愛媛県産カーボンクレジットブランディング業務仕様書本書は、「愛媛県産カーボンクレジットブランディング業務公募要領」と一体のものであり、本業務を委託業者が行うに当たり、(財)えひめ産業振興財団（以下、「財団」という。）が委託業者に要求する業務内容及びその基準を示すものである。第１業務の基本方針等１業務の目的ＣＯ２の排出削減量又は吸収量を取引可能なクレジットとして流通させる「オフセット・クレジット(Ｊ－ＶＥＲ)制度」（以下、「Ｊ－ＶＥＲ制度」という。）を活用し、環境貢献ＰＲによる企業や製品の魅力向上はもとより、他地域との商品の差別化による取引価格の維持・向上と新たな販路開拓につなげるため、ロゴマークの策定など、次の業務を行うものとする。２業務期間契約締結の日から平成23年10月31日(月)までとする。ただし、Ｗｅｂに関しては、業務期間終了後１年間、設計に起因する不具合等が生じた場合は、無償で対応すること。３業務の内容 (1) ロゴマークデザインの基本コンセプトの確立今回のロゴマーク策定の主目的は、Ｊ－ＶＥＲ制度を活用し、環境貢献ＰＲによる企業や製品の魅力向上はもとより、他地域との商品の差別化による取引価格の維持・向上と新たな販路開拓につなげるためである。これを踏まえ、ロゴマークのデザイン策定にあたり、前提となるデザインコンセプトについて財団とともに検討し基本コンセプトを確立すること。なお、検討に当たっては、財団が指定する検討委員との間で策定委員会を設置し、定期的な検討会で進めていくものとする。なお、受託者は、財団が指定する検討委員との間でロゴマークデザイン策定委員会を設置し、定期的に検討・協議していくものとする。 (2) ロゴマークの策定ロゴマーク策定のため、デザイン案を 3 案程度提案すること。提案後、ロゴマークデザイン策定委員会において、ロゴマークを策定するものとする。なお、ロゴマークの主な使用目的と使用ツールについて、以下のとおり、想定しているので、これらの使用に適したものを提案すること。使用目的：プロモーション活動やカーボン・オフセット商品、イベント等使用ツール：ポスター、パンフレット、ノベルティ、メディア広告等 (3) ロゴマーク利用ガイドラインの作成ロゴマークの利用によるメリットや有効な利用方法や注意点などを分かりやすさに重点を置いて作成すること。 (4) ロゴマークの愛称の提案ロゴマークの愛称の提案については、(2) の作業と連動して行うこと。 (5) Ｗｅｂを活用したＰＲ策の企画デザイン及びホームページの制作 ① 環境ビジネスに関する情報発信を一元化するためにも、財団が運営する「えひめ先進環境ビジネス研究会ＨＰ」と連携する形で構築すること。 ② ＰＲ策に関しては、個々の企業等の取組みをＰＲできる方策を企画するのではなく、企業等が愛媛県産のＪ－ＶＥＲ制度を活用していることをＰＲできる方策を企画すること。具体的には、企業等が活用している愛媛県内でＪ－ＶＥＲ制度の認証を受けている事業を分かりやすく紹介すること。 ③ 短時間で分かりやすくＰＲできるよう設計するとともに、携帯電話からもアクセス可能とすること。 ④ ＰＲに必要な素材のうち、現地取材が必要な画像や映像に関しては、財団を通じてＪ－ＶＥＲ制度の認証を受けている事業から提供を受けることを想定している。４成果品 (1)ロゴマークのデザイン及び愛称前記３(1) ・(2) ・(4) に関する一連の資料を取りまとめ（報告書）、提出すること。また、ロゴマークの最終図案は、印刷に適したイラストレータのデータ形式で保存したＣＤ－ＲＯＭで提出すること。 (2) ロゴマーク利用ガイドラインの作成採用されたロゴマークを基に、想定される用途に対する利用指針（色指定、文字の形状・サイズ、配置他）を定め、図案集として作成すること。なお、分量については、図等を含め、Ａ４版で30枚以内に収めること。 (3) Ｗｅｂを活用したＰＲ策の企画デザイン及びホームページの制作Ｗｅｂを活用したＰＲ策の企画デザインを盛り込んだホームページを作成すること。なお、作成に当たっては、次の点に留意すること。 ① ページ閲覧者の操作性を考慮してコンテンツの作成を行うこと。（データ容量、デザイン等） ② アクセシビリティ及びユーザビリティに配慮すること。 ③ サーバーは、財団で用意するものとする。 (4) 提出部数 ① 報告書５部及び原稿を記録したＣＤ－ＲＯＭ１枚 ② 図案集５部及び原版を記録したＣＤ－ＲＯＭ１枚 ③ ロゴマークの原図及び原図を記録したＣＤ－ＲＯＭ１式５留意事項 (1) デザインは未使用・未発表のもので、デザインが他者の所有権及び著作権を侵すものでないこと。 (2) 本業務に関する所有権及び著作権は、愛媛県に帰属するものとする。