JRA馬事公苑入厩条件

別紙
馬事公苑入厩条件
馬事公苑診療所
平成21年9月14日改定
当苑内での馬の伝染病の発生を予防し、馬の健康を守るため、馬事公苑へ入厩する際は
以下の条件を満たしてください。この条件は、家畜伝染病予防法ならびに日本中央競馬会
伝染病防あつ規程の指示に基づき設定しております。
【1】当苑入厩の衛生条件
①繋養場所の全頭に対し、軽種馬防疫協議会が推奨するワクチンプログラムに則ったワク
チン接種が行われていること。
②入厩前の滞在場所に馬インフルエンザ感染馬がいる場合は、当該施設からの入厩は許可
しない。
③馬事公苑入厩の1週間前から極力馬の移動を控え、入厩直前に発熱、咳や鼻水などの臨
床症状がないことを確認すること。
【2】来苑予定馬の入厩条件
①馬伝染性貧血検査
入厩日の前年1月1日以降に実施していること
②馬インフルエンザ予防接種
新入厩馬(馬事公苑に初めて入厩する馬)
1)基礎免疫として2週間から2ヶ月以内の間隔で2回接種が実施されていること。
・内国産馬は、1歳時の春期に実施するのが望ましい
・外国産馬は輸入後速やかに実施するのが望ましい
2)基礎免疫完了後4週間以上7ヶ月以内に補強接種(初回補強接種)が実施されている
こと。その後すべての補強接種は1年を超えない間隔で実施されていること。
・7ヶ月以内の間隔で春期と秋期に実施するのが望ましい
3)入厩前2週間から7ヶ月の期間に補強接種が実施されていること。
ただし、初回補強接種が適切に実施されていない馬、又は補強接種間隔が1年を越え
た馬については再度基礎免疫を実施し2週間以上経過していること。
再入厩馬(新入厩馬以外の馬)
1)前回の入厩以降、すべての補強接種は1年を超えない間隔で実施されていること
・7ヶ月以内の間隔で春期と秋期に実施するのが望ましい
2)入厩前2週間から7ヶ月の期間に補強接種が実施されていること。
ただし、補強接種間隔が1年を越えた馬については、再度基礎免疫を実施し2週間以
上経過していること。
【3】日本脳炎予防接種
7月~10月に入厩する場合は、以下の接種要領に基づき実施していること。
1)毎年2週間から2ヶ月の間隔で2回接種すること。ただし、流行期に十分な抗体価を
維持するため、接種時期は5月~6月とする。
2)所定の予防接種が5月~6月に完了していない場合は、10月末までに必ず接種する
こと。
以上