プログラム - アンサンブル・ブリッランテ

アンサンブル・ブリッランテ
&
ストロベリーズ
合同演奏会
~金管楽器と弦楽器の競演~
日時:2016年9月22日(木・祝)
13:15開演 (13:00開場)
会場:衎芸館 (かんげいかん)
プログラム
アンサンブル・ブリッランテ
1.
2.
3.
4.
クラーク トランペット・ヴォランタリー
G.ガブリエリ 四声のソナールのためのカンツォーナ第一番
A.ガブリエリ 四声のリチェルカーレ
パーセル 組曲
Ⅰ.ガボット Ⅱ.メヌエット Ⅲ.シーベル Ⅳ.メヌエット
Ⅴ.ファンファーレ
5.
細井知之 Sweet Berry Suite
Ⅰ.C'est la fête! 〜パーティのはじまり〜
Ⅱ.somnolence ~まどろみのグースベリー~
Ⅲ.L'heure du goute 〜おやつのじかん〜
ストロベリーズ
- 休憩 -
6.
ラター 弦楽のための組曲
Ⅰ.さすらい Ⅱ.私の青い縁取りのボンネット
Ⅲ.おお、ウェイリー、ウェイリー Ⅳ.アイロンをかけまくる
7.
8.
9.
フチーク 剣闘士の入場
グラズノフ 宗教的旋法で
ハワース 四つのスイス民謡
Ⅰ.べイズル・マーチ Ⅱ.カッコウ
Ⅳ.チューリッヒ・マーチ
エルガー 威風堂々 第一番
アンサンブル・ブリッランテ
10.
Ⅲ.古い山小屋
合同演奏
11.
バッハ
カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」
ごあいさつ
本日はお忙しい中、お越し頂きまして誠にありがとうございます。
私達は年令も出身も全く異なりますが、ただ一つ、音楽を奏でる事が好き
という事で知り合った仲間です。今回は弦楽アンサンブル ストロベリーズの
皆さんとの出会いがあり、合同で演奏会を開催するという大変貴重な機会に
恵まれました。
金管アンサンブルと弦楽アンサンブル、それぞれの個性をお見せした後に
合同でアンサンブル演奏を致します。この興味深い挑戦に参加者一同、これ
までにない熱意をもって臨んでおります。
私たちのアンサンブルをお楽しみ頂ければ幸いに存じます。
アンサンブル・ブリッランテ代表
沼田
康司
楽団紹介
アンサンブル・ブリッランテ
ブリッランテとは、音楽用語で輝かしくという意味で、音楽を輝かしく演奏
したいという願いと、金管楽器自体がスポットを浴びて輝かしく光るという意
味からこの名前にしました。
平成元年に世田谷にあった「ティック吹奏楽団」を母体に結成され、結成 20
年を超えたアマチュアブラスアンサンブルです。
当時のメンバーは代表だけになってしまったが、10 年以上在籍しているメ
ンバーもいれば 2 年目のメンバーもあり、年の差や在籍期間の差などを超越し
たフランクな雰囲気で、アマチュアだからこそ好きな音楽に没頭し、毎回の練
習を大事にしようという方針で活動しています。
ストロベリーズ
2012 年結成の女性弦楽アンサンブルです。メンバーのほとんどが大人から
楽器をはじめました。女性ならではの華やかさをモットーに楽しく演奏活動を
しています。
演奏者
1.
クラーク
トランペット・ヴォランタリー
トランペット
トロンボーン
2.
G.ガブリエリ
トランペット
トロンボーン
3.
パーセル
森下
四声のリチェルカーレ
1st 大河 2nd 沼田
高橋 バストロンボーン
森下
組曲
トランペット
トロンボーン
5.
渡辺
四声のソナールのためのカンツォーナ第一番
1st 沼田 2nd 大河
高橋 バストロンボーン
A.ガブリエリ
トランペット
トロンボーン
4.
1st 大河 2nd 沼田 ホルン
高橋 バストロンボーン 森下
細井知之
1st 大河 2nd 沼田
高橋 バストロンボーン
森下
Sweet Berry Suite
ヴァイオリン 1st 井上、飯島 2nd 井出、岡元
ヴィオラ 杉本、高濱 チェロ 尾崎、金澤 コントラバス
6.
ラター
弦楽のための組曲
ヴァイオリン 1st 井上、飯島 2nd 井出、岡元
ヴィオラ 杉本、高濱 チェロ 尾崎、金澤
コントラバス
7.
フチーク
グラズノフ
ハワース
1st 沼田 2nd 大河
高橋 バストロンボーン
森下
宗教的旋法で
トランペット
トロンボーン
9.
1st 大河 ホルン 渡辺
高橋 バストロンボーン 森下
四つのスイス民謡
トランペット
トロンボーン
1st 沼田 2nd 大河 ホルン
高橋 バストロンボーン 森下
10. エルガー 威風堂々 第一番
トランペット 1st 大河 2nd 沼田 ホルン
トロンボーン 高橋 バストロンボーン 森下
11. バッハ
菊地
剣闘士の入場
トランペット
トロンボーン
8.
菊地
川島
川島、渡辺
カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」
トランペット 1st 大河 2nd 沼田 ホルン 川島、渡辺
トロンボーン 高橋 バストロンボーン 森下
ヴァイオリン 1st 井上、飯島 2nd 井出、岡元
ヴィオラ 杉本、高濱 チェロ 尾崎、金澤
コントラバス
菊地
プログラム解説
1.
クラーク トランペット・ヴォランタリー
輝かしいトランペットの曲として有名なこの曲は、16 世紀末のイングラン
ドの作曲家ジェレマイア・クラークが鍵盤楽器のために作曲した「デンマーク
王子の行進曲」がもとになっています。トリルを多用した明るく壮麗な小品で、
乾杯の BGM などに使われることがあります。
2.
G.ガブリエリ 四声のソナールのためのカンツォーナ第一番
16 世紀後半~17 世紀の作曲家、オルガン奏者であったジョバンニ・ガブリ
エリは、非常に多くの器楽、声楽による宗教曲を作曲し、今日の金管アンサン
ブルでも欠かすことのできないレパートリーとなっています。この「四声のソ
ナールのためのカンツォーナ」は一番から四番まであり、第一番は当時流行し
ていた 5 つの旋律を組み合わせて構成されています。
3.
A.ガブリエリ 四声のリチェルカーレ
G.ガブリエリの叔父であるアンドレア・ガブリエリは 16 世紀中ごろのイタ
リア・ルネサンス音楽の作曲家・オルガニストであり、バロック時代の音楽に
おいて技法や様式を確立した一人と言われています。
「四声のリチェルカーレ」は彼の確立した模倣様式を効果的に用いた、華や
かな音色感の広がる名曲です。
4. パーセル 組曲
17 世紀末イングランドの作曲家ヘンリー・パーセルは最も優秀なイギリス
人の作曲家の 1 人として知られており、36 歳という短い生涯の中で 400 曲以
上の作品を残しました。後にパーセル・ソサエティという団体が彼の作品を編
纂し発行した曲集から、オルガンのための 5 曲を金管四重奏に編曲したものが
この組曲です。
5. 細井知之 Sweet Berry Suite
Sweet Berry Suite は趣味で作曲をされる細井知之さんがストロベリーズの
ために書き下ろした作品で全 6 曲から構成される弦楽組曲です。本日はその中
から第 1 曲、第 2 曲、第 5 曲の 3 曲を演奏します。
作品名、組曲の名前ひとつひとつはストロベリーズのメンバーで曲のイメー
ジから意見を出し合って決めました。第 1 曲はパーティのはじまりを予感させ
るワクワクする曲、第 2 曲はまどろみの中でうとうとする可愛らしい曲、第 5
曲はおやつの時間を楽しく美味しいイメージを浮かべながら演奏します。
(第 2 ヴァイオリン 井出)
6.
ラター 弦楽のための組曲
ジョン・ラターは 1945 年生まれのイギリスの作曲家です。宗教音楽や合唱
曲を多く作曲していますが、この『弦楽のための組曲』は、弦 5 部で演奏する
イギリス民謡を基にした組曲です。仕事をしながら聴いていたラジオから流れ
てきた「アイロンをかけまくる」を聴いて、「弾いてみたい!」と思ったのが
この曲との出会いでした。色々なことが楽しくなりそうな曲です!
(チェロ 尾崎)
7. フチーク 剣闘士の入場
ユリウス・フチークは 19 世紀末~20 世紀のチェコの作曲家で、軍楽隊の指
揮者を永く務めました。「剣闘士の入場」は半音階を多用した堂々とした行進
曲ですが、サーカスでピエロの入場曲として使用される事も多く、フチークの
もっとも有名な曲となっています。
8.
グラズノフ 宗教的旋法で
作品 38
アレクサンドル・グラズノフは 18 世紀末~19 世紀のロシアの作曲家で、ボ
ロディンの楽曲を補作したことでも知られています。「宗教的旋法で」はグレ
ゴリオ旋法という宗教的な音階を用いた美しくゆったりとした曲です。元はピ
アノ曲でしたが、後にグラズノフ自身によりトランペット・ホルン・2 本のト
ロンボーンからなる金管四重奏に編曲されました。
9.
ハワース 四つのスイス民謡
現代の金管アンサンブル団体の始祖とも言えるフィリップ・ジョーンズ・ブ
ラスアンサンブル(PJBE)のトランペット奏者であり作曲家のエルガー・ハワー
スは、スイス民謡をもとに 4 曲の組曲を作曲しました。
ベイズル地方の旋律からなる軽快な「べイズル・マーチ」、カッコウの声が
こだまする「カッコウ」、アルペンホルンが響き渡る情景を描いた「古い山小
屋」、第一曲とは異なる雰囲気の「チューリッヒ・マーチ」からなる、肩の凝
らない視覚的にも楽しい組曲となっています。
10. エルガー 威風堂々
第一番
「威風堂々」は、イギリスの音楽家エドワード・エルガーが作曲した管弦楽
のための 5 曲の行進曲です。中でも第一番は非常に有名で、英国では中間部の
メロディは「希望と栄光の国」という歌として第二の国家と言われる程に親し
まれています。
11. バッハ カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」
ヨハン・セバスチャン・バッハは音楽的経歴の大部分を教会音楽家として過
ごしており、日曜の礼拝に使用するカンタータは毎週作曲・上演していたとい
われています。 カンタータ 147 番「心と口と行いと生活で」第六曲の合唱曲
「主よ、人の望みの喜びよ」は三連音のなだらかなフレーズに始まり、やがて
これを伴奏、間奏に用いながらコラールが静かに歌われる美しい曲です。今回
は弦、金管 2 つのグループがそれぞれの声部を対比させます。
メンバーと担当楽器
アンサンブル・ブリッランテ
トランペット
大河 智史
沼田
康司
ホルン
川島 玲子
渡辺 かおる
トロンボーン
高橋 康昭
森下 康彦
ストロベリーズ
第一ヴァイオリン
井上 真満
飯島 由貴子
第二ヴァイオリン
井出 仁美
岡元 由美子
ヴィオラ
杉本 康子
髙濱 美江
チェロ
尾崎 裕美
金澤 よしの
コントラバス
菊地 明子
スタッフ
金
蓮華