生徒指導部だより

生徒指導部だより
生徒指導部
今年度の重点目標は、「遅刻の減少」と「正しい身だしなみ」です。毎年服装の乱れについて「かけはし」に
書いてきましたが、状況が少し変わってきました。普通に着こなしのできる生徒が増えてきています。しかし、
一部のだらしない服装の生徒が、学校全体や自分の評価を落としていることに、なかなか気が付いてくれま
せん。学校の服装指導としてだけでなく、我々大人が社会人として、生徒のより良い進路実現に向けての必
要条件と考え、身だしなみを指導する必要性を強く感じています。
また、今年度は、近づいてきた来年の創立100周年をめざして、1・2年生が新しい制服になっています。
その関係で、1・2年生と3年生の制服の規則が違うという状況になっています。その意味で服装指導が難し
いのですが、生徒一人一人が自覚を持って、行動してくれることを期待しています。ご家庭では、できました
ら、登校前、服装チェックとご指導をよろしくお願いします。
Ⅰ 本年度の目標
「基本的な生活習慣の確立」を目指して、次の4つを重点目標にしています。
①
②
③
④
遅刻(授業遅刻を含む)の減少
正しい身だしなみ
ルールを守る生徒の育成
自転車の安全運転
Ⅱ 取り組み状況
① 遅刻の減少について
時間を守るということは、社会生活の基本であると考えています。遅刻は自分だけのことでなく周りの
生徒にも迷惑を掛けていることを認識してもらいたいと思っています。朝のSHR8時40分までにHR教
室に入り自席に着席すること、各授業は始業チャイム前の教室移動など、時間に厳しい態度で指導し
ています。
遅れた場合、職員室で遅刻・入室用紙に遅刻の理由を記入させ手続きをさせており、連絡のない遅
刻が月3回になると家庭連絡、月5回になると学年主任注意(保護者同席)、年15回で生徒指導主事注
意(保護者同席)、教頭注意(保護者同席)、改善がない場合は特別指導を行います。
遅刻連絡並びに欠席連絡は、8時から8時20分までに必ず保護者の方から、学校に連絡をお願いし
ます。保護者の方々のご協力が是非必要なので、よろしくお願いします。
② 正しい身だしなみ、制服の着装について
頭髪については、加工しないことが第一です。黒染めは定期的に継続する必要があり、個人で行わ
ず、技術を持った美容室などで行ってください。個人で行うと髪の状態を悪くするだけでなく色が入らず
やり直しをしてもらう事があります。まずは、加工しないことが大切で、加工を行った場合は継続指導を
行っております。
制服の着装については、スカートを短くしたり、ズボンをずり下げたり、シャツを出すなど、だらしない
格好が見受けられます。特に、スカートについては防犯上の観点からも強く指導していますが、なかな
か改善されないのが現状です。また、1・2年生の女子生徒は防犯のため、通年でベストを着用になって
います。
女子生徒の化粧は職員室に身だしなみセットを準備し、その都度、化粧を落とさせています。装飾品
については、卒業までの預かり指導を行っています。
③ ルールを守る生徒の育成について
携帯電話の持ち込み等でルールを守るという意識を持たせていますが、1年生を中心に、新年度当初
携帯電話校内持ち込みのルールに対して意識の低い生徒が見られます。
携帯電話の校内持ち込みに関するルールは次のとおりです。
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・
朝のSHR開始から帰りのSHR終了までは電源を切って使用しないこと。
貴重品として大切に保管すること。(個人ロッカー及び鞄等を使用する)
定期考査等の試験中は電源を切り、鞄に入れ、携帯しないこと。
許可願は年度ごとに更新すること。
いかなる場合にも、他人を誹膀中傷する道具にしないこと。
※違反した場合は下記の指導を行う。
1回目 : ホームルーム担任、学年主任、各学年団生徒指導係から厳重注意の後、返却する。
保護者へ連絡(次回の指導方法の旨を連絡)。
2回目 : 生徒指導係で7日間程度預かる。生徒指導主事からの厳重注意の後、返却する。
保護者へ連絡(次回の指導方法の旨を連絡)。
3回目 : 保護者召喚。教頭による厳重注意。当該年度のそれ以降の持ち込みを禁止する場合が
ある。
4回目以降 : 懲戒を含めた特別指導を行い、次年度の持ち込みを許可しないこともある。
持ち込みの規定が守れない場合は、回数に関わらず、以後、持ち込みを禁止する。
携帯電話のルールを守ることで、自分をコントロールすることを覚えてほしいと思います。
その他、各種届け出の徹底をお願いします。ルールを守り、授業を大切にしていくのが学校生活の基
本です。これからも引き続き、生徒を厳しく指導していきます。
④ 交通安全について。
高校生577名のうち、521名、約90%が自転車通学をしています。
昨年度のアンケートでは、年間40件の自転車事故が起きています。
今年度は、自転車事故の減少に努めたいと思います。
道路交通法では自転車も「車両」です。
※してはいけない行為 「例」 (悪質な交通違反は罰せられる)
(イヤホン・並進・二人乗り・傘さし運転・無灯火・右側通行・信号無視・携帯電話の使用)
自動車運転免許取得は、3年生の卒業式後からです。
無届け免許取得や、無免許運転、無届け自動車学校入校は懲戒を含む指導となります。
Ⅲ 防犯意識の確立
変質者により児童・女子生徒が被害にあった事件がテレビ・新聞等で報道されていますが、本校の周
辺地域も例外ではありません。また、インターネットや携帯電話の出会い系サイトなど、本校生もいつ被害
にあうかわからないのが現状です。警察や少年育成センターとの連携を密にとって、生徒の被害防止に
努めていますが、何かトラブル等がありましたら、学校もしくは直接、警察へすぐにご連絡ください。また、
個人でブログやプロフを運営している生徒も多くいますが、その中に自分や友人の個人情報を載せたりし
ないよう、ご家庭での管理と指導を強くお願いします。
Ⅳ 校外生活
① 立ち入り禁止場所
修学上好ましくない場所、例えば飲酒店・麻雀・クラブ・パチンコ店等、及び香川県少年保護育成条例
に規定されている場所への立ち入りは禁止しています。
② 夜間外出
不必要な夜間外出は禁止しています。
午後11時以降については保護者同伴でなければなりません(条例違反で補導されます)。
無断外泊は禁止です。
③ アルバイト
アルバイトは原則として禁止します。特別な事情のある場合のみ許可することがあります。
保護者の方から、担任を通じて、生徒指導部まで申し出をして下さい。
Ⅴ 定期考査試験の心得
考査は生徒にとって自らの力を知り、自己反省の資料となるものですから、自己の平素の実力を十分
に発揮できるように努力させて下さい。
考査中の注意
① 不正行為は絶対にしないこと。また、不正行為と疑われる行為もしないこと。
② 物品の貸し借りはしないこと。
③ 机は整頓し、所定の席に着くこと。
④ 机の上には筆記用具のみとする。
⑤ 荷物は所定の場所に整頓し、机の中には物品を入れないこと。
⑥ 校舎内では静粛にすること。
⑦ 考査終了後には清掃をし、早く帰宅して学習に専念すること。
⑧ 考査用紙返却後の改ざんは不正行為とする。
特に、携帯電話の扱いについては、特別に注意をしています。電源を切って、鞄に入れること。試験
中、服のポケットに携帯電話が入っていた場合は、不正行為に準じた行為として処分します。また、鞄の
中に入れてあった携帯電話の待ち受け音やアラームが鳴った場合、他の人のテストを受けるのを妨害し
たとして、処分の対象になる場合があることを生徒には警告しています。
Ⅵ 香川県立飯山高等学校生徒指導部より
香川県の高等学校は警察と連携を図っています。したがって生徒が警察に補導されると、後日該当生徒
の所属している高校に連絡が来ます。ですから、もし警察に補導されたら、自発的に学校へ連絡してくださ
い。社会に出て、必要なことに「報告、連絡、相談」があります。高校生の間に大切な3つのことを学び、実
践してほしいと思います。
本来、服装や髪型は個人の自由に属する事柄ではありますが、青年期においては服装や髪型が人格形
成や生活態度に大きく関わる場合があります。学校における服装指導に対しては、地域や保護者からの期
待も大であることを考慮して、本校では粘り強い継続的な指導を行う必要があるという認識に基づいて、指
導を行っております。
私たち教員は、学級担任を中心としたアドバイスが効果的に機能し、生徒自らの行動の変容につながる
ことを強く望んでいます。しかし、服装、頭髪、化粧等で規則違反を繰り返す生徒に対しては、再登校指導
等の厳しい指導を行います。生徒達によりよい家庭生活・学校生活を送らせるためには、保護者の皆様に
本校の校則をしっかりと理解していただき、学校と一体となって協力していただくことが不可欠であることは
言うまでもありません。
今後とも保護者の皆様のご協力をよろしくお願いします。