことだよ。使用者が負担することも
考えられないのかなという話を、協働の社会でということで。も
ちろん指定管理者がこれをやれという、金額が小さいものは指定
管理者の中でやるというような指定管理者の契約のときはそうい
う話も聞きましたのですが、大きな金がまとまった場合は行政で
修理あるいは交換しますよということはわかっています。その辺
はわかっているのですけれども、そうでなく、これは大きなお金
かもしれません。大きなお金なのですけれども、これを使ってい
るものは指定管理者でお金をもらいながら、逆に言いますとです
よ。なおかつ、使用したものが壊れたから、これを行政でやれと
いう、そういうものではないのかなという。使用しているものも、
そこだけシルバーセンターが使用しているのですから、その辺は
やはりある程度、シルバーセンターもそれだけ剰余金あるのなら
ば、多少は負担してもちっとも罰の当たらないという感じがする
のですけれども。
環境経済部長
お気持ちはわかりますが、これは例えば農改センターでも
各公民館でも同じですけれども、この勤労福祉センターというの
- 193 -
は、いわゆるシルバー人材センターのみに使わせる施設としての
施設ではございません。ですから、その使用者が特定されない施
設について、自由に使える施設について、市が持っている施設に
ついて、これは利用者が主に利用しているではないかと言いなが
らもその方に支出させるということはできないと、こういうこと
でございます。
金子委員
シルバーセンターがあそこ借りるに何ぼお金を払っているのだ
かわかりませんよ。お金をね。公民館等々も今の話だとお金の話
もしていましたけれども、公民館等々は使用料を払っているので
す。だから、シルバーセンターがどれほど払っているのかわかり
ません。わからないのですけれども、そういうほとんどの、私か
ら言いますと、90パーセント以上シルバーセンターが使っている
のかなという感じを持っているのです。第一、後続けさせてよろ
しいですか。もうあそこ365日といいますか、1年間に対して開
業をしているときは全部使用しているわけです、シルバーセンタ
ーが。そうでしょう、借りているということは。100パーセント
使用だと思うのです。一部でも。
環境経済部次長
シルバー人材センターが使用しております部分につきま
しては、目的外使用として家賃、こちらを徴収させていただいて
おります。また、シルバー人材センターに委託しておりますのは、
センターの運営管理でございます。そして、センターを利用する
のは労働団体を初め公民館的な機能も実はこちら備えておりまし
て、周辺地域の皆さんのいろんな会合にも利用されております。
- 194 -
そのほとんどは減免団体ということにはなっておりますが、幅広
い形で利用されておりまして、その貸し借り、清掃、こういった
部分を委託しております。そして、かかります光熱水費、これら
につきましても委託費の中で実費的な部分での支払いという格好
になりますが、委託費の中に計上させていただいております。し
かし、それにかかわる機材、器具、特にエアコン等の設備でござ
いますが、こちらについてはそれを所有します市に属するもので
ございますので、壊れたときには修繕費を商工課のほうで措置さ
せていただきまして、修繕に対応している状況でございます。本
来であれば委託費の中に、相当老朽化しておりますので、見込ま
れる修繕費を当初から計上すべきでございますが、5万円程度だ
ったでしょうか。
〔(20万)と言う人あり〕
環境経済部次長
20万円を委託費の中には計上しておりますが、それを超
えたものにつきましては、別途市の財産ということで商工課のほ
うで措置をさせていただく形になっております。ご理解いただき
たいと思います。
商工課長
済みません。先ほどの訂正を1つ。先ほどシルバーの役員報酬、
会話の中で私ボーナスのつもりでそういうのありませんと答えま
した。ただ、役員報酬自体はありました。私が言いましたボーナ
スに係る特別手当についてはありませんというふうに表記のほう
を訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたし
ます。
- 195 -
石田委員
今の役員報酬というのは幾らなのかと、済みません。もう一点
ちょっとお聞きしたいのは、シルバー人材センターの関係なので
すけれども、こんなにお金がたまる要素として、実際に現場で働
く人たちの中で1日100円ですか、何かよくわからないのですけ
れども、どういう形で払った人たちの中から人材センターのほう
に金を幾らぐらい払うような形になっているのでしょうか。
商工課長
まず、最初の報酬の件なのですけれども、金額、一覧表がちょ
っと下にありまして、今手元にありませんので、申しわけない。
正確な数字がちょっと今お答えできません。
それと、実際働いた人への配当という話なのですけれども、シ
ルバーが仕事を1つ受けてきます。そのときの明細の中に人件費
幾ら、事務費として、大体9パーセントから1割なのですけれど
も、幾らという明細で契約を受けてきます。ですから、人件費幾
らとなっていますので、その人件費分についてはすべて働いてく
れた人に振り分けをしております。シルバーに入るのは、当初の
最初の契約どおりに経費として9パーセント、1割の金額だけが
シルバーの運営のほうに入っていく、そういう形になっておりま
す。
委員長
天引きしていると誤解されている人がいるのですけれども、も
らった人件費はそのまま渡して、それ以外に別途企業から事務手
数料でもらっているというだけの話だという、そこがちょっと誤
解があるというふうに説明していただくとわかりやすいのですけ
れども、よろしいですか。
- 196 -
商工課長
そのとおりです。
山本委員
何点かお伺いいたします。
まず、シルバー人材センターの関係、今までの流れの関連でお
伺いしますが、公益法人の改革がもう幾年か先だと思うのです。
今の時点で1億円からの内部留保を抱えておられて、今の先ほど
の部長のご答弁の中で、当然これ公益法人を選べばあれ財産処分
しないといけないと。1億円の財産処分を一遍にやるとなると、
恐らく土地を買うとか、何か物にかえるしか多分方法ないのだろ
うなと思うのですけれども、今の事務費、テラ銭ですわね。その
部分のこと考えると、もうちょっと労働分配上げてもらうとかい
ったような手法で、働く人に還元するような形で財産処分できな
いものかなというふうにも思いますし、そういう形で違う形で財
産処分考えるのであれば時間がかかるだろうというふうにも思う
のですけれども、補助金出している側としてその辺の経営指導と
いうのか、要望といいますか、そういった部分について今後どう
されていかれるのかなというふうに思うのですが、見通しお示し
いただけますか。
環境経済部長
一つの社団法人でございますので、私どものほうでどうせ
ということは基本的には言えないわけでございますが、法人移行
の 際に 同じそ うい う問 題に直 面するこ とは間違い ございませ ん
が、今我々のほうで伺っている情報では、要するに彼らの活動セ
ンターを自分の、いわゆる自分のと言ったら変、社団法人そのも
のの所有の施設を持ちたいと、そういうことに充てたいと。それ
- 197 -
によってきっちり、すっきりして、それで今後また運営を続けた
いということでございます。いずれにしましても一般、公益どち
らかになるわけでございますが、公益を受けるとなると、仕事量
がめちゃくちゃに減ってしまうという可能性は非常に大でござい
ます。というのは、いわゆる民間企業から請け負っている仕事と
いうのはほとんど受けられなくなるのではないかと。そういうこ
とになりますと、今度シルバー人材センターに登録されている人
たちの要するに仕事を確保するというところが物すごい問題にな
るわけでございまして、我々のほうとしては高齢者の仕事確保、
これが一番重要なのではないかと、こういうところに視点を置い
ておりまして、いずれにしましてもその社団法人のほうで判断さ
れることですけれども、移行の際には必ずその金額については何
らかの方向で処分されるものと思っております。
以上です。
山本委員
大体方向性は了解をしたいというか、おっしゃるとおり外の団
体ですので、強制はできませんし、ただ当然市として雇用政策と
か労働政策を持っているわけですから、その部分での政策誘導な
りなんなりの方法をお願いをしたいというふうにちょっとこれは
要望にとどめておきますけれども、お願いをしたいというふうに
思います。
次に、中心市街地の関係でお伺いいたしますけれども、雑駁に
お伺いをしますが、うちの中心市街地の今後の展開について、グ
ランドデザインというか、明確なコンセプトというものが今の政
- 198 -
策展開の中では現状維持のようにしかちょっとお見受けできない
もので、今の商店街を今の形のまま維持していくことを目標にし
ておられるのか、新たな形で発展する方向で何か手を入れていく
ような策をお考えになっているのか、その辺の基本的なコンセプ
トの部分をちょっとご教示いただきたいと思うのですけれども、
いかがでございましょう。
商工課長
中心市街地というところは、今駅前の三角地、それと扇町屋通
りをおおむね指しているつもりであります。今年度アドバイザー
事業という事業を予算をいただいて実施をしております。もうす
ぐ年度で終わるのですけれども、そのアドバイザー事業、アポポ
商店街と扇町屋商店街2つに分かれまして、年に6回か7回の打
合会をしております。そのアドバイザーを入れまして、他市の成
功例とかを確認しながら、今後のアポポの発展はどうしたらいい
か、扇町屋通りの発展はどうしたらいいかというのを今話し合っ
ている途中であります。その話の中では、やっぱり目玉商品とか
をつくったらどうかと。また、うどん屋どうだ、お茶はどうだと
か、いろいろ今話し合っている最中であります。ただ、そういう
のって簡単にぽっと見つかるものではありませんので、いろいろ
他市の状況、そのアドバイザーもいろんなところを経験している
ものですので、いろんな状況をお話ししていただいて、地元の人
たちがあとそれをどこまで受けて、どのように実行していくかは
今後ちょっと見守っていこうかなという状況であります。
山本委員
今取り組みをなさっていただいているということで、その点は
- 199 -
了解いたしますけれども、アポポ商店街さんと町屋の商店街さん
と2つあって、一体的に進めていける状況にあるのでしょうか、
それとも両方のそれぞれの商店街の中で温度差があって、違う方
向を向いておられるような状況にあるのか、その部分の肌ぐあい
いかがですか。
商工課長
一応共同ではなく、2つ別々で今話を進めております。温度差
も多少はあります。
以上です。
委員長
ちょっと最初のグランドデザインについての話は答弁漏れてい
ますけれども。
環境経済部次長
現状維持をねらっているのかどうかという部分からまず
お答えしたいと思います。
現状につきましては、平成12年の中心市街地活性化、この法に
基づきます基本計画を策定して、そして中心市街地活性化計画を
実施するためにTMO構想を立ち上げました。これは、27項目か
ら成る構想でございますが、これは商業を活性化するための主に
ソフトを中心とする事業展開でございました。しかしながら、ご
指摘がございましたように、今の商業の状況、現状維持、他市か
ら比べますと基盤整備がされております。TMO構想を実施して
いることで現状は何とか維持されている。衰退が激しく進んでい
る状態にはございません。しかし、これ以上の発展を望むには、
商業では限界があると、商業を中心とした展開は限界があるとい
うことは日本全国の課題となっておりまして、コンパクトシティ
- 200 -
ーを都市再生の鍵と位置づけて、これを見直そうという動きがご
ざいますので、市としてもこの辺の検討を始める必要があるのか
なと。商業だけで発展を臨むのではなくて、コンパクトシティー、
人が中心に住まう、バリアフリー、高齢者、少子化社会をにらん
だ新たな展開を検討する必要があるのかなというふうに感じてい
る状況にございます。
以上で答弁とさせていただきます。
山本委員
ご指摘いただいた答弁はおおむね了承したいと思うのですが、
今TMOの話出たのですけれども、TMO自体、今もう根拠法を
失っていますよね、法律変わってしまったので。今おっしゃられ
たように、要するにもうまちづくり全般の中でちゃんと位置づけ
て、商店街維持というよりも再生、発展の方向に検討にというこ
とで今おっしゃっておられたので、それで考えると新たな協議体
が必要になるのではないでしょうか。新しい中心市街地活性化法
に基づく住民協議会ですか、そちらのほうに踏み出すお考えはあ
るのでしょうか。
環境経済部次長
実は、TMO構想そのものは国の補助制度がバックにご
ざいますが、TMOそのものの構想の認定は市町村が行います。
そのためにこの構想そのものはまだ市では生きていると。そして、
この構想に基づいたソフト事業を粛々と展開してきた。そして、
事業の展開を今も継続しておりますが、今後の考え方として今山
本副委員長がおっしゃいました新たな中心市街地活性あるいはま
ちづくり協議会は極めてハードルが高く、課せられる課題が大き
- 201 -
いということで、なおかつこれは商業サイドだけでの解決策では
対応できないということで、市として都市計画を含めて全体で検
討する必要があるかと思いますが、今それを実施する云々、この
ハードルの高さや5年以内にその掲げた事業を遂行しなければな
らないという非常に厳しい命題がございますので、これらでちゅ
うちょしているところでございます。
山本委員
大体わかりました。あとは一般質問で伺います。
あと、観光協会の補助金700万円例年どおり計上されておられ
るようなのですけれども、本来決算で伺う話なのかもしれません
が、観光協会の事業概要について、1点はこれ大体どのぐらいの
補助割合になるのでしょう。観光協会さんの財政全体に占めるこ
の補助金の割合はいかほどでしょうかというのがまず1点あるの
で、お伺いします。
商工課長
済みません。お待たせいたしました。昨年度の平成20年度の実
績が971万3,252円であります。入間市補助金は700万円でありま
す。
山本委員
市の補助金が歳入の大半であると、ほとんどであるということ
で今ご答弁いただいたわけですけれども、このところ「夫婦道」
であったり、「ホッタラケの島」もそうですよね。観光協会さん
でもいろいろ取り組みをされておられるように仄聞をしておるの
ですけれども、特に新年度、市の知名度アップは企画のほうだっ
たと思いますけれども、観光という側面において特別的に何か今
年度取り組まれるようなことが新年度においてあるのかどうか、
- 202 -
方向性をお示しいただいてよろしいでしょうか。
商工課長
先日「ホッタラケの島」のDVDが発売されました。それで、
今度の夏にテレビ放映がされます。映画やDVDよりテレビ放映
された方のほうがたくさん、大勢の方が見られます。ですから、
反響的には結構あるのではないかと。まだ具体的に放映に合わせ
た行動については決めておりませんが、今後も知名度アップ委員
会、また地元の宮寺二本木地区元気アップ委員会と協議しまして、
一 緒に なって 盛り 上げ ていき たいなと いうふうに 思っており ま
す。
また、今年度も3月の末にちょっと土日で予定をしておるので
すけれども、これも地元とアップ委員会とうちの観光協会が協力
しまして、「ホッタラケの島」の宣伝PRを圏央道の、あれはパ
ーキングエリアですか、そこで2日間ちょっとやってみようでは
ないかということを今ということで、それはもちろん「ホッタラ
ケの島」もそうですし、ついでにということではない。一緒に地
元の特産品とかも、今それは販売できるかどうか、道路公団とい
いますか、圏央道を管理しているところと今調整中でありますか
ら、まだ確定的には言えないのですけれども、今そんな状態で進
んでおります。同じようなイベントを来年も、まだ具体的にはい
つのイベントどうと決めておりませんが、組み込んでいきたいな
と思っております。また、テオの着ぐるみというのが一応フジテ
レビさんから借りておるのですけれども、これも来年ぜひ貸して
いただけるように方向をしまして、何かの催しのときにもそうい
- 203 -
うのに出ていただいて盛り上げていこうかなという、今の状況で
はそんなところであります。
山本委員
おおむね了解いたしました。
あと、国民宿舎はそちらでよかったですか。
商工課長
はい。
山本委員
ことし54万円の維持管理費ついておって、昨年、前期と比べて
300万円ほど予算減っておるのですけれども、あれ率直に減額要
因は何でございましょう。
商工課長
実は、昨年の段階では今年度解体に向けて基本設計をして、来
年度正式設計をして、それ以降、再来年度から解体工事に入る予
定で進めておりました。ですから、今年度につきましては解体の
基本設計を予算計上させていただいております。来年度以降の財
政当局との打ち合わせのときに、解体につきましては今のこの経
済状況ですので、本当早く壊したいのですけれども、ちょっと待
ちざるを得ない状態になりました。ですから、来年度とことしの
予算の明らかな差は基本設計の金額であります。
山本委員
大分建物朽ちてきているような気がするのですけれども、要す
るに今の年度の中で基本設計をするはずだったと。新年度の部分
で詳細設計をするはずだったと。平成22、23年度以降タイミング
を見てつぶすつもりだったと。それがめどが立たなくなったとい
うことですね。おおむね了解をしました。
以上です。
委員長
ほかにありませんか。
- 204 -
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。
委員長
午前11時48分
休憩
午前11時49分
再開
会議を再開いたします。
次に、農業委員会事務局所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
農業委員会事務局長
それでは、農業委員会事務局所管の新年度予算につ
いてご説明を申し上げます。
まず、歳入でございますが、予算事項別明細書28から29ページ
上段をごらんください。款16県支出金、項2県補助金、目5農林
水産業費県補助金、節1農業委員会費補助金は、委員会の運営に
関しての補助で、昨年度と同額の184万7,000円を見込みました。
次に、歳出でございますが、98から99ページをごらんください。
款6農林水産業費、項1農業費、目1農業委員会費についてです
が、大事業、報酬、中事業、農業委員会委員報酬1,064万4,000円
は、農業委員22名分の報酬であり、前年度と同額であります。
続いて、大事業、農業委員会運営費、中事業、事務費247万9,000円
は、農業委員会の定例会12回分及び臨時会、研修等の費用弁償等
と事務局の事務経費等でございます。前年度に対しまして減額の
- 205 -
主な理由は、農家台帳管理システム関係の機械器具のリース期間
の終了とともに、農家台帳管理システムのソフトを情報システム
課所管の庁内システムに移行することにより借り上げ料を計上す
る必要がなくなったことによるものです。
以上で説明を終わります。よろしくご審議いただきますようよ
ろしくお願いいたします。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
次に、農政課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
農政課長
平成22年度当初予算の所管のものについてご説明申し上げま
す。
昨年度は、入間市で開催されました全国の品評会では市議会の
ご支援をいただき、優秀な成績をおさめることができました。こ
の場をおかりしまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうござ
いました。
さて、平成22年度も引き続いて狭山茶の生産振興、環境保全型
農業、畜産振興を推進していくための予算を計上いたしました。
まず、歳入からご説明申し上げます。予算説明書28ページから
29ページをお開きください。款16県支出金、項2県補助金、目5
- 206 -
農林水産業費県補助金、節3農業振興費補助金、茶小規模条件整
備事業費補助金150万円は、1番茶摘採前の霜による被害を防ぎ、
安定的な茶生産を図るため防霜ファン設置に対する県からの補助
金でございます。
歳出についてご説明申し上げます。予算説明書100ページから
101ページをお開きください。款6農林水産業費、項1農業費、
目3農業振興費、大事業、農業振興推進事業、中事業、農業振興
推進事業537万5,000円の主なものは、特産狭山茶の生産振興を図
るもので、歳入で説明申し上げました防霜ファン設置に対する茶
小規模条件整備事業費補助金150万円でございます。また、茶樹
の優良品種への改植推進に対する補助金100万円と、農作業の省
力化のため機械導入に対する補助金100万円でございます。
同じく中事業、環境保全型農業推進事業費80万円は、環境に優
しく農業を推進するために焼却をすることなく土に分解される環
境に優しく省力化につながる資材、また農薬を使用しないフェロ
モン剤で交尾を攪乱させるなどの効果のある環境配慮資材の購入
費の一部に充てるものでございます。
目4畜産業費、大事業、畜産振興事業、中事業、畜産環境浄化
事業400万円の主なものは、畜舎周辺の環境浄化を進めるための
脱臭剤等の購入に対する補助金150万円でございます。また、畜
産のふんを利用した有機堆肥の生産、市内流通を促進するための
補助金200万円でございます。
目6農村環境改善センター費、大事業、管理運営費、中事業、
- 207 -
維持管理費2,176万7,000円につきましては、入間市農村環境改善
セ ンタ ーの管 理に つい て指定 管理制度 による委託 料でござい ま
す。
以上で農政課の主な事業の説明を終わります。よろしくご審議
いただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
畜産環境浄化事業の関係の中の堆肥の販売、これ今200万円と
いう話だったのですけれども、実際にこれ販売総額というのはど
のくらいになるのかと、補助率というのは実際どのくらいになっ
ているのですか。
農政課長
補助率は、2分の1以内でございます。流通によりまして堆肥
の量が多くなりますと、それによって補助率が下がります。
それから、生産量でございますが、平成20年度は牛の関係が
399トン、養豚関係が739トン、養鶏が29.6トンでございます。そ
れで、単価につきましては牛と豚がトン4,000円でございます。
養鶏も同じでございます。
以上です。
石田委員
かなりの量が、1,100トンぐらいになるのですか、全体で。
農政課長
はい。
石田委員
それが実際どこに販売されているのですか。
農政課長
市内の耕種農家、野菜をつくっている農家でございます。
以上でございます。
- 208 -
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。
委員長
午前11時57分
休憩
午後
再開
1時00分
会議を再開いたします。
次に、みどりの課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
環境経済部参事兼みどりの課長
平成22年度のみどりの課関係予算につき
ましてご説明を申し上げます。
まず、歳入からご説明申し上げます。予算説明書22ページから
23ページ、款15国庫支出金、項2国庫補助金、目7土木費国庫補
助金、節2都市計画費補助金、都市公園事業統合補助金1,500万
円は、歳出の加治丘陵対策事業とも関連いたしますが、(仮称)
加治丘陵さとやま自然公園の早期開設に向けて用地取得の促進を
図るため国庫補助を受けるもので、3分の1の補助率でございま
す。
次に、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書114ペー
ジから115ページ、目6緑化推進費の大事業、加治丘陵対策事業
1億8,656万円は、加治丘陵内の山林を相続等の発生により平成
- 209 -
21年度に土地開発公社が取得した山林約1.6ヘクタールの買い戻
しのための費用と、特定防衛施設周辺整備調整交付金の活用によ
り(仮称)加治丘陵さとやま自然公園内の山林約0.4ヘクタール
を取得する費用及び都市公園統合補助金の活用による山林約
1.2ヘクタールを取得する費用の1億2,500万3,000円でございま
す。この結果、平成22年度末の見込みで約85.2ヘクタールを保全
用地として取得できる予定でございます。また、(仮称)加治丘
陵さとやま自然公園の施設整備は、市民の方々によるワークショ
ップによって見直し計画ができておりますので、この見直し計画
に基づき特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用し、自然公園の
ほぼ中央に位置する(仮称)山仕事の広場整備工事を平成22年度、
平成23年度で工事する費用のうち初年度分の3,800万円を計上さ
せていただきました。
以上が当初予算の主な内容でございます。どうぞよろしくご審
議いただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
山本委員
加治丘陵の関係で何点かお伺いをいたします。
まず、1点目として、これ財政のスキームというか、歳入の関
係の部分と絡めてちょっとお伺いするのですけれども、総括でも
お伺いをしましたが、特定防衛施設周辺整備調整交付金、これ自
体は総務委員会のほうの所管ということでおととい向こうで質疑
してきましたけれども、その調整交付金の使途についてはこれ広
- 210 -
がる方向であるということで、民生部門、福祉部門の事業にも活
用ができるような方向で変わっていくということでおととい委員
会のほうで答弁いただいてきたところでして、その部分の交付金
のあり方についてはまた別途検討していただくとしても、加治丘
陵の事業の必要性自体は十分に承知をしておるので、財政のポー
トフォリオ、これ今その調交が全部5,000万円入ってくるという
前提で今事業を遂行されておられるわけですが、市全体の財政状
況等々を考えたときに違う財源調達の手法というのは考えられな
いのかなというふうに思うわけです。例えば加治丘陵の整備に関
して、例えばミニ公募債みたいな形で市民からの出資を募る、あ
るいは緑の基金がありますけれども、そこへの寄附金の受け入れ
についてもっと積極的にやるとか、いろんな違う財源調達かつ市
民の皆さん全体の共有財産という位置づけでされているというふ
うに理解をしますので、市民の皆さんの意識を高めつつご出資い
ただけるような状況をつくっていくことで統合補助金の一部、調
整交付金の一部についてでもほかへ振り向けるような策がとれな
いかというふうにも思うのですが、その部分のご認識、ご見解を
ちょっとお聞かせいただきたいと思いますが。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
本会議の中でも企画部長のほうから
いろいろご答弁をさせていただいたわけなのですが、特定防衛施
設周辺整備調整交付金につきましては現在この関連する法案をこ
こで上程をするということを防衛省のほうから聞き及んでいるわ
けなのですが、私どものいわゆる立場といたしましては、来年度
- 211 -
予算で5,000万円を計上させていただいているものですから、極
力この事業に使っていただきたいと。できればその法案の骨子に
つきましては、いわゆる現在はハード事業だけきり使えないもの
を施設整備とか、例えば道路だとか、公園だとか、教育施設だと
か、そういったものきり使えないものを今後はソフト事業にも使
えるようにするというふうな、これは事業仕分けでのいろんなご
意見があった関係だと思うのですが、そういった方向にしていく
ということで伺っているわけなのですが、できればそういったよ
うなものプラスのソフト事業については枠を広げていただければ
非常にありがたいなというふうには考えているわけなのですが、
今後この財源につきましては市の全体的な考え方の中でとらえて
いかなければならないかなと。なおかつ、新しい財源につきまし
ても今後極力活用を図れるような形で検討はさせていただきたい
というふうには考えているのですが。
以上で答弁とさせていただきます。
山本委員
ぜひその部分について、当然私たちのまちの限られた自然とい
うことで大きな財産であると同時に、首都圏全体の中で見ても貴
重な自然環境ということで、出資いただける環境というのはある
のかなというふうにも思うわけです。例えば東京の23区のあたり
だと、もうこういうまとまった自然、緑というのは残っていない
わけですから、公園整備も並行して進めているわけですよね。今
度また新たに山仕事の広場の工事に向かって進んでいかれるわけ
ですから、その進捗とあわせて例えば23区と相互利用というか、
- 212 -
先方の利用を受け入れるかわりに何がしかの出資をお願いすると
かいったような形で首都圏全体の緑化というのですか、緑の保全
という部分でほかの自治体の協力も得ながら資金調達等々融通を
していくようなことも必要かもしれないし、当然入間市民の中で
ご出資いただけるような方があれば積極的に受け入れるであると
かいったような形であれ、財源の多様化という部分についてはぜ
ひとも今後ご検討いただければとも思いますので、その点はよろ
しくお願いしたいというふうに思います。
あと、山仕事の広場の整備が今度入るわけですけれども、たし
か今さとやまの関係でいろいろ春と秋にいろんなボランティアさ
ん入って活動されておられるのですが、たしか炭焼きをやってい
る場所のあたりですよね。今現実は、そこで春と秋に2回炭焼き
のボランティアということで活動されておられる方いらっしゃる
わけですけれども、この広場が整備された後そういった機能とい
いますか、そういった部分についてはどういうふうになっていく
のか、計画の概要等含めてお示しいただけますか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
山仕事の広場の、これは仮称になり
ますが、具体的な内容について幾つかご説明をいたします。
具体的には、全体の面積が7,000平方メートルでございまして、
ご家族連れや散策、ピクニックに利用できる空間としての広場の
整備が主なものでございます。野外活動の拠点としての機能も必
要なことから、具体的な施設といたしましては作業小屋、あとト
イレ、それと木製遊具、休憩用のベンチ、それとあと先ほどのお
- 213 -
話の中でもございました炭焼き場、あとは管理用の駐車場を整備
いたします。それで、基本的には初年度につきましては土工事と
いうか、造成工事と、あとは排水等の施設工事、それとあとは防
護さくの工事を予定をしておりまして、その後平成23年度には具
体的な施設を完成をしてそのオープンをしたいというふうに考え
ております。
以上でございます。
山本委員
概要は大体了解をいたしました。
これ今春と秋にさとやまやっておられますけれども、これ造成
等の工事の期間中使えなくなるとかいったような計画はあるので
しょうか。工事の工程の部分の関係でお示しいただけますか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
現在11月と3月にさとやま探険隊を
ボランティアの方たちが中心で開催をさせていただいているわけ
なのですが、具体的には、特に秋につきましてはこの山仕事の広
場を整備いたします場所につきましては炭焼きのドラム缶が現在
5つそこにございまして、それで竹を使いました炭をそこで焼く
というようなことをやっております。春につきましても同様なこ
とをやっているのですが、2年間の工事中につきましてはその施
設をその場所ではできないですが、今後ちょっとお話し合いをさ
せていただきたいと思うのですが、別の場所というか、それの隣
接地でやっていただけるのであればそのものを、簡単なドラム缶
のものですから、移設をさせていただいて対応していきたいなと
いうふうに考えているのですが。
- 214 -
以上でございます。
山本委員
その点大体了解をいたしました。
あと、土木工事等々入っていきますけれども、入札の関係です。
どういう形でその事業主体というか、会社を選定されていかれる
のか、その辺のお見込みをちょっとお示しいただけますか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
工種的には、いわゆる土木工事とい
うものになるのですが、ただ造園的な部分もございますので、そ
のあたりにつきましては市の指名委員会のほうにゆだねるような
形で、我々のほうといたしましては工事の説明等よくしていきた
いというふうに考えております。
それと、蛇足なのですが、工事金額的には3,000万円を超える
ような工事になりますので、いわゆる拡大的な一般競争入札にな
るような形には多分なろうかなというふうに思うのですが。
以上でございます。
石田委員
区画整理の場合だとこういった図面が出てきて、今年度の事業
計画というのが出てくるのだけれども、こちらの場合、加治丘陵
の場合にはこういう形で例えば今年度ここまでやって、次年度に
ここ残っているとか、そういった意味でそろそろ具体的な図面を
示して完成までの計画みたいの示すべきではないかと思いますけ
れども、どうでしょう。
委員長
前もらいましたね。
石田委員
前もらっているの。
委員長
うん。
- 215 -
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
加治丘陵さとやま計画の施設整備に
つきましては、110.2ヘクタールの中で13カ所の施設を整備をし
ていくということでございまして、来年度が初めての施設の整備
ということになりますので、今後はそういったことで既に完成し
たものだとか、あとは計画的なものをお示しができればそういっ
たものは合意をすることも問題ないかと思うのですが、よく検討
して考えていきたいと思います。ただ、これは終わりだと思うの
ですが、平成20年の7月に加治丘陵さとやま自然公園見直し計画
というものを策定をいたしまして、この中に全体的な計画の図面
等もございますけれども、このくらいのもので今度何々というふ
うな形になろうかと思うのですが。
以上でございます。
石田委員
いずれにしろ加治丘陵の自然公園に関しての今後のスケジュー
ルというか、それがやっぱりわかりやすく示すべきではないかな
と思いますけれども、一応完成はそうすると来年度、平成23年度
工事を行ってオープンしたいというのは、その部分については既
にオープン始めるということなのですか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
ですから、この(仮称)山仕事の広
場につきましては平成22年度、平成23年度の工事で、完成すれば
オープンをしたいということでございます。
蛇足ですが、その後予定といたしましては桜山展望台園地、そ
れとあとは冒険の森休憩園地、そちらのほうにつきましては平成
24年度ごろまでに整備をしていきたいというふうに考えておりま
- 216 -
す。
石田委員
それは、わかりました。
あと、緑の基金というのは今幾らこれで、今回215万円ですか、
で幾ら残っているのでしょうか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
緑の基金につきましては、平成22年
度の末で3,374万1,500円の残高になる予定でございます。
石田委員
わかりました。
いずれにしろ積立金分215万円というと、かなり寂しい状況な
のですけれども、先ほど山本委員からもお話があったのですけれ
ども、私もこの加治丘陵の保全という問題はやっぱり非常に大き
な問題だし、もう少し財源対策を少し幅広く検討する必要がある
のではないかと思うのです。ぜひ平成21年度で検討してもらいた
いのですけれども、例えばふるさと納税みたいな形でやったり、
いろんな新しい動きが出ていますよね。入間市出身の人でもいい
ですから、そういう人たちに募金をお願いするとか、企業にお願
いするとか、何かもう一つ工夫していくというか、いつも国の補
助金、あるいはそればかり当てにしているのではなくて、何かも
う一つ財源対策というのを少し検討すべきではないかと思います
けれども、どうでしょうか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
ふるさと納税等の寄附金も平成21年
度の補正段階の予算ですと約280万円ほどいただいているわけな
のですが、これにつきましては全体の事業費からすると非常に少
額だというふうに考えております。いろんな面で現在この緑化協
- 217 -
力金につきましては、ある意味開発に伴う緑化協力金が非常に強
制が、もともとしてはいけないものなのですが、そういったもの
が非常に少なくなっているということがちょっとございまして、
先細りの状況になっていますので、このあたりを少しお願いを再
度するとかいうことも含めて、あとは委員さんがおっしゃられた
ように、何とかいろんな方策を考えて資金を集められるようなこ
とを平成22年度あたりからちょっと検討させていただきたいと思
うのですが、よろしくお願いします。
石田委員
実際400ヘクタールからの自然を残そうというのはめったにな
い事業だし、全国に誇れる事業ではないかと思うのです。だから、
そういう面ではもう少しPRの方法も考えてやる必要があるので
はないかなと思っているのです。ただ、今気になったのは、緑化
協力金というのは本来取ってはいけないという話なのですが、そ
うではなくて、あくまでこれ今まで入間市もそれさんざん協力を
お願いしてきたわけですから、これがだめだと言われてもしよう
がないので、これはむしろこれ協力してくれる方が減ってきてい
るという実態だと思うのです。だから、そういった意味で新たな
財源対策をやっぱり検討してもらいたいなと思っているのです。
それと、保護樹林の関係で、ここのところ大分解除されている
のかなという感じがするものですから、解除と指定の状況という、
あるいは現在残されている面積、箇所数等ちょっと教えてもらえ
ますか。
環境経済部参事兼みどりの課長
保護樹林につきましては、今ご指摘のと
- 218 -
おり、減少傾向にございます。これは、今まで保護樹林は地権者
の 方の ご厚意 にお 頼り をする というの が実態でご ざいました の
で、やはり地権者の方々が高齢になり、ご相続が発生したり、ま
たいろいろな税対策というようなことで、どうしても樹林を残す
のが難しくなっていることと、もう一点大きな理由といたしまし
ては、木が大変高く、要するに高木となりまして、実は近隣の方
に大変なご迷惑をおかけしているという実態がございまして、今
みどりの課として公園を含め、保護樹林もそうでございますが、
この高木対策というのをやっぱり今後積極的に対応していかなけ
ればならないのではないかなという事情がございまして、少なく
なっているというのが実態でございます。
今 保 護 樹 林 に つ き ま し て は 、 平 成 21年 の 当 初 に 75筆 、 8 万
5,022.6平方メートルございました。平成21年度中に6筆減少い
たしました。6筆で5,449平方メートル。したがいまして、この
3月31日現在で69筆、7万9,537.6平方メートルという状況にな
ります。
以上でございます。
石田委員
確かに高木対策というか、本来昔は20年か25年ぐらいで1度伐
採してまた新しいのが出ていたのですけれども、雑木林の場合。
これが全然切らなくなってしまっているから、確かにこれ問題出
ているものですから、そういった面では地権者の協力も得ながら、
市のほうが1度伐採してまた新たなものをつくるとか、何かそう
いう対策も必要なのではないかなと思うのです。確かに黙ってい
- 219 -
ると、本当に1年間に50センチずつ伸びていっても10年すれば5
メーターさらに伸びるわけですから、そういう意味で対策は確か
に必要だと思うのです。そういう中で減っていく状況に対して平
成21年度でふやす方向を何か考えないといけないと思いますけれ
ども、それについてどのように考えていますか。
環境経済部参事兼みどりの課長
私どものほうもこの高木対策につきまし
ては地権者の方にもお願いをし、ある樹林では地権者の方から多
額の費用を出していただいて、もちろん入間市も出しまして、強
剪定をした経緯もございます。というふうに私どものほうとして
はできる限り対策を講じているという実態はございますので、ぜ
ひご理解をいただきたいと思うのですが。
それと、私どものほうとしては、この保護樹林というのはやは
り実は遠くの方はすごくいいのですが、近くの方はもう春、夏、
秋、冬本当にご迷惑をおかけしているというのが実態でございま
して、なかなか市街地における緑を確保するというのは難しい状
況になっておりますので、そこはぜひご理解をいただきたいなと
思います。というのは、やはり近隣の方に本当にご迷惑かけない
ような、そういう方策が今のところ難しい状況でございますので、
ご理解をいただきたいと思います。私どものほうとしては、やは
り市全体から申しますと、この加治丘陵424ヘクタール、さとや
ま計画を着実に進めていくのが緑を残していく最良の策かなとい
うふうに今は考えております。
石田委員
保護樹林のほうについて余り目が向いていないみたいなのだけ
- 220 -
れども、加治丘陵にしろ、狭山丘陵にしろ今残る形になっている
ので、非常にすばらしいことなのだけれども、同時に私たちの身
近なところの緑がなくなっていくというか、それにはだからやっ
ぱりいろんな工夫が必要だと思うのです。わからないけれども、
ある意味では桜を植えたりとか、何植えたりとか、何か一応近所
の人たちも楽しめるような方法も検討してもらって、いずれにし
ろ自然のこういった残すかわりにはやっぱり一定の迷惑が、それ
はしようがない問題だと思うのです。だから、そういった意味で
今までもやってきたのだと思うので、その筋を曲げないで何とか
近隣の理解を得られる形で拡大してもらいたいと思います。
以上です、これは。
山本委員
予算の参考資料の30ページ上段、林相転換の関係で、新年度に
おいて植生管理計画をおつくりになるということなのですが、加
治丘陵の保全を進めていかれる上でこの林相転換図っていかれる
ということだと思うのですが、計画これから策定されるわけです
けれども、今の加治丘陵の植生という部分での課題というか、問
題点があって進めていかれると思うのですが、その部分いかが状
況になっていますでしょうか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
加治丘陵さとやま自然公園内のいわ
ゆる110.2ヘクタールを対象といたしまして、この自然公園の植
生管理計画をこれから策定をしたいというふうなことなのですけ
れども、それで既に加治丘陵につきましては現況の植生はある程
度把握はさせていただいているというようなちょっと状況がある
- 221 -
のですが、ただこの110.2ヘクタールの公園につきましては13の
施設をつくると申し上げましたが、そのうちの11がほとんど現況
をそのまま残すような形でつくるわけでありまして、それで加治
丘陵の植生につきましては、いわゆる植林をした針葉樹、あとは
もともとの広葉樹、あとは針葉樹と広葉樹が混在をしているよう
な山もございまして、最終的にはその公園の中をどういった形で、
針葉樹を全部伐採をするという意味ではないのですが、さとやま
としてのある程度考え方に立ちまして、最終的な山の形を検討し
ていくために植生管理計画を実施をしたいということでございま
す。ですから、林相転換というふうな専門的な言葉でいうのです
が、それを目標にするのと、あとは管理を今後どうするかという
ようなことと、あとはその結果をさとやま自然公園の整備に生か
すと、この3点が主眼でございます。
山本委員
見直し計画の中で植生の部分を一部触れておられましたよね。
たしか果樹園をつくるとかいうか、実のなる木をお植えになるよ
うな計画もあるわけですけれども、それもこの植生管理計画の中
に含まれてくる、具体的にここにリンゴを植えるのだとか、ここ
に梅の木を植えるのだみたいな話がのってくるということで理解
してよろしいのでしょうか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
そのあたりにつきましては、確かに
梅の木をちょっと植えるとかいうようなゾーンもございまして、
ただできれば我々のほうといたしましては、もともとの加治丘陵
にあった植生のもので存続すればいいなと思うのですが、ただ見
- 222 -
直し計画の中でこういったご意見も出ていますので、そのあたり
については今後それに沿って考え方的には進めていきたいと思い
ます。
以上でございます。
山本委員
その点は了解いたしました。市民意見を踏まえて、市民の意見、
またボランティアさんのご意見もあろうかと思うので、いろいろ
多角的にご検討いただければというふうに思いますので、お願い
をしたいと思います。
最後に、山林管理の部分、今ボランティアのグループが14あっ
て、めいめいやっていただいているということで理解をしておる
のですけれども、結構竹を切るとか、いろいろご努力いただいて
いる中で、それぞれのグループで考え方がおありなようで、なか
なかグループ間で意見が合わないとかいったような話もちょっと
仄聞しておりまして、何でここ一面全部刈ってしまったのだみた
いな話とかいうのもちょっと漏れ聞いておるのですが、14ある団
体さんの交流というか、意見調整というのですか、そういった部
分の取り組みについてどのように課題を認識されて今後どうされ
るのか、2点ご教示いただけますでしょうか。
環境経済部副参事(加治丘陵担当)
現在加治丘陵の山林管理にご活躍を
いただいておりますボランティアさんの団体につきましては12団
体ございます。会員数につきましては374人ということで、非常
にたくさんの方にご協力をいただいていると。あとは、ボランテ
ィアさんが活動されている土地につきましても約24ヘクタールを
- 223 -
担当していただいているというような状況でございます。具体的
には、先日も催したのですが、ボランティアさんの団体を対象に
いたしまして、山林管理講習会等も開いているのですが、全部の
団 体が なかな か集 まる 機会が 現在のと ころ余りな いというこ と
で、強いて言うと、さとやま探険隊のときに皆さんが顔を合わせ
るというようなことがございます。今後は、このボランティアさ
んたちの横のつながりを少しでも深められるように我々のほうと
してもそういった支援をすると同時に、植生管理計画等が今度で
きれば、現在その管理をしていただいているボランティアさんも
その自然公園区域の中にもいらっしゃいますので、そういった考
え方をお示しをするような機会もございますので、そういったと
ころで連携を再度図っていきたいというふうに考えております。
金子委員
今山本委員の関連なのですが、ボランティアの団体が12、ある
いはまたNPOの団体があるというようなことなのですが、管理
の横のつながり、非常に言われるとおりだなという感じしている
のです。なお細分化した話になりますと、今これがカタクリのさ
とというのですか、あそこはかなり入間市の大々的なものは一場
所かなという感じがしているのですが、その管理の感じで、どう
もボランティアの方たちの今のいろいろな考え方がありまして、
あるいはNPOもそうかもしれませんが、下草刈り、高く刈るの
がいいのか、低く刈るのがいいのか、その植生に対しての研究と
いうのがまだいっていないのかなというのが感じているのです。
第1点は、まず観光的から見ますと、お客さんが来まして、非
- 224 -
常にいい感じを受ける状態をつくるのがいいのかなという感じな
のですけれども、やはりカタクリのさとへ行きますと、高刈りを
しまして、葉が出てきてもわからないような状態のところで花が
咲いていると。非常に見て見にくいというような、ですからよほ
ど管理の方法を研究されて、ああいう場所は寒いときに咲くもの
ですから、低刈りしても、地べたに刈っても葉と花が地べた以上
に出るわけですから、低く刈っても大丈夫という基本的なものが
あるのですが、まだそこまでいっていないのかなという感じがす
るのです。一生懸命やっていただいている方に対して大変申しわ
けないですけれども、ぜひそういうふうな指導の徹底を図ってい
ただきたいなという感じがあります。その辺はいかがですか。
環境経済部参事兼みどりの課長
ご指摘のとおりでございまして、私ども
の ほう も試行 錯誤 的に 下草刈 りはやっ ている状態 でございま し
て、今後よく研究をして、市民の方々にカタクリ、また散策がで
きるように努力をしていきたいというふうに思いますので、今後
とも研究をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいた
します。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これで環境経済部所管のものの審査は終了しましたが、建設部
及び区画整理部所管のものの審査が終了するまで、討論、採決を
保留いたします。
- 225 -
暫時休憩いたします。
委員長
午後
1時36分
休憩
午後
1時37分
再開
会議を再開いたします。
次に、建設部所管のものについて審査に入ります。
まず、道路管理課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
道路管理課長
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち、道路
管理課所管の予算についてご説明いたします。
まず、歳入から説明いたします。予算説明書の18ページから19ペ
ージをお開きいただきたいと思います。款14使用料及び手数料、
項1使用料、目7土木使用料、節1道路橋りょう使用料は、電柱、
通信地下ケーブル、ガス管及び広告看板等の道路占用料を前年度
対比367万2,000円増の7,501万8,000円で計上いたしました。また、
武蔵藤沢自由通路の有料広告板の使用料を行政財産目的外使用料
として昨年度と同様に264万6,000円を計上いたしました。以上で
歳入の説明を終わります。
続きまして、歳出のほうに移らさせていただきます。予算説明
書の106ページから107ページをお開きいただきたいと思います。
款8土木費、項1土木管理費、目1土木総務費のうち、大中小事
業、雨水浸透ます設置費補助事業は、新規の事業でございまして、
- 226 -
民地に降った雨水が道路及び水路へ流出しないようにするため県
の新河岸川総合治水対策に指定されている不老川流域において雨
水浸透ますを設置した方に対し、工事費用の一部を補助するもの
でございます。本年度は、1件当たりを4万円とし、10件分を想
定して40万円を計上いたしました。
続きまして、次のページ、108から109ページをお開きいただき
たいと思います。項2道路橋りょう費、目2道路橋りょう維持費
の大事業、道路等維持管理事業、中事業、諸施設管理事業、小事
業、維持管理費の2,383万4,000円につきましては、入間市駅前広
場、武蔵藤沢駅自由通路、さんかく橋などの歩道橋、雨水排水ポ
ンプ等道路管理課が管理しています諸施設の電気代、上下水道料
金、清掃委託料及び機械類の保守点検料など施設を維持するため
の経費でございます。
同じく橋りょう点検事業787万5,000円につきましては、新規の
事業でございまして、橋梁の将来にわたる修繕費を予測し、最も
費用対効果の高い維持管理をするために橋梁の長寿命化修繕計画
を平成25年度に策定する考えでおります。そこで、平成24年度ま
での3カ年で現在市内にある歩道橋を含む橋梁194橋のうち橋の
長さ15メートル以上の72橋と重要度の高い橋長5メートル以上の
主な橋梁について国の交付金等を活用しながら損傷、劣化等を把
握する調査を専門コンサルタントへ委託するものです。平成22年
度は、主に圏央道と国道299号をまたぐ橋20橋の調査を予定して
おります。
- 227 -
なお、説明いたしました歳出の内容につきましては、予算参考
資料の28ページ、29ページに掲載してあります。
以上で説明を終わります。よろしくご審議くださりますようお
願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
雨水浸透ますの設置費補助金で4万円で10件分という話なので
すけれども、これ対象としてはどのくらいあるのだか。それで、
県のほうでも既にこれやっている事業ですよね。県のほうではど
こまで、何軒ぐらいやってきて、今度市がそれを引き継いで今後
どういう形でやっていこうとしているのですか。
道路管理課長
まず、県の雨水浸透ます設置事業なのですが、平成12年度
から行ってきまして、今年度でほぼ終了する予定でございます。
この間、平成20年度までのデータしかないのですが、平成21年度
まだ終わっていませんので、発表されていませんが、平成20年度
までのますの設置個数については1,655になっております。県の
事業につきましては制約がございまして、既存の戸建て住宅の敷
地のみに適用されるという問題、それと浸透施設の大きさが直径
60センチ、深さ60センチ以上、実際には砂利等がありますので、
それなりの大きさになってしまうのですが、そういったものが必
要でございますので、建物周りにそれなりのスペースが必要であ
ったということがあります。そういった設置に条件がございまし
たので、どうしても不老川流域において今言った県の事業ではカ
- 228 -
バーできなかった土地について、いわゆる住宅敷地でなくたって
いいではないか、それと大きさだってそんな大きくなくたってい
いではないかと、とりあえず浸透させたいのであるという、そう
いった考えに基づいていわゆる引き続いて市のほうでその県の事
業、内容は若干違いますが、県の場合はそういったますを全部県
のほうが設置をして、それで個人に維持管理をお願いすると。私
どものほうは、その設置をした方の工事費用に対して2分の1を
補助すると。ただし、限度額は4万円ですよということでござい
ます。
あと、10件のことで、その根拠ですか。ちょっとよくわからな
かったので……
石田委員
対象が幾つぐらいあって……
道路管理課長
それで、正直なところ今対象が何軒あるかというのは私わ
かりません。今言いましたように、今回県のほうは1,655平成20年
度はやっているわけですけれども、それから手を挙げたけれども、
いろんな事情でやめた方もおいででしょうし、手を挙げたくても
挙げられなかった方もいるでしょうから、正直な話どのくらいに
なるかわからない状況なのです。隣の狭山市さん、もちろん川越
市さん、所沢市さん、皆さんそれぞれこういった補助金なりをや
っておるのですが、今一番近いところで狭山市さんにお話を聞き
ましたところ、大体この雨水浸透ますの設置に関しては年間やっ
ぱり10件ほどでしたか、最初のこれを始めたころはそれなりに多
かったみたいなのですけれども、何か毎年だんだん、だんだん減
- 229 -
ってきてしまって、今余りその申し込みがないというふうに聞い
ております。何か確かに10件ぐらいなことを言っておりました。
そんなこともありまして、とりあえず口をあけるのが大事であろ
うという考えに基づきまして10件分、またいろいろ要望が多けれ
ば補正予算に財政当局に要望してでもふやしたいと思いますけれ
ども、今そんな考えでおります。
石田委員
不老川に傾斜しているというか、対象となる区域とすると、か
なりの戸数ありますよね。それから、1,655といっても1軒で1
カ所ではなくて、何カ所か当然やっているので、県でやった事業
もそんなに多くの、恐らく多くても数百ぐらいかなという感じが
するのです。だから、まだ相当対象があるのではないかと。当然
これは藤沢地区だけではなくて、宮寺とか、そちらも入ってくる
わけですよね。
道路管理課長
石田委員
はい。
ですから、かなりそういった意味では対象をしっかり把握する
と、これから長期的な仕事になってくるのかなという感じがする
ので、これから市のほうでいかに市民の理解を得てこういった形
で浸透ますをつくらせるかという事業をこれから発展させるかと
いうことになってくると思いますので、取り組む上での姿勢とい
うか、例えば市報に載せるとか当然やるのでしょうけれども、基
本的にはどんなふうにこの事業を進める考えでしょうか。
道路管理課長
事業を進める、いわゆるPRのことなのかなと思いますけ
れども、PR方法としますと、もちろん市報に載せる、ホームペ
- 230 -
ージに載せる等ございます。また、今考えているのは各支所のと
ころに置かせてもらおうかなと。パンフレットをつくる予定です
ので、パンフレットを置かせてもらう。あと、建築指導課の窓口
にやっぱり置かせてもらって、いわゆる家を建てるときに、開発
のほうは補助いたしませんが、それ以外の戸建ての個人がお建て
になるような場合については、そういった場合でも補助していき
たいと思いますので、そういった方にも窓口に置いてPRをして
いきたいなと思っております。
それとあと、確かに先ほど申し上げたとおり、どれだけの件数
になるのか、県のが1,600として大体1軒当たり2個ますがつい
ていると800世帯というのですか、800戸というのでしょうか、い
うことになるのでしょうけれども、確かにこれから先どれだけな
るかわかりませんが、いわゆる何にしても100パーセント補助で
はございませんので、自分の費用も伴いますので、どれだけご理
解いただけて、それに皆さんのほうで参加していただけるという
か、設置をしていただけるかというのは不安もありますけれども、
ぜひ私どもも頑張ってPRをしながら進めていきたいと思います
が、そんなところです。
石田委員
今開発に伴うものは対象に入らないのでしょうか。例えば開発
されたところを購入した人がつくりたいという場合には対象にな
るのですか。
道路管理課長
石田委員
それはなります。
それは、わかりました。
- 231 -
次に、道路等の維持管理事業の中の小事業の維持管理費の
2,383万4,000円のこの中で入間市の駅前のトイレですけれども、
恐らく市民からはかなりもうちょっと改善すべきではないかとい
う意見が来ているのではないかと思いますけれども、そういった
状況について抜本的に少しきれいにするなりなんなり方法は検討
していないのでしょうか。
委員長
この間ペンキ塗りましたよね。きれいにした上での質疑ですね。
石田委員
この間やった。
委員長
うん。ペンキ塗り直してきれいにしてもらいましたけれども、
その上での質疑ね。
道路管理課長
今委員長がおっしゃったとおり、いわゆる入間市駅前のト
イレにつきまして汚い、暗い、臭いということで利用者から非難
を受けております。それで、ましてアウトレットモールができて、
いわゆる電車に乗って若い方が、市外の方がバス停の前のあのト
イレに入ったときに果たして誇れるトイレなのかというのを実感
しております。そんな中で、お金もなかったものですから、当座
ペンキと、それとあとトイレの建具ですか、については直しまし
た。ただ、根本的にやはりあのトイレを、決してバリアフリーに
なっておりません。ご存じのとおり、あそこは階段で下へおりて
いかなければならない。それとあと、水の水洗の仕方も、いわゆ
る今は人が例えば男子の小便器の場合は立って、センサーがつい
て、離れればシャーッと流れるようですけれども、あそこはそう
ではなくて、ある程度タンクへたまるとジャーッと流れているも
- 232 -
のですから、そういったものの決してエコでもないという問題が
ありますので、私どもはあそこのトイレをいわゆるもっとリフォ
ームしたいと、お金をかけてリフォームしたいという考えでおり
ます。そんなことで、今年度の実施計画、いわゆる来年度以降の
実施計画にぜひ解消させてくれということで財政当局に要望いた
しました。ただ、残念なことに見送りということになっておりま
すので、やりたい気持ちはやまやまあります。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
次に、道路整備課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
道路整備課長
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち、道路
整備課所管のものについて概要をご説明いたします。予算は歳出
のみであります。
予算説明書の108、109ページをお開きいただきたいと思います。
款8土木費、項2道路橋りょう費、目2道路橋りょう維持費のう
ち、大事業、道路等維持管理事業、中事業、委託事業4,051万7,000円
は、街路樹の剪定や道路側溝等の清掃、草刈りなどの業務委託費
であります。
次の中事業、直営事業2,797万6,000円は、道路整備課の現業職
員が行う道路等補修の原材料費及び機械器具借り上げ料が主なも
- 233 -
のであります。
次に、大事業、道路等緊急補修事業7,000万円は、道路パトロ
ールや市民からの通報、要望等により発見された道路、水路等の
危険箇所、破損箇所等を緊急的に直すための補修事業費でありま
す。
次に、目3道路橋りょう新設改良費のうち、大事業、道路等整
備事業、中事業、道水路整備事業7,929万円の内容につきまして
は、予算参考資料の29ページをごらんいただきたいと思います。
上段の表に記載されていますとおり、市道C513号線の南側、幹
26号線、上藤沢・林・宮寺間新設道路の用地取得に伴う償還金が
主なものであります。なお、予算参考資料には記載されていませ
んが、市道F320号線拡幅整備工事及び道路整備、4メートル拡
幅整備、排水整備に伴う小規模工事の工事請負費も含まれており
ます。
次に、その下段の大事業、道路等整備事業、中小事業、舗装補
修事業1,332万円は、市道幹29号線が主なものであります。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議くださ
いますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
上藤沢・林・宮寺間の新設道路、これは今どんなふうに進めて
いるのでしょうか。所沢との調整や何かはどうなっているのです
か。
- 234 -
道路整備課長
この新設道路につきましては、今年度、用地測量を行いま
して、面積計算、また道路幅員がわかるような、幅員の確定です
か、現地で、これ行いまして、それで平成22年度以降につきまし
ては用地取得、また道路工事に向けての警察、また県、税務署等
の協議を行いまして、それで第1期目の工事ということで国道の
463バイパスから通称浅間山通りまでですか、760メートル、その
うち入間市の分につきましては280メートル、その工事を用地買
収、平成23年ぐらいから入れるかと思うのですけれども、その用
地買収の状況にもよりますけれども、平成26年から平成27年ぐら
いには工事に着手していきたいと思っております。
以上でございます。
石田委員
そうしますと、とりあえず浅間山の通りまで買収と工事を進め
て、完成させるというのが第1に考えて、最終的には宮寺のほう
の通りまで行くということになります。そうすると、時期的には
最終的にはいつごろまでを見ているのですか。
道路整備課長
これ全体で2,654メートルですか、そのうち入間市が
1,900メートルあるのですけれども、これ所沢市と歩調を合わせ
てやっていくわけなのですけれども、これからの財政状況、国か
らのまた補助金をいただいて、やるようなことになるかと思うの
ですけれども、その辺の財政的なものも不透明でありますので、
いつごろからと言われると、ちょっとその辺がはっきりいつとは
言えないのが現状なのですけれども、3工区に分けて、第1期目
が先ほど申しましたように浅間山通りまで行いまして、その後2
- 235 -
工区、3工区と順次進めていきたいと思っておるわけなのですけ
れども、財政状況、また用地買収も当然ございますので、そちら
の締結状況にもよりますので、何年というのは明確にはちょっと
お答えできないのが現状でございます。
委員長
目標がないのですか。目標というのはないということでいいの
ですか。もう一度答弁お願いします。
道路整備課長
3工区に分けてやるということで、用地買収の状況にもよ
りますけれども、第1工区が平成26年から平成27年ぐらいから工
事着手ということで、2年をもし費やして、平成28年ぐらいに終
わったと仮定しまして、その後第2工区、第3工区、これ1工区
やるのに4年から5年かかってしまうと思うのですけれども、そ
うなりますと、平成でいきますと38年とか、そのぐらいの年数に
なってくるかと思います。
石田委員
何とかもう一歩早く進めていただけないかなというのを、所沢
との調整もとにかく進めて、市民の期待は結構大きいですから、
進めてもらいたいと思うのです。
それと次に、道路橋りょう新設改良費の関係でちょっと聞いて
おきたいのですけれども、昨年が2億8,570万円ですか。ところ
が、ことしは9,261万円というので極端に、1億9,309万円も減っ
てしまっていると、これはどういう理由なのですか。
道路整備課長
担当課としましては、実施計画を組んで、財政当局に要望
しているわけなのですけれども、その査定結果がやっぱり相当厳
しいものでございまして、原課が要望した額というのは認められ
- 236 -
ませんでしたので、最終的にこのような予算になってしまったわ
けでございます。
石田委員
ちなみに、要望した額というのは、例えば昨年の2億8,570万
円、これか、あるいはそれ以上要望したのでしょうか。幾らぐら
い要望していたのですか。
道路整備課長
実施計画でいいますと、平成22年度の要望なのですけれど
も、道路整備事業、4メートル拡幅整備事業、雨水排水整備事業、
道路橋りょう整備事業、舗装補修事業、合わせますと4億3,300万
円、これに対しまして査定額が約2,600万円でございます。その
査定額に応じて予算要望したわけなのですけれども、その査定額
ですと市民要望に十分こたえられないということで、査定額以上
にやっぱり予算要望いたしまして、その結果ついたのが平成22年
度の予算でございます。
石田委員
今道路の問題が、どこでもそうですけれども、かなり深刻です
よね。現在ある道路もそうですけれども、道路改良等が要望され
ても、本当に実現するのは3年後か5年後か、先が全然見えない
というような状況になってきていると思うのです。現実的にはそ
の地域で道路を直したいといっても、世帯主が亡くなってしまっ
たりとか、状況そのものがさめてしまうような状況があるのでは
ないかと思うのです。そういった意味で極端に余りにも予算が減
っているものですから、何とかこれを改善して、少なくとも市民
の要望にこたえて、道路予算というか、特に生活道路の関係、改
善を図っていくべきではないかと思いますが、もしできたら部長
- 237 -
の見解だけちょっと聞いておきたいと思いますけれども。
建設部長
石田委員ご指摘のように、平成22年度の特に道路橋りょう新設
改良費の部分、平成20年度決算からしても、平成20年度決算が2
億3,400万円相当ありますので、相当な減額になってしまってい
るわけなのですが、私どもの考えとしましても、このような状況
の中で抜本的な整備、こういうものは非常に難しいために、どう
しても緊急、応急的な対応にとどまっているという状況でござい
ます。私ども道路管理を携わる人間といたしましても非常に残念
な状況であると、こういうふうなことで考えております。そのよ
うな中で、幸い平成21年度におきましては国の経済危機対策の補
正予算を道路整備、それから舗装補修に手厚く配分していただい
た関係で、傷みの激しい幹線道路の一定区間を集中的に補修でき
たことはまことにありがたく考えているところでございます。ま
た、生活道路の市民要望につきましても抜本的な改修は困難です
が、何とか要望にはおおむねこたえられるという状況でございま
す。いずれにしましても、早目早目の手当てが肝要だというふう
に考えております。後年度負担をふやさないためにも、少しでも
早い対策を講じていく、こういうことが必要であるということは
十分認識しておるところでございますので、所管する部署として、
厳しい予算の中でも市民の安全の確保、また市民福祉を守るため
に、ハードの面の予算確保に引き続き努力してまいりたいと思い
ます。ご理解をいただきたいと思います。
委員長
また交通対策特別委員会もありますので、そちらでよろしくお
- 238 -
願いします。
山本委員
道路等の緊急補修事業なのですけれども、7,000万円というこ
とで計上しておられて、非常に苦しい中でやっておられるという
ことで理解をしておるのですけれども、これやっぱり途中で補正
するようになるのですよね。その辺のご見解をまずお聞かせいた
だけますか。
道路整備課長
この7,000万円につきましては、平成17年以降、当初予算
で7,000万円、それ以前は8,000万円とか、もっと多かったわけな
のですけれども、年間を通しまして、昨年度が1億1,700万円で
すか、今年度が9月に補正いただきまして、1億2,000万円、最
終で500万円いただきまして、1億2,500万円ということで、年間
トータルで考えますと、やはりそのぐらいないと市民要望には対
応できないということで、平成21年度も8月末で約95パーセント、
7,000万円のうち95パーセント消化しているような現状でござい
ます。そのことを考えると、やはり平成22年度も9月議会に補正
をお願いしたいと考えております。
山本委員
ということをもう経常的にわかっているのであれば、当初にそ
れだけ入れるべきだと思うのですけれども、多分帳面の反対側が
もうつかないということなのだろうとは思うのですけれども、そ
の点は半期分しか計上されていないわけですから、その辺はもう
ちょっと積算を工夫していただいたほうがいいのかなというふう
な感想を持ちました。
これをお伺いしましたのは、こういう今ある道路を直すお金も
- 239 -
非常に厳しいと、その一方で新設道路の要望もあって、新設道路
のほうも非常に財源厳しい中、着々と進めておられるという状況
でいったときに、既存の踏切であったり交差点であったりするよ
うな部分のハード面の改良、そういった部分の要望等は多分各自
治会だったり、いろいろあるのだとは思うのですけれども、そう
いった部分がやっぱり最終的に一番後回しになってしまうのかな
というふうにも理解をするわけですけれども、その辺、実務上ど
うなっているのでしょう。どういう優先順位のつけ方しておられ
るのか、その辺ちょっとご見解を。
道路整備課長
今おっしゃられましたように、危険な踏切の改良等も早く、
できるだけ早く整備しなくてはいけないということで、実施計画
に計上して、当然予算がつけば実施に踏み切るということで計画
はしておるのですけれども、なかなか今の財政状況では認められ
ないということで、与えられた予算の範囲内で、一番大きなもの
は道路補修、維持的な工事になってこようかと思いますけれども、
一般市道、幹線道路、生活道路、これらも劣化が激しいというこ
とで、傷みの進んだところから順次やっていくように進めており
ます。実際に舗装補修事業の予算が1,332万円ですか、この程度
きりついておりませんので、舗装補修事業費でついていない分に
つきましては道路等の緊急補修事業費、これを使って舗装の補修、
部分的な補修になるところもありますけれども、危険なものから
対応していくということで考えております。
委員長
ほかにありませんか。
- 240 -
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければちょっと一言言わさせていただきたいのですが、新年
度予算を今審議していますので、補正予算が前提というのはこれ
はおかしな話ですので、今後はきちんとこれも部として改善をお
願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
ほかになければ質疑を終結いたします。
次に、都市計画課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
都市計画課長
都市計画課所管の主なものについて説明いたします。
最初に、歳入について説明いたします。平成22年度一般会計予
算説明書の22ページから23ページをお開きください。款15国庫支
出金、項2国庫補助金、目7土木費国庫補助金、節2都市計画費
補助金のうち地域活力基盤創造交付金2,970万円は、安川新道線
整備事業の用地取得費に関する補助金です。
次に、歳出について説明いたします。110ページから111ページ
をお開きください。款8土木費、項3都市計画費、目1都市計画
総務費のうち、大事業、職員給与費、中小事業、一般職給与3億
693万7,000円は、都市計画課8名、建築指導課15名、みどりの課
15名の合計38名分の人件費です。
次に、112ページから113ページをお開きください。同じく目2
街路事業費、大事業、都市計画道路整備事業のうち安川新道線整
備事業の6,253万7,000円は、上藤沢郵便局付近から藤沢中学校入
- 241 -
り口交差点までの間の用地取得などに関する費用です。同じく中
神狭山台線整備事業の1,030万1,000円は、狭山台土地区画整理区
域境から都市計画道路金子坂線までの区間について用地の先行取
得を行うための費用及び先行取得用地の管理に要する費用です。
同じく馬頭坂線整備事業の4,520万8,000円は、現況地形と計画道
路高に高低差が大きいことから、街路築造工事に先行して擁壁、
粗造成工事を行う費用です。
最後に、114ページから115ページをお開きください。同じく目
5下水道費、大事業、下水道事業特別会計繰出金8億円は、一般
会計から下水道事業特別会計への繰出金です。
以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い
いたします。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
安川道路の関係の用地買収のことでちょっと確認しておきたい
のですけれども、藤沢中学校まで、あそこの場所までという話な
のですけれども、これ前から市道を入れているので、建物は一切
かからないと、用地買収のときに工作物とか建物は一切かからな
いというふうに考えてよろしいですか。
都市計画課長
今回の藤沢中学校までの区間は、延長280メートルです。
そのうち建物が1棟あります。工作物は、ほかにもかかるのです
けれども、建物としては1棟です。
石田委員
当然前からあそこは拡幅する計画があって、進めてきたと思う
- 242 -
ので、建物は1棟かかるというのはどういう状況でかかるのでし
ょうか。
都市計画課長
石田委員
これは、計画以前に建っていた建物ということです。
建物がどんな建物なのでしょうか。例えばビルとか、そういう
ものではないですね。普通の住宅でしょうか。
都市計画課長
石田委員
事務所になっております。
もう一点、馬頭坂線の関係で整備事業で擁壁や何かやるという
話なのですけれども、擁壁やる場所というのは図面の中でわかり
ますか。
都市計画課長
西武線のところにボックスでもう通り抜けているかと思う
のですけれども、そのボックスから学園通り線のほうに向かった
両側ののり地です。学園通り線のほうに向かって、家政大学と留
保地のところ、両サイドになりますけれども。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。
委員長
午後
2時14分
休憩
午後
2時15分
再開
会議を再開いたします。
次に、建築指導課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
- 243 -
提案理由の説明
建築指導課長
平成22年度入間市一般会計予算案のうち、建築指導課所管
のものについて、予算説明書によりましてご説明申し上げます。
まず、歳入でございますが、予算説明書の20、21ページをごら
んいただきたいと思います。款14使用料及び手数料、項2手数料、
目7土木手数料、節2都市計画手数料910万円のうち建築指導課
所管のものの主なもので建築確認等申請手数料219万7,000円は、
建築確認申請及び完了検査申請等の手数料175件を予定した手数
料 収 入 で ご ざ い ま す 。 ま た 、 開 発 行 為 許 可 等 申 請 手 数 料 583万
8,000円は、開発許可及び建築許可申請等290件を予定した手数料
収入でございます。申請件数に関しましては、前年度実績及び最
近の申請状況等を踏まえて推計をいたしました。
以上で歳入の説明を終わります。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書
110、111ページをごらんください。款8土木費、項3都市計画費、
目1都市計画総務費のうち、大事業、市道拡幅整備事業の2,773万
円は、入間市道路拡幅整備要綱に基づく道路後退用地等の整備に
必要な物件等の補償費及び公共嘱託登記に係る委託料等でござい
ます。
大事業、建築行政OA化推進事業の175万6,000円は、事務の効
率化、迅速化を図るべく、建築指導課所管の各種申請書類の一部
を画像情報として入力するための委託料と機器の借り上げ料が主
なものでございます。
- 244 -
以上で建築指導課所管の予算説明を終わります。よろしくご審
議のほどお願いいたします。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
条例の関係でちょっと聞いておきたいのですけれども、議案の
第6号の手数料条例の一部改正が出ていますね。それは、今回こ
れに含まれています。今回値上げになっていると思うのですけれ
ども、それでもし値上げ、これが含まれていることにしたら幾ら
なのか、その点をお聞きしたいのですが。
建築指導課長
新年度予算の段階では、手数料条例の改正はまだ見込んで
おりませんので、現の手数料に基づいて金額を推計しております。
山本委員
建築物の耐震改修はこちらですよね。25万円ですか、計上され
ていますけれども、今執行中の状況で、この耐震、あれたしか耐
震診断の助成であったと理解をしますけれども、今執行中の状況
でどのぐらいの申し込みというか、ニーズがあるのか、それに対
するご評価も含めてご指導いただけますか。
建築指導課長
こちらにつきましては、木造建築物の耐震診断に要する費
用の一部を助成するということで昨年度から始めた事業でござい
ます。相談件数等につきましては、本年度実績で35件程度あるの
ですけれども、こちらのほうが補助金を利用するまで発展したも
のに関しますと、現在ですと残念ながら3件程度でございまして、
評価といたしましては初めての事業ということもあると思うので
すけれども、一部PR不足等もありまして、実績的には余り伸び
- 245 -
ていないというのが実情でございます。
山本委員
我が国は先進国でありますので、ハイチやチリみたいになるわ
けではないとは思うのですけれども、PR不足であろうと、初年
度 とい うこと もあ って という ことで今 ご答弁あり ましたけれ ど
も、今後の展開についてはどういうふうなご見解をお持ちでいら
っしゃるのか、その点いただけますか。
建築指導課長
大きく市報等を通じたPRと、あと市の防災訓練を通じて
地元のほうにパンフレット等の送付とか、当日、建築士事務所協
会等々とリンクいたしまして、説明あるいは耐震診断を実施して
おります。それは、もちろん無料診断なのですけれども。あと、
月に1回建築相談をやっていますので、その中でも耐震診断はや
っております。ただ、診断業務に関しましては、業務だけで完了
するものでないというのもありまして、無料診断の段階で、ある
程度までは推測ができるのですけれども、次の段階になりますと、
やはり全額補助金が出ている、市費が出るわけではないので、自
己負担分もありまして、それプラス今度は改修設計等々ですとま
た数十万円の単位の設計費が必要になりまして、さらに今度は続
いて改修工事となりますと、また今度はちょっと丸が変わってく
るぐらいの費用もかかるのではないかというのがありまして、な
かなか最後の段階までいけるかどうかというのは難しい状況でご
ざいます。
以上でございます。
山本委員
1つは、ちょっと語弊があるかもしれませんけれども、地震来
- 246 -
ないと思ってしまったら多分関心も持ってもらえないという部分
が片方あるのかなというのは思いますので、必要性というのです
か、そういった部分のPRがまず必要なのかなという感想を持っ
ておるのですが、いずれにしても今おっしゃったように大変たく
さんの費用がかかる、自己負担が入り用になる中で補助額が適正
かどうかという部分も含めて、また中長期的にというあれでもな
いのですけれども、ご検討いただく余地はあるものなのでしょう
か。その点いかがでございましょう。
建築指導課長
診断の補助に関しましては、実績、5年間の限定の考え方
で要綱がつくられておりまして、その間の様子を見ながら、他市
町村でも改修補助も加えているところがありますので、そちらも
踏まえて5年間のうちに検討していこうとは考えております。
以上です。
山本委員
では、財源限られているのですけれども、安心、安全のまちを
つくろうという部分でもありますし、また密集しているところで
すと、本当周りの人にいざというときに危害を加える可能性もあ
るので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいし、次のアクショ
ンを起こされる時期がいずれ来るかと思いますので、そのときに
向かってぜひ積極的に政策立案をお願いしたいと思いますので、
その点ご要望だけしておきます。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
- 247 -
次に、営繕課所管のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
営繕課長
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち、営繕課所
管のものについて、予算説明書により、その概要を申し上げます。
まず、歳入からご説明いたします。18ページから19ページをお
開きいただきたいと思います。款14使用料及び手数料、項1使用
料、目7土木使用料、節2住宅使用料、説明欄の公営住宅使用料
7,737万円は、市営住宅21団地、449戸のうち、積算時に入居中の
401戸の使用料を見込み、算出したものです。同じく市営住宅駐
車場使用料320万4,000円は、富士見台団地ほか3団地に設置して
おります駐車場の使用料です。
次に、30ページから31ページをお願いします。款17財産収入、
項1財産運用収入、目1財産貸付収入、節1土地建物貸付収入、
説明欄の土地貸付料1,187万9,000円のうち営繕課所管のものは
80万9,000円で、山崎団地4名分の674.52平方メートルの土地貸
し付けに係るものでございます。
次に、34ページから35ページお願いします。款21諸収入、項5
雑入、目1雑入、節4雑入、説明欄、上から14行目にあります土
地転貸料(南台団地外1団地)127万9,000円は、南台団地3名、
544.4平方メートル、中原団地2名、110.54平方メートルの土地
の転貸に係るものでございます。
歳入の主なものについては以上です。
- 248 -
続きまして、歳出についてご説明いたします。116ページから
117ページをお願いします。款8土木費、項4住宅費、目1住宅
管理費、大事業、市営住宅管理運営事業、中事業、維持補修費450万
4,000円は、市営住宅の維持管理に必要な諸経費を計上させてい
ただきました。同じく中事業、事務費522万7,000円の主なものは、
消防用設備、連結送水管、給水設備等の法定点検に係る業務委託
料などでございます。
次に、大事業、土地借り上げ料1,218万9,000円は、中原団地624平
方メートル、南台団地5,494平方メートルの土地の借り上げに係
るものです。
次に、大事業、市営住宅耐震化推進事業1,079万4,000円は、下
河原団地1号棟の耐震補強工事の設計業務、池ノ下団地3号棟及
び霞川団地の耐震2次診断を実施するものです。なお、この事業
につきましては予算参考資料30ページに記載してありますので、
一緒にご参考にしていただきたいと思います。
以上で営繕課所管の概要説明を終わります。よろしくご審議く
ださいますようお願いいたします。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
山本委員
1点だけお伺いをします。
歳入歳出見比べさせていただいて、住宅使用料として8,057万
4,000円収入があって、住宅の維持管理に係る費用、耐震化の事
業費まで含めて全部で5,300万何がしですよね。残り2,700万円と
- 249 -
いうのは、これどこへ行ってしまうのでしょう。一般財源ですか。
営繕課長
この差の約2,700万円近くあるのですが、そのうちの半分近く
は、過去に建設しました3団地分のまだ起債が残っておりまして、
公債費のほうに充てられております。
以上です。
山本委員
後年度の公債費負担で償還に充てておられるということですけ
れども、それを織り込んだときに住宅の維持管理費、償還分も含
めたトータルの維持管理費と今の住宅使用料、家賃収入、その部
分とのバランスというのはとれていると理解をしてよろしいので
しょうか。事業全体としての収支のバランスから見ていかがな状
況にあるのか、ご教示ください。
営繕課長
今年度につきましては5,300万円なのですが、先日の補正第8
号で平成22年度に予定していた霞台団地の設備改修工事が交付金
の関係で前倒しになりまして、そっくりそのまま行ってしまいま
したので、このような差になってしまったわけです。今後改修工
事等も順次計画、ストック活用計画等でお示ししましたとおり計
画されていますので、歳入のほうが上回るというのは今後は起き
ないかと思います。
山本委員
国のほうが15カ月予算を組んでいますので、その関係というこ
とで理解をさせていただきました。レアケースということですね。
今後の家賃のあり方なのですけれども、耐震改修等々で歳出か
さんでいく状況になりますよね。ストック管理の計画をこの前、
以前おつくりになられているわけですけれども、事業計画等々推
- 250 -
進していかれる中で、使用料の負担水準のあり方という部分につ
いてどういうふうにお考えになっていかれるのか、ご見解を、今
あるところで結構ですので、お示しください。
営繕課長
住宅の使用料につきましては、法で家賃の算定が決まっており
ますので、全国一斉、同じなのですが、ですから家賃を上げたり
下げたりというのは市単独では全く考えておりません。ただ、入
居基準とか、その辺につきましてはこれから裁量も少し幅が出て
くるのかなとは思いますが、あくまでも家賃については法で示さ
れた計算でやっておりますので、よろしくお願いします。
金子委員
単純なことで。市営住宅の耐震いろいろやっているわけですが、
入居の利用率といいますか、今全体に対してどの程度、全然あき
がないのか、それとも少しぐらいあきがあるのか、その辺のとこ
ろはいかがですか。
営繕課長
先ほどちょっと触れましたが、449戸のうち木造で解体待ちの
が20戸ありまして、実質429戸になります。うち、現在406戸入居
しておりまして、今入居の手続中がさらに2世帯あります。です
から、もう少しで408になるかなと。ただ、これまた退去等があ
りますので、年間通してかなり変動しますので、大体405から多
くて410の間ぐらいで推移していくのかなというふうに思ってお
ります。
金子委員
そうしますと、多少はあいている部屋を残しておくという意味
ですか。
営繕課長
ほかで目的外使用ということで離職者対策の関係で3戸今あけ
- 251 -
てありますし、今、ことし現在、池ノ下団地工事をしております。
来年早々すぐに先ほどの霞台団地もやります。そのときに住居の
中をやりますので、2部屋か、できれば3部屋ぐらいあけておき
ますと、ローリングができますので、そういった意味で政策的に
あ けて いる部 屋も ござ います 。全部で それがあと 合わせます と
10戸ぐらいはそれに当てております。
以上です。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これで建設部所管のものの審査は終了しましたが、区画整理部
所管のものの審査が終了するまで討論、採決を保留いたします。
暫時休憩いたします。
委員長
午後
2時32分
休憩
午後
2時34分
再開
会議を再開いたします。
次に、区画整理部所管のものについて審査に入ります。
区画整理課所課のものについて説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
区画整理課長
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち、区画
整理課所管のものについてご説明申し上げます。
- 252 -
初めに、歳入からご説明申し上げます。予算説明書の34ページ
から35ページをごらんください。款21諸収入、項5雑入、目1雑
入、大事業、土地区画整理事業清算金31万6,000円につきまして
は、今回の徴収をもって最後となります豊岡第一土地区画整理事
業の換地処分公告により確定いたしました清算金の分割徴収対象
者49名のうち、残りの1名の第10回の徴収金でございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書の
112ページから115ページをごらんください。款8土木費、項3都
市計画費、目4土地区画整理費の主なものについて説明いたしま
す。まず、115ページの大事業、まちづくり研究会関係費196万
8,000円につきましては、武蔵藤沢駅周辺まちづくり研究会ほか
3研究会への委員報償金と補助金であります。
次に、大事業、武蔵藤沢駅周辺土地区画整理事業の8億5,600万
円、大事業、入間市駅北口土地区画整理事業の2億5,250万円、
大事業、扇台土地区画整理事業の3億1,070万円及び大事業、狭
山台土地区画整理事業の3億5,665万円は、各土地区画整理事業
特別会計への繰出金であります。
また、大事業、野田土地区画整理事業の3,700万円は、野田土
地区画整理組合に対する補助金であります。
次に、大事業、水道工事負担金6,000万円は、区画整理事業地
内における水道管先行布設工事に係る水道部への償還金でありま
す。
以上で区画整理課所管の予算の説明とさせていただきます。よ
- 253 -
ろしくご審議いただき、ご決定くださるようお願いいたします。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
最初の歳入の清算金の関係で31万円というのは、10回目という
ことになってきますと、全体が310万円ぐらいだったというふう
に考えてよろしいのですか。清算金でこうやって分割して払う方
というのは、豊岡第一の場合何名いたのですか。
区画整理課長
清算金の全体額といたしましては、2,308万138円でござい
ます。徴収清算金の総額でございます。そのうち、今回10回分と
いうことでございますが、分納という制度がございまして、余り
高額な方につきましては5年間の分納ということになっておりま
して、額によって回数が違うのですけれども、最後の方について
は10回に分けての分納ということで、今回が最後になってまいり
ます。分納の、分割払いを選択された方、これはご本人の申し出
によるのですけれども、6名の方が分割の申し出をなされまして、
過年度で5名の方が清算金の徴収はすべて終わっております。残
る1名の方のみ、平成22年度にお支払いいただくということにな
っております。
石田委員
そうすると、この10回目という話になってきますと、これは年
に2回ぐらい分割していたということなのですか。
区画整理課長
石田委員
おっしゃるとおりでございます。10月と3月でございます。
別の問題でもう一つ聞いておきたい。
野田の区画整理の関係の補助金、これは3,700万円なのですけ
- 254 -
れども、これ野田の区画整理に関してはここで論議するしかない
ですよね。次の特別会計入ってこないから。もしできましたら、
その進捗状況だとか、今年度の事業計画だとか、少し内容的なも
のを話していただけますか。
委員長
これは資料何か出ますか。何かありますか。
区画整理課長
委員長
特に資料はご用意していないのですが。
では、どうぞ答弁お願いします。
区画整理課長
野田の平成21年度末でよろしいでしょうか。平成21年末の
予定でございますが、事業費ベースで89.2パーセントでございま
す。道路整備につきましては96.2パーセント、汚水整備について
は98.5パーセント、建物移転については91.3パーセントでござい
ます。
石田委員
その中で平成22年度はどこまで、どんな事業を進めるのか、そ
こも話していただけますか。
区画整理課長
平成22年につきましては、まだ道路が若干残っております
ので、一応道路の整備と建物移転まだございます。こちらのほう
を行いまして、今の予定でございますけれども、平成22年度中に
はすべての工事を完了したいということで今鋭意努力しておりま
す。
石田委員
すべてこれで終わるということになってきますと、市のほうか
ら持ち出しとか、それは総額で幾らぐらいになる見込みか、予定
をお聞きしたいのですが。
区画整理課長
現在までの野田区画整理組合への補助金の累計でございま
- 255 -
すけれども、平成21年末の予定でございますが、10億4,729万円
の支出をしております。一応平成22年度、来年度でございますが、
3,700万円でございますので、合計いたしますと10億8,429万円の
支出を、補助金の累計額ということになっております。
石田委員
当然これ全部終わるということになると、清算金等も明らかに
なるかと思いますけれども、それはどのくらいでしょうか。
区画整理課長
清算金の額につきましては、1点、整理前と整理後の評価
差が清算金になってまいります。ただ、1点の単価、1戸当たり
の単価でございますが、それにつきましてはおおむね工事が概成
した時点、工事等が終わった時点で、その時点での、いろいろな
方法がございますけれども、固定資産税の評価額、もしくは相続
税評価額等の路線価なりを参酌いたしまして1戸当たりの単価を
決定いたしますので、申しわけございませんが、今の段階では1
戸当たり幾らで、総額幾らというふうな数字はまだ、申しわけご
ざいませんが、はじいてございません。これは、あくまで換地計
画、換地計画といって換地処分の前の段階の計画を立てる段階に
おおむねの額等を定めることになっておりますので、それまでに
は定められますけれども、申しわけございませんが、今の段階で
は1点幾らということまでは、ちょっと申しわけありません。算
定できないのですけれども。
石田委員
そうしますと、時期的にはいつごろになるのですか。平成22年
度末で出るのですか、それとも平成23年、平成24年ぐらい先にな
るのですか。
- 256 -
区画整理課長
山本委員
今の予定ですと、平成24年になってしまうと思います。
区画整理の4会計への繰出金なのですけれども、これ4事業総
額で17億7,500万何がしということになるかと思うのですが、こ
れ市の財政状況は非常に厳しい中で、かつ面的整備計画的に進め
るという部分で恐らくぎりぎりの額で出されたのだろうなという
ふうにお見受けはするのですが、各事業の進捗、その他はあるか
とは思うのですが、たしか行政改革のときだか、前々からご主張
は申し上げていたのですが、財政ベースでの総額管理というので
すか、繰り出しの、その辺についてのお考えいかがでいらっしゃ
いますか。おおむね10億円内外で締めたほうがいいのではないか
という、その中で傾斜配分をというご要望は過去に何度かさせて
いただいた記憶があるのですけれども、その辺のお考えについて
はいかがでございましょう。
区画整理部長
その辺につきましては、確かに前からちょっと予定が10億
円がどうのこうのという枠でしたのですが、ちょっとここでふえ
ているということでございますが、事業を早く終わりにしたいこ
とと、また特にまちづくり交付金というような形がございました
ので、それらの活用をするに当たりまして、それらの裏負担とい
いますか、市負担がふえたということでございます。それらがあ
る程度の進捗が進みますと、またもとどおりのそういった枠内で
はおさまることは間違いないと思います。
以上でございます。
山本委員
国の裏負担の関係があるということで、その点は了解をさせて
- 257 -
いただくのですけれども、できればと申しますか、非常に4つの
事業を今同時並行でやっているわけですよね。終わりかけのもう
現地工事の完工もほぼ見えている事業が2つですかね。残り2つ
は、もうこれ長期的に腰据えてやるのだか、大幅に見直すだかを
考えざるを得ないという形で仕分けて考えると、限られた財源の
中で、もうすぐ終わるところにできるだけ集中的に傾斜配分する
ようなことで、今おっしゃられたように、早く終わらせてしまう
という形で進めていかれるという方向で今されているのかなとい
うところなのですが、藤沢については恐らくそういう方向で今傾
斜配分されているというふうに思うのですが、市駅の北口と扇台
の事業のあり方、非常に国道の関係だとか、いろいろ個々の事業
ごとに事情があるのは承知をしておるのですけれども、基本的な
考え方としてこの繰出金のあり方、今後の事業の進捗とあわせて、
どういうふうに総額進めていかれるのか、ご所見をお聞かせいた
だければと思います。
区画整理部長
確かに今取りかかれています狭山台と藤沢についてはもう
終盤でございますので、一刻も早く終わりにしたいと、こういう
ことでございます。あと、残りの北口と扇台の関係もございます
が、これらもそれなりに地権者が待っておりまして、もう事業の
ほうも大分たっております。ですから、できるだけ、そういった
ことがございますので、そこをやめるとか、少し抑えるとかとい
うのはなかなかしたいのですが、もう既に地権者のほうも待って
おりますので、できるだけそういった総枠の中で配分をしていた
- 258 -
だきまして、事業のほうを進めたいと、このようには思っていま
す。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
以上をもちまして各部ごとの質疑が終結いたしましたので、こ
れより討論に入ります。
まず、反対の方から願います。
石田委員
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち所管のもの
について反対討論を行います。
100年に1度と言われた経済危機が世界的には新興国の経済活
動の活発化などによって一定の見直しも見られる中で、日本だけ
は 2番 底の心 配も され ている ようにま すます深刻 化する経済 情
勢、新政権によって初めての予算が編成されました。政府の経済
見通しでは、来年度は実質で1.4パーセントと3年ぶりのプラス
成長を見込んでいますが、より生活実感に近い名目成長率は0.4パ
ーセントにとどまり、相変わらずデフレ状態が続くと予測してい
ます。失業率は5パーセント台の高い水準にとどまり、民間最終
消費支出は名目ではマイナスという見通しです。失業などの長期
化によって、市民の生活不安は昨年以上に高まっています。
第1の反対の理由は、こうした市民生活のもとで生活道路の老
朽化に追いつけない道路予算になっていることです。場当たり的
な対応から、全体を調査し、計画的な道路整備に切りかえていく
- 259 -
べきです。項2の道路橋りょう費が昨年当初6億674万8,000円か
ら 31.5パー セン ト、 1億9,144万5,000円減 額し、 4億 1,530万
3,000円に激減しています。増額すべき道路予算をこんなにも減
額していては、市民の期待にこたえられません。
第2の反対理由は、狭山台土地区画整理事業特別会計繰出金3
億5,665万円についてです。平成21年度の法人市民税は、当初15億
9,747万円が10億7,847万円に5億1,900万円、32パーセントも減
額しており、法人税に期待できません。工業団地づくりの狭山台
区画整理事業よりも、近隣市と比べ、大きく立ちおくれている子
供医療費の無料化推進などに予算を回すべきです。
以上の2点の理由で本議案に反対します。
委員長
次に、賛成の方願います。
金子委員
一般会計予算は、第32号ですか、これは全面賛成ということで
ございまして、何も言うことはございませんが、狭山台の関係で
一言。この狭山台地区の新市街地整備を目的とした事業は、平成
5年の6月に事業認可を受けたということでございまして、それ
以来、ことしは平成22年ですね。3月の間までいろいろな面でい
ただいたわけでございますが、その目的といたしまして、建物の
撤去、移転、あるいは街路築造工事等を行いまして、そして企業
等の進出も見たということでございまして、順調に進展をしてい
るということでございます。そして、平成22年度の予算は前年度
対比38.8パーセントの増でありますが、これらの増は償還金を含
めるということで、いろいろな面で努力をしていると。そのよう
- 260 -
な観点から見ますと、今までやってきました関係から税金は8億
円以上を入っていると、そういうことから見ますと、今までやっ
てきました繰入金を正当なものと考えながら今来ているわけです
が、特に進捗率は、この図からいっても、道路では88.75パーセ
ント、そして雨水管におきましては98.00パーセント、そして汚
水管は95.48パーセント、建物補償は96.81パーセントともうほと
んど完成に近いという状態でございますので、ぜひこれを進めて
いただきますよう賛成をさせていただきたいと思います。
以上です。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち所管のもの
は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立多数〕
委員長
起立多数であります。
よって、議案第32号
平成22年度入間市一般会計予算のうち所
管のものは、原案のとおり可決いたしました。
暫時休憩いたします。
午後
2時52分
休憩
午後
3時05分
再開
- 261 -
委員長
△
会議を再開いたします。
議案上程
議案第37号
委員長
平成22年度入間市下水道事業特別会計予算
次に、議案第37号
平成22年度入間市下水道事業特別会計予算
を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
下水道課長
それでは、平成22年度入間市下水道事業特別会計予算の概要
について、予算書及び予算説明書によりご説明いたします。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ23億5,535万7,000円で、
前年度対比2億4,423万4,000円、率にして9.4パーセントの減と
なっております。
それでは、予算説明書の254ページをお開きいただきたいと思
います。まず、歳入について申し上げます。款2項1目1下水道
使用料14億1,468万8,000円は、前年度対比1億790万1,000円、率
にして7.09パーセントの減で、平成20年度後半からの経済不況等
を反映して汚水排出量が減少したことによるものです。
次に、款5項1目1一般会計繰入金8億円は、前年度対比
5,000万円の減で、特別会計に占める繰入金の割合は前年度対比
1.27パーセント増の33.97パーセントとなります。
- 262 -
次に、款8項1目1下水道債8,820万円のうち公共下水道整備
事業債3,100万円は、前年度対比5,350万円、率にして63.31パー
セントの減で、起債対象である市単独事業費を見込んだものでご
ざいます。また、流域下水道整備事業債ですけれども、荒川右岸
流域下水道事業に対する入間市負担分が9.19パーセントに当たる
5,720万円を計上したものでございます。なおちなみに、入間市
の負担率なのですけれども、平成22年度より荒川流域別下水道整
備総合計画、いわゆる流総計画、この計画での計画排水量が人口
減少見込み等により変更になったことから、昨年までの9.38パー
セントから0.19パーセントの引き下げとなりました。
以上で歳入の説明を終わります。
続きまして、歳出についてご説明いたします。258ページをお
開き願います。初めに、款1項1目2下水道普及促進費、中事業、
私道共同排水設備設置事業補助金1,723万8,000円は、補助対象8
路線、延長にして221.85メートルに対する補助を見込んだもので
ございます。
次に、260ページから261ページ、目3下水道維持管理費、中事
業、下水道使用料徴収等委託料8,261万6,000円は、下水道使用料
の徴収事務等を水道部に委託する費用でございます。
次に、中事業、補修工事費6,791万9,000円の主なものは、予算
参考資料の51ページにお示ししてございますけれども、管渠補修
工事や人孔等の緊急補修工事、マンホールぶた取りかえ工事等を
予定するものでございます。
- 263 -
次に、大事業、荒川右岸流域下水道維持管理負担金5億497万
6,000円は、前年度対比2,050万3,000円、率にして3.9パーセント
の減で、これは和光市にある終末処理場の維持管理負担金でござ
います。
次に、款2項1目1下水道建設費、中事業、管渠築造工事費
9,997万8,000円は、予算参考資料のこれも51ページにお示しして
ございますけれども、市単独工事で雨水管1工事70メートル、汚
水管で藤沢区画工事、延長226メートル、野田区画工事、延長90メ
ートルなどの工事を見込んだものでございます。
次に、262ページから263ページ、目2流域下水道事業費、大事
業、荒川右岸流域下水道事業費負担金5,725万4,000円は、先ほど
歳 入で ご説明 した とお り、荒 川右岸流 域下水道事 業に関係す る
13市町の負担金総額6億2,300万円に入間市の負担率9.19パーセ
ントを乗じた額でございます。
次に、款3項1公債費12億8,091万5,000円は、政府資金及び地
方公共団体金融機構等から借り入れた市債の償還元金及び償還利
子で、前年度対比5,222万6,000円、率にして3.92パーセントの減
となっております。なお、平成22年度末の未償還元金は272ペー
ジにお示ししてございますけれども、126億6,033万9,000円、平
成21年度末と比較して7億8,305万4,000円、率にして5.82パーセ
ントの減となる見込みでございます。
次に、お手数ですが、予算書の250ページをお開きいただきた
いと思います。第2表、債務負担行為、入間市水洗便所改造資金
- 264 -
融資あっせん制度による資金を融資した金融機関に対する損失補
償は、表のとおりであり、また第3表、地方債、公共下水道整備
事業、流域下水道整備事業は、歳入でご説明したとおりでござい
ます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い
申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
公債費で結果的に年度末で126億6,033万9,000円になるという
話なのですけれども、今度新政権できて、一定程度は繰上償還だ
とか、そういうのを認める方向出てきていますよね。そういう中
で、今年度何とかそういった方向で繰上償還的なものは見通しは
ないのでしょうか。
下水道課長
今実は平成19年から3カ年の、前回入間市で7億円ほど繰上
償還させていただいたのですけれども、これの時限がまた3カ年
延長されました、法的には。ただ、そのとき入間市は7パーセン
ト 以上 の市債 につ いて 繰上償 還させて いただいた のですけれ ど
も、今回5パーセント以上のものということで一定の枠はあるの
ですけれども、ただそのハードルですか、条件、これが満たされ
るかどうかというのはちょっとまだそこまで決定されておりませ
ん。かなりハードルが高いことは確かです。仮に一応仮計算はし
てございますけれども、入間市の今5パーセント台、6パーセン
トの起債の残高が約20億円ございます。これを仮にこれが認めら
- 265 -
れたとして、2パーセントで借りかえた場合、これの要するに利
子の差益ですか、これが約3億8,000万円になります。ですから、
私どもも重大な関心を持って動向を見て、なるべく該当になるよ
う な形 でなれ ばい いな という ふうに希 望的観測を 持っており ま
す。
以上です。
石田委員
そのハードルについては、何かつかんでいます。例えば不交付
団体になるとやっぱり対象から外れるのではないかなんていう話
もちらっと聞いているのだけれども、状況的には何かそのハード
ルについてつかんでいますか。
下水道課長
基本的にはおっしゃるとおり交付税不交付団体は除外される
というのですけれども、中で財政力指数ですか、この数字いかん
によって該当になるかどうか。もう一つは、もし該当になった場
合、前回は下水道使用料の改定が平成19年度にやって、それなり
の経営基盤の安定ということが図れたのですけれども、それをや
ったことによって、またさらなる効果、これが果たして国の言う
ような効果が発揮できるか、これも検討しなくてはいけないと思
っております。現状ではそういうところです。
山本委員
基本的なことで恐縮なのですけれども、単式の会計方式で書か
れていますので、ちょっとわかりづらいので、ちょっとこれをご
教示いただきたいのですが、下水道使用料の性格ということで、
下水道使用料でカバーすべき歳出というのが運営、維持管理、建
設、償還とそれぞれあるのですけれども、下水道使用料というこ
- 266 -
とで受益者負担で維持すべき範囲というのが歳出の大体どのあた
りまでなのか、その辺ちょっと基本的なことで恐縮なのですが、
ご教示いただけますか。
下水道課長
下水道使用料については収益的収入になりますので、現在入
間市では維持管理費の全額、それから本来は償還利子について充
当させるべきなのでしょうけれども、元金についても入間市は充
当しております。全体の償還元利金の現在67パーセントですか、
これが下水道使用料によって賄われております。現在そういうこ
とです。
山本委員
下水道審議会ですか、今後3カ年の資金計画の中で使用料の改
定は行わないということで答申があったように聞いております。
単式なので、これちょっと何とも単純に比較はできないのですけ
れども、今期、この新年度予算案の中で下水道の使用料について
7パーセント内外の減収になるという動向をお示しになられてい
るわけですけれども、今後の経営安定化という部分でこれかなり
厳しいところがあるのかなというふうにも思うのですが、営業収
益の部分、営業収支の部分での経営見通しというのがどういうふ
うになっていくのか、見通しをお示しいただけますか。
下水道課長
今回新年度の当初予算ということで前年対比7.09パーセント
ですか、これ減になっております。平成21年の当初予算つくった
時点では、平成19年の6月から改定したということで、当然その
分が値上げということで想定していたわけなので、ところがその
後、ご存じのように、先ほどお話ししましたけれども、平成21年
- 267 -
秋以降のリーマンショック以降、がたっと落ちました。一方、ま
た個人的にはエコ意識、それから節電家電の普及等によって落ち
込んだということで、実は平成21年度12月ですか、補正予算組ま
させていただいて、約1億円ぐらいの減額をさせていただきまし
た。そういうベースからいうと、実は今年度の、平成22年度の当
初予算につきましては、実際はある程度スライドさせた形で積算
しております。というのは、前年度対比100パーセントは見られ
ないのですけれども、実際実績で97.8パーセントぐらいの若干の
下降があった。ただ、企業活動ですから、一時的に排出量は落ち
ますけれども、その率ですべて落ちるということはあり得ないの
で 、反 動とか より 戻し みたい なものも 期待させて いただいて 、
97.8パーセントプラス1パーセントの増、ただし前年よりは低い
でしょうという形で積算させていただきました。今後も3年間、
ある程度同じくらいの水準で使用料自体は推移していくだろうと
いうことで計画したものでございます。
山本委員
維持管理の全額が使用料で見られているということは、使用料
が、一定量は生きている以上排出しますので、水道の使用の量に
比例するわけですから、ゼロにはならぬわけですから、人口も横
ばいだということを考えると、一定は確保できるというお見込み
の中で進まれているというふうには理解をしますけれども、一方
で下水道の整備のほうはこれ平成28年までとめる話だったのでし
たよね。そういう中で、今後の下水道の整備の見通しですが、国
の方針もここで大きく変わるようですけれども、その辺、今度は
- 268 -
資本収支の関係で、そちらのほうはどういうふうに進めていかれ
るお考えなのか、ご所見を伺います。
下水道課長
収支については、このまま収入についてはある程度スライド
という期待はできます。一方、支出のほうなのですけれども、先
日総括の折にもありましたけれども、平成21年度から10カ年で、
ある程度修繕の急を要するところにつきましては総額18億
3,000万円程度の維持管理費を計画してございます。あと、維持
管理につきましては、今現在国の補助金もらっていないのですけ
れども、今後、実は長寿命化計画というのがございまして、どん
どん管が全国的に古くなるものですから、それに対する補修に対
する一定の補助、こういったものも制度的にはできてございます。
入間市においても今後二、三年以内にはその長寿命化計画、こう
いったものをつくって、管渠ですとか、管渠の補修、それから人
孔等の補修等についても国庫補助がもらえるような形で事業計画
をつくって、効率的に維持管理をしていこうという計画は持って
おります。
山本委員
おおむね方向性として了解をさせていただきます。
あと、細かいことなのですけれども、地方公営企業法の全面適
用、今営業収益と資本収支と別々にお伺いしましたけれども、経
理の方法として、維持補修の時代に移っていくわけですから、そ
ろそろ全面適用なり、経理会計部分についての一部適用なり、ご
検討いただく時期に来ているような気もするのですが、その部分
のご所見はいかがでございましょう。
- 269 -
下水道課長
いずれにしても、国の公会計制度改革で公営企業についても
法 適用 しなさ いと いう 方向は 純然たる ものである のですけれ ど
も、現在入間市は法非適企業ですので、決算上は総務省方式の改
訂モデルというのを使って便宜的に財務4表を出しているという
状況でございます。
公営企業法を適用したメリット、デメリット、これはあるかと
思うのですけれども、メリットとしては一番、目に見えてはっき
りするのは、使用料の費用が適正かどうかというのが外に明らか
になる、これが一番のメリットだと考えております。もう一つは、
決算の早期確定による経営状況の把握ですとか、いずれにしても
外に対して透明性が確保されるよというメリットがございます。
一方、デメリットというのもございます。大きな規模の公営企
業ならともかく、入間市の企業規模からいって、現在のものに対
して、例えば契約事務ですとか、財務事務、出納事務、これら一
般会計と切り離されますので、今は一般会計の職員によってやっ
ていますけれども、それが全部自分のところに返ってくるとなる
と、逆に事務量がふえるという部分も想定されます。ですから、
あとはそれを透明性が優先されるのか、経費的にどうなのか、ど
ちらを優先させるのかという問題が当然出てきます。ですから、
そういったものも含めて、今後例えば水道部との部の統合、そう
いうものをあわせて研究する必要があるかと思っております。
今の入間市の下水道会計では、8億円から8億5,000万円の一
般会計繰出金があって初めて成り立っているものです。この繰出
- 270 -
金については、長い間市民の方の下水道使用料の高騰を防いだと
いう意味で、ただそれが過去の借金をまだ返し切れないという状
況の中で、それがある程度解決した時点は当然これはもう完全に
移行する必要があると思いますけれども、現状ではデメリットも
かなり大きいので、研究はいたしますけれども、将来にはそうい
うことになると思っております。
山本委員
方針については大分ご理解いただけているので、ありがたいの
ですが、今企業会計、全適した場合に繰入金、繰出金というのは
恐らくこれ出資金に変わるのだと思うのですけれども、その部分
でデメリットが非常に大きいというお話だったのですが、その部
分が解消される目途というのはおおむね何年後ぐらいになるので
すか。腰だめの数字で結構ですので。
下水道課長
それは、非常に難しい問題だと思うのですけれども、とりあ
えず3カ年、先ほどお話に出ました下水道事業審議会では3カ年、
8億5,000万円の一般会計繰出金を想定して、今回据え置きとい
う結果になっております。下水道事業としては、最低7億5,000万
円とか、そのぐらいまでは恐らく、一般会計も苦しいですから、
下げられるだろうと。あとは、もう起債の残高がどれだけ償還し
ていって減るかによって、それは変わってくると思います。先ほ
ど冒頭に出ました繰上償還等があれば、かなりそれは余裕が出る
ということは事実ですけれども、いずれにしてもそれちょっとわ
かりませんけれども、一般会計が何とか回復していただければと
いうことでこちらも期待している状況なのですけれども。
- 271 -
山本委員
最後1点だけ。今課長のほうから水道部との事業統合のお話が
出ましたけれども、今後の見通しとして積極的に検討していただ
くような形で、今おっしゃられた公営企業法を入れるに当たって
の事務量のデメリットをカバーする方法の一つとしてご検討いた
だけるということで、水道部も含めて協議していただけるという
ことでよろしいですか。確認だけさせてください。
下水道課長
一応組織の統合については、以前下水道課として水道部との
部の統合ということで調書を出した経緯がございます。ただ、そ
の折にも組織を統合した場合の実際の要するに事務所の配置です
とか、一番大きかったのはそれぞれの台帳オンラインシステム、
水道オンラインシステムと下水道台帳システムが、本来であれば
地下埋設物の台帳ですので、1つになると、これが一番今別個で
やっていると、こういった物理的なものが統合されて初めてメリ
ットが出るというふうに考えております。ですから、今後企画の
ほうでも長期プランのほうで組織の見直しをこれから始めますけ
れども、その中に研究材料として入れさせていただきたいと、こ
ういうふうに考えております。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
- 272 -
これより議案第37号
平成22年度入間市下水道事業特別会計予
算を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
暫時休憩いたします。
委員長
△
午後
3時29分
休憩
午後
3時30分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第38号
平成22年度入間都市計画事業武蔵藤沢駅周辺土地区画
整理事業特別会計予算
委員長
次に、議案第38号
平成22年度入間都市計画事業武蔵藤沢駅周
辺土地区画整理事業特別会計予算を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について、執行部から説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
武蔵藤沢駅周辺土地区画整理事務所長
第38号
よろしくお願いいたします。議案
平成22年度入間都市計画事業武蔵藤沢駅周辺土地区画整
- 273 -
理事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算につきましては、それぞれ12億3,352万円を計上
させていただきました。主な内容につきまして、予算説明書によ
りご説明申し上げます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。予算説明書279ページ
から280ページをごらんいただきたいと思います。款1項1目1
保留地処分金につきましては、一般保留地2区画、つけ保留地3
区画、合計5区画、3,831万3,000円を見込んだものでございます。
次に、款2項1目1区画整理事業国庫補助金につきましては、
通常費1,000万円、地域活力基盤創造交付金1,375万円及びまちづ
くり交付金2億9,500万円の合計額3億1,875万円を計上したもの
でございます。
次に、款4項1目1一般会計繰入金につきましては8億5,600万
円を計上したものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書
281ページから284ページをごらんください。款2項1目1事業費、
大事業、調査設計等委託事業につきましては、出来形確認測量、
建物調査積算、(仮称)4号公園地下調整池設置工事に伴う施工
監理業務、継続事業の2期目でございます。それから、換地設計
業務等の委託事業1億854万9,000円を計上したものでございま
す。
続きまして、工事に関する説明をさせていただきたいと思いま
す。お手元に配付をさせていただきました図面のほうをごらんい
- 274 -
ただきたいと存じます。凡例といたしまして、赤で着色してある
部分が工事の箇所でございます。あと、四角で吹き出しのように
なっておる部分が工事の名称及び概略説明でございます。よろし
いでしょうか。あと、失礼しました。左下のほうに事業の進捗関
係の数値が載っておりますので、参照ください。
大事業、工事費、中事業、街路築造工事につきましては8―7
号線ほか2路線、164メートルを整備いたします。図面でいいま
す左の中ほどの上のほう、それから右の一番上のほうになります。
この部分は予定箇所です。
次に、中事業、雨水工事費につきましては8億8,525万7,000円
を計上したもので、2カ年の継続事業で前年度より実施いたして
おります(仮称)4号公園地下調整池設置工事2期等を実施いた
します。
次に、中事業、公園工事費につきましては藤沢中央公園整備工
事2期を実施いたします。地図でいう左の下になります。
続きまして、大事業、物件等補償費では、建物移転補償7棟及
び電柱移設等の補償費として9,515万1,000円を計上したものでご
ざいます。
最後になりますが、事業の進捗率について説明をさせていただ
きます。お手元の資料のほうをもしよろしければごらんください。
街路築造の進捗率でございますが、平成22年度末の事業が予定ど
おり終了いたしますと、進捗率は99.65パーセントとなる予定で
ございます。建物の移転率は、平成22年度の事業が予定どおり終
- 275 -
了いたしますと、進捗率は97.38パーセントとなる予定でござい
ます。
以上で説明のほう終わらせていただきます。よろしくご審議を
いただき、ご決定いただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。ありませんか。
山本委員
事業進捗率の関係なのですけれども、道路と建物補償について
もあらかためどがついておられるように理解をするのですが、こ
の事業の現地での工事あと何年で終わるのでしょうか。事業の完
了目途をお示しください。
武蔵藤沢駅周辺土地区画整理事務所長
工事のほうにつきましては、でき
ましたら平成23年度末をもってすべての工事を終了としたいとい
うふうに考えております。
山本委員
これで次の次、平成23年度末で終わらせたいということで今ご
答弁ありましたが、もちはもち屋なのでしょうが、公園の整備進
捗率が77パーセント強ということで、あとどこが残るのでしょう、
公園の分等々。お願いします。
武蔵藤沢駅周辺土地区画整理事務所長
来年度でこの図示してあります右
下の藤沢中央公園が終わります。平成23年度になりますと、今度
今調整池を入れております4号公園、こちらのほうの整備をして
公園のほうの完了となります。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
- 276 -
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第38号
平成22年度入間都市計画事業武蔵藤沢駅
周辺土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第39号
平成22年度入間都市計画事業入間市駅北口土地区画整
理事業特別会計予算
委員長
次に、議案第39号
平成22年度入間都市計画事業入間市駅北口
土地区画整理事業特別会計予算を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について執行部から説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
区画整理部参事兼入間市駅北口土地区画整理事務所長
平成22年度入間市
駅北口土地区画整理事業特別会計当初予算、議案第39号、ご説明
申し上げます。
- 277 -
平成22年につきましては、国道16号の拡幅及び馬頭坂線整備関
連を重点に事業を行う予定であります。
初めに、事業の進捗状況についてご説明申し上げます。北口区
画整理事業は、事業費ベースでの進捗率が平成21年度末で29.2パ
ーセント、平成22年度の事業が予定どおり終了いたしますと
31.98パーセントになる見込みでございます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。予算説明書299から300ペ
ージをごらんください。款1項1目1公共施設管理者負担金
5,000万円と款1項2目1区画整理事業国庫補助金9,250万円、内
容は通常費の1,000万円、地域活力基盤創造交付金8,200万円を計
上いたしました。
次に、款2項1目1一般会計繰入金につきましては2億5,250万
円を計上いたしました。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。301から302ペ
ージをごらんください。款2項1目1事業費、大事業、調査設計
等委託事業2,040万円は、16号及び馬頭坂線関連の建物調査積算
16棟及び道路実施設計等の委託料を計上したものでございます。
次に、工事関連といたしまして、当初予算工事予定箇所図を配
付させていただきましたので、あわせてご参照ください。大事業、
工事費、中事業、宅地造成工事費1,100万円は、移転に伴う35街
区の115平方メートルの宅地造成工事を実施するものでございま
す。同じく雨水工事費1,500万円ですけれども、区画道路の6―
7号線、ほかに雨水管延長90メートルを布設するものでございま
- 278 -
す。また、汚水工事費1,200万円ですけれども、馬頭坂線ほかへ
汚水管延長230メートルを布設するものでございます。その他工
事といたしまして、汚水管取りつけ工事及び区域内の道路補修費
として600万円を計上したものでございます。
次に、大事業、物件等補償費、中事業、物件等移転補償料2億
5,728万円は、建物等移転補償費9棟及び電柱等移設料を計上し
たものでございます。
以上で説明終わります。よろしくご審議をいただき、ご決定い
ただきますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。ありませんか。
金子委員
16号の関係なのですけれども、どの新聞だったかちょっと出て
いたのですが、入間市に16号の関係で予算がついたとかつかない
とかという、見たのですが、どの辺のところを国で言っているの
か、それわかりません。
区画整理部参事兼入間市駅北口土地区画整理事務所長
国全体の予算の関
係ですので、16号はどうなったか、私どもは、申しわけありませ
んが、ちょっと把握してございません。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
- 279 -
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第39号
平成22年度入間都市計画事業入間市駅北
口土地区画整理事業特別会計予算を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
暫時休憩いたします。
委員長
△
午後
3時43分
休憩
午後
3時44分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第40号
平成22年度入間都市計画事業扇台土地区画整理事業特
別会計予算
委員長
次に、議案第40号
平成22年度入間都市計画事業扇台土地区画
整理事業特別会計予算を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について執行部から説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
扇台土地区画整理事務所長
議案第40号
- 280 -
平成22年度入間都市計画事業扇
台土地区画整理事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
初めに、歳入からご説明申し上げます。予算説明書の317から
318ページをお開きいただきたいと思います。まず、款1項1目
1保留地処分金につきましては、つけ保留地約265平方メートル
の処分価格として2,000万円を計上したものでございます。
次に、款2項1目1区画整理事業国庫補助金につきましては、
通常費1,000万円、地域活力基盤創造交付金1億6,500万円の合計
額1億7,500万円を計上したものでございます。
次に、款4項1目1一般会計繰入金につきましては、3億
1,070万円を計上したものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。予算説明書の
319から320ページをお開きいただきたいと思います。まず、款2
項1目1事業費についてご説明申し上げます。大事業、調査設計
等委託事業につきましては、画地確定くい打ち測量、建物、物件
調査積算及び道路設計業務等の委託料として3,738万円を計上し
たものでございます。
お手元に配付しております図面を参照いただきたいと思います
けれども、工事のほうの説明をさせていただきます。大事業、工
事費、中事業、街路築造工事費でございますけれども、6,890万
円につきましては区6―11号線ほか9路線、幅員4から6メート
ル、延長690メートル、都市計画道路扇台4号線及び5号線、幅
員9メートル、延長155メートルの整備を実施するものでござい
ます。
- 281 -
凡例をちょっとさせてもらいますけれども、凡例は茶色の部分
が今まで整備してあるか今整備中の路線、平成21年度末で終わる
路線でございますが、赤色の部分が平成22年度に整備を予定して
いる道路となっております。
次に、中事業、雨水管布設工事費270万円は、区の6―81号線
に口径400ミリの雨水管50メートルを布設する予定のものでござ
います。
同じく中事業、汚水工事費2,580万円につきましては、主に街
路築造に伴い汚水管口径200ミリの管を625メーター布設するもの
でございます。
次に、中事業、その他工事費1,110万円につきましては、宅地
造成工事等を行うものでございます。
続きまして、大事業、物件等補償費、中事業、物件等移転補償
料2億8,970万円につきましては、17棟分の建物移転補償費を計
上したものでございます。平成22年度の事業が予定どおり終了い
たしますと、事業費ベースで進捗率は22.56パーセントになる予
定でございます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議賜り、ご決定くださ
いますようお願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
既に今回市民会館の前の通りやっていますよね。そういった状
況もあって、市民会館のところは当然公園に将来的になっていく
- 282 -
のだと思うのだけれども、建物そのものはいつごろから検討始め
るようなのですか。いずれはやっぱり壊すようなのでしょう、公
園の中ということで。市民会館の建物。
区画整理部長
よく委員さん方々ご存じだと思うのですが、市民会館その
もののあり方なのですが、本来ならば法的にはちょっとまずいの
かなということはありますけれども、何とか今ああいう形であり
ますので、ある以上そのまま活用させていただければと。うちの
ほうの事業にはのせませんけれども、そのようにさせていただき
たいなというようなことだと思います。
以上です。
石田委員
これは、最終的にでき上がって、いつになるかわからないので
すけれども、まだずっと先の話なので、会計監査でやれば、公園
内にこういった建物があるということになれば、当然壊せという
話になるのではないですか。そのためにこういった区画整理その
ものに対して国から補助やってきているわけだから、それに従っ
た計画をちゃんとつくらないと、最終的にはだから壊さざるを得
ないというふうに考えていいのではないかと思いますけれども、
違うのですか。
委員長
担当ではないけれども、答えるのですか。
区画整理部長
今委員長のおっしゃったとおり私どもちょっと直接ではご
ざいませんけれども、それは今言ったように活用はさせていただ
いて、もしもそういったご指摘があればそういった措置をとらざ
るを得ないとは思います。
- 283 -
石田委員
立場上は、むしろ区画整理の部長としては、執行部に対してで
きるだけ早目にとにかく移転先を考えてくれとかいう形で話を持
っていくべき立場ではないかなと思うのですけれども、違うので
すか。そうしないと区画整理事業そのものは完成していかないで
す。
区画整理部長
区画整理事業ですと、逃げるような言葉で非常に恐縮でご
ざいますが、このエリアそのものが確保できれば当然それでもう
事業のほうはいいことになりますので、確かに全体考えればそう
いうことですけれども、今とりあえずこの建物が道路上に載って
いるとか、そういうことではございませんので、今までの活用が
そのように進んでいる以上はとりあえずご指摘がない限り何とか
活用させていただいたほうが入間市のためになるのかなと思いま
す。
石田委員
もちろん活用するのは構わないのですけれども、いずれはそう
いったものをやっぱり考えていく必要があるのではないかと思い
ますので、いずれにしろこれのやっぱり検討課題ということで取
り組んでいただきたいというふうに思います。
以上でいいです。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
- 284 -
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第40号
平成22年度入間都市計画事業扇台土地区
画整理事業特別会計予算を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
△
議案上程
議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区画整理事業
特別会計予算
委員長
次に、議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区
画整理事業特別会計予算を議題といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について執行部から説明を求めます。
歳入歳出一括して願います。
提案理由の説明
狭山台土地区画整理事務所長
議案第41号
平成22年度入間都市計画事業
狭山台土地区画整理事業特別会計についてご説明申し上げます。
平成22年度の予算総額は、歳入歳出予算それぞれ9億5,470万
円となっております。
初めに、歳入から説明申し上げます。予算書の336ページから
337ページをごらんください。款1項1目1保留地処分金7,995万
- 285 -
円につきましては、一般保留地4画地975平方メートルの処分を
見込んだものでございます。
次に、款2項1目1区画整理事業国庫補助金につきましては、
通常費1,100万円及び地域活力基盤創造交付金2,090万円の合計額
3,190万円を計上したものでございます。
次に、款3項1目1一般会計繰入金につきましては、3億
5,665万円を計上したものでございます。
次に、款5項1目1土地区画整理事業債4億7,440万円につき
ましては、平成22年度に償還いたします市債残額5億9,280万円
の一部として新たに借りかえを起こすものでございます。
続きまして、歳出についてご説明申し上げます。予算書の338ペ
ージから339ページをごらんいただきたいと思います。款2項1
目1事業費、大事業、調査設計等委託事業1,815万円につきまし
ては、仮換地指定等の作業及び街区・画地点等測量、道路実施設
計等の業務委託を計上したものでございます。
お手元に配付しております図面をごらんいただきたいと存じま
す。街路築造工事は赤、雨水工事は緑、汚水工事につきましては
青色で表示しておりますので、よろしくお願いいたします。大事
業、工事費、中事業、街路築造工事費1億158万8,000円につきま
しては、区域の東側に位置します区―31号線、幅員9メートル、
延長620.45メートル、ほか2路線、延長470.12メートル、合計3
路線、延長1,090.57メートルの街路築造工事を実施するものでご
ざいます。
- 286 -
次に、中事業、雨水工事費7,220万円につきましては、区―31号
線の一部、口径900から1,100ミリ、延長301.14メートル、ほか3
路線の合計延長634.74メートルの雨水管布設工事を実施するもの
でございます。
同じく中事業、汚水工事費850万円につきましては、区画街路
35号線、口径200ミリ、延長157メートルに汚水管布設工事を実施
するものでございます。
続きまして、大事業、物件等補償費では、建物移転補償費2棟
及び電柱移設等の補償費として8,170万円を計上したものでござ
います。
次に、款3項1公債費、目1元金、大事業、償還元金5億9,280万
円につきましては、土地区画整理事業債の元金を償還するもので
ございます。
次に、目2利子、大事業、償還利子652万1,000円につきまして
は、平成21年度末の土地区画整理事業債の元金に対する利子を計
上するものでございます。
平成22年度の事業が予定どおり終了いたしますと街路整備率で
約88.75パーセント、建物の移転率は96.81パーセントとなる予定
でございます。事業費ベースでの進捗率は、約85パーセントとな
る予定でございます。
以上で説明を終わります。よろしくご審議賜り、ご決定くださ
いますようお願い申し上げます。よろしくお願いします。
委員長
これより質疑に入ります。
- 287 -
質疑を願います。
石田委員
348ページの地方債の関係なのですけれども、平成20年度末が
6億9,280万円、当初はたしかこの金額だったかなと思うのです
けれども、それで最終的に今借りかえなんかやって4億7,440万
円になるという話ですね。実際に6億円からここまで減ってきて
いるのですけれども、土地の保留地処分や何かで実際幾ら入った
のか、そして今後保留地処分の見通しとあわせてちょっとお聞き
したいのですけれども。
狭山台土地区画整理事務所長
保留地につきましては、全体で97画地、5
万1,520平方メートルあります。平成21年度までに約35億円、77画
地、3万8,972平方メートルを処分しております。平成22年度に
約8,000万円、4画地、975平方メートル、平成23年度以降につき
ましては8億3,000万円、これ予定なのですけれども、8億3,000万
円、16画地を処分する予定で、合計で44億1,000万円の収入予定
になっております。
石田委員
平成22年度で8,000万円、平成23年度以降になるのかな、これ
は。8億3,000万円、16区画って。最終的に処分できそうな時期
というのはいつごろで見ているのでしょうか。
狭山台土地区画整理事務所長
やはりライフラインとかそういった建物移
転とか工事をして土地があくわけですから、一遍に16画地売れる
ということはあり得ないです。ですから、徐々に例えば平成23年
度に2画地、平成24年度に3画地、平成25年度にまとまって9画
地、平成26年度に2画地といった形で長期的に販売していくとい
- 288 -
うような形になります。
以上です。
石田委員
大体わかりました。
あとそれぞれ処分する単価は平成22年度幾らで見ていて、平成
23年度以降はどうなっていくのでしょう。どういう形で見ている
のでしょうか。
狭山台土地区画整理事務所長
保留地の単価につきましては、平成22年度
が、これすべて4画地同じなのですけれども、平米8万2,000円
です。坪で27万円ぐらいになります。それで、平成23年度以降の
16画地の8億3,000万円については、これ平均なのですけれども、
場所によってちょっと単価が違いますので、7万1,700円を見て
いるようなところでございます。
石田委員
それ以降はどうなっていますか。
狭山台土地区画整理事務所長
今言った7万1,700円については、単純な
16区画を割った数字になります。具体的には平成23年度に2画地
ということで7万2,300円、平成24年度が5万4,000円、平成25年
度が8万1,900円、平成26年度が7万300円という形で今実施計画
上は見込んでおります。その合計額が44億1,000万円ということ
になります。
石田委員
長年携わってきて、地域の状況でわかると思うのですけれども、
これは間違いなくと言っては悪いかもしれないけれども、ほぼこ
の単価で売れるというふうに考えてよろしいですか。
狭山台土地区画整理事務所長
現状の景気等いろいろあるのですけれど
- 289 -
も、処分できる価格と考えております。
石田委員
もう一点ちょっとお聞きしたいのは、今回4億7,440万円です
か、借りるわけですね。これ借りかえの場合利率というのは幾ら
ぐらいかというと、借りる先はどこになるのですか。
狭山台土地区画整理事務所長
市中銀行から借りるわけなのですけれど
も、利率は前回借りた金額が1.1パーセントです。当然市中銀行
もいろいろありますので、見積もりをとりまして安いところに決
めるというような形になります。
以上です。
石田委員
一定の見通しというのは立っていないのですか。利率の、借り
る見通しの。
狭山台土地区画整理事務所長
平成22年度末が最終期限なものですから、
平成21年度については国と県のほうで承諾をもらったような状況
で、市中銀行等との調整はまだしていないのです。それで、来年
度、平成22年度5月以降になるかと思うのですけれども、再度県
と相談しまして、国のほうに承諾をもらうといった形になります。
それから銀行さんのほうとの交渉になると思います。
石田委員
市中銀行から借りるということになると、当然縁故債で繰上償
還というのは可能だと、要するに保留地処分で売れたらすぐにこ
れ入れるということで考えてよろしいですか。
狭山台土地区画整理事務所長
4カ年で返すのですけれども、毎年1億
1,860万円ずつ返す計算になるのですけれども、当然保留地等売
れたり、予算が余ったときについては少し先に返すと、そういっ
- 290 -
た形に考えています。
山本委員
先ほどと同じでちょっと基本的なことお伺いしますけれども、
この事業が予算どおり執行されたとして、いただいている表のと
おりの進捗率になるのだと思うのですが、現地工事あと何年で終
わりますか。
狭山台土地区画整理事務所長
補償が終わって現地が終わるというような
形になりますけれども、平成24年度までには終わらせたいと考え
ております。そうしますと、あと3年という形になりますけれど
も。
山本委員
その点はおおむね了解いたしました。
今回、今石田委員からもお話ありましたが、借換債起こしてお
られますけれども、利率の動向はどういうふうに変わるのでしょ
う。何パーセントで借りていたものを一たん返して、3パーセン
ト以下ですか、第2表拝見していると。おおむねそのぐらいにな
るのだろうというふうには思うのですけれども、金利の節約とい
う部分でどのぐらい利子浮いてくるのでしょう。
狭山台土地区画整理事務所長
前回借りかえた金額は、先ほども申しまし
たとおり1.1パーセントなのです。ですから、1.1パーセント以下
でできればできるだけ安いほうがいいという形で考えています。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
- 291 -
まず、反対の方から願います。
石田委員
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区画整理事業特別会計
予算について反対の討論を行います。
狭山台土地区画整理事業は、一般会計からの繰入金が昨年度が
4億4,050万円、今年度が3億5,665万円となっています。入間市
は、バブルが崩壊し、市民生活が困難になる中、財政が苦しいと
いう理由で敬老祝金を毎年支給から節目支給にし、さらにその金
額まで減額しました。寝たきり老人手当を廃止し、重度心身障害
者福祉手当に所得制限を導入、さらに昨年12月は65歳以上の新規
障害者を対象から外すなど、市民の暮らしや福祉、教育分野の予
算を削減してきました。このように市民生活を犠牲にしながら最
優 先課 題の一 つと して 狭山台 土地区画 整理事業を 行ってきま し
た。この間に失われた市民生活は取り戻すことはできず、ほとん
ど今でも後退したままです。
これらの背景には、この事業が当初の計画どおり保留地処分が
見込まれなくなり、4回の見直しで市費投入額が24億9,000万円
から62億8,055万円、225パーセントもふやされ、余りにも市費投
入が大きくなり過ぎたことにあります。2004年度に1億円程度だ
った繰入金が2005年度には2億円にふやされ、市財政の最も厳し
いこの時期、昨年の4億4,000万円に続き今回3億5,665万円の一
般会計からの繰入金は市民の理解を得られません。市債分は事業
完了時にはゼロになると楽観していますが、今後保留地の売却価
格が安くなれば、さらに市費の投入額はふえることになります。
- 292 -
景気が低迷する中、市民の暮らしは一層厳しくなることが予想さ
れます。市民の納める高い税金は、工業団地造成よりも全市民を
対象にした暮らしや福祉、教育分野に回し、厳しい市民生活を応
援する予算にすべきです。
以上で議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区
画整理事業特別会計の反対討論とします。
委員長
次に、賛成の方願います。
横田委員
議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区画整理
事業特別会計予算について保守系クラブを代表して賛成討論をい
たします。
狭山台土地区画整理事業は、平成5年に事業認可を受けて以来
16年が経過し、関係地権者のご理解、ご協力と市執行部の努力に
より着々と整備が進み、工業専用地域では110社を超える企業が
操業しており、また住居地域では300戸を超える住宅が建設され、
今後もさらに増加の傾向にあり、日々工業団地を含む新市街地へ
と発展をしています。また、近年は都市計画道路を初めとして道
路整備や浸水被害を解消するための雨水整備が進んだことに対し
ましては評価できるものと思われます。しかし、まだ区域内には
未整備の道路もあり、一日も早い完成を望む声も多く寄せられて
いる状況でもあります。
そのような中、このたびの平成22年度予算では街路築造工事と
雨水工事等に重点を置いた事業費を計上しており、特に区画街路
3路線、1,090.6メートルの街路築造工事及び雨水管、汚水管工
- 293 -
事が行われ、関係者の皆様の要望にこたえるものとなっておりま
す。今後も道路整備を優先し、関係地権者の土地利用や企業の事
業活動に支障がないように事業を推進すべきと考えています。
財源としては市債の借款が計上されておりますが、事業を早期
に完成させるためには一般会計の状況を考慮することも必要なこ
とと思います。今後保留地の計画的な処分による事業収入の確保
と借款となった市債の計画的な償還をお願いしたいと思います。
最後に、今後の事業運営につきましては、保留地の売却による
事業収入の確保と事業費の削減に一層努力され、この事業が早期
に完成されますよう要望し、平成22年度入間都市計画事業狭山台
土 地区 画整理 事業 特別 会計予 算につい ての賛成討 論といたし ま
す。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地区画整理
事業特別会計予算は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起
立を求めます。
〔起立多数〕
委員長
起立多数であります。
よって、議案第41号
平成22年度入間都市計画事業狭山台土地
区画整理事業特別会計予算は原案のとおり可決いたしました。
- 294 -
暫時休憩いたします。
委員長
△
午後
4時09分
休憩
午後
4時11分
再開
会議を再開いたします。
議案上程
議案第42号
委員長
平成22年度入間市水道事業会計予算
次に、議案第42号
平成22年度入間市水道事業会計予算を議題
といたします。
議案の朗読は省略いたします。
提案理由について執行部から説明を求めます。
提案理由の説明
水道経営課長
議案第42号
平成22年度入間市水道事業会計予算の概要に
ついて、予算書及び予算説明書によりご説明申し上げます。
予算書の349ページをお開きください。予算の内容から説明い
たします。平成22年度の水道事業会計の予算規模は、前年度の当
初予算より2.7パーセント減の36億7,974万2,000円となっており
ます。平成22年度の水道事業は、平成21年度に策定した入間市水
道ビジョンの考え方に基づいて、水道施設の維持管理や更新を適
切に行うとともに、効率的で安定した事業経営を確保するため取
り組みを進めてまいります。
第2条の業務の予定量では、給水戸数は平成21年11月現在の給
- 295 -
水戸数に平成22年度末までの増加を見込み、前年度当初より
1,000戸増の6万3,500戸、年間総給水量は平成20年度末の年間総
給水量約1,750万立方メートルを基本に、平成22年度までの人口
減少割合を考慮して、前年度当初より5万7,450立方メートル少
な い 1, 74 4万 2, 250 立 方 メ ー ト ル と し 、 1 日 平 均 給 水 量 は 4 万
7,787立方メートルといたしました。なお、水道料金の対象とな
る有収率はここ数年の実績を踏まえ、前年度当初より1パーセン
ト高い95パーセント、鍵山浄水場における自己水確保率はこれま
での埼玉県企業局との協議に基づき18パーセントとし、県営水道
からの受水率は82パーセントといたしました。主要な建設改良事
業では、配水管改良事業で2カ年の継続事業で実施する大規模団
地 の武 蔵台団 地内 及び 県道川 越・入間 線の配水管 布設がえ工 事
や、国道299号歩道整備に伴う配水管布設がえ工事を実施いたし
ます。
第3条の収益的収入及び支出は、企業活動の経常的な経営活動
に 伴う 収入及 び支 出で ありま す。事業 収益は前年 度対比、率 で
0.2パーセント、額で691万8,000円減の29億9,706万3,000円を見
込み、事業費は前年度対比、率で1.5パーセント、額で4,250万
9,000円減の28億6,322万6,000円とするものです。この結果、平
成22年度における税抜き後の収益的収支は前年度当初より
4,014万6,000円増の1億1,031万2,000円の純利益となる見込みで
す。
第4条の資本的収入及び支出は、主として建設改良及び企業債
- 296 -
に関する収入及び支出であります。資本的収入は前年度対比、率
で46.5パーセント、額で3,942万9,000円増の1億2,418万6,000円
を見込み、資本的支出は前年度対比、率で6.7パーセント、額で
5,880万6,000円減の8億1,651万6,000円とするものです。なお、
資本的収支の不足額6億9,233万円については、減債積立金や過
年度分及び当年度分損益勘定留保資金等で補てんすることとなり
ます。
次、350ページをお開きください。第5条の継続費は、武蔵台
団地内及び県道川越・入間線の配水管布設がえ工事の2件をそれ
ぞれ2カ年の継続事業とし、総額及び年割額を定めるものであり
ます。
第6条は予定支出の各項の経費の金額の流用できる内容、第7
条は議会の議決を経なければ流用することのできない内容、第8
の 棚 卸 資 産 の 購 入 限 度 額 に つ い て は 、 前 年 度 当 初 よ り 3,345万
8,000円減の4,030万6,000円とするものです。
次に、予算説明書から主なものについてご説明いたします。予
算説明書351ページの水道事業会計予算実施計画をごらんくださ
い 。 収 益 的 収 入 の 項 1 営 業 収 益 、 目 1 給 水 収 益 の 27億 8,016万
7,000円は水道料金収入であります。今年度は水の需要が減少し
て い る こ と か ら 、 年 間 給 水 量 は 前 年 度 対 比 0.3パ ー セ ン ト 減 の
1,744万2,250立方メートルとしましたが、水道料金の対象となる
有収水量については有収率を95パーセントとしたことから、
1,657万138立方メートルと見込み、水道料金収入については前年
- 297 -
度当初に比べ、率で0.1パーセント、額で271万2,000円の減額と
なりました。
目2その他の営業収益の1億9,907万9,000円の主なものは、下
水道使用料調定等受託事務手数料、道路改良等工事負担金、消火
栓維持管理負担金、水道利用加入金などであります。なお、水道
利用加入金については、戸建て住宅建設の増加を若干見込み、前
年度当初に比べ404万5,000円増加しています。
項 2 営 業 外 収 益 は 、 前 年 度 よ り 3 24 万 6, 00 0円 増 の 1 ,7 81 万
6,000円を見込んでいます。これは、事業資金の運用による定期
預金及び一般会計への貸し付けに伴う受取利息があることから、
前年度に比べて768万円増の1,360万円が主なものです。
収益的支出の項1営業費用は、前年度当初より4,089万5,000円
減額の26億9,557万円としています。目1原水及び浄水費は、施
設管理業務の委託料や県水受水費の減額により、前年度当初に比
べ2,875万6,000円減額の11億351万5,000円となっています。主な
ものは、平成21年度から3年間の長期継続契約による鍵山浄水場
等管理業務委託料6,300万円、県水受水費は年間総給水量の82パ
ー セ ン ト に 当 た る 1,4 30万 2,6 45立 方 メ ー ト ル と 見 込 ん だ 9 億
2,779万9,000円などであります。
目2配水費の3億9,167万7,000円の主なものは、漏水修理や東
金子、金子、宮寺・二本木、西武地区の約2万6,700戸を対象と
する漏水調査などの委託料8,620万5,000円、藤沢配水場のポンプ
関連設備及び直流電源装置は設置後10年経過をすることから、オ
- 298 -
ーバーホールのための修繕費2,205万円などであります。
目3給水費の1億1,209万1,000円の主なものは、平成22年度か
ら量水器の取りかえ基準を7年6カ月とした検定満期による量水
器 7,390個 の 取り か え委 託 料2,397万 8,000円 及 び量 水 器修 繕 費
2,854万5,000円などであります。
目5業務費の1億2,574万円の主なものは、水道料金に係る量
水器検針等業務委託料5,176万5,000円で、債務負担行為により平
成21年度からフジ地中情報株式会社と3年間の複数年度契約をし
ているものであります。
目6総係費の9,168万4,000円は、水道水の安全性やおいしさを
PRするため、市の行事で配布や一部販売するためのペットボト
ル水約2万本の製造業務委託に関する費用168万円が含まれてい
ます。
目8資産減耗費の9,968万1,000円は、老朽化した小谷田配水場
を解体するための工事請負費3,780万円を見込んでいます。小谷
田配水場は、昭和56年の竣工から29年経過し、さび等による劣化
や、小谷田配水場の配水区域が入間台加圧場及び東金子配水場か
らの配水が可能なことから、平成22年度に解体工事を実施するも
のです。
項2営業外費用の1億6,203万1,000円のうち、目1支払利息1
億1,888万7,000円については、財務省及び地方公営企業等金融機
構からの借り入れ32件の借り入れ利息であります。
次に、352ページをお開きください。資本的収入については、
- 299 -
平成22年度も企業債を発行しませんが、一般会計からの区画整理
事業に伴う負担金が増額となることから、前年度当初に比べ
3,942万9,000円多い1億2,418万6,000円となっています。
項1負担金の6,816万7,000円は、配水管布設工事負担金6,159万
6,000円と消火栓設置負担金657万1,000円であります。なお、平
成21年度まで区画整理事業に伴う配水管布設がえ工事の負担分は
出資金として受け入れていましたが、平成22年度から負担金に含
め計上をしています。
項2加入金の5,601万9,000円は水道利用加入金でありますが、
戸 建 て 住 宅 建 設 の 増 加 を 若 干 見 込 み 、 前 年 度 当 初 に 比 べ 269万
6,000円増加しています。
資本的支出の項1建設改良費は、前年度当初より6,248万
9,000円少ない5億8,547万1,000円となりました。
目2配水管改良費は、水道部の単独及び道路関連工事は減少し
ているものの、下水道関連、区画整理関連、都市計画関連工事が
増加していることから、前年度当初に比べ1億2,042万1,000円増
額の4億7,361万円となっています。主な工事としては、2カ年
継続事業の武蔵台団地内及び県道川越・入間線配水管布設がえ工
事、国道299号歩道整備に伴う配水管布設がえ工事、ぶしニュー
タウン地内仕切り弁取りかえ工事などであります。ぶしニュータ
ウン地内仕切り弁取りかえ工事は、赤水や濁水を解消するため、
平成22年度から4年計画で仕切り弁や消火栓など178カ所を防腐
性の高い材質のものに取りかえるもので、平成22年度は62カ所を
- 300 -
3工区に分け実施するものであります。
目3配水場改良費の1,260万円は、扇町屋配水場の耐震化工事
のための耐震化工事設計業務委託料であり、平成21年度の耐震診
断の結果を踏まえ実施設計を行い、平成23、24年度で耐震化工事
を実施するものです。
目5固定資産購入費の2,457万円は、企業会計システムの購入
費2,310万円を見込んでいます。
項2企業債償還金の2億3,104万5,000円は、昭和60年度から平
成18年度までに借り入れた企業債の償還元金であり、平成22年度
末における残高は約39億6,600万円となります。
次に、353ページの水道事業会計資金計画は、現金に関係ある
受け入れ資金と支払資金の状況を示したもので、平成22年度末の
現金あり高は当年度予定額の差し引き欄の17億7,887万4,000円を
見込んでいます。
次に、354ページからの給与費明細書は、特別職の水道審議会
委員15人の報酬、一般職職員の38人分及び再任用短時間勤務職員
2人分の給料とパート職員の賃金等の明細であります。
次に、360ページ、361ページをお開きください。継続費に関す
る調書は、平成22年度から2カ年の継続事業である武蔵台団地内
及び県道川越・入間線配水管布設がえ工事で、平成22年度の年割
額は両工事とも工事費の総額の40パーセントで、武蔵台団地内配
水管布設がえ工事が3,360万円、県道川越・入間線配水管布設が
え工事が2,100万円となっています。また、債務負担行為に関す
- 301 -
る調書は、平成20年度から平成23年度までの量水器検針等業務委
託の内容となっています。
続きまして、362ページをお開きください。平成21年度におけ
る予定損益計算書は、企業の経営成績を明らかにする計算書で、
収益と費用、これらの差し引きによる純利益の予定額を記載して
おり、平成21年度の純利益については、下から3行目にあります
ように1億1,608万2,000円を見込んでいます。
次に、363から364ページの平成21年度末における予定貸借対照
表は企業の財産を示す計算書で、平成21年度末の利益剰余金につ
いては、364ページの下から4行目にありますように10億9,371万
4,000円を見込んでいます。
次に、365ページから366ページの平成22年度末における予定貸
借対照表で、利益剰余金については366ページの下から4行目に
ありますように9億7,402万6,000円を見込んでいます。
なお、別冊の予算参考資料の67ページをお開き願いたいと思い
ます。この67ページには業務指標等の比較として事業費構成、年
間総給水量等及び損益勘定留保資金の内容を記載しています。資
本 的収 支の補 てん 財源 の一つ である損 益勘定留保 資金は、平 成
21年度からの繰越額を3億3,872万9,000円、平成22年度中の発生
額を8億3,270万円、及び処分額を4億4,072万5,000円と見込む
ことから、平成22年度の残額については7億3,070万4,000円と見
込んでおります。
以上をもちまして平成22年度水道事業会計の予算案についての
- 302 -
説明とさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお
願い申し上げます。
委員長
これより質疑に入ります。
質疑を願います。
石田委員
1つ資本的支出の関係で県道川越・入間線の配水管の布設工
事、全体で5,250万円で、平成22年、平成23年でという話なので
すけれども、どんな内容ですか、石綿管はまだ残りますか。
水道工務課長
県道川越・入間線については、下藤沢地内の県道に布設し
てあります塩ビ管や石綿セメント管が老朽化しておりますので、
約412メートルをダクタイル鋳鉄管に布設替えするものです。ち
なみに、上藤沢地内は233メートルまだ残っております。
石田委員
今回の工事は、下藤沢のそれは何メーターなのですか。
水道工務課長
今回は、石綿管のほうは347.42メートル撤去いたします。
あと残りが512.29メートルになります。
委員長
ほかにありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。ありませんか。
〔(なし)と言う人あり〕
委員長
なければ討論を終結いたします。
これより議案第42号
平成22年度入間市水道事業会計予算を採
決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
- 303 -
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、本案は原案のとおり可決いたしまし
た。
暫時休憩いたします。
委員長
△
午後
4時33分
休憩
午後
4時34分
再開
会議を再開いたします。
協議事項〔閉会中の継続調査について〕
委員長
次に、閉会中の継続調査について協議いたします。
行政視察につきましては、お手元に配付した資料のとおり、閉
会中の継続調査として行うことにご異議ありませんか。
〔(異議なし)と言う人あり〕
委員長
ご異議なしと認めまして、閉会中の継続調査については決定い
たしました。
△
閉会の宣告(午後
委員長
4時35分)
これで当委員会に付託された事件はすべて議了いたしましたの
で、会議を閉じます。
これをもって都市経済常任委員会を閉会といたします。
本日はご苦労さまでした。
- 304 -
△
署名
以上審査の次第は、正確なることを証するため、ここに署名する。
都市経済常任委員会委員長
金
澤
- 305 -
秀
信