ナナフシ

国立市立国立第七小学校
平成27年7月6日 NO.40(240)
ナナフシ
おお
花ちゃん
「うわあー!大きなナナフシ!」
オー君
「お!花ちゃんもナナフシは知っているんだね。」
花ちゃん
「もちろんですよ。だって、他の 形 をした 昆 虫 っていないでしょ。」
オー君
「そのとおりだね。では、ナナフシは何の仲間かな。」
花ちゃん
「そうだな。カマキリとはちがうし、バッタでもないし・・・。」
オー君
「ナナフシはね、ナナフシの仲間なのさ。つまり、カマキリやゴキブリと同じ
し
ほか
かたち
こんちゅう
なん
なかま
なかま
おな
つく
もく
ように、それだけで1つのグループを作っているのさ(これも目という)。」
きょう
べんきょうかい
み
モンタ博士「ほほー!今日は、ナナフシのお勉 強 会 かい。だれが見つけたのかな。」
オー君
ちか
み
「このナナフシは、3-1の F くんがおうちの近くで見つけたそうです。」
くにたちななしょう
こ ど も たち
こんちゅう
しょくぶつ
み
も
モンタ博士「国立七 小 のたくさんの子供達が、いろいろな 昆 虫 や 植 物 を見せに持ってき
み
うれ
ぜんぶ
しょうかい
ほんとう
て見せてくれるのは嬉しいけど、全部を 紹 介 できなくて、本当にごめんね。
くにたち
の
まあ、ゆっくりとボチボチとこの『国立てくてく』に載せていくね。」
花ちゃん
「ところで、ナナフシって、どうしてナナフシというのですか。」
かんじ
たけたけふし
か
よ
たけ
こえだ
ふし
モンタ博士「漢字では『竹七節』と書きナナフシと読むんだ。竹の小枝みたいで節がたく
なな
ふ
し
ぎ
い
さんあるからさ。また、七つの不思議があるからとかとも言われるね。」
オー君
なな
ふ
し
ぎ
「七つの不思議?おもしろそうですね。」
モンタ博士「ますね、ナナフシにはオスがあまりいないということさ。」
花ちゃん
こうび
「オスがいなくて、メスばっかりだと、交尾できませんね。」
ふ
し
ぎ
こうび
しそん
のこ
モンタ博士「そこが不思議でね、ナナフシは交尾しなくて、メスだけで子孫を残すことが
い
もの
ことば
た ん い せいしょく
い
できる生き物で、むずかしい言葉で、『単為 生 殖 』で生きているんだ。」
オー君
ふ
し
ぎ
「ふーん。そうなんだ。そりゃ不思議ですね。」
めいじん
き
えだ
に
てき
とり
モンタ博士「それから、ナナフシのかくれんぼの名人で、木の枝に似ていて、敵である鳥
み
ぎたい
などから見つからないようにしているんだ。これを『擬態』というね。」
花ちゃん
めいじん
てき
み
「かくれんぼ名人なんですね。敵から見つからないといいですね。」
てき
あし
と
おな
ところ
モンタ博士「それからね、敵からおそわれ足などが取れてしまうとね、また、同じ 所 から
つぎ
あし
で
さいせい
次の足が出てくるんだよ。これを『再生』というんだよ。」
た ん い せいしょく
ぎたい
さいせい
ことば
おお
花ちゃん
「単為 生 殖 とか、擬態とか、再生とか、むずかしい言葉が多いですね。」
オー君
「それに、単為 生 殖 、擬態、再生、どれもむずかしい漢字ばかりだね。」
た ん い せいしょく
ぎたい
さいせい
かんじ
きかい
ことば
おぼ
モンタ博士「まあまあそういわないでよ。この機会にいろいろな言葉を覚えてしまえばい
いんじゃないかな。」
花ちゃん
「そういえば、そうですね。いいチャンスからもしれませんね。」
なに
きょうみ
かんしん
モンタ博士「そうなんだ。何か一つのことに興味や関心をもつだろう。それは、それだけ
がくしゅう
ほか
がくしゅう
はってん
つぎ
の 学 習 にとどまらず、他の 学 習 へと発展するんだよ。そうやって、次から
まな
たいせつ
さまざま
まな
次へといろいろなことを学ぶことが大切なことなんだよ。様々なことを学び、
ちしき
ひろ
たの
知識を広げていくことは、楽しくすばらしいことなんだね。」
オー君
き
り
か
す
り
「なーるほど。わかるような気がします。ぼくは理科が好きだけど、もっと理
か
す
かんじ
し
科を好きになるためには、漢字だって知しらなきゃいけないってことですね。」
り
か
べんきょう
こくご
べんきょう
さんすう
べんきょう
ひつよう
花ちゃん 「そうか!理科の 勉 強 には、国語も 勉 強 も算数の 勉 強 も必要なんですね。お
べんきょう
勉 強 って、みんなみんなつながっているんですね。」
じぶん
す
す
べんきょう
モンタ博士「自分の好きなことをもっと好きになるために、もっともっと 勉 強 しようね。」